JP2002019945A - 有軌道台車システム - Google Patents

有軌道台車システム

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JP2002019945A
JP2002019945A JP2000205955A JP2000205955A JP2002019945A JP 2002019945 A JP2002019945 A JP 2002019945A JP 2000205955 A JP2000205955 A JP 2000205955A JP 2000205955 A JP2000205955 A JP 2000205955A JP 2002019945 A JP2002019945 A JP 2002019945A
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JP
Japan
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opening
track
shutter
fire
slit
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JP2000205955A
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English (en)
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Takanori Izumi
孝憲 泉
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁に設けられた有軌道台車の通過を許容する
開口の周囲に大きなスペースを必要とすることなく防火
シャッターを取り付けることができる有軌道台車システ
ムを提供することである。 【解決手段】 隔壁2で区画された複数のエリア間を台
車が有軌道走行する有軌道台車システム1であって、上
記隔壁2には走行レール5及び台車走行のための開口3
が形成され、該開口3には、常時は開口3の少なくとも
一縁に折り畳み状態に保持され、伸張状態で開口を塞ぐ
防火シャッター6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隔壁で区画された
複数のエリア間を台車が有軌道走行する有軌道台車シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井付近に敷設されたレールを走行する
とともに、レールに沿って設けられた処理装置へ物品を
搬送する天井搬送車を備えた有軌道台車システムが知ら
れている。このような有軌道台車システムでは、隔壁で
仕切られたあるエリアから別のエリアへ物品を搬送しな
ければならない場合がある。このため、隔壁には、レー
ルと、物品を載置した天井搬送車とが通過できる開口が
形成されている。開口には、火災時に隣のエリアへの延
焼を塞ぐための防火シャッターが設けられている。
【0003】この防火シャッターは、水平方向に移動
し、レールの走行面より上側を塞ぐ一枚のプレートで、
通常は開口の側方に設けられた収納場所に収納される。
防火シャッターの上下にはガイドが設けられている。レ
ールの走行面より下側は、隔壁と一体的に設けられた防
火プレートにより開口が生じるのを防ぐようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の防火シャッターでは、開口を形成するために防火シ
ャッターを通常収納する収納場所が必要であるが、天井
搬送車が天井近傍に設けられている上、レイアウトの都
合から開口周辺に収納場所の確保が困難となる場合があ
った。
【0005】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目して成されたものである。その課題は、
隔壁に設けられた軌道及び有軌道台車の走行を許容する
開口の周囲に大きなスペースを必要とすることなく防火
シャッターを取り付けることができる有軌道台車システ
ムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、隔壁で区画された複数
のエリア間を台車が有軌道走行する有軌道台車システム
であって、上記隔壁には軌道及び台車走行のための開口
が形成され、該開口には、常時は開口の少なくとも一縁
に折り畳み状態に保持され、伸張状態で開口を塞ぐ防火
シャッターが設けられている。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記軌道は、一連の走行レール本体
と、これを覆う中空カバーとより成り、前記シャッター
が伸張状態の時には、この中空部を各エリア毎に分断す
るよう軌道に直交状態で進入する。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記シャッターは開口の上側の縁の
近傍で保持され、前記軌道は、上下方向のスリットを有
し、開口縁部には前記防火シャッターを垂直姿勢でスリ
ットに進入するように案内するガイドが設けられてい
る。
【0009】
【作用及び効果】従って、請求項1に記載の発明では、
防火シャッターが開口を覆い、エリア間の延焼を防止す
ることができる。また、防火シャッターは、折り畳んだ
状態で通常保持するため、開口の上側の縁又は横側の縁
の近傍に大きなスペースを要することなく設置すること
