JP2002015455A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2002015455A
JP2002015455A JP2000191395A JP2000191395A JP2002015455A JP 2002015455 A JP2002015455 A JP 2002015455A JP 2000191395 A JP2000191395 A JP 2000191395A JP 2000191395 A JP2000191395 A JP 2000191395A JP 2002015455 A JP2002015455 A JP 2002015455A
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lens
light
optical
spot
recording
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JP2000191395A
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Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーガラスが薄い場合と厚い場合の両光記
録媒体に記録/再生が可能な光ピックアップを提供す
る。 【解決手段】 レーザ2からの光は平行な光束で対物レ
ンズ12を構成する第2のレンズ15に入射し、その出
射光は全て小径で高NAの第1のレンズ14を経て薄い
カバーガラスの第1のディスク16にスポットP1を形
成し、レーザ23から発散する光束の光は第2のレンズ
15に入射し、その出射光はより広がった光束となり、
第1のレンズ14の外周側を通った光は厚いカバーガラ
スの第2のディスク21にスポットP2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、光磁気デ
ィスクドライブ、追記型ディスクドライブ、相変化型デ
ィスクドライブ、CD−ROM、DVD、光カード等の
光記録媒体に対して情報を記録および/または再生する
情報記録再生装置に用いられる光ピックアップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクドライブ、追記型ディス
クドライブ、相変化型ディスクドライブ、CD−RO
M、DVD、光カード等の光記録媒体に対して情報を記
録および/または再生する情報記録再生装置等において
は光ピックアップを使用している。
【0003】光記録媒体としては、CD,CD−Rがあ
る。この媒体においてはカバーガラスの厚さが1.2m
mで開口数NAが0.43−0.55、光記録媒体まで
の距離WDが1.2mm程度の対物レンズを用いて記録
及び/または再生をする。
【0004】また、記録密度の増大にともなって、0−
0.1mm程度にカバーガラスの薄い媒体に対して、開
口数NAを0.7−0.85程度に大きくし、光記録媒
体までの距離WDを0.05−0.2mm程度に小さく
した対物レンズを用いてさらに高密度の記録及び/また
は再生を行う装置がある。
【0005】このようなカバーガラスの厚さが異なる複
数の媒体の記録及び/または再生を行う装置として、特
開平11−120587号公報においては図9に示すよ
うな装置が開示されている。図9に示す光ピックアップ
51においては、第3の光ディスク52に対向配置され
る第1の光学系53と、第1及び第2の光ディスク5
4、55に対向配置される第2の光学系56を有する。
第1の光学系53は、光源57、コリメータレンズ5
8、回折格子59、アナモフィックプリズム60、1/
2波長板61、1/4波長板62、2群対物レンズ63
を有する。2群対物レンズ63は第3の光ディスク52
側に配置された第1のレンズ(以下、先玉レンズと称す
る。)64と、この先玉レンズ64に光軸を一致させて
配設させた第2のレンズ(以下、後玉レンズと称す
る。)65とを有する。
【0006】また、第1の光学系53は、アナモフィッ
クプリズム60から出射されたレーザ光を反射して1/
4波長板62に入射させると共に、第3の光ディスク5
2からの反射光を通過させる偏光ビームスプリッタ6
6、コリメータレンズ67及びマルチレンズ68、フォ
トディテクタ69を有すると共に、アナモフィックプリ
ズム60の表面反射光を集光する集光レンズ70、出力
調整用フォトディテクタ71を有する。
【0007】また、第2の光学系56は、2種類のレー
ザ光を出射すると共に、反射光を受光するレーザカプラ
72、コリメータレンズ73、ホログラム素子74、対
物レンズ75とを有する。そして、2群対物レンズ63
と対物レンズ75がそれぞれ配設されたボビン76と、
このボビン76を2群対物レンズ63の先玉レンズ64
及び対物レンズ75の光軸と平行な第1の方向と上記光
軸と直交する第2の方向に移動させる電磁駆動機構とを
備える。
【0008】2群対物レンズ63においては、高NA化
を図るために、光軸を互いに一致させて設けられ2枚の
レンズ64、65を有する2群対物レンズとし、高記録
密度用光ディスク52に臨む側に位置して配設された先
玉レンズ64と、この先玉レンズ64に光軸を一致させ
て配設された後玉レンズ65とを有しており、これらの
レンズ64、65により開口数NAを0.7以上を実現
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−120587号公報に示す装置においては、2組
の対物レンズ63、75を使用しているため、2組の対
物レンズ63、75を含む可動部が大きく、重くなるた
め、高次共振の周波数が低くなり高密度に対応するよう
にサーボ帯域を高くできない。まったく別個に使用され
る2組の光学系が必要である。
【0010】特開平11−120587号公報の2群の
対物レンズ63においては先玉レンズ64がディスク表
面に近接しており、その焦点はディスク表面から0.1
mmの位置にある。そのためこの先玉レンズ64を有す
る2群対物レンズ63により、さらにカバーガラス表面
より0.6mmまたは1.1mmも奥に焦点を結ばせる
ことは困難である。
【0011】また、対物レンズ75は1枚のレンズとホ
ログラム素子74を用いて2つの焦点位置が異なるスポ
ットを形成しているが、このような構成では開口数NA
が0.7−0.8を得るのが困難となり、また1−1.
2mm程度に非常に大きな焦点位置の異なる2つの焦点
を得ることは困難である。
【0012】(発明の目的)本発明は、このような上記
の問題点に着目してなされたもので、焦点の短い先玉レ
ンズを有する2群等の複数群の対物レンズを用いてカバ
ーガラスの薄い場合はもとより厚い場合の光記録媒体に
も対応する焦点を得ることができる光ピックアップを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】光源と、第1の光記録媒
体に対して記録及び/または再生に使用する第1のスポ
ット及び前記第1の光記録媒体におけるカバーガラスの
肉厚より大きい肉厚を有する第2の光記録媒体に対して
記録及び/または再生に使用する第2のスポットを形成
する対物レンズと、前記第1及び第2の光記録媒体から
の光を受光する受光素子を有する光ピックアップにおい
て、前記対物レンズを少なくとも前記第1又は第2の光
記録媒体からの距離方向に近接する側と離間する側にそ
れぞれ第1のレンズと第2のレンズとを配置した構成と
するとともに、前記第1のスポットは前記第1及び前記
第2の両レンズを通した光により形成され、前記第2の
スポットは前記第1のレンズの周囲及び前記第2のレン
ズを通した光により形成されるようにすることで、カバ
ーガラスの薄い第1の光記録媒体に対しては第1のスポ
ットで記録/再生を可能とし、またカバーガラスの厚い
第2の光記録媒体に対しては第2のスポットで記録/再
生を可能にしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の光ピックアップの構成を示す。本実施の形態の光ピッ
クアップはカバーガラスの厚さが薄い(例えばその肉厚
が0〜0.1mmの)第1のディスク16に対して記録
および/または再生が可能であると共に、カバーガラス
厚さが厚い(例えばその肉厚が1.2mmの)第2のデ
ィスクに対しても記録および/または再生ができる構成
にしている。
【0015】まず、第1のディスク16の記録再生に関
して説明する。これに用いる光線は細線20で示す。図
1に示すように本発明の第1の実施の形態の光ピックア
ップ1は、光源として例えば680nmの波長のレーザ
光を発生するレーザダイオード(単にレーザと略記)2
を有し、このレーザ2から出射した光はコリメートレン
ズ3により平行光(平行な光束の光)にされ、プリズム
4のビーム整形プリズム5に入射する。
【0016】このビーム整形プリズム5の斜面で一部が
反射された反射光はレンズ6で集光されてモニターフォ
トダイオード7に入射し、レーザ2の出射光量をモニタ
し、その出射光量を制御するのに用いる。
【0017】ビーム整形プリズム5に入射した光の一部
はビーム整形されてハーフミラー8を透過し、ダイクロ
イックミラー9で反射されて円筒状のホルダ11に保持
された対物レンズ12に平行光で入射する。
【0018】この対物レンズ12は3つの光学素子で構
成されている。つまり、ホルダ11の光記録媒体側の開
口には平行平板であるプレート13がホルダ11に接着
固定され、半球形状の第1のレンズ14の平面側はプレ
ート13の内面側の中央位置に接着固定されている。ま
た、ホルダ11の(光源側となる)他方の開口には第2
のレンズ15が接着固定されている。
【0019】プレート13と第2のレンズ15の外形寸
法は略同じ程度であるが、これに対して第1のレンズ1
4はその外形寸法は小さい。従って、第1のレンズ14
の外側のプレート13の平面部(外周部)13aを光が
透過する光路を形成できるようにしている。
【0020】上記のように第1のレンズ14は半球状で
あり、第2のレンズ15は両面非球面である。そして、
第1のレンズ14及び第2のレンズ15で2群の対物レ
ンズ12を構成し、ホルダ11に保持されている。な
お、第1のレンズ14はプレート13が接着されている
ために、実際には第1のレンズ14とプレート13とを
合わせた光学作用を有する。
【0021】この対物レンズ12に入射した光は第2の
レンズ15で集光されて細線20で示すようにすべて第
1のレンズ14に入射する。この第1のレンズ14を出
射した光は第1のレンズ14から例えば0.1mm離れ
た位置の第1のディスク16に入射し、そのカバーガラ
ス厚さが例えば0.1mmの部分を透過して記録面16
aに光スポットP1を結ぶ。
【0022】この記録面16aからの反射光は同じ経路
をたどりハーフミラー8に戻りここで一部が反射され
て、その光はレンズ17で集光されホログラム18で回
折されフォトディテクタ19に入射する。フォトディテ
クタ19の出力から記録再生信号と、トラッキング信号
(プッシュプル)、フォーカスエラー信号(ビームサイ
ズ)を得る。
【0023】次にカバーガラス厚さが例えば1.2mm
と厚い第2のディスク21の記録及び/または再生につ
いて説明する。この場合にはその光線を破線22で示
す。光源として例えば780nmの波長のレーザ23か
ら出射された光はホログラム24を透過しその0次光は
ダイクロイックミラー9を透過し、(コリメートレンズ
を介さないで、つまり)発散光で対物レンズ12に入射
する。
【0024】この対物レンズ12における第2のレンズ
15から出る光は細線20で示す光線よりも発散光とな
る破線22で示す光線となり、第1のレンズ14とその
外周部のプレート13の平面部13aに入射する。平面
部13aに入射した光は第1のレンズ14から例えば
0.8mm離れた第2のディスク21に入射しカバーガ
ラス厚さ1.2mmを介して記録面21aに光スポット
P2を結ぶ。
【0025】この記録面21aからの反射光は同じ経路
をたどりダイクロイックミラー9に戻りここを透過した
光はホログラム24で回折されその±1次光がフォトデ
ィテクタ25に入射する。フォトディテクタ25の出力
から記録再生信号と、トラッキング信号(プッシュプ
ル)、フォーカスエラー信号(ビームサイズ)を得る。
ホルダ11は4本(図1では2本のみ示す)のバネ31
の一端が固定され、そのバネ31の他端は固定部材32
に固定されている。
【0026】またホルダ11にはフォーカスコイル33
とトラッキングコイル34が固定され、これらのコイル
はヨーク35とマグネット36から構成される磁気回路
に対向配置されている。これらの構成によりホルダ11
はフォーカス方向とトラッキング方向に移動可能に支持
される。
【0027】本実施の形態では、対物レンズ12を2群
2枚のレンズ14、15で構成し、ディスクに近い先玉
レンズである小径の第1のレンズ14の周囲を光が透過
可能な構成にした。そして第1のディスク16を記録再
生するときには、後玉レンズである第2のレンズ15に
平行光を入射させ、集光させて第1のレンズ14にのみ
細線20で示す光線のように全ての光を入射させて第1
のレンズ14から0−0.1mm程度に近接した第1の
ディスク16に入射させ、0−0.1mm程度に薄いカ
バーガラスを透過して、記録面16aにスポット1P1
を結ばせる。この時の開口数NAは0.75−0.9と
高い。従って、第1のディスク16に対しては通常の高
NAレンズとして作用する。
【0028】それに対して、第2のディスク21を記録
再生する時には、第2のレンズ15に発散光を入射さ
せ、そのため第1のレンズ14よりも大きな断面積の光
束の(破線22で示す)光線とし、その光線は第1のレ
ンズ14とその外周部13aに入射する。このうち外周
部13aに入射した光はプレート13を透過し、第2の
ディスク21に入射し、1.2mmのカバーガラス部分
を透過して記録面21aにスポットP2を結ぶ。このと
きの開口数NAは0.43と小さい。
【0029】上記の様に第1のレンズ14の周囲を光が
透過可能に構成し、対物レンズ12でスポットP1を形
成する場合よりも発散光を対物レンズ12に入射させ、
第1のレンズ14の周囲を透過した光によりスポットP
2を形成した。そのため対物レンズ12に対するスポッ
トP1とP2の間隔を非常に大きくできる。これに対
し、第1のレンズ14のみを透過する光で2つの光スポ
ットP1とP2を形成する場合にはスポットP1とP2
の間隔を大きくできない。
【0030】2つのスポットP1とP2を形成する対物
レンズ12は1つで良いので、光学系が簡略化されると
ともに、特にフォーカス、トラッキング方向に駆動され
る対物レンズ12を含む可動部には対物レンズが1組し
かないので、可動部を小型軽量にでき、可動部の共振周
波数を高くし、駆動感度も高めることができ、高い記録
密度の記録/再生に対応させることができる。
【0031】従って、本実施の形態は以下の効果を有す
る。1組の対物レンズで開口数NAとカバーガラス厚さ
が非常に異なる複数の光ディスクに対応する2つのスポ
ットを形成することが可能で、光学系を簡略化でき、光
ピックアップを小型にできる。また、対物レンズを含む
可動部を小型軽量にできるので、可動部の共振周波数が
高く駆動感度も高くできる。そのため、高密度記録再生
に適した高いサーボ特性がえられる。
【0032】なお第1のレンズ14、第2のレンズ15
は例えば下記のような材質を用いてガラスプレス又は研
磨にて形成する。
【0033】 LaF81 nd=1.73,νd=40.5 BaCD5 nd=1.589,νd=61.3 NbFD82 nd=1.815,νd=37.0 FCD1 nd=1.497,νd=81.6 LaC13 nd=1.694,νd=53.3 SF1 nd=1.717,νd=29.5 第2のレンズ15の入射瞳径は2mmとし、対物レンズ
12を小型にする。
【0034】(変形例)図2に示すようにプレート13
の中央に第1のレンズ14を一体的に形成し、この第1
のレンズ14の周辺にホログラム13bを形成し、スポ
ットP2の収差や開口数NAを補正することもできる。
また、図3に示すように第1のレンズ14の外周のプレ
ート13部分に凹レンズ部13cが形成されるようにガ
ラスプレスで一体成形しても良い。
【0035】また、図4に示す変形例では第1のレンズ
14周囲のプレート13にホログラム13dを形成し、
ここに入射した光の0次光によりカバーガラス厚さ1.
2mmのディスクに対応する開口数NAが0.43のス
ポットP2を形成し、さらに1次光により光を絞りカバ
ーガラス厚さ0.6mmのDVDディスクに対応する開
口数NAが0.55のスポットP3を形成する。これに
より3種類のカバーガラス厚さを有するディスクに対応
させることができる。
【0036】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図5を参照して説明する。本実施の形態は
第1の実施の形態の構成をより簡単化したものである。
つまり、第1の実施の形態では光源として波長が異なる
2つのレーザ2と23とを採用していたが、本実施の形
態では1つのレーザ23で兼用する構成にしている。こ
のため、同機能の構成部品には同付番としその説明を省
略する。
【0037】本実施の形態の光ピックアップ1では光源
としてのレーザ23を出射した光は第2のレンズ15に
入射する。本実施の形態では第2のレンズ15の光源側
の面にはホログラム15aがガラスプレス、プラスチッ
ク成形、レプリカ等により形成されている。このホログ
ラム15aでの0次光は細線20で示す光線となり第1
のレンズ14のみに入射し、記録面16aにスポットP
1を形成する。
【0038】記録面16aでの反射光は同じ経路をたど
りホログラム24により回折されて±1次光がフォトデ
ィテクタ25で受光される。
【0039】一方、ホログラム15aでの1次光は破線
22で示す光線となり第1のレンズ14の外周部13a
にも入射し、この外周部13aを通った光はスポットP
2を形成する。この場合にも、記録面21aでの反射光
をフォトディテクタ25で受光する。なお、図5(後述
する図6も同様)では第1のレンズ14をプレート13
に一体化したように示しているが、図1で示したように
別体のものを接着固定しても良い。
【0040】本実施の形態は以下の効果を有する。レー
ザ光源を1つとしたので、光学系の構成が簡略化でき光
ピックアップ1を小さく、かつ安価にできる。その他第
1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0041】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図6を参照して説明する。本実施の形態も
第2の実施の形態と同様に第1の実施の形態の構成をよ
り簡単化したものである。第2の実施の形態では第2の
レンズ15の一方の面にホログラム15aを形成した
が、以下に説明するように本実施の形態では第1のレン
ズ14と第2のレンズ15の間にプレート41を配置
し、そのプレート41にホログラム42を形成した構成
にしている。なお、第2の実施の形態と同じ同機能の構
成部品には同付番としその説明を省略する。
【0042】本実施の形態のピックアップ1ではホルダ
11にはプレート13と、このプレート13の中央部に
接着固定又は一体成形された第1のレンズ14と、第2
のレンズ15とを設けると共に、さらに第1のレンズ1
4と第2のレンズ15の間には第2のプレート41を配
置し、その周辺部にのみホログラム42を形成した対物
レンズ12にしている。そして、このホログラム42で
回折された1次光を用いてスポットP2を形成するよう
にしている。
【0043】この場合、ホログラム42が形成された部
分の中央部を通り第1のレンズ14に入射する光の部分
にはホログラム42が形成されていないのでスポットP
1で集光し、このスポットP1を形成する光の利用効率
が良い。
【0044】また、ホログラム42が形成された周辺部
に入射した光は回折されて破線22で示すような光線と
なり、スポットP2で集光し、このスポットP2を形成
する。
【0045】本実施の形態によれば、第2の実施の形態
と同様の効果を有すると共に、さらにより光の利用効率
を向上できるので、得られる信号のS/Nを向上でき
る。
【0046】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図7及び図8を参照して説明する。図7は
第4の実施の形態における対物レンズ12周辺の主要部
の構成を示し、図8は図7の底面側から見た場合の図を
示す。また、図7は図8のA−O−A断面で示してい
る。
【0047】第1の実施の形態では対物レンズ12をプ
レート13と、第1のレンズ14と、第2のレンズ15
とで形成したが、本実施の形態ではプレート13を用い
ることなく対物レンズ12を形成する構造にしている。
【0048】本実施の形態では、小径の第1のレンズ1
4の周囲を、ホルダ11の光記録媒体側の小径の開口端
で保持するようにした。この場合、第1のレンズ14は
その全周がホルダ11で保持するのでなく、例えば4箇
所の連結部(又は保持片)11aでの接着で保持され、
連結部11aが形成されていない第1のレンズ15周囲
には4箇所の扇形状のスリット11bが形成されてい
る。このホルダ11は例えば、アルミニウムの削り部品
で構成されている。
【0049】そして、第2のレンズ15に入射した平行
光束の光は集光されて第1のレンズ14に入射する細線
20で示す光線となり、この場合にはスポットP1を形
成する。
【0050】また、第2のレンズ15に入射した発散光
は細線20で示す光線よりも外側に広がった破線22で
示す光線となり、この場合第1のレンズ14の外側を通
った光はスリット11bを通過し、スポットP2を形成
する。その他の構成及び作用は第1の実施の形態と同様
である。なお、図7及び図8ではフォーカスコイル33
等は示していない。
【0051】本実施の形態によれば、第1のレンズ14
は小径で良いので図1に示すような異形のレンズを形成
することが不要となり、レンズの加工性を良好にでき
る。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0052】(変形例)図7及び図8に示した第4の実
施の形態では、ホルダ11が遮光性の部材で形成された
場合で説明したが、この変形例ではホルダ11がエポキ
シ樹脂、ポリカーボネート、アクリル等の破線22で示
す光線に対して透過率が高い材質で形成することによ
り、スリット11bを形成することなく、第1のレンズ
14を保持する。
【0053】この場合には、破線22で示す光線に対し
て透過率が高い材質でホルダ11を形成しているので、
第1のレンズ14の外側を通る光線はこのホルダ11部
分を透過してスポットP2を形成する。
【0054】この変形例によれば、その加工等がより簡
単になる等の効果がある。その他は第4の実施の形態と
同様の効果を有する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
組の対物レンズで開口数NAとカバーガラス厚さが非常
に異なる複数の光ディスクに対応する2つのスポットを
形成することが可能で、光学系を簡略化でき、光ピック
アップを小型にできる。また、対物レンズを含む可動部
を小型軽量にできるので、可動部の共振周波数が高く駆
動感度も高くできる。そのため、高密度記録再生に適し
た高いサーボ特性がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光ピックアップの
光学系の構成図。
【図2】第1の実施の形態の第1変形例における対物レ
ンズの光学系部分を示す図。
【図3】第1の実施の形態の第2変形例における対物レ
ンズの光学系部分を示す図。
【図4】第1の実施の形態の第3変形例における対物レ
ンズの光学系部分を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の光ピックアップの
光学系の構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の光ピックアップの
光学系の構成図。
【図7】本発明の第4の実施の形態における対物レンズ
の構成を示す断面図。
【図8】図7の底面側からみた場合の構造を示す図。
【図9】従来例の光ピックアップの光学系の構成図。
【符号の説明】
1…光ピックアップ 2,23…レーザ 3…コリメートレンズ 4…プリズム 5…ビーム整形プリズム 8…ハーフミラー 9…ダイクロイックミラー 11…ホルダ 12…対物レンズ 13…プレート 13a…平面部(外周部) 14…第1のレンズ 15…第2のレンズ 16…第1のディスク 16a…記録面 18,24…ホログラム 19,25…フォトディテクタ 20…細線(で示す光線) 21…第2のディスク 21a…記録面 22…破線(で示す光線) 33…フォーカスコイル 34…トラッキングコイル P1,P2…光スポット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月17日(2000.7.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、第1の光記録媒体に対して記録
    及び/または再生に使用する第1のスポット及び前記第
    1の光記録媒体におけるカバーガラスの肉厚より大きい
    肉厚を有する第2の光記録媒体に対して記録及び/また
    は再生に使用する第2のスポットを形成する対物レンズ
    と、前記第1及び第2の光記録媒体からの光を受光する
    受光素子を有する光ピックアップにおいて、 前記対物レンズを少なくとも前記第1又は第2の光記録
    媒体からの距離方向に近接する側と離間する側にそれぞ
    れ第1のレンズと第2のレンズとを配置した構成とする
    とともに、前記第1のスポットは前記第1及び第2の両
    レンズを通した光により形成され、前記第2のスポット
    は前記第1のレンズの周囲及び前記第2のレンズを通し
    た光により形成されるようにしたことを特徴とする光ピ
    ックアップ。
  2. 【請求項2】 前記第1のスポットを形成する第1の光
    に対して第2のスポットを形成する第2の光は平行状態
    と異なった状態で前記対物レンズに入射するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記第2のレンズ表面にホログラムが形
    成されている事を特徴とする請求項1記載の光ピックア
    ップ。
  4. 【請求項4】 前記第1のレンズと第2のレンズの間に
    第3の光学素子が配置してある事を特徴とする請求項1
    記載の光ピックアップ。
JP2000191395A 2000-06-26 2000-06-26 光ピックアップ Withdrawn JP2002015455A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1688937A3 (en) * 2005-01-27 2009-01-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup apparatus which is compatible with multiple types of media

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1688937A3 (en) * 2005-01-27 2009-01-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup apparatus which is compatible with multiple types of media

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