JP2002019750A - 紐状連結部材の連結方法とその装置 - Google Patents

紐状連結部材の連結方法とその装置

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JP2002019750A
JP2002019750A JP2000210447A JP2000210447A JP2002019750A JP 2002019750 A JP2002019750 A JP 2002019750A JP 2000210447 A JP2000210447 A JP 2000210447A JP 2000210447 A JP2000210447 A JP 2000210447A JP 2002019750 A JP2002019750 A JP 2002019750A
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JP2000210447A
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Satoyuki Hirai
智行 平井
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JE KK
Toska Co Ltd
Original Assignee
JE KK
Toska Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の方法は、連結棒より1本の紐状連結部
材を分離した状態で連結するので、係合メス部が不安定
な状態で連結することになり、失敗する場合があった点
を解決する方法を提供する。 【解決手段】 フイラメント部bに係合メス部aと係合
オス部aを形成した紐状連結部材Rを、複数本平行に配
列した状態で、係合メス部aを第1連結棒gに、係合オ
ス部cを第2連結棒hに連結した紐状連結部材Rの集合
体Sを連結する方法であって、第1連結棒gに係合メス
部aを連結した状態で、係合オス部cを第2連結棒hよ
り分離し、前方で待機している係合メス部aに係合させ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【説明の属する技術分野】本発明、フイラメント部の一
端に係合オス部を、他端に係合メス部をそれぞれ設けた
紐状連結部材の集合体を、ナイロンやポリプロピレン等
の分子配向性の合成樹脂で一体的に成形した紐状連結部
材の集合体と、その連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紐状連結部材は、市場にて商品名“ロッ
クス”として販売されており、合成樹脂で細長いブリッ
スル状に成形した部分を細く延伸(約3〜4倍)してテ
グス状のフイラメント部として柔軟性と強度を与え、そ
の一端に突起状の係合オス部を、他端にこの係合オス部
を嵌入して係止できる係合メス部を設けたもので、係合
メス部に係合オス部を嵌入係合させるようにしたもので
ある。
【0003】この紐状連結部材は例えば、特公昭57-847
号、特開平9-207962号、特開平10-118034 号公報、ある
いは登録意匠第1018359 号公報等に記載された構造を有
している。
【0004】この紐状連結部材は、成形性と取扱性を考
慮して、例えば登録意匠第1018359号公報のように、複
数本の紐状連結部材を平行に配置した状態で、両側に並
べた連結棒に、細い連結部を介して簡単に切断できる状
態で連結し、全体として格子状に配列された紐状連結体
の集合体として形成されている。
【0005】そして、集合体の両側に配置されている連
結棒は、成形の際の樹脂を注入するランナーバーに相当
すると共に、取扱いや取付装置への装填の際の案内部材
として機能する構造になっている。
【0006】この連結部材の集合体を合成樹脂(主とし
てナイロン、ポリプロピレン)で成形する際は、フイラ
メント部用のキャビティに直交して分割された金型を使
用し、集合体を一体成形した後、引き続いてこの成形金
型内に成形品の半分を、分割金型の一方に挟んだまま、
残りの半分を他方の分割金型に挟んだ状態で、一方ある
いは双方の金型を紐状部の長さ方向に相対的に移動させ
て紐状部を所定の倍率(3〜4倍)で延伸して直径を細
くすると共に強度を増し、更に柔軟性を高めた延伸フイ
ラメント部に形成している。
【0007】この紐状連結部材の用途は、フイラメント
部が細く、そして強度が大きく、更に柔軟性がある特性
を活かして衣類等の商品に値札等の表示札を取付けた
り、多数の商品のパンフレットの角部を束ねたり、例え
ばサンダルのように複数のものが一対になっている商品
の場合はこれを連結(結束)している。また、場合によ
っては鎖状に連結してその端部に商品を連結して顧客が
持ち易い展示用としたりしており、色々な用途に使用さ
れている。
【0008】さて、この構成の紐状連結部材は、成形性
と取扱性を考慮して、例えば登録意匠第1018359 号公報
のように、複数本の紐状連結部材を平行に並べ、これら
の両端を簡単に切断できる連結部を介して、両側に配置
された連結棒(ランナーバーや取付装置に装填するガイ
ド部材、あるいは集合体の纏め枠)に連結し、全体とし
て格子状に配列された紐状連結体の集合体として一体的
に形成されている。
【0009】この紐状連結体を連結する装置は、例え
ば、特開平8-310520公報に示すような取付装置が開発さ
れている。この取付装置は、紐状連結部材の集合体の両
側の連結棒を取付装置の前部に、上下方向に開口されて
いる2本のガイド孔に通した状態で装填し、握り部の前
方に出没するレバーの把握操作によって、これを1本づ
つ打出して本体の前部でフイラメント部の両端を環状に
連結するようになっている。
【0010】この取付装置は、本体の前方にJ形に曲げ
られた受部ガイド(係合メス部側のガイド)を設け、把
手の前方に出没するレバーの把握操作(開放操作)で連
結棒より一つの係合メス部を切離して受部ガイド内にベ
ルト部材で押して案内する。
【0011】その直後に、パイプ状の受け台に嵌入支持
した係合オス部を挿入し、前進するパイプ状のピストン
の先端に嵌合支持させた状態で、受部ガイド内に挿入
し、本体の前部に突設されているパイプ状のガイドの先
端より送り出す。そして前記受部ガイドの先端で待機し
ている係合メス部に向かって前進させて係合させるよう
に構成している。
【0012】図16は、従来の紐状連結部材の取付装置
の前部に設けた係合メス部4を案内する中空状の受部ガ
イド1の斜視図であり、L形ないしJ形に形成されてい
る。その中央部に紐状連結部材Rの係合メス部aを送る
角形の送り孔3が設けられ、更に内側にフイラメント部
bを脱出させるスリット2が長手方向に開口されてい
る。
【0013】図17に示すように、送り孔3の終端に係
合メス部aを所定の位置で停止させるホルダー部4が設
けられ、更に、このホルダー部4の片面に係合操作を終
わった係合メス部aを脱出させる脱出口5が開口され、
この脱出口5に連続してスリット2が開口されている。
なお、この脱出口5の反対側には係合オス部cの先端部
を覗かせる窓6が開口されている。
【0014】そして前記脱出口5に対向する手前側の取
付装置の本体の前部にパイプ状の受け台Uが固定され、
この受け台Uの側面に受け口uが開口され、これに係合
オス部cを嵌入して受入れるようになっている。
【0015】そして取付装置のレバーの把握操作によっ
て前進するパイプ状のピストンPの先端を前記受け台U
内に嵌入して前進させると、受け台Uに受入れられて待
機している係合オス部cの後方内部に、前記ピストンP
の先端を嵌合して受け台Uより突出する。
【0016】ピストンPが更に前進すると、係合オス部
cは受け部ガイド1の先端のホルダー部4内で待機して
いる係合メス部aの係合孔d内に嵌入してこの係合孔d
内に形成されている爪部材で係合オス部cの首部fを挟
持して脱出不能の状態となって紐状連結部材Rは環状に
連結されることになる。
【0017】そして商品より取付装置を離す動作と共
に、受部ガイド1の側面のスリット2よりフイラメント
部bが抜き出されてその商品に紐状連結部材Rを介して
表示札等が取付けられる。
【0018】
【発明が解決すべき課題】前記特開平8-310520公報に示
された取付装置の場合、本体の前部の両側に上下方向に
2本のガイド孔を開口し、そして紐状係止部材の集合体
のフイラメント部をU字形に曲げた状態で上下に並べた
状態で装填している。
【0019】この取付装置に紐状係止部材を装填し、こ
れを手に持った状態のフイラメント部を平面的に見る
と、右側にメス係合部が、左側にオス係合部がそれぞれ
位置してフイラメント部は前方側が拡開したU字形に曲
げられた状態になっている。
【0020】そして本体の下部のピストル握り部のよう
な握り部の前方に、前後に揺動するように設たレバーの
握り操作で、図16及び図17を参照して説明した連結
操作により係止して1本の紐状連結部材は環状に連結す
ることになるが、この係合操作は「パシャッないしカシ
ャッ」というように「瞬時」に行なわれる。
【0021】このような瞬時の係合操作が完全に行なわ
れるためには、第1に、受部ガイド1の先端のホルダー
部4内で待機している係合メス部aの姿勢が正確でなけ
ればならない。
【0022】第2に、係合オス部cとの係合が終了する
まで前記のように保持された状態、あるいは位置決めさ
れた状態でなればならない。そして第3に、この係合メ
ス部aに向かって前進する係合オス部cが正確に突進
し、瞬時に係合しなければならない。
【0023】しかし、J形の受部ガイド1は曲がった細
いパイプ状のものであり、そしてギヤで増速されて前進
するナイロン製の可撓性に富んだベルト部材8の先端部
で、紐状連結部材Rの両側に配置された2本の連結棒で
一体的に連結された集合体より、1本の紐状連結部材R
の係合メス部aを引掛け、前記連結棒より切断分離し、
これを前記パイプ状の受部ガイド1内に押込み、そして
この受部ガイド1の先端部で待機させるようにしいて
る。
【0024】しかし、このオス係合部は値札の孔の直径
である2.5mm通過する直径を持つもので、更にこ
れに係合する係合メス部もそれに見合った小型のもので
なければならない。
【0025】そしてこの係合メス部を受部ガイド内を押
込む可撓性ベルト部材8はナイロンを使用した成形品
で、その幅は4.0mm、厚さは1.5mmであり、従
って、連結棒から切り離された1個の係合メス部aはパ
イプ状の受部ガイド1の送り孔3の中を、この孔の壁面
と係合メス部aの外形との間の隙間の影響を受けて踊り
