JP2002021598A - エンジン停止制御装置 - Google Patents

エンジン停止制御装置

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JP2002021598A
JP2002021598A JP2000206552A JP2000206552A JP2002021598A JP 2002021598 A JP2002021598 A JP 2002021598A JP 2000206552 A JP2000206552 A JP 2000206552A JP 2000206552 A JP2000206552 A JP 2000206552A JP 2002021598 A JP2002021598 A JP 2002021598A
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electromagnetic clutch
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Junji Yamaguchi
純司 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イグニッション停止からのエンジンの逆転方
向の回転を阻止することで、吸気側バルブと排気側バル
ブとがオーバーラップしてエンジンが停止するのを防い
で、エンジンの再始動を容易にしたエンジン停止制御装
置を提供する。 【解決手段】 冷房装置のコンプレッサ10に、エンジ
ン8の逆転方向の回転を阻止する一方向クラッチ9を設
けておいて、イグニッションが停止した際にコンプレッ
サ10に既設の電磁クラッチ7を接続することにより、
一方向クラッチ9にエンジン8の駆動力が伝達されるよ
うにエンジン停止制御装置を構成した。このように構成
することで、イグニッション停止からのエンジン8の逆
転方向の回転が阻止されて、吸気側バルブ3と排気側バ
ルブ2とがオーバーラップしてエンジン8が停止するの
を防いで、エンジン8の再始動を容易することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン停止制御
装置に関するもので、特に、イグニッション停止後のエ
ンジンの逆転方向の回転を阻止することで、吸気側バル
ブと排気側バルブとが同時で開いた状態、即ちオーバー
ラップされた状態でエンジンが停止するのを防止したエ
ンジン停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4ストロークエンジンでは、燃料と空気
との混合ガスを燃焼室1(図7参照)に吸入する吸入行
程と、燃焼室に導入された混合気を圧縮する圧縮行程
と、圧縮された混合気にイグニッション装置で点火して
燃焼・膨張させる膨張行程と、燃焼後のガスを燃焼室1
から排気する排気行程とを順次繰り返すことでエンジン
出力を得ている。そして、燃焼室1への吸気及び燃焼室
からの排気は、排気側バルブ2及び吸気側バルブ3(図
7参照)を図示しない動弁機構により各々所定のタイミ
ングで開閉させることで行われている。また、図6に示
すように、排気行程の終わりと吸気行程の始まりとをラ
ップさせる、即ちピストン(図示せず)の上死点付近に
おいて排気側バルブ2と吸気側バルブ3とを共に開く状
態を設けて、燃焼室1の掃気効率を高めることが従来か
ら行われていた。
【0003】ところで、このようなエンジンを停止させ
る場合、特に3気筒エンジンの場合には、図5に示すよ
うに、イグニッションの停止後に惰性で回転していたエ
ンジンは、例えば第1気筒(図5中の#1)が、圧縮行
程の後半(クランク軸の位相300°〜360°)にお
いて燃焼室1の吸気を圧縮し切れなくなり、圧縮行程を
越えることができずに押し返されることで、エンジン
(クランク軸)を逆転方向に回転させてしまうことにな
る。そして、逆転方向に回転したエンジンは、第2気筒
(図5中の#2)の膨張行程の前半(クランク軸の位相
120°〜180°)において、今度はピストンが引き
戻されることにより逆回転、即ち正転方向に回転され、
最終的にはクランク軸の位相が240°の付近で停止す
ることになる。
【0004】しかしながら、図5に示すように、クラン
ク軸の位相が240°の際には、第3気筒(図5中の#
3)の排気行程と吸入行程との境界、即ち、図6に示す
ように、第3気筒の上死点に当たる。したがって、図7
に示すように、エンジンは、第3気筒が排気側バルブ2
及び吸気側バルブ3が共に開いた、オーバーラップした
