JP2002016841A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2002016841A
JP2002016841A JP2000199293A JP2000199293A JP2002016841A JP 2002016841 A JP2002016841 A JP 2002016841A JP 2000199293 A JP2000199293 A JP 2000199293A JP 2000199293 A JP2000199293 A JP 2000199293A JP 2002016841 A JP2002016841 A JP 2002016841A
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signal
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JP2000199293A
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Kenichi Kakumoto
兼一 角本
Yoshio Hagiwara
義雄 萩原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数行の遮光画素からの出力信号に
基づいて補正データを生成することによって、その補正
データの信頼性を高くして、固定パターンノイズをキャ
ンセルする固体撮像装置を提供することを目的とする。 【解決手段】エリアセンサ1より、複数行分の遮光画素
の出力信号がA/D変換回路2でデジタル信号に変換さ
れて演算回路3に出力されると、演算回路3において、
各列毎に遮光画素の出力信号が演算処理されて、各列毎
の補正データが生成される。この補正データは、メモリ
部4に格納され、エリアセンサ1の通常画素から出力信
号がA/D変換回路2を介して減算回路5に与えられた
とき、メモリ部4に格納された補正データも減算回路5
に入力される。そして、減算回路5より、各列毎に補正
データによって補正されてた画像データが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
するものであり、特に画素を2次元に配置した固体撮像
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フォトダイオードなどの感光
素子を有した固体撮像素子(以下、「エリアセンサ」と
する)は、各画素の出力信号を増幅するための定電流源
が各列毎に設けられる。このようなエリアセンサを有す
る固体撮像装置を図9に示す。
【0003】図9において、G10〜Gmnは行列配置(マ
トリクス配置)された画素を示している。51は垂直走
査回路であり、行(ライン)53−0、53−1、…、
53−nを順次走査していく。52は水平走査回路であ
り、画素から出力信号線55−1、55−2、…、55
−mに導出された光電変換信号を画素ごとに水平方向に
順次読み出す。54は電源ラインである。尚、画素G10
〜Gm0は、その表面がアルミニウム膜などで覆われた遮
光画素として構成され、画素G11〜Gmnが撮像動作を行
う通常画素として構成される。
【0004】又、出力信号線55−1、55−2、…、
55−mごとにNチャネルのMOSトランジスタQ1、
Q2が図示の如く1組ずつ設けられている。出力信号線
55−1を例にとって説明すると、MOSトランジスタ
Q1のゲートは直流電圧線56に接続され、ドレインは
出力信号線55−1に接続され、ソースは直流電圧VP
S’のライン57に接続されている。一方、MOSトラ
ンジスタQ2のドレインは出力信号線55−1に接続さ
れ、ソースは最終的な信号線58に接続され、ゲートは
水平走査回路52に接続されている。
【0005】このように構成されたエリアセンサ50を
有する固体撮像装置は、この出力信号線58より出力さ
れる信号がアナログ/デジタル変換(A/D変換)され
るように、A/D変換回路59が設けられるとともに、
このA/D変換回路59で変換されたデジタル信号のう
ち、遮光画素G10〜Gm0からの出力信号が変換された補
正データが格納されるラインメモリ60を有する。更
に、A/D変換回路59より通常画素からの出力信号が
変換された画像データと、ラインメモリ60に格納され
た補正データとが入力され、各列毎に、画像データから
補正データを減算して補正した画像データを出力する減
算回路61が設けられる。
【0006】このように構成された固体撮像装置は、ま
ず、エリアセンサ50より遮光画素G10〜Gm0の出力信
号が、A/D変換回路59で補正データとなるデジタル
信号に変換されて、ラインメモリ60に出力され、ライ
ンメモリ60内に格納される。そして、エリアセンサ6
0の各列に配された通常画素からの出力信号が、A/D
変換回路59で画像データとなるデジタル信号に変換さ
れて減算回路61に入力される。このとき、この減算回
路61に入力された画像データを出力する通常画素と同
列に配された遮光画素より得られる補正データが、ライ
ンメモリ60より減算回路61より入力される。そし
て、減算回路61では、同一列毎に、画像データから補
正データを減算し、列毎に発生する固定パターンノイズ
をキャンセルした画像データが出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補正デ
ータを得るために形成された遮光画素が1行分のみであ
る場合、例えば、エリアセンサが半導体基板上に形成さ
れるとき、その遮光画素の形成される部分のポテンシャ
ル状態が列毎に異なるような場合など、定電流源などの
出力増幅回路以外の原因で固定パターンノイズが発生す
ることがある。このように、出力増幅回路以外のものに
起因して固定パターンノイズが発生した場合、この固定
パターンノイズをキャンセルすることができなくなると
ともに、補正データの信頼性が低くなる。
【0008】このような問題を鑑みて、本発明は、複数
行の遮光画素からの出力信号に基づいて補正データを生
成することによって、その補正データの信頼性を高くし
て、固定パターンノイズをキャンセルする固体撮像装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の固体撮像装置は、入射光量に応じ
て電気信号を発生するとともにマトリクス状に配された
画素を複数備えた固体撮像装置において、列毎に設けら
れるとともに、同一列に配された各画素からの出力信号
を導出する出力信号線と、同一行に配された複数行分の
遮光画素と、前記遮光画素より出力される出力信号に基
づいて、前記各出力信号線に接続された他の画素より出
力される出力信号を補正するための1行分の補正信号を
生成する補正信号演算回路と、前記遮光画素以外の他の
画素である通常画素より該通常画素が接続された出力信
号線に導出された出力信号が、前記補正信号演算回路に
おいて前記出力信号線に接続された複数の遮光画素に基
づいて生成された補正信号で補正されることを特徴とす
る。
【0010】このような固体撮像装置において、補正信
号演算回路で、各列毎に、同一列に配された複数の遮光
画素からの出力信号に基づいて、補正信号が生成され
る。このようにして生成された補正信号によって、この
補正信号と同一列に配された通常画素の出力が、各列毎
に補正されて出力されることにより、固定パターンノイ
ズが除去された画像信号が出力される。
【0011】又、請求項2に記載するように、前記補正
信号演算回路が、同一列に配された複数の前記遮光画素
からの出力信号を平均することによって、前記補正信号
を生成するようにしても構わない。尚、このとき、各行
毎に、前記遮光画素からの出力信号に重み付けを行って
平均し、前記補正信号を生成するようにしても構わな
い。
【0012】又、請求項3に記載するように、前記通常
画素からの出力信号から、該通常画素と同一列に配され
た複数の前記遮光画素の出力信号に基づいて生成された
前記補正信号が減算されることによって、前記通常画素
の出力信号が補正されるようにすることで、各列毎に発
生する固定パターンノイズを除去することができる。
【0013】請求項4に記載するように、前記遮光画素
を前記通常画素と同様の回路構成としても構わない。こ
のとき、遮光画素には、通常画素と同様の回路構成の画
素の表面上に、アルミニウム膜などの遮光膜が覆われる
ことによって、入射光が遮られる。
【0014】請求項5に記載の固体撮像装置は、請求項
1〜請求項4に記載の固体撮像装置において、前記補正
信号演算回路で生成された1行分の補正信号を格納する
ための1行分のラインメモリを有することを特徴とす
る。
【0015】請求項6に記載の固体撮像装置は、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の固体撮像装置におい
て、前記複数の画素が、入射光量に応じた電気信号を発
生するとともに、該電気信号を入射光量に対して線形的
に変換することを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の固体撮像装置は、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の固体撮像装置におい
て、前記複数の画素が、入射光量に応じた電気信号を発
生するとともに、該電気信号を入射光量に対して自然対
数的に変換することを特徴とする。
【0017】請求項8に記載の固体撮像装置は、請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の固体撮像装置におい
て、同一行に配された前記画素より同時に前記出力信号
線に出力信号が出力するように、前記複数の画素を行毎
に、順次、或いは、無作為に走査する垂直走査回路を有
することを特徴とする。
【0018】このような固体撮像装置において、請求項
9に記載するように、前記出力信号線を介して、同一行
に配された前記画素より出力された出力信号が入力され
るとともに、この入力された出力信号を保持する出力信
号保持回路を設けることで、同一行の画素からの出力信
号を同時にサンプリングすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照して説明する。図1は、本実施形態の固体撮像装
置の内部構成を示すブロック図である。図2は、図1の
固体撮像装置に設けられたエリアセンサの内部構成を示
すブロック回路図である。図6は、図1の固体撮像装置
に設けられた演算回路及びメモリ部の内部構成を示すブ
ロック回路図である。
【0020】<固体撮像装置全体の構成及びその動作の
概要>図1に示す固体撮像装置は、光電変換動作を行い
入射光量に応じた電気信号となる出力信号を出力する複
数の通常画素及び遮光画素を有するエリアセンサ1と、
エリアセンサ1内の画素より出力される出力信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換回路2と、エリアセンサ
1より出力された遮光画素からの出力信号に基づいて補
正データを生成する補正データ演算回路3(以下、単に
「演算回路」とする)と、演算回路3で生成された1行
分の補正データを格納するメモリ部4と、エリアセンサ
1より出力された通常画素からの出力信号である画像デ
ータをメモリ部4内に格納された補正データに基づいて
補正を行う減算回路5とを有する。
【0021】このように構成される固体撮像装置の動作
の概要について、以下に説明する。尚、エリアセンサ1
は、後述するように、複数行分の遮光画素が設けられて
いる。エリアセンサ1より1フレーム分の出力信号が出
力されるとき、まず、遮光画素の出力信号が1行分毎
に、各画素の信号が時系列的に出力される。この遮光画
素の出力信号が、A/D変換回路2でデジタル信号に変
換されると、演算回路3に出力される。演算回路3で
は、デジタル信号に変換された同一列の遮光画素の出力
信号を演算処理することによって、各列毎の補正データ
を生成する。この各列毎に生成された補正データがメモ
リ部4に出力され、1行分の補正データとしてメモリ部
4内に格納される。
【0022】次に、エリアセンサ1の通常画素より被写
体からの入射光量に応じた出力信号が出力される。この
通常画素からの出力信号についても、1行分毎に各画素
の信号が時系列的に出力される。この通常画素の出力信
号が、A/D変換回路2で画像データとなるデジタル信
号に変換されて、減算回路5に出力される。このとき、
A/D変換回路2より出力される画像データを与える通
常画素と同列の遮光画素より得られた補正データが、メ
モリ部4より減算回路5に出力される。そして、減算回
路5では、このようにして入力される画像データを、同
様に入力される補正データで減算することによって補正
することによって、列毎に発生する固定パターンノイズ
を除去した画像データとして出力する。
【0023】<エリアセンサ>上記のように構成される
固体撮像装置におけるエリアセンサ1の構成の一例につ
いて、図面を参照して説明する。
【0024】図2において、G11〜Gmnは行列配置(マ
トリクス配置)された撮像動作を行う通常画素を示して
いる。又、D11〜Dm3は、光が入射されないように、そ
の表面がアルミニウム膜などの遮光膜で覆われた遮光画
素を示している。11は垂直走査回路であり、行(ライ
ン)13−a、13−b、13−c、13−1、13−
2、…、13−nを順次走査していく。12は水平走査
回路であり、画素から出力信号線15−1、15−2、
…、15−mに導出された電気信号を画素ごとに水平方
向に順次読み出す。14は電源ラインである。各画素に
対し、上記ライン13−a〜13−c及び13−1〜1
3−nや出力信号線15−1〜15−m、電源ライン1
4だけでなく、他のライン(例えば、クロックラインや
バイアス供給ライン等)も接続されるが、図2ではこれ
らについて省略し、図4以降の各実施形態において示し
ている。
【0025】出力信号線15−1、15−2、…、15
−mのそれぞれに、NチャネルのMOSトランジスタQ
a1、Qa2、…、Qam、NチャネルのMOSトラン
ジスタQb1、Qb2、…、Qbm及びサンプルホール
ド回路SH1、SH2、…、SHmが図示の如く1組ず
つ設けられている。出力信号線15−1を例にとって説
明すると、MOSトランジスタQa1のゲートは直流電
圧線16に接続され、ドレインは出力信号線15−1に
接続され、ソースは直流電圧VPS’のライン17に接続
されている。このMOSトランジスタQa1のドレイン
と出力信号線15−1との接続ノードに、サンプルホー
ルド回路SH1の入力側が接続される。一方、MOSト
ランジスタQb1のドレインはサンプルホールド回路S
H1の出力側に接続され、ソースは最終的な信号線18
に接続され、ゲートは水平走査回路12に接続されてい
る。
【0026】通常画素G11〜Gmn及び接続画素D11〜D
m3には、後述するように、それらの画素で発生した光電
荷に基づく信号を出力するNチャネルのMOSトランジ
スタT2が設けられている。MOSトランジスタT2と
上記MOSトランジスタQa(図2のMOSトランジス
タQa1〜Qamに相当する)との接続関係は図3のよ
うになる。ここで、MOSトランジスタQaのソースに
接続される直流電圧VPS’と、MOSトランジスタT2
のドレインに接続される直流電圧VPD’との関係はVP
D’>VPS’であり、直流電圧VPS’は例えばグランド
電圧(接地)である。この回路構成は上段のMOSトラ
ンジスタT2のゲートに信号が入力され、下段のMOS
トランジスタQaのゲートには直流電圧DCが常時印加
される。このため下段のMOSトランジスタQaは抵抗
又は定電流源と等価であり、図3の回路はソースフォロ
ワ型の増幅回路となっている。この場合、MOSトラン
ジスタT2から増幅出力されるのは電流であると考えて
よい。
【0027】図3のように構成することにより信号のゲ
インを大きく出力することができる。従って、画素がダ
イナミックレンジ拡大のために感光素子から発生する光
電流を自然対数的に変換しているような場合は、そのま
までは出力信号が小さいが、本増幅回路により充分大き
な信号に増幅されるため、後続の信号処理回路(図示せ
ず)での処理が容易になる。又、増幅回路の負荷抵抗部
分を構成するトランジスタQa1〜Qamを画素内に設
けずに、列方向に配置された複数の画素が接続される出
力信号線15−1〜15−mごとに設けることにより、
負荷抵抗又は定電流源の数を低減でき、半導体チップ上
で増幅回路が占める面積を少なくできる。
【0028】MOSトランジスタQb1〜Qbmは水平
走査回路12によって制御され、スイッチ素子として動
作する。尚、後述するように図4又は図5のような回路
構成の画素内にはスイッチ用のNチャネルのMOSトラ
ンジスタT3も設けられている。ここで、MOSトラン
ジスタT3は行の選択を行うものであり、トランジスタ
Qb1〜bmは列の選択を行うものである。又、サンプ
ルホールド回路SH1〜SHmにはキャパシタなどが設
けられ、出力信号線5−1〜5−mに現れる出力信号と
なる電圧信号が一時的にサンプルホールドされる。
【0029】このような構成のエリアセンサ1の動作に
ついて、以下に説明する。エリアセンサ1内の各画素で
被写体が撮像され、一フレーム分の出力信号が出力され
るとき、まず、垂直走査回路11より後述するパルス信
号φVがライン13−aに与えられ、遮光画素D11〜D
m1内に設けられたMOSトランジスタT3がONとされ
る。このとき、遮光画素D11〜Dm1のそれぞれから出力
信号線15−1〜15−mに出力される出力信号が、出
力信号線15−1〜15−mのそれぞれに接続されたサ
ンプルホールド回路SH1〜SHmでサンプルホールド
される。
【0030】このようにサンプルホールド回路SH1〜
SHmにサンプルホールドされた出力信号は、水平走査
回路12によってMOSトランジスタQb1,Qb2,
…,Qbmが順にONとされることで、出力信号線18
を介してA/D変換回路2(図1)に出力される。この
ようにして、同一時間にサンプルホールドされた遮光画
素D11〜Dm1の出力信号が、D11,D21,…Dm1の順に
出力される。
【0031】この遮光画素D11〜Dm1の出力信号がA/
D変換回路2に出力されると、同様に、垂直走査回路1
1によってパルス信号φVがライン13−bに与えら
れ、遮光画素D12〜Dm2の出力信号がサンプルホールド
回路SH1〜SH−mにサンプルホールドされる。そし
て、水平走査回路12によって、MOSトランジスタQ
b1〜Qbmが順にONとされることによって、同一時
間にサンプルホールドされた遮光画素D12〜Dm2の出力
信号が、D12,D22,…Dm2の順にA/D変換回路2に
出力される。この後、同様に、遮光画素D13〜Dm3の出
力信号が、D13,D23,…,Dm3の順に出力される。
【0032】このように、3行分の遮光画素D11〜Dm3
の出力信号がA/D変換回路2に出力されると、上述し
たように、A/D変換回路2でデジタル変換された後、
演算回路3(図1)に出力される。この演算回路3で
は、各列毎に設けられた遮光画素の出力信号に基づいて
補正データを生成し、メモリ部4(図1)に出力する。
即ち、出力信号線15−1,15−2,…,15−mの
それぞれに接続された遮光画素D11〜D13、遮光画素D
21〜D23、…、遮光画素Dm1〜Dm3のように、各列の3
画素分の遮光画素の出力信号を演算処理して、各列の補
正データが生成される。
【0033】補正データを生成するために、遮光画素D
11〜Dm3からの出力信号が出力されると、次に、垂直走
査回路11よりパルス信号φVがライン13−1に与え
られ、通常画素G11〜Gm1内に設けられたMOSトラン
ジスタT3がONとされる。このとき、通常画素G11〜
Gm1のそれぞれから出力信号線15−1〜15−mに出
力される出力信号が、出力信号線15−1〜15−mの
それぞれに接続されたサンプルホールド回路SH1〜S
Hmでサンプルホールドされる。
【0034】このようにサンプルホールド回路SH1〜
SHmにサンプルホールドされた出力信号は、水平走査
回路12によってMOSトランジスタQb1,Qb2,
…,Qbmが順にONとされることで、出力信号線18
を介してA/D変換回路2に出力される。このようにし
て、同一時間にサンプルホールドされた通常画素G11〜
Gm1の出力信号が、G11,G21,…Gm1の順に出力され
る。
【0035】この通常画素G11〜Gm1の出力信号がA/
D変換回路2に出力されると、同様に、垂直走査回路1
1によってパルス信号φVがライン13−2に与えら
れ、通常画素G12〜Gm2の出力信号がサンプルホールド
回路SH1〜SH−mにサンプルホールドされる。そし
て、水平走査回路12によって、MOSトランジスタQ
b1〜Qbmが順にONとされることによって、同一時
間にサンプルホールドされた通常画素G12〜Gm2の出力
信号が、G12,G22,…Gm2の順にA/D変換回路2に
出力される。この後、同様の動作が繰り返され、通常画
素G13〜Gmnの出力信号が、G13,G23,…,Gmnの順
に出力される。
【0036】このように、通常画素G11〜Gmnの出力信
号が、G11,G21,…,Gmnの順に、A/D変換回路2
に出力されると、上述したように、A/D変換回路2で
デジタル変換された後、減算回路5(図1)に出力され
る。この減算回路5では、入力される画像データから、
この画像データを出力する通常画素と同一列に設けられ
た遮光画素の出力信号に基づいて得られたメモリ部4か
らの補正データを減算することで補正処理が行われる。
即ち、通常画素G11〜G1n、通常画素G21〜G2n、…、
通常画素Gm1〜Gmnから得られる画像データがそれぞ
れ、遮光画素D11〜D13、遮光画素D21〜D23、…、遮
光画素Dm1〜Dm3から得られる補正データで減算される
ことによって、各列毎に発生する固定パターンノイズが
キャンセルされる。
【0037】このエリアセンサ1内に設けられる通常画
素G11〜Gmn及び遮光画素D11〜Dm3の回路構成につい
て、以下に説明する。図4は、入射光量に対して自然対
数的に変換した電気信号を出力する通常画素及び遮光画
素に対して共通の回路構成の一例を示す図である。図5
は、入射光量に対して線形的に変換した電気信号を出力
する通常画素及び遮光画素に対して共通の回路構成の一
例を示す図である。
【0038】1.画素の回路構成の第1例 図4の画素において、直流電圧VPDがカソードに印加さ
れたフォトダイオードPDのアノードにMOSトランジ
スタT1のドレイン及びゲートとMOSトランジスタT
2のゲートとが接続され、このMOSトランジスタT2
のソースにMOSトランジスタT3のドレインが接続さ
れる。又、MOSトランジスタT3のソースには出力信
号線15(図2の出力信号線15−1〜15−mに相当
する)が接続される。MOSトランジスタT2のドレイ
ンには、直流電圧VPDが与えられ、MOSトランジスタ
T1のソースには直流電圧VPSが与えられる。又、MO
SトランジスタT3のゲートに信号φVが与えられる。
尚、MOSトランジスタT1〜T3は、そのバックゲー
トが接地されたNチャネルのMOSトランジスタであ
る。
【0039】このような回路構成の画素において、フォ
トダイオードPDに光が入射されると、光電流が発生
し、MOSトランジスタのサブスレッショルド特性によ
り、MOSトランジスタT1,T2のゲートに光電流を
自然対数的に変換した値の電圧が発生する。そして、M
OSトランジスタT3にパルス信号φVを与えることに
よって、MOSトランジスタT2は、そのゲート電圧に
応じてソース電流を、MOSトランジスタT3を介して
出力信号線15に出力電流として出力する。
【0040】このとき、MOSトランジスタT2がソー
スフォロワ型のMOSトランジスタとして動作するた
め、出力信号線15にはその出力信号が電圧信号として
現れる。又、MOSトランジスタT3を介して出力され
る出力信号は、MOSトランジスタT2のゲート電圧に
比例した値となるため、フォトダイオードPDへの入射
光量が自然対数的に変換された信号となる。
【0041】2.画素の回路構成の第2例 図5の画素において、直流電圧VPSがアノードに印加さ
れたフォトダイオードPDのカソードにMOSトランジ
スタT2のゲートが接続され、このMOSトランジスタ
T2のソースにMOSトランジスタT3のドレインが接
続される。又、MOSトランジスタT3のソースには出
力信号線15(図2の出力信号線15−1〜15−mに
相当する)が接続される。MOSトランジスタT2のド
レインには、直流電圧VPDが与えられ、又、MOSトラ
ンジスタT3のゲートに信号φVが与えられる。尚、M
OSトランジスタT2,T3は、そのバックゲートが接
地されたNチャネルのMOSトランジスタである。
【0042】このような回路構成の画素において、フォ
トダイオードPDに光が入射されると、光電流が発生
し、MOSトランジスタT2のゲートに電荷が蓄積され
る。そのため、フォトダイオードPDから流れる光電流
に応じてMOSトランジスタT2のゲート電圧が低くな
る。そして、MOSトランジスタT3にパルス信号φV
を与えることによって、MOSトランジスタT2は、そ
のゲート電圧に応じてソース電流を、MOSトランジス
タT3を介して出力信号線15に出力電流として出力す
る。又、MOSトランジスタT3を介して与えられる出
力信号がMOSトランジスタT2のゲートに蓄積された
電荷量に比例した値となるため、出力信号がフォトダイ
オードPDへの入射光量が線形的に変換された信号とな
る。
【0043】<演算回路及びメモリ部>以下に、演算回
路3及びメモリ部4の構成及びその動作について、図面
を参照して説明する。図6に示すように、スイッチSW
1,SW2,SW3,SW4及びラインメモリLM1及
び加算回路31及び乗算回路32によって演算回路3が
構成され、スイッチSW5,SW6及びラインメモリL
M2によってメモリ部4が構成される。
【0044】演算回路3において、スイッチSW1,S
W2の一端がA/D変換回路2の出力側に接続され、ス
イッチSW1の他端がラインメモリLM1の入力側、ス
イッチSW2の他端が加算回路31の一方の入力側に接
続される。又、スイッチSW3の一端がラインメモリL
M1の入力側に接続されるとともに、その他端が加算回
路31の出力側に接続される。ラインメモリLM1の出
力側は、加算回路31の他方の入力側に接続され、加算
回路31の出力側が乗算回路32の入力側に接続され
る。そして、乗算回路32の出力側がスイッチSW4の
一端に接続される。
【0045】メモリ部4において、ラインメモリLM2
の入力側が、スイッチSW4の他端に接続される。この
ラインメモリLM2の出力側にスイッチSW5が接続さ
れ、このスイッチSW5の他端は、減算回路5(図1)
の入力側に接続される。又、ラインメモリLM2の入力
側と出力側の間に、スイッチSW6が接続される。この
ように構成される演算回路3及びメモリ部4の動作につ
いて、以下に図7及び図8を参照して説明する。図7
は、1フレーム分の撮像動作を行ったときの演算回路3
及びメモリ部4の各部の動作を示すタイミングチャート
である。図8は、1フレーム分の撮像動作を行ったとき
の演算回路3及びメモリ部4の各部のデータの変遷を示
す図である。尚、図8中において、d11〜d13、dm1〜
dm3は、それぞれ、d11+d12+d13、dm1+dm2+d
m3を表す。
【0046】まず、1行目の遮光画素D11〜Dm1のデジ
タル信号がA/D変換回路2より出力されると、スイッ
チSW1がONとされる。よって、スイッチSW1を介
してラインメモリLM1に遮光画素D11〜Dm1のデジタ
ル信号が入力され、ラインメモリLM1内に遮光画素D
11〜Dm1のデジタル信号のデータが、データd11,d2
1,…,dm1(尚、d11〜dm3は、遮光画素D11〜Dm3
のデジタル信号のデータを表す)の順に格納される。1
行目の遮光画素D11〜Dm1のデータd11〜dm1がライン
メモリLM1内に格納されると、スイッチSW1がOF
Fとされる。
【0047】次に、2行目の遮光画素D12〜Dm2のデジ
タル信号がA/D変換回路2より出力されると、スイッ
チSW2,SW3がONとされる。よって、遮光画素D
12〜Dm2のデジタル信号のデータは、加算回路31に、
データd12,d22,…,dm2の順に入力される。このと
き、同時に、ラインメモリLM1内に格納された遮光画
素D11〜Dm1のデジタル信号のデータが、データd11,
d21,…,dm1の順に加算回路31に入力される。よっ
て、加算回路31では、同一列の遮光画素のデータ毎に
加算されたデータが、データd11+d12,d21+d22,
…,dm1+dm2の順に出力される。
【0048】又、この加算回路31で加算されたデータ
が、データd11+d12,d21+d22,…,dm1+dm2の
順にスイッチSW3を介してラインメモリLM1に入力
されると、データd11+d12,d21+d22,…,dm1+
dm2の順にラインメモリLM1内に格納される。このよ
うに、ラインメモリLM1内にデータd11+d12〜dm1
+dm2が格納されると、スイッチSW3がOFFとされ
る。このとき、スイッチSW2はONのままである。
【0049】次に、3行目の遮光画素D13〜Dm3のデジ
タル信号がA/D変換回路2より出力されると、スイッ
チSW2,SW4がONとされる。よって、遮光画素D
13〜Dm3のデジタル信号のデータは、データd12〜dm2
と同様、加算回路31に、データd13,d23,…,dm3
の順に入力される。このとき、同時に、ラインメモリL
M1内に格納されたデータd11+d12〜dm1+dm2が、
データd11+d12,d21+d22,…,dm1+dm2の順に
加算回路31に入力される。よって、加算回路31で
は、同一列の遮光画素のデータ毎に加算されたデータ
が、データd11+d12+d13,d21+d22+d23,…,
dm1+dm2+dm3の順に出力される。
【0050】このデータd11+d12+d13〜dm1+dm2
+dm3が、データd11+d12+d13,d21+d22+d2
3,…,dm1+dm2+dm3の順に乗算回路32に入力さ
れて、1/3が乗算されて補正データが生成される。即
ち、加算回路31で各列毎に加算された遮光画素3画素
分のデータが、乗算回路32で平均化される。よって、
本実施形態では各列毎に遮光画素を3画素としたが、遮
光画素が各列毎にk画素ある場合、乗算回路32では1
/kを乗算して平均化して補正データを生成する。
【0051】このように乗算回路32で平均化されて得
た補正データが、データ(d11+d12+d13)/3,(d21
+d22+d23)/3,…,(dm1+dm2+dm3)/3の順に出
力されると、スイッチSW4を介してラインメモリLM
2に入力される。よって、データ(d11+d12+d13)/
3,(d21+d22+d23)/3,…,(dm1+dm2+dm3)/3
の順にラインメモリLM2内に格納される。このよう
に、ラインメモリLM2内に補正データ(d11+d12+
d13)/3〜(dm1+dm2+dm3)/3が格納されると、スイ
ッチSW2,SW4がOFFとされる。
【0052】このようにして、メモリ部4内のラインメ
モリLM2に各列毎の補正データが格納されるが、上述
したように、遮光画素が各列にk画素配された場合、ス
イッチSW1を1行目の遮光画素から出力信号が出力さ
れる間ONとし、スイッチSW2を2〜k行目の遮光画
素から出力信号が出力される間ONとし、スイッチSW
3を2〜(k−1)行目の遮光画素から出力信号が出力
される間ONとし、スイッチSW4をk行目の遮光画素
から出力信号が出力される間ONとすることによって、
各列毎に演算処理された補正データがラインメモリLM
2に格納される。
【0053】遮光画素D11〜Dm3のデジタル信号がA/
D変換回路2より出力された後、A/D変換回路2より
1行目の通常画素G11〜Gm1のデジタル信号が出力され
ると、スイッチSW5,SW6がONとされる。よっ
て、減算回路5には、通常画素G11〜Gm1の画像データ
が、データg11,g21,…,gm1(尚、g11〜gmnは、通
常画素G11〜Gmnのデジタル信号のデータを表す)の順
に入力されるとともに、ラインメモリLM2に格納され
ていた補正データが、スイッチSW5を介して、データ
(d11+d12+d13)/3,(d21+d22+d23)/3,…,
(dm1+dm2+dm3)/3の順に入力される。
【0054】そして、減算回路5において、各列毎に画
像データと補正データとの減算が行われると、補正され
た1行目の通常画素G11〜Gm1の画像データが、データ
g11−(d11+d12+d13)/3,g21−(d21+d22+d2
3)/3,…,gm1−(dm1+dm2+dm3)/3の順に出力され
る。又、このとき、スイッチSW6がONであるので、
ラインメモリLM2より出力された補正データが、再
び、データ(d11+d12+d13)/3,(d21+d22+d23)
/3,…,(dm1+dm2+dm3)/3の順にラインメモリLM
2に入力される。よって、ラインメモリLM2内には、
補正データが再び、データ(d11+d12+d13)/3,(d2
1+d22+d23)/3,…,(dm1+dm2+dm3)/3の順に格
納される。
【0055】よって、次に、A/D変換回路2より2行
目の通常画素G12〜Gm2のデジタル信号が出力される
と、減算回路5には、通常画素G12〜Gm2の画像データ
が、データg12,g22,…,gm2の順に入力されるとと
もに、ラインメモリLM2に格納されていた補正データ
が、スイッチSW5を介して、データ(d11+d12+d1
3)/3,(d21+d22+d23)/3,…,(dm1+dm2+dm3)
/3の順に入力される。そして、減算回路5より、2行目
の通常画素G12〜Gm2の画像データが、データg12−
(d11+d12+d13)/3,g22−(d21+d22+d23)/3,
…,gm2−(dm1+dm2+dm3)/3の順に出力されるとと
もに、ラインメモリLM2内には、補正データが再び、
データ(d11+d12+d13)/3,(d21+d22+d23)/3,
…,(dm1+dm2+dm3)/3の順に格納される。
【0056】通常画素G13〜Gm(n-1)の画像データが、
A/D変換回路2より出力される間、スイッチSW5,
SW6がONの状態として上記のような動作を繰り返す
ことによって、補正された通常画素G13〜Gm(n-1)の画
像データが、データg13−(d11+d12+d13)/3,g23
−(d21+d22+d23)/3,…,gm(n-1)−(dm1+dm2
+dm3)/3の順に、減算回路5より出力される。そし
て、n−1行目の通常画素G1(n-1)〜Gm(n-1)が減算回
路5に入力されると、スイッチSW6がOFFとされ
る。
【0057】最後に、A/D変換回路2よりn行目の通
常画素G1n〜Gmnのデジタル信号が出力されると、減算
回路5には、通常画素G1n〜Gmnの画像データが、デー
タg1n,g2n,…,gmnの順に入力されるとともに、ラ
インメモリLM2に格納されていた補正データが、スイ
ッチSW5を介して、データ(d11+d12+d13)/3,
(d21+d22+d23)/3,…,(dm1+dm2+dm3)/3の順
に入力される。
【0058】そして、減算回路5より、n行目の通常画
素G1n〜Gmnの画像データが、データg1n−(d11+d1
2+d13)/3,g2n−(d21+d22+d23)/3,…,gmn−
(dm1+dm2+dm3)/3の順に出力される。このように通
常画素G1n〜Gmnの画像データが補正されて出力される
と、スイッチSW5がOFFとされる。尚、このとき、
スイッチSW6がOFFであるため、ラインメモリLM
2には、補正データが入力されない。
【0059】このように演算回路3及びメモリ部4を動
作させることによって、1フレーム分の画像データを補
正データで補正して出力することができる。
【0060】尚、本発明の固体撮像装置において、エリ
アセンサの構成は、図2のような構成に限定されるもの
ではなく、例えば、垂直方向にランダムに複数行分の遮
光画素が配置されるなどというように、複数行に設けら
れた遮光画素を有するような構成であれば他の構成のも
のでも構わない。又、エリアセンサ内に設けられた通常
画素や遮光画素の構成についても、図4又は図5の構成
の画素に限定されるものでなく、例えば、MOSトラン
ジスタT2の後段に積分回路や増幅回路を有するような
構成としても構わない。更に、各画素からの出力が各列
毎及び各行毎に順番に出力されるように、エリアセンサ
内の垂直走査回路及び水平走査回路が動作を行っている
が、垂直方向及び水平方向において無作為に選択された
画素より出力を行うようにしても構わない。
【0061】又、演算回路において、例えば、A/D変
換回路の出力に定数を乗算する乗算器を設けるととも
に、この乗算器の定数を可変として遮光画素の配置され
ている行に応じて変更することで、その遮光画素の出力
信号に行毎の重み付けがされて加算された各列の補正デ
ータが生成されるようにしても構わない。このようにす
ることで、信頼性の高い行に配置された遮光画素のデー
タに重みを置いた補正データを得ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によると、遮光画素を複数行分設
け、同一列の複数の遮光画素より得られた出力信号を演
算することで、各列毎に、通常画素からの出力信号を補
正する補正信号が生成される。よって、遮光画素を1行
分のみ設けた固体撮像装置に比べて、各列毎のデータ量
が増すので、各列毎に得られる補正信号におけるバラツ
キが平滑化され、補正信号の信頼性が高くなる。よっ
て、より高精度で増幅回路などの出力回路に起因する固
定パターンノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の内部構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1の固体撮像装置内のエリアセンサの構成を
示すブロック回路図。
【図3】図2のエリアセンサの一部を示す回路図。
【図4】図2のエリアセンサ内の画素の構成を示す回路
図。
【図5】図2のエリアセンサ内の画素の構成を示す回路
図。
【図6】図1の固体撮像装置内の演算回路及びメモリ部
の構成を示すブロック図。
【図7】図6の演算回路及びメモリ部内の各部における
動作を示すタイミングチャート。
【図8】図6の演算回路及びメモリ部内の各部における
動作を示すタイミングチャート。
【図9】従来の固体撮像装置の内部構成を示すブロック
回路図。
【符号の説明】
1 エリアセンサ(固体撮像素子) 2 A/D変換回路 3 演算回路 4 メモリ部 5 減算回路 11 垂直走査回路 12 水平走査回路 13−1〜13−n ライン 14 電圧供給線 15−1〜15−m 出力信号線 16,17 直流電圧線 18 信号線 D11〜Dm3 遮光画素 G11〜Gmn 通常画素 Qa1〜Qam MOSトランジスタ Qb1〜Qbm MOSトランジスタ SH1〜SHm サンプルホールド回路 PD フォトダイオード T1〜T3 MOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA06 FB03 FB09 GB03 GB09 5C024 AX01 BX01 CX03 CX04 GX02 GY31 GZ36 HX12 HX57

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量に応じて電気信号を発生すると
    ともにマトリクス状に配された画素を複数備えた固体撮
    像装置において、 列毎に設けられるとともに、同一列に配された各画素か
    らの出力信号を導出する出力信号線と、 同一行に配された複数行分の遮光画素と、 前記遮光画素より出力される出力信号に基づいて、前記
    各出力信号線に接続された他の画素より出力される出力
    信号を補正するための1行分の補正信号を生成する補正
    信号演算回路と、 前記遮光画素以外の他の画素である通常画素より該通常
    画素が接続された出力信号線に導出された出力信号が、
    前記補正信号演算回路において前記出力信号線に接続さ
    れた複数の遮光画素に基づいて生成された補正信号で補
    正されることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記補正信号演算回路が、同一列に配さ
    れた複数の前記遮光画素からの出力信号を平均すること
    によって、前記補正信号を生成することを特徴する請求
    項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記通常画素からの出力信号から、該通
    常画素と同一列に配された複数の前記遮光画素の出力信
    号に基づいて生成された前記補正信号が減算されること
    によって、前記通常画素の出力信号が補正されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固体撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遮光画素が前記通常画素と同様の回
    路構成であることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記補正信号演算回路で生成された1行
    分の補正信号を格納するための1行分のラインメモリを
    有することを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の固
    体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の画素が、入射光量に応じた電
    気信号を発生するとともに、該電気信号を入射光量に対
    して線形的に変換することを特徴とする請求項1〜請求
    項5のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の画素が、入射光量に応じた電
    気信号を発生するとともに、該電気信号を入射光量に対
    して自然対数的に変換することを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 同一行に配された前記画素より同時に前
    記出力信号線に出力信号が出力するように、前記複数の
    画素を行毎に、順次、或いは、無作為に走査する垂直走
    査回路を有することを特徴とする請求項1〜請求項7の
    いずれかに記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記出力信号線を介して、同一行に配さ
    れた前記画素より出力された出力信号が入力されるとと
    もに、この入力された出力信号を保持する出力信号保持
    回路を有することを特徴とする請求項8に記載の固体撮
    像装置。
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