JP2002019345A - カード及びカード処理装置並びにカード判定方法 - Google Patents
カード及びカード処理装置並びにカード判定方法Info
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- JP2002019345A JP2002019345A JP2000200006A JP2000200006A JP2002019345A JP 2002019345 A JP2002019345 A JP 2002019345A JP 2000200006 A JP2000200006 A JP 2000200006A JP 2000200006 A JP2000200006 A JP 2000200006A JP 2002019345 A JP2002019345 A JP 2002019345A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偽造されにくいカード及び偽造カードの使用
を確実に排除できるカード処理装置を提供する。 【解決手段】 カード1の少なくとも一方の面に蛍光体
塗布部4を設け、この塗布部4に、特定の波長光が照射
されることによって発光し可視化する蛍光体でカードを
識別するためのパターンを塗布する。カード処理装置
は、カード1に特定の波長光を照射することにより可視
化された蛍光体塗布部4のパターンを読取るパターン読
取部を設ける。そして、このパターン読取部で読取った
パターンに基づいてカード1の正当性を判定する。
を確実に排除できるカード処理装置を提供する。 【解決手段】 カード1の少なくとも一方の面に蛍光体
塗布部4を設け、この塗布部4に、特定の波長光が照射
されることによって発光し可視化する蛍光体でカードを
識別するためのパターンを塗布する。カード処理装置
は、カード1に特定の波長光を照射することにより可視
化された蛍光体塗布部4のパターンを読取るパターン読
取部を設ける。そして、このパターン読取部で読取った
パターンに基づいてカード1の正当性を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカー
ド,キャッシュカード,デビットカード等の各種カード
及びこのカードを用いて情報処理を行なうカード処理装
置並びにこのカードの正当性を判定するカード判定方法
に関する。
ド,キャッシュカード,デビットカード等の各種カード
及びこのカードを用いて情報処理を行なうカード処理装
置並びにこのカードの正当性を判定するカード判定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード,キャッシュカ
ード,デビットカード等の各種カードを取扱う場合にお
いて、カードが正当なカードなのか偽造カードなのかの
判定は、カード所有者に暗証番号を入力させることによ
って行なわれていた。
ード,デビットカード等の各種カードを取扱う場合にお
いて、カードが正当なカードなのか偽造カードなのかの
判定は、カード所有者に暗証番号を入力させることによ
って行なわれていた。
【0003】すなわち、従来のこの種のカードを処理す
るカード処理装置は、カードの記録部に電気的または磁
気的に記録されたデータを読取るカードリーダ以外に、
暗証番号を入力するためのピンパッド等の入力部を備え
ていた。また、カードの記録部には、カードを識別する
ためのカード番号等が記録されており、カード処理装置
は、処理可能な各カードのカード番号に対応してそのカ
ードの所有者が予め登録した暗証番号等をそれぞれ記憶
したデータベースを、装置内部のメモリ部またはオンラ
イン接続されたホストシステムのメモリ部に形成してい
た。
るカード処理装置は、カードの記録部に電気的または磁
気的に記録されたデータを読取るカードリーダ以外に、
暗証番号を入力するためのピンパッド等の入力部を備え
ていた。また、カードの記録部には、カードを識別する
ためのカード番号等が記録されており、カード処理装置
は、処理可能な各カードのカード番号に対応してそのカ
ードの所有者が予め登録した暗証番号等をそれぞれ記憶
したデータベースを、装置内部のメモリ部またはオンラ
イン接続されたホストシステムのメモリ部に形成してい
た。
【0004】そしてカード処理装置は、カードリーダに
よってカードのカードデータを読取ると、暗証番号の入
力を受付け、暗証番号が入力されると、上記データベー
スからカードデータ中のカード番号に対応した暗証番号
を検出して、入力された暗証番号と比較する。その結
果、一致した場合には、正当なカードであると判定し
て、当該カードを利用した取引決済等の所定の処理を行
うものとなっていた。
よってカードのカードデータを読取ると、暗証番号の入
力を受付け、暗証番号が入力されると、上記データベー
スからカードデータ中のカード番号に対応した暗証番号
を検出して、入力された暗証番号と比較する。その結
果、一致した場合には、正当なカードであると判定し
て、当該カードを利用した取引決済等の所定の処理を行
うものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
ベースの検索キーとなるカード番号を含むカードデータ
は、カードの記録部に磁気的または電気的に記録されて
いたため、偽造カードへの複写が容易であった。このた
め、暗証番号のみの従来のカード判定方式では、カード
偽造者に暗証番号が知られてしまうと、正当なカードか
らカードデータを複写した偽造カードを排除できず、正
当なカードを所持しているカード所有者の関知しないと
ころで偽造カードによる不正な取引決済が行なわれるこ
とがあった。
