JP2002020033A - クリールスタンド - Google Patents

クリールスタンド

Info

Publication number
JP2002020033A
JP2002020033A JP2000204955A JP2000204955A JP2002020033A JP 2002020033 A JP2002020033 A JP 2002020033A JP 2000204955 A JP2000204955 A JP 2000204955A JP 2000204955 A JP2000204955 A JP 2000204955A JP 2002020033 A JP2002020033 A JP 2002020033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
bobbin
comb
creel stand
bobbins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000204955A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiro Ikezaki
公裕 池崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2000204955A priority Critical patent/JP2002020033A/ja
Publication of JP2002020033A publication Critical patent/JP2002020033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ボビンからの繊維の落下やスピンドルからのボ
ビン自体の落下、更には、繊維に発生する捻じれ、繊維
軸方向の折れ、擦過による毛羽の発生を防止することを
可能にしたクリールスタンドを提供する。 【解決手段】クリールスタンド(1) は、正面視で、同ク
リールスタンド(1) に懸架された複数のボビン(2, …,
2) が巻き軸方向を階段状に配して保持され、上下に隣
接する全てのボビン(2, …,2) が、各ボビン(2) に巻か
れた繊維の巻き幅を互いに部分的にオーバーラップして
配されている。各ボビン(2) の巻き幅に相当する範囲内
に入る対向するコーム上を通過する繊維の通過位置に各
ボビン(2)に巻かれた繊維を必要な本数分だけ均等に導
入する。各ボビン(2) から引き出された繊維は、前記コ
ーム上に対する振り角を常に小さく制御され、同コーム
ヘ円滑に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリプレグ製造や
織物等の繊維製品の製造などに際して、繊維が巻かれた
複数のボビンを懸架するクリールスタンドに係わり、特
に、各ボビンから引き出される繊維がコームを介して所
要の幅に高品質に制御され、品質に優れた製品の製造と
その生産性の向上とが実現されるクリールスタンドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリプレグの製造や織物の製
造などに際しては、繊維が巻かれた複数のボビンをクリ
ールスタンドに懸架し、各ボビンから引き出された繊維
がコームにより所望の製品幅に製造されている。
【0003】一般に、例えば多数の繊維を一方向に引揃
えたプリプレグ(以下、UDプリプレグという。)のよ
うに、ある一定の幅寸法を有する製品を製造する場合
は、図6に示すごとく、クリールスタンド1に架けられ
た複数のボビン2から繊維が引き出され、コーム3を通
して所要の幅に制御され、高さ調整バー4を介して図示
せぬ巻取機などにより巻き取られ、或いはその幅のまま
製品化のための後工程に回される。
【0004】従来のクリールスタンド1は、側面視で細
長い架台1aの長手方向に所定の間隔をおいて複数の支
柱1b,…,1bが垂直に立設されている。正面視で
は、図7に示すように、支柱1bと直交する一側方にあ
って、上下方向に所定の間隔をおいて複数のスピンドル
1c,…,1cが水平に延設されると共に、各スピンド
ル1cにはボビン2を回動可能に支持させる。各ボビン
2は、クリールスタンド1の側面視で縦横にマトリック
ス状に配されると共に、その巻き軸幅に相当する両端縁
部を互いに合致させて平行に配される。クリールスタン
ド1の最前部には繊維ガイド柱1dが立設されている。
この繊維ガイド柱1dの、上下に配された複数の各ボビ
ン2の中間位置に相当する部位には、前記スピンドル1
c,…,1cに平行に円形断面を有する高さ調整バー1
e,…,1eがそれぞれ延設されている。側面視で、前
記クリールスタンド1の繊維引出し方向の前方には、所
定の距離をおいてコーム3が配されている。コーム3に
は等ピッチの櫛歯状をなす複数のコームピン3aが立設
されている。
【0005】また、他のクリールスタンドの例として
は、正面視で図8に示すごとく、支柱1bには左右対称
にスピンドル1c,…,1cが上下方向に所定の間隔を
おいて水平に延設されたクリールスタンド1がある。こ
の左右対称にスピンドル1c,…,1cを有するクリー
ルスタンド1は、単一で使用される場合もあるが、これ
を横方向に数列に並べて更に幅の広い製品の製造に使用
されることもある。
【0006】前記クリールスタンド1から引き出される
繊維のセットアップは次の(1)〜(3)の手順に従っ
