JP2002014610A - 脳スライス模型 - Google Patents

脳スライス模型

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JP2002014610A
JP2002014610A JP2000194345A JP2000194345A JP2002014610A JP 2002014610 A JP2002014610 A JP 2002014610A JP 2000194345 A JP2000194345 A JP 2000194345A JP 2000194345 A JP2000194345 A JP 2000194345A JP 2002014610 A JP2002014610 A JP 2002014610A
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JP
Japan
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brain
transparent
slice
thin
slice model
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JP2000194345A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yamaguchi
雅彦 山口
Mitsuo Sotoike
光雄 外池
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から脳内構造を直感的に3次元的、立体
的に目視可能であり、脳内の活動部位を把握すること
や、活動位置を推定することができる。 【構成】 複数枚の薄い透明フィルムまたは透明板2が
順番に積み重ねられたり、並べられたりして形成され、
外部から脳内の構造を3次元的、立体的に目視可能であ
る脳スライス模型1であって、上記複数枚の薄い透明フ
ィルムまたは透明板2の表面には、MRIで撮像した複
数のフィルムなどと同じ薄さのスライス画像3が順番に
転写、印刷されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトの脳について
の内部立体構造や位置、断面などの情報を3元的、目視
的に把握することのできる脳スライス模型に関する。
【0002】
【従来の技術】不透明のプラスチック板の表面に、脳を
スライスした際に表出する状態を転写した人脳モデルは
従来知られている(実開昭57−170162号公報参
照。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】脳磁図による脳内部位
計測技術では、刺激によって活性化した脳内部位をMR
Iの薄い(0.1〜10ミリ位)スライス画像上で特定
するが、1つのスライス上の一次元画像ではなかなか空
間的位置が解りにくく、三次元空間で表現するには部位
を表現しにくく、鳥瞰図のように表しても部位を特定し
にくいなどの問題があった。
【0004】上記従来の人脳モデルは、不透明かつ厚い
プラスチック板を利用し、その表面に脳のスライス表面
を転写しているから、外部から観察した場合、最表面の
プラスチック板の外面に記載されている状態しか観察す
ることができず、脳の内部までに立体的に把握できな
い。その他、脳内の精密画像を立体的に模型化したもの
はない。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決すること
を目的とするものであり、外部から脳内部位を3次元
的、立体的に目視可能であり、脳内の活動部位を把握す
ることや、活動位置を推定することなどが簡単にできる
脳スライス模型を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数枚の薄い透明フィルムまたは透明板が
順番に積み重ねられたり、並べられたりして形成され、
外部から脳内の構造を3次元的、立体的に目視可能であ
る脳スライス模型であって、上記複数枚の薄い透明フィ
ルムまたは透明板の表面には、夫々MRIで撮像した複
数の薄いスライス画像が順番に転写、印刷されており、
上記透明フィルムまたは透明板は、上記MRIで撮像し
た複数の薄いスライス画像と同じ同じ厚みであることを
特徴とする脳スライス模型を提供する。
【0007】この脳スライス模型では、複数枚の薄い透
明フィルムまたは透明板の上記スライス画像が転写、印
刷されていない外周部に数個の基準孔が貫通して形成さ
れており、該基準孔内には、夫々位置決め棒が挿入され
ていることを特徴とする。
【0008】この脳スライス模型では、複数枚の薄い透
明フィルムまたは透明板の後方には、バックライトが付
設されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る脳スライス模型の実
施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る脳スライス模型の実施例を示す図
である。
【001 0】本発明に係る脳スライス模型1は、薄い
(0.1〜10mm位)透明フィルムまたは透明板2が
複数枚積み重ねられて形成される。この複数枚の透明フ
ィルムまたは透明板2の表面には、MRIで脳内構造を
0.1〜10mm位毎の薄さでスライス撮影して得られ
るスライス画像が、順番に転写、印刷されている。
【0011】要するに、本発明に係る脳スライス模型1
は、MRIで脳内構造をスライス撮影して得られたスラ
イス画像3が順番に転写、印刷された複数枚の透明フィ
ルムまたは透明板2が積み重ねたり、並べたりして構築
される三次元スライス模型である。
【0012】積み重ねられる複数枚の透明フィルムまた
は透明板2は、夫々が例えば矩形をしており、スライス
画像3の描かれている外側の外周縁部に決められた数箇
所、例えば角部等に複数のスライス画像3を積み重ねた
際に、脳内構造がスライスする前の状態にセットされる
ための基準となる基準孔4が形成されている。この基準
孔4内に位置決め用の支持棒5を通して積み重ねられた
複数枚の透明フィルムまたは透明板2が位置決めされ
る。位置決め用の支持棒5は、複数枚の透明フィルムま
たは透明板2を積み重ねて載置する基板(図示せず)等
に立設されている。
【0013】透明フィルムまたは透明板2に印刷するイ
ンクは、光を通してさらにその下の透明フィルムまたは
透明板2に転写、印刷された下図を見ることの出来る光
透過性のあるインクで印刷されている。なお、脳内の奥
部(深い部分)は、自然光のみであると光が外部に透過
せず観察しづらい場合もあるが、そのような場合は、バ
ックライト6で後方から照射すれば、明るくなり、脳内
構造の内部を透視し観察しやすくなる。
【0014】本発明において、スライス画像3の転写、
印刷された複数枚の透明フィルムまたは透明板2を積み
重ねる時には、この基準孔4内に位置決め用の支持棒5
を挿入して、基準孔4の位置を整合した状態で積み重ね
る。これにより、積み重ねられた複数枚の透明フィルム
または透明板2は、スライス前の脳内構造と全く同じ状
態を示すようにで3次元的、立体的にセットされる。
【0015】本発明に係る脳スライス模型1は、その表
面にスライス画像3が転写、印刷された薄い透明フィル
ムまたは透明板2を積み重ねたり並べたりして形成され
るから、外部から内部を透視することが可能であり、透
明フィルムの表面に転写、印刷された画像が透明フィル
ムが薄いために複数層連続的に見える。例えば、血管の
スライス断面が複数層積み重なると、外部からこれを観
察した場合にあたかも血管が3次元的、立体的な状態
で、透視、観察することができる。
【0016】脳スライス模型1を構築する複数枚の透明
フィルムまたは透明板2の中で一枚を特に観察したい場
合には、基準孔4に差し込んだ1本の棒を中心にして、
観察したい所望の透明フィルムまたは透明板2を外側に
回転して観察することができる。あるいは、任意の透明
フィルム又は透明板2が露出するようにその上の透明フ
ィルムまたは透明板2を持ち上げると、脳内構造の任意
の箇所の切断面が透視状態で観察することができる。
【0017】MRIによれば、図2に示すように、脳7
のいろいろな切断面、例えば、x−y切断面、y−z切
断面、x−z切断面等の夫々の断面が観察可能である。
本発明に係る脳スライス模型1では、このようなMRI
で観察可能ないろいろな切断面に対応して脳スライスの
透明フィルムまたは透明板2を形成することにより、脳
のいろいろな断面の脳スライス模型1が実現可能であ
る。
【0018】以上、本発明に係る脳スライス模型1実施
の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明は、特に
このような実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲記載の技術的事項の範囲内でその他いろいろな実
施の態様があることは言うまでもない。なお、本発明
は、脳スライス立体画像について説明したが、本発明に
係る技術思想は、頭部にかかわらず、人体全体について
の3次元的、立体的目視に適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る脳スライス模型は以上のよ
うな構成であるから、外部から脳内構造を直感的に3次
元的、立体的に目視可能であり、脳内の活動部位を把握
することや、活動位置を推定することができる。さら
に、この脳スライス模型は、脳内の構造が立体的に把握
できるから、一般教材としても極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる脳スライス模型の基本構成。
【図2】MRIによる脳のいろいろな切断面を説明する
図である。
【符号の説明】
1 脳スライス模型 2 透明フィルム又は透明板 3 スライス画像 4 基準孔 5 位置決め用の支持棒 6 バックライト 7 脳

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の薄い透明フィルムまたは透明板が
    順番に積み重ねられたり、並べられたりして形成され、
    外部から脳内の構造を3次元的、立体的に目視可能であ
    る脳スライス模型であって、 上記透明フィルムまたは透明板は、上記MRIで撮像し
    た複数の薄いスライス画像と同じ同じ厚みのもので形成
    しており、それらの表面には、夫々MRIで撮像した複
    数の薄いスライス画像が順番に転写、印刷されているこ
    とを特徴とする脳スライス模型。
  2. 【請求項2】複数枚の薄い透明フィルムまたは透明板の
    上記スライス画像が転写、印刷されていない外周部に数
    個の基準孔が貫通して形成されており、 該基準孔内には、夫々位置決め用の支持棒が挿入されて
    いることを特徴とする請求項1記載の脳スライス模型。
  3. 【請求項3】複数枚の薄い透明フィルムまたは透明板の
    後方には、バックライトが付設されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の脳スライス模型。
  4. 【請求項4】上記複数枚の薄い透明フィルムまたは透明
    板の任意の透明フィルムまたは透明板を表出することに
    より、上記脳内構造の任意の切断面の状態を観察できる
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の脳スライス
    模型。
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