JP2002021825A - モール、モール保持具ならびにモール保持構造 - Google Patents

モール、モール保持具ならびにモール保持構造

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JP2002021825A
JP2002021825A JP2000201003A JP2000201003A JP2002021825A JP 2002021825 A JP2002021825 A JP 2002021825A JP 2000201003 A JP2000201003 A JP 2000201003A JP 2000201003 A JP2000201003 A JP 2000201003A JP 2002021825 A JP2002021825 A JP 2002021825A
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Japan
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molding
engaging
holding
longitudinal direction
engagement
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JP2000201003A
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English (en)
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Masahiro Kuwabara
正寛 桑原
Yoshi Kojima
善 小島
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Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モール取付けに要する工程を徒に煩雑化させ
ることなく、正確な位置決めを容易に実現しつつ当初意
図した正しい位置にモールを保持し得る保持手段を提供
すること。 【解決手段】 本発明のモール保持構造は、モール保持
部40によってモールが保持されて成るモール保持構造
であって、そのモールは長尺状の本体部と、その装着面
に長手方向に沿って断続的又は連続的に形成された係合
部20とを有しており、そのモール保持部40は所定の
モール装着部位に固定されており、そのモールの長手方
向の一部分において、前記係合部20の少なくとも一部
とそれに相対するモール保持部40とは長手方向に分布
する複数位置のうちの任意の位置で係合可能であり、そ
の位置選択的な係合によってモールの長手方向への移動
が規制される、モール保持構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、車両、船舶等の
内外装品として装着される長尺状部材(モール)に関
し、かかるモールの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 車両等には、構成部材間の隙間を塞い
だりあるいは装飾目的のため、金属光沢や黒や有彩色を
もつ細長く成形された長尺状部材(以下「モール」とい
う。)が種々装着されている。例えば、自動車ボディに
おけるルーフ部(ルーフパネル)の両端に形成された側
溝にはいわゆるルーフモールが装着されている。また、
フロントウインドウの縁部には当該フロントウインドウ
と車両ボディとの間の隙間を塞ぐためのウインドウモー
ルが装着されている。
【0003】図16に示すように、従来のモール100
は、長尺状の本体部102と、その装着面104(被装
着物に保持される側(裏側)の面をいう。以下同じ。)
側に長手方向に沿って断続的又は連続的に設けられた係
合部110とから構成されている。かかる係合部110
を所定のモール装着部位(例えばウインドウパネルの側
溝)に予め固定されているモール保持部120と嵌合さ
せることによって、所定のモール装着部位にモール10
0を装着・保持することができる。
【0004】具体的には、モール保持部120の係合部
位(ここでは図示する開口部121)に係合部110の
先端部を嵌め込み、当該部分とモール保持部120とを
相互に圧接させる。このとき、図示されるように、係合
部110およびモール保持部120の係合面112,1
22に相互に係合しあうモール長手方向に延びる凹凸形
状114,124を設けておくと、それらが噛み合うこ
とで、モール100の装着面に対する上下方向への移動
(典型的には装着部位から持ち上がる方向への移動)が
規制される。一方、嵌め込まれた上記係合部110の先
端部分がモール保持部120の開口部121の内壁12
1aに当り、モール100の長手方向への移動も規制さ
れる。かかるモールの保持構造によると、モール100
の不用意な長手方向へのスライド移動および上下方向へ
の移動(持ち上がり等)を防止しつつ、被装着物のモー
ル装着部位にモール100を安定して保持することがで
きる。このような従来のモール保持構造の一典型例は、
実公平5−16011号公報等に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記従
来のモール保持構造によると、被装着物のモール装着部
位における当初意図していた位置に、常に正確に位置決
めをしてモールを装着・保持させることが困難であっ
た。すなわち、図16に示すようなモール保持構造によ
ると、モールに設けられている係合部とそれに相対する
モール保持部との位置関係によって当該モールの装着位
置が一義的に決定されてしまう。すなわち、上記従来の
保持構造では、モール保持部が所定のモール保持位置に
形成(設置)されると、それに相対する係合部もまたそ
の位置で保持される。このため、モール装着部位の当初
意図していた位置(設計上決定されている位置)から若
干でもずれた位置にモール保持部が形成されると、それ
に追従してモールの装着・保持される位置も当該モール
保持部のずれた分だけ当初意図していた正しい位置から
ずれてしまうという不具合があった。かかるモールの装
着位置のずれは、個々のモール装着物(製品)間におけ
る品質のばらつきを招くため好ましくない。他方、かか
る要因を排除して常にモール装着位置を統一しようとす
ると、モール保持部の形成(設置)に係る作業をより高
精度且つ慎重に行う必要があり、そのことによってモー
ル取付けに要する工程の煩雑化および高コスト化を招く
虞があるため好ましくない。
【0006】本発明は、モールの取付けに関する上記問
題点を解決すべく創出されたものであり、その目的とす
るところは、モール取付けに要する工程を徒に煩雑化さ
せることなく、正確な位置決めを容易に実現しつつ当初
意図した正しい位置にモールを保持し得る手段およびか
かる手段によって構成されたモール保持構造を有するモ
ール装着物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】 上記目
的を達成する一つの側面として本発明は以下のように特
定され得るモール保持構造を提供する。すなわち、本発
明によって提供されるモール保持構造は、モール保持部
によってモールが保持されて成るモール保持構造であっ
て、そのモールは長尺状の本体部と、その装着面に長手
方向に沿って断続的又は連続的に形成された係合部とを
有している。そのモール保持部は所定のモール装着部位
に設けられている。そして、そのモールの長手方向の一
部分において、上記係合部の少なくとも一部とそれに相
対するモール保持部とは長手方向に分布する複数位置の
うちの任意の位置で係合可能であり、その位置選択的な
係合によってモールの長手方向への移動が規制されるよ
うに構成されている(1)。
【0008】かかる(1)の構成の本発明のモール保持
構造では、上記長手方向の一部分(典型的には一方の末
端部分)において、モール保持部の形成位置に対して相
対的にモール保持位置を所定の範囲内で位置選択的に決
定することができる。すなわち、ある一のモール保持部
の形成位置に対して所定のモール保持(装着)許容エリ
アを長手方向に確保することができる。また、本発明の
モール保持構造では、上記位置選択的な係合(典型的に
は相互に圧接された状態の嵌合)によって、当該モール
の長手方向への移動を規制することができる。このた
め、典型的には当該一方の末端部分の先端等を利用し
て、モールの長手方向への不用意な移動を防止しつつ装
着部位に対して正確な位置決めを行うことができる。従
って、本発明のモール保持構造によると、モール保持部
の形成位置が本来の正しい位置であるか或いはモール長
手方向に多少ずれているかに拘わらず、当該モール保持
部と対応するモール係合部とが係合し得る所定の範囲内
において位置選択的にモールの装着・保持位置を決定し
得、結果、当該モールを当初意図した正しい位置に装着
することができる。
【0009】本発明のモール保持構造として好ましいも
のでは、上記(1)において、上記位置選択的な係合に
関わる係合部とモール保持部の双方は、モール長手方向
に沿って相互に対面する係合面を有しており、それら係
合面の一方にはモール長手方向に対して略直交する方向
に延びる細長い凹部がモール長手方向に二以上隣接して
成る凹凸形状が形成されており、他方の係合面にはその
二以上の凹部のうちの任意の凹部に係合し得るモール長
手方向に対して略直交する方向に延びる細長い凸部が少
なくとも一つ形成されている。而して、その凸部と凹部
の係合によって上記モールの長手方向への移動が規制さ
れる(2)。かかる(2)の構成のモール保持構造によ
ると、上記凹凸形状の凹部のいずれかに上記凸部を係合
させる(典型的にはめり込ませるように押しつける)こ
とによって、上記長手方向に分布する複数位置のうちの
任意の位置での係合を実現し、モールの長手方向への不
用意な移動を容易に防止することができる。このため、
当該モールを容易に位置決めしつつ当初意図した正しい
位置に装着・保持することができる。
【0010】また、本発明のモール保持構造として好ま
しい他のものでは、上記(1)または(2)において、
上記位置選択的な係合に関わる係合部とモール保持部の
双方は、上記位置選択的な係合時に相互に係合してモー
ルの装着面に対する上下方向への移動を規制する形状の
係合面を有している(3)。なお、本明細書においてモ
ールの装着面に対する「上下方向」とは、モール装着面
に対する近接・離反の方向をいう。即ち、本明細書にお
いて当該上下方向の上方向への移動とはモール装着面か
ら離反する方向への移動をいい、当該上下方向の下方向
への移動とはモール装着面に接近していく方向への移動
をいう。換言すれば、本明細書においてモールの装着面
に対する上下方向とは、車両の室内外方向をいう。典型
的には、後述する図5の矢印(L)方向がモールの装着
面に対する下(近接)方向であり、当該矢印方向とは反
対の方向がモールの装着面に対する上(離反)方向であ
る。かかる(3)の構成のモール保持構造では、上記長
手方向の一部分(典型的には一方の末端部分)におい
て、モールの装着面に対する上下方向および長手方向の
いずれの移動も規制することができる。このため、モー
ルの不用意な移動を防止しつつ装着部位に対するモール
の正確な位置決めを行うことができる。併せて、当該部
分におけるモールの上下方向への移動(典型的には装着
部位からの持ち上がり)をより確実に阻止することがで
きる。
【0011】また、上記(2)の構成の本発明のモール
保持構造として好ましい他のものは、車両のウインドウ
の縁部に構成されるモール保持構造であり、上記位置選
択的な係合に関わる係合部とモール保持部の双方は、モ
ール長手方向に沿って相互に対面する係合面であって上
記位置選択的な係合時に相互に係合して上記モールの装
着面に対する上下方向への移動を規制する形状の係合面
をさらに有しており、その上下方向への移動を規制する
形状の係合面は、上記モールの長手方向への移動を規制
する凹凸形状の形成された係合面よりも相対的に車両の
内側に配置されることを特徴とする(4)。かかる
(4)の構成の本発明の車両ウインドウモールの保持構
造では、上述の各作用効果を奏するとともに、ウインド
ウモール特有の外力によって上記長手方向の一部分(典
型的には一方の末端部分)がモール装着部位から離脱す
るのを未然に防止することができる。すなわち、典型的
には車両のピラー部とウインドウとの間隙に装着される
ウインドウモールには、乗員が乗降時の支えとして当該
ピラー部をウインドウモールごと手で掴む場合があり、
その際には当該ウインドウモールに対して車両の内方向
から外方向に当該モールを引き上げようとする外力(乗
員の体重等)が加わる。これに対し、本構成のウインド
ウモール保持構造によると、上記一部分(典型的には車
両のピラー部とウインドウとの間隙の上端部分に装着さ
れる部分)においてモールの装着面に対する上下方向へ
の移動を規制する係合面がモール長手方向への移動を規
制する係合面よりも車両の内側に配置されている結果、
その部分に加わる上記外力に強く抗してウインドウモー
ルの当該一部分の離脱や持ち上がりを防止することがで
きる。
【0012】また、本発明のモール保持構造として好ま
しい他のものは、上記(1)から(4)のいずれか一の
構成において、上記長手方向の一部分が一方の末端部分
であり、それとは反対側の末端部分および両末端部分を
除くモール中央部分に在る係合部は、相対する位置に在
るモール保持部と上記位置選択的な係合に追従して相互
に係合可能であり、その係合によって上記モールの装着
面に対する上下方向への移動が規制されるが当該モール
の長手方向への移動の規制には実質的に関与しないよう
に構成されている(5)。かかる(5)の構成のモール
保持構造では、上記一方の末端部分にある係合部とモー
ル保持部の位置選択的な係合によって当該部分における
モールの長手方向への移動を規制する一方で、モール長
手方向の他の部分では当該係合に追従してモールの装着
面に対する上下方向への移動を規制する。同時に、かか
る係合部分においては長手方向の移動に対する実質的な
規制がなされない。このことによって、本構成のモール
保持構造では、装着・保持されたモール自体(典型的に
は上記本体部)が温度の変動等によって収縮若しくは延
伸した場合であっても、そのモールの形態変化を上記他
方の末端部分および中央部分におけるモールの長手方向
への移動に転換させることができる。このため、本モー
ル保持構造によると、上記一方の末端部分におけるモー
ルの正しい装着位置からの変動(主として収縮に因る)
を阻止することと、その他の部分におけるモールの装着
部位からの持ち上がり(主として延伸に因る)を阻止す
ることをともに実現することができる。
【0013】また、上記目的を達成する他の一側面とし
て本発明は、上述の各構成の本発明のモール保持構造を
構築するために使用され得るモールを提供する。すなわ
ち、本発明によって提供されるモールは、モール装着部
位の所定のモール保持位置に沿って設けられているモー
ル保持部に保持されるモールであり、長尺状の本体部
と、その装着面に長手方向に沿って断続的又は連続的に
形成された係合部とを有している。そのモールの長手方
向の一部分(典型的には一方の末端部分)に形成される
上記係合部の少なくとも一部は、相対する位置に在るモ
ール保持部とモール長手方向に分布する複数位置のうち
の任意の位置で係合可能であってその位置選択的な係合
によってモールの長手方向への移動を規制する形状に形
成されている(6)。かかる(6)の構成のモールによ
ると、本発明に係るモール保持部(後述するモール保持
部材)とともに上記作用効果を奏する本発明のモール保
持構造を構築することができる。
【0014】また、本発明のモールの好ましいものは、
上記(6)において上記位置選択的な係合に関わる係合
部はモール長手方向に沿う係合面を有しており、その係
合面にはモール長手方向に対して略直交する方向に延び
る細長い凹部がモール長手方向に二以上隣接して成る凹
凸形状が形成されている(7)。かかる(7)の構成の
モールによると、上記凹凸形状の凹部のいずれかに上記
モール保持部の凸部を係合することによって、そのモー
ル保持部との間で上記長手方向に分布する複数位置のう
ちの任意の位置での係合を実現し得、同時に当該モール
の長手方向への不用意な移動が防止される。このため、
本構成のモールでは、所定のモール保持位置に対して容
易に位置決めを行いつつ当初意図した正しい位置に装着
することができる。
【0015】また、本発明のモールの好ましい他のもの
では、上記(6)または(7)において、上記位置選択
的な係合に関わる係合部は、上記位置選択的な係合時に
おいて、相対する位置に在るモール保持部と相互に係合
してモールの装着面に対する上下方向への移動を規制す
る形状の係合面を有している(8)。かかる(8)の構
成のモールによると、相対するモール保持部と上記モー
ル保持構造を構築した際、上記長手方向の一部分(典型
的には一方の末端部分)において装着面に対する上下方
向および長手方向のいずれの移動も規制することができ
る。このため、装着部位における不用意な移動が防止さ
れて装着部位に対するモールの正確な位置決めを行うこ
とができるとともに、装着・保持後の当該部分における
上下方向への移動(典型的には装着部位からの持ち上が
り)がより確実に阻止される。
【0016】また、上記(7)の構成のモールとして好
ましい他のものは、上記本発明に係る車両ウインドウモ
ール保持構造を構築するために使用され得るウインドウ
モールとして形成されたモールであって、上記位置選択
的な係合に関わる係合部は、モール長手方向に沿う係合
面であって上記位置選択的な係合時に相対する位置に在
るモール保持部と相互に係合してモールの装着面に対す
る上下方向への移動を規制する形状の係合面をさらに有
しており、その上下方向への移動を規制する形状の係合
面は、上記凹凸形状の形成された係合面よりも相対的に
車両の内側に配置される部位に形成されている(9)。
かかる(9)の構成のウインドウモールでは、上記
(4)のような構成のウインドウモール保持構造を構築
した際、上述の外力によって上記長手方向の一部分(典
型的には一方の末端部分)がモール装着部位から離脱し
たり持ち上がったりするのを未然に防止することができ
る。
【0017】また、本発明のモールとして好ましい他の
ものでは、上記(6)から(9)のいずれか一の構成に
おいて、上記長手方向の一部分が一方の末端部分であ
り、それとは反対側の末端部分および両末端部分を除く
モール中央部分に在る係合部は、相対する位置に在るモ
ール保持部と相互に係合してモールの装着面に対する上
下方向への移動を規制するが該モールの長手方向への移
動の規制には実質的に関与しない形状に形成されている
(10)。かかる(10)の構成のモールによると、上
記モール保持構造を構築した際、上記一方の末端部分に
ある係合部とモール保持部の位置選択的な係合によって
当該部分におけるモールの長手方向への移動を規制する
一方で、モール長手方向の他の部分では上記位置選択的
係合に追従してモールの装着面に対する上下方向への移
動を規制するとともに長手方向の移動に対する実質的な
規制はなされない。このため、本構成のモールによる
と、所定の装着部位に保持された後、温度の変動等によ
って収縮若しくは延伸した場合であっても、そのモール
の形態変化を上記他方の末端部分および中央部分におけ
る長手方向への移動に転換させることができる。
【0018】上記目的を達成する他の一側面として本発
明は、上述の各構成の本発明のモール保持構造を構築す
るために使用され得るモール保持部材を提供する。すな
わち、本発明によって提供されるモール保持部材は、所
定のモール保持位置にモールを保持して上記(1)から
(5)のいずれか一のモール保持構造を構築するのに使
用され得るモール保持部材であり、そのモール保持位置
に固定されて、上記モール保持部を構成する部材であ
る。そして、モール装着時に相対する位置に在る上記モ
ールの係合部とモール長手方向に分布する複数位置のう
ちの任意の位置で係合可能であり、その位置選択的な係
合によってモールの長手方向への移動を規制する形状の
係合面を有する。
【0019】かかる構成のモール保持部材によると、本
発明のモールとともに上記作用効果を奏する本発明のモ
ール保持構造を構築することができる。また、上記本発
明のモール保持部材であって特に上記(2)のモール保
持構造のモール保持部に相当するモール保持部材では、
上記凹凸形状の係合面を有することにより、対応するモ
ールの係合部との間で上記長手方向に分布する複数位置
のうちの任意の位置での係合を実現し、さらに当該モー
ルの長手方向への不用意な移動を容易に防止することが
できる。また、上記本発明のモール保持部材であって特
に上記(3)のモール保持構造のモール保持部に相当す
るモール保持部材では、対応する上記モール係合部と係
合してモールの装着面に対する上下方向および長手方向
のいずれの移動も規制することができる。
【0020】上記目的を達成する他の一側面として本発
明は、上述の各構成の本発明のモールを構築するために
使用され得る係合部材を提供する。すなわち、本発明に
よって提供される係合部材は、所定のモール保持位置に
固定されたモール保持部材にモールを保持させるための
上記(6)から(10)のいずれか一のモールの上記係
合部を構成する係合部材である。そして、所定のモール
保持位置の相対する位置に在る上記モール保持部とモー
ル長手方向に分布する複数位置のうちの任意の位置で係
合可能であり、その位置選択的な係合によってモールの
長手方向への移動を規制する形状の係合面を有する。
【0021】かかる構成の係合部材によると、本発明の
モール保持部材とともに上記作用効果を奏する本発明の
モール保持構造を構築することができる。また、上記本
発明の係合部材であって特に上記(7)のモールの係合
部に相当する係合部材では、上記凹凸形状の係合面を有
することにより、対応するモール保持部との間で上記長
手方向に分布する複数位置のうちの任意の位置での係合
を実現し、さらに当該モールの長手方向への不用意な移
動を容易に防止することができる。また、上記本発明の
係合部材であって特に上記(8)のモールの係合部に相
当する係合部材では、対応する上記モール保持部と係合
して当該モールの装着面に対する上下方向および長手方
向のいずれの移動も規制することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】 本発明のモール保持構造は、上
記構成のモールとモール保持部とから実質的に構成され
るものであればよく、特定の用途や外形のものに限定さ
れない。本発明のモール保持構造では、上述の通り、モ
ールの位置決めが容易であり、且つ、長手方向の一部分
(典型的には一方の末端部分)においてモールの長手方
向への移動(即ちモールのこの部分における長手方向の
ずれ)を規制することができる。このため、本発明のモ
ール保持構造は、正確な位置決めと装着後におけるモー
ルの長手方向へのずれの防止が要求される対象物、典型
的には車両のウインドウ(典型的にはフロントウインド
ウ)の縁部やルーフ側溝あるいは自動車ドアトリム(イ
ンナーパネル)に取り付けられるウェザーストリップの
ような車両用モールの保持構造として好ましい。
【0023】本発明のモール保持構造を構成するモール
は、長尺状本体部と係合部とを有するものであるが、か
かる本体部と係合部とは一体に成形(押出成形等によ
る)されたものであってもよく、或いは、本体部に相当
する長尺状部材と係合部に相当するモール装着用係合部
材を射出成形等によって別個に製造し、モール本体部に
相当する長尺状部材の装着面側に係合部材を取付けたも
のであってもよい。なお、かかる取付けは、再度の分離
が不能な固着状態(典型的には接着材による)であって
もよく、着脱可能な係止状態(典型的にはビス止め若し
くは嵌め止めによる)であってもよい。また、一般に使
用されている車両用モールと同様、本発明のモールに上
記主要構成部材の他に種々の付属物を装備することがで
きる。例えば、本体部の長手方向に沿って被装着物(車
体パネル、ウインドウガラス等)と接する部位に、当該
接触に伴う摩擦傷の発生防止や両部材間の微細な隙間を
塞ぐのに寄与し得る緩衝部材(車両用モールでは一般に
リップと呼称される)を備えてもよい。また、上述の本
発明に係るモールのうち、対応する位置のモール保持部
と係合(典型的には相互に圧接された状態の嵌合あるい
は磁力や粘着材等による相互接着)した際にモール長手
方向の一方の末端部分および中央部分においてモールの
装着面に対する上下方向への移動を規制する一方で長手
方向の移動に対する実質的な規制がなされないものにつ
いては、かかる緩衝部材として帯電性が少なく及び/又
は滑りやすい材質のもの或いは表面平滑処理を施したも
の(例えば表面平滑処理を施した軟質塩ビ、TPO、E
PDM等のゴム材、等)を装着するのが好ましい。この
ことによって、そのようなモールを取り付けた本発明の
モール保持構造において、装着されたモールが温度の変
動等によって収縮若しくは延伸した場合に、かかるモー
ルの形態変化を上記一方の末端部分および中央部分にお
けるモールの長手方向への移動(長さの変動)のみに転
換させることができる。緩衝部材が滑りやすいとモール
の長手方向への動きをスムーズに行うことができ、結
果、モール本体が非常に滑り難い場合に起こり得るよう
な長手方向の一部の迫り上がりを防止することができ
る。
【0024】また、本発明に係る係合部は、モールを被
装着物(車両等)の所定のモール装着部位(ウインドウ
側溝部等)に保持させるのに十分な形状・範囲の係合部
位(即ち装着部位にモールを保持させ得る嵌合その他の
態様で相対するモール保持部と係わり合う部位)が形成
されている限り、モール長手方向に連続的に形成された
一つの係合部でもよく、或いは、断続的に複数の係合部
を設けてもよい。なお、設置される係合部の数や係合面
(係合時にモール保持部の対応面に接触し得る面)の大
きさは、モールの長さや形状、重量等に応じて適宜異な
り得る。而して、それら係合部に対応させてモール装着
部位(ウインドウ側溝内部等)に設けられるモール保持
部の係合面の形状、スケール、数量等が決定される。
【0025】また、本発明の実施にあたり、上記モー
ル、係合部材、モール保持部材の材質や成形加工法は、
特に限定されない。例えば、本発明に係るモールは、従
来から車両用のモールを作製するのに使用されているビ
ニル系(PVC)樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、PP
等の合成樹脂材料を射出成形、押出成形等で所望する形
状に成形加工することによって得ることができる。ある
いは金属製のものであってもよい。また、種々の合成樹
脂材料(POM等)を射出成形等の成形加工することに
よって所望する形状のモール保持部材や上記係合部に相
当する係合部材をモール本体部と別個に製造することが
できる。
【0026】
【実施例】 以下、本発明のモール保持構造およびそれ
を構築するためのモール、係合部材およびモール保持部
材についての詳細な一実施例を説明するが、本発明を以
下の説明および関連する図面に示す形状に限定すること
を意図したものではない。
【0027】本実施例に係るモール保持構造は、自動車
のフロントウインドウの縁部に装備されるウインドウモ
ール10(以下「本モール10」と略称する。)の装着
に係るものである。なお、図1は本モール10の装着状
態を模式的に示す斜視図である。また図2および図3
は、本モール10の両側面を示す一部破断の側面図であ
る。図1に示すように、本モール10は、自動車のフロ
ントウインドウ1の縁部(サイド部)と車体パネルのピ
ラー部2との間の溝部4(図4参照)に嵌め込み装着さ
れる長尺状部材である。図示されているように、本モー
ル10は全体がピラー部2に沿った湾曲形状に成形され
るとともに、その全長はモール装着部位たる当該溝部4
の全長によって規定されている。また、その一方の末端
部分10A(以下「上端部10A」という。)の先端
は、ピラー部2の上端部分(即ちルーフ部3との境界部
分)の形状に対応した形状に成形されている。一方、当
該上端部10Aとは反対側の末端部分10B(以下「下
端部10B」という。)の図示しない先端は、ウインド
ウ1と車体パネルのフロント部5との隙間6に隠され
る。このため、当該隙間6に収容し得る形状であればよ
く、上端部10Aの先端のように厳密な形状は要求され
ない。図2および図3に示すように、本モール10は、
上記装着部位によって規定されるサイズ・形状の長尺状
の本体部12と、その本体部12の装着面(裏面)13
側に長手方向に沿ってほぼ等間隔に装着された計4個の
係合部材20,30(図1参照)とから実質的に構成さ
れている。このうち本体部12はPP(ポリプロピレ
ン)を射出成形することによって得られた一体成形品で
ある。図1のIV−IV線断面図である図4に示すよう
に、本モール10の本体部は、装着時において上記溝部
4側に配置される幹部12bとその溝部4(装着部位)
の表面に露出して意匠面を構成する冠部12aとから構
成されている。この幹部12bの下面である上記装着面
13に後述する係合部材20,30が接着材によって装
着されている。また、図4に示すように、冠部12aの
両側部には、本モール10の装着時にウインドウガラス
1とピラー部2に各々接触させるための滑らかなラバー
製の緩衝部材14,15が装着されている。
【0028】次に、装着面13に装備される計4個の係
合部材20,30と、これらに対応して溝部4内に固定
されているモール保持部材40,50について説明す
る。特に限定するものではないが、本実施例に係る係合
部材20,30及びモール保持部材40,50は、いず
れもPOM(ポリアセタール)を射出成形することによ
って得られた一体成形品である。先ず、本モール10の
上端部10Aに装備される係合部材20と当該部材に相
対する位置に在るモール保持部材40について説明す
る。なお、図5〜図7はこれら部材20,40の形状を
模式的に示す斜視図である。
【0029】図2、図3及び図5に示すように、本モー
ル10の上端部10Aには、後述する他の3個の係合部
材30とは異なる係合部材20(以下「第一係合部材2
0」という。)が、接着材等の固定手段によって装着さ
れている。図5に示すように、この第一係合部材20
は、本体部12のフラットな装着面13に装着される長
板状の装着部21と、その装着部21の一方の長辺側端
部から下方に延びる二つの嵌合凸部22a,22bとか
ら構成されている。この嵌合凸部22a,22bは、本
発明に係る係合面に相当する両側の幅広面23a,23
b,25a,25bがともにモール長手方向に沿うよう
に形成されている。すなわち、嵌合凸部22a,22b
の長さ方向とモール本体部12の長手方向とは略平行の
関係になる。而して、一方の幅広面23a,23b(以
下「第一係合面23a,23b」という。)には、モー
ル長手方向に延びるギザギザの刻み目状の凹凸形状24
a,24b(以下、かかる方向に延びた凹凸形状を便宜
上「横凹凸形状24a,24b」という。)が形成され
ている。これに対し、図6に示すように、他方の幅広面
(以下「第二係合面25a,25b」という。)には、
モール長手方向に対して略直交する方向に延びるギザギ
ザ刻み目状の凹凸形状26a,26b(以下、かかる方
向に延びた凹凸形状を便宜上「縦凹凸形状26a,26
b」という。)が形成されている。また、本実施例で
は、第一係合部材20は装着部21と各嵌合凸部22
a,22bとの間の角度がやや鋭角となるように形成さ
れている(図4参照)。このことによって、限られたス
ペースの溝部4において、係合面の面積をより大きくす
ることができる。
【0030】他方、図4および図5に示すように、溝部
4内部の上記第一係合部材20に対応する位置には、後
述する他の3個のモール保持部材50とは異なるモール
保持部材40(以下「第一保持部材40」という。)
が、留め具47(ここではTスタッド)によって溝部4
の内壁面に固定された状態で配置されている。図5に示
すように、この第一保持部材40は、溝部4のフラット
な内壁面に固着される長板状の装着部41と、その装着
部41の中央部分を除く両サイド部分の下方が断面Jの
字状に湾曲され且つ延伸されて当該装着部41と対面す
る位置に形成された二つの嵌合片42a,42bとから
構成されている。なお、装着部41の中央には留め具取
付け用貫通穴41aが設けられている。このように、本
実施例の第一保持部材40では、装着部41の中央に留
め具(Tスタッド)47が配置されるため、それを回避
するようにして装着部41の中央部を除く両端部に上記
二つの嵌合片42a,42bが構成されている(このこ
とに対応して上記第一係合部材20の嵌合凸部22a,
22bも二つに分断されている。)。而して、図4およ
び図7に示すように、かかる二つの嵌合片42a,42
bと対面する装着部41との間には、上記第一係合部材
20の嵌合凸部22a,22bが圧接して嵌合されるの
に適する幅、深さ及び開口角度が形成されている。な
お、第一係合部材20と同様に、装着部41及び嵌合片
42a,42bは、本発明に係る係合面に相当する幅広
面43a,43b,45a,45bがともにモール長手
方向に沿うように形成されている。すなわち、装着部4
1及び嵌合片42a,42bの長さ方向とモール本体部
12の長手方向とは略平行の関係になる。而して、嵌合
片42a,42b側の幅広面43a,43b(以下「第
一係合面43a,43b」という。)には、上記第一係
合部材20におけるものと同様の横凹凸形状44a,4
4bが形成されている(図7参照)。これに対し、図5
に示すように、装着部41側の幅広面45a,45b
(以下「第二係合面45a,45b」という。)には、
上記第一係合部材20におけるものと同様の縦凹凸形状
46a,46bが形成されている。
【0031】次にモール中央部10C及び下端部10B
に在る3個の係合部材30とそれらに対応するモール保
持部材50について説明する。図8および図9はこれら
部材30,50の形状を模式的に示す斜視図である。図
2、図3及び図8に示すように、本モール10の中央部
10C及び下端部10Bには、上記第一係合部材20と
は異なる計3個の係合部材30(以下「第二係合部材3
0」という。)が、接着材等の固定手段によってモール
装着面13側にほぼ等間隔に断続的に装着されている。
図8及び図9を上述の図5及び図6と対比することで明
らかなように、これら第二係合部材30は、第一係合部
材20と同形状の装着部31、嵌合凸部32a,32b
とから構成されている。そして、嵌合凸部32a,32
bの第一係合面33a,33bには、上記と同様の横凹
凸形状34a,34bが形成されている。他方、図9に
示すように、嵌合凸部32a,32bの第二係合面35
a,35bには、第一係合面33a,33bと同様の横
凹凸形状36a,36bが形成されている(即ち第二係
合部材30には上記縦凹凸形状は形成されていな
い。)。
【0032】一方、図8に示すように、溝部4内部の第
二係合部材30に対応する位置には、上記第一保持部材
40とは異なるモール保持部材50(以下「第二保持部
材50」という。)が、留め具57(Tスタッド)によ
って溝部4の内壁面に固定された状態で配置されてい
る。図8を図5と対比することで明らかなように、これ
ら第二保持部材50は、第一保持部材40と同形状の装
着部51(貫通穴51aも同様)及び嵌合片52a,5
2bから構成されている。そして、嵌合片52a,52
bの第一係合面53a,53bには、上記と同様の横凹
凸形状54a,54bが形成されている。他方、装着部
51側の第二係合面55a,55bには、第一係合面5
3a,53bと同様の横凹凸形状56a,56bが形成
されている(即ち第二保持部材50にも縦凹凸形状は形
成されていない。)。
【0033】以上のように構成された第一係合部材20
と第一保持部材40の係合(嵌合)の態様ならびに第二
係合部材30と第二保持部材50の係合(嵌合)の態様
を次に説明する。先ず、第一係合部材20と第一保持部
材40の嵌合構造を説明する。図10は、これら部材2
0,40の嵌合状態の一例を模式的に示す斜視図であ
る。第一係合部材20の嵌合凸部22a,22bを第一
保持部材40の嵌合凹部(即ち装着部41と嵌合片42
a,42bの間)に押し込むと嵌合片42a,42bが
撓んで図10に示すように嵌合凸部22a,22bが所
定の位置まで挿入される。同時に嵌合片42a,42b
の弾力によってかかる嵌合凸部22a,22bが装着部
41と嵌合片42a,42bに圧接される。これによ
り、第一係合部材20と第一保持部材40との係合が実
現される。このとき、第一係合部材20の第一係合面2
3a,23bにおける横凹凸形状24a,24bと、第
一保持部材40の第一係合面43a,43bにおける横
凹凸形状44a,44bとが相互に係合する(即ち相互
の凹凸が噛み合う)ことにより、当該嵌合位置からの第
一係合部材20の上下方向への移動が規制される。この
ことによって本モール10の装着面に対して上下方向へ
の移動も阻止することができる。他方、上記嵌合時にお
いて、第一係合部材20の第二係合面25a,25bに
おける縦凹凸形状26a,26bと、第一保持部材40
の第二係合面45a,45bにおける縦凹凸形状46
a,46bとが相互に係合する(即ち相互の凹凸が噛み
合う)ことにより、当該嵌合位置からの第一係合部材2
0のモール長手方向への移動が規制される。すなわち、
このことによって本モール10のモール長手方向への移
動を阻止することができる。なお、図10から明らかな
ように、上記モール長手方向への移動を規制し得る嵌合
は、第一係合部材20と第一保持部材30双方の第二係
合面25a,25b,45a,45bの縦凹凸形状26
a,26b,46a,46bの全部又は一部が相互に係
合(噛み合い)し得る範囲内のいずれかの位置で行うこ
とができる。すなわち、本実施例においては、モール長
手方向に分布する複数位置(上記縦凹凸形状の範囲内)
のうちの任意の位置(所定の凹凸部位)で係合可能であ
り、その位置選択的な双方の係合面25a,25b,4
5a,45bの係合によってモール長手方向への移動を
規制しつつ本モール10をその位置で保持することがで
きる。
【0034】次に、第二係合部材30と第二保持部材5
0の嵌合構造を説明する。図11は、これら部材30,
50の嵌合状態の一例を模式的に示す斜視図である。図
11と図10の対比から明らかなように、第二係合部材
30と第二保持部材50についても同様に、第二係合部
材30の嵌合凸部32a,32bを第二保持部材50の
嵌合凹部(即ち装着部51と嵌合片52a,52bの
間)に押し込むことによって、図11に示すように嵌合
凸部32a,32bが所定の位置まで挿入される。そし
て、嵌合片52a,52bの弾力によって嵌合凸部32
a,32bが装着部51と嵌合片52a,52bに圧接
されて第二係合部材30と第二保持部材50との嵌合が
実現される。而して、第二係合部材30の第一係合面3
3a,33b(横凹凸形状34a,34b)と第二保持
部材50の第一係合面53a,53b(横凹凸形状54
a,54b)とが相互に係合し、さらに第二係合部材3
0の第二係合面35a,35b(横凹凸形状36a,3
6b)と第二保持部材50の第二係合面55a,55b
(横凹凸形状56a,56b)とが相互に係合すること
によって、当該嵌合位置からの第二係合部材30の上下
方向への移動が規制される。このことによって本モール
10の装着面に対して上下方向への移動を阻止すること
ができる。その一方で、係る双方の係合には、第一係合
部材20と第一保持部材40との嵌合におけるような上
記縦凹凸形状の係合が存在しない。このため、第二係合
部材30と第二保持部材50との嵌合では、当該嵌合位
置からの第二係合部材30のモール長手方向への移動は
実質的に規制されない。このため、図11に両向き矢印
で示すように、嵌合状態の第二係合部材30に所定の外
力を加えたばあい、当該第二係合部材30はその状態か
ら長手方向にスライド移動し得る。すなわち、かかる嵌
合状態は本モール10のモール長手方向への移動の規制
に実質的に関与していない。以上に説明した第一係合部
材20と第一保持部材40の嵌合ならびに第二係合部材
30と第二保持部材50の嵌合によって、本モール10
を所定の溝部4に装着・保持することができる。
【0035】次に、本実施例のモール保持構造において
のモール位置決めに関する利点を説明する。図12は、
第一保持部材40の形成位置に対して所定のモール装着
許容エリア(上記位置選択的係合可能エリア)を長手方
向に確保し得ることを示す説明図である。先ず、本モー
ル10を含むウインドウモールの装着時における位置決
めの概要を説明する。図1に示すように、一般にウイン
ドウモールの装着においては、モール装着部位(溝部
4)の上縁部即ちウインドウ1との境界線付近を位置決
め点Pとし、かかる位置決め点Pにウインドウモールの
上端部10Aの先端を一致させて装着する。このように
することによって、ウインドウモール装着部分の外観
(見た目)を美しく保ち得るからである。このことに反
してウインドウモールの上端がかかる位置決め点Pに揃
わずに隙間が生じたり車体パネル側にモール上端部がは
み出したりすると美観を損じ、自動車の品質を損ねる虞
がある。
【0036】このことに関し、上記形状の係合部材2
0,30を装着した本モール10とモール保持部材4
0,50によると、モール保持部材及び/又は係合部材
の装着位置が当初意図した設計上の位置から多少ずれた
場合であっても、所定の範囲内で上記位置選択的な係合
を行い得る結果、常に位置決め点Pにモール上端部10
Aの先端が揃った、美観に優れる装着を行うことができ
る。すなわち、図12(a)に示すように、当初意図し
た正しい位置に第一保持部材40が配置されておれば、
それに対応する第一係合部材20が図示されるように嵌
合される。このことによって、図1に示すように位置決
め点Pにモール上端を正しく揃えることができる。すな
わち、第一係合部材20と位置決め点Pとの間に所定の
距離α(図12)をとることができる。一方、図12
(b)及び(c)に示すように、当該正しい位置から多
少ずれた位置に第一保持部材40が設けられてしまった
場合であっても、図示されるように双方の第二係合面2
5a,25b,45a,45b(縦凹凸形状26a,2
6b,46a,46b形成部分)の一部が係合し得る限
り、第一係合部材20と位置決め点Pとの間に所定の距
離αをとって当該位置決め点Pにモール上端を正しく揃
えつつ本モール10を溝部4に装着・保持することがで
きる。かかる係合面の一部の係合であっても、上記凹凸
の噛み合いによってモール10(上端部10A)の長手
方向への移動を規制し得るからである。そして、モール
上端部10Aの正しい位置決めに基づく係合(ここでは
嵌合)に追従して、図11に示すような各第二係合部材
30と第二保持部材50との係合(嵌合)を行うことが
できる。これにより、本モール保持構造によると、モー
ル保持部材(或いは係合部材)の配置位置に多少のずれ
があった場合であっても、常に正しい位置に本モール1
0を装着することができる。
【0037】また、位置決め点Pの近傍にある第一係合
部材20と第一保持部材40との嵌合を除く他の嵌合
(即ち第二係合部材30と第二保持部材50との嵌合)
部位では、モール10の長手方向への移動が規制されな
い。また、上記緩衝部材14,15が滑りやすい材質の
ため、ピラー部2やウインドウ1との摩擦による移動抵
抗も小さい。このため、装着後の温度条件等によって本
モール10が収縮若しくは延伸した場合であっても当該
モールの形態変化をモール長手方向への移動に転換させ
ることができる。また、本モール保持構造では、位置決
め点Pから第一係合部材20と第一保持部材40との嵌
合位置までの距離が比較的短い。このため、上記モール
形態変化時における上端部10Aの先端部分の位置変動
を視覚的に無視し得るレベルにまで抑制することができ
る。上記両部材20,40の嵌合が成されている結果、
当該嵌合位置を隔てたモールの他の部分の伸縮(形態変
化)による影響が当該嵌合位置を越えて当該部分に及ん
でくることはないからである。従って、本モール保持構
造によると、本モール10の上端部10Aの先端部分に
おける外観(見た目)を美しく保つことができる。
【0038】また、モール装着時において、第一係合部
材20及び第一保持部材40に係る第一係合面23a,
23b,43a,43b(横凹凸形状24a,24b,
44a,44b)どうしの係合部分が、第二係合面25
a,25b,45a,45b(横凹凸形状26a,26
b,46a,46b)どうしの係合部分よりも相対的に
車両の内方に配置されるため、上述のウインドウモール
特有の外力(乗降時の乗員による外力)によってモール
上端部10Aがモール装着部位(溝部4)から持ち上げ
られて離脱するのを未然に防止することができる。
【0039】以上、好適な一実施例を説明したが本発明
はこの例示に限定されない。例えば、図13及び図14
に示すような形態の第一係合部材60及び第一保持部材
70であってもよい。この例では、上記実施例の第一保
持部材40の留め具(Tスタッド)47による固定手段
に代えて両面接着テープ78による固定手段を採用した
ことによって、上記装着部61,71と同じ長さ(長手
方向)の嵌合凸部62や嵌合片72を形成することがで
きる。このことにより、上記実施例と同一の大きさの部
材でありながら、より広い第一係合面63,73(横凹
凸形状64,74形成部分)及び第二係合面65,75
(縦凹凸形状66,76形成部分)を確保することがで
きる。このことによって、係合部材やモール保持部材自
体を大型化することなく、モール10の長手方向への移
動を規制し得る態様でのモールの装着・保持が可能なエ
リア(即ち上記位置選択的係合可能エリア)を長手方向
に拡大することができる。また、上記実施例における第
一係合部材20及び第一保持部材40では、それぞれ、
装着部21,41の中央部分をはさんだ両側の第一係合
面25a,25b,45a,45bのいずれにも本発明
に係る縦凹凸形状26a,26b,46a,46bが形
成されている(図5及び図6参照)。しかしながら、上
記実施例において本発明のモール保持構造を好適に具現
化するのにかかる形態は必須ではない。例えば、第一係
合部材20及び第一保持部材40に構成された二つの第
一係合面25a,25b,45a,45bのうちのいず
れか一方のみ(即ち最端に配置される第一係合面25
a,45aまたは端から2番目に配置される第一係合面
25b,45bのいずれか)に縦凹凸形状26a,26
b,46a,46bが形成されており、他方の第一係合
面には、上記横凹凸形状が形成されたものであっても構
わない。この場合においても、当該縦凹凸形状の形成さ
れている第一係合面どうしの係合(嵌合)によって、上
記実施例で述べたのと同様のモール10の長手方向への
移動の規制を実現することができる。
【0040】また、上記実施例のモール10は本体部1
2と係合部材20,30とが別体のものであったが、例
えば図15に示すようなモール本体部82と係合部84
a,84b,86とがPP等の樹脂から一体成形された
モール80であってもよい。この例では、本体部82の
脚部に相当する係合部84a,84bが長手方向に連続
的に形成されており、当該係合部84a,84bのモー
ル長手方向に沿う両側面(上記第一係合面に相当する)
には上記横凹凸形状86が形成されている。また、モー
ル長手方向の一方の末端部分には、切り欠き部87が形
成されており、そこに上記縦凹凸形状88が両側面(上
記第二係合面に相当する)に形成された係合部85が形
成されている。かかる形状のモール80(例えば車両の
ルーフ部に装着されるルーフモールとして好ましい。)
も、本発明のモール保持構造を構築するのに好適なモー
ル80である。この場合、かかる連続して形成された係
合部84a,84bを嵌合し得る凹部(即ち対応する係
合面に縦凹凸形状または横凹凸形状を設けたもの)を有
する対応モール保持部材をモール装着部位(例えば車両
ルーフ溝)に連続的或いは断続的に設けておくことで、
本発明のモール保持構造を構築し得る。
【0041】また、上記実施例のモール10では、一方
の末端部分(ここでは上端部10A)の最端にある係合
部材20において、嵌合時にモール保持部材40の対応
する係合面45a,45bと係合してモール10の長手
方向への移動を規制し得る形状(ここでは上述の縦凹凸
形状26a,26b)の係合面25a,25bが形成さ
れている。しかしながら、上述のような正確な位置決め
(図12)を行うためやモール10の長手方向の移動の
規制のためには、かかる係合面25a,25bが最端に
ある必要はない。例えば、上記図15に示すモール80
のように、モール80の長手方向への移動を規制し得る
縦凹凸形状88が形成された係合部85が長手方向のい
ずれか適当な部位に形成されていることにより、正確な
位置決めや当該部位におけるモール80の長手方向への
移動の規制を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモールの装着・保持状
態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るモールの一部破断の左
側面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るモールの一部破断の右
側面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】一実施例に係る係合部材及びモール保持部材の
形状を示す斜視図である。
【図6】図5に示す係合部材の背面を示す斜視図であ
る。
【図7】図5に示すモール保持部材を示す一部破断の斜
視図である。
【図8】一実施例に係る係合部材及びモール保持部材の
形状を示す斜視図である。
【図9】図8に示す係合部材の背面を示す斜視図であ
る。
【図10】図5に示す係合部材及びモール保持部材の係
合状態を示す一部破断の斜視図である。
【図11】図8に示す係合部材及びモール保持部材の係
合状態を示す一部破断の斜視図である。
【図12】図5に示す係合部材及びモール保持部材の係
合と位置決めとの相対関係を示す説明図であり、(a)
は当初の位置にモール保持部材が配置された場合の係合
状態を示し、(b)及び(c)はモール保持部材の配置
位置が(a)の位置からそれぞれ異なる位置にずれた場
合の係合状態を示す。
【図13】一実施例に係る係合部材及びモール保持部材
の形状を示す斜視図である。
【図14】図13に示す係合部材の背面を示す斜視図で
ある。
【図15】長尺状本体部と係合部が一体に成形されたモ
ールを示す斜視図である。
【図16】従来のモール保持構造の概要を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 フロントウインドウ 2 ピラー部 4 溝部 10,80,100 モール 10A 上端部 12 本体部 13 装着面 20,30,60 係合部材 23a,23b,33a,33b,43a,43b,5
3a,53b,63,73 第一係合面 24a,24b,34a,34b,36a,36b,4
4a,44b,54a,54b,56a,56b,6
4,74,86 横凹凸形状 25a,25b,35a,35b,45a,45b,5