ベースの検索キーとなるカード番号を含むカードデータ
は、カードの記録部に磁気的または電気的に記録されて
いたため、偽造カードへの複写が容易であった。このた
め、暗証番号のみの従来のカード判定方式では、カード
偽造者に暗証番号が知られてしまうと、正当なカードか
らカードデータを複写した偽造カードを排除できず、正
当なカードを所持しているカード所有者の関知しないと
ころで偽造カードによる不正な取引決済が行なわれるこ
とがあった。
【0006】特に最近では、カード所有者の口座預金か
ら買物代金を即時に引き落して決済するデビットカード
が普及しつつあるが、このデビットカードを用いて取引
決済を行なう際には店のレジの前でピンパッドから暗証
番号を入力するので、暗証番号を不正に知られる可能性
が高く、偽造カードが造られやすかった。
ら買物代金を即時に引き落して決済するデビットカード
が普及しつつあるが、このデビットカードを用いて取引
決済を行なう際には店のレジの前でピンパッドから暗証
番号を入力するので、暗証番号を不正に知られる可能性
が高く、偽造カードが造られやすかった。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、第1の目的とするところは、偽造されにくい
カードを提供しようとするものである。また、第2の目
的とするところは、偽造カードの使用を確実に排除でき
るカード処理装置を提供しようとするものである。ま
た、第3の目的とするところは、偽造カードを容易に発
見できるカード判定方法を提供しようとするものであ
る。
たもので、第1の目的とするところは、偽造されにくい
カードを提供しようとするものである。また、第2の目
的とするところは、偽造カードの使用を確実に排除でき
るカード処理装置を提供しようとするものである。ま
た、第3の目的とするところは、偽造カードを容易に発
見できるカード判定方法を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、カード本体の少なくとも一方の面に、特定の波長光
が照射されることによって発光し可視化する蛍光体でカ
ードを識別するためのパターンを塗布したカードにあ
る。本発明のカードであれば、特定の波長光が照射され
ることによって発光し可視化する蛍光体を用いて、その
カード表面または裏面にカードを識別するためのパター
ンを物理的に塗布しないと、たとえ磁気的または電気的
に記録されたカードデータをカード状媒体に複写しても
有効な偽造カードとはなり得ないので、カードの偽造が
非常に困難になる。
は、カード本体の少なくとも一方の面に、特定の波長光
が照射されることによって発光し可視化する蛍光体でカ
ードを識別するためのパターンを塗布したカードにあ
る。本発明のカードであれば、特定の波長光が照射され
ることによって発光し可視化する蛍光体を用いて、その
カード表面または裏面にカードを識別するためのパター
ンを物理的に塗布しないと、たとえ磁気的または電気的
に記録されたカードデータをカード状媒体に複写しても
有効な偽造カードとはなり得ないので、カードの偽造が
非常に困難になる。
【0009】なお、蛍光体は、特定の波長光が照射され
ない限り発光せず、パターンが可視化されないので、特
定の波長光が照射されていない通常の状態では、見かけ
上、既存のカードと何ら変わらない。因みに、この種の
蛍光体としては、例えば、波長337nmの窒素レーザ
光が照射されることによって黄橙色に発光する硫化物系
蛍光体(ZnS:Mn)や、同じ波長光によって緑色に
発光する酸化物系蛍光体(Zn2SiO4:Mn)等を
用いることが可能である。また、上記波長光で発光する
蛍光体は他にも多数あり、違う波長光で発光する蛍光体
も知られている。本発明は、これらの蛍光体も使用でき
るものである。
ない限り発光せず、パターンが可視化されないので、特
定の波長光が照射されていない通常の状態では、見かけ
上、既存のカードと何ら変わらない。因みに、この種の
蛍光体としては、例えば、波長337nmの窒素レーザ
光が照射されることによって黄橙色に発光する硫化物系
蛍光体(ZnS:Mn)や、同じ波長光によって緑色に
発光する酸化物系蛍光体(Zn2SiO4:Mn)等を
用いることが可能である。また、上記波長光で発光する
蛍光体は他にも多数あり、違う波長光で発光する蛍光体
も知られている。本発明は、これらの蛍光体も使用でき
るものである。
【0010】本願請求項2記載の発明は、カードの記録
部に記録されたデータを読取るカードリーダを備え、こ
のカードリーダで読取ったカードデータに基づいて所定
の処理を行なうカード処理装置において、カードの少な
くとも一方の面に、特定の波長光が照射されることによ
って発光し可視化する蛍光体でカードを識別するための
パターンを塗布するとともに、カードに特定の波長光を
照射することにより可視化されたパターンを読取るパタ
ーン読取手段と、このパターン読取手段により読取った
パターンに基づいてカードの正当性を判定するカード判
定手段とを設けたものである。本発明のカード処理装置
であれば、特定の波長光が照射されることによって発光
し可視化する蛍光体でカードを識別するためのパターン
が塗布されているカードは正当なカードであると自動的
に判定され、同蛍光体で上記パターンが塗布されていな
いカードは不当なカードであると自動的に判定される。
部に記録されたデータを読取るカードリーダを備え、こ
のカードリーダで読取ったカードデータに基づいて所定
の処理を行なうカード処理装置において、カードの少な
くとも一方の面に、特定の波長光が照射されることによ
って発光し可視化する蛍光体でカードを識別するための