て行なわれる。 (1)ボビン2に巻き取られた繊維5を必要な本数だけ
クリールスタンド1に架ける。
【0007】(2)前記繊維5をクリールスタンド1の
正面側から引き出す。
【0008】(3)必要とする製品幅となるように、前
記繊維5をコーム3に均等に並べてセットする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記クリールスタンド
1を使用してUDプリプレグ等を製造しようとする際に
は、以下の(1)〜(6)に挙げるような生産性や品質
に関わる諸々の問題が発生していた。その原因は、ボビ
ンから繊維を引き出すときの張力変動や繊維の左右の振
り幅にある場合が多い。
【0010】(1)幅の広いUDプリプレグやボビンの
巻き幅よりも幅の広い製品を製造する際には、ボビンに
巻かれた繊維をボビンの巻き幅よりも外方に向けて引き
出す必要がある。このため、図9(a)に示すごとく繊
維5が簡単にボビン2からずれ落ちてしまい、或いは繊
維5をボビン2から引き出すとき、図9(b)に示すご
とくボビン自体がボビン保持用スピンドル1cから抜け
落ちるような不都合が生じていた。
【0011】(2)たとえ、前述のごとく繊維5がボビ
ン2からずれ落ちなくても、コーム3への水平方向の振
り角が大きくなりすぎると、図10(a)に示すように
繊維5に捻じれが加わったり、図10(b)に示すよう
に繊維5が繊維軸に沿って折れ曲がるような現象が発生
した。
【0012】(3)同時に、コーム3による繊維5の擦
過のため、図11に示すごとく毛羽の発生や繊維5の切
れ、擦過傷、破損等によりUDプリプレグの品質を低下
させていた。
【0013】(4)また、上記問題を解決するために、
図12(a)に示すようにボビン2とコーム3との間で
あって、ボビン2の巻き幅の内側に入るようにアイレッ
トやローラー等のガイド部材6を配し、繊維5がボビン
の巻き幅よりも外方に出ないようにした対策がなされて
いた。しかして、このガイド部材6とボビン2との間の
距離が近すぎた場合には、繊維のトラバースによる繊維
自体の巻出し速度とボビンの慣性による回転速度とに差
が生じるため、次の工程に必要な繊維の張力が不安定に
なった。
【0014】(5)また、前記ガイド部材6を使用して
繊維5をクリールスタンド1の最前部へとボビン2から
引き出すと、ガイド部材6からコーム3に到るまでの繊
維5の導入角度は固定される。繊維5が、図12(a)
に示すごとくUDプリプレグの幅に合わせて最も幅方向
端部に導入される場合には、前記ガイド部材6からコー
ム5ヘの繊維5の水平方向の導入角度が更に大きくな
り、既述したごとく繊維5に捻じれが加わったり、繊維
5が繊維軸に沿って折れ曲がったり、或いは擦過による
毛羽の発生が著しくなり、UDプリプレグの品質を損な
う原因となっていた。
【0015】(6)また、クリールスタンド1は、ボビ
ン2を支柱1bの左右両側、若しくは片側に保持する構
造となっており、支柱1bの太さや各種の付帯設備、周
辺装置のため、製品の中心方向に引き出される繊維が、
図12(b)に示すようにボビン2の巻き幅から外れる
場合が生じ、上記(1)と同様にボビン3からずれ落ち
るという不具合があった。
【0016】一方、UDプリプレグの材料として従来か
ら広く知られた周知の代表的な炭素繊維について見る
と、近年、従来の12K,6K,3Kと呼ばれる比較的
単位長さ当たりの重さが軽い繊維に対して48K,50
Kという、いわゆるラージトウが使用されるようになっ
てきた。その結果、繊維の幅が大きくなり、上述のごと
きクリールスタンドを使用すると、既述したように繊維
の捻じれや繊維軸方向に沿った繊維の折れ曲がりが更に
著しくなり、或いは毛羽の発生が更に顕著になり、生産
性や製品品質の低下が更に激しくなった。
【0017】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その具体的な目的は、ボビンからの繊維のず
れ落ちやスピンドルからのボビン自体の落下、更には、
繊維に発生する捻じれ、繊維軸方向の折れ、擦過による
毛羽などの発生を防止することを可能にしたクリールス
タンドを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用効果】一般的に、
各ボビンからコームヘと繊維が導入されるとき、その繊
維が導入されるコーム上の位置はボビンの巻き幅よりも
内側であることが、ボビンから繊維がずれ落ちることを
回避すると共に、ボビン自体がボビン保持用スピンドル
から抜け落ちることを防ぐために必要である。
【0019】目的とする製品幅が得られる所要数のボビ
ンをクリールスタンドに水平に懸架したとき、各ボビン
から引き出される繊維を、各ボビンに相対するコーム領
域であって、各ボビンの巻き幅に相当する範囲内に均等
に分配してコーム上に導入させることにより、各ボビン
から引き出される繊維の振り幅をボビンの巻き幅を越え
ることなくコーム上に導入できる。
【0020】すなわち、繊維が巻かれた複数のボビンの
うち、目的とする製品幅に見合った所要数のボビンから
繊維を引き出して、その繊維を、各ボビンの巻き幅の範
囲に入る対向するコームの領域内に均等に分散させてセ
ットする。各ボビンから引き出される繊維が前記コーム
上を通過するとき、同繊維がボビンの巻き幅の範囲内
で、その巻き幅方向に振られる。
【0021】一般のクリールスタンドに見られるよう
