JP2002018968A - 繊維強化樹脂シートの製造方法および製造装置 - Google Patents

繊維強化樹脂シートの製造方法および製造装置

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JP2002018968A
JP2002018968A JP2000199773A JP2000199773A JP2002018968A JP 2002018968 A JP2002018968 A JP 2002018968A JP 2000199773 A JP2000199773 A JP 2000199773A JP 2000199773 A JP2000199773 A JP 2000199773A JP 2002018968 A JP2002018968 A JP 2002018968A
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resin
fiber
resin film
reinforcing fibers
resin sheet
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JP2000199773A
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Hiroaki Kubo
弘明 久保
Kazunori Kimura
和則 木村
Kenichi Miyamoto
賢一 宮本
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Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート単重が重かったりした場合でも、樹脂
ペースト5の含浸性や製造された繊維強化樹脂シート4
を原料とする成型品の表面の平滑性を損なうことなく、
処理速度を増大させて、製造効率の向上を図るとともに
生産量を増大させる。 【解決手段】 樹脂ペースト5を含浸した強化繊維9を
一対の樹脂フィルム1,13間に挟み込んだ繊維強化樹
脂シート4の製造装置および製造方法であって、一方の
樹脂フィルム1上に樹脂ペースト5を塗布する塗布手段
7と、この塗布手段7によって樹脂ペースト5が塗布さ
れた上に強化繊維9を層状に散布する散布手段11と、
この散布手段11によって散布された強化繊維9の層を
圧縮する圧縮手段31と、こうして圧縮された強化繊維
9の上に他方の樹脂フィルム13を貼り合わせる貼合手
段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂ペーストを含
浸した強化繊維を一対の樹脂フィルム間に挟み込んだ繊
維強化樹脂シートの製造方法および製造装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステル等の樹脂にCaCO
3等の充填剤などを混合してなる液状の樹脂ペーストを
ガラス繊維等の強化繊維に含浸して一対のポリエチレン
フィルム等の樹脂フィルム間に挟み込むことによりシー
ト状に成型した、いわゆるSMC(シート・モールディ
ング・コンパウンド)と称される繊維強化樹脂シート
は、バスタブ等の建築内装品や小型船舶の船体、あるい
は自動車の部品などに広く使用されている。図4は、従
来のこの種の繊維強化樹脂シートの製造装置の一例を示
すものであり、この例において上記一対の樹脂フィルム
のうち一方の樹脂フィルム1は、フィルムロール2から
ロール3を介して図中に符号Fで示す水平な送り方向に
送り出されつつ、上記繊維強化樹脂シート4に製造され
てゆく。
【0003】ここで、この一方の樹脂フィルム1が水平
に送り出される部分においては、上記ロール3から送り
方向F側に向けて順に、該一方の樹脂フィルム1の一方
の面の上に樹脂ペースト5を均一な厚さで塗布するドク
ターブレード6を備えた塗工機等の塗布手段7と、この
塗布手段7によって樹脂ペースト5が塗布された一方の
樹脂フィルム1の上に、繊維ロール8から送り出された
上記強化繊維9をロービングカッター10によって一定
の長さに切断しながら層状に散布する散布手段11と、
この散布手段11によって散布された強化繊維9の層の
上に、フィルムロール12から送り出された他方の上記
樹脂フィルム13を貼合ロール14によって貼り合わせ
る貼合手段15とが備えられている。なお、この貼合手
