JP2002021629A - シリンダライナの異常検出装置 - Google Patents
シリンダライナの異常検出装置Info
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- JP2002021629A JP2002021629A JP2000205229A JP2000205229A JP2002021629A JP 2002021629 A JP2002021629 A JP 2002021629A JP 2000205229 A JP2000205229 A JP 2000205229A JP 2000205229 A JP2000205229 A JP 2000205229A JP 2002021629 A JP2002021629 A JP 2002021629A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一定の基準で自動的に異常を検出することが
できるシリンダライナの異常検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るシリンダライナ30の異常
検出装置10は、内燃機関のシリンダライナ30の異常
を検出する装置であって、シリンダライナ30に埋設さ
れた温度センサ12と、温度センサ12により測定され
る測定温度の変化に基づいて、シリンダライナ30の異
常を検出する異常検出手段14とを備える。異常検出手
段14は、測定温度が所定時間継続して所定の閾値以上
となった場合、又は測定温度が所定時間継続して周期的
に変動した場合に、シリンダライナ30が異常であると
判定する。
できるシリンダライナの異常検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るシリンダライナ30の異常
検出装置10は、内燃機関のシリンダライナ30の異常
を検出する装置であって、シリンダライナ30に埋設さ
れた温度センサ12と、温度センサ12により測定され
る測定温度の変化に基づいて、シリンダライナ30の異
常を検出する異常検出手段14とを備える。異常検出手
段14は、測定温度が所定時間継続して所定の閾値以上
となった場合、又は測定温度が所定時間継続して周期的
に変動した場合に、シリンダライナ30が異常であると
判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のシリン
ダライナの異常を検出する異常検出装置に関する。
ダライナの異常を検出する異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、内燃機関のシリンダライナの異
常を検出する場合には、シリンダライナの温度を測定し
てグラフ等に編集して出力し、管理者が出力結果を見て
異常が発生したか否かを判断するという方法が一般的で
あった。
常を検出する場合には、シリンダライナの温度を測定し
てグラフ等に編集して出力し、管理者が出力結果を見て
異常が発生したか否かを判断するという方法が一般的で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
シリンダライナの異常検出方法には、以下のような問題
点があった。すなわち、管理者がシリンダライナの温度
変化についての出力結果を見て、シリンダライナに異常
が発生しているか否かを判断するので、シリンダライナ
の異常をいち早く検出するためには熟練を要する。ま
た、人によって異常検出の判断基準が異なるため、統一
的な基準で正確にシリンダライナの異常を検出すること
ができない。さらに、船舶等に用いられる内燃機関は連
続して運転されるのが一般的であり、管理者がシリンダ
ライナに異常が発生したか否かを観察し続けることは困
難である。
シリンダライナの異常検出方法には、以下のような問題
点があった。すなわち、管理者がシリンダライナの温度
変化についての出力結果を見て、シリンダライナに異常
が発生しているか否かを判断するので、シリンダライナ
の異常をいち早く検出するためには熟練を要する。ま
た、人によって異常検出の判断基準が異なるため、統一
的な基準で正確にシリンダライナの異常を検出すること
ができない。さらに、船舶等に用いられる内燃機関は連
続して運転されるのが一般的であり、管理者がシリンダ
ライナに異常が発生したか否かを観察し続けることは困
難である。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決し、一定
の基準で自動的に異常を検出することができるシリンダ
ライナの異常検出装置を提供することを目的とする。
の基準で自動的に異常を検出することができるシリンダ
ライナの異常検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシリンダラ
イナの異常検出装置は、内燃機関のシリンダライナの異
常を検出する装置であって、シリンダライナに設けられ
た温度センサと、温度センサにより測定される測定温度
の変化に基づいて、シリンダライナの異常を検出する異
常検出手段とを備えることを特徴とする。
イナの異常検出装置は、内燃機関のシリンダライナの異
常を検出する装置であって、シリンダライナに設けられ
た温度センサと、温度センサにより測定される測定温度
の変化に基づいて、シリンダライナの異常を検出する異
常検出手段とを備えることを特徴とする。
【0006】このように温度センサにより測定された温
度変化に基づいて、シリンダライナの異常を検出する異
常検出手段を備えることにより、シリンダライナの異常
検出の基準を一定にすることができると共に、シリンダ
ライナの異常を自動的に検出することができる。
度変化に基づいて、シリンダライナの異常を検出する異
常検出手段を備えることにより、シリンダライナの異常
検出の基準を一定にすることができると共に、シリンダ
ライナの異常を自動的に検出することができる。
【0007】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、異常検出手段は、測定温度が所定時間継続して所
定の閾値以上となった場合に、シリンダライナが異常で
あると判定することを特徴としても良い。
いて、異常検出手段は、測定温度が所定時間継続して所
定の閾値以上となった場合に、シリンダライナが異常で
あると判定することを特徴としても良い。
【0008】シリンダライナの温度が所定時間継続して
所定の閾値以上となるのは、ピストンリングに部分的に
ガスの吹き抜けが発生している事象や、温度センサの近
傍にピストンリングの合口が位置した状態でピストンリ
ングの回転が停止している事象に起因することを本発明
者は見出した。そして、このような状態を放置すると、
ピストンリングを吹き抜ける高温のガスによってシリン
ダライナは損傷することとなる。本発明に係るシリンダ
ライナの異常検出装置では、異常検出手段は測定温度が
所定時間継続して所定の閾値以上となる場合にシリンダ
ライナが異常であると判定するので、早い段階でシリン
ダライナの異常を検出することができ、シリンダライナ
を含む内燃機関の損傷を効果的に抑制できる。
所定の閾値以上となるのは、ピストンリングに部分的に
ガスの吹き抜けが発生している事象や、温度センサの近
傍にピストンリングの合口が位置した状態でピストンリ
ングの回転が停止している事象に起因することを本発明
者は見出した。そして、このような状態を放置すると、
ピストンリングを吹き抜ける高温のガスによってシリン
ダライナは損傷することとなる。本発明に係るシリンダ
ライナの異常検出装置では、異常検出手段は測定温度が
所定時間継続して所定の閾値以上となる場合にシリンダ
ライナが異常であると判定するので、早い段階でシリン
ダライナの異常を検出することができ、シリンダライナ
を含む内燃機関の損傷を効果的に抑制できる。
【0009】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、異常検出手段は、測定温度が所定時間継続して周
期的に変動した場合に、シリンダライナが異常であると
判定することを特徴としても良い。
いて、異常検出手段は、測定温度が所定時間継続して周
期的に変動した場合に、シリンダライナが異常であると
判定することを特徴としても良い。
【0010】シリンダライナの温度が所定時間継続して
周期的に変動する場合には、ピストンリング及びシリン
ダライナの全周でガスの吹き抜けが発生して油膜が喪失
し、ピストンリング及びシリンダライナに焼き付きが発
生している事象に起因することを発明者は見出した。す
なわち、正常な状態ではピストンリングとシリンダライ
ナとの間には油膜が形成されているが、ピストンリング
及びシリンダライナの表面が焼き付きによって荒れてい
るため、油膜を保持することができずに温度が上昇す
る。そして、油膜が喪失した後に再度潤滑油が供給され
て、新たに油膜を形成して温度が低下するという繰り返
しによって、シリンダライナの温度が周期的に変動す
る。本発明に係るシリンダライナの異常検出装置では、
異常検出手段は測定温度が所定時間継続して周期的に変
動する場合に、シリンダライナが異常であると判定する
ので、シリンダライナに焼き付きが発生している場合に
確実に異常を検出することができる。
周期的に変動する場合には、ピストンリング及びシリン
ダライナの全周でガスの吹き抜けが発生して油膜が喪失
し、ピストンリング及びシリンダライナに焼き付きが発
生している事象に起因することを発明者は見出した。す
なわち、正常な状態ではピストンリングとシリンダライ
ナとの間には油膜が形成されているが、ピストンリング
及びシリンダライナの表面が焼き付きによって荒れてい
るため、油膜を保持することができずに温度が上昇す
る。そして、油膜が喪失した後に再度潤滑油が供給され
て、新たに油膜を形成して温度が低下するという繰り返
しによって、シリンダライナの温度が周期的に変動す
る。本発明に係るシリンダライナの異常検出装置では、
異常検出手段は測定温度が所定時間継続して周期的に変
動する場合に、シリンダライナが異常であると判定する
ので、シリンダライナに焼き付きが発生している場合に
確実に異常を検出することができる。
【0011】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、温度センサは、シリンダライナの少なくとも2箇
所に設けられ、異常検出手段は、一の温度センサにより
測定された温度と他の温度センサにより測定された温度
との差が所定時間継続して所定の閾値以上となった場合
に、シリンダライナが異常であると判定することを特徴
としても良い。
いて、温度センサは、シリンダライナの少なくとも2箇
所に設けられ、異常検出手段は、一の温度センサにより
測定された温度と他の温度センサにより測定された温度
との差が所定時間継続して所定の閾値以上となった場合
に、シリンダライナが異常であると判定することを特徴
としても良い。
【0012】このようにシリンダライナの異なる2個の
測定点における温度差が所定時間継続して所定の閾値以
上となるのは、ピストンリングに部分的にガスの吹き抜
けが発生している事象や、温度センサの近傍にピストン
リングの合口が位置した状態でピストンリングの回転が
停止している事象に起因することを本発明者は見出し
た。そして、このような状態を放置すると、ピストンリ
ングを吹き抜ける高温のガスによってシリンダライナは
損傷することとなる。本発明に係るシリンダライナの異
常検出装置において、異常検出手段はシリンダライナの
異なる2箇所における温度差が所定時間継続して所定の
閾値以上となる場合にシリンダライナが異常であると判
定するので、早い段階でシリンダライナの異常を検出す
ることができ、シリンダライナを含む内燃機関の損傷を
効果的に抑制できる。。
測定点における温度差が所定時間継続して所定の閾値以
上となるのは、ピストンリングに部分的にガスの吹き抜
けが発生している事象や、温度センサの近傍にピストン
リングの合口が位置した状態でピストンリングの回転が
停止している事象に起因することを本発明者は見出し
た。そして、このような状態を放置すると、ピストンリ
ングを吹き抜ける高温のガスによってシリンダライナは
損傷することとなる。本発明に係るシリンダライナの異
常検出装置において、異常検出手段はシリンダライナの
異なる2箇所における温度差が所定時間継続して所定の
閾値以上となる場合にシリンダライナが異常であると判
定するので、早い段階でシリンダライナの異常を検出す
ることができ、シリンダライナを含む内燃機関の損傷を
効果的に抑制できる。。
【0013】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、内燃機関の回転数を制御する回転数制御手段をさ
らに備え、異常検出手段が異常を検出した場合に、回転
数制御手段は内燃機関の回転数を減少させることを特徴
としても良い。
いて、内燃機関の回転数を制御する回転数制御手段をさ
らに備え、異常検出手段が異常を検出した場合に、回転
数制御手段は内燃機関の回転数を減少させることを特徴
としても良い。
【0014】このように回転数制御手段を備え、シリン
ダライナの異常を検出した場合には、内燃機関の回転数
を低下させることにより、運転状況を変化させてピスト
ンリングを回転させることができる。
ダライナの異常を検出した場合には、内燃機関の回転数
を低下させることにより、運転状況を変化させてピスト
ンリングを回転させることができる。
【0015】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、シリンダライナを冷却する冷却水の温度を制御す
る冷却水温度制御手段をさらに備え、異常検出手段が異
常を検出した場合に、冷却水温度制御手段は冷却水の温
度を低下させることを特徴としても良い。
いて、シリンダライナを冷却する冷却水の温度を制御す
る冷却水温度制御手段をさらに備え、異常検出手段が異
常を検出した場合に、冷却水温度制御手段は冷却水の温
度を低下させることを特徴としても良い。
【0016】このように冷却水御制御手段を備え、シリ
ンダライナの異常を検出した場合には、シリンダライナ
を冷却する冷却水の温度を低下させて、シリンダライナ
の温度を低下させることにより、油膜を形成させやすく
することができる。
ンダライナの異常を検出した場合には、シリンダライナ
を冷却する冷却水の温度を低下させて、シリンダライナ
の温度を低下させることにより、油膜を形成させやすく
することができる。
【0017】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、シリンダライナに供給する潤滑油の潤滑油量を制
御する潤滑油制御手段をさらに備え、異常検出手段が異
常を検出した場合に、潤滑油制御手段はシリンダライナ
に供給する潤滑油量を増加させることを特徴としても良
い。
いて、シリンダライナに供給する潤滑油の潤滑油量を制
御する潤滑油制御手段をさらに備え、異常検出手段が異
常を検出した場合に、潤滑油制御手段はシリンダライナ
に供給する潤滑油量を増加させることを特徴としても良
い。
【0018】このように潤滑油制御手段を備え、シリン
ダライナの異常を検出した場合には、潤滑油の供給量を
増加して、油膜を形成させやすくすることができる。
ダライナの異常を検出した場合には、潤滑油の供給量を
増加して、油膜を形成させやすくすることができる。
【0019】上記のシリンダライナの異常検出装置にお
いて、内燃機関の燃焼室に供給する燃料の量を制御する
燃料供給制御手段をさらに備え、異常検出手段が異常を
検出した場合に、燃料供給制御手段は異常が検出された
燃焼室へ供給する燃料の量を減少させることを特徴とし
ても良い。
いて、内燃機関の燃焼室に供給する燃料の量を制御する
燃料供給制御手段をさらに備え、異常検出手段が異常を
検出した場合に、燃料供給制御手段は異常が検出された
燃焼室へ供給する燃料の量を減少させることを特徴とし
ても良い。
【0020】このように燃料供給制御手段を備え、シリ
ンダライナの異常を検出した場合には、該シリンダへ供
給する燃料の量を減少させることにより、燃焼室での爆
発圧力を抑制し、シリンダライナへの負荷を軽減するこ
とができる。
ンダライナの異常を検出した場合には、該シリンダへ供
給する燃料の量を減少させることにより、燃焼室での爆
発圧力を抑制し、シリンダライナへの負荷を軽減するこ
とができる。
【0021】上記のシリンダライナの異常検出装置は、
異常検出手段が異常を検出した場合に、異常が検出され
たことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴と
しても良い。
異常検出手段が異常を検出した場合に、異常が検出され
たことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴と
しても良い。
【0022】このように報知手段を備えることにより、
シリンダライナの異常を検出した場合には、シリンダラ
イナの異常を報知することができる。
シリンダライナの異常を検出した場合には、シリンダラ
イナの異常を報知することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係るシ
リンダライナの異常検出装置の好適な実施形態について
詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素
には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
リンダライナの異常検出装置の好適な実施形態について
詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素
には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0024】図1は、本実施形態に係るシリンダライナ
の異常検出装置(以下、単に「異常検出装置」という)
10と、異常検出装置10が適用される内燃機関の一部
を示す図である。
の異常検出装置(以下、単に「異常検出装置」という)
10と、異常検出装置10が適用される内燃機関の一部
を示す図である。
【0025】まず、本実施形態に係る異常検出装置10
が適用される内燃機関の各部について説明する。シリン
ダライナ30の上部にはシリンダカバー32が配設され
ており、シリンダカバー32には燃料を噴射するための
燃料噴射弁34と、排気ガスを燃焼室から排気する排気
弁36とが設けられている。シリンダライナ30の内側
にはピストン38が設けられており、ピストン38の上
面とシリンダカバー32とシリンダライナ30とによっ
て、燃焼室Bが画成されている。また、ピストン38の
外周には、複数(ここでは4個)のピストンリング40
が設けられ、燃焼室Bとピストン棒38a側の空間Aと
を仕切っている。注油棒42によってピストンリング4
0とシリンダライナ30との間に潤滑油が供給され、ピ
ストン38がシリンダライナ30の内壁を滑らかに摺動
することが可能となっている。また、供給された潤滑油
によって、ピストンリング40とシリンダライナ30と
の間に油膜が形成され、燃焼室B内のガスがピストン棒
38a側に漏出することを防止している。シリンダライ
ナ30の外側にはシリンダジャケット44が設けられ、
シリンダライナ30を支持している。そして、シリンダ
ライナ30とシリンダジャケット44との間に画成され
た空間Cには、シリンダライナ30を冷却するための冷
却水が冷却水入口46から供給される。
が適用される内燃機関の各部について説明する。シリン
ダライナ30の上部にはシリンダカバー32が配設され
ており、シリンダカバー32には燃料を噴射するための
燃料噴射弁34と、排気ガスを燃焼室から排気する排気
弁36とが設けられている。シリンダライナ30の内側
にはピストン38が設けられており、ピストン38の上
面とシリンダカバー32とシリンダライナ30とによっ
て、燃焼室Bが画成されている。また、ピストン38の
外周には、複数(ここでは4個)のピストンリング40
が設けられ、燃焼室Bとピストン棒38a側の空間Aと
を仕切っている。注油棒42によってピストンリング4
0とシリンダライナ30との間に潤滑油が供給され、ピ
ストン38がシリンダライナ30の内壁を滑らかに摺動
することが可能となっている。また、供給された潤滑油
によって、ピストンリング40とシリンダライナ30と
の間に油膜が形成され、燃焼室B内のガスがピストン棒
38a側に漏出することを防止している。シリンダライ
ナ30の外側にはシリンダジャケット44が設けられ、
シリンダライナ30を支持している。そして、シリンダ
ライナ30とシリンダジャケット44との間に画成され
た空間Cには、シリンダライナ30を冷却するための冷
却水が冷却水入口46から供給される。
【0026】次に、本実施形態の異常検出装置10につ
いて説明する。異常検出装置10は、シリンダライナ3
0に埋設された温度センサ12と、温度センサ12に接
続された異常検出手段14とを備えている。温度センサ
12には熱電対等が用いられ、測定点がシリンダライナ
30の内壁から10mm程度の位置となるようにシリン
ダライナ30に埋設される。
いて説明する。異常検出装置10は、シリンダライナ3
0に埋設された温度センサ12と、温度センサ12に接
続された異常検出手段14とを備えている。温度センサ
12には熱電対等が用いられ、測定点がシリンダライナ
30の内壁から10mm程度の位置となるようにシリン
ダライナ30に埋設される。
【0027】また、異常検出装置10は、内燃機関の回
転数を制御する回転数制御手段16と、冷却水の温度を
制御する冷却水温度制御手段18と、潤滑油の供給量を
制御する潤滑油制御手段20と、燃料の供給量を制御す
る燃料供給制御手段22と、異常を検出した場合に報知
するための報知手段24とを備えている。
転数を制御する回転数制御手段16と、冷却水の温度を
制御する冷却水温度制御手段18と、潤滑油の供給量を
制御する潤滑油制御手段20と、燃料の供給量を制御す
る燃料供給制御手段22と、異常を検出した場合に報知
するための報知手段24とを備えている。
【0028】異常検出手段14は、温度センサ12によ
って測定された測定温度の変化に基づいて、シリンダラ
イナ30の異常を検出する機能を有する。異常検出手段
14がシリンダライナ30の異常を検出する場合につい
て、図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
って測定された測定温度の変化に基づいて、シリンダラ
イナ30の異常を検出する機能を有する。異常検出手段
14がシリンダライナ30の異常を検出する場合につい
て、図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
【0029】異常検出手段14によってシリンダライナ
30が異常であると判定される第1の場合は、図2に示
すように、測定温度が所定時間Ts継続して所定の閾値
Dmax以上となった場合である。ここで、所定の閾値Dm
axはシリンダライナ30が正常である場合の測定温度D
pに対して相対的に設定され、例えば正常に動作してい
る場合の測定温度Dpが180℃程度であれば、閾値D
maxは220℃程度に設定される。また、所定時間Ts
継続して閾値以上となることが必要であるのは、ピスト
ンリング40の合口が温度センサ12の測定点近傍に位
置する際に燃焼室Bから高温のガスが吹き抜けると、シ
リンダライナ30が正常である場合でも一時的に測定温
度が上昇することがあるためである。なお、所定時間T
sは、例えば5分程度に設定される。以下において、上
記のような異常検出の第1の場合を「高温異常」とい
う。
30が異常であると判定される第1の場合は、図2に示
すように、測定温度が所定時間Ts継続して所定の閾値
Dmax以上となった場合である。ここで、所定の閾値Dm
axはシリンダライナ30が正常である場合の測定温度D
pに対して相対的に設定され、例えば正常に動作してい
る場合の測定温度Dpが180℃程度であれば、閾値D
maxは220℃程度に設定される。また、所定時間Ts
継続して閾値以上となることが必要であるのは、ピスト
ンリング40の合口が温度センサ12の測定点近傍に位
置する際に燃焼室Bから高温のガスが吹き抜けると、シ
リンダライナ30が正常である場合でも一時的に測定温
度が上昇することがあるためである。なお、所定時間T
sは、例えば5分程度に設定される。以下において、上
記のような異常検出の第1の場合を「高温異常」とい
う。
【0030】異常検出手段14によってシリンダライナ
30が異常であると判定される第2の場合は、図3に示
すように、測定温度が所定時間Tv継続して周期的に変
動する場合である。ここで、所定時間Tvは例えば30
分程度であり、30分間に4回以上変動の波形が出現し
た場合に、異常検出手段14は周期的な温度変動として
検出する。なお、異常検出手段14がどの程度の温度変
動を「変動」として検出するかの閾値Dvは、例えば5
℃程度であり、測定温度が5℃より大きく上下した場合
に温度の周期的変動として検出する。以下において、上
記のような異常検出の第2の場合を「温度変動異常」と
いう。
30が異常であると判定される第2の場合は、図3に示
すように、測定温度が所定時間Tv継続して周期的に変
動する場合である。ここで、所定時間Tvは例えば30
分程度であり、30分間に4回以上変動の波形が出現し
た場合に、異常検出手段14は周期的な温度変動として
検出する。なお、異常検出手段14がどの程度の温度変
動を「変動」として検出するかの閾値Dvは、例えば5
℃程度であり、測定温度が5℃より大きく上下した場合
に温度の周期的変動として検出する。以下において、上
記のような異常検出の第2の場合を「温度変動異常」と
いう。
【0031】次に、異常検出装置10を構成する各要素
の機能について説明する。
の機能について説明する。
【0032】回転数制御手段16は、複数のシリンダへ
燃料の供給タイミングや燃焼室B内に噴射された燃料へ
の点火タイミングを制御することによって、内燃機関の
回転数を制御する機能を有する。
燃料の供給タイミングや燃焼室B内に噴射された燃料へ
の点火タイミングを制御することによって、内燃機関の
回転数を制御する機能を有する。
【0033】冷却水温度制御手段18は、冷却水入口4
6から導入される冷却水の温度を制御する機能を有す
る。
6から導入される冷却水の温度を制御する機能を有す
る。
【0034】潤滑油制御手段20は、注油棒42によっ
てシリンダライナ30とピストンリング40との間に供
給される潤滑油の量を制御する機能を有する。
てシリンダライナ30とピストンリング40との間に供
給される潤滑油の量を制御する機能を有する。
【0035】燃料供給制御手段22は、燃料噴射弁34
から燃焼室Bに供給される燃料の量を制御する機能を有
する。
から燃焼室Bに供給される燃料の量を制御する機能を有
する。
【0036】報知手段24は、異常が検出されたことを
周囲に報知する機能を有する。報知手段24は、警報の
ように音響を発生するものでも良いし、画像信号のよう
にモニタ等に表示するものでも良い。
周囲に報知する機能を有する。報知手段24は、警報の
ように音響を発生するものでも良いし、画像信号のよう
にモニタ等に表示するものでも良い。
【0037】次に、本実施形態に係るシリンダライナ3
0の異常検出装置10の動作について説明する。まず、
異常検出装置10が接続されている内燃機関の動作につ
いて説明すると、燃料噴射弁34から燃焼室Bに燃料が
噴射され、図示しない点火装置によって燃料に点火され
て燃焼室B内で爆発が起こされる。この爆発圧力により
ピストン棒38aが下側に押され、連接棒(図示せず)
を介してピストン棒38aに接続されたクランク軸(図
示せず)を回転させる。異常検出装置10は、上記のよ
うに動作する内燃機関のシリンダライナ30に埋設され
た温度センサ12によって、シリンダライナ30の内壁
付近の温度を測定する。そして、温度センサ12によっ
て測定された測定温度に基づいて、異常検出手段14が
シリンダライナ30の異常を検出する。前述したよう
に、異常検出手段14は、測定温度から高温異常と温度
変動異常の2種類の異常を検出することができる。
0の異常検出装置10の動作について説明する。まず、
異常検出装置10が接続されている内燃機関の動作につ
いて説明すると、燃料噴射弁34から燃焼室Bに燃料が
噴射され、図示しない点火装置によって燃料に点火され
て燃焼室B内で爆発が起こされる。この爆発圧力により
ピストン棒38aが下側に押され、連接棒(図示せず)
を介してピストン棒38aに接続されたクランク軸(図
示せず)を回転させる。異常検出装置10は、上記のよ
うに動作する内燃機関のシリンダライナ30に埋設され
た温度センサ12によって、シリンダライナ30の内壁
付近の温度を測定する。そして、温度センサ12によっ
て測定された測定温度に基づいて、異常検出手段14が
シリンダライナ30の異常を検出する。前述したよう
に、異常検出手段14は、測定温度から高温異常と温度
変動異常の2種類の異常を検出することができる。
【0038】異常検出装置10が高温異常を検出した場
合には、ピストンリング40の一部にガスの吹き抜けが
発生している、あるいは、ピストンリング40の合口が
温度センサ12の測定点近傍に位置する状態でピストン
リング40の回転が停止している等の事象が発生してい
ることが考えられる。異常検出手段14が高温異常を検
出した場合には、冷却水温度制御手段18によって冷却
水の水温を低下させ、シリンダライナ30とピストンリ
ング40との間に油膜を形成させやすくする。これによ
り、ピストンリング40の一部に発生したガスの吹き抜
けに起因する高温異常を正常な状態に回復することがで
きる。また、異常検出手段14が高温異常を検出した場
合には、回転数制御手段16によって内燃機関の回転数
を低減して内燃機関の運転状況を変化させて、ピストン
リング40を回転させる。これにより、ピストンリング
40が停止することに起因する高温異常を正常な状態に
回復することができる。
合には、ピストンリング40の一部にガスの吹き抜けが
発生している、あるいは、ピストンリング40の合口が
温度センサ12の測定点近傍に位置する状態でピストン
リング40の回転が停止している等の事象が発生してい
ることが考えられる。異常検出手段14が高温異常を検
出した場合には、冷却水温度制御手段18によって冷却
水の水温を低下させ、シリンダライナ30とピストンリ
ング40との間に油膜を形成させやすくする。これによ
り、ピストンリング40の一部に発生したガスの吹き抜
けに起因する高温異常を正常な状態に回復することがで
きる。また、異常検出手段14が高温異常を検出した場
合には、回転数制御手段16によって内燃機関の回転数
を低減して内燃機関の運転状況を変化させて、ピストン
リング40を回転させる。これにより、ピストンリング
40が停止することに起因する高温異常を正常な状態に
回復することができる。
【0039】また、異常検出装置10が温度変動異常を
検出した場合には、ピストンリング40及びシリンダラ
イナ30の全周において、ガスの吹き抜けが発生して油
膜が喪失され、ピストンリング40及びシリンダライナ
30の焼き付きが発生していることが考えられる。異常
検出手段14が温度変動異常を検出した場合には、潤滑
油制御手段20によってシリンダライナ30とピストン
リング40との間に供給する潤滑油を増加させ、油膜を
形成させやすくする。これにより、喪失された油膜を回
復し、シリンダライナ30の全周において発生したガス
の吹き抜けに起因する温度変動異常を正常な状態に回復
することができる。潤滑油制御手段20によって潤滑油
の供給量を増加させても温度変動異常が正常な状態に回
復しない場合には、シリンダライナ30が異常に摩耗し
ていることが考えられる。特に、測定温度が10℃以上
にわたって変動する状態が60分以上継続していること
が異常検出手段14によって検出された場合には、シリ
ンダライナ30が異常に摩耗していると判定することが
できる。このような場合には、潤滑油の供給量を増加さ
せても正常な状態に回復しないので、燃料供給制御手段
22によって温度変動異常が検出されたシリンダの燃焼
室Bへの燃料供給を減少させる、あるいは停止させる。
これにより、異常が検出されたシリンダライナ30及び
ピストンリング40の負荷を軽減することができる。
検出した場合には、ピストンリング40及びシリンダラ
イナ30の全周において、ガスの吹き抜けが発生して油
膜が喪失され、ピストンリング40及びシリンダライナ
30の焼き付きが発生していることが考えられる。異常
検出手段14が温度変動異常を検出した場合には、潤滑
油制御手段20によってシリンダライナ30とピストン
リング40との間に供給する潤滑油を増加させ、油膜を
形成させやすくする。これにより、喪失された油膜を回
復し、シリンダライナ30の全周において発生したガス
の吹き抜けに起因する温度変動異常を正常な状態に回復
することができる。潤滑油制御手段20によって潤滑油
の供給量を増加させても温度変動異常が正常な状態に回
復しない場合には、シリンダライナ30が異常に摩耗し
ていることが考えられる。特に、測定温度が10℃以上
にわたって変動する状態が60分以上継続していること
が異常検出手段14によって検出された場合には、シリ
ンダライナ30が異常に摩耗していると判定することが
できる。このような場合には、潤滑油の供給量を増加さ
せても正常な状態に回復しないので、燃料供給制御手段
22によって温度変動異常が検出されたシリンダの燃焼
室Bへの燃料供給を減少させる、あるいは停止させる。
これにより、異常が検出されたシリンダライナ30及び
ピストンリング40の負荷を軽減することができる。
【0040】また、異常検出手段14が異常を検出した
場合には、報知手段24によって異常が検出されたこと
を報知する。この際、検出したシリンダライナの異常の
種類に応じて、報知の方法を切り替えることとしても良
い。例えば、報知手段24が警報を鳴らして報知をする
ものである場合には、高温異常と温度変動異常とで音低
を変えて報知する等が考えられる。
場合には、報知手段24によって異常が検出されたこと
を報知する。この際、検出したシリンダライナの異常の
種類に応じて、報知の方法を切り替えることとしても良
い。例えば、報知手段24が警報を鳴らして報知をする
ものである場合には、高温異常と温度変動異常とで音低
を変えて報知する等が考えられる。
【0041】本実施形態のシリンダライナ30の異常検
出装置10は、シリンダライナ30に温度センサ12を
埋設し、温度センサ12によって測定された測定温度に
基づいて、異常検出手段14がシリンダライナ30の異
常を検出しているので、一定の基準によって自動的にシ
リンダライナ30の異常を検出することができる。
出装置10は、シリンダライナ30に温度センサ12を
埋設し、温度センサ12によって測定された測定温度に
基づいて、異常検出手段14がシリンダライナ30の異
常を検出しているので、一定の基準によって自動的にシ
リンダライナ30の異常を検出することができる。
【0042】また、異常検出手段14は、測定温度が所
定時間Ts継続して所定の閾値Dmax以上となった場合
に、シリンダライナ30が異常であると判定している。
これにより、ピストンリング40の一部にガスの吹き抜
けが発生している事象や、ピストンリング40の回転が
停止している事象を検出することができ、シリンダライ
ナ30の異常を早期に検出することができる。
定時間Ts継続して所定の閾値Dmax以上となった場合
に、シリンダライナ30が異常であると判定している。
これにより、ピストンリング40の一部にガスの吹き抜
けが発生している事象や、ピストンリング40の回転が
停止している事象を検出することができ、シリンダライ
ナ30の異常を早期に検出することができる。
【0043】また、異常検出手段14は、測定温度が所
定時間継続して周期的に変動した場合に、シリンダライ
ナ30が異常であると判定している。これにより、シリ
ンダライナ30とピストンリング40との間の油膜が喪
失されている事象や、シリンダライナ30及びピストン
リング40が異常に摩耗している事象を確実に検出する
ことができる。
定時間継続して周期的に変動した場合に、シリンダライ
ナ30が異常であると判定している。これにより、シリ
ンダライナ30とピストンリング40との間の油膜が喪
失されている事象や、シリンダライナ30及びピストン
リング40が異常に摩耗している事象を確実に検出する
ことができる。
【0044】また、異常検出装置10は、回転数制御手
段16、冷却水温度制御手段18、潤滑油制御手段2
0、燃料供給制御手段22を備え、異常検出手段14に
よって検出されたシリンダライナ30の異常の種類に応
じて、シリンダライナ30を正常に復旧する処理をして
いるので、シリンダライナ30の過度の損傷を防止する
ことができる。
段16、冷却水温度制御手段18、潤滑油制御手段2
0、燃料供給制御手段22を備え、異常検出手段14に
よって検出されたシリンダライナ30の異常の種類に応
じて、シリンダライナ30を正常に復旧する処理をして
いるので、シリンダライナ30の過度の損傷を防止する
ことができる。
【0045】また、異常検出装置10は報知手段24を
備えているので、異常検出手段14によってシリンダラ
イナ30の異常が検出された場合には、異常が検出され
たことを警報によって周囲に報知することができる。
備えているので、異常検出手段14によってシリンダラ
イナ30の異常が検出された場合には、異常が検出され
たことを警報によって周囲に報知することができる。
【0046】次に、本発明の第2実施形態に係るシリン
ダライナ30の異常検出装置(以下、単に「異常検出装
置」という)50について説明する。図4は、第2実施
形態に係る異常検出装置50を示す図である。第2実施
形態に係る異常検出装置50は、シリンダライナ30の
対称の位置に2個の温度センサ12,13がそれぞれ埋
設されている点が、第1実施形態に係る異常検出装置1
0と異なる。第2実施形態に用いられる温度センサ1
2,13、回転数制御手段16、冷却水温度制御手段1
8、潤滑油制御手段20、燃料供給制御手段22は、第
1実施形態に係る異常検出装置10において対応する各
要素と同様の機能を有する。
ダライナ30の異常検出装置(以下、単に「異常検出装
置」という)50について説明する。図4は、第2実施
形態に係る異常検出装置50を示す図である。第2実施
形態に係る異常検出装置50は、シリンダライナ30の
対称の位置に2個の温度センサ12,13がそれぞれ埋
設されている点が、第1実施形態に係る異常検出装置1
0と異なる。第2実施形態に用いられる温度センサ1
2,13、回転数制御手段16、冷却水温度制御手段1
8、潤滑油制御手段20、燃料供給制御手段22は、第
1実施形態に係る異常検出装置10において対応する各
要素と同様の機能を有する。
【0047】第2実施形態に用いられる異常検出手段1
5は、第1実施形態に用いられる異常検出手段14と同
様に、高温異常、温度変動異常を検出できることに加え
て、他のパターンのシリンダライナ30の異常を検出す
ることができる。異常検出手段15によってシリンダラ
イナ30が異常であると判定される第3の場合は、図5
に示すように、第1の温度センサ12によって測定され
た第1の測定温度と、第2の温度センサ13によって測
定された第2の測定温度との温度差が所定時間Td継続
して所定の閾値De以上となった場合である。ここで、
所定の閾値Deはシリンダライナ30が正常である場合
の測定温度Dpに対して相対的に設定され、例えば正常
に動作している場合の測定温度が180℃程度であれ
ば、閾値Deは40℃程度に設定される。また、所定時
間Td継続して閾値De以上となることが必要であるの
は、ピストンリング40の合口がいずれかの温度センサ
12の測定点近傍に位置する際に燃焼室Bから高温のガ
スが吹き抜けると、シリンダライナ30が正常である場
合でも一時的にいずれかの測定温度が上昇することがあ
るためである。なお、所定時間Tdは、例えば10分程
度に設定される。以下において、上記のような異常検出
の第3の場合を「温度偏差異常」という。
5は、第1実施形態に用いられる異常検出手段14と同
様に、高温異常、温度変動異常を検出できることに加え
て、他のパターンのシリンダライナ30の異常を検出す
ることができる。異常検出手段15によってシリンダラ
イナ30が異常であると判定される第3の場合は、図5
に示すように、第1の温度センサ12によって測定され
た第1の測定温度と、第2の温度センサ13によって測
定された第2の測定温度との温度差が所定時間Td継続
して所定の閾値De以上となった場合である。ここで、
所定の閾値Deはシリンダライナ30が正常である場合
の測定温度Dpに対して相対的に設定され、例えば正常
に動作している場合の測定温度が180℃程度であれ
ば、閾値Deは40℃程度に設定される。また、所定時
間Td継続して閾値De以上となることが必要であるの
は、ピストンリング40の合口がいずれかの温度センサ
12の測定点近傍に位置する際に燃焼室Bから高温のガ
スが吹き抜けると、シリンダライナ30が正常である場
合でも一時的にいずれかの測定温度が上昇することがあ
るためである。なお、所定時間Tdは、例えば10分程
度に設定される。以下において、上記のような異常検出
の第3の場合を「温度偏差異常」という。
【0048】次に、第2実施形態に係る異常検出装置5
0の動作について説明する。第2実施形態に係る異常検
出装置50の基本的な動作は第1実施形態の異常検出装
置10と同様であるが、第2実施形態の異常検出装置5
0は、異常検出手段15が温度偏差異常を検知できる点
が第1実施形態の異常検出装置10と異なる。異常検出
手段14が温度偏差異常を検出した場合には、ピストン
リング40の一部にガスの吹き抜けが発生している、あ
るいは、ピストンリング40の合口がいずれかの温度セ
ンサ12の測定点近傍に位置する状態でピストンリング
40の回転が停止している等の異常が発生していること
が考えられる。異常検出手段14が温度偏差異常を検出
した場合には、冷却水温度制御手段18によって冷却水
の水温を低下させ、シリンダライナ30とピストンリン
グ40との間に油膜を形成させやすくする。これによ
り、ピストンリング40の一部に発生したガスの吹き抜
けに起因する温度偏差異常を正常な状態に回復すること
ができる。また、異常検出手段14が温度偏差異常を検
出した場合には、回転数制御手段16によって内燃機関
の回転数を低減して内燃機関の運転状況を変化させて、
ピストンリング40を回転させる。これにより、ピスト
ンリング40が停止することに起因する温度偏差異常を
正常な状態に回復することができる。
0の動作について説明する。第2実施形態に係る異常検
出装置50の基本的な動作は第1実施形態の異常検出装
置10と同様であるが、第2実施形態の異常検出装置5
0は、異常検出手段15が温度偏差異常を検知できる点
が第1実施形態の異常検出装置10と異なる。異常検出
手段14が温度偏差異常を検出した場合には、ピストン
リング40の一部にガスの吹き抜けが発生している、あ
るいは、ピストンリング40の合口がいずれかの温度セ
ンサ12の測定点近傍に位置する状態でピストンリング
40の回転が停止している等の異常が発生していること
が考えられる。異常検出手段14が温度偏差異常を検出
した場合には、冷却水温度制御手段18によって冷却水
の水温を低下させ、シリンダライナ30とピストンリン
グ40との間に油膜を形成させやすくする。これによ
り、ピストンリング40の一部に発生したガスの吹き抜
けに起因する温度偏差異常を正常な状態に回復すること
ができる。また、異常検出手段14が温度偏差異常を検
出した場合には、回転数制御手段16によって内燃機関
の回転数を低減して内燃機関の運転状況を変化させて、
ピストンリング40を回転させる。これにより、ピスト
ンリング40が停止することに起因する温度偏差異常を
正常な状態に回復することができる。
【0049】第2実施形態の異常検出装置10は、シリ
ンダライナ30に埋設された2個の温度センサ12,1
3によって高温異常、温度変動異常を検出し、さらに2
個の温度センサ12,13のそれぞれの測定温度から温
度偏差異常を検出している。これにより、シリンダライ
ナ30の異常の検出精度を高めることができる。
ンダライナ30に埋設された2個の温度センサ12,1
3によって高温異常、温度変動異常を検出し、さらに2
個の温度センサ12,13のそれぞれの測定温度から温
度偏差異常を検出している。これにより、シリンダライ
ナ30の異常の検出精度を高めることができる。
【0050】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0051】上記実施形態では、温度センサ12は1個
又は2個用いることとしたが、温度センサ12の数は1
個又は2個に限定されるものではなく、3個以上であっ
ても良い。このように温度センサ12の数を増加させる
ことによって、異常検出の精度をより高めることができ
る。
又は2個用いることとしたが、温度センサ12の数は1
個又は2個に限定されるものではなく、3個以上であっ
ても良い。このように温度センサ12の数を増加させる
ことによって、異常検出の精度をより高めることができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダライナに温度
センサを埋設し、温度センサによって測定される測定温
度に基づいて、シリンダライナの異常を検出することと
しているので、シリンダライナの異常を検出する基準を
一定にすることができると共に、自動的にシリンダライ
ナの異常を検出することが可能となる。
センサを埋設し、温度センサによって測定される測定温
度に基づいて、シリンダライナの異常を検出することと
しているので、シリンダライナの異常を検出する基準を
一定にすることができると共に、自動的にシリンダライ
ナの異常を検出することが可能となる。
【0053】また、本発明によれば、異常検出手段は、
測定温度が所定時間継続して所定の閾値以上となった場
合に、シリンダライナの異常を検出しているので、シリ
ンダライナの一部にガスの吹き抜けが発生して起こる異
常や、シリンダライナの回転が停止して起こる異常を検
出できる。これにより、シリンダライナの異常を早期に
検出して、シリンダライナの損傷を抑制することができ
る。
測定温度が所定時間継続して所定の閾値以上となった場
合に、シリンダライナの異常を検出しているので、シリ
ンダライナの一部にガスの吹き抜けが発生して起こる異
常や、シリンダライナの回転が停止して起こる異常を検
出できる。これにより、シリンダライナの異常を早期に
検出して、シリンダライナの損傷を抑制することができ
る。
【0054】また、本発明によれば、異常検出手段は、
測定温度が所定時間継続して周期的に変動した場合に、
シリンダライナの異常を検出しているので、シリンダラ
イナとピストンリングとの間の油膜が喪失して起こる異
常や、シリンダライナが過度に摩耗して起こる異常を確
実に検出することができる。
測定温度が所定時間継続して周期的に変動した場合に、
シリンダライナの異常を検出しているので、シリンダラ
イナとピストンリングとの間の油膜が喪失して起こる異
常や、シリンダライナが過度に摩耗して起こる異常を確
実に検出することができる。
【0055】また、本発明によれば、回転数制御手段、
冷却水温度制御手段、潤滑油制御手段、燃料供給制御手
段を有し、シリンダライナの異常を検出した場合には、
異常状態を自動的に復旧することができる。これによ
り、シリンダライナの過度の損傷を防止することができ
る。
冷却水温度制御手段、潤滑油制御手段、燃料供給制御手
段を有し、シリンダライナの異常を検出した場合には、
異常状態を自動的に復旧することができる。これによ
り、シリンダライナの過度の損傷を防止することができ
る。
【0056】また、本発明によれば、報知手段を備えて
いるので、シリンダライナの異常が発生した場合には、
警報等によって異常の発生を報知することができる。
いるので、シリンダライナの異常が発生した場合には、
警報等によって異常の発生を報知することができる。
【図1】第1実施形態のシリンダライナの異常検出装置
を示す図である。
を示す図である。
【図2】異常検出手段が異常を検出する第1の場合の測
定温度の変化を示す図である。
定温度の変化を示す図である。
【図3】異常検出手段が異常を検出する第2の場合の測
定温度の変化を示す図である。
定温度の変化を示す図である。
【図4】第2実施形態のシリンダライナの異常検出装置
を示す図である。
を示す図である。
【図5】異常検出手段が異常を検出する第3の場合の測
定温度の変化を示す図である。
定温度の変化を示す図である。
10・・・シリンダライナの異常検出装置、12・・・温度セ
ンサ、14・・・異常検出手段、16・・・回転数制御手段、
18・・・冷却水温度制御手段、20・・・潤滑油制御手段、
22・・・燃料供給制御手段、24・・・報知手段。
ンサ、14・・・異常検出手段、16・・・回転数制御手段、
18・・・冷却水温度制御手段、20・・・潤滑油制御手段、
22・・・燃料供給制御手段、24・・・報知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/22 301 F02D 41/22 301D 330 330D 380 380D F02F 1/18 F02F 1/18 B 7/00 7/00 F
Claims (9)
- 【請求項1】 内燃機関のシリンダライナの異常を検出
する装置であって、 前記シリンダライナに設けられた温度センサと、 前記温度センサにより測定される測定温度の変化に基づ
いて、前記シリンダライナの異常を検出する異常検出手
段と、 を備えることを特徴とするシリンダライナの異常検出装
置。 - 【請求項2】 前記異常検出手段は、前記測定温度が所
定時間継続して所定の閾値以上となった場合に、前記シ
リンダライナが異常であると判定することを特徴とする
請求項1に記載のシリンダライナの異常検出装置。 - 【請求項3】 前記異常検出手段は、前記測定温度が所
定時間継続して周期的に変動した場合に、前記シリンダ
ライナが異常であると判定することを特徴とする請求項
1に記載のシリンダライナの異常検出装置。 - 【請求項4】 前記温度センサは、前記シリンダライナ
の少なくとも2箇所に設けられ、 前記異常検出手段は、一の前記温度センサにより測定さ
れた温度と他の前記温度センサにより測定された温度と
の差が所定時間継続して所定の閾値以上となった場合
に、前記シリンダライナが異常であると判定することを
特徴とする請求項1に記載のシリンダライナの異常検出
装置。 - 【請求項5】 前記内燃機関の回転数を制御する回転数
制御手段をさらに備え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合に、前記回転数
制御手段は前記内燃機関の回転数を減少させることを特
徴とする請求項2又は4に記載のシリンダライナの異常
検出装置。 - 【請求項6】 前記シリンダライナを冷却する冷却水の
温度を制御する冷却水温度制御手段をさらに備え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合に、前記冷却水
温度制御手段は冷却水の温度を低下させることを特徴と
する請求項2又は4に記載のシリンダライナの異常検出
装置。 - 【請求項7】 前記シリンダライナに供給する潤滑油の
潤滑油量を制御する潤滑油制御手段をさらに備え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合に、前記潤滑油
制御手段は前記シリンダライナに供給する潤滑油量を増
加させることを特徴とする請求項3に記載のシリンダラ
イナの異常検出装置。 - 【請求項8】 前記内燃機関の燃焼室に供給する燃料の
量を制御する燃料供給制御手段をさらに備え、 前記異常検出手段が異常を検出した場合に、前記燃料供
給制御手段は異常が検出された前記燃焼室へ供給する燃
料の量を減少させることを特徴とする請求項3に記載の
シリンダライナの異常検出装置。 - 【請求項9】 前記異常検出手段が異常を検出した場合
に、異常が検出されたことを報知する報知手段をさらに
備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に
記載のシリンダライナの異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205229A JP2002021629A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | シリンダライナの異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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