に、クリールスタンドの最前部に高さを制御するための
バーを設けて、ボビンから引き出された繊維が、コーム
との水平方向の位置関係によりボビンを擦ることを防ぐ
ようにしているが、このバーはボビンから引き出される
繊維をボビン幅内に納めようとするいわゆるガイド部材
等にはあたらない。
【0022】また、コームの繊維導入位置における水平
方向の振り角が小さければ小さい程、繊維の捻じれ、繊
維軸方向の折れ、擦過による毛羽を防止するためには効
果的であり、一般に前記ボビンの中心と、 繊維が導入さ
れるコーム上の位置とを結ぶ中心軸に対して水平方向に
±5°程度の振り角がよいといわれている。
【0023】コームとボビンとの間を適正な距離に設定
することにより、前記コームへの繊維の水平方向の振り
角を小さくできる。つまり、コームとボビンとの間に繊
維と干渉する付帯設備等がない場合を想定すると、ボビ
ン上の繊維の巻き幅W、振り角±θ、ボビン中心から繊
維が導入されるコーム上の位置までの距離をLとしたと
き、L>W/tanθの関係においてθが±5°に納ま
るようにL及びWの相対的な値を設定する。
【0024】本件請求項1に係る発明は、繊維が巻かれ
たボビンを懸架するためのクリールスタンドであって、
同クリールスタンドに水平に懸架された複数のボビンの
巻き軸が階段状に配されることを特徴とするクリールス
タンドにある。
【0025】本発明は、目的とする製品幅に略一致する
コーム上の繊維導入領域に、対向させて配置される複数
のボビンの巻き軸を水平に且つ階段状に配して、各段の
ボビンから引き出されるそれぞれの繊維が、対向するコ
ームの繊維導入位置に均等に分散して導入されるように
している。
【0026】通常、クリールスタンドを正面から見て階
段状に配されたボビンは前後にも複数個配されている。
前後に配されたボビンから引き出される繊維は、各ボビ
ンの巻き幅の範囲内にある対向するコームの繊維導入領
域に導入される。一般に、前後に配された一列のボビン
から引き出される繊維幅は一個のボビンの巻き幅より小
さい。従って、ボビンの巻き幅に等しいコームの同一繊
維導入領域に、クリールスタンドに懸架された前面視で
隣接する複数のボビンから引き出される繊維を導入する
ことが可能である。
【0027】従来のごとく各ボビンを上下方向に一列に
分散させて配したクリールスタンドと較べると、本発明
によるボビンを階段状に配したクリールスタンドでは、
各ボビンの繊維巻き幅を、目的とする製品幅に近づけて
略一致させるように分配させることができ、しかも各ボ
ビンから引き出される繊維を、各ボビンの繊維巻き幅の
範囲内で、対向するコームの繊維導入領域内に均等に分
散して導入できる。
【0028】クリールスタンドを介して巻き軸を水平に
且つ階段状に懸架した複数のボビンは、ボビンに巻かれ
た繊維の導入角αが90°以内であって、既述したよう
に振り角が±5°の範囲内に納まるように、ボビンの巻
き幅とボビン中心からコーム上の位置までの距離が設定
されている。
【0029】ここで振り角θとは、図3に示すように、
ボビンに巻かれた繊維がコームを介して引き出されると
きに、ボビン上で左右に振られる角度を言い、導入角α
とは前記振り角θの補角に相当し、α=90−θの関係
にある。この導入角αが90°を越えると、繊維がボビ
ンからずれ落ち、或いはボビンをスピンドル上で移動さ
せ、遂にはスピンドル上から落下する。
【0030】目的とする製品幅に見合った所要数のボビ
ンに巻かれた繊維を、それぞれのボビンの巻き幅内であ
って、ボビンに対向するコーム領域内に必要な本数分だ
け均等に分散させて導入する。こうして、各ボビンの懸
架位置とコームへの繊維導入位置との関係を設定すると
共に、クリールスタンドとコームとの間の距離を上述の
ごとく設定すると、各ボビンから引き出された繊維は、
前記コーム上に対する振り角が常に小さく制御され、ボ
ビンから外れることなくコームヘと円滑に導入される。
同コーム上を通過した繊維は所望の製品幅で次工程に移
行される。
【0031】上記構成を採用することにより、以下の
(1)〜(6)のような諸々の作用効果が効果的に得ら
れる。 (1)ボビンの巻き幅よりも幅の広い製品を製造する際
でも、従来のごとく繊維をボビンの巻き幅よりも外方に
引き出す必要がない。このため、ボビンから繊維が簡単
にずれ落ちたり、ボビンから繊維を引き出すことにより
ボビン自体がボビン保持用のスピンドルから抜け落ちる
ことを防止することができる。
【0032】(2)コームヘの導入角を小さくすること
ができるため、繊維の捻じれ、繊維の繊維軸に沿った折
れを確実に防止することができる。
【0033】(3)同時に、コームによる繊維の擦過の
ために生じる毛羽の発生や繊維の切れ、擦過傷、破損等
を確実に防止することができる。
【0034】(4)ガイドバーを介装させるだけで、直
接、ボビンからコームに繊維を導入できるため、従来の
ごとくボビンごとにガイドローラーやアイレット等のガ
イド部材を配する必要もなく、経済的効果が極めて大き
い。
【0035】(5)同時に、前記ガイド部材を使用しな
いでも、コームからボビンまでの距離が任意に設定でき
るため、繊維のトラバースによる繊維自体の巻出し速度
とボビンの慣性による回転速度との差を極力小さくする
ことができ、繊維の張力が安定化する。
【0036】(6)また、幅の広い製品を製造しようと
するときも、クリールスタンドに階段状に懸架された複
数のボビンから、ボビンの巻き幅内にある対向するコー
ムの繊維領域内に導入できる。このため、従来のように
繊維を巻き幅よりも外方に引き出すことなく、上記
(1)〜(5)と同様の作用効果が得られる。
【0037】請求項2に係る発明は、上記構成に加え
て、上下に隣接するすべてのボビンを、各ボビンに巻か
れた繊維の巻き幅が互いに部分的にオーバーラップする
ように配している。
【0038】この発明は、上下に隣接するすべてのボビ
ンを階段状に配し、各ボビンに巻かれた繊維の巻き幅が
互いに部分的にオーバーラップしている。各段のボビン
に巻かれた繊維を、各ボビンの巻き幅の範囲内で、それ
ぞれ対向するコームの繊維導入領域に導入しようとする
とき、各段のボビン列から引き出される繊維群を、その
ボビン列に対向するボビン繊維巻き幅に等しいコームの
繊維導入領域に導入しなければならない。一方、同ボビ
ン列に階段状に隣接するボビン列から引き出される繊維
群も、そのボビン列に対向するコームの繊維導入領域に
ボビン繊維巻き幅で導入しなければならない。
【0039】これは、隣接する各ボビン列の一部がオー
バーラップしているときにも同じことがいえる。このと
きは、そのオーバーラップされた巻き幅領域分だけ、コ
ームへの導入領域が狭められる。そこで、本発明にあっ
ては隣接するボビン列間でオーバーラップした部分に対
応するコームの繊維導入領域を含めて、隣接するボビン
列が対向するコームの繊維導入領域に、両ボビン列から
引き出される繊維群を並列させるように分配させればよ
い。このことは、階段状に配されたボビンのうちで3個
以上のボビンが同時にオーバラップしているときにセッ
トアップする場合についても同様である。
【0040】この発明によれば、互いに部分的にオーバ
ーラップして階段状に隣り合ったボビンから引き出され
る繊維が、各ボビンの巻き幅の範囲内にある対向するコ
ームの繊維導入領域に並列に分配されるため、上記請求
項1に係る発明の作用効果が確実に得られることに加え
て、ボビンの水平方向への配列幅、すなわちクリールス
タンドの全幅を狭くしてクリールスタンドの大型化が回
避される。なお、本発明のクリールスタンドにおいて、
例えば段数を増やしたり、各段のボビン同士のオーバー
ラップ量を変更すれば、多様な繊維密度や各種幅の製品
の製造が可能である。
【0041】請求項3に係る発明は、クリールを正面か
ら見て、同クリールスタンドに懸架された複数のボビン
が水平な巻き軸方向を階段状に配して保持されることを
規定し、請求項4に係る発明は、クリールを上面から見
て、同クリールスタンドに懸架された複数のボビンが水
平な巻き軸方向を階段状に配して保持されることを規定
している。なお、請求項4にあっては、更にクリールを
正面から見て、同クリールスタンドに懸架された複数の
ボビンが水平な巻き軸方向を階段状に配して保持される
場合をも同時に含んでいる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の代表的な実施形態であるクリールスタンドを概略的に
示す正面図、図2は同クリールスタンドから引き出され
る繊維のセットアップの一例を概略的に示す側面図であ
る。
【0043】なお、これらの図にあって上記従来技術と
実質的に同じ部材については、図6〜図12に付した符
号と同一の符号を付している。また、本実施形態ではプ
リプレグ製造用のクリールスタンドを例に挙げて説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
織物製造用のクリールスタンド、炭素繊維を焼成する際
の前駆体繊維のクリールスタンドなどにも効果的に適用
される。
【0044】図2において、本実施形態によるクリール
スタンド1は、側面視で細長い架台1aの長手方向に所
定の間隔をおいて複数の支柱1b,…,1bが立設され
ている。正面視では、前記複数の支柱1b,…,1b
を、図1に示すように、右上方に向けて所定の角度をも
って傾斜させている。前後方向に並んだ各支柱1bの左
右両側には上下方向に所定の間隔をおいて複数のボビン
保持用のスピンドル1c,…,1cが水平に延設される
と共に、各スピンドル1cにボビン2が回動可能に支持
される。
【0045】互いに上下に隣接する4段のボビン2,
…,2は、図1に示すごとく正面視で、水平な巻き軸方
向に階段状に配して保持され、各ボビン2に巻かれた繊
維5の巻き幅Wが互いに1/2ずつオーバーラップして
配されている。クリールスタンド1の上面視では、各ボ
ビン2は同じく巻き幅の1/2ずつがオーバーラップし
て巻き軸方向に並んでいる。従って、クリールスタンド
1の側面視では、図2に示すごとく、各ボビン2は上下
方向及び前後方向に同一ピッチで縦横にマトリックス状
に配されている。
【0046】このクリールスタンド1の最前部には繊維
ガイド柱1dが立設されている。同繊維ガイド柱1dに
は、上下に隣接する各ボビン2の中間位置に相当する部
位に、前記スピンドル1c,…,1cと平行に円形断面
を有する高さ調整バー1e,…,1eがそれぞれ延設さ
れている。前記繊維ガイド柱1dの繊維引出し方向の前
方には、所定の距離をおいてコーム3が配されている。
同コーム3には等ピッチの櫛歯状をなす複数のコームピ
ン3aが立設されている。
【0047】本実施形態によるクリールスタンドには、
目的とする製品幅に略一致するように正面視で各ボビン
2を階段状に並べると共に、各ボビン2からは、そのボ
ビン2に巻かれた繊維5の巻き幅Wごとに繊維が引き出
され、オーバーラップした部分に対応するコーム3の繊
維導入領域をも含めて、対向するコーム3の繊維導入領
域内に導入される。
【0048】図3は、本実施形態であるクリールスタン
ド1に適用されるボビン2と、繊維5が導入されるコー
ム3との位置関係を示している。同図において、前記ク
リールスタンド1に水平に且つ階段状に懸架された複数
のボビン2,…,2は、ボビン2に巻かれた繊維5の巻
き幅W、振り角±θ、ボビン中心から繊維5が導入され
るコーム3上のコームピン3aまでの距離をLとしたと
き、L>W/tanθの関係が成り立つように、ボビン
2の繊維巻き幅Wとボビン2の中心からコーム3上のコ
ームピン3aまでの距離Lを設定している。
【0049】コーム3上に導入される繊維の導入位置に
おける繊維5の導入角α(振り角θの補角)は90°以
内であって、ボビン2の繊維巻き幅により決まる上記振
り角θは±5°の範囲内に納まることが、次の理由から
望ましい。
【0050】前記導入角αが90°を越えると、繊維5
がボビン2からずれ落ちたり、或いはボビン2が上記ス
ピンドル1c上から抜け落ちるため、本実施形態によれ
ば、各ボビン2に対向するコーム3の繊維導入幅を、そ
の導入角αを90°以内とするように、ボビンの繊維巻
き幅の範囲内に設定する。このとき、同時にコーム3ヘ
の繊維5の振り角θを±5°以内に納まるようにする
と、コーム3による繊維5の擦過のために生じる毛羽の
発生や繊維5の切れ、擦過傷、破損等を確実に防止する
ことができる。
【0051】この振り角θは、ボビン2の中心位置と、
対向するコーム3上の繊維導入位置にあるコームピン3
aとを対峙させ、両者を結ぶ直線lに対してボビン2の
繊維巻き幅に基づき水平方向に振られる角度が±5°程
度の範囲内に納まるように設定される。このように繊維
の導入角αと振り角θを設定すると、各ボビン2から引
き出された繊維5は対向するコーム3上の同ボビン2に
対応する繊維導入領域に導入され、しかも導入された繊
維の振り幅も小さくなり、各ボビン2上の繊維5の巻き
幅の範囲内を円滑に振られるようになり、コームピン3
aの間を複数本の導入繊維が均等に分散されて通過す
る。前記繊維5は前記コームピン3aを通して一定の幅
寸法に制御され、高さ調整バー4を介して製品化のため
の次工程に回される。
【0052】図4はクリールスタンド1に懸架される複
数のボビン2,…,2の製品幅への割付けを模式的に示
している。同図において、符号A〜Hは図示せぬクリー
ルスタンド1に懸架される各段ごとのボビン2,…,2
の集合を示している。すなわち、各段ごとのボビン2は
クリールスタンド1の前後方向に複数並んでおり、それ
ら集合を符号A〜Hで示している。以下の説明では、符
号A〜Hで示した各段に属する複数のボビン2,…,2
の集合を単にボビン列A〜Hという。符号m〜tは、ボ
ビン列A〜Hの各繊維巻き幅の範囲内で引き出される繊
維5の、コーム3上へと導入し得る最大幅を示してい
る。つまり、符号m〜tはボビン列A〜Hのそれぞれの
巻き幅の寸法と懸架位置に相当する。符号u,vは製造
される製品の幅を表している。
【0053】図示例によれば、ボビン列A〜Hは、4個
のボビン列A〜D群と4個のボビン列E〜H群とに分け
られている。上下に隣接するボビン列A〜Dは繊維巻き
軸方向を階段状に配しており、互いに1/2だけオーバ
ーラップしている。各段のボビン列A〜Dにそれぞれ隣
接する同じく階段状に配された各段のボビン列E〜H
は、ボビン列A〜Dと同様に繊維巻き軸方向を互いに1
/2だけオーバーラップしている。前記ボビン列A〜D
のうちの最上段のボビン列Dと前記ボビン列E〜Hのう
ちの最下段のボビン列Eも繊維巻き軸方向を互いに1/
2だけオーバーラップしている。
【0054】いま、目的とする製品幅uの製品を作ろう
とするとき、各ボビン列A〜Hの繊維5がコーム3に導
入されるべき最大幅m〜tをカバーし得る全てを使用す
る。各ボビン列A〜Hから引き出される繊維(トウ)5
を、ボビン列A〜Hごとにその繊維巻き幅を隣接するボ
ビン列A〜Hの繊維巻き幅とオーバーラップさせてコー
ム3の繊維導入領域m〜tと略直角となるようにして並
べてセットする。隣接するボビン列A,Bの巻き幅がオ
ーバーラップしたコーム3の同一繊維導入領域n−1〜
t−1には、隣接する各ボビン列A〜Hから引き出され
た繊維5の一部を、対応する前記繊維導入領域n−1〜
t−1に同じ繊維数で割り付けて導入する並べる。
【0055】クリールスタンド1の最も外側に配された
ボビン列A及びHのオーバラップしない巻き幅領域に対
応するコーム3上の繊維導入領域には、各ボビン列A及
びHから引き出される総繊維本数から前述のオーバーラ
ップする繊維導入領域n−1,t−1に割り付けた繊維
本数を差し引いた本数の繊維が導入される。
【0056】こうして、全てのボビン列A〜Hに巻かれ
た繊維5を、各ボビン列A〜Hの巻き幅内で、コーム3
上の繊維導入領域m〜tごとに必要な本数分だけ均等に
分配する。各ボビン列A〜Hから引き出された繊維5が
前記コーム3上を通過するとき、その繊維5が各ボビン
列A〜Hの巻き幅の範囲内で、その巻き幅方向に円滑に
振られる。クリールスタンド1とコーム3との離間距離
Lを上述のごとく設定すると、前記コーム3上に対する
振り角θを理想的な範囲(±5°)に小さく制御でき、
しかも各ボビン列A〜Hを各繊維巻き幅Wに納まるよう
に配することにより、各ボビン列A〜Hの繊維巻き幅W
の範囲内から逸脱することなく、コーム3ヘと円滑に分
散して導入される。
【0057】本発明によれば、クリールスタンド1に階
段状に懸架されるボビン2のうち、前述のごとく2個ず
つがオーバーラップさせる場合に限らず、3個以上のボ
ビンがオーバラップしているときのセットアップにあた
っても同様にコーム3に導入すればよい。この場合に
も、コーム3の繊維導入領域ごとに、各ボビン2に巻か
れた繊維5を均等に分配することができるため、クリー
ルスタンド1の全幅を狭くしてクリールスタンド1を大
型化することなく目的とする製品幅uを有する製品を高
精度に得ることができる。
【0058】また、本実施形態のクリールスタンド1を
使用して、製品幅uよりも幅狭の製品幅vを有する製品
を作りたいときには、繊維5がコーム3に導入されるべ
き範囲n〜sをカバーし得るボビン列B〜Gを使用す
る。上記製品幅uの製品を作る場合と同様に、各ボビン
列B〜G群間でオーバーラップした部分に対応するコー
ム3の繊維導入領域o−1,p−1,q−1,r−1,
s−1に、各ボビン列B〜Gから引き出される必要な本
数の繊維5を並列させれば、コーム3上に均等に分配す
ることができる。
【0059】本発明にあっては、上記製品幅uよりも更
に大きい製品幅を有する製品に適用することもできる。
この場合には、クリールスタンド1に架けられるボビン
2の設定段数を増やすか、或いは上述のごとく各ボビン
列A〜Hが1/2でオーバーラップする巻き幅を、例え
ば2/3や4/5等の範囲に設定することにより、目的
とする製品幅に容易に近づけて略一致させることができ
る。
【0060】図5は幅広の製品の製造に使用されるクリ
ールスタンド1の他の実施形態を模式的に示している。
同図において、図1に示すごとき上記実施形態と同じ仕
様で構成されたクリールスタンド1が互いに並列に設置
される。符号I〜K及びM〜Qは、図4と同様に各段に
属する複数のボビン2,…,2の集合を表している。図
示例によれば、一対のクリールスタンド1,1を並設し
た状態で、一方のクリールスタンド1の最下端に懸架さ
れたボビン列Hと他方のクリールスタンド1の最上端に
懸架されたボビン列Iとは、互いに1/2だけオーバー
ラップするように配される。この一対のクリールスタン
ド1,1を採用することにより、幅広の製品の製造に簡
単に対応させることができる。
【0061】以上に、本発明のクリールスタンド1を使
用した場合と、従来のクリールスタンドを使用した場合
を比較した。
【0062】(具体例1)繊維材料に、Grafil社製の炭
素繊維34−700(フィラメント数12K=12,0
00本、単位長さ当たりの重量0.8g/m)を使い、
本発明のクリールと従来のクリールとを用いて、単位面
積当たりの重量が70g/m2 となるように引き揃え、
その引き揃え繊維に、Newport 社製のフェノールノボラ
ック系エポキシ樹脂を離型紙上に単位面積当たりの重量
が38g/m2 となるように塗布した樹脂フィルムを重
ねて、前記樹脂を含浸し、幅1m、樹脂含有量35重量
%のUDプリプレグを製造した。 〔本発明のクリールを用いた場合〕目開きのないUDプ
リプレグを製造することができた。 〔従来のクリールを用いた場合〕UDプリプレグの中央
部とボビン幅よりも外側に目開き、および凹凸が発生し
た。UDプリプレグとして不可であった。
【0063】(具体例2)繊維材料に、Akzo社製の炭素
繊維 Fortafil 3(フィラメント数48K=48,00
0本、単位長さ当たりの重量3.33g/m)を使い、
単位面積当たりの重量が150g/m2 となるように引
き揃え、上記樹脂フィルムの単位面積当たりの重量を8
1g/m2 とした以外は、上記具体例1と同様にして、
幅1m、樹脂含有量35重量%のUDプリプレグを製造
した。 〔本発明のクリールを用いた場合〕目開きのないUDプ
リプレグを製造することができた。 〔従来のクリールを用いた場合〕UDプリプレグの中央
部とボビン幅よりも外側に目開き、および凹凸が発生し
た。ボビン外側でCFがボビン2から落ち、CF切れが
発生した。UDプリプレグとして不可であった。
【0064】(具体例3)繊維材料に、Akzo社製の炭素
繊維 Fortafil3を使い、単位面積当たりの重量が11
0g/m2 となるように引き揃え、上記樹脂フィルムの
単位面積当たりの重量を60g/m2 とした以外は、上
記具体例1と同様にして、幅1m、樹脂含有量35重量
%のUDプリプレグを製造した。 〔本発明のクリールを用いた場合〕目開きのないUDプ
リプレグを製造することができた。 〔従来のクリールを用いた場合〕UDプリプレグの中央
部とボビン幅よりも外側に目開き、およぴ凹凸が発生し
た。ボビン外側でCFがボビン2から落ち、CF切れが
発生した。UDプリプレグとして不可であった。
【0065】以上の説明からも明らかなように、本発明
におけるクリールスタンド1によれば、ボビン2の巻き
幅よりも幅の広い製品を製造する際でも、繊維5をボビ
ン2の巻き幅よりも外方に引き出す必要がないため、ボ
ビン2から繊維5が簡単にずれ落ちたり、ボビン2から
繊維を引き出すことによりボビン2自体がスピンドル1
cから抜け落ちることを完全に防止することができる。
【0066】また、コーム3ヘの繊維5の振り角θを小
さくすることができるため、繊維5の捻じれ、繊維5の
繊維軸に沿った折れを確実に防止することができる。そ
れと同時に、コーム3による繊維5の擦過のために生じ
る毛羽の発生や繊維5の切れ、擦過傷、破損等を確実に
防止することができる。
【0067】また、繊維ガイド柱1dを介装させるだけ
で、ボビン2からコーム3に繊維5を直接導入すること
ができるため、ガイドローラーやアイレット等のガイド
部材を配する必要もなく、経済的効果が極めて大きい。
加えて、前記ガイド部材を使用することなく、ボビン2
からコーム3までの距離Lを十分に設定できるため、繊
維5のトラバースによる繊維5自体の引出し速度とボビ
ン2の慣性による回転速度との差を極力小さく抑えるこ
とができ、繊維5の張力が極めて安定化する。
【0068】更にまた、幅広の製品を製造しようとする
ときも、繊維5をボビン2の巻き幅よりも外方に引き出
すことなく、クリールスタンド1に階段状に懸架された
複数のボビン2,…,2から、ボビン2の巻き幅内にあ
る対向するコーム3の繊維領域内に導入できる。なお、
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、それ
らの実施形態から当業者が容易に変更可能な技術的な範
囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるクリールスタ
ンドを概略的に示す正面図である。
【図2】同クリールスタンドから引き出される繊維のセ
ットアップの一例を概略的に示す側面図である。
【図3】同クリールスタンドに適用されるボビンとコー
ムの位置関係を示す説明図である。
【図4】同ボビンと製品幅の割付を説明するための説明
図である。
【図5】本発明の他の実施形態であるクリールスタンド
を概略的に示す正面図である。
【図6】従来のクリールスタンドから引き出される繊維
のセットアップの一例を概略的に示す側面図である。
【図7】従来のクリールスタンドを概略的に示す正面図
及び側面図である。
【図8】従来の他のクリールスタンドを概略的に示す正
面図である。
【図9】従来のクリールスタンドに適用されるボビンか
ら引き出される繊維がずり落ちた状態、及びボビンがス
ピンドルから離れていく状態を説明するための説明図で
ある。
【図10】同コームのコームピンによる繊維の捻じれの
発生、及び繊維の繊維軸方向の折れの発生を説明するた
めの説明図である。
【図11】同コームによる繊維の擦過により起きる毛羽
の発生を説明するための説明図である。
【図12】同ボビンの巻き幅の範囲内にアイレットを介
して繊維が引き出された場合と、製品中心方向に繊維が
直接引き出された場合とを説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 クリールスタンド 1a 架台 1b 支柱 1c スピンドル 1d 繊維ガイド柱 1e,4 高さ調整バー 2 ボビン 3 コーム 3a コームピン 5 繊維 6 ガイド部材 A〜H,I〜K,M 〜Q 複数のボビンの集合 L ボビン中心からコーム導入位置ま
での距離 l 直線 m〜t 繊維導入領域 W 繊維の巻き幅 θ 振り角 α 導入角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が巻かれたボビンを懸架するための
    クリールスタンドであって、 同クリールスタンドに水平に懸架された複数のボビンの
    巻き軸が階段状に配されてなることを特徴とするクリー
    ルスタンド。
  2. 【請求項2】 上下に隣接するすべてのボビンが、各ボ
    ビンに巻かれた繊維の巻き幅を互いに部分的にオーバー
    ラップして配されてなる請求項1記載のクリールスタン
    ド。
  3. 【請求項3】 クリールを正面から見て、同クリールス
    タンドに懸架された複数のボビンが水平な巻き軸方向を
    階段状に配して保持されてなる請求項1又は2記載のク
    リールスタンド。
  4. 【請求項4】 クリールを上面から見て、同クリールス
    タンドに懸架された複数のボビンが水平な巻き軸方向を
    階段状に配して保持されてなる請求項1〜3記載のクリ
    ールスタンド。
JP2000204955A 2000-07-06 2000-07-06 クリールスタンド Pending JP2002020033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204955A JP2002020033A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 クリールスタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204955A JP2002020033A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 クリールスタンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002020033A true JP2002020033A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18702124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000204955A Pending JP2002020033A (ja) 2000-07-06 2000-07-06 クリールスタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002020033A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511392A (ja) * 2005-10-11 2009-03-19 インヴィスタ テクノロジー エスアエルエル 糸分配のオーバーエンドテイクオフのためのコンパクトな単一マンドレルクリール