段15にもドクターブレード16を備えた塗工機等の第
2の塗布手段17が備えられていて、上記強化繊維9の
上に貼り合わされる側の上記他方の樹脂フィルム13の
一方の面に樹脂ペースト5が均一な厚さで塗布されるよ
うになされている。
【0004】さらに、こうして強化繊維9を間に樹脂ペ
ースト5が塗布された上記一方の面同士を対向させて一
対の樹脂フィルム1,13が貼り合わされてなる樹脂シ
ート18は、上記貼合手段15の送り方向F側に続いて
該送り方向Fに並んで設けられた第1,第2の含浸手段
19,20において、それぞれ上記樹脂シート18を上
下に挟み込むように配設された複数の含浸ロール21
…,22…により加圧され、これにより樹脂フィルム
1、13に塗布された樹脂ペースト5が上記強化繊維9
に含浸させられて、上記繊維強化樹脂シート4に製造さ
れる。なお、図示の例では、このうち送り方向F側の第
2の含浸手段20において、その上下の含浸ロール22
…それぞれにワイヤメッシュベルト等の加圧ベルト23
が巻き掛けられている。さらに、こうして製造された繊
維強化樹脂シート4は、巻き取りロール24に巻き取ら
れて包装され、調温された熟成室で所定の粘度に増粘す
るまで熟成させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
繊維強化樹脂シート4の製造装置では、樹脂ペースト5
が塗布された一方の樹脂フィルム1上に強化繊維9が層
状に散布され、そのすぐ後に、やはり樹脂ペースト5が
塗布された他方の樹脂フィルム13がこの強化繊維9上
に貼り合わされて上記樹脂シート18に成型されるた
め、強化繊維9を散布した際にその層内に持ち込まれた
空気が、他方の樹脂フィルム13が貼り合わされること
によって逃げ場を失い、これにより、その後の第1,第
2の含浸手段19,20における樹脂ペースト5の含浸
が妨げられたり、製造された繊維強化樹脂シート4の加
熱成型時にシート内に残された空気が膨張して膨れやピ
ンホールが発生し、成型品の表面の平滑性が損なわれた
りするおそれがある。しかるに、この点、例えば特開平
9−150415号公報等には、樹脂ペースト5を含浸
させる工程において振動を与えることにより上記持ち込
まれた空気を逃がすようにしたものも提案されている
が、必ずしも効果的ではなく、このため特に製造される
繊維強化樹脂シート4のシート単重(単位面積当たりの
重量)が重かったり、強化繊維9の割合が多かったりし
た場合には、上記送り方向Fへの樹脂フィルム1,13
や樹脂シート18の送り速度を低減させて含浸時間を長
目に確保せざるを得ず、これに伴い処理速度すなわち製
造速度も低減して生産量や生産効率の低下を招く結果と
なっていた。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
もので、散布された強化繊維によって一対の樹脂フィル
ム間に持ち込まれる空気を低減し、シート単重が重かっ
たりした場合でも、樹脂ペーストの含浸性や製造された
繊維強化樹脂シートを原料とした成型品の平滑性を損な
うことなく、処理速度を安定あるいは向上させることが
可能な繊維強化樹脂シートの製造方法および製造装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明の製造方法は、
樹脂ペーストを含浸した強化繊維を一対の樹脂フィルム
間に挟み込んだ繊維強化樹脂シートの製造方法であっ
て、上記樹脂ペーストが塗布された一方の上記樹脂フィ
ルム上に上記強化繊維を層状に散布した後、この散布さ
れた強化繊維の層を圧縮し、しかる後その上に他方の上
記樹脂フィルムを貼り合わせることを特徴とし、また、
本発明の製造装置は、樹脂ペーストを含浸した強化繊維
を一対の樹脂フィルム間に挟み込んだ繊維強化樹脂シー
トの製造装置であって、一方の上記樹脂フィルム上に上
記樹脂ペーストを塗布する塗布手段と、この塗布手段に
よって上記樹脂ペーストが塗布された上に上記強化繊維
を層状に散布する散布手段と、この散布手段によって散
布された上記強化繊維の層を圧縮する圧縮手段と、こう
して圧縮された上記強化繊維の上に他方の上記樹脂フィ
ルムを貼り合わせる貼合手段とを備えていることを特徴
とする。
【0008】従って、このような繊維強化樹脂シートの
製造方法および製造装置によれば、強化繊維が散布され
た一方の樹脂フィルムに他方の樹脂フィルムが貼合され
て強化繊維により持ち込まれた空気が逃げ場を失う前
