JP2002015290A - 光学式読取りコード付用紙 - Google Patents
光学式読取りコード付用紙Info
- Publication number
- JP2002015290A JP2002015290A JP2000185054A JP2000185054A JP2002015290A JP 2002015290 A JP2002015290 A JP 2002015290A JP 2000185054 A JP2000185054 A JP 2000185054A JP 2000185054 A JP2000185054 A JP 2000185054A JP 2002015290 A JP2002015290 A JP 2002015290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- code
- heat
- print layer
- back print
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱により用紙の地色が変色した場合や、用紙
に油や水が付着した場合でも、その用紙に表示されてい
る光学式読取りコードとその背景とのコントラストを高
く維持することができ、コントラストの低下によるコー
ド読取りエラーの発生を防止するのに好適な光学式読取
りコード付用紙を提供する。 【解決手段】 耐熱紙１表面の光学式読取りコード表示
欄２にバックプリント層３を設けるとともに、このバッ
クプリント層３上に黒色のバーコード５を表示する。バ
ックプリント層３は、耐熱かつ耐変色性の明色系イン
キ、すなわち熱的に安定に存在しかつ熱により変色し難
い白色のインキにより印刷し、このバックプリント層３
の白色が黒色のバーコード５の背景色となるものとす
る。
に油や水が付着した場合でも、その用紙に表示されてい
る光学式読取りコードとその背景とのコントラストを高
く維持することができ、コントラストの低下によるコー
ド読取りエラーの発生を防止するのに好適な光学式読取
りコード付用紙を提供する。 【解決手段】 耐熱紙１表面の光学式読取りコード表示
欄２にバックプリント層３を設けるとともに、このバッ
クプリント層３上に黒色のバーコード５を表示する。バ
ックプリント層３は、耐熱かつ耐変色性の明色系イン
キ、すなわち熱的に安定に存在しかつ熱により変色し難
い白色のインキにより印刷し、このバックプリント層３
の白色が黒色のバーコード５の背景色となるものとす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード等の光
学式読取りコードを表示してなるタグ等の光学式読取り
コード付用紙に関し、特に、当該用紙の地色が熱により
変化した場合でも、その用紙に表示されている光学式読
取りコードとその背景とのコントラストを高く維持する
ことができ、コントラストの低下によるコード読取りエ
ラーの発生を効果的に防止できるようにしたものであ
る。
学式読取りコードを表示してなるタグ等の光学式読取り
コード付用紙に関し、特に、当該用紙の地色が熱により
変化した場合でも、その用紙に表示されている光学式読
取りコードとその背景とのコントラストを高く維持する
ことができ、コントラストの低下によるコード読取りエ
ラーの発生を効果的に防止できるようにしたものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の光学式読取りコード付用
紙は、たとえば商品値札や車両の塗装ラインにおける工
程管理用タグ等として広く一般に利用されている。その
利用分野の中でも特に車両の塗装ライン等では処理温度
が１８０℃〜２２０℃のように高温であり、このような
高熱処理工程で用いられるタグ状の光学式読取りコード
付用紙については、耐熱性との関係から、耐熱紙をベー
スとし、これに直接バーコード等の黒色の光学式読取り
コードを表示するものとしている。
紙は、たとえば商品値札や車両の塗装ラインにおける工
程管理用タグ等として広く一般に利用されている。その
利用分野の中でも特に車両の塗装ライン等では処理温度
が１８０℃〜２２０℃のように高温であり、このような
高熱処理工程で用いられるタグ状の光学式読取りコード
付用紙については、耐熱性との関係から、耐熱紙をベー
スとし、これに直接バーコード等の黒色の光学式読取り
コードを表示するものとしている。
【０００３】しかしながら、耐熱紙の場合、その材質
上、高温処理による機械的強度の低下は小さいが、熱に
より地色が黄褐色に変化するという変色現象が生じる。
このため、上記のような従来の光学式読取りコード付用
紙のうち、特に耐熱紙に直接黒色のバーコードを表示し
た構造のものによると、高温処理されたときに、バーコ
ードの背景が黄褐色に変化し、その背景部分の反射率が
落ち、バーコードとその背景とのコントラストが低下す
ることから、バーコード読取りエラーが発生し易く、読
取り率が悪化する等の問題点がある。
上、高温処理による機械的強度の低下は小さいが、熱に
より地色が黄褐色に変化するという変色現象が生じる。
このため、上記のような従来の光学式読取りコード付用
紙のうち、特に耐熱紙に直接黒色のバーコードを表示し
た構造のものによると、高温処理されたときに、バーコ
ードの背景が黄褐色に変化し、その背景部分の反射率が
落ち、バーコードとその背景とのコントラストが低下す
ることから、バーコード読取りエラーが発生し易く、読
取り率が悪化する等の問題点がある。
【０００４】また、車両の塗装ライン等の工程において
は、耐熱紙に油や水が浸透して用紙が透明化することに
よっても、同様にバーコードとその背景とのコントラス
トが低下することから、バーコード読取りエラーが発生
し易く、読取り率が悪化する。
は、耐熱紙に油や水が浸透して用紙が透明化することに
よっても、同様にバーコードとその背景とのコントラス
トが低下することから、バーコード読取りエラーが発生
し易く、読取り率が悪化する。
【０００５】なお、上記のような読取り率の悪化という
不具合は、耐熱紙とバーコードの組み合わせ構造の場合
だけに生じる問題でなく、バーコード以外の光学式読取
りコード、たとえば２次元コードを耐熱紙やそれ以外の
一般紙に直接表示した場合にも生じ得る。
不具合は、耐熱紙とバーコードの組み合わせ構造の場合
だけに生じる問題でなく、バーコード以外の光学式読取
りコード、たとえば２次元コードを耐熱紙やそれ以外の
一般紙に直接表示した場合にも生じ得る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、熱により用紙の地色が変色した場合や、用紙に
油や水が付着した場合でも、その用紙に表示されている
光学式読取りコードとその背景とのコントラストを高く
維持することができ、コントラストの低下によるコード
読取りエラーの発生を防止するのに好適な光学式読取り
コード付用紙を提供することにある。
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、熱により用紙の地色が変色した場合や、用紙に
油や水が付着した場合でも、その用紙に表示されている
光学式読取りコードとその背景とのコントラストを高く
維持することができ、コントラストの低下によるコード
読取りエラーの発生を防止するのに好適な光学式読取り
コード付用紙を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、用紙表面の光学式読取りコード表示欄
に、耐熱かつ耐変色性の明色系インキでバックプリント
層を印刷するとともに、このバックプリント層上に、濃
色の光学式読取りコードを印字してなることを特徴とす
るものである。
に、本発明は、用紙表面の光学式読取りコード表示欄
に、耐熱かつ耐変色性の明色系インキでバックプリント
層を印刷するとともに、このバックプリント層上に、濃
色の光学式読取りコードを印字してなることを特徴とす
るものである。
【０００８】本発明は、上記光学式読取りコードが、バ
ーコードであることを特徴とするものである。
ーコードであることを特徴とするものである。
【０００９】本発明は、上記光学式読取りコードが、２
次元コードであることを特徴とするものである。
次元コードであることを特徴とするものである。
【００１０】本発明は、上記耐熱かつ耐変色性の明色系
インキが、白色、白色に他の色を少量混ぜ合わせてなる
白色系、または黄色であることを特徴とするものであ
る。
インキが、白色、白色に他の色を少量混ぜ合わせてなる
白色系、または黄色であることを特徴とするものであ
る。
【００１１】本発明は、上記用紙が、耐熱紙または一般
紙であることを特徴とするものである。
紙であることを特徴とするものである。
【００１２】本発明は、上記バックプリント層は、少な
くとも、上記用紙が熱により最大に変色した場合を想定
し、その最大に変色したときの用紙の地色がバックプリ
ント層上に透け出ることを防止するのに必要な厚みを有
していることを特徴とするものである。
くとも、上記用紙が熱により最大に変色した場合を想定
し、その最大に変色したときの用紙の地色がバックプリ
ント層上に透け出ることを防止するのに必要な厚みを有
していることを特徴とするものである。
【００１３】本発明では、熱により用紙の地色が変化し
た場合でも、バックプリント層の明色が黒色の光学式読
取りコードの背景色となる。
た場合でも、バックプリント層の明色が黒色の光学式読
取りコードの背景色となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光学式読取り
コード付用紙の実施形態について図１を基に詳細に説明
する。
コード付用紙の実施形態について図１を基に詳細に説明
する。
【００１５】図１に示した光学式読取りコード付用紙
は、耐熱紙１表面の光学式読取りコード表示欄２にバッ
クプリント層３を設けるとともに、このバックプリント
層３上に黒色の光学式読取りコード４を表示したもので
ある。
は、耐熱紙１表面の光学式読取りコード表示欄２にバッ
クプリント層３を設けるとともに、このバックプリント
層３上に黒色の光学式読取りコード４を表示したもので
ある。
【００１６】バックプリント層３はインキにより印刷さ
れており、そのインキについては、耐熱かつ耐変色性の
明色系インキ、すなわち熱的に安定に存在しかつ熱によ
り変色し難い白色のインキが用いられている。この白色
のインキは、同時に油や水が用紙に浸透するのを防ぐ特
性を有している。
れており、そのインキについては、耐熱かつ耐変色性の
明色系インキ、すなわち熱的に安定に存在しかつ熱によ
り変色し難い白色のインキが用いられている。この白色
のインキは、同時に油や水が用紙に浸透するのを防ぐ特
性を有している。
【００１７】光学式読取りコード４としては、たとえば
バーコードや２次元コード等が考えられるが、本実施形
態ではバーコード５を採用し、これをバックプリント層
３上に印刷表示している。
バーコードや２次元コード等が考えられるが、本実施形
態ではバーコード５を採用し、これをバックプリント層
３上に印刷表示している。
【００１８】したがって、本実施形態の光学式読取りコ
ード付用紙の場合、バーコード５のバックに白色のバッ
クプリント層３が位置し、このバックプリント層３の白
色が黒色のバーコード５の背景色となる。
ード付用紙の場合、バーコード５のバックに白色のバッ
クプリント層３が位置し、このバックプリント層３の白
色が黒色のバーコード５の背景色となる。
【００１９】耐熱紙１は、一般紙に比べて熱による変色
が大きく、上述のように一定の熱が一定時間加わると地
色が黄褐色に変色する。この黄褐色がバックプリント層
３上に少しでも透け出て見えるようになると、バーコー
ド５とその背景のコントラストが低下し、バーコード５
の読取りエラーが生じ易くなる。
が大きく、上述のように一定の熱が一定時間加わると地
色が黄褐色に変色する。この黄褐色がバックプリント層
３上に少しでも透け出て見えるようになると、バーコー
ド５とその背景のコントラストが低下し、バーコード５
の読取りエラーが生じ易くなる。
【００２０】このため、バーコード５を長期間確実に読
取り可能とするためには、耐熱紙１の熱による変色が最
大となったときでも、耐熱紙１の地色（黄褐色）がバッ
クプリント層３上に透け出ないように構成する必要があ
る。
取り可能とするためには、耐熱紙１の熱による変色が最
大となったときでも、耐熱紙１の地色（黄褐色）がバッ
クプリント層３上に透け出ないように構成する必要があ
る。
【００２１】上記のような地色の透過現象を防止するに
は、たとえば、その防止に必要な分だけバックプリント
層３の厚みを厚くするか、または、バックプリント層３
の構成インキの濃度を濃くすればよい。
は、たとえば、その防止に必要な分だけバックプリント
層３の厚みを厚くするか、または、バックプリント層３
の構成インキの濃度を濃くすればよい。
【００２２】要するに、バックプリント層３は、少なく
とも、耐熱紙１が熱により最大に変色した場合を想定
し、その最大に変色したときの耐熱紙１の地色がバック
プリント層３上に透け出ることを防止するのに有効な厚
みを有しているか、そのような地色の透過現象を防止す
るのに有効な濃度のインキにより印刷することが好まし
い。
とも、耐熱紙１が熱により最大に変色した場合を想定
し、その最大に変色したときの耐熱紙１の地色がバック
プリント層３上に透け出ることを防止するのに有効な厚
みを有しているか、そのような地色の透過現象を防止す
るのに有効な濃度のインキにより印刷することが好まし
い。
【００２３】本実施形態の光学式読取りコード付用紙に
あっては、上記の如く、耐熱かつ耐変色性の白色インキ
で印刷されたバックプリント層３上に、黒色のバーコー
ド５を印字したものである。このため、常にバックプリ
ント層３の白色が黒色のバーコード５の背景色となるか
ら、熱により耐熱紙１の地色が黄褐色に変化しても、バ
ーコードとその背景とのコントラストを高く維持するこ
とができる。また、上記白色インキは油や水の耐浸透性
を有するため、耐熱紙１に油や水が浸透して用紙が透明
化しても、この白色インキを用いて印刷されたバックプ
リント層３の状態には影響がなく、バーコードとその背
景とのコントラストを高く維持することができる。
あっては、上記の如く、耐熱かつ耐変色性の白色インキ
で印刷されたバックプリント層３上に、黒色のバーコー
ド５を印字したものである。このため、常にバックプリ
ント層３の白色が黒色のバーコード５の背景色となるか
ら、熱により耐熱紙１の地色が黄褐色に変化しても、バ
ーコードとその背景とのコントラストを高く維持するこ
とができる。また、上記白色インキは油や水の耐浸透性
を有するため、耐熱紙１に油や水が浸透して用紙が透明
化しても、この白色インキを用いて印刷されたバックプ
リント層３の状態には影響がなく、バーコードとその背
景とのコントラストを高く維持することができる。
【００２４】したがって、コントラストの低下によるバ
ーコードの読取りエラーの発生を効果的に安価に防止す
ることができる。
ーコードの読取りエラーの発生を効果的に安価に防止す
ることができる。
【００２５】バーコード５の読取りエラーを少なくする
ためには、バーコード５とその背景のコントラストを高
くする必要があり、このコントラストを高める機能を発
揮するのがバックプリント層３である。このようなバッ
クプリント層３のコントラスト増大機能からすると、バ
ックプリント層３の色は、本実施形態の如く白色である
ことが好ましいが、白色に他の色を少量混ぜ合わせてな
る白色系、たとえば白色に限りなく近いピンク、あるい
は、白や白色系以外の有色、たとえば黄色等もコントラ
ストの増加が図れるので、これらの色をバックプリント
層３の色として採用することもできる。
ためには、バーコード５とその背景のコントラストを高
くする必要があり、このコントラストを高める機能を発
揮するのがバックプリント層３である。このようなバッ
クプリント層３のコントラスト増大機能からすると、バ
ックプリント層３の色は、本実施形態の如く白色である
ことが好ましいが、白色に他の色を少量混ぜ合わせてな
る白色系、たとえば白色に限りなく近いピンク、あるい
は、白や白色系以外の有色、たとえば黄色等もコントラ
ストの増加が図れるので、これらの色をバックプリント
層３の色として採用することもできる。
【００２６】上記実施形態では光学式読取りコード４と
してバーコード５を採用したが、これに代えて、たとえ
ば黒色の２次元コードを採用することもでき、この種の
２次元コードをバックプリント層３上に印字してもよ
い。
してバーコード５を採用したが、これに代えて、たとえ
ば黒色の２次元コードを採用することもでき、この種の
２次元コードをバックプリント層３上に印字してもよ
い。
【００２７】上記バーコード５や２次元コード等の光学
式読取りコード４の印字表示色については、黒色に限定
されることはなく、たとえば、濃い紫色、緑色、こげ茶
色、その他の濃色を採用することができる。
式読取りコード４の印字表示色については、黒色に限定
されることはなく、たとえば、濃い紫色、緑色、こげ茶
色、その他の濃色を採用することができる。
【００２８】上記実施形態では本発明を耐熱紙に適用し
た例について説明したが、本発明は耐熱紙以外の一般紙
にも適用することができる。
た例について説明したが、本発明は耐熱紙以外の一般紙
にも適用することができる。
【００２９】表１は、本発明を一般紙に適用した例と上
記実施形態の光学式読取りコード付用紙（本発明を耐熱
紙に適用した例）について、２２０℃の高温下に６０分
間放置する試験を行なったときの光反射率を測定したも
のである。なお、この試験では、光反射率測定器として
マクベスＰＣＭ−II（グレタグマクベス社製、商品名）
を用い、照射光の波長は６３０ｎｍとした。
記実施形態の光学式読取りコード付用紙（本発明を耐熱
紙に適用した例）について、２２０℃の高温下に６０分
間放置する試験を行なったときの光反射率を測定したも
のである。なお、この試験では、光反射率測定器として
マクベスＰＣＭ−II（グレタグマクベス社製、商品名）
を用い、照射光の波長は６３０ｎｍとした。
【００３０】
【表１】
【００３１】上記表１から分かるように、光反射率は、
耐熱紙の地色部分では試験前後で８３％から４８％へ
低下し、一般紙の地色部分でも試験前後で８０％から
６４％へ低下したが、白色のバックプリント層３の表
面部分においては、試験前後で８２％から７１％までし
か低下せず、他の部分に比し光反射率の低下が小さ
く、よってこの種の光反射率の低下によるバーコード等
の読取りエラーを大幅に低減できることが判明した。
耐熱紙の地色部分では試験前後で８３％から４８％へ
低下し、一般紙の地色部分でも試験前後で８０％から
６４％へ低下したが、白色のバックプリント層３の表
面部分においては、試験前後で８２％から７１％までし
か低下せず、他の部分に比し光反射率の低下が小さ
く、よってこの種の光反射率の低下によるバーコード等
の読取りエラーを大幅に低減できることが判明した。
【００３２】また、表２は、一般紙と本発明を一般紙に
適用した例とについて、油を付着させる試験を行なった
ときの光反射率を測定したものである。なお、この試験
においても、光反射率測定器としてマクベスＰＣＭ−II
（グレタグマクベス社製、商品名）を用い、照射光の波
長は６３０ｎｍとした。
適用した例とについて、油を付着させる試験を行なった
ときの光反射率を測定したものである。なお、この試験
においても、光反射率測定器としてマクベスＰＣＭ−II
（グレタグマクベス社製、商品名）を用い、照射光の波
長は６３０ｎｍとした。
【００３３】
【表２】
【００３４】上記表２から分かるように、光反射率は、
一般紙の地色部分では試験前後で８０％から３８％へ
と４２％も低下しているが、一般紙に設けた白色バッ
クプリント層３の表面部分では試験前後で８２％から５
２％へと３０％しか低下せず、上記に比べ光反射率の
低下を１２％も抑えることができた。
一般紙の地色部分では試験前後で８０％から３８％へ
と４２％も低下しているが、一般紙に設けた白色バッ
クプリント層３の表面部分では試験前後で８２％から５
２％へと３０％しか低下せず、上記に比べ光反射率の
低下を１２％も抑えることができた。
【００３５】したがって油の付着によっても生じる光反
射率の低下を抑えることができ、光反射率の低下による
バーコード等の光学式読取りコード４の読取りエラーを
低減できることが判明した。
射率の低下を抑えることができ、光反射率の低下による
バーコード等の光学式読取りコード４の読取りエラーを
低減できることが判明した。
【００３６】
【発明の効果】本発明に係る光学式読取りコード付用紙
にあっては、上記の如く、耐熱かつ耐変色性の明色系イ
ンキで印刷されたバックプリント層上に、黒色の光学式
読取りコードを印字したものである。このため、熱によ
り用紙の地色が変化した場合や、用紙に油や水が付着し
た場合でも、バックプリント層の明色が黒色の光学式読
取りコードの背景色となるので、その用紙に表示されて
いる光学式読取りコードとその背景とのコントラストを
高く維持することができ、コントラストの低下によるコ
ード読取りエラーの発生を効果的に防止することができ
る。
にあっては、上記の如く、耐熱かつ耐変色性の明色系イ
ンキで印刷されたバックプリント層上に、黒色の光学式
読取りコードを印字したものである。このため、熱によ
り用紙の地色が変化した場合や、用紙に油や水が付着し
た場合でも、バックプリント層の明色が黒色の光学式読
取りコードの背景色となるので、その用紙に表示されて
いる光学式読取りコードとその背景とのコントラストを
高く維持することができ、コントラストの低下によるコ
ード読取りエラーの発生を効果的に防止することができ
る。
【図１】図１は本発明の一実施形態の説明図であり、同
図（ａ）は光学式読取りコード付用紙の平面図、同図
（ｂ）はその断面図である。
図（ａ）は光学式読取りコード付用紙の平面図、同図
（ｂ）はその断面図である。
１ 耐熱紙（用紙） ２ 光学式読取りコード表示欄 ３ バックプリント層 ４ 光学式読取りコード ５ バーコード
Claims (6)
- 【請求項１】 用紙表面の光学式読取りコード表示欄
に、耐熱かつ耐変色性の明色系インキでバックプリント
層を印刷するとともに、このバックプリント層上に、濃
色の光学式読取りコードを印字してなることを特徴とす
る光学式読取りコード付用紙。 - 【請求項２】 上記光学式読取りコードが、バーコード
であることを特徴とする請求項１に記載の光学式読取り
コード付用紙。 - 【請求項３】 上記光学式読取りコードが、２次元コー
ドであることを特徴とする請求項１に記載の光学式読取
りコード付用紙。 - 【請求項４】 上記耐熱かつ耐変色性の明色系インキ
が、白色、白色に他の色を少量混ぜ合わせてなる白色
系、または黄色であることを特徴とする請求項１に記載
の光学式読取りコード付用紙。 - 【請求項５】 上記用紙が、耐熱紙または一般紙である
ことを特徴とする請求項１に記載の光学式読取りコード
付用紙。 - 【請求項６】 上記バックプリント層は、少なくとも、
上記用紙が熱により最大に変色した場合を想定し、その
最大に変色したときの用紙の地色がバックプリント層上
に透け出ることを防止するのに必要な厚みを有している
ことを特徴とする請求項１に記載の光学式読取りコード
付用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000185054A JP2002015290A (ja) | 2000-04-27 | 2000-06-20 | 光学式読取りコード付用紙 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000-128003 | 2000-04-27 | ||
| JP2000128003 | 2000-04-27 | ||
| JP2000185054A JP2002015290A (ja) | 2000-04-27 | 2000-06-20 | 光学式読取りコード付用紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002015290A true JP2002015290A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=26590995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000185054A Withdrawn JP2002015290A (ja) | 2000-04-27 | 2000-06-20 | 光学式読取りコード付用紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002015290A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2370249A (en) * | 2000-11-04 | 2002-06-26 | Zipher | Method of printing an image onto a low contrast substrate |
| WO2004028820A1 (en) * | 2002-09-30 | 2004-04-08 | Superfos Packaging A/S | Method for applying offset print on packaging |
| JP2010076193A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成制御プログラム |
| CN103386828A (zh) * | 2013-08-01 | 2013-11-13 | 江苏劲嘉新型包装材料有限公司 | 采用漏空白版印刷条形码的方法 |
| CN106364192A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-02-01 | 江苏大亚印务有限公司 | 一种条形码印刷方法 |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000185054A patent/JP2002015290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2370249A (en) * | 2000-11-04 | 2002-06-26 | Zipher | Method of printing an image onto a low contrast substrate |
| WO2004028820A1 (en) * | 2002-09-30 | 2004-04-08 | Superfos Packaging A/S | Method for applying offset print on packaging |
| JP2010076193A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成制御プログラム |
| JP4661932B2 (ja) * | 2008-09-25 | 2011-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および画像形成制御プログラム |
| US8310728B2 (en) | 2008-09-25 | 2012-11-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and computer readable medium for controlling image form |
| CN103386828A (zh) * | 2013-08-01 | 2013-11-13 | 江苏劲嘉新型包装材料有限公司 | 采用漏空白版印刷条形码的方法 |
| CN106364192A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-02-01 | 江苏大亚印务有限公司 | 一种条形码印刷方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6908505B2 (en) | Thermochromic compositions of color formers and lewis acids | |
| JP5376697B2 (ja) | 包装用シート及びその製造方法 | |
| US20070257118A1 (en) | Method for making and a business form having printed bar codes on a coated substrate | |
| CN108027890B (zh) | 印刷产品、信息处理方法、信息处理装置和记录介质 | |
| US11151434B2 (en) | Two dimensional barcode provided with surrounding dynamic environmental indicator and color calibration reference | |
| JP2012197121A5 (ja) | ||
| US11120241B2 (en) | Two dimensional barcode provided with dynamic environmental indicator provided within a gap | |
| JPH06234287A (ja) | 多層カード型データ媒体およびその製造方法 | |
| US20230237298A1 (en) | Barcodes with security material and readers for same | |
| JP2015110308A (ja) | 識別コード付き印刷物 | |
| JP2002015290A (ja) | 光学式読取りコード付用紙 | |
| WO2008074917A1 (en) | Monitoring system based on the combination of a code and an indicator | |
| JP2009137129A (ja) | 情報記録媒体及び読み取り方法 | |
| JPH04303692A (ja) | 情報記録媒体 | |
| KR20200026425A (ko) | 위변조 방지 및 진위확인을 위한 위조방지시트 및 이의 인식방법 | |
| JP5965602B2 (ja) | ラベル、粘着ラベル及び印刷物 | |
| JPH03154187A (ja) | 近赤外線による識別ができる記録物 | |
| US9779346B2 (en) | Time-dependent identification systems, methods, and uses thereof | |
| CN109830171B (zh) | 一种标识及其制作方法、识读方法 | |
| KR20180008457A (ko) | 비밀로 유지될 데이터가 도포될 수 있는 지지체 및 비밀로 유지될 도포된 데이터를 갖는 데이터 지지체 | |
| JP6142734B2 (ja) | Ｓｉｍカードの製造方法とｓｉｍカード製造用基板 | |
| JPH02130737A (ja) | 光カード | |
| JPH0426922Y2 (ja) | ||
| JPS63138484A (ja) | バ−コ−ド | |
| JP3822734B2 (ja) | 偽造防止用紙 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |