JP2002014625A - プラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュールの実装構造 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュールの実装構造

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JP2002014625A
JP2002014625A JP2000198357A JP2000198357A JP2002014625A JP 2002014625 A JP2002014625 A JP 2002014625A JP 2000198357 A JP2000198357 A JP 2000198357A JP 2000198357 A JP2000198357 A JP 2000198357A JP 2002014625 A JP2002014625 A JP 2002014625A
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driver module
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board
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JP2000198357A
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Koichi Inoue
廣一 井上
Toyoshi Kawada
外輿志 河田
Yuji Sano
勇司 佐野
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Osamu Hirohashi
修 広橋
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Fuji Electric Co Ltd
Hitachi Plasma Display Ltd
Original Assignee
Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイ装置のスキャンおよび
アドレスのドライバモジュールの接続を簡潔な構造にし
たプラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュー
ルの実装構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 フレキシブル配線基板18とドライバI
C17との間、フレキシブル配線基板18の配線端にあ
る接続用パッドとプラズマディスプレイパネルの背面パ
ネル12にある接続用パッドとの間、およびフレキシブ
ル配線基板18の配線端にある接続用パッドと駆動回路
基板への中継を行うバス基板15の接続用パッドとの間
の3つの接続部分の周りをそれぞれ同じ絶縁樹脂19に
よって充填する構造として、実装構造を簡略化し、使用
素材の種類を減らすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネル装置用ドライバモジュールの実装構造に関し、
特に駆動回路基板からの信号を受けてプラズマディスプ
レイパネルを駆動するドライバ集積回路(IC)とこの
ドライバICを搭載した配線基板とを有するドライバモ
ジュールをプラズマディスプレイパネルに実装する部分
のプラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュー
ルの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルを使用した
表示装置は、一般的な平面ディスプレイの特長である、
奥行きが小さいことに加えて、視野角が広くて大画面を
作りやすいという特長から、次世代大型テレビの最有力
候補として注目されている。
【0003】このプラズマディスプレイパネル装置は、
平面ディスプレイである液晶パネルを使用した表示装置
と同じく、表示用信号をプラズマディスプレイパネルに
導くドライバICが多数取り付けられた構造を有してい
る。
【0004】従来、ドライバICの実装構造は、ワイヤ
ボンディングであったが、先行している液晶パネルの場
合と同じように、生産量が増すにつれて、ワイヤボンデ
ィングの生産性が問題になりつつある。そこで、量産に
適した、フリップチップ方式が模索されている。
【0005】フリップチップ方式の接続には、最も経済
性の良い構造として、異方導電樹脂を使用したものがあ
り、液晶の実装を中心に、特開平9−244047号公
報、特開平9−146110号公報、特開平7−211
423号公報等、種々検討されている。もちろん、プリ
ント板への適用もあり、特開平11−67832号公報