パターンを塗布するとともに、カードに特定の波長光を
照射することにより可視化されたパターンを読取るパタ
ーン読取手段と、このパターン読取手段により読取った
パターンに基づいてカードの正当性を判定するカード判
定手段とを設けたものである。本発明のカード処理装置
であれば、特定の波長光が照射されることによって発光
し可視化する蛍光体でカードを識別するためのパターン
が塗布されているカードは正当なカードであると自動的
に判定され、同蛍光体で上記パターンが塗布されていな
いカードは不当なカードであると自動的に判定される。
【0011】なお、本発明のカード処理装置は、請求項
3記載の発明のように、カードの表面または裏面に蛍光
体で塗布されるパターンを、当該カードの記録部に記録
された不変なデータの少なくとも一部とし、かつカード
判定手段を、カードリーダにより当該カードから読取っ
たカードデータとパターン読取手段により当該カードか
ら読取ったパターンとを比較照合して一致する場合に正
当なカードであると判定するものを含む。
3記載の発明のように、カードの表面または裏面に蛍光
体で塗布されるパターンを、当該カードの記録部に記録
された不変なデータの少なくとも一部とし、かつカード
判定手段を、カードリーダにより当該カードから読取っ
たカードデータとパターン読取手段により当該カードか
ら読取ったパターンとを比較照合して一致する場合に正
当なカードであると判定するものを含む。
【0012】本願請求項4記載の発明は、カードの正当
性を判定するカード判定方法であって、カードの少なく
とも一方の面に、特定の波長光が照射されることによっ
て発光し可視化する蛍光体でカードを識別するためのパ
ターンを予め塗布し、カード認証の際、当該カードに光
源装置から特定の波長光を照射して蛍光体を発光させ、
この蛍光体の発光により可視化されたパターンによりカ
ードを識別して正当性を判定するようにしたものであ
る。本発明のカード判定方法であれば、カード本体の蛍
光体が塗布されている面に光源装置から特定の波長光を
照射するだけで、上記特定の波長光が照射されることに
よって発光し可視化する蛍光体でカードを識別するため
のパターンが塗布された正当なカードと、それ以外の不
当なカードとを識別できる。
性を判定するカード判定方法であって、カードの少なく
とも一方の面に、特定の波長光が照射されることによっ
て発光し可視化する蛍光体でカードを識別するためのパ
ターンを予め塗布し、カード認証の際、当該カードに光
源装置から特定の波長光を照射して蛍光体を発光させ、
この蛍光体の発光により可視化されたパターンによりカ
ードを識別して正当性を判定するようにしたものであ
る。本発明のカード判定方法であれば、カード本体の蛍
光体が塗布されている面に光源装置から特定の波長光を
照射するだけで、上記特定の波長光が照射されることに
よって発光し可視化する蛍光体でカードを識別するため
のパターンが塗布された正当なカードと、それ以外の不
当なカードとを識別できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、デビッ
トカード及びその取引決済処理システムに本発明を適用
した場合である。
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、デビッ
トカード及びその取引決済処理システムに本発明を適用
した場合である。
【0014】図1は本実施の形態で使用するデビットカ
ード1の平面図であり、このカード1は、カード本体の
少なくとも一方の面に、カードデータを磁気的に記録し
た磁気記録部2と、カード番号が刻印されるカード番号
刻印部3と、蛍光体が塗布される蛍光体塗布部4とを形
成している。
ード1の平面図であり、このカード1は、カード本体の
少なくとも一方の面に、カードデータを磁気的に記録し
た磁気記録部2と、カード番号が刻印されるカード番号
刻印部3と、蛍光体が塗布される蛍光体塗布部4とを形
成している。
【0015】磁気記録部2には、図2に示すように、デ
ビットカード発行元のカード発行会社(例えば銀行,郵
便局等の金融機関)を識別するための会社コード2a
や、カードを識別するためのカード固有のカード番号2
bや、各種ステータス2c等が磁気データとして記録さ
れている。カード番号刻印部3には、上記磁気記録部2
に記録されているカード番号2bと一致する番号列デー
タが刻印されている。
ビットカード発行元のカード発行会社(例えば銀行,郵
便局等の金融機関)を識別するための会社コード2a
や、カードを識別するためのカード固有のカード番号2
bや、各種ステータス2c等が磁気データとして記録さ
れている。カード番号刻印部3には、上記磁気記録部2
に記録されているカード番号2bと一致する番号列デー
タが刻印されている。
【0016】蛍光体塗布部4には、同じく磁気記録部2
に記録されているカード番号2bをバーコード化したバ
ーコードパターン4aが所定の蛍光体によって塗布され
ている。ここで、上記蛍光体は、波長337nmの窒素
レーザ光が照射されることによって黄橙色に発光する硫
化物系蛍光体(ZnS:Mn)を用いている。
に記録されているカード番号2bをバーコード化したバ
ーコードパターン4aが所定の蛍光体によって塗布され
ている。ここで、上記蛍光体は、波長337nmの窒素
レーザ光が照射されることによって黄橙色に発光する硫
化物系蛍光体(ZnS:Mn)を用いている。
【0017】図4は本実施の形態のデビットカード1を
用いて取引決済を処理するカード処理装置5の要部構成
を示すブロック図である。かかるカード処理装置は、制
御部本体として機能するCPU(Central Processing U
nit)501、このCPU501を動作させるプログラ
ム等を予め格納したROM(Read Only Memory)50
2、このCPU501によってデータの書込み及び読出
しが行なわれるRAM(Random Access Memory)50
3、日時を計時する時計部504、オンライン接続され
た各金融機関のホストシステムとの間のデータ通信を制
御する通信インタフェース505、ピンパッドが接続可
能なピンパッドインタフェース506、カードリーダ5
07によって読取られたカードデータを取込むカードリ
ーダコントローラ508、キーボード509から入力さ
れたキー信号を取込むキーボードコントローラ510、
表示器511のデータ表示を制御する表示コントローラ
512、スキャナ513で読取られたスキャニングデー
タを取込むスキャナコントローラ514、プリンタ51
5が接続されるプリンタインタフェース516等を備え
ている。
用いて取引決済を処理するカード処理装置5の要部構成
を示すブロック図である。かかるカード処理装置は、制
御部本体として機能するCPU(Central Processing U
nit)501、このCPU501を動作させるプログラ
ム等を予め格納したROM(Read Only Memory)50
2、このCPU501によってデータの書込み及び読出
しが行なわれるRAM(Random Access Memory)50
3、日時を計時する時計部504、オンライン接続され
た各金融機関のホストシステムとの間のデータ通信を制
御する通信インタフェース505、ピンパッドが接続可
能なピンパッドインタフェース506、カードリーダ5
07によって読取られたカードデータを取込むカードリ
ーダコントローラ508、キーボード509から入力さ
れたキー信号を取込むキーボードコントローラ510、
表示器511のデータ表示を制御する表示コントローラ
512、スキャナ513で読取られたスキャニングデー
タを取込むスキャナコントローラ514、プリンタ51
5が接続されるプリンタインタフェース516等を備え
ている。
【0018】そして、CPU501と、ROM502,
RAM503,時計部504,通信インタフェース50
5,ピンパッドインタフェース506,カードリーダコ
ントローラ508,キーボードコントローラ510,表
示コントローラ512,スキャナコントローラ514及
びプリンタインタフェース516等とは、アドレスバ
ス,データバス等のバスライン517で接続している。
RAM503,時計部504,通信インタフェース50
5,ピンパッドインタフェース506,カードリーダコ
ントローラ508,キーボードコントローラ510,表
示コントローラ512,スキャナコントローラ514及
びプリンタインタフェース516等とは、アドレスバ
ス,データバス等のバスライン517で接続している。
【0019】カードリーダ507は、デビットカード1
の磁気ストライプ部2に磁気記録されたデータを読取り
可能なものである。キーボード509は、デビットカー
ド1で決済する取引の金額等の入力に供するものであ
る。表示器511は、キー入力されたデータやガイドメ
ッセージ等を表示するものである。スキャナ513は、
デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍光体
が発光しうる特定波長光(この実施の形態では337n
m)の光源518を内蔵しており、デビットカード1の
蛍光体塗布部4に対して光源518から特定の波長光を
照射することで可視化されたバーコードパターン4aを
読取ることができるものである。
の磁気ストライプ部2に磁気記録されたデータを読取り
可能なものである。キーボード509は、デビットカー
ド1で決済する取引の金額等の入力に供するものであ
る。表示器511は、キー入力されたデータやガイドメ
ッセージ等を表示するものである。スキャナ513は、
デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍光体
が発光しうる特定波長光(この実施の形態では337n
m)の光源518を内蔵しており、デビットカード1の
蛍光体塗布部4に対して光源518から特定の波長光を
照射することで可視化されたバーコードパターン4aを
読取ることができるものである。
【0020】しかして、このカード処理装置5は、図5
の流れ図に示す処理手順によってデビットカード1を認
証するように、プログラムされている。すなわちCPU
1は、ST1としてカードリーダ507によりデビット
カード1の磁気記録部2に磁気記録されているカードデ
ータが読取られるのを待機する。そして、カードデータ
が読取られると、ST2としてそのカードデータをRA
M503に記憶する。
の流れ図に示す処理手順によってデビットカード1を認
証するように、プログラムされている。すなわちCPU
1は、ST1としてカードリーダ507によりデビット
カード1の磁気記録部2に磁気記録されているカードデ
ータが読取られるのを待機する。そして、カードデータ
が読取られると、ST2としてそのカードデータをRA
M503に記憶する。
【0021】次に、ST3としてスキャナ513により
デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍光体
のバーコードパターン4aがスキャニングされるのを待
機する。そして、バーコードパターン4aがスキャニン
グされると、ST4としてそのスキャニングデータをR
AM503に記憶する(パターン読取手段)。
デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍光体