に、この強化繊維の層を圧縮することによって空気を逃
がすことができ、その上で上記他方の樹脂フィルムが貼
り合わされるので、これらの樹脂フィルム間に空気が取
り残されるのを防ぐことができる。このため、シート単
重が重かったり、強化繊維の割合が多かったりした場合
においても処理速度を低減せずに、樹脂ペーストの含浸
性が損なわれたり、製造された繊維強化樹脂シートの加
熱成型時に膨れやピンホールが発生して成型品の表面平
滑性が損なわれたりするのを防ぐことができ、効率的な
繊維強化樹脂シートの製造を図るとともに生産量の増大
を促すことが可能となる。
【0009】ここで、上記製造装置において、従来と同
様に上記一方の樹脂フィルムを一定の送り方向に送り出
しながら繊維強化樹脂シートに製造するようにした場
合、上記塗布手段、散布手段、圧縮手段、および貼合手
段はこの順に上記送り方向に配置されることとなるが、
このような場合においては、このうち上記圧縮手段とし
て、上記一方の樹脂フィルムを送り出しながら上記強化
繊維の層を圧縮可能な加圧ロールを備えることにより、
従来と同様に連続的な繊維強化樹脂シートの製造を行う
ことが可能となる。また、この場合において、上記圧縮
手段に、上記送り方向に向かうに従い上記一方の樹脂フ
ィルムとの間隔が漸次小さくなる複数の上記加圧ロール
を備えれば、強化繊維の層を徐々に圧縮することができ
て、より確実に樹脂フィルムの送り速度を低減すること
なく空気を除去することが可能となる。さらに、この加
圧ロールの位置を調整可能とすれば、散布される強化繊
維の量などに応じて適当な厚さまでこの強化繊維の層を
圧縮することができ、またこの加圧ロールを、その上記
一方の樹脂フィルム側を向く部分が上記送り方向に向け
て周回するように回転可能とすれば、送り速度を増大さ
せても加圧ロールによって強化繊維が毟れ散ったりする
のを防ぐことができる。さらにまた、特に上述のように
複数の加圧ロールを備えた場合には、該加圧ロールに加
圧ベルトを巻き掛けるようにしてもよく、これにより強
化繊維を連続的に圧縮することが可能となって一層確実
な空気の除去を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の製造
装置の一実施形態を示すものであるが、本実施形態の製
造装置は、図4に示した従来の製造装置が、一対の樹脂
フィルム1,13のうち一方の樹脂フィルム1上に樹脂
ペースト5を塗布する塗布手段7と、この塗布手段7に
よって塗布された樹脂ペースト5の上に強化繊維9を散
布する散布手段11と、この強化繊維9の上に樹脂ペー
スト5が塗布された他方の樹脂フィルム13を貼り合わ
せる貼合手段15とを備えていたのに加え、この他方の
樹脂フィルム13が貼り合わされる前の一方の樹脂フィ
ルム1に散布された上記強化繊維9を圧縮する圧縮手段
31が備えられていることを特徴とするものであって、
この圧縮手段31以外は上記従来の製造装置と同様の構
成を有するものであるので、この従来の製造装置と共通
する部分には同一の符号を配して説明を簡略化する。従
って、本実施形態でも上記一方の樹脂フィルム1は上記
送り方向Fに送り出されつつ繊維強化樹脂シート4に製
造されてゆき、上記塗布手段7、散布手段11、圧縮手
段31、および貼合手段15は、この順に送り方向Fに
配置されることとなって、貼合手段15は、この圧縮手
段31によって圧縮された強化繊維9上に、第2の塗布
手段17によって樹脂ペースト5が塗布された他方の樹
脂フィルム13を貼り合わせてゆくこととなる。
【0011】この圧縮手段31は、図1および図2に示
すように、送り方向Fに送り出される上記一方の樹脂フ
ィルム1の上に、該樹脂フィルム1に平行かつ送り方向
Fには垂直に延びる円柱状の加圧ロール32を備えたも
のであって、この加圧ロール32によって上記強化繊維
9を樹脂フィルム1の厚さ方向に下向きに圧縮可能とさ
れており、特に本実施形態では複数の上記加圧ロール3
2…が送り方向Fに向けて互いに平行かつ等間隔に設け
られている。なお、この加圧ロール32…の本数は、製
造する繊維強化樹脂シート4の大きさやシート単重、強
化繊維9の量などにもよるが、3〜5本程度とされるの
が望ましく、本実施形態においては、図3に示すように
5本とされている(図1では、一部の加圧ロール32が
略されている。)。
【0012】ここで、本実施形態における圧縮手段31
では、上記散布手段11と貼合手段15との間の当該圧
縮手段31が設けられる位置に、図2に示すように一対
のフレーム33,33が上記一方の樹脂フィルム1の幅
方向両外側に、送り方向Fに沿って互いに平行に延びる
ように配設されており、これらのフレーム33,33上
には、それぞれ送り方向Fに間隔を開け、かつ互いに該
送り方向Fに相対する位置に一対ずつの合計4つの加圧
シリンダー34…がブラケット35を介して下向きに取
り付けられている。そして、これらの加圧シリンダー3
4…の下端には、送り方向Fに隣接するもの同士の間に
亙って取付板36,36が互いに平行に取り付けられて
おり、上記複数の加圧ロール32…は、その両端部がそ
れぞれこれらの取付板36,36に回転自在に取り付け
られて、上記送り方向Fに向けて等間隔に並列に並ぶよ
うに配設されている。
【0013】さらに、本実施形態では、上記取付板3
6,36は図1に示されるように送り方向F側に向かう
に従い樹脂フィルム1側に向けて、すなわち下方に向け
て極僅かに傾斜させられており、また上記複数の加圧ロ
ール32…は互いに等しい外径で、しかもそれぞれの中
心軸線O…が1つの平面上に位置するように取付板3
6,36に取り付けられている。従って、これら複数の
加圧ロール32…は、傾斜板36,36の傾斜に合わせ
て上記送り方向F側の加圧ロール32ほど下側に位置し
て、水平に送られる上記樹脂シート1との間隔が漸次小
さくなるように配置されることとなる。なお、上記フレ
ーム33,33には、上記4つの加圧シリンダー34…
とそれぞれ同軸となるように4本の加圧ロール位置調整
ボルト37…が上向きにねじ込まれて、その上端が各加
圧シリンダー34の下端に当接させられており、この調
整ボルト37の下端に取り付けられたハンドル37Aを
回転させて該調整ボルト37を上下に出没させることに
より、下向きに付勢された加圧シリンダー34の下端の
位置が上下させられて取付板36の高さや傾斜が調節さ
れ、これに伴い各加圧ロール32…の位置も調整可能と
されて、その樹脂シート1との間の間隔や送り方向Fに
向けての該間隔の減少率が適宜変更可能とされている。
【0014】さらにまた、上述のように取付板36,3
6に回転可能に取り付けられた加圧ロール32…の両端
部のうち、一方の取付板36(図2において図中奥側の
取付板36)に支持された一方の端部にはそれぞれスプ
ロケットを介してチェーン38Aが巻き掛けられてお
り、このチェーン38Aは、該一方の取付板36の送り
方向F側に設けられた駆動モータ38に連結されてい
る。そして、本実施形態では、この駆動モータ38を駆
動することにより、すべての加圧ロール32…は、その
上記一方の樹脂フィルム1側を向く部分すなわち下側を
向く部分が送り方向Fに向けて周回するように、かつそ
の周回速度が樹脂フィルム1の送り速度と等しくなるよ
うに、回転駆動可能とされている。
【0015】なお、本実施形態では、これらの加圧ロー
ル32…の下には、上記樹脂フィルム1を間に挟むよう
にして加圧ロール32…と同数の受けロール39…が、
それぞれ各加圧ロール32の直下に該加圧ロール32と
平行となるように、従って受けロール39…同士も互い
に平行とされて上記送り方向Fに等間隔に並列になるよ
うに、その両端部が上記フレーム33,33に回転自在
に取り付けられて配設されている。これらの受けロール
39…は、互いに等しい外径とされるとともに加圧ロー
ル32とも等しい外径とされ、しかもそれぞれの中心軸
線が1つの水平面上に位置するようにフレーム33,3
3に取り付けられており、従って該受けロール39…の
上記一方の樹脂フィルム1側を向く部分、すなわち上側
を向く部分も1の水平面に接するように配設されてい
て、樹脂ペースト5が塗布されて強化繊維9が散布され
た側とは反対側となる上記一方の樹脂フィルム1の下面
にこの受けロール39の上側を向く部分が接して送り方
向Fに周回することにより、加圧ロール32…による圧
縮に関わらず該樹脂フィルム1を水平に支持して送り出
し可能とされている。
【0016】次に、このように構成された製造装置によ
って繊維強化樹脂シート4を製造する場合の本発明の製
造方法の一実施形態について説明すると、本実施形態で
もフィルムロール2からロール3を介して水平な送り方
向Fに送り出されたポリエチレンフィルム等の上記一方
の樹脂フィルム1は、塗布手段7において、不飽和ポリ
エステル等の樹脂にCaCO3等の充填材などを混合し
てなる液状の樹脂ペースト5がドクターブレード6によ
ってその上面に均一な厚さに塗布される。また、この樹
脂ペースト5が塗布された上には、次いで散布手段11
において、繊維ロール8から送り出された強化繊維9が
ロービングカッター10によって一定の長さに切断され
ながら層状に散布されてゆく。
【0017】そして、本実施形態では、このように樹脂
ペースト5が塗布された上に強化繊維9が散布されて該
強化繊維9の層が形成された一方の樹脂フィルム1は、
次いで上記圧縮手段31においてこの強化繊維9の層が
圧縮され、しかる後その上に、フィルムロール12から
送り出されて第2の塗布手段17のドクターブレード1
6により樹脂ペースト5が均一な厚さに塗布された他方
の樹脂フィルム13が、貼合手段15において貼合ロー
ル14により貼り合わされて1枚の樹脂シート18とさ
れる。さらに、こうして形成された樹脂シート18は、
続いて第1、第2の含浸手段19,20においてその含
浸ロール21…,22…および加圧ベルト23により加
圧されて樹脂ペースト5が強化繊維9に含浸させられ、
これにより繊維強化樹脂シート4として製造されて巻き
取りロール24に巻き取られ、包装された後に熟成させ
られる。
【0018】従って、このように構成された繊維強化樹
脂シート4の製造装置および製造方法においては、樹脂
ペースト5が塗布された上記一方の樹脂フィルム1上に
散布された強化繊維9の層を上記圧縮手段31によって
圧縮することにより、この強化繊維9の層内に取り込ま
れた空気を排出させて逃がすことができ、その直後に、
この圧縮された強化繊維9の上に貼合手段15によって
他方の樹脂フィルム13が貼り合わされ、さらに第1、
第2の含浸手段19,20によって樹脂ペースト5が含
浸させられるので、これら貼り合わされる一対の樹脂フ
ィルム1,13間に取り残される空気を大幅に低減する
ことができる。このため、強化繊維9の割合が多くてそ
の層内に取り込まれる空気の量も多かったり、あるいは
これに伴い製造される繊維強化樹脂シート4のシート単
重が重くなったりするような場合でも、かかる空気を貼
合手段15の貼合ロール14や含浸手段19,20の含
浸ロール21,22によって十分に排出させるために当
該製造装置や製造方法による処理速度(本実施形態の場
合は送り速度)を低減したりせずに、この空気によって
樹脂ペースト5の含浸性が損なわれたり、繊維強化樹脂
シート4を原料とした成型品の表面の平滑性が劣化した
りするのを防ぐことができ、当該繊維強化シート4の製
造効率の向上を図ってその生産量を増大させることが可
能となる。
【0019】また、本実施形態の製造装置では、従来と
同様に上記一方の樹脂フィルム1が一定の送り方向Fに
送り出されるとともに、この送り方向Fに向けて塗布手
段7、散布手段11、圧縮手段31、貼合手段15,お
よび第1、第2の含浸手段19,20がこの順に配置さ
れており、これにより繊維強化樹脂シート4が連続的に
製造されるようになされている。そして、このような製
造装置において上記圧縮手段31は、この一方の樹脂フ
ィルム1を送り出しながら、その上に散布された強化繊
維9の層を圧縮可能なように加圧ロール32を備えてお
り、従って繊維強化樹脂シート4の製造の連続性を損な
うことなく、上述のように強化繊維9の層内の空気を排
出することができるので、一層の製造効率の向上を図る
ことができる。しかも、このように樹脂フィルム1を連
続的に送り出しながら製造が行われることにより、圧縮
手段31によって圧縮された強化繊維9の上に速やかに
貼合手段15によって他方の樹脂フィルム13を貼り合
わせることができ、圧縮された強化繊維9が再び膨らん
で空気を取り込んでしまうような事態も防ぐことが可能
となる。
【0020】さらに、本実施形態の圧縮手段31では、
このような加圧ロール32が複数本設けられるととも
に、上記取付板36が傾斜させられることにより、これ
らの加圧ロール32…と水平に送られる上記一方の樹脂
フィルム1との間隔が、送り方向F側に向かうに従い漸
次狭くなるようにされており、従って樹脂フィルム1の
送りに伴い強化繊維9の層を徐々に薄くなるように圧縮
して、取り込まれた空気を搾り出すように排出すること
ができ、送り速度を上げた場合でも該層に取り込まれた
空気をより確実に排出して除去することが可能となる。
なお、本実施形態では上記加圧ロール32…を5本とし
ているが、この加圧ロール32の本数は、その外径や樹
脂フィルム1との間隔などにもよるが、少なすぎると空
気の排出が不十分となるおそれがある一方、多すぎても
それに見合った効果の向上は期待できないので、上述の
ように3〜5本程度とされるのが望ましい。
【0021】一方、本実施形態では、これらの加圧ロー
ル32…の位置が、上記取付板36,36の位置を調整
ボルト37…によって調整することによって調整可能と
されている。従って、例えば強化繊維9の散布量が多い
場合などには、この加圧ロール32…の位置を全体的に
上昇させて上記一方の樹脂フィルム1との間隔を大きく
したり、また散布される強化繊維9の長さなどによって
その層内に取り込まれる空気の割合が多くなる場合に
は、取付板36の傾斜を急にすることにより送り方向F
に向けての加圧ロール32…と樹脂フィルム1との間隔
の減少率を大きくしたりするなど、製造条件に応じて適
当に加圧ロール32…を配設することが可能となる。
【0022】さらに、本実施形態では、これらの加圧ロ
ール32…がチェーン38Aを介して駆動モータ38に
連結されており、これにより加圧ロール32…の上記一
方の樹脂フィルム1側を向く下側部分が上記送り方向F
に向けて周回するように、該加圧ロール32…が回転可
能とされている。このため、この駆動モータ38の回転
数を調節して、上述のように加圧ロール32…の上記下
側部分が送り方向Fに向けて周回する周回速度を上記一
方の樹脂フィルム1の送り速度と等しくすることによ
り、この樹脂フィルム1との相対速度を0として、該樹
脂フィルム1上に散布された強化繊維9を加圧ロール3
2…によって毟り散らしたりすることなく、確実に圧縮
させることが可能となるとともに、樹脂フィルム1の送
り速度が増減したときでも、これに合わせて上記駆動モ
ータ38の回転数を調整したりすることにより、容易に
これに対応することが可能となる。
【0023】しかも、これらの加圧ロール32…は、取
付板36,36を介して加圧シリンダー34…により上
記一方の樹脂フィルム1側に向けて下方に一定の圧力で
弾性的に付勢された状態とされており、従って加圧ロー
ル32…の位置が同じならば上記強化繊維9の層を常に
この一定の圧力で押圧して均一な厚さに圧縮させること
ができ、製造される繊維強化樹脂シート4の厚さの均一
性も確実に確保することが可能となる。さらにまた、こ
れに加えて本実施形態では、各加圧ロール32の直下に
それぞれ受けロール39が配設されており、加圧ロール
32から強化繊維9の層を介して樹脂フィルム1に与え
られる圧力は、この受けロール39によって受け止めら
れることとなるので、この圧力によって樹脂フィルム1
自体が湾曲して強化繊維9が十分に圧縮されなくなるよ
うなことも防ぐことができる。
【0024】次に、図3は本発明の製造装置の第2の実
施形態における圧縮手段41を示すものであり、図1お
よび図2に示した第1の実施形態および図4に示した従
来例と共通する部分には同一の符号を配してある。すな
わち、本実施形態は、この圧縮手段41に備えられた上
記複数本の加圧ロール32…に加圧ベルト42が巻き掛
けられていることを特徴としており、その他の部分は上
記第1の実施形態の圧縮手段31と同様の構成を採用し
ている。ここで、この加圧ベルト42は、本実施形態で
は、ゴムベルトやスチールベルトのような平滑な表面を
有するものであって、送り方向F側の加圧ロール32と
送り方向F後方側の加圧ロール32との間を、すべての
加圧ロール32…の上下に亙って延びるように巻回さ
れ、またその幅は加圧ロール32と同様に樹脂フィルム
1の幅よりも大きくされている。
【0025】従って、このように構成された第2の実施
形態の圧縮手段41によれば、送り方向Fに隣接する加
圧ロール32,32間においても、この加圧ベルト42
によって強化繊維9の層を連続的に圧縮することができ
るので、第1の実施形態の圧縮手段31では圧力を受け
ないこれら加圧ロール32,32間において強化繊維9
の層が膨らんでしまったりするのを防いで、この強化繊
維9の層に取り込まれた空気をより確実に排出すること
ができ、樹脂ペースト5の含浸性や繊維強化樹脂シート
4を原料とした成型品の表面平滑性を維持したまま、一
層の製造効率の向上および生産量の増大を図ることが可
能となる。
【0026】
【実施例】以下、圧縮手段を備えた本発明の上記第1の
実施形態の製造装置により繊維強化樹脂シートを製造し
た場合の実施例と、これに対して圧縮手段を備えない図