ながら前進し、このガイド1の先端部のホルダー部4で
停止することになる。
【0026】しかし、ホルダー部4は極めて狭いもので
あり、前記のように細い部材である係合メス部aを保持
して安定させる部材を設けることは困難である。また、
これを設けても次々に送り込まれて連結され、そして脱
出される紐状係止部材Rの全てを瞬時に正確に保持する
ことが困難である。
【0027】また、J形の受部ガイド1は合成樹脂製の
パイプ状のものであり、撓み易い構造のものであるか
ら、操作中に僅かに撓んでも係合オス部cが前進する位
置から僅かでもズレを発生し易いという問題がある。
【0028】更に、従来の紐状連結部材は係合メス部と
係合オス部が大きく、従って、表示札には大きな径の通
し孔を必要とし、そのために小型の札やデザイン性のあ
る札に使用するにはやや困難があった。
【0029】
【課題を解決する手段】本発明は、従来の紐状連結部材
の取付装置が連結部材の集合体を纏めている連結棒よ
り、1個の係合メス部を切離し、係合オス部が前進して
くる前方の受部ガイドの先端で待機している場合の「不
安定状態」と、それに基づく係合の失敗を完全に解消で
きる連結方法とその装置を提供することを目的とするも
のである。
【0030】1)前記目的を達成するための紐状連結部
材の連結方法は、フイラメント部bの一端に係合メス部
aを、他端に前記係合メス部aに係合する係合オス部c
を設けた合成樹脂製の紐状連結部材Rを、複数本平行に
配列した状態で、前記係合メス部aを、この係合メス部
aの近傍に配置した第1連結棒gに切断可能な連結部i
を介して接続し、更に前記係合オス部cを、この係合オ
ス部cの近傍に配置した第2連結棒hに切断可能な連結
部jを介して連結して形成した紐状連結部材Rの集合体
Sを、取付装置10に装填し、個々の紐状連結部材Rに
分離して連結する方法であって、前記第1連結棒gに係
合メス部aが連結された状態で、前記第2連結棒hに接
続されている係合オス部cの1個を分離し、所定位置で
待機している1個の係合メス部aに対して前進係合させ
ることを特徴としている。
【0031】2)本発明に係る紐状連結部材の連結方法
は、取付装置10の前方に、前記第1連結棒gに多数の
係合メス部aを所定間隔で連結した集合体Sを保持し、
前記第2連結棒hを前記第1連結棒gより後方に対峙さ
せて、2本の連結棒g,hの間に延長された複数のフイ
ラメント部bをU字形に曲げた状態で、前記第2連結棒
hに接続されている1個の係合オス部cを第2連結棒h
より分離し、第1連結棒gに保持された状態の1個の係
合メス部aに前進させて係合させることを特徴としてい
る。
【0032】3)本発明に係る連結装置は、取付装置1
0の本体11の先端側に、トンネル形のフイラメント部
のガイド面14aを下側に有する供給部14を配置し、
前記ガイド面14aの最下部に、紐状連結部材Rの集合
体Sを形成している第1連結棒gと第2連結棒hを横方
向に案内するガイド溝を対峙して形成し、前記第1連結
棒gに固定されている最先端の係合メス部aに対向する
位置に、ピストン23が突出前進するように構成し、前
記トンネル形のガイド面14aに紐状連結部材Rの集合
体Sのシート状に配列しているフイラメント部bを下向
きに開口するU字形で装填し、個々の紐状連結部材Rを
係合分離するように構成したことを特徴としている。
【0033】そして、本発明に係る取付装置は、取付装
置10の本体11の先端側に、トンネル形のフイラメン
ト部のガイド面14aを下側に有する供給部14を配置
し、前記ガイド面14aの最下部に、紐状連結部材Rの
集合体Sを形成している第1連結棒gと第2連結棒hを
横方向に案内するガイド溝を対峙して形成し、前記第1
連結棒gに固定されている最先端の係合メス部aに対向
する位置に、ピストン23が突出前進するように構成
し、前記トンネル形のガイド面14aに紐状連結部材R
の集合体Sのシート状に配列しているフイラメント部b
を下向きに開口するU字形で装填し、個々の紐状連結部
材Rを係合分離するように構成したことを特徴としてい
る。
【0034】4)前記取付装置10のピストン23は、
その先端部を、係合オス部cの後方に開口されている受
け孔o内に挿入して保持するように縮小部に形成したこ
とを特徴としている。
【0035】5)本発明に係る紐状連結部材の集合体
は、間隔をおいて配置された第1連結棒gと第2連結棒
hと、これらの連結棒g,hの間に直交し、所定間隔
で、切断可能な連結部i,jを介して個々に連結した紐
状連結部材Rからなり、前記紐状連結部材Rは、フィラ
メント部bの一方に係合メス部aを、他方に係合オス部
cをぞれぞれ有しており、係合メス部aは筒状であっ
て、その内部に係合オス部cを係止する手段を持ち、係
合オス部cは前記係合メス部aの係止手段に係合する首
部mを有しており、前記第1連結棒gおよび第2連結棒
hの少なくとも一方に、集合体送り機構14により駆動
される送り部を形成した状態で合成樹脂で一体成形した
ことを特徴としている。
【0036】6)本発明に係る紐状連結部材の集合体
は、前記第1連結棒gと第2連結棒hに、送り機構によ
り駆動される送り部kを形成したことを特徴としてい
る。
【0037】7)本発明に係る紐状連結部材の集合体
は、前記第1連結棒gと第2連結棒hは、平ベルトない
し平板状で、少なくとも周面の一部にギヤ、突起、凹
凸、厚さの変更部の一つから選ばれた送り部kが形成さ
れていることを特徴としている。
【0038】8)本発明に係る紐状連結部材の集合体に
おける前記第1連結棒gと第2連結棒hは、平ベルトな
いし平板状でであって、係合オス部cの突出方向の反対
側に送り部kが形成されていることを特徴としている。
【0039】9)本発明に係る紐状連結部材の集合体
は、間隔をおいて配置された第1連結棒gと第2連結棒
hと、これらの連結棒g,hの間に直交し、所定間隔
で、切断可能な連結部i,jを介して個々に連結された
紐状連結部材Rからなり、フィラメント部bの一方に係
合メス部aを、他方に係合オス部cをぞれぞれ有してお
り、係合メス部aは筒状であって、その内部に係合オス
部を係止する手段を持ち、係合オス部cは前記係合メス
部aの係止手段に係合する首部mと、後方の軸線方向に
開口されたピストンの受け孔oを有し、これらは合成樹
脂により一体的に成形されていることを特徴としてい
る。
【0040】10)本発明に係る紐状連結部材の集合体
は、間隔をおいて配置された第1連結棒gと第2連結棒
hと、これらの連結棒g,hの間に直交し、所定間隔
で、切断可能な連結部i,jを介して個々に連結された
紐状連結部材Rからなり、前記紐状連結部材Rは、フィ
ラメント部bの一方に係合メス部aを、他方に係合オス
部cをぞれぞれ有しており、係合メス部aは筒状で、そ
の内部に係合オス部cを係止する手段を持ち、係合オス
部cは前記係合メス部aの係止手段に係合する首部mと
後方の軸線方向に開口されたピストン23の先端の受け
孔oを有し、前記係合メス部aと係合オス部cはその軸
線を集合体Sの平面に直交して配置され、係合オス部c
の後端部と、係合メス部aの中間部に前記フイラメント
部bの端部が連結され、前記第1連結棒gと第2連結棒
hにはラックギヤkが形成され、これらの部材は合成樹
脂により一体的に成形したことを特徴としている。
【0041】即ち、本発明に係る紐状連結部材の連結方
法は、紐状連結部材の集合体を、連結操作状態でも、従
来の連結方法のように、連結部材を1本1本分離するこ
となく、係合メス部が連結棒に連結されている、つま
り、成形時の状態で係合オス部を前進させて係合させる
ようにした点に大きな特徴がある。
【0042】つまり、成形し、フイラメント部の延伸が
終了した紐状連結部材の集合体の状態で係合メス部を装
置に保持させ、この状態で係合オス部を係合メス部の中
央の嵌合孔内に挿入させ、フイラメント部の両端が連結
された状態で1本の連結棒に連結されている係合メス部
を分離するものである。
【0043】従って、1本の連結棒が、係合メス部のホ
ルダー部材を構成しているので、この連結棒を取付装置
のガイド孔で案内して所定の位置で停止させるだけで、
係合メス部を正確な位置で待機させ、係合オス部との係
合を準備できるのである。
【0044】このように、1本の連結棒より係合メス部
を切離していない状態で連結操作を行うことは、如何に
小さな寸法の係合メス部であっても、しっかりと連結棒
によって保持され、恰も標的が定まった状態にあり、従
って、連結不良となる恐れは全くない。
【0045】また、係合メス部が連結棒に対して成形時
の状態で、しっかりと保持されていることから、高速の
打込みにも耐えることができる特徴がある。
【0046】更に、本発明においては、係合オス部の後
方にピストンの先端の縮小部を挿入する受け孔を開口し
て係合オス部を小型化すると共に係合の失敗をなくした
紐状連結部材を提供し、表示札の孔を小径とすることが
できる点にも特徴がある。
【0047】なお、ピストン自体が細径の場合は、その
先端を縮小しなくても良い場合があり、このような場合
も本発明に属するものである。
【0048】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る紐状連結部材
の取付装置10の外観側面図、図2は同平面図、図3は
正面図、そして図4は前部の右側面図である。
【0049】本体11の下方に握り部12とその前方に
スプリング力で出没して連結機構を駆動させるレバー1
3を設け、更に前方に紐状連結部材Rの集合体Sを装填
して保持させるトンネル状の供給部14を設けている。
【0050】まず、紐状連結部材Rとその集合体Sにつ
いて説明する。
【0051】紐状連結部材Rは図5〜図7に示すよう
に、延伸されたフイラメント部bの一端に係合メス部a
を、他端に係合オス部cを設けて構成されている。
【0052】そして第1連結棒gと第2連結棒hの間に
複数本の連結部材Rを、所定間隔で平行に配置した状態
で、取付装置10による係合動作に伴なって刃物あるい
は引きちぎることができる連結部i、jを介して各連結
部材Rを連結して集合体Sを構成している。
【0053】この集合体Sは値札を商品に取付けるタグ
ピンあるいは係止片を製造する際に使用する公知の金型
技術のように、フイラメントbの長手方向に直交して分
離できる金型を使用し、ナイロンやポリプロピレン等の
延伸によって分子配向する合成樹脂を使用して一体的に
成形した後、前記金型を相対的に移動させてフイラメン
ト部bを、その合成樹脂に合った延伸倍率(3〜4倍)
で延伸して直径を細めるとともに強度を増し、柔軟性を
与えている。
【0054】そして図8ないし図9に示すように、フイ
ラメント部bが配列される平面に対して直交するように
係合オス部cと係合メス部aとが形成されている。従っ
て、このシート状に配列されたフイラメント部bを図1
のようにU字形に曲げると、係合メス部aと係合オス部
cとが向き合っており、従って、係合メス部aに対して
係合オス部cを直線的に前進させると簡単に係合できる
状態となる。
【0055】2本の平行する連結棒g、hの間に、直交
するように多数の紐状連結体Rを平行に配置し、これら
を細い連結部i、jを介して連結して集合体Sを形成し
ているが、2本ないし2枚の連結棒g,hは、テープ状
ないし細幅の板状体であり、図1に示すようにシート状
に配列されているフイラメント部bをU字形に曲げ、係
合メス部aと係合オス部cとを対向させた状態にする
と、外面となる連結棒g,hの表面に図2に示すように
ラックギヤkを形成してこれによって送り作用を与える
ようにしている。
【0056】この連結棒g、hは、紐状連結体Rを纏め
る部材であり、そして係合操作の際の送り機構であると
共に、集合体Sを取扱う際の操作部材であり、更に集合
体Sを全体的に纏める部材でもある。
【0057】なお、このラックギヤkは、集合体Sの間
歇送り手段の一つであって、これを設ける場所は、必要
に応じて何れの面であっても良く、また、ラックギヤ以
外に、小突起や小孔等の送り手段も適用できる。
【0058】本発明においては、紐状連結部材の集合体
を間歇送りする手段を、2本の連結棒g,hに設けてお
り、この連結棒g,h以外の部分、例えば連結部等、連
結部材Rに対して係合に必要な力以外の力をなるべく与
えないようにして集合体Sが不用意に分離しないように
考慮した点にも特徴がある。
【0059】図8及び図9に示すように、係合オス部a
には首部mと、側面の肉を切除した凹部nと、後方に開
口した受け孔oが形成されている。前記首部mは係合メ
ス部a内のフランジ部qに係合して引抜き不能に固定さ
れる部分である。
【0060】また、係合オス部aの軸線上後方に開口し
た受け孔oは、取付装置のピストンの先端部を嵌合させ
る部分であり、図17の従来例のようにピストンPにパ
イプを使用して係合オス部aの後部の外面を嵌合保持す
る従来のものと本質的に違って、太い針のように細い部
材を使用することができる。
【0061】このことから、係合オス部cを従来のもの
に比較してかなり小型にすることができ、それに伴なっ
て係合メス部aも小型にすることができ、目立たないよ
うに小径の孔を開口した表示札を使用することができ
る。
【0062】次に、前記紐状連結部材Rの集合体Sを個
々にループ状に連結するための取付装置10の内部駆動
機構について説明する。
【0063】図11ないし図14を参照して説明する
と、本体11は常法にしたがって合成樹脂あるいは軽量
金属によって半割りピストル状に成形され、握り部12
の前方に出没するレバー13に揺動アーム15の一端を
枢支p1し、中間部をピン支持p2し、他端をピストンホ
ルダ16に係合させると共に、その先端をフイードバー
17に係合させている。
【0064】フイードバー17は後述する紐状連結部材
Rを横方向に間歇送りするための駆動部材であって、そ
の後半部には間歇送り動作のための2個の突起18a,
18bが前後に設けてある。
【0065】そしてこの突起18a,18bに揺動アー
ム15の上部が当接してフイードバー17を僅かな距離
(図14)であるが、往復運動させるようになってい
る。そして前半部は2つのギヤ部であってラックギヤ1
7a、17bが表裏に設けられており、後方のラックギ
ヤ17aはワンウエイギヤ19aに、また、前方のラッ
クキヤ17bは別のワンウエイギヤ19bにそれぞれ噛
合している。
【0066】フイードバー17の前後運動は、揺動アー
ム15の揺動運動の前部と後部とにおいて間歇的に連動
し、そのストロークは極く小範囲のものであるが、この
フイードバー17の運動によって前後に配置されている
ワンウエイギヤ19a、19bを一方向にのみ駆動す
る。
【0067】後方のワンウエイギヤ19aによって後方
のギヤ20aを駆動し、このギヤ20aの軸端の送りギ
ヤ21aを駆動する。この送りギヤ21aは係合オス部
c側の第2連結棒hのラックギヤkに噛合しており、こ
の第2連結棒hを1ピッチ分だけ間歇的に移送する。
【0068】また、フィードバー17の先端のラックギ
ヤ17bで駆動されるワンウエイギヤ19bによって前
部のギヤ20bを駆動し、これの軸端に設けてある送り
ギヤ21bによって係合メス部a側の第1連結棒gを、
1ピッチ分だけ間歇的に横送りするように構成されてい
る。
【0069】また、揺動アーム15の上部に係合してい
るピストンホルダー16にピストン23が連結してあ
り、この揺動アーム15の揺動運動とともにピストン2
3が前進し、パイプ状のガイド24の入口部で待機して
いる係合オス部cをピストン23の先端の縮小部分を図
9の係合オス部cの後方に開口している受け孔o内に挿
入して保持する。
【0070】図11に示すように、取付装置10の本体
11の前部に下方にトンネル形の案内面14aが形成し
てあり、この案内面でフイラメント部cをドーム形に曲
げて保持して揺れを防止しながら案内し、前記パイプ状
のガイド24の前方を横切るように第1連結棒gを保持
案内するようになっている。
【0071】図12に示すように、この第1連結棒gの
最先部に存在している係合メス部aが前記ガイド24の
前方で待機しており、ピストン23の先端に係合オス部
cを突き刺したような状態で保持し、そして前方で待機
している係合メス部aの孔に押入し、図9に示すフラン
ジ部qを係合オス部cの首部mとを係合して固定するよ
うになっている。
【0072】図11と図14を参照して、揺動アーム1
5の下端にはトグル機構を構成するためのレバー15a
とレバー15bと、これらのレバーの連結部15cと握
り部12との間に、スプリング力を作用させるスプリン
グ15dが張架されている。
【0073】このトグル機構は、レバー13の握り始め
においては伸びを少なくしてスプリング力が弱くして握
り操作をし易くし、図14のように握り動作が進んだ位
置でレバー15a、15bのへ字形の曲げによりスプリ
ング15cを伸ばしてスプリング力を蓄える。
【0074】そして図14から図11に至る握りの開放
とにもに2本のレバー15a、15bがスプリング力で
伸び、これらのレバー15a、15bが直線に近い状態
に伸びた位置で揺動レバー15を強く後退させる力を発
揮する。
【0075】この揺動レバー15の後退動作の終わりの
段階で、フィードバー17の突起18aに揺動レバー1
5が当接し、フィードバー17を図14に点線で示す距
離Xだけ後退させる。
【0076】このフィードバー17の後退動作に伴なっ
て、ワンウエイギヤ19a,19bと、ギヤ20a,2
0bと、更にギャ21b,21bを連動させることによ
って、本体11の前方の供給部14のトンネル形の案内
面14aで案内されているシート状に並んだフイラメン
ト部bの両端を連結している2本の連結棒g,hを、
「ワンピッチ分」、つまり次の連結位置まで正確に間歇
的に移動させ、前方で待機する係合メス部aと、後方の
打ち込み位置にある係合オス部cとを正確な対面位置に
移動させることができる。
【0077】次に、本発明に係る取付装置10の操作に
ついて説明する。
【0078】図11と図12及び図13は取付装置10
の各部材の「基準位置」を示している。この取付装置1
0の基準位置において、今、紐状連結部材Rの「連結操
作」のためにレバー13を握ぎると(図11から図1
4)、このレバ13が握り部12に没入する動作と共
に、図14に連結位置を示すように、揺動アーム15の
上部が前方に移動する。
【0079】そしてこの揺動アーム15の先端が、フイ
ードバー17に、間隔をおいて2個設けてある前方の突
起18bに当接し、このフイードバー17を図14に示
すように距離Xだけ前進させる。
【0080】前記動作に伴なってフィードバー17は距
離Xだけ前進するが、これの表裏面に設けたラックギヤ
17a,17bに噛合しているワンウエイクラッチ19
aと19bとは空転状態となり、ギヤ20aと20bと
を駆動せず、従って、係合メス部aと係合オス部cはそ
の位置を保持し、結局、紐状連結部材Rの集合体Sはそ
の位置で停止している。
【0081】次に、図11の「基準位置」から図14に
至るレバー13の握り操作に伴なって揺動レバー15が
揺動し、これに係合しているピストンホルダー16が前
進してピストン23を前進させる。そしてこのピストン
23の先端(の縮小部、場合によってはこれがないケー
スもある)を、係合オス部aの後方に開口してある受け
孔o内に嵌入して保持して前進し、図14に示すように
前方に待機していた係合メス部aに対して係合オス部c
を係合させ、係合メス部aの内部機構のフランジ部qあ
るいは爪部材に係合オス部cの首部mを係合させ、そし
てフイラメント部bをループ状に連結する。
【0082】次に、図14の紐状連結部材Rの係合ない
し連結位置から、レバー13の把握を開放して戻すと、
揺動レバー15は図14の状態から蓄えられていたスプ
リング15cのスプリング力によって図11の状態の
「基準位置」に自然に復帰することになる。
【0083】この基準位置に復帰する直前の揺動レバー
15の揺動端において、図14の点線の位置から実線の
位置に距離Xだけ前進していたフイードバー17は、前
記揺動レバー15が後方の突起18aに当接し、係合操
作において前進していた距離X分だけ後退する。このフ
ィードバー17の距離X分の後退に連動して2個のワン
ウエイクラッチ19a,19bが回転する。
【0084】このワンウエイクラッチの回転によりギャ
20a,20b、21a,21bが回転するが、これは
紐状連結部材Rが連結棒g,hに固定されている「1ピ
ッチ分」に相当するだけ、トンネル状のガイド面14a
を形成してある供給部14内を、図15において上方
(手に持った本体11の右側)から下方(本体11の左
側)に移動し、次の紐状連結部材Rが連結される準備状
態となる。
【0085】なお、図1、図4等に示すように2本の連
結棒g,hは供給部14の横方向に貫通して開けられて
いるガイド孔内に挿入され、安定して保持されながら案
内されるようになっている。
【0086】前記紐状連結部材Rの係合ないし連結操作
において、2本の連結棒g,hと、これらの間に多数の
紐状連結部材Rが平行してシート状に連結部i,jを介
して切断可能に連結されて図5及び図6に示すような集
合体Sを形成しているが、1本の紐状連結部材Rが係合
される際は、係合オス部c側の連結部jは、ピストン2
3の前進による押圧力、好ましくは本体11に内蔵して
いる切断刃によって切断される。
【0087】一方、係合メス部a側の連結部iは、取付
装置10の前方に形成してある供給部14で図14のよ
うに係合が終わった状態から、紐状連結部材Rによって
表示札等を取付けた商品やパンフレット等を外す際に、
自然に切断分離されることになる。
【0088】なお、通常の連結方法であると、前側に係
合メス部aを配置しておき、後側に係合オス部cを配置
してこの係合オス部cを係合メス部aに対して前進させ
て係合しているが、場合によっては、これとは逆の方法
であっても良く、この場合は係合オス部cの方が連結棒
hに連結された状態で前方に待機することになる。
【0089】
【発明の効果】本発明に係る紐状連結部材Rの連結方法
によると、連結棒g,hの一方、好ましくは第1連結棒
gに係合メス部aを連結した状態、即ち、成形した状態
で確実に保持させ、これと対応する係合オス部cのみを
他方の連結棒より切離し、前進させて連結してフイラメ
ント部をループ状に形成するものである。
【0090】従って,連結棒上に成形時のままで安定し
て保持されている係合メス部aに対して、ピストン23
の先端に保持されて移送される係合オス部cの移動経路
に対して係合する位置に狂いが発生することなく、所定
の係合する位置にある係合メス部aに対して、前進する
係合オス部cを正確に位置合わせして連結することがで
きることから、従来のように係合メス部が動くことがな
く、係合操作に失敗をすることはない。
【0091】前記の連結方法を適用した本発明に係る取
付装置によると、商品やパンフレットや複数の商品やカ
バンの把手等の被連結部材の上方からこの取付装置を被
せるるような操作で、あるいはトンネルの天井面に沿っ
て曲げられ、案内されているシート状に配列されている
フイラメント部bに、商品やパンフレット等を近づけ、
そしてレバーを13把握することにより、簡単、かつ効
率的に紐状連結部材Rをループ状に連結して取付けるこ
とができる。
【0092】また、本発明に係る紐状連結部材Rは、係
合オス部cの後部に受け孔oを開口し、これの中にピス
トン23の先端部を挿入して支持するようにしているの
で、係合オス部cの外側を、従来のようにパイプ状のピ
ストンで保持するように、大きな外形が必要でなくな
り、小径の孔を設けた表示札にも適用できる。また、係
合オス部がピストンの先端より脱落するような欠点も解
消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る取付装置の側面図
で、供給部に紐状連結部材の集合体を保持・案内してい
る状態を示している。
【図2】図1に対応する取付装置の平面図である。
【図3】図1に対応する取付装置の正面図である。
【図4】トンネル状のガイド面を持つ供給部の側面図
(図1とは逆の方向)である。
【図5】紐状連結部材の集合体の正面図である。
【図6】図5に対応する側面図である。
【図7】図5の一部を拡大して示す正面図である。
【図8】図7に対応する側面図である。
【図9】図7に対応する側断面図である。
【図10】第1連結棒と係合メス部と連結棒の送り部の
関係を示す側面図である。
【図11】取付装置の内部構造を示す側面図である。
【図12】図11に対応する取付装置の内部機構を示す
平面図である。
【図13】第1連結棒に連結した係止メス部とフイラメ
ント部とトンネル形ガイド面との関係を示す図である。
【図14】図12に対応する取付装置の内部構造を示す
側面図である。
【図15】図12に対応する取付装置の内部機構を示す
平面図である。
【図16】従来の取付装置の連結機構の説明図である。
【図17】従来の取付装置の連結機構の説明図である。
【符号の簡単な説明】
R 紐状連結部材 S 集合体 a 係合メス部 b フイラメント部 c
係合オス部 k 送り部 1 受部ガイド 2 スリット 3 送り孔
4 ホルダー部 5 脱出孔 6 窓 10 取付装置 11 本体 12 握り部
13 レバー 14 供給部 14a トンネル形のガイド面 15 揺動アーム 15a,15b レバー 15
c 連結部 15d スプリング 16 ピストンホルダー 17 フイードバー 17a,17b ラックギ
ヤ 18a,18b 突起 19a,19b ワンウエ
イギヤ 20,21 ギヤ 23 ピストン 24 ガ
イド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイラメント部の一端に係合メス部を、他
    端に前記係合メス部に係合する係合オス部を設けた合成
    樹脂製の紐状連結部材を、複数本平行に配列した状態
    で、前記係合メス部を、この係合メス部の近傍に配置し
    た第1連結棒に切断可能な連結部を介して接続し、更に
    前記係合オス部を、この係合オス部の近傍に配置した第
    2連結棒に切断可能な連結部を介して連結して形成した
    紐状連結部材の集合体を、取付装置に装填し、個々の紐
    状連結部材に分離して連結する方法であって、 前記第1連結棒に係合メス部が連結された状態で、前記
    第2連結棒に接続されている係合オス部の1個を分離
    し、所定位置で待機している1個の係合メス部に対して
    前進係合させることを特徴とする紐状連結部材の連結方
    法。
  2. 【請求項2】取付装置の前方に、前記第1連結棒に多数
    の係合メス部を所定間隔で連結した集合体を保持し、前
    記第2連結棒を前記第1連結棒より後方に対峙させて、
    2本の連結棒の間に延長された複数のフイラメント部を
    U字形に曲げた状態で、前記第2連結棒に接続されてい
    る1個の係合オス部を第2連結棒より分離し、第1連結
    棒に保持された状態の1個の係合メス部に前進させて係
    合させることを特徴とする請求項1記載の紐状連結部材
    の連結方法。
  3. 【請求項3】取付装置の本体の先端側に、トンネル形の
    フイラメント部のガイド面を下側に有する供給部を配置
    し、前記ガイド面の最下部に、紐状連結部材の集合体を
    形成している第1連結棒と第2連結棒を横方向に案内す
    るガイド溝を対峙して形成し、前記第1連結棒に固定さ
    れている最先端の係合メス部に対向する位置に、ピスト
    ンが突出前進するように構成し、 前記トンネル形のガイド面に紐状連結部材の集合体のシ
    ート状に配列しているフイラメント部を下向きに開口す
    るU字形で装填し、個々の紐状連結部材を係合分離する
    ように構成した紐状連結部材の取付装置。
  4. 【請求項4】前記ピストンは、その先端部を、係合オス
    部の後方に開口されている受け孔内に挿入して保持する
    ように縮小部に形成した請求項3記載の紐状連結部材の
    取付装置。
  5. 【請求項5】間隔をおいて配置された第1連結棒と第2
    連結棒と、これらの連結棒の間に直交し、所定間隔で、
    切断可能な連結部を介して個々に連結した紐状連結部材
    からなり、前記紐状連結部材は、フィラメント部の一方
    に係合メス部を、他方に係合オス部をぞれぞれ有してお
    り、係合メス部は筒状であって、その内部に係合オス部
    を係止する手段を持ち、係合オス部は前記係合メス部の
    係止手段に係合する首部を有しており、前記第1連結棒
    および第2連結棒の少なくとも一方に、集合体送り機構
    により駆動される送り部を形成した状態で合成樹脂で一
    体成形したことを特徴とする紐状連結部材の集合体。
  6. 【請求項6】前記第1連結棒と第2連結棒に、送り機構
    により駆動される送り部を形成したことを特徴とする請
    求項5記載の紐状連結部材。
  7. 【請求項7】前記第1連結棒と第2連結棒は、平ベルト
    ないし平板状で、少なくとも周面の一部にギヤ、突起、
    凹凸、厚さの変更部の一つから選ばれた送り部が形成さ
    れている請求項5記載の紐状連結部材の集合体。
  8. 【請求項8】前記第1連結棒と第2連結棒は、平ベルト
    ないし平板状でであって、係合オス部の突出方向の反対
    側に送り部が形成されている請求項5に記載の紐状連結
    部材の集合体。
  9. 【請求項9】間隔をおいて配置された第1連結棒と第2
    連結棒と、これらの連結棒の間に直交し、所定間隔で、
    切断可能な連結部を介して個々に連結された紐状連結部
    材からなる前記紐状連結部材は、フィラメント部の一方
    に係合メス部を、他方に係合オス部をぞれぞれ有してお
    り、係合メス部は筒状であって、その内部に係合オス部
    を係止する手段を持ち、係合オス部は前記係合メス部の
    係止手段に係合する首部と、後方の軸線方向に開口され
    たピストンの受け孔を有し、これらは合成樹脂により一
    体的に成形されていることを特徴とする紐状連結部材の
    集合体。
  10. 【請求項10】間隔をおいて配置された第1連結棒と第
    2連結棒と、これらの連結棒の間に直交し、所定間隔
    で、切断可能な連結部を介して個々に連結された紐状連
    結部材からなり、前記紐状連結部材は、フィラメント部
    の一方に係合メス部を、他方に係合オス部をぞれぞれ有
    しており、係合メス部は筒状で、その内部に係合オス部
    を係止する手段を持ち、係合オス部は前記係合メス部の
    係止手段に係合する首部と後方の軸線方向に開口された
    ピストンの先端の受け孔を有し、 前記係合メス部と係合オス部はその軸線を集合体の平面
    に直交して配置され、係合オス部の後端部と、係合メス
    部の中間部に前記フイラメント部の端部が連結され、前
    記第1連結棒と第2連結棒にはラックギヤが形成され、
    これらの部材は合成樹脂により一体的に成形したことを
    特徴とする紐状連結部材の集合体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005206171A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 M I T Internatl:Kk ループピン結合装置
CN104661922A (zh) * 2012-09-28 2015-05-27 阿波罗轮胎全球研发公司 为轮胎装设信息标签的方法和装置以及具有该标签的轮胎

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