にその例がある。
【0006】ドライバICは、プラズマディスプレイパ
ネルとこれを制御駆動する信号を出力する信号処理回路
との間に位置する部品であり、通常は、両者を接続する
フレキシブル配線基板に実装され、このフレキシブル配
線基板とともにドライバモジュールを構成している。
【0007】図5は従来のプラズマディスプレイパネル
装置用ドライバモジュールの実装構造を示す部分断面図
であって、(A)はその要部を示す部分断面図、(B)
はIC実装部の拡大断面図である。
【0008】プラズマディスプレイパネルに接続される
信号処理回路としては、前面パネルにあるX電極および
Y電極を制御駆動するX側サステイン回路基板およびY
側サステイン回路基板と、背面パネルにあるA(アドレ
ス)電極を制御駆動するロジック回路基板とがある。こ
こで、X側サステイン回路基板は、フレキシブル配線基
板によってプラズマディスプレイパネルに接続され、Y
側サステイン回路基板およびロジック回路基板は、それ
ぞれフレキシブル配線基板にドライバICを実装したド
ライバモジュールによってプラズマディスプレイパネル
に接続される。これらのドライバモジュールは、プラズ
マディスプレイパネルおよび信号処理回路との接続構造
に違いはないため、図5では、ロジック回路基板とA電
極とを接続するアドレスドライバモジュールを例にして
示してある。
【0009】プラズマディスプレイパネルは、前面パネ
ル101と、背面パネル102とからなっており、これ
らは粘着シート103によってアルミニウムシャーシ1
04に支持されている。このアルミニウムシャーシ10
4には、ロジック回路基板との中継用のアドレスバス基
板105が設けられ、そのアドレスバス基板105に
は、コネクタ106が設けられている。
【0010】アドレスドライバモジュールは、アドレス
IC107とフレキシブル配線基板108とから構成さ
れ、その一方の配線端はコネクタ106によって接続さ
れ、他方の配線端は背面パネル102のA電極に導電粒
子が混入された異方導電フィルム(Anisotrop
ic Conductive Film:ACF)10
9によって接続されている。
【0011】アドレスIC107は、その回路形成面に
形成された金バンプ110と、フレキシブル配線基板1
08の表面に形成された銅配線上の錫めっき(図示せ
ず)との共晶はんだ付けで接続され、その接続部分の周
りには、アンダーフィル111が充填されている。
【0012】このように、従来のプラズマディスプレイ
パネル装置用ドライバモジュールの実装構造では、フレ
キシブル配線基板108とプラズマディスプレイパネル
との接続は異方導電フィルム109で接続されている
が、フレキシブル配線基板108と信号処理回路側の接
続は、コネクタ106を使用している。このコネクタ1
06の使用は、アドレスIC107の電源端子に流れる
アンペアクラスの大電流を処理しなければならないこと
と、アドレスIC107が不良のときの交換を考慮する
と、合理的な構造である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュー
ル、特に、スキャンおよびアドレスのドライバモジュー
ルの実装構造において、まず、ドライバモジュールで
は、ドライバICとフレキシブル配線基板との金バンプ
接続部分にアンダーフィルを充填し、ドライバモジュー
ルとプラズマディスプレイパネルとの接続部に、異方導
電フィルムを使用し、ドライバモジュールと信号処理回
路との接続部には、コネクタを使用しているため、これ
ら3つの接続部分でそれぞれ異なる実装構造を採ってお
り、構造が複雑で、それぞれの接続部に使用する素材の
種類が増すという問題点があった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、プラズマディスプレイ装置のスキャンおよび
アドレスのドライバモジュールの接続を簡潔な構造にし
たプラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュー
ルの実装構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、駆動回路基板からの信号を受けてプラズ
マディスプレイパネルを駆動するドライバ集積回路およ
び前記ドライバ集積回路を搭載した配線基板を有するド
ライバモジュールを前記プラズマディスプレイパネルに
実装してなるプラズマディスプレイパネル装置用ドライ
バモジュールの実装構造において、前記ドライバモジュ
ールでは、前記配線基板と、接続用電極に形成された金
による突起を介して前記配線基板に接続された前記ドラ
イバ集積回路との間が絶縁樹脂によって充填され、前記
ドライバモジュールと前記プラズマディスプレイパネル
との接続部では、前記配線基板の配線端にある接続用パ
ッドと前記プラズマディスプレイパネルの接続用パッド
との接合部周りが前記絶縁樹脂によって充填され、前記
ドライバモジュールと前記駆動回路基板との接続部で
は、前記配線基板の配線端にある接続用パッドと前記駆
動回路基板の接続用パッドとの接合部周りが前記絶縁樹
脂によって充填された構造を有することを特徴とするプ
ラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュールの
実装構造が提供される。
【0016】このようなプラズマディスプレイパネル装
置用ドライバモジュールの実装構造によれば、配線基板
とドライバ集積回路との間、配線基板の配線端にある接
続用パッドとプラズマディスプレイパネルの接続用パッ
ドとの間、および配線基板の配線端にある接続用パッド
と駆動回路基板の接続用パッドとの間のそれぞれ接続部
分の周りを絶縁樹脂によって充填する構造とした。これ
により、3つの接続部分で同じ実装構造となるため、構
造が簡略化され、使用素材の種類を1つにすることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用したプ
ラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュールの
実装構造の原理を示す説明図であって、(A)はその要
部を示す部分断面図、(B)はIC実装部の拡大断面図
である。
【0018】プラズマディスプレイパネルは、プラズマ
発光のための部屋を形成するよう所定間隔を置いて配置
された2枚のガラス板、すなわち前面パネル11と、背
面パネル12とからなっている。これら前面パネル11
および背面パネル12は、粘着シート13によってアル
ミニウムシャーシ14に機械的に支持されている。この
アルミニウムシャーシ14には、スキャンまたはアドレ
ス用の駆動回路基板に接続されたバス基板15が設けら
れている。
【0019】ドライバモジュール16は、ドライバIC
17とフレキシブル配線基板18とから構成されてい
る。このドライバモジュール16とプラズマディスプレ
イパネルの背面パネル12との接続部において、フレキ
シブル配線基板18の配線端にある接続用パッドとプラ
ズマディスプレイパネルの背面パネル12にある接続用
パッドとの接合部周りには、絶縁樹脂19が充填されて
いる。また、ドライバモジュール16と駆動回路基板に
接続されたバス基板15との接続部においては、フレキ
シブル配線基板18の配線端にある接続用パッドとバス
基板15の接続用パッドとの接合部周りに、絶縁樹脂1
9が充填されている。
【0020】さらに、ドライバモジュール16では、
(B)に示したように、ドライバIC17とフレキシブ
ル配線基板18との接続はドライバIC17の接続用電
極に形成された金による突起、すなわち金バンプ20に
て行われ、ドライバIC17とフレキシブル配線基板1
8との間に、絶縁樹脂19が充填されている。
【0021】このように、フレキシブル配線基板18と
プラズマディスプレイパネルとの接続用パッド間、フレ
キシブル配線基板18と駆動回路基板に接続されたバス
基板15との接続用パッド間、およびドライバIC17
とフレキシブル配線基板18との間の3箇所の接続部の
すべてに、同じ絶縁樹脂19を充填することで、それら
の接続部の構造が簡単化される。
【0022】次に、絶縁樹脂19として導電粒子を混入
した異方導電フィルムを適用した実施の形態を例にして
説明する。図2はプラズマディスプレイ装置をパネルの
斜め後ろから眺めた図である。
【0023】このプラズマディスプレイ装置を適用した
テレビジョン等の製品の正面は、前面パネル21にな
る。本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の
画面サイズは42型であり、画面の対角寸法が1m10
cm弱である。
【0024】前面パネル21の後ろ側には、背面パネル
22が配置されている。これら前面パネル21および背
面パネル22の素材はガラスである。前面パネル21お
よび背面パネル22は、約0.1mm離間されており、
その隙間は減圧されてプラズマ発光の小部屋が複数設け
られている。その小部屋の数は、縦方向480個、横方
向2556個(852個×3原色)で、格子状に並んで
いる。
【0025】本実施の形態で対象にしているプラズマデ
ィスプレイパネルは、1つの画素に3つの電極が存在す
る。前面パネル21には、X電極およびY電極、背面パ
ネル22には、A(アドレス)電極がある。
【0026】前面パネル21および背面パネル22の2
枚のガラスパネルを機械的に支えているのは、厚さ1m
mのアルミニウムの1枚板、すなわちアルミニウムシャ
ーシ23である。
【0027】また、アルミニウムシャーシ23は、その
背面(図では、手前)側にプラズマディスプレイ装置の
駆動用回路も機械的に支えている。すなわち、中央部上
側に位置する電源回路基板24、中央部下側に位置する
ロジック回路基板25、左右に位置するY側サステイン
回路基板26およびX側サステイン回路基板27がそれ
ぞれアルミニウムシャーシ23に機械的に支持されてい
る。
【0028】電源回路基板24は、外部から供給される
電圧を利用して、内部で必要とする電圧を作り出す。ロ
ジック回路基板25は、画像信号をプラズマ発光のため
の信号に変換し、各画素に供給する。Y側サステイン回
路基板26およびX側サステイン回路基板27は、対に
なってプラズマ発光のための電力を供給する。
【0029】プラズマディスプレイ装置のこのような構
成の駆動回路では、画像信号をY電極およびA電極で記
憶させ、X電極およびY電極で表示する。画像信号を各
画素に記憶させるために、ドライバICを有するドライ
バモジュールを使用する。A電極に通じるものをアドレ
スドライバモジュール28、Y電極に通じるものをスキ
ャンドライバモジュール29と呼ぶ。また、X電極に
は、ドライバICを介さず、X側サステイン回路基板2
7から直接Xフレキシブル配線基板30で接続する。
【0030】なお、アドレスドライバモジュール28と
ロジック回路基板25との間には、中継用の基板として
アドレスバス基板31があり、スキャンドライバモジュ
ール29とY側サステイン回路基板26との間には、中
継用の基板としてYバス基板32があり、そして、Xフ
レキシブル配線基板30とX側サステイン回路基板27
との間には、中継用の基板としてXバス基板33があ
る。これらアドレスバス基板31、Yバス基板32およ
びXバス基板33は、アルミニウムシャーシ23に設け
られている。
【0031】ここで、アドレスドライバモジュール28
およびスキャンドライバモジュール29の実装構造の詳
細について説明するが、アドレスドライバモジュール2
8の背面パネル22およびアドレスバス基板31との接
続構造と、スキャンドライバモジュール29の前面パネ
ル21およびYバス基板32との接続構造とで、基本的
な違いがないので、アドレスドライバモジュール28の
接続構造について説明する。
【0032】図3はアドレスドライバモジュールの周辺
を拡大した部分断面図である。アドレスドライバモジュ
ール28は、アドレスIC34とこのアドレスIC34
が実装されるフレキシブル配線基板35とから構成され
る。アドレスIC34は、その回路形成面に形成された
金バンプ36を介してフレキシブル配線基板35に接続
されている。ここで、接続のために異方導電フィルム3
7を使用している。
【0033】異方導電フィルム37は、絶縁性の樹脂の
中に導電性の粒子を分散したもので、金バンプ36によ
りフレキシブル配線基板35の配線端子(図示せず)に
押し付けられることにより導電性を示す。また、フレキ
シブル配線基板35と背面パネル22との接続にも、異
方導電フィルム37で接続している。さらに、フレキシ
ブル配線基板35とアドレスバス基板31との接続に
も、異方導電フィルム37を使用している。
【0034】なお、アルミニウムシャーシ23が前面パ
ネル11および背面パネル22を支えるため、粘着シー
ト38を使用している。また、アドレスバス基板31
(具体的には、プリント基板)が、アルミニウムシャー
シ23に接触しないよう、アドレスバス基板31は、絶
縁棒39で支えられている。さらに、アドレスIC34
の回路形成面と反対側の面は、熱伝導シート40を介し
てアルミニウムシャーシ23に接合され、アドレスIC
34によって発生された熱をアルミニウムシャーシ23
によって放熱するようにしている。もちろん、放熱の必
要のないようなドライバICについては、そのドライバ
ICをアルミニウムシャーシ23に熱的に接合する必要
がないため、例えば、図2に例示したスキャンドライバ
モジュール29のように、スキャンIC41をフレキシ
ブル基板のアルミニウムシャーシ23に面していない外
側の面に実装してもよい。
【0035】アドレスドライバモジュール28周りの接
続構造において、フレキシブル配線基板35と、スキャ
ンIC41、背面パネル22およびアドレスバス基板3
1との3つの接続箇所すべてを異方導電フィルム37で
賄っていることが特徴である。この構造を採ることによ
り、構造が簡略化され、使用素材の種類も少なく抑えら
れる。
【0036】ところで、フレキシブル配線基板35とア
ドレスバス基板31の接続をコネクタから異方導電フィ
ルム37による接合としたことにより、例えば、アドレ
スIC34が不良であったときに、コネクタ接続のよう
に簡単に取り外して取り替えるということが困難になっ
てくる。この場合、同様の接続を行っている背面パネル
22との接続部でも取り外しが必要であるが、この部分
はガラスとの接続であるので、フレキシブル配線基板3
5を機械的に剥がすことができる。アドレスバス基板3
1はプリント基板であり、機械的強度がガラスに比べる
と劣るため、フレキシブル配線基板35をアドレスバス
基板31から機械的に剥がすことはできない。
【0037】しかしながら、このフレキシブル配線基板
35とアドレスバス基板31の接続部分の取り外しは、
はんだ付け部分の取り外しと同じ方法を採用することに
より、容易に行うことができる。すなわち、接続部分を
局部的に約300℃に加熱し、樹脂を軟化させるのであ
る。したがって、フレキシブル配線基板35のアドレス
バス基板31からの取り外しは、樹脂の温度が上がると
ほとんど瞬間的に完了する。このとき、樹脂の残渣がプ
リント基板上に残るが、次の接続には、金属製のボール
を分散した異方導電フィルムを使用することにより、そ
の金属製のボールが最初の接続に使用した樹脂の残渣を
突き破って導電粒子に接続することができる。以上の方
法により、不良モジュールの取り替えを容易に行うこと
ができるのである。
【0038】また、フレキシブル配線基板35とアドレ
スバス基板31の接続を異方導電フィルム37による接
合としたことにより、その電気的接続部分の電流容量が
不足することがある。すなわち、プラズマディスプレイ
では、液晶ディスプレイと異なり、パネル内で放電が行
われるため、ドライバICに大きな電流が流れる。アド
レスIC34を例にとると、その出力端子に流れる電流
は約30mAである。この出力電流の値は、特に問題と
なる値ではないが、入力端子、電源端子および接地端子
では、アンペアクラスの電流が流れる。
【0039】アドレスIC34の回路形成面に設けた金
バンプ36を用いて電流を供給する際、はんだ付け等の
金属接着であれば電流容量の問題は発生しないが、異方
導電フィルム37を使用した接合の場合、充分な導電面
積を稼ぐことができない。次に、このような電流容量不
足の問題に対する対処方法について説明する。
【0040】図4はアドレスICの回路形成面を示す図
である。アドレスIC34の回路形成面には、出力用バ
ンプ42と、入力信号用バンプ43と、電源用バンプ4
4と、接地用バンプ45とがめっきによって形成されて
いる。
【0041】アドレスIC34のようなドライバICの
場合、出力用バンプ42は、数十個から数百個もあるた
め、出力側の端子数が多いが、入力側の端子数は、極端
に少ないのが特徴である。出力に流れる電流は、上述し
たように少ないので、出力用バンプ42のバンプサイズ
を小さくしても差し支えない。入力側の端子数は、数が
少ないので、入力信号用バンプ43のバンプサイズを大
きくして形成することができる。同様に、電源用バンプ
44および接地用バンプ45も、バンプサイズを電流容
量に応じた大きさで形成される。
【0042】また、出力用バンプ42、入力信号用バン
プ43、電源用バンプ44および接地用バンプ45は、
めっきで形成されているので、サイズに関係なく高さが
ほぼ一定になり、接続に支障はない。
【0043】以上、本発明をその好適な実施の形態につ
いて詳述したが、本発明は、この特定に実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の精神の範囲内で変化変
形が可能である。
【0044】例えば、上記に実施の形態では、接続部分
の周りに充填する絶縁樹脂として導電粒子を混入した異
方導電フィルム(ACF)を使用したが、これ以外にA
CP(Anisotropic Conductive
Paste:異方導電ペースト)、NCF(Non
Conductive Resin Film:導電粒
子を含まない樹脂フィルム)またはNCP(Non C
onductiveResin Paste:導電粒子
を含まない樹脂ペースト)を使用することもできる。
【0045】また、上述の実施の形態では、ドライバI
Cの端子を、電流容量に応じたサイズを有するバンプに
したが、バンプを、金のワイヤボンディングで形成す
る、いわゆるスタッドバンプのように、バンプの面積を
大きくすることが困難な場合には、電流容量に応じた数
のバンプで形成することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、配線
基板とドライバICとの間、配線基板とプラズマディス
プレイパネルとの間、および配線基板と駆動回路基板と
の間をそれぞれ絶縁樹脂によって充填する構造とした。
これにより、3つの接続部分で同じ実装構造となるた
め、構造が簡略化され、使用素材の種類を減らすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプラズマディスプレイパネル
装置用ドライバモジュールの実装構造の原理を示す説明
図であって、(A)はその要部を示す部分断面図、
(B)はIC実装部の拡大断面図である。
【図2】プラズマディスプレイ装置をパネルの斜め後ろ
から眺めた図である。
【図3】アドレスドライバモジュールの周辺を拡大した
部分断面図である。
【図4】アドレスICの回路形成面を示す図である。
【図5】従来のプラズマディスプレイパネル装置用ドラ
イバモジュールの実装構造を示す部分断面図であって、
(A)はその要部を示す部分断面図、(B)はIC実装
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
11 前面パネル 12 背面パネル 13 粘着シート 14 アルミニウムシャーシ 15 バス基板 16 ドライバモジュール 17 ドライバIC 18 フレキシブル配線基板 19 絶縁樹脂 20 金バンプ 21 前面パネル 22 背面パネル 23 アルミニウムシャーシ 24 電源回路基板 25 ロジック回路基板 26 Y側サステイン回路基板 27 X側サステイン回路基板 28 アドレスドライバモジュール 29 スキャンドライバモジュール 30 フレキシブル配線基板 31 アドレスバス基板 32 Yバス基板 33 Xバス基板 34 アドレスIC 35 フレキシブル配線基板 36 金バンプ 37 異方導電フィルム 38 粘着シート 39 絶縁棒 40 熱伝導シート 41 スキャンIC 42 出力用バンプ 43 入力信号用バンプ 44 電源用バンプ 45 接地用バンプ
フロントページの続き (72)発明者 河田 外輿志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 佐野 勇司 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 広橋 修 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5C040 GK12 GK14 MA23 MA26 5C058 AA11 AB06 BA35 5G435 AA00 AA17 BB06 EE33 EE36 EE41 EE42 EE47 HH12 HH14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路基板からの信号を受けてプラズ
    マディスプレイパネルを駆動するドライバ集積回路およ
    び前記ドライバ集積回路を搭載した配線基板を有するド
    ライバモジュールを前記プラズマディスプレイパネルに
    実装してなるプラズマディスプレイパネル装置用ドライ
    バモジュールの実装構造において、 前記ドライバモジュールでは、前記配線基板と、接続用
    電極に形成された金による突起を介して前記配線基板に
    接続された前記ドライバ集積回路との間が絶縁樹脂によ
    って充填され、 前記ドライバモジュールと前記プラズマディスプレイパ
    ネルとの接続部では、前記配線基板の配線端にある接続
    用パッドと前記プラズマディスプレイパネルの接続用パ
    ッドとの接合部周りが前記絶縁樹脂によって充填され、 前記ドライバモジュールと前記駆動回路基板との接続部
    では、前記配線基板の配線端にある接続用パッドと前記
    駆動回路基板の接続用パッドとの接合部周りが前記絶縁
    樹脂によって充填された構造を有することを特徴とする
    プラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュール
    の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記絶縁樹脂は、異方性導電フィルム、
    異方性導電ペ一スト、導電粒子を含まない樹脂ペ一スト
    および導電粒子を含まない樹脂フィルムからなる群から
    選ばれる1つのフィルムまたはペーストであることを特
    徴とする請求項1項記載のプラズマディスプレイパネル
    装置用ドライバモジュールの実装構造。
  3. 【請求項3】 前記配線基板は、可撓性の樹脂配線材料
    で構成されていることを特徴とする請求項1項記載のプ
    ラズマディスプレイパネル装置用ドライバモジュールの
    実装構造。
  4. 【請求項4】 前記ドライバ集積回路と前記配線基板と
    の接続用パッドおよび前記配線基板と前記駆動回路基板
    との接続用パッドは、流れる電流の量に応じた接触面積
    を有することを特徴とする請求項1項記載のプラズマデ
    ィスプレイパネル装置用ドライバモジュールの実装構
    造。
  5. 【請求項5】 前記ドライバ集積回路と前記配線基板と
    の接続用パッドおよび前記配線基板と前記駆動回路基板
    との接続用パッドは、流れる電流の量に応じたパッド数
    を有することを特徴とする請求項1項記載のプラズマデ
    ィスプレイパネル装置用ドライバモジュールの実装構
    造。
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