JP2002018063A - 転倒し難い本体から成るパチンコ機 - Google Patents

転倒し難い本体から成るパチンコ機

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JP2002018063A
JP2002018063A JP2000231963A JP2000231963A JP2002018063A JP 2002018063 A JP2002018063 A JP 2002018063A JP 2000231963 A JP2000231963 A JP 2000231963A JP 2000231963 A JP2000231963 A JP 2000231963A JP 2002018063 A JP2002018063 A JP 2002018063A
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JP2000231963A
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Inventor
Nobuyuki Kato
信之 加藤
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体のみであっても転倒を防止して簡単確実
に保管、運搬等する。 【解決手段】 遊技場の島に開閉可能に設けられる本体
1の最下部は、機構板2、下側機能部7等を支持するミ
ドル枠10の最下部のみから成る。ミドル枠10の最下
部は、正面側への折り曲げ部26を備えているととも
に、球通路12の一部であるバケツ部材25の下壁が、
折り曲げ部26と面一に位置し、合わせて平坦部27を
構成している。平坦部27を略水平面に接するように置
くと、本体1の重心は、平坦部27を鉛直方向に投影し
た空間内に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体を自立するよ
うにして転倒し難くし、運搬、製造、メンテナンス時に
おける本体の取り回し性を良好として、本体のみの流通
を可能としたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示す従来のパチンコ機91は、
メーカーにおいて、本体92が製造されるとともに、上
下左右を覆う長方形状の機枠93に開閉自在に枢着され
て出荷される。出荷に際しては、積載性を増すとともに
運搬時の故障を防ぐべく、機枠93の外面を下にして置
き、パチンコ機91を直立させた状態で、荷台に機枠9
3を固定する。パチンコ機91は、自立している場合、
その重心が機枠93の下にした外面を鉛直方向に投影し
た空間内に位置している。一方、本体は、制御基板とい
った各種基板が搭載され、又、球通路が最短経路で巡ら
されており、外面において様々な凹凸を有する状態とな
っている。尚、パチンコ機91は、機枠93を遊技場の
島に固着することにより設置され、この場合、本体92
は、島に対して開閉可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のパ
チンコ機91では、機枠93が枢着される前の本体92
について、外面に様々な凹凸があり、重心にも配慮がな
いため、安定して自立させることができず、転倒し易く
なっている。従って、本体92のみを保管、運搬等する
場合に、固定物にしっかり結び付けるといった配慮が必
要となり、煩わしく、従って専ら機枠93とともに保
管、運搬等していた。
【0004】よって、本発明の課題は、本体のみであっ
ても転倒を防止して簡単確実に保管、運搬等することの
できるパチンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に記載の発明は、機枠を取り付け可能な本体の外側に平
坦部が設けられるとともに、平坦部を略水平面に接する
ように置いた場合に、本体の重心が、平坦部を鉛直方向
に投影した空間内に位置するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】一方、請求項2に記載の発明は、機枠を取
り付け可能な本体の外側に、面積が最大となるように平
坦部の外側を結んで形成される仮想平坦部が設けられる
とともに、仮想平坦部を略水平面に接するように置いた
場合に、本体の重心が、仮想平坦部を鉛直方向に投影し
た空間内に位置するようにしたことを特徴とする。
【0007】又、請求項3に記載の発明は、請求項1,
請求項2に記載の発明において、本体が、球通路や払い
出し装置を備えた機構板と、機構板を支持するミドル枠
とを備えているとともに、機構板及びミドル枠の最下部
が、面一に揃って、平坦部又は仮想平坦部の少なくとも
一部を構成するようにしたことを特徴とする。
【0008】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項3に記載の発明において、本体が球通路や払
い出し装置を備えた機構板を含むとともに、機構板の下
部には球通路を含む通路部材が配置されており、更に通
路部材の最下部が、本体の最下部において平坦部又は仮
想平坦部の少なくとも一部を構成するように形成されて
いることを特徴とする。
【0009】又更に、請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4に記載の発明において、平坦部又は仮想
平坦部が、略方形状であることを特徴とする。
【0010】加えて、請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5に記載の発明において、本体が球通路や
払い出し装置を備えた機構板を含むとともに、平坦部又
は仮想平坦部が、前後方向の寸法を、機構板の前後方向
と略同寸として形成されていることを特徴とする。
【0011】又、請求項7に記載の発明は、請求項1か
ら請求項6に記載の発明において、本体の重心が、平坦
部又は仮想平坦部の少なくとも前後方向における略中央
に位置するようにしたことを特徴とする。
【0012】尚「機枠を取り付け可能な本体」にあって
は、従来と同様な機枠に対する様々な取り付け構成を有
すれば足り、遊技場の島に上記取り付け構成を受ける部
材を備えさせる等して機枠を全く取り付けなくとも良
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面に基づいて説明する。
【0014】[第1実施形態]図1から図3は、第1実
施形態に係るパチンコ機の本体の背面側又は左側面の説
明図、図4は本体の分解説明図であって、パチンコ機の
本体1は、背面側の機構板2と、正面側の、遊技領域を
覆う合成樹脂製の前枠3、その下側の供給皿4を有する
合成樹脂製の中扉5、及び更に下側の合成樹脂製である
貯留皿6を備えた下側機能部7と、前面に図示しない遊
技領域が形成されるとともに、その略中央に設置された
表示部の制御を行う表示装置8が組み付けられた遊技盤
9と、背面側の一部を覆う合成樹脂製のカバー16と、
これらが搭載された金属製のミドル枠10とからなる。
尚、第1実施形態に係るパチンコ機は、従来と異なり、
通常機枠を備えず、本体1のみから成る。
【0015】機構板2は、パチンコホール等の遊技場か
ら補給される遊技球を受け入れる合成樹脂製のタンク1
1、タンク11から供給皿4又は貯留皿6に至る球通路
12、球通路12の途中に設けられた払い出し装置1
3、その下側においてそれと電気的に接続された状態で
設置された払い出し制御装置14、その横に配置される
主制御装置15を備えている。払い出し装置13は、球
通路12内における遊技球のせき止めをするとともに、
所定数の遊技球を送り出すためにせき止めの一時的な解
除を行う。尚、表示装置8とカバー16が、タンク1
1、払い出し装置13、主制御装置15の内側に位置し
ている。
【0016】図5から図7にも示すミドル枠10には、
従来と同様の機枠との枢着部21,22が片側の上下角
に突設されるとともに、前枠枢着部23や図示しない上
下の中扉枢着部も設けられており、前枠3が上側の枢着
部21の下側と前枠枢着部23とに枢着され、中扉5が
中扉枢着部に枢着され、中扉5の下側に下側機能部7が
固定されている。
【0017】又、ミドル枠10の最下部には、正面側へ
の折り曲げ部26が形成されている。更に、最下部の左
右方向中心付近であって、貯留皿6の上側背面にあたる
部分には、球通路12の末端としての孔24が開設され
ている。加えて、ミドル枠10の孔24の背面には、球
通路12の一部である金属製のバケツ部材25が固定さ
れている。バケツ部材25の下壁は、前後方向の寸法
を、機構板2の前後方向の寸法と同等に形成されるとと
もに、図6に示すように、折り曲げ部26と面一とされ
ている。
【0018】そして、機構板2が、バケツ部材25のす
ぐ上側においてミドル枠10に係止され、且つ、下側機
能部5が、折り曲げ部26の上側においてミドル枠10
に固定されるので、本体1の最下部は、図7に示すよう
に、ミドル枠10の最下部である、バケツ部材25の下
壁と折り曲げ部26とが面一となった、平坦部27とな
る。
【0019】又、平坦部27を略水平面の略全体に接す
るように置いた場合の、本体1の重心を平坦部27へ略
鉛直に投影した投影点G1は、左右方向は簡単に略中央
に設計することができるが、前後方向については、機構
板2に各種装置が比較的多く組み込まれることから、背
面側に位置する傾向が顕著である。しかし、左右方向に
おいて略中央に位置するバケツ部材25の下壁が、平坦
部27の前後方向の寸法を、機構板2の前後方向の寸法
と同等とする程幅広であるため、本体1の重心は、平坦
部27のうち、バケツ部材25の下壁を鉛直方向に投影
した空間内に位置する。尚、本体1の重心は、投影点G
1から本体1の全高の1/3程度上方に位置する。
【0020】第1実施形態に係るパチンコ機では、本体
1の下側に平坦部27が設けられるとともに、平坦部2
7を床等の略水平面に接するように置いた場合に、本体
1の重心が、平坦部27を鉛直方向に投影した空間内に
位置するので、本体1のみで直立することができ、特に
メーカーにおいて本体1に関する調整あるいは保管等を
行い易い。又、整然と並べ、簡易な固定をするだけで、
本体1のみを確実に流通させることができ、従って、遊
技場において、本体1の上下の枢着部に対応する枢着部
材を島に一旦用意するだけで、本体1のみを取り替える
ことが実行可能となり、流通又はパチンコ機の取り替え
についてのコストが大幅に削減される。
【0021】又、厳密には、本体1の重心が、図7に二
点鎖線で示すように、平坦部27の外周を、内部面積が
最大となるように結んで描かれる輪郭(仮想平坦部、
尚、凹部形状等、同一平坦部の外部も、面積が最大とな
れば結ぶようにする)を鉛直方向に投影した空間内に位
置しても、本体1は転倒することなく自立することがで
きる。従って、例えば本体1の重心が投影点G2になっ
ても転倒しない。ここで、バケツ部材25の下壁が、平
坦部27の前後方向の寸法を、機構板2の前後方向の寸
法と同等とする凸状部を与えることによって、重心の包
含により転倒を免れる空間が大幅に増し、従って重心設
計の自由度を高めることができ、各種部材を取り外すこ
とにより重心が変動しても、直立を保つことができる
し、多数の部材が搭載される機構板2と同等の前後方向
寸法を平坦部27に与えることができ、安定性の向上に
寄与している。尚、本体1の重心が投影点G3に移った
とき、本体1は背面側に倒れ、投影点G4となったとき
は、前方に倒れる。
【0022】[第2実施形態]第2実施形態に係るパチ
ンコ機は、第1実施形態に係るパチンコ機に対して、バ
ケツ部材と機構板の下部のみが相違する。以下、同様な
部分には同符号を付して、相違点を中心に説明する。
【0023】図8から図10に示す第2実施形態に係る
パチンコ機の本体51(図において前枠3、中扉5、下
側機能部7、表示装置8、遊技盤9、払い出し制御装置
14、主制御装置15、枢着部21,22を除く)のう
ち、機構板52は、下部を、球通路12のうち、主に供
給皿4から貯留皿6までの部分を内包した下側通路部材
53とされている。下側通路部材53の最下部は、図1
0に示すように、内包する球通路12に沿うように、前
後方向が機構板52の厚み程度と幅広に、又左右方向は
略2/3程度を占める状態で形成された平坦な下壁体5
4とされている。一方、ミドル枠60は、バケツ部材6
1の下壁が最下部に含まれないようにされ、最下部は平
坦な折り曲げ部26のみとなっている。
【0024】そして、機構板52をミドル枠60に取り
付けた場合には、下壁体54と折り曲げ部26とが、上
下方向を合致させ、2部分に分かれている面一の平坦部
62,62を構成する。又、平坦部62を略水平面に接
するように置いた場合においての本体51の重心の平坦
部62への投影点G5は、機構板52の下壁体54に含
まれる(図10)。尚、本体51の重心は、投影点G5
から全高の1/3程度上方に位置する。
【0025】第2実施形態のパチンコ機では、本体51
の下側に平坦部62,62が設けられるとともに、平坦
部62,62を床に接触するよう置いた場合に、本体5
1の重心が、平坦部62,62の一方を鉛直方向に投影
した空間内に位置するので、第1実施形態と同様に、保
管、流通又はパチンコ機の取り替え等についてのコスト
を削減することができるし、平坦部62,62が複数部
材に亘っているので、本体51を直立時において安定性
に優れたものとすることができる。又、下側通路部材5
3の下壁体54が、機構板52の最下部に位置するた
め、球通路12を利用して平坦部62の一部である下壁
体54を形成して効率的な構成とすることができる。
【0026】又、本体51の重心が、図10に二点鎖線
で示すように、各平坦部62の外側を、内側面積が最大
となるように互いに及び/又は自身を結んで描かれる輪
郭(仮想平坦部)を鉛直方向に投影した空間内(例えば
投影点G6,G7等)に位置しても、本体1は転倒する
ことなく自立することができ、重心設計の自由度を高
め、又特に平坦部62の前後方向を拡張して、最も倒れ
易い方向への転倒を防止することができる。
【0027】[第3実施形態]図11から図13に前枠
等を除いて示す、第3実施形態に係るパチンコ機の本体
71は、第2実施形態に係るパチンコ機の、最下部が折
り曲げ部26のみのミドル枠60と、第1実施形態に係
るパチンコ機の、最下部に至らない機構板2に、柱部材
73,73及びそのための孔(図示せず)及び溝76,
76を付加した機構板72等から成る。
【0028】図12に拡大して示すように、溝76は、
機構板72の背面側下部角部に設けられた水平部77,
77と、各水平部77を結ぶ垂直部78と、各水平部7
7の端部に設けられる上方への係止部79から成る。一
方、各柱部材73は、直径4mm程度の円柱状部81か
らレバー75が分岐した形状とされており、溝76のう
ち下の係止部79にレバー75を位置させることによ
り、円柱状部81が、ミドル枠60最下部の折り曲げ部
26と面一となった状態で突出するようになっている。
尚、各柱部材73は、上下に移動可能且つ軸を中心に回
動可能に設置されており、レバー75が溝76を辿れる
ようになっていて、溝76の各水平部77は略円柱状部
81の突出寸法だけ上下に離れている。又、機構板72
と各柱部材73とには、図示しないスプリングが、各柱
部材73を上方へ付勢すべく介装されている。更に、各
柱部材73の最下部は、下部にゴム74が固着されるこ
とにより、高静止摩擦係数を有する面とされている。
【0029】第3実施形態に係るパチンコ機では、図1
3に示すように、本体71の下側を下として置いたとき
に、略水平面に接触する部分が、折り曲げ部26と各柱
部材73のゴム74となる。従って、本体71の下側
に、図13に二点鎖線で示すような、各ゴム74と折り
曲げ部26との外方を結んで形成される仮想平坦部80
が設けられる。そして、本体71の重心の最下部への投
影点G8は、背面側の各柱部材73を結ぶ線の中央正面
側に、即ち仮想平坦部80内に位置するので、本体71
を、各ゴム74及び折り曲げ部26(又は仮想平坦部8
0)で支えることができ、よって、比較的に小さな柱部
材73,73を追加するだけで本体71のみで起立させ
ることができ、簡単に保管、流通又はパチンコ機の取り
替え等についてのコストを削減することができる。尚、
仮想平坦部80の一部としての柱部材73の最下部は、
ゴム74による高静止摩擦係数面とされているので、略
水平面との滑りを防止し、更に直立時の安定化を図るこ
とができる。
【0030】又、レバー75を、回動して進入させた垂
直部78から上の水平部77にずらし、更に回動して上
の係止部79に至るよう操作して、各柱部材73を機構
板72内に収納することができ、従って、本体71の直
立が不要である場合に、出没自在である各柱部材73を
没入させて、各柱部材73が邪魔となる事態に対処する
ことができ、又破損も防止することができる。尚、係止
部79,79を含む溝76の形状とスプリングによる付
勢とにより、各柱部材73の使用時及び収納時の双方に
おいて、柱部材73が誤動作してしまう事態を防止して
いる。
【0031】尚、本発明は、以上の実施形態に限定され
るものではなく、次に一部示すように様々に変更可能で
ある。平坦部は、略方形状に形成することができ、この
場合には、本体につき、何れの方向へも等しく転倒を防
止し、安定したものとすることができる。又、平坦部の
設計若しくは搭載位置の設計等により、本体の重心は、
特に前後方向について、平坦部の中央付近に位置させる
ことができ、この場合には、自立時の安定性が更に増
す。尚、本体の重心は、安定性のため、左右方向等の方
向においても同様に平坦部の中央付近に位置させ、更に
は平坦部の中心に位置させることが好ましいが、前後方
向のみ中央付近としても、本体は特に前後方向の寸法に
余裕がないため、安定性確保に効果的である。
【0032】更に、平坦部は、4つ以上の部分に分かれ
ていても良いし、3つ以上の部材に設けられても良く、
柱部材は1つあるいは3つ以上設けることができる。又
更に、平坦部は、最下部にのみ設けられる必要はなく、
片側や上側にのみ設けられたり、これらを組み合わせた
りすることができ、特に側面に設けられた場合には、遊
技領域を覆う正面や基板が搭載される背面を保護しなが
ら、高さを最小限にして自立させることができるし、又
組み合わせて設けられた場合には、様々な姿勢にて自立
可能とし、更に取り回しを良好にできる。加えて、平坦
部は、略水平面に接した場合の上方向への凹部を備えて
いても良い。又、平坦部の外周は、曲線を含むことがで
きる。一方、上記した全てあるいはその他の平坦部の輪
郭を連続的あるいは断続的に辿る、例えば2mm幅程度
の線状部分(リブ)のみを設けて、仮想平坦部を設ける
こともできる。
【0033】又、パチンコ機は、本体のみからなる必要
はなく、蝶番等のように、島に取り付けられて開閉しな
い部分を備えていても良い。同様に、装置の形状若しく
は構成や、装置の取り付け先あるいは装置を何れの枠に
分類するかは様々に変更することができ、例えば前枠と
中扉とを1つの部材としたり、バケツ部材を機構板に含
めたり、本体の枢着部を左右にしたり、柱部材を、ゴム
のないものとし、又は機構板と固着され若しくは一体形
成されたものとしたり、ミドル枠といった他の部材に設
けたり、ゴムを柱部材のみならず本体平坦部の一部又は
全部に配置したりできる。柱部材を上記のように変更す
れば、より簡単且つ低コストに仮想平坦部を設けること
ができるし、ゴムを大部分に亘って設けた場合には、滑
り防止の効果が更に顕著に現れる。又更に、柱部材の出
没は、枢着により内側へ倒れ得るものとしたり、本体及
び別体の柱部材に、弾性爪及びその係止部やネジ溝等の
係合部を設け、起立時は係合させ、島導入後といった場
合に取り外すものとしたりできる。
【0034】加えて、本体を取り付ける島は、従来の機
枠を固着したものであっても良いし、本体は、平坦部を
有しても、場合によっては従来の機枠を取り付けて運
搬、保管又は島への設置等することもできる。島が従来
の機枠を固着したものである場合は、更に、枢着部を導
入する初期費用を減ずることができる。同様のことが、
本体に機枠を取り付けてから島へ固定する場合にもいえ
る。又、本体の島への取り付けは、枢着したり蝶番を介
したりするものの他、弾性係止片を介したり、弾性係止
片を受け入れたり、レールと溝とを摺動するしないを問
わずはめ合わせたりするもの等、あらゆる種類を採用す
ることができる。
【0035】更に、各種部材の材質は、ミドル枠を合成
樹脂製としたり、様々な素材を組み合わせたものとした
りすることができる。又、単なるゴムの代わりに、その
他あらゆる樹脂といったように高い静止摩擦係数を有す
る素材で形成されたもの、靴底や砂ヤスリ、金属ヤスリ
の如く、あらゆる素材の固定若しくは一体形成又はこれ
らの組み合わせをすることにより凹凸を付与したもの、
あるいはゴムあるいはこれらに液体を封入したもの等を
採用し、更に滑り止め効果を向上することができる。そ
して、平坦部に関する変更例は、仮想平坦部に同様に適
用することができるし、平坦部と仮想平坦部は併存して
設けることができるし(通常これらの間に仮想平坦部が
形成される)、更に本発明は、他のタイプのパチンコ機
や他の遊技機に適用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明のうち、請求項1,請求項2に記
載の発明は、パチンコ機の本体につき、外面に平坦部及
び/又は仮想平坦部を付するとともに重心を平坦部及び
/又は仮想平坦部の真上に来るように調整したので、本
体をそれのみでも転倒し難いものとすることができ、本
体を取り扱い易くし、本体のみを流通にのせて、メンテ
ナンス及び流通の手間や機枠分のコストを削減すること
ができる、という多大な効果を奏する。
【0037】又、請求項3に記載の発明は、請求項1,
請求項2に記載の発明において、機構板とミドル枠とに
平坦部及び/又は仮想平坦部を設けたため、請求項1,
請求項2に記載の発明の効果に加えて、複数部材を各々
支持し、又平坦部を簡単に拡張し、安定した自立をもた
らすことができる、という効果を奏する。
【0038】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項3に記載の発明において、通路部材の最下部
が、機構板の最下部として平坦に及び/又は仮想的に平
坦に形成されているので、請求項1から請求項3に記載
の発明の効果の他、コンパクトな構成にて平坦部を提供
することができる、という効果を奏する。
【0039】又更に、請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4に記載の発明において、平坦部及び/又
は仮想平坦部を方形状としたため、請求項1から請求項
4に記載の発明の効果に加えて、全方向に等しく転倒し
難い本体とすることができる、という効果を奏する。
【0040】加えて、請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5に記載の発明において、平坦部及び/又
は仮想平坦部を前後方向の寸法において機構板と同等と
したので、請求項1から請求項5に記載の発明の効果の
他、背面側に重心が寄りがちで更に寸法もとれないゆえ
に最も倒れ易い方向となっている前後方向への転倒を防
止することができる、という効果を奏する。
【0041】又、請求項7に記載の発明は、請求項1か
ら請求項6に記載の発明において、本体の重心が、平坦
部及び/又は仮想平坦部の略中央に位置するようにした