のバーコードパターン4aがスキャニングされるのを待
機する。そして、バーコードパターン4aがスキャニン
グされると、ST4としてそのスキャニングデータをR
AM503に記憶する(パターン読取手段)。
【0022】次に、ST5としてRAM503に記憶し
たカードデータ中のカード番号2bとスキャニングデー
タとを比較照合して一致するか否かをチェックする(カ
ード判定手段)。
たカードデータ中のカード番号2bとスキャニングデー
タとを比較照合して一致するか否かをチェックする(カ
ード判定手段)。
【0023】その結果、ST6として一致する場合には
当該デビットカード1が正当なカードであると判定し、
ST7としてカード認証成立時の所定処理(デビットカ
ード1による取引代金の決済処理)を実行する。すなわ
ち、暗証番号の入力を受付け、ピンパッドから暗証番号
が入力されると、カードデータ中の会社コード2aで識
別される金融機関のホストシステムにカード番号,暗証
番号,取引代金等の必要データを送信する。これによ
り、ホスト装置では、暗証番号から本人確認を行ない、
本人であることを認めるとカード番号で識別される預貯
金口座に取引代金以上の残高があるかチェックし、取引
代金以上の残高があることを確認するとその残高から取
引代金分を即時引き落して取引成立をカード処理装置5
に応答するので、CPU501は、ホストシステムから
の取引成立応答に対してプリンタ515を駆動させて取
引伝票を印字発行させる。
当該デビットカード1が正当なカードであると判定し、
ST7としてカード認証成立時の所定処理(デビットカ
ード1による取引代金の決済処理)を実行する。すなわ
ち、暗証番号の入力を受付け、ピンパッドから暗証番号
が入力されると、カードデータ中の会社コード2aで識
別される金融機関のホストシステムにカード番号,暗証
番号,取引代金等の必要データを送信する。これによ
り、ホスト装置では、暗証番号から本人確認を行ない、
本人であることを認めるとカード番号で識別される預貯
金口座に取引代金以上の残高があるかチェックし、取引
代金以上の残高があることを確認するとその残高から取
引代金分を即時引き落して取引成立をカード処理装置5
に応答するので、CPU501は、ホストシステムから
の取引成立応答に対してプリンタ515を駆動させて取
引伝票を印字発行させる。
【0024】一方、ST6にて一致しない場合には、当
該デビットカード1が正当なカードでないと判定し、S
T8としてカード認証不成立時の所定処理、つまりはカ
ード使用不可を示すガイドメッセージの表示等を行なわ
せる。
該デビットカード1が正当なカードでないと判定し、S
T8としてカード認証不成立時の所定処理、つまりはカ
ード使用不可を示すガイドメッセージの表示等を行なわ
せる。
【0025】このように、本実施の形態においては、各
金融機関から発行されるデビットカード(キャッシュカ
ード)1に蛍光体塗布部4が設けられており、この蛍光
体塗布部4に、当該カード1を識別するためのパターン
として、当該カード1の磁気記録部2に記録されている
カード番号2bをバーコード化したバーコードパターン
4aが硫化物系蛍光体(ZnS:Mn)によって塗布さ
れている。
金融機関から発行されるデビットカード(キャッシュカ
ード)1に蛍光体塗布部4が設けられており、この蛍光
体塗布部4に、当該カード1を識別するためのパターン
として、当該カード1の磁気記録部2に記録されている
カード番号2bをバーコード化したバーコードパターン
4aが硫化物系蛍光体(ZnS:Mn)によって塗布さ
れている。
【0026】ここで、硫化物系蛍光体は、波長337n
mの窒素レーザ光が照射されると発光中心のMnが基底
状態から励起され、その後基底状態へ戻るときに黄橙色
に発光し、それ以外の状態では発光しない。したがっ
て、波長337nmの窒素レーザ光が照射されていない
状態では、蛍光体塗布部4に塗布されている蛍光体のバ
ーコードパターン4aは見えず、蛍光体塗布部4を備え
ていない従来のカードと見かけ上は変わりない。
mの窒素レーザ光が照射されると発光中心のMnが基底
状態から励起され、その後基底状態へ戻るときに黄橙色
に発光し、それ以外の状態では発光しない。したがっ
て、波長337nmの窒素レーザ光が照射されていない
状態では、蛍光体塗布部4に塗布されている蛍光体のバ
ーコードパターン4aは見えず、蛍光体塗布部4を備え
ていない従来のカードと見かけ上は変わりない。
【0027】さて、本実施の形態のデビットカード1を
用いて取引決済を行なう場合、カード所有者は決済業務
を担当するオペレータにデビットカード1を渡す。オペ
レータは、カード所有者から渡されたデビットカード1
の磁気記録部2に記録されているカードデータをカード
処理装置1のカードリーダ506で読取らせる。また、
当該デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍
光体によるバーコードパターン4aをスキャナ512で
読取らせる。スキャナ512には、波長337nmの窒
素レーザ光を照射する光源516が内蔵されており、こ
の光源516からの光が蛍光体塗布部4に照射されるこ
とによって蛍光体が発光してバーコードパターン4aが
可視化されるので、スキャナ512は、この可視化され
たバーコードパターン4aをスキャニングして読取るこ
とができる。
用いて取引決済を行なう場合、カード所有者は決済業務
を担当するオペレータにデビットカード1を渡す。オペ
レータは、カード所有者から渡されたデビットカード1
の磁気記録部2に記録されているカードデータをカード
処理装置1のカードリーダ506で読取らせる。また、
