JP2002013735A - グロープラグ - Google Patents

グロープラグ

Info

Publication number
JP2002013735A
JP2002013735A JP2000191701A JP2000191701A JP2002013735A JP 2002013735 A JP2002013735 A JP 2002013735A JP 2000191701 A JP2000191701 A JP 2000191701A JP 2000191701 A JP2000191701 A JP 2000191701A JP 2002013735 A JP2002013735 A JP 2002013735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
external connection
connection terminal
insulating member
glow plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000191701A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroji Hatanaka
広二 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Automotive Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Automotive Systems Corp filed Critical Bosch Automotive Systems Corp
Priority to JP2000191701A priority Critical patent/JP2002013735A/ja
Publication of JP2002013735A publication Critical patent/JP2002013735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のグロープラグのヒータをそのまま使用し
てイオンセンサを一体化する。 【解決手段】円筒状ハウジング6の内部孔8に、耐熱性
絶縁部材20を介してシース型ヒータ4を固定する。ヒ
ータ4の発熱コイル14の一端がシース12に電気的に
接続され、他端が電極取り出し金具16に接続されてい
る。ハウジング内部孔8のシース型ヒータ固定側と逆側
に、外側絶縁部材32を介して円筒部材30が配置さ
れ、さらに、円筒部材30の内部に、内側絶縁部材28
を介して軸状の外部接続端子26が固定されている。シ
ース12が円筒部材30に電気的に接続され、電極取り
出し金具26が外部接続端子26に電気的に接続されて
いる。円筒部材30と外部接続端子26がそれぞれリレ
ー42A,42Bを介してバッテリ40のプラス極とマ
イナス極に接続される。また、バッテリ40のプラス極
は電流検出手段50およびリレー52を介して円筒部材
30に接続され、マイナス極はエンジンのシリンダヘッ
ド10にアース固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、冷寒時におけるデ
ィーゼルエンジンの始動補助装置として用いられるグロ
ープラグに係り、特に、エンジンの燃焼時期を検出して
エンジンをフィードバック制御するためのイオンセンサ
を一体にしたグロープラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンのエンジン制御で
は、燃料の噴射量と噴射タイミングとについて制御して
いるが、エンジンの燃焼に最適な制御を行うためには、
シリンダ毎の燃焼状態を正確に検出してフィードバック
する必要がある。そこで、エンジンの燃焼時にエンジン
燃焼室内に発生するイオン(フリー電子)を、イオンセ
ンサによって検出することにより、シリンダ毎の燃焼時
期をリアルタイムで検出してエンジンをフィードバック
制御するという技術がすでに提案されている。
【0003】前記イオンを検出するイオンセンサは、エ
ンジンの燃焼室内にイオン検出用電極を設けて外部電源
に接続し、この電極とシリンダヘッドとの間に電圧を印
加することにより、燃焼状態を検出するようになってい
る。つまり、エンジン内で燃料が燃焼したときに、化学
反応により一時的にイオンが発生し、このイオンによっ
て前記電極とシリンダヘッドとの間に電流が流れるが、
燃焼時以外はイオンが発生しないため電流が流れないの
で、この電流を検出することにより、エンジンの燃焼を
リアルタイムで検出することができ、この燃焼状態をフ
ィードバックして最も適切なエンジン制御を行うことが
できる。
【0004】前述のように、ディーゼルエンジンの実際
の燃焼時期をリアルタイムで検出してエンジンをフィー
ドバック制御するために、イオンセンサを取り付けよう
とすると、エンジンのシリンダヘッドには、すでに給気
バルブ、排気バルブ、噴射ノズル、グロープラグ等が配
置されており、スペース上非常に厳しいレイアウトに成
らざるを得ない。その結果、シリンダヘッドの肉厚が十
分確保できず、強度確保が難しくなってしまう。また、
イオンセンサのイオン検出用電極は、エンジンの燃焼室
内にさらされているため、表面にカーボン等が付着して
イオン検出の精度が悪くなってしまうおそれがあった。
【0005】そこで、前記イオンセンサをグロープラグ
と一体化して、シリンダヘッドへの取付けレイアウトの
自由度を増すとともに、グロープラグの発熱によってイ
オン検出用電極に付着したカーボン等を燃焼させること
により、イオン検出精度の低下を防止するようにした技
術がすでに提案されている(特開平10−77945号
公報、特開平10−89222号公報、特開平10−8
9223号公報等)。
【0006】前記公報に記載された従来のイオンセンサ
一体型グロープラグは、セラミック型ヒータの発熱体の
一部にイオン検出用電極を形成し(特開平10−779
45号)、または、発熱体と別にイオン検出用電極を設
け、そのイオン検出用電極をセラミックス絶縁体の外部
に露出させる構成(特開平10−89222号、特開平
10−89223号)になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来のセ
ラッミク型ヒータに、別にイオン検出用電極を設ける構
成では、部品点数が増加し、また、複雑な加工が必要で
あり、コスト高であるという問題があった。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、従来のグロープラグが備えているシース型ヒ
ータをそのまま用いてイオンセンサの機能を持たせるこ
とを可能にした、構造が簡単で低コストなグロープラグ
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るグロープラグは、円筒状のハウジングと、この円筒
状ハウジングの内部孔の一端に耐熱性絶縁部材を介して
保持された円筒状のイオン検出用電極と、このイオン検
出用電極内に配置されて、一端が前記イオン検出用電極
に電気的に接続された発熱部材と、前記円筒状ハウジン
グの他端側に、それぞれ絶縁部材を介して配置された第
1および第2の外部接続端子とを備えており、さらに、
前記第1の外部接続端子と前記イオン検出用電極とが電
気的に接続されるとともに、前記第2の外部接続端子と
前記発熱部材の他端とが電気的に接続されていることを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載のグロープラグは、
前記発熱部材を有する発熱体が、シース型ヒータであ
り、前記イオン検出用電極が前記シース型ヒータのシー
スであることを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載のグロープラグは、前記第
1の外部接続端子が、第1の絶縁部材を介して前記ハウ
ジングの内部孔内に保持され、前記イオン検出用電極に
電気的に接続されるとともに、一端が前記ハウジングの
内部孔の他端側から突出する円筒部材であり、前記第2
の外部接続端子が、前記第1の外部接続端子の内部孔に
第2の絶縁部材を介して配置され、一端が前記発熱部材
の他端と電気的に接続されるとともに、他端が前記第1
の外部接続端子の内部孔から突出する軸状部材であるこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載のグロープラグは、前記ハ
ウジングの内部孔が、前記他端側に大径部を有する段付
き孔であり、かつ、前記第1の絶縁部材は、前記第1の
外部接続端子の外周に一体的に設けられており、この第
1の絶縁部材を前記ハウジング内部孔の大径部内に挿入
して前記ハウジングの端部をかしめることにより、前記
第1の絶縁部材と前記第1の外部接続端子とを前記ハウ
ジングの内部孔内に固定したものである。
【0013】請求項5に記載のグロープラグは、前記耐
熱絶縁部材の一端が、前記ハウジングの内部孔の一端か
ら突出するとともに、前記イオン検出用電極の一端が、
前記耐熱絶縁部材の突出している端部からさらに突出し
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るディーゼルエンジン用グロープラグ(全体として符号
2で示す)の縦断面図であり、発熱体としてシース型ヒ
ータ4を用いている。このグロープラグ2のハウジング
6は円筒状をしており、その内部を貫通する孔8の、シ
ース型ヒータ固定側の開口部8a(図1の右側)が、そ
の内部側の中間部分8bよりも小径になっており、ま
た、図の左側の外部接続端子固定側には、前記中間部分
8bよりも内径の大きい大径部8cが設けられている。
この円筒状ハウジング6は、通電性の素材から成り、エ
ンジンのシリンダヘッド10(後に説明する図2参照)
にアース固定されている。なお、6bはハウジング6の
外面に形成されたねじ部であり、このねじ部6bが前記
シリンダヘッド10に螺合される。また、6cはねじ締
めを行う六角部である。
【0015】前記ハウジング6の内部孔8内の小径開口
部8a側に、発熱体(シース型ヒータ)4が固定されて
いる。このシース型ヒータ4は、金属製(例えば、ステ
ンレス鋼等)の有底円筒状をしたシース12内に、コイ
ル状の発熱部材(例えば、ニッケルクロム合金、鉄クロ
ム合金、タングステン線等から成る抵抗発熱線)14お
よびこの発熱コイル14の一端に接続された電極取り出
し金具16の一部が埋め込まれ、高密度化した耐熱絶縁
粉末(例えば、マグネシア(MgO)等)18により固
定されている。このシース型ヒータ4は、従来のグロー
プラグに一般に用いられている構成と同様である。
【0016】前記シース12は、図の右側に位置する底
部側の小径部12aと、開口部側の大径部12cと、こ
れら小径部12aと大径部12cとをつなぐテーパ部1
2bとを有する段付き形状をしている。このシース型ヒ
ータ4は、前記ハウジング内部孔8の小径開口部8a側
の端部内に、円筒状の耐熱絶縁部材20を介して配置さ
れている。
【0017】耐熱絶縁部材20は、例えば、絶縁性セラ
ミックスで形成され、外周面は、先端側20a(図の右
側)が小径で後方側20bが大径になっており、内周面
22は、前記シース12の外周面とほぼ一致する形状、
すなわち先端側から小径孔、テーパ部、大径孔を有して
いる。この耐熱絶縁部材20の大径部20bと先端小径
部20aとの間の段部20cを、前記ハウジング内部孔
8の小径開口部8aとその内部側の中間部分8bとの間
の段部8dに当接させ、耐熱絶縁部材20の内部側端部
が位置する部分の周囲を、ハウジング6の外周からかし
める(図1の符号24参照)ことにより、この耐熱絶縁
部材20をハウジング6に固定している。耐熱絶縁部材
20がハウジング6に固定された状態で、その先端小径
部20aがハウジング6の開口部8aから突出し、さら
に、シース12の小径部12aの先端がこの耐熱絶縁部
材20から突出している。
【0018】シース型ヒータ4の電極取り出し金具16
の端部(図の左側の端部)に、軸状の外部接続端子26
がバット溶接等により固定されている。この外部接続端
子26の外周に、チューブ状の絶縁部材28を介して、
電極取り出し用の通電性円筒部材(円筒状の外部接続端
子)30が配置されている。この円筒部材30は、外周
に絶縁部材32を装着した状態で、前記ハウジング6の
内部孔8内に、その大径部8c側から挿入されている。
円筒部材30は、ハウジング内部孔8の大径部8c内に
位置する部分の外周に拡大径部30aが形成されてお
り、この円筒部材30の内部側先端面30bを前記シー
ス12の大径部12b側の端面12dに当接させ押圧し
た状態で、ハウジング6の大径部側端部6aをかしめる
ことによりハウジング6内に固定されている。
【0019】前記ハウジング6のかしめられた端部6a
と円筒部材30の拡大径部30aとの間には、リング状
の絶縁部材32が介装されている。このように円筒部材
30の先端面30bをシース12に押し付けた状態でハ
ウジング6内に固定することにより、シース型ヒータ4
は、シース12の外周のテーパ状段部12bが耐熱絶縁
部材20を介してハウジング6の小径開口部8aの内部
側段部8dに押し付けられるので、ハウジング6の内部
孔8内に固定保持される。また、イオン検出用電極とし
てのシース12と円筒部材(円筒状の外部接続端子)3
0とが電気的に接続される。シース12と前記円筒部材
30とは、少なくとも電気的に接続されていればよいの
で、この例のように常時接触させておくことができれ
ば、必ずしも両者12,30を固定する必要はない。な
お、前記耐熱絶縁部材20は、円筒部材30およびシー
ス型ヒータ4によって押圧されて、シース12のテーパ
部12bとハウジング内部孔8の小径開口部8aの段部
8dとの間に挟持されているので、前記ハウジング6の
外周面からのかしめ24は省略することができる。
【0020】軸状の外部接続端子26と円筒部材(円筒
状の外部接続端子)30との間の絶縁部材(内側絶縁部
材)28は、耐熱樹脂製チューブや耐熱絶縁被膜、耐熱
樹脂等により構成し、軸状の外部接続端子26の外周ま
たは円筒部材30の内周に一体に設けても良い。なお、
円筒部材30とハウジング6との間の絶縁部材(外側絶
縁部材)32は、円筒部材30の外周に一体的に設けら
れている。
【0021】円筒部材30は、図1の左側の端部30c
が前記ハウジング内部孔8の大径部8c側から外方に突
出しており、この円筒部材30の外周の、ハウジング6
のかしめ部6aの外側に、絶縁性のワッシャ34を挟ん
で通電性のワッシャ36が圧入または溶接、ロー付け等
によって固定されている。また、軸状の外部接続端子2
6の端部26aは、前記円筒部材30の端部30cから
さらに外方へ突出している。前記円筒部材(円筒状の外
部接続端子)30の端部30cと軸状の外部接続端子2
6の端部26aに、それぞれ、後に説明する電源(バッ
テリ)のプラス極接続端子とマイナス極接続端子が、間
にインシュレータ46を介在させて接続される。
【0022】次に、図2により、前記構成のイオンセン
サと一体化されたシース型グロープラグ2の作動電気回
路について説明する。電源(バッテリ)40のプラス極
に第1リレー42Aを介して接続されるプラス極接続端
子44を、前記円筒部材(円筒状の外部接続端子)30
の端部30c外周に固定された通電性ワッシャ36の外
側に装着する。さらに、このプラス極接続端子44の外
側に、絶縁ワッシャ(インシュレータ)46を挿入し、
バッテリ40のマイナス極に第2リレー42Bを介して
接続されるマイナス極接続端子47を、軸状の外部接続
端子26の端部26a外周に装着する。その後、軸状の
外部接続端子26の端部26aにナット48を締め付け
て固定する。前記第1リレー42Aおよび第2リレー4
2Bによってグロープラグ用リレー42が構成される。
【0023】前記バッテリ40のプラス極、第1リレー
42A、プラス極接続端子44、通電性ワッシャ36お
よび円筒部材30、シース12、発熱コイル14、電極
取り出し金具16、外部接続端子26、マイナス極接続
端子47、第2リレー42Bおよびバッテリ40のマイ
ナス極でグロープラグ2の電気回路が形成される。
【0024】前記イオンセンサ一体型のグロープラグ2
を、グロープラグとして機能させる場合には、前記グロ
ープラグ用リレー42(第1リレー42Aおよび第2リ
レー42B)をONにする。すると、前記電気回路に電
流が流れ、発熱コイル14が発熱してエンジンの予熱が
行われる。
【0025】さらに、バッテリ40のプラス極とプラス
極接続端子44との間に、電流または電圧検出手段50
およびイオンセンサ用リレー52が設けられている。ま
た、バッテリ40のマイナス極は、エンジンのシリンダ
ヘッド10にアース接続されている。従って、バッテリ
40のプラス極、電流または電圧検出手段50、イオン
センサ用リレー52、プラス極接続端子44、ワッシャ
36および円筒部材30、イオン検出用電極としてのシ
ース12およびシリンダヘッド10へのアースによって
イオンセンサの電気回路が形成される。
【0026】前記構成のグロープラグ2をイオンセンサ
として機能させる場合には、グロープラグ用リレー42
をOFFにして、イオンセンサ用リレー52のみをON
にする。すると、イオン検出用電極としてのシース12
とシリンダヘッド10との間に電圧がかかり、エンジン
の燃焼時に発生するエンジン燃焼室54内のイオン(フ
リー電子)により前記電気回路に電流が流れる。その電
流または電圧を前記電流または電圧検出手段50によっ
て検出して、エンジンのフィードバック制御を行う。こ
のフィードバック制御は、例えば、燃焼時期を検出して
燃料噴射時期とのずれを検出して、そのずれが最適とな
るように制御する。または、検出電流の大きさにより燃
焼状態を検出して、燃料噴射時期と燃焼噴射量を制御し
て、最適な燃焼が行われるように制御する。
【0027】以上のように、本実施の形態に係るグロー
プラグ2は、イオンセンサを一体化しているので、シス
テムの簡素化を図ることができ、シリンダヘッド10へ
のレイアウトの自由度が増すという効果を得ることがで
きる。また、コストダウンを図ることもできる。特に、
本実施の形態に係るグロープラグ2では、発熱体(シー
ス型ヒータ)4については、従来のグロープラグのシー
ス型ヒータをそのまま流用することができるので、経済
性が優れている。さらに、シース(イオン検出用電極)
12に付着したカーボン等を、グロープラグ2の通電に
よって燃焼、除去することができるので、イオンセンサ
としての検出精度の低下を防止することができる。さら
に、このグロープラグ2は、一方向(図1の左方向)か
ら組み立てるようになっているので、自動組立が適用し
易く、経済性が優れている。しかも、前記構成では、カ
シメ、圧入等のみで組み立て可能であり、溶接、ロー付
け等の工程が不要なので、組立コストを低減することが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るグロー
プラグは、円筒状ハウジングの内部孔の一端に、耐熱性
絶縁部材を介して保持された円筒状のイオン検出用電極
と、このイオン検出用電極内に配置されて、一端が前記
イオン検出用電極に電気的に接続された発熱部材と、前
記円筒状ハウジングの他端側に、それぞれ絶縁部材を介
して配置された第1および第2の外部接続端子とを備
え、前記第1の外部接続端子と前記イオン検出用電極と
が電気的に接続されるとともに、前記第2の外部接続端
子と前記発熱部材とが電気的に接続されることにより、
グロープラグとイオンセンサとが一体化されているの
で、システムの簡素化が図れ、シリンダヘッドへのレイ
アウトの自由度が増すとともに、コストダウンを図るこ
とができる。また、エンジン燃焼時にイオン検出用電極
に付着したカーボン等を、グロープラグ使用時の発熱に
より燃焼、除去することができ、燃焼検出の精度を向上
させることができる。さらに、従来のグロープラグのヒ
ータをそのまま使用してイオンセンサ一体型のグロープ
ラグを得ることができ、経済性が優れている。また、一
方向からの組立が可能なので、自動組立が適用しやすく
経済性に優れている。
【0029】また、請求項2に記載の発明では、前記発
熱部材を有する発熱体が、シース型ヒータであり、前記
イオン検出用電極が前記シース型ヒータのシースである
ので、従来のグロープラグのヒータをそのまま流用する
ことができる。
【0030】請求項4に記載の発明は、ハウジングの内
部孔が、前記他端側に大径部を有する段付き孔であり、
かつ、前記第1の絶縁部材は、前記第1の外部接続端子
の外周に一体的に設けられており、この第1の絶縁部材
を前記ハウジング内部孔の大径部内に挿入して前記ハウ
ジングの端部をかしめることにより、前記第1の絶縁部
材と前記第1の外部接続端子とを前記ハウジングの内部
孔内に固定しているので、組立が簡単で、組立コストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るグロープラグの縦
断面図である。
【図2】前記グロープラグの作動電気回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
2 グロープラグ 4 発熱体(シース型ヒータ) 6 ハウジング 8 ハウジングの内部孔 12 イオン検出用電極(シース) 14 発熱部材(発熱コイル) 20 耐熱性絶縁部材 26 第2の外部接続端子(軸状の外部接続端子) 28 第2の絶縁部材(内側絶縁部材) 30 第1の外部接続端子(円筒部材) 32 絶縁部材(外側絶縁部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のハウジングと、この円筒状ハウ
    ジングの内部孔の一端に耐熱性絶縁部材を介して保持さ
    れた円筒状のイオン検出用電極と、このイオン検出用電
    極内に配置されて、一端が前記イオン検出用電極に電気
    的に接続された発熱部材と、前記円筒状ハウジングの他
    端側に、それぞれ絶縁部材を介して配置された第1およ
    び第2の外部接続端子とを備え、 前記第1の外部接続端子と前記イオン検出用電極とが電
    気的に接続されるとともに、前記第2の外部接続端子と
    前記発熱部材の他端とが電気的に接続されていることを
    特徴とするグロープラグ。
  2. 【請求項2】 前記発熱部材を有する発熱体が、シース
    型ヒータであり、前記イオン検出用電極が前記シース型
    ヒータのシースであることを特徴とする請求項1に記載
    のグロープラグ。
  3. 【請求項3】 前記第1の外部接続端子は、第1の絶縁
    部材を介して前記ハウジングの内部孔内に保持され、前
    記イオン検出用電極に電気的に接続されるとともに、一
    端が前記ハウジングの内部孔の他端側から突出する円筒
    部材であり、前記第2の外部接続端子は、前記第1の外
    部接続端子の内部孔に第2の絶縁部材を介して配置さ
    れ、一端が前記発熱部材の他端と電気的に接続されると
    ともに、他端が前記第1の外部接続端子の内部孔から突
    出する軸状部材であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のグロープラグ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの内部孔は、前記他端側
    に大径部を有する段付き孔であり、かつ、前記第1の絶
    縁部材は、前記第1の外部接続端子の外周に一体的に設
    けられており、この第1の絶縁部材を前記ハウジング内
    部孔の大径部内に挿入して前記ハウジングの端部をかし
    めることにより、前記第1の絶縁部材と前記第1の外部
    接続端子とを前記ハウジングの内部孔内に固定すること
    を特徴とする請求項3に記載のグロープラグ。
  5. 【請求項5】 前記耐熱絶縁部材の一端が、前記ハウジ
    ングの内部孔の一端から突出するとともに、前記イオン
    検出用電極の一端が、前記耐熱絶縁部材の突出している
    端部からさらに突出していることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載のグロープラグ。
JP2000191701A 2000-06-26 2000-06-26 グロープラグ Pending JP2002013735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191701A JP2002013735A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 グロープラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191701A JP2002013735A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 グロープラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013735A true JP2002013735A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18690958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000191701A Pending JP2002013735A (ja) 2000-06-26 2000-06-26 グロープラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013735A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544210A (ja) * 2005-06-27 2008-12-04 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング シース形グロープラグ
JP2012233661A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Denso Corp 制御部一体型グロープラグ
JP2015169346A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ及び内燃機関
JP2017166758A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 日本特殊陶業株式会社 加熱装置及び温度推定装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544210A (ja) * 2005-06-27 2008-12-04 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング シース形グロープラグ
JP4778555B2 (ja) * 2005-06-27 2011-09-21 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング シース形グロープラグ
JP2012233661A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Denso Corp 制御部一体型グロープラグ
JP2015169346A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 日本特殊陶業株式会社 グロープラグ及び内燃機関
JP2017166758A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 日本特殊陶業株式会社 加熱装置及び温度推定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6575039B2 (en) Combustion pressure sensor assembly
US5059768A (en) Ceramic heater type glow plug
JP2003130349A (ja) グロープラグ
EP0989369A2 (en) Glow sensor and engine component combination
JP2001141238A (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグおよびその製造方法
JP2002195559A (ja) セラミックスヒータ型グロープラグおよびその製造方法。
JP2002013735A (ja) グロープラグ
US6215105B1 (en) Ion sensor glow plug assembly with coating between sheath and shell
EP1457736A1 (en) Glow plug for diesel engine and method of manufacturing the glow plug
JPH10122114A (ja) グロープラグ、グロープラグを用いたイオン電流検出装置、及びグロープラグの製造方法
EP0989370A3 (en) Glow sensor-metal tip
US6497808B1 (en) Gas sensor
JP5339950B2 (ja) 燃焼圧センサ付きグロープラグ
JPH0391614A (ja) シーズド・プラグ
US20040084435A1 (en) Electrically-heated glowplug and method for production of an electrically-heated glowplug
JP3873444B2 (ja) グロープラグ及びその製造方法
JPH1077945A (ja) イオン電流検出装置及びそれに用いられるグロープラグ
JP3794158B2 (ja) イオン電流検出用グロープラグ
JPH0311577Y2 (ja)
JPH09257251A (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグ
EP3046395B1 (en) Heating apparatus, temperature estimation apparatus and heater control apparatus
JPH10300083A (ja) 自己制御型セラミックヒータ
JP3785698B2 (ja) グロープラグ
JPH1182271A (ja) ディーゼルエンジンの異常検出装置
JPS61124829A (ja) 火炎面センサ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050126