5a,55b,65,75 第二係合面 26a,26b,46a,46b,66,76,88
縦凹凸形状 40,50,70 モール保持部材 P 位置決め点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC08 AD26 3J001 FA18 GB01 GC07 GC14 HA04 HA08 JC02 JC06 JC13 JD35 KA14 KB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モール保持部によってモールが保持され
    て成るモール保持構造であって、 そのモールは長尺状の本体部と、その装着面に長手方向
    に沿って断続的又は連続的に形成された係合部とを有し
    ており、 そのモール保持部は所定のモール装着部位に設けられて
    おり、 そのモールの長手方向の一部分において、前記係合部の
    少なくとも一部とそれに相対するモール保持部とは長手
    方向に分布する複数位置のうちの任意の位置で係合可能
    であり、その位置選択的な係合によってモールの長手方
    向への移動が規制される、モール保持構造。
  2. 【請求項2】 前記位置選択的な係合に関わる係合部と
    モール保持部の双方は、モール長手方向に沿って相互に
    対面する係合面を有しており、 それら係合面の一方には、モール長手方向に対して略直
    交する方向に延びる細長い凹部がモール長手方向に二以
    上隣接して成る凹凸形状が形成されており、 他方の係合面には、その二以上の凹部のうちの任意の凹
    部に係合し得るモール長手方向に対して略直交する方向
    に延びる細長い凸部が少なくとも一つ形成されており、 その凸部と凹部の係合によって前記モールの長手方向へ
    の移動が規制される、請求項1に記載のモール保持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記位置選択的な係合に関わる係合部と
    モール保持部の双方は、前記位置選択的な係合時に相互
    に係合してモールの装着面に対する上下方向への移動を
    規制する形状の係合面を有している、請求項1または2
    に記載のモール保持構造。
  4. 【請求項4】 車両のウインドウの縁部に構成される請
    求項2に記載のモール保持構造であって、 前記位置選択的な係合に関わる係合部とモール保持部の
    双方は、モール長手方向に沿って相互に対面する係合面
    であって前記位置選択的な係合時に相互に係合して前記
    モールの装着面に対する上下方向への移動を規制する形
    状の係合面をさらに有しており、 その上下方向への移動を規制する形状の係合面は、前記
    モールの長手方向への移動を規制する凹凸形状の形成さ
    れた係合面よりも相対的に車両の内側に配置される、モ
    ール保持構造。
  5. 【請求項5】 前記モールの長手方向の一部分が一方の
    末端部分であり、それとは反対側の末端部分および両末
    端部分を除くモール中央部分に在る係合部は、相対する
    位置に在るモール保持部と前記位置選択的な係合に追従
    して相互に係合可能であり、 その係合によって前記モールの装着面に対する上下方向
    への移動が規制されるが該モールの長手方向への移動の
    規制には実質的に関与しない、請求項1〜4のいずれか
    に記載のモール保持構造。
  6. 【請求項6】 モール装着部位の所定のモール保持位置
    に沿って設けられているモール保持部に保持されるモー
    ルであり、 長尺状の本体部と、その装着面に長手方向に沿って断続
    的又は連続的に形成された係合部とを有しており、 そのモールの長手方向の一部分に形成される前記係合部
    の少なくとも一部は、相対する位置に在るモール保持部
    とモール長手方向に分布する複数位置のうちの任意の位
    置で係合可能であってその位置選択的な係合によってモ
    ールの長手方向への移動を規制する形状に形成されてい
    る、モール。
  7. 【請求項7】 前記位置選択的な係合に関わる係合部
    は、モール長手方向に沿う係合面を有しており、 その係合面には、モール長手方向に対して略直交する方
    向に延びる細長い凹部がモール長手方向に二以上隣接し
    て成る凹凸形状が形成されている、請求項6に記載のモ
    ール。
  8. 【請求項8】 前記位置選択的な係合に関わる係合部
    は、前記位置選択的な係合時において、相対する位置に
    在るモール保持部と相互に係合してモールの装着面に対
    する上下方向への移動を規制する形状の係合面を有して
    いる、請求項6または7に記載のモール。
  9. 【請求項9】 車両のウインドウモールとして形成され
    た請求項7に記載のモールであって、 前記位置選択的な係合に関わる係合部は、モール長手方
    向に沿う係合面であって前記位置選択的な係合時に相対
    する位置に在るモール保持部と相互に係合してモールの
    装着面に対する上下方向への移動を規制する形状の係合
    面をさらに有しており、 その上下方向への移動を規制する形状の係合面は、前記
    凹凸形状の係合面よりも相対的に車両の内側に配置され
    る部位に形成されている、モール。
  10. 【請求項10】 前記長手方向の一部分が一方の末端部
    分であり、それとは反対側の末端部分および両末端部分
    を除くモール中央部分に在る係合部は、相対する位置に
    在るモール保持部と相互に係合してモールの装着面に対
    する上下方向への移動を規制するが該モールの長手方向
    への移動の規制には実質的に関与しない形状に形成され
    ている、請求項6〜9のいずれかに記載のモール。
  11. 【請求項11】 所定のモール保持位置にモールを保持
    して請求項1〜5のいずれかに記載のモール保持構造を
    構築するために、そのモール保持位置に固定されるモー
    ル保持部材であり、 モール装着時に相対する位置に在る前記モールの係合部
    と、モール長手方向に分布する複数位置のうちの任意の
    位置で係合可能であり、その位置選択的な係合によって
    モールの長手方向への移動を規制する形状の係合面を有
    する、モール保持部材。
  12. 【請求項12】 所定のモール保持位置に固定されたモ
    ール保持部材にモールを保持させるための請求項6〜1
    0のいずれかに記載のモールの係合部を構成する係合部
    材であり、 所定のモール保持位置の相対する位置に在る前記モール
    保持部とモール長手方向に分布する複数位置のうちの任
    意の位置で係合可能であり、その位置選択的な係合によ
    ってモールの長手方向への移動を規制する形状の係合面
    を有する、係合部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020535066A (ja) * 2017-09-28 2020-12-03 エージーシー グラス ユーロップAgc Glass Europe 窓シールへのトリムの固着

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