4に示した従来の製造装置により繊維強化シートを製造
した場合の比較例とについて説明する。本実施例および
比較例では、次表1に示すような組成の樹脂および充填
剤としてのCaCO3より成る樹脂ペーストと強化繊維
としてのガラス繊維とにより、同表1に示すようなシー
ト単重のSMC繊維強化樹脂シートを、同じく表1に示
すようなライン速度(送り速度)で製造し、こうして製
造された繊維強化樹脂シートの樹脂ペーストの含浸状態
を目視検査するとともに、表面の平滑さなどの成型品の
表面性を測定し、さらにはこれらの結果を総合して、そ
れぞれに◎(きわめて良好)、○(良好)、△(可)、
および×(不良)の評価を行った。これらの結果も表1
に合わせて示す。
【0027】ただし、実施例1、2においては、上記第
1の実施形態の製造装置の圧縮手段31において、加圧
ロール32および受けロール39の外径を100mmとす
るとともに、送り方向Fに隣接する加圧ロール32,3
2同士の間隔を120mmとし、また送り方向F後方側の
加圧ロール32と受けロール39との間隔が10mmとな
るように、かつ送り方向F側の加圧ロール32と受けロ
ール39との間隔が5mmとなるように加圧ロール32…
の位置を調整した。さらに、このようにして加圧ロール
32…が取り付けられた取付板36,36を、内径63
mmの加圧シリンダー34…によってそれぞれ0.196
MPa(2kg/cm2)の圧力で押圧した。なお、こ
れら実施例1、2において、圧縮手段31の直前(送り
方向F後方側)における強化繊維9の層の厚さは35m
m、圧縮手段31を通過した直後(送り方向F側)にお
ける強化繊維9の厚さは20mmであった。一方、比較例
1、2の製造装置は、この圧縮手段31を備えていない
点以外は、第1の実施形態の製造装置と同様の構成を有
するものであった。
【0028】
【表1】
【0029】この表1の結果より、圧縮手段31を備え
ていない比較例1、2では、シート単重が4kg/m2
と軽く、またライン速度も18m/minと比較的遅い
比較例1の場合には良好な評価が得られたものの、シー
ト単重を7kg/m2と重くしてライン速度も20m/
minと速くした場合には、十分な含浸性が劣化すると
ともに特に成型品の表面の平滑性が著しく損なわれ、不
良の結果となった。しかるに、これに対して、この比較
例2と同じ製造条件による実施例1では、含浸性や表面
性が損なわれることはなく、比較例1と同じ良好な総合
評価が得られ、これはライン速度をさらに30m/mi
nに増大させた実施例4でも変わることはなかった。従
って、この実施例4と上記比較例1とでは、同じ評価の
繊維強化樹脂シートを製造する場合でも、シート単重と
ライン速度との増大により、約3倍もの製造効率の向上
が図られたこととなる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の繊維強化
樹脂シートの製造方法および製造装置によれば、散布手
段によって一方の樹脂フィルムの上に散布された強化繊
維の層を圧縮手段によって圧縮して該層に取り込まれた
空気を排出させることができ、その上に貼合手段によっ
て他方の樹脂フィルムが貼り合わされるので、これら一
対の樹脂フィルム間に取り残される空気を低減すること
ができる。従って、強化繊維の割合やシート単重を大き
くした場合でも、このような空気によって樹脂ペースト
の含浸性や繊維強化樹脂シートを原料とした成型品の表
面平滑性が損なわれたりするのを防ぐことができるの
で、処理速度を低減する必要がなくなり、これにより製
造効率の向上を図って生産量の増大を促すことが可能と
なる。
【0031】また、本発明の製造装置においては、上記
一方の樹脂フィルムを一定の送り方向に送り出しながら
製造する場合に、上記圧縮手段として加圧ロールを用い
ることにより、連続的な繊維強化樹脂シートの製造を可
能として一層の製造効率の向上を図ることができる。こ
こで、複数の加圧ロールを送り方向に向かうに従い一方
の樹脂フィルムとの間隔が漸次小さくなるように設けれ
ば、より確実に空気を排出させて処理速度の向上を図る
ことができる。また、加圧ロールの位置を調整可能とす
れば、製造条件に適した圧縮を行うことが可能となり、
さらにこの加圧ロールを回転可能とすれば、送り速度を
増大させても強化繊維が毟れ散ったりするのを防ぐこと
ができる。さらにまた、この加圧ロールに加圧ベルトを
巻き掛ければ、上記強化繊維の層を連続的に圧縮するこ
とができて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造装置の第1の実施形態を示す側
面図である。
【図2】 図1に示す第1の実施形態の圧縮手段31を
示す図である。
【図3】 本発明の製造装置の第2の実施形態における
圧縮手段41を示す図である。
【図4】 従来の繊維強化樹脂シートの製造装置を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 一方の樹脂フィルム 4 繊維強化樹脂シート 5 樹脂ペースト 9 強化繊維 11 散布手段 13 他方の樹脂フィルム 15 貼合手段 19,20 含浸手段 31,41 圧縮手段 32 加圧ロール 34 加圧シリンダー 37 調整ボルト 38 駆動モータ 39 受けロール 42 加圧ベルト F 一方の樹脂フィルム1の送り方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 賢一 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 4F205 AA04 AA41 AB25 AC03 AD04 AD05 AD08 AD35 AG03 HA14 HA15 HA25 HA33 HA36 HA47 HB02 HB11 HB13 HC04 HC16 HF01 HF05 HF23 HK02 HK03 HK04 HK05 HK16 HK25 HM04 HT03 HT13 HT26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂ペーストを含浸した強化繊維を一対
    の樹脂フィルム間に挟み込んだ繊維強化樹脂シートの製
    造方法であって、上記樹脂ペーストが塗布された一方の
    上記樹脂フィルム上に上記強化繊維を層状に散布した
    後、この散布された強化繊維の層を圧縮し、しかる後そ
    の上に他方の上記樹脂フィルムを貼り合わせることを特
    徴とする繊維強化樹脂シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂ペーストを含浸した強化繊維を一対
    の樹脂フィルム間に挟み込んだ繊維強化樹脂シートの製
    造装置であって、一方の上記樹脂フィルム上に上記樹脂
    ペーストを塗布する塗布手段と、この塗布手段によって
    上記樹脂ペーストが塗布された上に上記強化繊維を層状
    に散布する散布手段と、この散布手段によって散布され
    た上記強化繊維の層を圧縮する圧縮手段と、こうして圧
    縮された上記強化繊維の上に他方の上記樹脂フィルムを
    貼り合わせる貼合手段とを備えていることを特徴とする
    繊維強化樹脂シートの製造装置。
  3. 【請求項3】 上記一方の樹脂フィルムは一定の送り方
    向に送り出されるとともに、上記塗布手段、散布手段、
    圧縮手段、および貼合手段はこの順に上記送り方向に配
    置されており、このうち上記圧縮手段は、上記一方の樹
    脂フィルムを送り出しながら上記強化繊維の層を圧縮可
    能な加圧ロールを備えていることを特徴とする請求項2
    に記載の繊維強化樹脂シートの製造装置。
  4. 【請求項4】 上記圧縮手段は、上記送り方向に向かう
    に従い上記一方の樹脂フィルムとの間隔が漸次小さくな
    る複数の上記加圧ロールを備えていることを特徴とする
    請求項3に記載の繊維強化樹脂シートの製造装置。
  5. 【請求項5】 上記加圧ロールの位置が調整可能とされ
    ていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の繊維強化樹脂シートの製造装置。
  6. 【請求項6】 上記加圧ロールは、その上記一方の樹脂
    フィルム側を向く部分が上記送り方向に向けて周回する
    ように回転可能とされていることを特徴とする請求項3
    ないし請求項5のいずれかに記載の繊維強化樹脂シート
    の製造装置。
  7. 【請求項7】 上記加圧ロールには加圧ベルトが巻き掛
    けられていることを特徴とする請求項3ないし請求項6
    のいずれかに記載の繊維強化樹脂シートの製造装置。
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