CN102583103A (zh) * 2012-02-23 2012-07-18 常熟市宝沣特种纤维有限公司 回收芳纶丝退绕装置
CN107719937A (zh) * 2017-11-03 2018-02-23 杭州锐冠科技有限公司 一种用于储存丝饼串的储料架
CN113307085A (zh) * 2017-03-30 2021-08-27 Vmi荷兰公司 筒子架和使用该筒子架的方法
KR20220036589A (ko) * 2020-09-16 2022-03-23 (주)엘엑스하우시스 섬유 공급장치 및 이를 포함하는 연속섬유 강화 열가소성 복합재 제조장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511392A (ja) * 2005-10-11 2009-03-19 インヴィスタ テクノロジー エスアエルエル 糸分配のオーバーエンドテイクオフのためのコンパクトな単一マンドレルクリール
CN102583103A (zh) * 2012-02-23 2012-07-18 常熟市宝沣特种纤维有限公司 回收芳纶丝退绕装置
CN113307085A (zh) * 2017-03-30 2021-08-27 Vmi荷兰公司 筒子架和使用该筒子架的方法
CN113307085B (zh) * 2017-03-30 2023-04-04 Vmi荷兰公司 筒子架和使用该筒子架的方法
CN107719937A (zh) * 2017-11-03 2018-02-23 杭州锐冠科技有限公司 一种用于储存丝饼串的储料架
KR20220036589A (ko) * 2020-09-16 2022-03-23 (주)엘엑스하우시스 섬유 공급장치 및 이를 포함하는 연속섬유 강화 열가소성 복합재 제조장치
KR102604471B1 (ko) 2020-09-16 2023-11-20 (주)엘엑스하우시스 섬유 공급장치 및 이를 포함하는 연속섬유 강화 열가소성 복합재 제조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI324644B (en) Apparatus for spinning and winding multifilament yarns
US8511054B2 (en) Method of assembling filaments and bundle of filaments obtained by the method
CN101591816B (zh) 用于熔纺和卷绕多根纱线的设备和方法
US5613643A (en) Creel
CN100480450C (zh) 用于铺设长丝纤维条的方法和装置
CN101133197B (zh) 无翼锭纺纱方法以及具有牵伸机构的装置
JP2002020033A (ja) クリールスタンド
US4512373A (en) Feeding and guiding means for triaxial fabric forming machine
JPH06166920A (ja) ラップ製造方法及び装置
CS219923B2 (en) Device for direct association and winding up of the yearns
US4974409A (en) Process for producing a twisted yarn feed spool
CN106400217B (zh) 用于细纱机的牵伸装置
KR101620346B1 (ko) 테이프사의 제직 준비 장치
EP3358054A1 (en) Core spun yarn comprising core yarn composed of variable drafted filament yarn and/or elastane yarn and fabric obtained with this core spun yarn
CN115369538A (zh) 一种纺织用具有调节机构的纺织整经机
CN113195808B (zh) 用于改造纺纱机的方法及由上述方法得到的改进的纺纱机
KR100880019B1 (ko) 원단제조장치
US3720382A (en) Process and apparatus for the continuous production of synthetic threads
EP2184386B1 (en) Device for melt-spinning and winding up synthetic filament yarns
CN216549017U (zh) 一种可消除张力偏差的涤纶生产用卷绕结构
JPS6123025Y2 (ja)
JP2007070754A (ja) 合撚糸機
KR200330125Y1 (ko) 코어사 제조 장치의 심사 공급 장치
US3391526A (en) Method and apparatus for covering core yarns
JPH08337938A (ja) 複合糸の紡出方法並びにその装置