ので、請求項1から請求項6に記載の発明の効果に加え
て、本体を極めて安定して自立させることができる、と
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機本体の背面側斜
視説明図である。
【図2】パチンコ機本体の背面説明図である。
【図3】パチンコ機本体の左側面説明図である。
【図4】パチンコ機本体の分解斜視説明図である。
【図5】ミドル枠の背面側斜視説明図である。
【図6】ミドル枠の(a)背面,(b)左側面の説明図
である。
【図7】第1実施形態に係る平坦部の説明図である。
【図8】第2実施形態に係るパチンコ機本体の背面側斜
視説明図である。
【図9】パチンコ機本体の分解斜視説明図である。
【図10】第2実施形態に係る平坦部の説明図である。
【図11】第3実施形態に係るパチンコ機本体の背面側
斜視説明図である。
【図12】図11の下部拡大説明図である。
【図13】第3実施形態に係る仮想平坦部の説明図であ
る。
【図14】従来のパチンコ機本体を示す説明図である。
【符号の説明】
1,51,71・・本体、2,52,72・・機構板、
3・・前枠、4・・供給皿、5・・中扉、6・・貯留
皿、7・・下側機能部、8・・表示装置、9・・遊技
盤、10,60・・ミドル枠、11・・タンク、12・
・球通路、13・・払い出し装置、14・・払い出し制
御装置、15・・主制御装置、16・・カバー、21,
22・・枢着部、23・・前枠枢着部、24・・孔、2
5,61・・バケツ部材、26・・折り曲げ部、27,
62・・平坦部、53・・下側通路部材、54・・下壁
体、73・・柱部材、74・・ゴム、75・・レバー、
76・・溝、77・・水平部、78・・垂直部、79・
・係止部、80・・仮想平坦部、81・・円柱状部、G
1〜G8・・(重心の平坦部及び/又は仮想平坦部へ
の)投影点。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠を取り付け可能な本体の外側に平坦
    部が設けられるとともに、平坦部を略水平面に接するよ
    うに置いた場合に、本体の重心が、平坦部を鉛直方向に
    投影した空間内に位置するようにしたことを特徴とする
    転倒し難い本体から成るパチンコ機。
  2. 【請求項2】 機枠を取り付け可能な本体の外側に、面
    積が最大となるように平坦部の外側を結んで形成される
    仮想平坦部が設けられるとともに、仮想平坦部を略水平
    面に接するように置いた場合に、本体の重心が、仮想平
    坦部を鉛直方向に投影した空間内に位置するようにした
    ことを特徴とする転倒し難い本体から成るパチンコ機。
  3. 【請求項3】 本体が、球通路や払い出し装置を備えた
    機構板と、機構板を支持するミドル枠とを備えていると
    ともに、機構板及びミドル枠の最下部が、面一に揃っ
    て、平坦部又は仮想平坦部の少なくとも一部を構成する
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の転倒し難い本体から成るパチンコ機。
  4. 【請求項4】 本体が球通路や払い出し装置を備えた機
    構板を含むとともに、機構板の下部には球通路を含む通
    路部材が配置されており、更に通路部材の最下部が、本
    体の最下部において平坦部又は仮想平坦部の少なくとも
    一部を構成するように形成されていることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の転倒し難い本
    体から成るパチンコ機。
  5. 【請求項5】 平坦部又は仮想平坦部が、略方形状であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の転倒し難い本体から成るパチンコ機。
  6. 【請求項6】 本体が球通路や払い出し装置を備えた機
    構板を含むとともに、平坦部又は仮想平坦部が、前後方
    向の寸法を、機構板の前後方向と略同寸として形成され
    ていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    かに記載の転倒し難い本体から成るパチンコ機。
  7. 【請求項7】 本体の重心が、平坦部又は仮想平坦部の
    少なくとも前後方向における略中央に位置するようにし
    たことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに
    記載の転倒し難い本体から成るパチンコ機。
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