当該デビットカード1の蛍光体塗布部4に塗布された蛍
光体によるバーコードパターン4aをスキャナ512で
読取らせる。スキャナ512には、波長337nmの窒
素レーザ光を照射する光源516が内蔵されており、こ
の光源516からの光が蛍光体塗布部4に照射されるこ
とによって蛍光体が発光してバーコードパターン4aが
可視化されるので、スキャナ512は、この可視化され
たバーコードパターン4aをスキャニングして読取るこ
とができる。
【0028】こうして、デビットカード1の磁気記録部
2に記録されているカードデータがカードリーダ506
で読取られるとともに、同デビットカード1の蛍光体塗
布部4に塗布されたバーコードパターン4aがスキャナ
512で読取られると、バーコードパターン4aを解析
して得られるコードがカードデータ中のカード番号と一
致するかチェックされる。そして、一致する場合には、
当該デビットカード1による取引代金の決済処理が実行
されるが、一致しない場合には、カード使用不可を示す
ガイドメッセージが表示器510に表示され、取引代金
の決済処理は行なわれない。
2に記録されているカードデータがカードリーダ506
で読取られるとともに、同デビットカード1の蛍光体塗
布部4に塗布されたバーコードパターン4aがスキャナ
512で読取られると、バーコードパターン4aを解析
して得られるコードがカードデータ中のカード番号と一
致するかチェックされる。そして、一致する場合には、
当該デビットカード1による取引代金の決済処理が実行
されるが、一致しない場合には、カード使用不可を示す
ガイドメッセージが表示器510に表示され、取引代金
の決済処理は行なわれない。
【0029】このように本実施の形態によれば、蛍光体
塗布部4に所定の蛍光体でカード番号のバーコードパタ
ーン4aを塗布しなければ有効な偽造カードとはなり得
ないので、カードの偽造が非常に困難である。まして、
蛍光体塗布部4には所定の波長光が照射されないとバー
コードパターン4aが可視化されないので、外観上は蛍
光体塗布部4がない既存のカードと何ら変わりない。し
たがって、蛍光体塗布部4の原理について知られない限
り有効なカードを偽造することはできない。
塗布部4に所定の蛍光体でカード番号のバーコードパタ
ーン4aを塗布しなければ有効な偽造カードとはなり得
ないので、カードの偽造が非常に困難である。まして、
蛍光体塗布部4には所定の波長光が照射されないとバー
コードパターン4aが可視化されないので、外観上は蛍
光体塗布部4がない既存のカードと何ら変わりない。し
たがって、蛍光体塗布部4の原理について知られない限
り有効なカードを偽造することはできない。
【0030】また、カード処理装置5は、蛍光体塗布部
4に該当するカード番号のバーコードパターン4aが所
定の蛍光体で塗布されていないカードを全て不当なカー
ドとして処理し、取引代金の決済処理を禁止するので、
磁気記録部2のカードデータを複写しただけの偽造カー
ドを確実に排除することができる。したがって、暗証番
号が漏洩しても偽造カードによる被害を無くすことがで
き、デビットカード1による取引決済の信憑性を高める
ことができる。
4に該当するカード番号のバーコードパターン4aが所
定の蛍光体で塗布されていないカードを全て不当なカー
ドとして処理し、取引代金の決済処理を禁止するので、
磁気記録部2のカードデータを複写しただけの偽造カー
ドを確実に排除することができる。したがって、暗証番
号が漏洩しても偽造カードによる被害を無くすことがで
き、デビットカード1による取引決済の信憑性を高める
ことができる。
【0031】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、前記一実施の形態では、蛍
光体塗布部4に塗布するパターンをカード番号のバーコ
ードとしたが、カード番号に対応してホスト装置に予め
登録された固有の番号(ただし、暗証番号の漏洩を防ぐ
ため、暗証番号以外の番号であることが望ましい)や文
字列データ(カード所有者の氏名等)であってもよい。
この場合、カード処理装置5はスキャナ513として光
学式文字読取装置を用いる。そして、この文字読取装置
で認識した番号または文字列データとホスト装置に予め
登録されている固有の番号または氏名データとを比較照
合し、一致した場合に当該カードが正当であると判定す
るものとなる。
れるものではない。例えば、前記一実施の形態では、蛍
光体塗布部4に塗布するパターンをカード番号のバーコ
ードとしたが、カード番号に対応してホスト装置に予め
登録された固有の番号(ただし、暗証番号の漏洩を防ぐ
ため、暗証番号以外の番号であることが望ましい)や文
字列データ(カード所有者の氏名等)であってもよい。
この場合、カード処理装置5はスキャナ513として光
学式文字読取装置を用いる。そして、この文字読取装置
で認識した番号または文字列データとホスト装置に予め
登録されている固有の番号または氏名データとを比較照
合し、一致した場合に当該カードが正当であると判定す
るものとなる。
【0032】また、前記一実施の形態では、蛍光体塗布
部4にカードを識別するためのパターンを塗布する蛍光
体として、波長337nmの窒素レーザ光が照射される
ことによって黄橙色に発光する硫化物系蛍光体(Zn
S:Mn)を用いたが、同波長光が照射されることによ
って緑色に発光する酸化物系蛍光体(Zn2SiO4:
Mn)を用いてもよい。また、同波長光が照射されるこ
とにより発光する別の蛍光体や、違う波長光で発光する
蛍光体を用いてもよいのは言うまでもないことである。
部4にカードを識別するためのパターンを塗布する蛍光
体として、波長337nmの窒素レーザ光が照射される