状態で停止することになる。そして、このような状態で
は、第3気筒の吸気通路5(図7参照)の内部圧力は排
気通路4の内部圧力よりも低いため、図7に示すよう
に、排気ガスが排気通路4及び燃焼室1から吸気通路5
に逆流して充満してしまい、吸気通路内の酸素濃度を低
下させてエンジンの再始動を困難にさせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、特に4ストローク3気筒
エンジンにおいて、イグニッションの停止からのエンジ
ンの逆転方向の回転を阻止することで、吸気側バルブと
排気側バルブとがオーバーラップした状態でエンジンを
停止させないようにして、エンジンの再始動を容易にし
たエンジン停止制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、吸気側バル
ブと排気側バルブとを各々所定のタイミングで開閉させ
る4ストロークエンジンのエンジン停止制御装置であっ
て、エンジンの正転方向の回転を許容して、逆転方向の
回転を阻止する一方向クラッチと、一方向クラッチにエ
ンジンの回転力を断接させる電磁クラッチと、電磁クラ
ッチの断接を制御する制御手段とを備え、イグニッショ
ンの停止により、電磁クラッチを接続して一方向クラッ
チにエンジンの回転力を伝達することでエンジンの逆転
方向の回転を阻止したことを特徴とする。
【0007】このように構成することで、イグニッショ
ンが停止することで制御手段が電磁クラッチを接続し
て、一方向クラッチにエンジンの駆動力(回転力)が伝
達されて、エンジンの逆転方向の回転を阻止することが
できる。
【0008】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、イグニッションの停止により電磁クラッチを接続す
ると共に、イグニッションの停止から所定時間の経過後
に電磁クラッチを開放することを特徴とする。
【0009】このように構成することで、必要に応じて
短時間のみ、電磁クラッチを接続して一方向クラッチに
エンジンの駆動力(回転力)を伝達することができ、一
方向クラッチへの負荷を軽減することができると共に、
車両の電気的な負荷をも軽減させることができる。
【0010】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、一方向クラッチと電磁クラッチとを、エンジンの回
転力により駆動される補器に設けたことを特徴とする。
【0011】このように構成することで、一方向クラッ
チと電磁クラッチとをエンジンに追加するのに比較し
て、小変更でエンジンの逆転方向の回転を阻止すること
ができる。
【0012】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、補器が、ベルトを介してエンジンの回転力により駆
動されることを特徴とする。
【0013】このように構成することで、エンジンに過
大な逆転方向の回転力が発生した場合に、ベルトを滑ら
すことで一方向クラッチに過大な逆転方向の回転力が伝
達されるのを防いで、一方向クラッチの破損を防止する
ことができる。
【0014】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、補器が、冷房装置のコンプレッサであることを特徴
とする。
【0015】このように構成することで、コンプレッサ
に既設の電磁クラッチをエンジン停止制御装置の電磁ク
ラッチとして併用して、コンプレッサに一方向クラッチ
を追加するだけの変更で、エンジンの逆転方向の回転を
阻止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のエンジン
停止制御装置を図1ないし図7に基づいて説明する。ま
ず、本実施の形態のエンジン停止制御装置の概略を説明
する。本実施の形態のエンジン停止制御装置は、冷房装
置のコンプレッサ10(以下、単にコンプレッサと呼
ぶ)に、エンジンの正転方向の回転を許容して逆転方向
の回転を阻止するように一方向クラッチ9を設けておい
て、当該コンプレッサ10に既設の電磁クラッチ7を接
続することで、一方向クラッチ9にエンジン8の駆動力
(回転力)が伝達されるよう構成した。また、本実施の
形態のエンジン停止制御装置は、イグニッションが停止
することでコンプレッサ10の電磁クラッチ7を接続し
て、イグニッションの停止から所定時間の経過後に電磁
クラッチ7を開放するようにした。これにより、電磁ク
ラッチ7を必要に応じて作動させることで、一方向クラ
ッチ9にエンジン8の駆動力(回転力)を短時間のみ伝
達して、一方向クラッチ9の耐久性を向上させると共
に、車両の電気的な負荷を軽減させる構造になってい
る。
【0017】次に、本実施の形態のエンジン停止制御装
置を詳細に説明する。図3に示すように、コンプレッサ
10は、クランクプーリ6の回転により駆動される複数
の補器の1つとして、パワーステアリング用ポンプ1
1、ジェネレータ12及びウォータポンプ13と共にエ
ンジン8に配設されている。そして、それぞれの補器1
0ないし13の回転軸(図示せず)にはプーリ14ない
し17が固定されており、クランクプーリ6、プーリ1
4及び15にはベルト18が、また、クランクプーリ
6、プーリ16及び17にはベルト19がそれぞれ張設
されている。これにより、クランクプーリ6の回転がベ
ルト18及び19を介してそれぞれのプーリ14ないし
17に伝達され、各々の補器10ないし13を駆動する
構造になっている。
【0018】また、図4に示すように、本実施の形態の
コンプレッサ10は、ドリブンシャフト20と一体で回
転するドリブンプーリ14aと、外周面にV溝21を備
えたドライブプーリ14bとを備えて、ドリブンプーリ
14aとドライブプーリ14bとの間に電磁クラッチ7
を介在させてプーリ14を構成している。さらに、コン
プレッサ10には、外輪9aと内輪9bとが互いに所定
方向の回転のみ許容された一方向クラッチ9の外輪9a
がコンプレッサハウジング22に固定されると共に、内
輪9bがドリブンシャフト20に固定(回り止め)され
ており、この一方向クラッチ9により、ドリブンシャフ
ト20の正転方向の回転のみが許容され、逆転方向の回
転が阻止される構造になっている。そして、電磁クラッ
チ7を接続することで、ドリブンプーリ14aとドライ
ブプーリ14bとが一体で回転することとなり、これに
より、一方向クラッチ9に、ドリブンシャフト20、プ
ーリ14、ベルト18及びクランクプーリ6を介して、
エンジン8の駆動力(回転力)が伝達される構造になっ
ている。なお、コンプレッサ10に既設の電磁クラッチ
7を、エンジン停止制御装置の電磁クラッチ7として併
用する。
【0019】また、本実施の形態のエンジン停止制御装
置は、イグニッションスイッチ23(図2参照)の検出
信号に基づいて電子制御モジュール24(以下、ECM
と称す)がイグニッションの停止を認識することで、コ
ンプレッサ10の電磁クラッチ7を接続して、一方向ク
ラッチ9にエンジン8の駆動力(回転力)が伝達され
る。また、ECM24の図示しないカウント部において
イグニッション停止からの経過時間がカウントアップさ
れて、イグニッション停止からの経過時間が予め設定さ
れた設定時間に到達することで電磁クラッチ7を開放
し、次に、メインリレー25(図2参照)を作動させ、
ECM24へのメイン電源26(図2参照)の供給を停
止させる構造になっている。
【0020】なお、本実施の形態のエンジン停止制御装
置では、冷房装置のコンプレッサ10に一方向クラッチ
9を追加すると共に該コンプレッサ10に既設の電磁ク
ラッチ7をエンジン停止制御装置の電磁クラッチ7に併
用したが、コンプレッサ10の代わりに、クランクプー
リ6により駆動される補器のいずれか1つに電磁クラッ
チ7と一方向クラッチ9とを追加して、エンジン停止制
御装置を構成してもよい。
【0021】このような構成において、本実施の形態の
エンジン停止制御装置の作用を説明する。まず、本実施
の形態のエンジン停止制御装置の動作フローを図1に基
づいて説明する。制御手段としてのECM24により、
イグニッションスイッチ23がOFFされたか否かが判
別され(ステップ1)、イグニッションスイッチ23が
OFFされた場合(ステップ1のY)には、ECM24
は、カウント部(図示せず)をリセットして(ステップ
2)、イグニッションスイッチ23OFF(イグニッシ
ョン停止)からの経過時間のカウントを開始する(ステ
ップ3)。なお、ステップ1においてイグニッションス
イッチ23がOFFされていない場合(ステップ1の
N)には、再びステップ1に戻り、ECM24によりイ
グニッションスイッチ23がOFFされたか否かが判別
されることになる。そして、ECM24は、カウント部
のカウントが設定時間に到達していない場合(ステップ
4のN)には、コンプレッサ10の電磁クラッチ7を接
続して(ステップ5)、ステップ3に戻りカウントを継
続する。また、ECM24は、ステップ4においてカウ
ント部がカウントアウト、即ちイグニッション停止から
の経過時間が設定時間に到達した場合(ステップ4の
Y)には、電磁クラッチ7を開放し(ステップ6)、次
にメインリレー25を作動して(ステップ7)メイン電
源からの供給を遮断する。
【0022】次に、このような動作フローで動作するエ
ンジン停止制御装置の作用を、4ストロークの3気筒エ
ンジンに基づいて説明する。まず、イグニッションスイ
ッチ23をOFFしてイグニッションが停止されると、
ECM24によりコンプレッサ10の電磁クラッチ7が
接続され、これにより、一方向クラッチ9にエンジン8
の駆動力(回転力)が伝達されて、エンジン8は一方向
クラッチ9により逆転方向の回転が阻止されることにな
る。そして、イグニッションの停止後に惰性で回転して
いたエンジン8は、次第にその勢いが弱まり、例えば、
第1気筒(図5中の#1)が圧縮行程の後半(クランク
軸の位相300°〜360°)で燃焼室1(図7参照)
のガスを圧縮し切れなくなり、図示しないクランク軸を
逆転方向に回転させようとする。そして、クランク軸は
逆転方向に回転しようとするが、クランク軸を逆転方向
に回転させようとする回転力はクランクプーリ6(図3
参照)、ベルト18(図3参照)を介してコンプレッサ
10の一方向クラッチ9に伝達されるため、エンジン8
は、その逆転方向の回転が阻止されて、第1気筒の圧縮
行程の後半で完全に停止することになる。なお、この
際、イグニッションの停止から所定時間の経過後にコン
プレッサ10の電磁クラッチ7が開放されて、一方向ク
ラッチ9にエンジンの駆動力(回転力)が伝達されなく
なるが、完全に停止した状態のエンジン8のメカニカル
フリクションは十分大きいため、図示しないクランク軸
を逆転方向に回転させてしまうことはない。
【0023】したがって、図5に示すように、各気筒
(#1、#2、#3)の圧縮行程の後半においては、全
ての気筒で排気側バルブ2と吸気側バルブ3とが(図7
参照)オーバーラップ(図5中の●及び図6中のOR)
された状態になく、排気ガスが逆流して吸気通路5に充
満するようなことを防いで、エンジン8の再始動を容易
にすることができる。
【0024】また、イグニッションの停止により電磁ク
ラッチ7を接続して、一方向クラッチ9にエンジン8の
駆動力(回転力)を伝達することでエンジン8の逆転方
向の回転を阻止して、また、該電磁クラッチ7をイグニ
ッションが停止してから所定時間の経過後に開放するこ
とにより、エンジン8の駆動力(回転力)を必要に応じ
て短時間のみ一方向クラッチ9に伝達させることがで
き、一方向クラッチ9の耐久性を向上させることができ
ると共に、車両の電気的な負担をも軽減することができ
る。さらに、車両を坂道駐車した場合にも、一方向クラ
ッチ9に負担が伝達されるようなことがなく、一方向ク
ラッチ9の破損を防止することができる。
【0025】また、一方向クラッチ9を冷房装置のコン
プレッサ10に追加したことにより、コンプレッサ10
に既設の電磁クラッチ7をエンジン停止制御装置の電磁
クラッチ7として併用することができ、エンジン8に電
磁クラッチ7と一方向クラッチ9とを追加するのと比較
して、簡易、且つ安価にてエンジン停止制御装置を装備
することができる。さらに、エンジン8の駆動力(回転
力)は、ベルト18(図3参照)を介して一方向クラッ
チ9に作用されており、エンジン8に過大な逆転方向の
回転力が発生した場合には、ベルト18をプーリ6及び
14(図3参照)に滑らすことで、一方向クラッチ9に
過大な逆転方向の回転力が伝達されるのを防いで、一方
向クラッチ9の破損を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、エンジンの正転方向の回転を許容して、逆転方向
の回転を阻止する一方向クラッチを設けておいて、イグ
ニッションの停止により、電磁クラッチを接続してエン
ジンの駆動力(回転力)が一方向クラッチに伝達される
ようにしたので、イグニッション停止後に惰性で回転す
るエンジンを気筒の圧縮行程の後半で停止させることが
でき、特に4ストローク3気筒エンジンの場合には、全
ての気筒において、排気側バルブと吸気側バルブとがオ
ーバーラップした状態でエンジンが停止することがな
く、排気ガスが吸気通路に逆流するようなことを防いで
エンジンの再始動を容易にすることができる。
【0027】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、イグニッションの停止により電磁クラッチを
接続して、イグニッションの停止から所定時間の経過後
に該電磁クラッチを開放させたので、エンジンの駆動力
(回転力)を必要に応じて短時間のみ一方向クラッチに
伝達して、一方向クラッチの耐久性を向上させることが
できると共に車両の電気的な負担を軽減することができ
る。
【0028】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、一方向クラッチと電磁クラッチとをエンジン
の駆動力(回転力)により駆動される補器に設けたの
で、一方向クラッチと電磁クラッチとをエンジンに追加
するのと比較して、小変更によりエンジン停止制御装置
を装備することができる。
【0029】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
によれば、一方向クラッチと電磁クラッチとを設けた補
器を、ベルトを介してエンジンの駆動力(回転力)で駆
動したので、エンジンに過大な逆転方向の回転力が発生
した場合には、ベルトを滑らすことにより一方向クラッ
チに過大な逆転方向の回転力が作用するのを防いで、一
方向クラッチの破損を防止することができる。
【0030】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
によれば、一方向クラッチを冷房装置のコンプレッサに
追加したので、該コンプレッサに既設の電磁クラッチを
エンジン停止制御装置の電磁クラッチとして併用するこ
とができ、より簡易にエンジン停止制御装置を装備する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のエンジン停止制御装置の動作の
流れを説明するためのフローチャートである。
【図2】本実施の形態のエンジン停止制御装置のブロッ
ク図である。
【図3】エンジンの正面図で、特に、クランクプーリと
補器類とにベルトが張設された状態を示す図である。
【図4】本実施の形態のエンジン停止制御装置における
コンプッレッサの概略構造を示す説明図である。
【図5】4ストローク3気筒エンジンにおけるクランク
軸の位相と各気筒の状態(行程)との関係を示す図であ
る。
【図6】排気側バルブと吸気側バルブとのバルブタイミ
ングにオーバーラップを設けた状態を示すバルブタイミ
ング図である。
【図7】排気側バルブと吸気側バルブとがオーバーラッ
プして、排気ガスが排気通路から吸気通路に逆流される
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 排気側バルブ 3 吸気側バルブ 7 電磁クラッチ 8 エンジン 9 一方向クラッチ 10 コンプレッサ 18 ベルト 24 ECM(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気側バルブと排気側バルブとを各々所
    定のタイミングで開閉させる4ストロークエンジンのエ
    ンジン停止制御装置であって、 エンジンの正転方向の回転を許容して、逆転方向の回転
    を阻止する一方向クラッチと、 前記一方向クラッチにエンジンの回転力を断接させる電
    磁クラッチと、 前記電磁クラッチの断接を制御する制御手段とを備え、 イグニッションの停止により、前記電磁クラッチを接続
    して前記一方向クラッチにエンジンの回転力を伝達する
    ことでエンジンの逆転方向の回転を阻止したことを特徴
    とするエンジン停止制御装置。
  2. 【請求項2】 イグニッションの停止により前記電磁ク
    ラッチを接続すると共に、イグニッションの停止から所
    定時間の経過後に前記電磁クラッチを開放することを特
    徴とする請求項1に記載のエンジン停止制御装置。
  3. 【請求項3】 前記一方向クラッチと前記電磁クラッチ
    とを、エンジンの回転力により駆動される補器に設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン停止
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記補器が、ベルトを介してエンジンの
    回転力により駆動されることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のエンジン停止制御装置。
  5. 【請求項5】 前記補器が、冷房装置のコンプレッサで
    あることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のエンジン停止制御装置。
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