JP2002021318A - 壁面収納家具の設置構造 - Google Patents

壁面収納家具の設置構造

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JP2002021318A
JP2002021318A JP2000209804A JP2000209804A JP2002021318A JP 2002021318 A JP2002021318 A JP 2002021318A JP 2000209804 A JP2000209804 A JP 2000209804A JP 2000209804 A JP2000209804 A JP 2000209804A JP 2002021318 A JP2002021318 A JP 2002021318A
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JP
Japan
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wall
storage furniture
plate
furniture
top plate
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JP2000209804A
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Inventor
Kenji Matsunaga
研二 松永
Yasumasa Matsue
安巨 松江
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁際に設置される収納家具において、収納家
具の裏に結露を発生せず、収納家具が倒れる危険がな
く、未利用空間を有効に利用できる収納家具の設置構造
を提供する。 【構成】壁面収納家具1の天板2及び底板4の奥側端部
は壁内に挿入されて外壁下地材6まで達しており、同時
に、天板2と底板4の手前側端部は、室内側に突出して
いる。背板5と外壁下地材6との間には板状断熱材7が
付設され、前面には、木質板またはガラス板からなる扉
8が開閉自在に設けられている。また壁面収納家具1は
柱9の間隔と同幅に形成されており、側板外面が柱9の
側面に固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造住宅の室内に配置
される収納家具に関し、特に屋外に面する壁際に設置さ
れる収納家具の設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の収納家具は、単に部屋の壁際に備
え付けられているだけであるため、内壁面と収納家具の
背板との間は空気の滞留を生じ、特に屋外に面する壁際
であるときには、結露を生じやすく、カビが生えるなど
の問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで収納家具裏での
結露を防止するために、ファンやヒーターなど強制的に
通気させる手段を設けたり、家具裏の隙間を広くするこ
とによって自然換気を促すなどの方法が行われている。
しかしながら、強制的な換気手段を設ける場合は、動力
源としての電気を必要として不経済であったり、発火の
恐れを生じたり、メンテナンスの手間がかかるという問
題を有していた。一方、家具裏の隙間を広げる方法を採
ると、家具裏の空間に埃が溜まって掃除がしにくかった
り物品が落下しやすかったりするだけでなく、家具を手
前に配置する場合は室内が狭くなってしまうし、家具の
奥行きを小さくした場合は、収納量が減少して使い勝手
が悪いだけでなく、収納家具が倒れやすくなって地震な
どの際に危険であるため、別途耐震金具等で固定を施す
必要を生じる。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、収納家具裏の結露を発生せず、収納家具が倒
れる危険がなく、未利用空間を有効に利用できる収納家
具の設置構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、木造住宅の屋外に面する壁の室
内側に設置される壁面収納家具の設置構造であって、収
納家具は、その幅が柱の間隔と同幅に形成され、その後
部が柱間に嵌着されているとともに、その背板と外壁下
地材との間に板状断熱材が配置されており、また前部は
室内側に突出するように設置されていることを特徴とす
る壁面収納家具の設置構造である。
【0006】また、請求項2の発明は、収納家具が天板
を一体として複数個連接して設置されていることを特徴
とする壁面収納家具の設置構造である。
【0007】さらに請求項3の発明は、収納家具同士の
相対する側板と、収納家具を連結する天板と、収納家具
同士の間に挟まれた柱の室内面とで囲まれる空間に照明
器具を設置し、側板に明かり窓を設けて内部に光が射し
込むように形成したことを特徴とする請求項2に記載の
壁面収納家具の設置構造である。
【0008】請求項4の発明は天板表面の高さを、700m
m以上900mm以下としたことを特徴とする請求項1から3
に記載の壁面収納家具の設置構造である。
【0009】
【作用】本発明においては、壁面収納家具は柱の間隔と
同幅に形成されており、収納家具の後部が柱間に取り付
けられているので、収納家具裏に空間がなくなり結露が
発生することはなく、壁体内の未利用空間を有効に利用
することが可能となるばかりでなく、収納家具は柱間に
強固に固定されているので、仮に地震等が発生しても倒
れ難い。
【0010】また、壁面収納家具の背板と外壁下地材と
の間には十分な断熱性能を有する板状断熱材が配置され
ているので、施工が容易であり、収納内での結露発生も
防止される。収納家具の前部は室内側に突出するように
設置されているので、収納家具上に物品を載置すること
ができる。
【0011】さらに、壁面収納家具を複数台取り付け、
収納家具を跨いで連結する天板を設けた場合は、収納家
具同士が一体となるので一層倒れにくい。また、該天板
と、収納家具同士の間に挟まれた柱の室内面とで囲まれ
るデッドスペースに照明器具を設置し、該収納家具側板
に明かり窓を設けて内部に光が射し込むように形成する
ことで、無駄な空間を有効に利用し、収納内を明るく照
らして使いやすい収納家具となる。
【0012】そして、天板表面の高さを700mm以上900mm
以下とした場合は、剛性が高いことも相まって、老齢者
や障害者が手すり代わりに利用できる壁面収納家具とな
る。
【0013】
【実施例】続いて本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例に係る壁面収納家具の縦断面
図、図2は本実施例に係る壁面収納家具の横断面図、図
3は本実施例に係る壁面収納家具の斜視図である。な
お、収納家具1を構成する天板2、側板3、底板4、背
板5などは合板、パーティクルボード、繊維板等の木質
板や無垢材、または各種樹脂板等に化粧を施したものが
用いられている。
【0014】図1に示すように、天板2及び底板4の奥
側端部は壁内に挿入されて外壁下地材6まで達してお
り、同時に、天板2と底板4の手前側端部は、室内側に
突出している。これによって収納として十分な奥行きを
確保するとともに、室内側へ突出する長さを抑制できる
ので、室内空間も有効に利用することができる。天板2
はその奥側上面において、壁内に配置された横桟12の
下面にネジ、釘、接着剤などの固定手段によって係着さ
れている。
【0015】背板5と外壁下地材6との間には板状断熱
材7が付設される。該板状断熱材には、フォームポリス
チレン、押出発泡ポリスチレン、硬質ウレタンフォー
ム、ポリエチレンフォームなどの多孔質断熱板や真空断
熱ボードなどの、熱伝導率が非常に低い板状断熱材を用
いることが好ましい。これらの断熱材は薄くても十分な
断熱性能を得ることができるので、屋外に面する厳しい
条件においても結露を防止し、且つ収納空間を広く利用
できるからである。なお壁面収納家具1の前面には、木
質板またはガラス板からなる扉8あるいは引き戸が開閉
自在に設けられてもよい。
【0016】また図2に示すように、壁面収納家具1は
柱9の間隔と同幅に形成されており、柱間に挿嵌され、
側板外面が柱9の側面に固着されている。従って壁面収
納家具1は非常に頑丈で倒れにくい。さらに、隣り合う
壁面収納家具同士は、一枚の天板2によって連結されて
いるので、更に強度が増している。そして、隣り合う壁
面収納家具同士の相対する側板3’と、収納家具同士を
跨いで連結する天板2と、収納家具間に位置する柱9’
の室内側の面とで囲まれる空間には蛍光灯、白熱灯など
の照明器具10を設置しており、少なくとも収納家具の
側板3’には透明または半透明の樹脂板もしくはガラス
板からなる明かり窓11が設けられている。照明器具の
スイッチは手動で又は扉の開閉に連動して自動的にオン
・オフが切り替えが可能となっている。この構成によっ
て収納内を明るく照らすことができるのでとても使いや
すく、扉を透明なガラスで形成した場合には、ディスプ
レイ効果も得られるものである。また、照明の前面にも
透明ないし半透明の明かり窓11’を設けて、室内側に
も光が出るように形成しても良い。
【0017】さらに図3に示すように、天板2の前端は
壁面収納家具1の扉面よりも若干突出するように先端を
丸めて形成し、天板表面の高さhを700mm以上900mm以下
とした場合は、老齢者や足の不自由な方の手すり代わり
としても利用することができる。前述のように壁面収納
家具1は強固にかつ壁と一体に形成されているので、不
意な力が加わっても壁面収納家具が転倒することはな
く、非常に安全性が高い。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、未利用の空間を利用で
きるので、室内側への突出が抑制されて、室内を広く使
うことができ、収納として十分な奥行きを確保しなが
ら、収納内に結露を生じることもない。
【0019】また、本発明では、壁面収納家具を複数台
取り付けて天板によって一体化し、その間のスペースに
照明器具を設置したので、収納内部を照らすことができ
て使いやすい。
【0020】さらに、壁面収納家具は強固にかつ壁面と
一体に形成されているので、地震などで倒れる恐れがな
く、天板表面の高さを700mm以上900mm以下とした場合
は、手すりとしての利用も可能であるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る壁面収納家具の縦断面図
である。
【図2】本発明の実施例に係る壁面収納家具の横断面図
である。
【図3】本発明の実施例に係る壁面収納家具を室内側か
ら見た斜視図である。
【符号の説明】
1 壁面収納家具 2 天板 3,3’ 側板 4 底板 5 背板 6 外壁下地材 7 板状断熱材 8 扉 9,9’ 柱 10 照明器具 11,11’ 明かり窓 12 横桟 13 外壁材 14 内壁 15 断熱材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造住宅の屋外に面する壁の室内側に設
    置される壁面収納家具の設置構造であって、収納家具
    は、その幅が柱の間隔と同幅に形成され、その後部が柱
    間に嵌着されているとともに、その背板と外壁下地材と
    の間に板状断熱材が配置されており、また前部は室内側
    に突出するように設置されていることを特徴とする壁面
    収納家具の設置構造。
  2. 【請求項2】 収納家具が天板を一体として複数個連接
    して設置されていることを特徴とする壁面収納家具の設
    置構造。
  3. 【請求項3】 収納家具同士の相対する側板と、収納家
    具を連結する天板と、収納家具同士の間に挟まれた柱の
    室内面とで囲まれる空間に照明器具を設置し、側板に明
    かり窓を設けて内部に光が射し込むように形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の壁面収納家具の設置構
    造。
  4. 【請求項4】 天板表面の高さを、700mm以上900mm以下
    としたことを特徴とする請求項1から3に記載の壁面収
    納家具の設置構造。
JP2000209804A 2000-07-11 2000-07-11 壁面収納家具の設置構造 Pending JP2002021318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012155355A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Musashi:Kk 投票用紙交付装置
US11134787B2 (en) 2018-05-16 2021-10-05 Bestar Inc. Anti-shearing and anti-crushing device on a retractable bed

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012155355A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Musashi:Kk 投票用紙交付装置
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