ことによって黄橙色に発光する硫化物系蛍光体(Zn
S:Mn)を用いたが、同波長光が照射されることによ
って緑色に発光する酸化物系蛍光体(Zn2SiO4:
Mn)を用いてもよい。また、同波長光が照射されるこ
とにより発光する別の蛍光体や、違う波長光で発光する
蛍光体を用いてもよいのは言うまでもないことである。
【0033】ところで、前記一実施の形態では、カード
の正当性をカード処理装置5で自動判定する場合を示し
たが、図6に示すように、蛍光体塗布部4に塗布された
蛍光体が発光しうる波長光を照射する光源ランプ6を別
途用意し、カード処理装置5のカードリーダ507でカ
ードデータを読取らせる前に、カード1の蛍光体塗布部
4に光源ランプ6からの波長光を照射させて、可視化さ
れたパターンを目視により確認してカードの正当性を判
定するようにしてもよい。この場合、図7に示すよう
に、蛍光体塗布部4に塗布される蛍光体のパターンをカ
ード番号とカード所有者の氏名とし、カード1に刻印さ
れたカード番号と照合するとともにカード所有者に氏名
を尋ねてカード1の正当性を判定するようにすればよ
い。また、カード番号に代えて、カード発行会社を特定
するマークを塗布してもよい。
の正当性をカード処理装置5で自動判定する場合を示し
たが、図6に示すように、蛍光体塗布部4に塗布された
蛍光体が発光しうる波長光を照射する光源ランプ6を別
途用意し、カード処理装置5のカードリーダ507でカ
ードデータを読取らせる前に、カード1の蛍光体塗布部
4に光源ランプ6からの波長光を照射させて、可視化さ
れたパターンを目視により確認してカードの正当性を判
定するようにしてもよい。この場合、図7に示すよう
に、蛍光体塗布部4に塗布される蛍光体のパターンをカ
ード番号とカード所有者の氏名とし、カード1に刻印さ
れたカード番号と照合するとともにカード所有者に氏名
を尋ねてカード1の正当性を判定するようにすればよ
い。また、カード番号に代えて、カード発行会社を特定
するマークを塗布してもよい。
【0034】この他、本発明をクレジットカード,キャ
ッシュカード,IDカード等のカード及びそのカード処
理装置に適用したり、ICカード及びそのカード処理装
置に適用する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
ッシュカード,IDカード等のカード及びそのカード処
理装置に適用したり、ICカード及びそのカード処理装
置に適用する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、特定の波長光が照射されることによっ
て発光し可視化する蛍光体を用いてそのカード表面また
は裏面にカードを識別するためのパターンを物理的に塗
布しないと、たとえ磁気的または電気的に記録されたカ
ードデータを複写しても有効なカードとはなり得ないの
で、非常に偽造されにくいカードを提供できるものであ
る。また、本願請求項2及び3記載の発明によれば、特
定の波長光が照射されることによって発光し可視化する
蛍光体でカードを識別するためのパターンが塗布されて
いる正当なカードのみ処理することができ、カードの記
録部に記録されたデータを複写しただけの偽造カード等
の不当なカードを確実に排除できるカード処理装置を提
供できる。また、本願請求項4記載の発明によれば、カ
ード本体の蛍光体が塗布されている面に光源装置から特
定の波長光を照射するだけで、上記特定の波長光が照射
されることによって発光し可視化する蛍光体でカードを
識別するためのパターンが塗布された正当なカードと、
それ以外の不当なカードとを識別でき、偽造カードを容
易に発見できるカード判定方法を提供できる。
の発明によれば、特定の波長光が照射されることによっ
て発光し可視化する蛍光体を用いてそのカード表面また
は裏面にカードを識別するためのパターンを物理的に塗
布しないと、たとえ磁気的または電気的に記録されたカ
ードデータを複写しても有効なカードとはなり得ないの
で、非常に偽造されにくいカードを提供できるものであ
る。また、本願請求項2及び3記載の発明によれば、特
定の波長光が照射されることによって発光し可視化する
蛍光体でカードを識別するためのパターンが塗布されて
いる正当なカードのみ処理することができ、カードの記
録部に記録されたデータを複写しただけの偽造カード等
の不当なカードを確実に排除できるカード処理装置を提
供できる。また、本願請求項4記載の発明によれば、カ
ード本体の蛍光体が塗布されている面に光源装置から特
定の波長光を照射するだけで、上記特定の波長光が照射
されることによって発光し可視化する蛍光体でカードを
識別するためのパターンが塗布された正当なカードと、
それ以外の不当なカードとを識別でき、偽造カードを容
易に発見できるカード判定方法を提供できる。
【図1】 本発明の一実施の形態で用いるカードの平面
図。
図。
【図2】 同実施の形態においてカードの磁気記録部に
記録されるデータの主要部を示す図。
記録されるデータの主要部を示す図。
【図3】 同実施の形態においてカードの蛍光体塗布部
に塗布されるパターンの一例を示す図。
に塗布されるパターンの一例を示す図。
【図4】 同実施の形態におけるカード処理装置の要部
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図5】 同カード処理装置のCPUが実行するカード
認証処理の要部を示す流れ図。
認証処理の要部を示す流れ図。
【図6】 本発明の他の実施の形態を説明するための概
念図。
念図。
【図7】 同他の実施の形態においてカードの蛍光体塗
布部に塗布されるパターンの一例を示す図。
布部に塗布されるパターンの一例を示す図。
1…デビットカード 2…磁気記録部 4…蛍光体塗布部 5…カード処理装置 6…光源ランプ 501…CPU 507…カードリーダ 513…スキャナ 518…光源
Claims (4)
- 【請求項1】 カード本体の少なくとも一方の面に、特
定の波長光が照射されることによって発光し可視化する
蛍光体でカードを識別するためのパターンを塗布したこ
とを特徴とするカード。 - 【請求項2】 カードの記録部に記録されたデータを読
取るカードリーダを備え、このカードリーダで読取った
カードデータに基づいて所定の処理を行なうカード処理
装置において、 前記カードの少なくとも一方の面に、特定の波長光が照
射されることによって発光し可視化する蛍光体でカード
を識別するためのパターンを塗布するとともに、 前記カードに前記特定の波長光を照射することにより可
視化された蛍光体のパターンを読取るパターン読取手段
と、このパターン読取手段により読取ったパターンに基
づいてカードの正当性を判定するカード判定手段とを設
けたことを特徴とするカード処理装置。 - 【請求項3】 カードの面に蛍光体で塗布されるパター
ンは、当該カードの記録部に記録された不変なデータの
少なくとも一部であり、 カード判定手段は、カードリーダにより当該カードから
読取ったカードデータとパターン読取手段により当該カ
ードから読取ったパターンとを比較照合して一致する場
合に正当なカードであると判定することを特徴とする請
求項2記載のカード処理装置。 - 【請求項4】 カードの正当性を判定するカード判定方
法であって、 前記カードの少なくとも一方の面に、特定の波長光が照
射されることによって発光し可視化する蛍光体でカード
を識別するためのパターンを予め塗布し、 カード認証の際、当該カードに光源装置から前記特定の
波長光を照射して前記蛍光体を発光させ、この蛍光体の
発光により可視化されたパターンによりカードを識別し
て正当性を判定することを特徴とするカード判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200006A JP2002019345A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード及びカード処理装置並びにカード判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200006A JP2002019345A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード及びカード処理装置並びにカード判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002019345A true JP2002019345A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18697942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000200006A Pending JP2002019345A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | カード及びカード処理装置並びにカード判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002019345A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005084864A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Taiyo Denki Kk | 情報処理装置および情報処理システム |
JP2007534953A (ja) * | 2004-04-28 | 2007-11-29 | ランベール,クラウド | 化学的マーキング又はトレーシングによる物体又は物質の確実な認証方法 |
EP2474954A1 (de) * | 2008-03-31 | 2012-07-11 | CompuGroup Medical AG | Kommunikationsverfahren einer elektronischen Gesundheitskarte mit einem Lesegerät |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000200006A patent/JP2002019345A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005084864A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Taiyo Denki Kk | 情報処理装置および情報処理システム |
JP2007534953A (ja) * | 2004-04-28 | 2007-11-29 | ランベール,クラウド | 化学的マーキング又はトレーシングによる物体又は物質の確実な認証方法 |
EP2474954A1 (de) * | 2008-03-31 | 2012-07-11 | CompuGroup Medical AG | Kommunikationsverfahren einer elektronischen Gesundheitskarte mit einem Lesegerät |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |