JP2002014869A - キャッシュ装置およびキャッシュ方法 - Google Patents

キャッシュ装置およびキャッシュ方法

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JP2002014869A
JP2002014869A JP2000196841A JP2000196841A JP2002014869A JP 2002014869 A JP2002014869 A JP 2002014869A JP 2000196841 A JP2000196841 A JP 2000196841A JP 2000196841 A JP2000196841 A JP 2000196841A JP 2002014869 A JP2002014869 A JP 2002014869A
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JP
Japan
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Application number
JP2000196841A
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English (en)
Inventor
Toyokatsu Uemura
豊克 植村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転待ち時間無しに、バッファリングを行
い、リードバッファのアドレス管理を複雑にせずに、外
部ホスト機器へへデータを転送する。 【解決手段】 同心円状に形成されたトラックを有する
記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
られるキャッシュ装置であって、前記記録媒体の1トラ
ック分のデータを少なくとも格納可能なトラックバッフ
ァ102と、トラックバッファ102からのデータを格
納し、該データを外部へ転送するためのリードバッファ
104と、記録再生装置のヘッドをシークさせるための
シーク制御手段105と、記録媒体のデータをバッファ
リングして、トラックバッファ102へ格納するバッフ
ァリング手段101と、トラックバッファ102内のデ
ータを、リードバッファ104へ転送するための転送手
段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスク(H
D)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、MF
D(メガフロッピーディスク)等のディスク装置におけ
る、リード時のキャッシュメモリの制御を行うキャッシ
ュ装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FD、MFD等の、同心円状に形
成されたトラック上にデータを配置するディスクを記録
媒体とする記憶装置において、該記録媒体からデータを
リードする場合は、目的トラックに該記録装置の記録、
再生に用いられるヘッドがシークした後は、リード要求
されたリード開始セクタまで回転待ちを行い、リード終
了セクタまで順次リードバッファにバッファリングしな
がら、該記憶装置と接続された外部のホスト機器にデー
タを転送していた。
【0003】上記の動作を行う場合、記録装置において
は、平均でトラック半周分の回転待ち時間が必要であ
る。そこで、この待ち時間を解消するのにソフトウェア
的な解決を試みた、特開昭61−251927公報に記
載された磁気ディスク制御装置がある。
【0004】この従来技術による磁気ディスク制御装置
は、FD、MFD等の同心円状に形成されたトラック上
にデータを配置するディスクを記録媒体とする記憶装置
において、該記録媒体からデータをリードする場合にお
いては、目的トラックにシーク後は、リード要求された
範囲内であれば、現在のヘッド位置からリードバッファ
のある所定の位置にバッファリングを行い、リード回転
時間待ちを極力少なくするように構成したものがある。
この構成であれば、リード要求された範囲と現在のヘッ
ド位置がどのような場合においても、トラック1周に必
要な時間内に、リード処理が完了する。
【0005】以下に、上記した従来例の実地の形態につ
いて、図を参照しながらさらに詳細に説明する。図9は
記録媒体からリードバッファへのデータのバッファリン
グの動作を模式的に説明するための図である。
【0006】図に示すように、従来例においては、はじ
めに、リードを行う対象となるトラック91からリード
バッファ95へデータをバッファリングする。
【0007】このとき、記録装置の記録ヘッドのヘッド
位置93が、リード要求されたリード開始セクタ92か
らリード終了セクタ94の範囲内にある場合は、まず、
ヘッド位置93からリード終了セクタ94までのデータ
をリードバッファ95にバッファリングする。このと
き、リードバッファ95においては、リード開始セクタ
92からヘッド位置93までのデータ分はあらかじめ余
白として残しておき、データの記録は、ヘッド位置93
に位置するデータから行われる。
【0008】その後リード開始セクタ92まではバッフ
ァリングを行わず回転待ちを行い、ディスクが回転して
リード開始セクタ92に来ると、ここから最初のヘッド
位置93までリードバッファ95に再度バッファリング
を開始し、上記の余白部分にリード開始セクタ92から
ヘッド位置93までのデータを格納する。
【0009】リード要求された全てのデータが揃えば、
リードバッファ95から、リード開始セクタ92に格納
されていた、読み出し先頭のデータから、外部のホスト
機器にデータを逐次転送し、処理を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リードバッ
ファへのデータの入出力は、本来先入れ先出し(FIF
O:First In First Out)が原則で
あるのに対し、上記の従来例では、要求するリードデー
タのアドレスを先頭からのオフセット(相対位置)に基
づき管理しており、記録媒体からリードバッファへのデ
ータ書き込みは、リードバッファ内の格納位置を随時考
慮しながら行われている。このため、記録媒体からリー
ドバッファへの書き込みは、FIFOの順序に依拠せ
ず、磁気ディスク制御装置の制御系における、リードバ
ッファ内のアドレス管理が複雑なものとなる。
【0011】例えば、記録媒体から連続的にデータが読
み出されて、外部ホストへデータ転送が行われている場
合は、リードバッファへは随時記録媒体からのデータが
書き込まれ、一方でリードバッファから外部へ随時デー
タが読み出されていることになる。この動作において
は、リードバッファからの読み出しは、外部ホストから
要求された順にデータが転送されているが、記録媒体か
らのリードバッファへのデータの書き込みは、外部ホス
トから要求された順ではなく、記録媒体の回転待ちを避
けるために、リードバッファ内の格納位置を考慮して行
われるため、書き込み順は一意にはならず、書き込み動
作の度にリードバッファ内のアドレス管理を行う必要が
生じている。
【0012】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、リードバッファのデータ読み出しおよび書
き込みの際の動作を複雑にすることなく、リード回転待
ちを極力少なくするようにしたキャッシュ装置、キャッ
シュ方法等を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、同心円状に
形成されたトラックを有する記録媒体からのデータの記
録再生装置に少なくとも用いられるキャッシュ装置であ
って、前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくと
も格納可能なトラックバッファと、前記トラックバッフ
ァからのデータを格納し、該データを外部へ転送するた
めのリードバッファと、前記記録再生装置のヘッドをシ
ークさせるためのシーク制御手段と、前記記録媒体のデ
ータをバッファリングして、前記トラックバッファへ格
納するバッファリング手段と、前記トラックバッファ内
のデータを、前記リードバッファへ転送するための転送
手段とを備え、前記バッファリング手段は、前記記録再
生装置のヘッドが、前記記録媒体上の、読み出しの対象
となるデータが記録された目的のトラックにシークした
後、前記ヘッドのシーク直後の現在位置から、該目的の
トラック1トラック分のデータをバッファリングして前
記トラックバッファへ格納し、前記転送手段は、前記ト
ラックバッファ内のデータのうち、前記読み出しの対象
となるデータを先頭データから順に読み出し、逐次前記
リードバッファに転送することを特徴とするキャッシュ
装置である。
【0014】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記シーク制御手段は、前記トラックバッファに前
記目的の1トラック分のデータがバッファリングされた
直後に、前記目的のトラックの次にデータ読み出しの対
象となるトラックに、前記記録再生装置のヘッドをシー
クさせることを特徴とする上記本発明である。
【0015】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、同心円状に形成されたトラックを有する記録媒体か
らのデータの記録再生装置に少なくとも用いられるキャ
ッシュ装置であって、前記記録媒体の1トラック分のデ
ータを少なくとも格納可能なトラックバッファと、前記
記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク制御
手段と、前記記録媒体のデータをバッファリングして、
前記トラックバッファへ格納するバッファリング手段と
を少なくとも備え、前記シーク制御手段は、前記トラッ
クバッファ内のデータに欠陥セクタがあった場合、前記
ヘッドを、欠陥セクタの代替セクタが配置されている代
替トラックへシークさせ、前記バッファリング手段は、
前記代替トラックから前記代替セクタをバッファリング
して、前記トラックバッファ上の前記欠陥セクタと交替
させることを特徴とするキャッシュ装置である。
【0016】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、同心円状に形成されたトラックを有する記録媒体か
らのデータの記録再生装置に少なくとも用いられるキャ
ッシュ装置であって、前記記録媒体の1トラック分のデ
ータを少なくとも格納可能な第1および第2のトラック
バッファと、前記記録再生装置のヘッドをシークさせる
ためのシーク制御手段と、前記記録媒体のデータをバッ
ファリングして、前記第1のトラックバッファへ格納す
るバッファリング手段と、前記第1のトラックバッファ
と前記第2のトラックバッファとの間でデータの授受を
行う転送手段とを少なくとも備え、前記シーク制御手段
は、前記第1のトラックバッファ内のデータに欠陥セク
タがあった場合、前記ヘッドを、前記記録媒体上の前記
欠陥セクタの代替セクタが配置されている代替トラック
へシークさせ、前記バッファリング手段は、前記代替ト
ラックの1トラック分のデータをバッファリングして前
記第2のトラックバッファに格納し、前記転送手段は、
前記第2のトラックバッファにアクセスして、前記代替
セクタを取得し、前記第1のトラックバッファ上の前記
欠陥セクタを該代替セクタに置き換えることを特徴とす
るキャッシュ装置である。
【0017】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、同心円状に形成されたトラックを有する記録媒体か
らのデータの記録再生装置に少なくとも用いられるキャ
ッシュ方法であって、前記記録媒体の最外周の1トラッ
ク分のデータを少なくとも格納可能なトラックバッファ
と、前記トラックバッファからのデータを格納し、該デ
ータを外部へ転送するためのリードバッファとを用い、
前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
制御工程と、前記記録媒体のデータをバッファリングし
て、前記トラックバッファへ格納するバッファリング工
程と、前記トラックバッファ内のデータを、前記リード
バッファへ転送するための転送工程とを備え、前記バッ
ファリング工程は、前記記録再生装置のヘッドが、前記
記録媒体上の、読み出しの対象となるデータが記録され
た目的のトラックにシークした後、前記ヘッドのシーク
直後の現在位置から、該目的のトラック1トラック分の
データをバッファリングして前記トラックバッファへ格
納する工程を有し、前記転送工程は、前記トラックバッ
ファ内のデータのうち、前記読み出しの対象となるデー
タを先頭データから順に読み出し、逐次前記リードバッ
ファに転送する工程を有することを特徴とするキャッシ
ュ方法である。
【0018】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記シーク制御工程は、前記トラックバッファに前
記目的の1トラック分のデータがバッファリングされた
直後に、前記目的の1トラックの次にデータ読み出しの
対象となるトラックに、前記記録再生装置のヘッドをシ
ークさせる工程を有することを特徴とする上記本発明で
ある。
【0019】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、同心円状に形成されたトラックを有する記録媒体か
らのデータの記録再生装置に少なくとも用いられるキャ
ッシュ方法であって、前記記録媒体の1トラック分のデ
ータを少なくとも格納可能なトラックバッファを用い、
前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
制御工程と、前記記録媒体のデータをバッファリングし
て、前記トラックバッファへ格納するバッファリング工
程とを少なくとも備え、前記シーク制御工程は、前記ト
ラックバッファ内のデータに欠陥セクタがあった場合、
前記ヘッドを、欠陥セクタの代替セクタが配置されてい
る代替トラックへシークさせる工程を有し、前記バッフ
ァリング工程は、前記代替トラックから前記代替セクタ
をバッファリングして、前記トラックバッファ上の前記
欠陥セクタと交替させる工程を有することを特徴とする
キャッシュ方法である。
【0020】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、同心円状に形成されたトラックを有する記録媒体か
らのデータの記録再生装置に少なくとも用いられるキャ
ッシュ方法であって、前記記録媒体の1トラック分のデ
ータを少なくとも格納可能な第1および第2のトラック
バッファを用い、前記記録再生装置のヘッドをシークさ
せるためのシーク制御工程と、前記記録媒体のデータを
バッファリングして、前記第1のトラックバッファへ格
納するバッファリング工程と、前記第1のトラックバッ
ファと前記第2のトラックバッファとの間でデータの授
受を行う転送工程とを少なくとも備え、前記シーク制御
工程は、前記第1のトラックバッファ内のデータに欠陥
セクタがあった場合、前記ヘッドを、前記記録媒体上の
前記欠陥セクタの代替セクタが配置されている代替トラ
ックへシークさせる工程を有し、前記バッファリング工
程は、前記代替トラックの1トラック分のデータをバッ
ファリングして前記第2のトラックバッファに格納する
工程を有し、前記転送工程は、前記第2のトラックバッ
ファにアクセスして、前記代替セクタを取得し、前記第
1のトラックバッファ上の前記欠陥セクタを該代替セク
タに置き換える工程を有することを特徴とするキャッシ
ュ方法である。
【0021】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、第1から第4の本発明の全部または一部の手段の全
部または一部の機能をコンピュータにより実行させるた
めのプログラムおよび/またはデータを担持した媒体で
あって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とす
る媒体である。
【0022】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、第1から第4の本発明の全部または一部の手段
の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させ
るためのプログラムおよび/またはデータであることを
特徴とする情報集合体である。
【0023】以上のような本発明のキャッシュ装置は、
例えばハードディスク、FD、MFD等のトラック状に
データを配置するディスクを記録媒体とする記憶装置に
おいて、1トラック分のトラックバッファを設け、リー
ド要求時には、リード開始セクタ・終了セクタを気にせ
ずに、現在のヘッド位置から1トラック全てのデータ
を、トラックバッファへバッファリングを行い、リード
バッファに空きができ次第、トラックバッファの開始セ
クタより順次リードバッファに移動し、ホストへ転送す
ることができ、これによれば、回転待ち時間を無くする
ことができ、また、前もって1トラック分のバッファリ
ングがあるためリードバッファの空き容量に関係なく、
リードバッファに空きができ次第、トラックバッファの
開始セクタより順次リードバッファに移動し、ホストへ
転送することができる。さらに、リード終了セクタから
先は、次に連続してリード要求が来る可能性が非常に高
く、連続読取の際には再度ドライブ駆動が必要ないた
め、非常に効率のよい転送が可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0025】(実施の形態1)以下に、本発明の実施の
形態1によるキャッシュ装置について、図を参照しなが
ら説明する。
【0026】図1は、記録媒体からリードバッファへの
データのバッファリングの概要を示す図である。また、
図10は、本発明の実施の形態1によるキャッシュ装置
の構成を示す図である。図10において、101はバッ
ファリング手段、102はトラックバッファ、103は
転送手段、104はリードバッファ、105はシーク制
御手段である。ここでトラックバッファ102は、記録
媒体上の任意の位置にあるトラックの1トラック分のデ
ータを格納できる。また、図1において、11は、記録
媒体上の所定のトラックである。12はトラックバッフ
ァ102上の領域の模式図である。また13はリードバ
ッファ104上の領域の模式図である。なお、本発明の
キャッシュ装置は、記録媒体からのデータの記録再生を
行う記録再生装置の一部として実現されるものである
が、記録再生装置に属する記録媒体の駆動部、記録再生
ヘッドのコントローラ等は図示を省略する。ただし、バ
ッファリング手段101,転送手段103およびシーク
制御手段105は、記録再生装置の制御系からの制御に
基づき動作するものとする。
【0027】以上のような構成を有する本発明の実施の
形態1によるキャッシュ装置の動作を説明すると共に、
これにより、本発明のキャッシュ方法を説明する。
【0028】はじめに、リードの対象となる目的トラッ
ク11のリード開始セクタ14からリード終了セクタ1
6のデータを外部のホスト機器に転送する場合を例にし
て説明を行う。
【0029】シーク制御手段105が、リードを行う目
的トラック11に記録再生装置の記録再生ヘッドのシー
クを行なうと、リード開始セクタ14まで記録媒体の回
転待ちをすることなく、バッファリング手段101が、
シーク直後のヘッド位置15から、1トラック分全ての
データのリードを開始し、トラックバッファ102に格
納する(図1の領域12を参照)。次に、転送手段10
3は、トラックバッファ102から、リードバッファ1
04へデータの転送を行う。このとき、トラックバッフ
ァ102内のデータは、すなわち読み出しされるデータ
の先頭側から順に、リードバッファ104側の書き込み
アドレスに逐次的に転送される、すなわち、図に示すよ
うに、図1中の斜線部のリード開始セクタ14からシー
ク直後のヘッド位置15のデータは、読み出しの先頭の
データなので、リードバッファ104では先頭アドレス
位置に格納され、図1中の横線部のシーク直後のヘッド
位置15からリード終了セクタ16までのデータは、そ
の次のアドレス位置に格納される。
【0030】一方、リードバッファ104は、トラック
バッファ102からデータの転送を受け、一番先に書き
込まれたデータから先に外部ホスト機器へ転送する。
【0031】以上の動作において、リードバッファ10
4内におけるデータの入出力は、FIFOの原則が守ら
れている。
【0032】このように、本実施の形態によれば、一
旦、記録媒体から読み出したデータをトラックバッファ
102にバッファリングした後、リードバッファ104
に転送するため、リードバッファ104の空き容量に関
係なくリード処理が行われ、またリードバッファのアド
レス管理が複雑化することがない。
【0033】また、本実施の形態の動作においては、ト
ラック11上の終了セクタ16から先のセクターに記録
されたデータの先読み処理が、自動的に完了するように
なっている。リード終了セクタ16から先のデータ17
がそれにあたり、この先読みデータ17は、トラックバ
ッファ102の領域12に格納されている。これによ
り、連続リード処理の際には再度ドライブ駆動をするこ
となく、リードバッファ104上の領域13にデータを
移動し、外部ホスト機器にデータを転送することができ
る。
【0034】次に、図2は以上の動作のフローチャート
である。以下、図を参照して、さらに詳細に説明する。
【0035】外部ホスト機器からリード要求S2があっ
た場合、本実施のキャッシュ装置を搭載した記録再生装
置はリード処理を行う。記録再生装置は、リード処理の
ためのパラメータを外部ホスト機器より受け取ると、リ
ード開始セクタ、終了セクタおよび転送数を解釈し、ド
ライブ駆動に入る(S2)。次にシーク制御手段105
は、ホストからの指示に基づき、ターゲットセクタとな
るシリンダトラック(図1の例ではトラック11)へシ
ークジャンプを行う(S3)。ここでバッファリング手
段101は、シーク後の記録再生ヘッド位置(図1の例
ではリード開始セクタ14)から、回転待ち時間なし
に、トラックバッファ102に1トラック全てのデータ
をバッファリングする(S4)。
【0036】転送手段103は、バッファリング手段1
01が1トラック全てのデータをバッファリングした
後、ホストへ転送するデータをトラックバッファからリ
ードバッファに移動するために、トラックバッファ10
2の領域12上のリードポインタをリード開始位置へ移
動する(S5)。さらに転送手段103は、トラックバ
ッファ102からリードバッファ104にデータを移動
する際には、リードバッファの空きがあるかどうかを調
べ、空きがなければ空きができるまで待つ(S6)。空
きができれば直ちに、トラックバッファ102からリー
ドバッファ104に、外部ホスト機器へのデータの読み
出し順に、順次データを移動し(S7)、ホストにリー
ドデータを転送する(S8)。ホストから要求されたリ
ード数のデータの転送が完了するまで、S6以降の処理
は繰り返し行なわれる(S9)。ここでリード数の一例
としては、1セクターを単位とするが、他の単位量でも
よい。
【0037】次に、図3は、本実施の形態によるバッフ
ァ装置の他の動作例を模式的に示す説明図である。図に
おいて、図1と同一部または相当部には同一符号を付
し、説明を省略する。また31はトラック11より内周
に位置し、トラック11の次にアクセスの対象となるト
ラックである。
【0038】本実施の形態によるバッファ装置の他の動
作例は、1トラック分のデータをバッファリングした後
には、記録再生装置の記録再生ヘッドを連続した次のト
ラックに予めシークしておくようにしたものである。
【0039】図に示すように、はじめに、上記の動作例
と同様にして、リードを行うトラック11のリード開始
セクタ14からリード終了セクタ16のデータを、トラ
ックバッファ102およびリードバッファ104を用い
て外部ホスト機器に転送する。上記の動作においては、
バッファリング手段101が、シーク直後のヘッド位置
15から、1トラック分全てのデータをトラックバッフ
ァにバッファリングするが、1トラック分全てのデータ
がトラックバッファ102に格納されると、シーク制御
手段105は、記録再生装置の記録再生ヘッドを、トラ
ック11に格納されたデータと連続したデータを格納す
る次のトラック31に、予めシークしておく。
【0040】次に、トラック31のデータを読み出す場
合は、トラック11の場合と同様に、トラックバッファ
102およびリードバッファ104を用いる。
【0041】このように、本実地の形態においては、ト
ラックバッファへのバッファリングが完了すると、連続
した次のトラック31に、記録再生ヘッドを予めシーク
しておくため、連続読取の際には改めてシーク動作を行
うことなく、直ちにバッファリングを開始することがで
きる。
【0042】次に、図4は以上の動作のフローチャート
である。以下、図を参照して、さらに詳細に説明する。
【0043】S1〜S4までは、図2に示した動作例と
同様に行われる。次に、1トラック分のデータをバッフ
ァリング(S4)した後には、シーク制御装置105
は、記録装置の記録再生ヘッドを、前記1トラック連続
した次のシリンダトラック(図3の例ではトラック3
1)に、予めシークジャンプを行い(S5)連続読取に
備える。バッファリング手段101が1トラック全ての
データをバッファリングした後、転送手段103はトラ
ックバッファ102から、外部ホスト機器へのデータの
読み出し順に順次リードバッファ104に移動し、ホス
トにリードデータを転送する(S9)。ホストから要求
されたリード数の転送が完了するまで、S6以降の処理
は繰り返し行なわれる(S10)。ここでリード数の一
例としては、1セクターを単位とするが、他の量でもよ
い。
【0044】なお、上記の説明においては、トラック3
1はトラック11の内周に位置するものとして説明を行
ったが、データが連続したトラックであるならば、トラ
ック11の外周に位置していてもよいし、また、隣接し
ていなくてもよい。
【0045】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2によるキャッシュ装置について図を参照しながら
説明する。本実施の形態によるキャッシュ装置は、実施
の形態1と同様の構成を有するために、説明には図10
を用いる。また、図5は、1トラック分のデータをバッ
ファリングする際、該トラック内に、欠陥セクタが存在
した場合の、本実施の形態によるバッファリングの動作
を説明するための図である。図において、501,50
2は記録媒体上のトラック(501は通常トラック、5
02は代替トラック)、510はトラックバッファ10
2上の領域の模式図、511はリードバッファ104上
の領域の模式図である。
【0046】以上のような構成を有する本発明の実施の
形態2によるキャッシュ装置の動作を説明すると共に、
これにより、本発明のキャッシュ方法を説明する。
【0047】はじめに、トラック501のデータのリー
ド後、トラック501上に欠陥セクタがある場合は、該
欠陥セクタは、同一トラックまたは他のトラック上にあ
る代替セクタを再度リードしたデータで置き換えられた
後、ホストに転送される。
【0048】このとき、図5に示すように、リードの対
象となるトラック501上に、欠陥セクタa506およ
び欠陥セクタb507があり、その代替セクタが、トラ
ック502上に存在するする代替セクタa508、代替
セクタb509である場合、従来の方法だと、トラック
501上のリード開始セクタ503からバッファリング
を開始して、欠陥セクタa506をバッファリングし、
欠陥であることを判断された後に、代替トラック502
にシーク後、代替セクタa508をバッファリングを行
う。代替セクタa508をバッファリングした後は、通
常トラック501に再シーク後、バッファリングは継続
される。
【0049】さらに、トラック501上にて欠陥セクタ
b507をバッファリングしたならば、その代替トラッ
ク502にシーク後、代替セクタb509のバッファリ
ングを行う。代替セクタb509をバッファリングした
後は、通常トラック501に再シーク後、リード終了セ
クタ504まで、バッファリングは継続される。
【0050】以上のような従来例のバッファリング方法
に対し、本実地の形態においては、リードの対象となる
トラック上に、欠陥セクタが存在した場合においても、
バッファリング手段101は、該トラック上の全てのデ
ータを一旦トラックバッファ102上の領域510にバ
ッファリングを行った後に、代替セクタを所定のトラッ
クからリードした後、データを置き換える。
【0051】図5に示す例では、リードを行う目的トラ
ック501に、シーク制御手段105により記録再生ヘ
ッドがシークされた後は、バッファリング手段101
は、シーク直後のヘッド位置505から、1トラック分
全てのデータのリードを開始し、欠陥セクタを気にする
ことなく、データをトラックバッファ102上の領域5
10に格納する。バッファリング後、欠陥セクタデータ
の代替を行う為に、欠陥セクタa506の代替トラック
502に記録再生ヘッドがシークされた後、バッファリ
ング手段101は代替セクタa508をバッファリング
し、トラックバッファ102上の領域510内の欠陥セ
クタa506と置き換える。
【0052】次に、欠陥セクタb507を代替する場
合、シーク制御手段105が再度のシークを行う必要は
なく、バッファリング手段101は引き続き代替トラッ
ク502上にて、代替セクタb509を格納し、トラッ
クバッファ102上の領域510の欠陥セクタb507
と置き換える。
【0053】上記の例において、従来の方法であれば、
欠陥セクタの代替セクタをバッファリングするためと、
続けて本来のバッファリング行うために、シークおよび
回転待ちが、それぞれ2回、計4回のドライブ駆動が発
生するが、本実施の形態によれば、欠陥セクタの代替セ
クタをバッファリングして、トラックバッファにバッフ
ァリングされている欠陥データを置き換えるのみでよい
ため、シークおよび回転待ちは1回で済み、ドライブ駆
動が軽減でき、非常に効率のよいリード処理ができる。
【0054】次に、図6は、以上の動作のフローチャー
トである。以下、図を参照して、さらに詳細に説明す
る。ホストからリード要求があった場合、前記記憶装置
はリード処理を行う。記憶装置は、リード処理のための
パラメータをホストより受け取ると、リード開始セク
タ、終了セクタおよび転送数を解釈し、ドライブ駆動に
入る(S2)。次にシーク制御手段105は、記録再生
装置の記録再生ヘッドを、外部ホスト機器から指示され
た、ターゲットセクタとなるシリンダトラック(図5の
例では通常トラック502)へシークジャンプさせる
(S3)。バッファリング手段101は、シーク後のヘ
ッド位置から、回転待ち時間なしに、トラックバッファ
102に1トラック全てのデータをバッファリングする
(S4)。
【0055】転送手段103は、バッファリング手段1
01が1トラック全てのデータをバッファリングした
後、ホストへ転送するデータをトラックバッファからリ
ードバッファに移動するために、トラックバッファのリ
ードポインタをリード開始位置へ移動する(S5)。さ
らに転送手段103は、トラックバッファ102からリ
ードバッファ104にデータを移動する際には、リード
バッファの空きがあるかどうかを調べ、空きがなければ
空きができるまで待つ(S6)。空きができれば直ち
に、トラックバッファ102からリードバッファ104
に順次データを移動するが(S9)、その際にそのデー
タが欠陥セクタのデータであれば(S7)、バッファリ
ング手段101は、対応する代替セクタからのデータを
バッファリングし、トラックバッファの然るべき部分に
置き換え(S8)、ホストにリードデータを転送する。
ホストから要求されたリード数の転送が完了するまでS
6以降の処理を繰り返し行う(S11)。ここでリード
数の一例としては、1セクターを単位とするが、他の量
でもよい。
【0056】このように、本発明の実施の形態によるキ
ャッシュ装置によれば、回転待ち時間を無くすることが
でき、また、前もって1トラック分のバッファリングが
あるためリードバッファの空き容量に関係なく、リード
バッファに空きができ次第、トラックバッファの開始セ
クタより順次リードバッファに移動し、ホストへ転送す
ることができる。さらに、リード終了セクタから先は、
次に連続してリード要求が来る可能性が非常に高く、連
続読取の際には再度ドライブ駆動が必要ないため、非常
に効率のよい転送が可能である。
【0057】また、現在のトラックから連続したトラッ
クへは、次に連続してリード要求が来る可能性が非常に
高く連続読取の際には再度ドライブ駆動の必要なシーク
が必要ないため、高速転送が可能である。
【0058】また、欠陥セクタの代替セクタをバッファ
リングして、トラックバッファにバッファリングされて
いる欠陥データを置き換えるのみでよいため、シークお
よび回転待ちは1回で済み、ドライブ駆動が軽減され、
非常に効率のよい転送が可能である。
【0059】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3によるキャッシュ装置について図を参照しながら
説明する。図11は、本実施の形態によるキャッシュ装
置の構成図である。図において、図10と同一符号は同
一部または相当部である。また、トラックバッファ10
2において、102aは第1トラックバッファ、102
bは第2トラックバッファであり、第1トラックバッフ
ァ102aおよび第2トラックバッファbのいずれも、
記録媒体上の任意の位置にあるトラックの1トラック分
のデータを格納できる。
【0060】また、図7は、本実施の形態によるバッフ
ァ装置の他の動作例を模式的に示す説明図である。図に
おいて、図5、図11とと同一部または相当部には同一
符号を付し、説明を省略する。
【0061】本実施の形態によるキャッシュ装置は、第
1トラックバッファ102a内の欠陥セクタを、代替セ
クタにより置き換える際に、さらなるトラックバッファ
である第2トラックバッファ102bを設け、代替セク
タを含んだトラック(代替トラック)全てを、第2トラ
ックバッファ102bにバッファリングするようにし、
欠陥セクタは、第2トラックバッファ102b内の所定
のデータで置き換え、ホストに転送するようにしたもの
である。
【0062】本実地の形態の動作は、基本的には実施の
形態2と同様であるが、代替セクタの配置されたトラッ
ク(図7の例では代替トラック502)全てを、第2ト
ラックバッファ102bに一度にバッファリングするよ
うにしたため、トラックをバッファリングする際に、複
数個の欠陥セクタが存在した場合においても、代替セク
タの配置されたトラックへのシークは一度のみでよく、
ドライブ駆動が軽減でき、非常に効率のよいリード処理
ができる。
【0063】次に、図8は以上の動作のフローチャート
である。以下、図を参照して、さらに詳細に説明する。
ただし、S1〜S6までの動作は、実施の形態2の図6
に示す例と同様なので説明を省略する。
【0064】転送手段103は、リードバッファ104
に空きができれば直ちに、第1トラックバッファ102
aからリードバッファ104に順次データを移動するが
(S12)、バッファリング手段101は、その際に第
1トラックバッファ102a内のデータのチェックを行
い(S7)、それが欠陥セクタのデータであれば(S
8)、代替セクタを含むトラックを第2トラックバッフ
ァ102bにバッファリングし(S10)、対応する代
替セクタのデータを、第2トラックバッファ102bか
ら第1トラックバッファ102a上の領域510の然る
べき部分に置き換え(S11)、ホストにリードデータ
を転送する。外部ホスト機器から要求されたリード数の
転送が完了するまでS6以降の処理を繰り返し行う(S
13)。再度欠陥セクタのリードがあっても、第2トラ
ックバッファ102bに代替データがすでにバッファリ
ング済みであるため、再度の代替データのリード処理は
必要ない(S9)。
【0065】このように、本発明の実施の形態によるキ
ャッシュ装置によれば、回転待ち時間を無くすることが
でき、また、前もって1トラック分のバッファリングが
あるためリードバッファの空き容量に関係なく、リード
バッファに空きができ次第、トラックバッファの開始セ
クタより順次リードバッファに移動し、ホストへ転送す
ることができる。さらに、リード終了セクタから先は、
次に連続してリード要求が来る可能性が非常に高く、連
続読取の際には再度ドライブ駆動が必要ないため、非常
に効率のよい転送が可能である。
【0066】また、現在のトラックから連続したトラッ
クへは、次に連続してリード要求が来る可能性が非常に
高く連続読取の際には再度ドライブ駆動の必要なシーク
が必要ないため、高速転送が可能である。
【0067】特に本実施の形態によれば、欠陥セクタの
代替セクタを含むトラックを全て第2トラックバッファ
にバッファリングするため、シークおよび回転待ちは1
回で済み、ドライブ駆動が軽減され、非常に効率のよい
転送が可能である。
【0068】なお、本発明の各実施の形態のシーク制御
手段、バッファリング手段、転送手段は、いずれも、本
発明のキャッシュ装置が用いられる記録再生装置の記録
再生ヘッドの制御系に一体化して含まれるものとして実
現されるものとしてもよい。また、本発明の記録媒体と
しては、ハードディスク(HD)、フロッピーディスク
(FD)、MFD(メガフロッピーディスク)等が用い
られるが、これに限定する必要なく、同心円上のトラッ
クが形成されたものなら他のものでもよい。また、本発
明のシーク制御手段により性ぎょっされるヘッドは各実
施の形態においては、記録再生ヘッドとして説明を行っ
たが、再生用のヘッドとしてもよく、本発明のシーク制
御手段は、上記の各実施の形態と同様に該再生用ヘッド
のシークを行うことができる。
【0069】なお、上記の説明においては、本発明の実
施の形態におけるキャッシュ装置またはキャッシュ方法
について説明を行ったが、本発明は、上述した本発明の
全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピ
ュータにより実行させるためのプログラムおよび/また
はデータを担持した媒体であり、コンピュータにより読
み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムおよび/
またはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を
実行する媒体として実現してもよい。
【0070】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび/またはデー
タであり、前記コンピュータと協動して前記機能を実行
することを特徴とする情報集合体として実現してもよ
い。
【0071】また、上記において、データとは、データ
構造、データフォーマット、データの種類などを含む。
また、媒体とは、ROM等の記録媒体、インターネット
等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含む。ま
た、担持した媒体とは、例えば、プログラムおよび/ま
たはデータを記録した記録媒体、やプログラムおよび/
またはデータを伝送する伝送媒体等をふくむ。
【0072】さらに、コンピュータにより処理可能と
は、例えば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コ
ンピュータにより読みとり可能であることであり、伝送
媒体の場合であれば、伝送対象となるプログラムおよび
/またはデータが伝送の結果として、コンピュータによ
り取り扱えることであることを含み、情報集合体とは、
例えば、プログラムおよび/またはデータ等のソフトウ
エアを含むものである。
【0073】したがって、以上説明した様に、本発明の
構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウ
ェア的に実現しても良い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、回転待ち時間を無くすることがで
き、かつ、リードバッファのアドレス管理を複雑化する
ことなく、ホストへデータを転送することが可能とな
る。
【0075】また、連続するトラックからデータ読取を
行う際にはドライブ駆動が必要なく、非常に効率のよい
転送が可能である。トラックをまたがるリード要求に関
しても、高速なリード処理が可能である。
【0076】さらに、ドライブ駆動を最小限に抑えるこ
とができ、非常に効率のよい転送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるキャッシュ装置の
動作を模式的に示した説明図
【図2】本発明の実施の形態1によるキャッシュ装置の
動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1によるキャッシュ装置の
他の動作例を模式的に示した説明図
【図4】本発明の実施の形態1によるキャッシュ装置の
他の動作例を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2によるキャッシュ装置の
動作を模式的に示した説明図
【図6】本発明の実施の形態2によるキャッシュ装置の
動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3によるキャッシュ装置の
動作を模式的に示した説明図
【図8】本発明の実施の形態3によるキャッシュ装置の
動作を示すフローチャート
【図9】従来のバッファリング動作を模式的に示した説
明図
【図10】本発明の実施の形態1および2によるキャッ
シュ装置の構成図
【図11】本発明の実施の形態3によるキャッシュ装置
の構成図
【符号の説明】
11 リードを行うトラック 12 トラックバッファ上の領域 13 リードバッファ上の領域 14 リード開始セクタ 15 シーク直後のヘッド位置 16 リード終了セクタ 17 先読みデータ 31 連続した次のトラック 91 リードを行うトラック 92 リード開始セクタ 93 シーク直後のヘッド位置 94 リード終了セクタ 95 リードバッファ上の領域 101 バッファリング手段 102 トラックバッファ 102a 第1トラックバッファ 102b 第2トラックバッファ 103 転送手段 104 リードバッファ 501 リードを行う目的トラック(通常トラック) 502 欠陥セクタaの代替トラック 503 リード開始セクタ 504 リード終了セクタ 505 シーク直後のヘッド位置 506 欠陥セクタa 507 欠陥セクタb 508 欠陥セクタの代替セクタa 509 欠陥セクタbの代替トラック 510 トラックバッファ上の領域 511 リードバッファ上の領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/16 310 G06F 12/16 310P G11B 20/10 G11B 20/10 A Fターム(参考) 5B005 MM11 5B018 GA06 KA18 MA12 MA13 5B065 CA07 CA12 CC08 CE12 CH01 CH12 EA15 5D044 AB01 BC01 CC05 DE66 DE82 FG10 FG30 GK12 HH05 HL02 HL11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ装置であって、 前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくとも格納
    可能なトラックバッファと、 前記トラックバッファからのデータを格納し、該データ
    を外部へ転送するためのリードバッファと、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御手段と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記トラ
    ックバッファへ格納するバッファリング手段と、 前記トラックバッファ内のデータを、前記リードバッフ
    ァへ転送するための転送手段とを備え、 前記バッファリング手段は、前記記録再生装置のヘッド
    が、前記記録媒体上の、読み出しの対象となるデータが
    記録された目的のトラックにシークした後、前記ヘッド
    のシーク直後の現在位置から、該目的のトラック1トラ
    ック分のデータをバッファリングして前記トラックバッ
    ファへ格納し、 前記転送手段は、前記トラックバッファ内のデータのう
    ち、前記読み出しの対象となるデータを先頭データから
    順に読み出し、逐次前記リードバッファに転送すること
    を特徴とするキャッシュ装置。
  2. 【請求項2】 前記シーク制御手段は、前記トラックバ
    ッファに前記目的の1トラック分のデータがバッファリ
    ングされた直後に、前記目的のトラックの次にデータ読
    み出しの対象となるトラックに、前記記録再生装置のヘ
    ッドをシークさせることを特徴とする請求項1に記載の
    キャッシュ装置。
  3. 【請求項3】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ装置であって、 前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくとも格納
    可能なトラックバッファと、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御手段と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記トラ
    ックバッファへ格納するバッファリング手段とを少なく
    とも備え、 前記シーク制御手段は、前記トラックバッファ内のデー
    タに欠陥セクタがあった場合、前記ヘッドを、欠陥セク
    タの代替セクタが配置されている代替トラックへシーク
    させ、 前記バッファリング手段は、前記代替トラックから前記
    代替セクタをバッファリングして、前記トラックバッフ
    ァ上の前記欠陥セクタと交替させることを特徴とするキ
    ャッシュ装置。
  4. 【請求項4】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ装置であって、 前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくとも格納
    可能な第1および第2のトラックバッファと、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御手段と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記第1
    のトラックバッファへ格納するバッファリング手段と、 前記第1のトラックバッファと前記第2のトラックバッ
    ファとの間でデータの授受を行う転送手段とを少なくと
    も備え、 前記シーク制御手段は、前記第1のトラックバッファ内
    のデータに欠陥セクタがあった場合、前記ヘッドを、前
    記記録媒体上の前記欠陥セクタの代替セクタが配置され
    ている代替トラックへシークさせ、 前記バッファリング手段は、前記代替トラックの1トラ
    ック分のデータをバッファリングして前記第2のトラッ
    クバッファに格納し、 前記転送手段は、前記第2のトラックバッファにアクセ
    スして、前記代替セクタを取得し、前記第1のトラック
    バッファ上の前記欠陥セクタを該代替セクタに置き換え
    ることを特徴とするキャッシュ装置。
  5. 【請求項5】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ方法であって、 前記記録媒体の最外周の1トラック分のデータを少なく
    とも格納可能なトラックバッファと、前記トラックバッ
    ファからのデータを格納し、該データを外部へ転送する
    ためのリードバッファとを用い、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御工程と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記トラ
    ックバッファへ格納するバッファリング工程と、 前記トラックバッファ内のデータを、前記リードバッフ
    ァへ転送するための転送工程とを備え、 前記バッファリング工程は、前記記録再生装置のヘッド
    が、前記記録媒体上の、読み出しの対象となるデータが
    記録された目的のトラックにシークした後、前記ヘッド
    のシーク直後の現在位置から、該目的のトラック1トラ
    ック分のデータをバッファリングして前記トラックバッ
    ファへ格納する工程を有し、 前記転送工程は、前記トラックバッファ内のデータのう
    ち、前記読み出しの対象となるデータを先頭データから
    順に読み出し、逐次前記リードバッファに転送する工程
    を有することを特徴とするキャッシュ方法。
  6. 【請求項6】 前記シーク制御工程は、前記トラックバ
    ッファに前記目的の1トラック分のデータがバッファリ
    ングされた直後に、前記目的の1トラックの次にデータ
    読み出しの対象となるトラックに、前記記録再生装置の
    ヘッドをシークさせる工程を有することを特徴とする請
    求項5に記載のキャッシュ方法。
  7. 【請求項7】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ方法であって、 前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくとも格納
    可能なトラックバッファを用い、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御工程と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記トラ
    ックバッファへ格納するバッファリング工程とを少なく
    とも備え、 前記シーク制御工程は、前記トラックバッファ内のデー
    タに欠陥セクタがあった場合、前記ヘッドを、欠陥セク
    タの代替セクタが配置されている代替トラックへシーク
    させる工程を有し、 前記バッファリング工程は、前記代替トラックから前記
    代替セクタをバッファリングして、前記トラックバッフ
    ァ上の前記欠陥セクタと交替させる工程を有することを
    特徴とするキャッシュ方法。
  8. 【請求項8】 同心円状に形成されたトラックを有する
    記録媒体からのデータの記録再生装置に少なくとも用い
    られるキャッシュ方法であって、 前記記録媒体の1トラック分のデータを少なくとも格納
    可能な第1および第2のトラックバッファを用い、 前記記録再生装置のヘッドをシークさせるためのシーク
    制御工程と、 前記記録媒体のデータをバッファリングして、前記第1
    のトラックバッファへ格納するバッファリング工程と、 前記第1のトラックバッファと前記第2のトラックバッ
    ファとの間でデータの授受を行う転送工程とを少なくと
    も備え、 前記シーク制御工程は、前記第1のトラックバッファ内
    のデータに欠陥セクタがあった場合、前記ヘッドを、前
    記記録媒体上の前記欠陥セクタの代替セクタが配置され
    ている代替トラックへシークさせる工程を有し、 前記バッファリング工程は、前記代替トラックの1トラ
    ック分のデータをバッファリングして前記第2のトラッ
    クバッファに格納する工程を有し、 前記転送工程は、前記第2のトラックバッファにアクセ
    スして、前記代替セクタを取得し、前記第1のトラック
    バッファ上の前記欠陥セクタを該代替セクタに置き換え
    る工程を有することを特徴とするキャッシュ方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から4のいずれかに記載の本発
    明の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコ
    ンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/
    またはデータを担持した媒体であって、コンピュータに
    より処理可能なことを特徴とする媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1から4のいずれかに記載の本
    発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
    コンピュータにより実行させるためのプログラムおよび
    /またはデータであることを特徴とする情報集合体。
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WO2004095201A2 (en) * 2003-04-09 2004-11-04 Intervideo Inc. Systems and methods for caching multimedia data
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