JP2002020644A - 色材の調製方法 - Google Patents

色材の調製方法

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JP2002020644A
JP2002020644A JP2000206341A JP2000206341A JP2002020644A JP 2002020644 A JP2002020644 A JP 2002020644A JP 2000206341 A JP2000206341 A JP 2000206341A JP 2000206341 A JP2000206341 A JP 2000206341A JP 2002020644 A JP2002020644 A JP 2002020644A
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visible light
chromaticity value
transmittance
wavelength
light spectrum
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JP2000206341A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Akiyama
直之 秋山
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指定された色度値から目標とする可視光スペク
トルデータを得る色材の調整方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】最初に出発材料を決め、予め測定した可視
光スペクトルデータを使用し、スペクトルデータの合成
手順(ピークを波長方向に移動する方法、ピークを透過
率の方向に移動する方法、ランダムに透過率を変化させ
る方法)を選択する。次に、制御する波長と変化させる
透過率または波長の上限と下限、刻みに関する条件を入
力し、各波長毎の透過率データを変化させてスペクトル
データを生成し、合成スペクトルデータから色度値を計
算し、目標とする色度値との色差比較をして、色差が規
定値以下になるまで、スペクトルの合成と色度値の計算
を繰り返し行い、色差が規定値以下になった所で、指定
された色度値に近い染料の可視光スペクトルデータを得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】液晶ディスプレイ等に用いら
れるカラーフィルタ色特性について厳しい要求のある有
機系染料の合成分野にて、指定された色度値により近い
染料の可視光スペクトルデータを得る色材の調製方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】特定の色度値を有する染料を作製する方
法として、3ないし4種類の目標とする色度値に近い可
視光スペクトルの既知の材料を配合することにより、作
り出す方法があるが、相溶性等の問題により、この方法
が使えない場合がある。この場合、特定の色度値を有す
る染料を作製することとなるが、特定の色度値からは1
つの可視光スペクトルは決まらず、いくつかの可視光ス
ペクトルが存在するため、目標とする色度値となる染料
の合成には、実際に染料を合成し、その染料を可視光分
析装置にて測定し、得られる可視光スペクトルデータか
ら算出した色度値x、yと要求された色度値とを比較
し、その差異を確認しながら合成を進めて行くため、色
度値の合わせ込みは非常に労力や時間のかかる作業とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特定の色度値を有する
有機系の染料を合成する場合、構成する分子構造に特定
の官能基を導入することで可視光スペクトル上のピーク
をシフトすることが知られている。本発明はこのような
状況に鑑み考案されたもので、指定された色度値から目
標とする可視光スペクトルデータを得る色材の調整方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1においては、出発物質
の可視光スペクトルの中の波長毎の透過率値を操作する
ことにより指定された色度値に近い可視光スペクトルデ
ータが得られるようにしたことを特徴とする色材の調製
方法としたものである。
【0005】また、請求項2においては、二つ以上の連
続する特定の波長における透過率値を特定した波長から
規定量連続的に移動した波長の透過率値に置き換えた可
視光スペクトルデータを生成し、その可視光スペクトル
における色度値を計算し、指定された色度値との色差を
計算、判定することを特徴とする請求項1記載の色材の
調製方法としたものである。
【0006】また、請求項3においては、二つ以上の特
定した波長における透過率値の比が同じになる様に特定
した波長のうちの一方について透過率を規定量連続的に
変化させた可視光スペクトルデータを生成し、その可視
光スペクトルにおける色度値を計算し、指定された色度
値との色差を計算、判定することを特徴とする請求項1
記載の色材の調製方法としたものである。
【0007】さらにまた、請求項4においては、2ない
し4点の波長を指定し、そのうちの1つの波長における
透過率値を規定量ずつ変化させた可視光スペクトルデー
タを生成し、その可視光スペクトルにおける色度値を計
算し、指定された色度値との色差を計算、判定すること
を特徴とする請求項1記載の色材の調製方法としたもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。図1に本発明の色材の調整方法により、指定さ
れた色度値に近い可視光スペクトルデータを得るための
生成手順を示す。最初に出発材料を決め、予め測定した
可視光スペクトルデータを使用する。青色の染料として
はアントラキノン系、トリフェニルメタン系、銅フタロ
シアニン系などがある。本例ではトリフェニルメタン系
の材料を使用した。
【0009】可視光スペクトルデータを操作する方法は
官能基導入によりピークが波長方向にシフトすること、
ピークの形状の中で傾きが変わってしまうと色度値に変
動を与えてしまうため、頂点を持たないピークの場合は
カーブが斜めになっている部分を変化させないようにす
る必要があること、また、操作方法を限定してしまうと
目標とする色度値に近づかない場合、指定した波長にお
ける透過率値をランダムに変化させて試行することによ
り、目標値へのアプローチがし易い点を考えた。
【0010】ランダムに透過率値を変化させる場合、変
化させる波長の数が増えると試算回数が急激に増加する
ため、4点までとした。計算速度や計算時間の問題がな
ければ、波長の指定点数は4点より多くても構わない。
【0011】以上のことから透過率データを変化させる
方法として、ピークを波長方向に移動する方法、ピーク
を透過率の方向に移動する方法、ランダムに透過率を変
化させる方法、の3点の方法があり、スペクトルデータ
の生成にはそのうちから1つを選ぶ。
【0012】今回はピークがフェニル基に結合する置換
基によりシフトすることが予め分かっているため、ピー
クを波長方向に移動する方法を用いて計算する。次に、
制御する波長と変化させる透過率または波長の上限と下
限、刻みに関する条件を入力する。本例では後述するピ
ークを移動する方法を選択したので、移動する波長帯と
移動する波長域の上限と下限、移動する波長の刻みを指
定する。
【0013】次に、各波長毎の透過率データを変化させ
てスペクトルデータを生成する手順においては、指定し
た波長帯の透過率データを移動する波長の刻み分送った
先の波長の透過率データに加算する。また、ピークを移
動する際に移動後、透過率値が無くなる波長に関しては
補間計算を行い、スペクトルが連続的になるように調整
する。
【0014】こうして生成した合成スペクトルデータか
ら色度値を計算し、目標とする色度値との色差比較をし
て、色差が規定値以下になるまで、スペクトルの合成と
色度値の計算を繰り返し行い、色差が規定値以下になっ
た所で、記録、保存する。
【0015】
【発明の効果】上記したように、本発明の色材の調整方
法によれば、出発材料の可視光スペクトルデータを元に
コンピュータ上で波長及び透過率の上限、下限及び変化
量を入力して合成スペクトルデータを作製し、指定され
た色度値との色差を計算し、色差判定することにより、
指定された色度値に近い染料の可視光スペクトルデータ
を得ることができる。この可視光スペクトルデータを元
に染料を合成すれば、少ない回数で目標とする色度値の
染料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色材の調整方法により、指定された色
度値に近い可視光スペクトルデータを得るための生成手
順を示す説明図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出発物質の可視光スペクトルの中の波長毎
    の透過率値を操作することにより指定された色度値に近
    い可視光スペクトルデータが得られるようにしたことを
    特徴とする色材の調製方法。
  2. 【請求項2】二つ以上の連続する特定の波長における透
    過率値を特定した波長から規定量連続的に移動した波長
    の透過率値に置き換えた可視光スペクトルデータを生成
    し、その可視光スペクトルにおける色度値を計算し、指
    定された色度値との色差を計算、判定することを特徴と
    する請求項1記載の色材の調製方法。
  3. 【請求項3】二つ以上の特定した波長における透過率値
    の比が同じになる様に特定した波長のうちの一方につい
    て透過率を規定量連続的に変化させた可視光スペクトル
    データを生成し、その可視光スペクトルにおける色度値
    を計算し、指定された色度値との色差を計算、判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の色材の調製方法。
  4. 【請求項4】2ないし4点の波長を指定し、そのうちの
    1つの波長における透過率値を規定量ずつ変化させた可
    視光スペクトルデータを生成し、その可視光スペクトル
    における色度値を計算し、指定された色度値との色差を
    計算、判定することを特徴とする請求項1記載の色材の
    調製方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100430781C (zh) * 2003-12-10 2008-11-05 夏普株式会社 液晶显示器

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