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、防火シャッタ
ーが軌道に形成されている中空部に直交状態で進入し、
中空部から隣のエリアへ延焼するのを防止する。このた
め、中空部が設けられているような軌道であっても、エ
リア間を確実に遮断することができる。
【0011】請求項3に記載の発明では、自重により防
火シャッターを伸長状態とすることができ、防火シャッ
ターの動作機構を簡便なものとすることができる。ま
た、ガイドによりスリットにシャッターが垂直姿勢で進
入するため、軌道に形成するスリットの幅を必要最小限
の寸法とすることができ、スリットを形成することによ
り生じる台車走行への影響を最小限に抑えることができ
る。
【0012】
【実施の形態】本実施の形態の有軌道台車システムを図
面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態の有軌
道台車システムの軌道及び開口を示した正面図であり、
図2は図1のA−A断面図であり、図3は図2で防火シ
ャッターが開口を塞いだ図である。本実施の形態の有軌
道台車システム1は、隔壁2で仕切られた2つのエリア
間を、隔壁に形成された開口3を通過して物品を搬送す
る台車と、台車が走行する走行走行レール(軌道)5
と、開口3を塞ぐための防火シャッター6とを備えてい
る。台車は、詳しくは後述する走行レール5内部を走行
する台車本体と、走行レール5の上方に配置される荷台
と、台車本体と荷台とを連結する連結部とを備えてい
る。
【0013】走行レール5は、走行面51を有するレー
ル本体52と、レール本体52を被うカバー53と、レ
ール本体52を所定間隔毎に支持するハンガー54と、
ハンガー54を天井から吊り下げる吊り下げ部材55と
を備え、カバー53は、レール本体52の上側と下側に
取り付けられ(53a,53b)、上側のカバー53a
には台車の連結部が通過するのを許容する通過孔56が
設けられる。火災の際には、通過孔56から炎が上側の
カバー53aとレール本体52とで形成される走行空間
(中空)7を伝わって延焼するおそれがあるため、走行
レール5には、防火シャッター6の進入を許容するスリ
ット57が設けられ、防火シャッター6が伸長した状態
になると、その下端が走行面51に当接し、通過孔56
から進入した炎が走行空間7から延焼するのを防ぐよう
になっている。
【0014】スリット57は、レール本体52の側面及
び上側のカバー53aにレール本体52の長手方向と直
交する方向(上下方向)に設けられ、走行面51にスリ
ットを設けないようにしている。というのも走行面51
に、スリットを形成すると、台車本体に設けられている
車輪が確実にスリットの部分を走行し、台車に振動が伝
わる。しかしながら、台車本体に設けられるガイドロー
ラが案内されるレール本体52の側面にスリット57を
設けると、ガイドローラと側面との間にわずかながら隙
間が設けられているため、必ずしもガイドローラがスリ
ット57の部分をガイドされるとは限らない。このスリ
ット57を狭くすることで、ガイドローラがスリット5
7の部分をガイドされる確率がより低くなる上、車体に
与える影響を小さくすることができる。
【0015】防火シャッター6は、走行レール5の走行
面51を境として上側に形成されている開口3を火災時
に塞ぐ部材である。走行面51を境として下側には、走
行レール5の下側のカバー53bが嵌合する切り欠きが
形成された防火プレート61が、隔壁2と一体となるよ
うに取り付けられ、走行面51より下側に開口が形成さ
れるのを防ぎ、走行面51より下側から隣のエリアに延
焼しないようになっている。防火プレート61には、例
えば、鉄やステンレス等の耐火性に優れた板材が用いら
れる。
【0016】防火シャッター6は、鉄やステンレス等の
3枚のプレート621,622,623が蝶番64など
の連結具により折り畳み自在に連結されており、そのう
ち2枚の折り畳みプレート621,622が上下に折り
畳まれ、下側に位置する折り畳みプレート622にはス
ライドプレート623が連結されている。蝶番64は、
プレート621,622,623の幅方向に渡って設け
られ、プレート621,622,623間の隙間を埋め
るようになっている。防火シャッター6をスリット57
に垂直な姿勢を保って進入させるように案内するガイド
63が、開口3の左右両側の縁部に設けられている。ス
ライドプレート623は、その両側部がガイド63内に
収納されるとともに側面にガイドローラ65を有し、両
側部及びガイドローラ65がガイド63の内部を移動す
るようになっている。
【0017】このように、スリット57に垂直な姿勢を
保って進入するスライドプレート623を設けたため、
形成するスリット57の幅を最小のものとすることがで
き、台車本体に与える影響を少なくすることができ、搬
送する物品に大きな振動が伝わるのを防ぐことができ
る。また、スライドプレート623には重り66が設け
られ、火災時に折り畳まれた防火シャッター6を素早く
伸ばすとともに、火災が発生したエリアの圧力が高ま
り、折り畳みプレート621,622が押されて、各プ
レート621,622,623が折り畳まれる方向に移
動して、防火シャッター6が開くのを防ぐようになって
いる。重り66により、スライドプレート623の重量
を増やしているため、スライドプレート623の板厚を
厚くして重量を増やした場合に比し、スライドプレート
623の板厚を薄くすることができ、スリット57の幅
を狭くすることができる。
【0018】なお、防火シャッター6には、スライドプ
レート623を通常保持するための保持装置67が設け
られている。保持装置67は、火災報知器からの信号を
受信すると作動するフックが設けられ、ガイド63に設
けられた突出板631に、フックがスライドプレート6
23側となるように取り付けられる。スライドプレート
623のフックに対応する位置には、フックに係合する
係合具が取り付けられている。通常は、フックが係合具
を保持するようになっており、火災報知器からの信号が
送られるとフックに通電し、係合具を離すように作動す
る。
【0019】本実施の形態の防火シャッター6の動きを
説明する。防火シャッター6は、通常は台車を通過可能
にしておくために、折り畳みプレート621,622が
折り畳まれた状態で、スライドプレート623が保持装
置67により保持されるようになっている。火災が発生
すると、火災報知器からの信号で保持装置67がスライ
ドプレート623に設けられている係合具を離す。する
と、スライドプレート623が重り66の重量により、
折り畳みプレート621,622を伸ばしつつ、走行レ
ール5のスリット57までガイド63に沿って下降し、
スライドプレート623の下端が走行レール5の走行面
51に当接した状態となる。
【0020】上記のように、防火シャッター6が構成さ
れているので、開口3を完全に塞ぐことができるととも
に、可動部62が走行レール5内に進入し、走行レール
5のスリット57から進入した炎が隣のエリアに延焼す
ることがない。さらに、防火シャッターを3枚のプレー
ト621,622,623で折り畳み可能に連結したた
め、最小限のプレートの枚数で、スリット57に対して
防火シャッター6を垂直に進入させることができる。防
火シャッター6の折り畳み箇所(蝶番)を最小限とする
ことで、折り畳み箇所が伸びないことによる動作不良が
発生する可能性を少なくすることができる。このため、
防火シャッター6の信頼性がより高まり、駆動手段など
を用いて可動部を伸ばさない場合に特に有効となる。
【0021】なお、上記防火シャッター6は、構造を簡
単にするために、上下方向に開閉するようにしている
が、図4に示すように、例えば、左右の両方に防火シャ
ッター62aを設け、開口の縁部の上下にガイドを設け
て、水平移動可能とし、通常は折り畳んだ状態で保持す
るが、火災の際に駆動手段により伸ばした状態にするよ
うにしても良い。なお、防火シャッターを左右に分割す
ることなく、どちらか一方から開口を塞ぐようにしても
良い。
【0022】本実施の形態の防火シャッター6は、走行
レール5に形成するスリット57を狭くするために、重
り66をスライドプレート623と別に設けるようにし
たが、スライドプレート623自体の板厚を厚くするこ
とで重くしても良く、スライドプレート623だけでな
く、全てのプレート621,622,623を重くする
ようにしても良い。また、本実施の形態の防火シャッタ
ー6は、重り66の重量により伸ばした状態にするとと
もに、開くのを防止するようにしているが、折り畳みプ
レート621と622との間及び、折り畳みプレート6
22とスライドプレート623との間に防火シャッター
6が伸びる方向に付勢する付勢手段を設けて伸ばす状態
にするようにしても良く、重り66と併用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の有軌道台車システムの走行レー
ル及び開口を示した正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図2で防火シャッターが開口を塞いだ図であ
る。
【図4】別の形態の有軌道台車システムの走行レール及
び開口を示した正面図である。
【符号の説明】
1 有軌道台車システム 2 隔壁 3 開口 5 走行レール 6 防火シャッター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁で区画された複数のエリア間を台車
    が有軌道走行する有軌道台車システムであって、上記隔
    壁には軌道及び台車走行のための開口が形成され、該開
    口には、常時は開口の少なくとも一縁に折り畳み状態に
    保持され、伸張状態で開口を塞ぐ防火シャッターが設け
    られていることを特徴とする有軌道台車システム。
  2. 【請求項2】 前記軌道は、一連の走行レール本体と、
    これを覆う中空カバーとより成り、前記シャッターが伸
    張状態の時には、この中空部を各エリア毎に分断するよ
    う軌道に直交状態で進入することを特徴とする請求項1
    に記載の有軌道台車システム。
  3. 【請求項3】 前記シャッターは開口の上側の縁の近傍
    で保持され、前記軌道は、上下方向のスリットを有し、
    開口縁部には前記防火シャッターを垂直姿勢でスリット
    に進入するように案内するガイドが設けられている請求
    項2に記載の有軌道台車システム。
JP2000205955A 2000-07-07 2000-07-07 有軌道台車システム Pending JP2002019945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100353270C (zh) * 2003-08-29 2007-12-05 神钢电机株式会社 传送系统
KR101750963B1 (ko) * 2015-10-20 2017-06-26 세메스 주식회사 집적회로 소자 제조용 이송 장치

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