JP2002012942A - ヒートシュリンクバンド用鋼板 - Google Patents
ヒートシュリンクバンド用鋼板Info
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Abstract
供する。 【解決手段】 mass%で、C:0.005%以下、
Si:0.5〜4%、Mn:2%以下、sol.Al:
0.2 %以下、S:0.04%以下、P:0.2%以
下、N:0.01%以下、B:0.0003〜0.00
4%、T.O.:0.005%以下、Sb:0.002
〜0.1%を含有し、またはさらにB量とN量がB/
N:0.2〜1を満足し、残部実質的にFeからなるヒ
ートシュリンクバンド用鋼板。
Description
パネル周囲を緊締するヒートシュリンクバンド用鋼板に
関するものである。
では、管体内が1.0×10-7Torr程度の高真空状
態であることから、パネル面の変形防止および管体の内
爆防止といった処理を必要としている。このような処理
としては、バンド状に成形した鋼板からなるヒートシュ
リンクバンド(以下、HSバンドと称す)を400℃か
ら600℃程度の温度で数秒〜数十秒間加熱・膨張さ
せ、CRTガラスパネルにはめ込み、冷却・収縮によっ
て張力を付与する、いわゆる焼ばめ処理によってパネル
面の変形を補正する方法が挙げられる。
ンド材は軽量でかつ所定の強度と延性を具備することが
課題とされ、HSバンド材としてはメッキを施した板厚
0.8〜2mmの冷延鋼板が使用されていた。ところが
その後、HSバンド材に地磁気等の外部磁界の遮蔽効果
を付与することで、電子ビームの着弾地のずれにより生
じる色ずれを大幅に低減できることが見いだされ、磁気
シールド性が新たな鋼板性能として着目されている。
たせながら高い磁気シールド性も付与する方法として、
例えば特開平11−86755号公報には、Siを1〜
2%含有させてSiの固溶強化を活用するとともに、地
磁気レベルの透磁率を向上させる方法が、また、特開平
11−158549号公報にはSi含有鋼の介在物組成
を適正化して保磁力を向上させるとともに、結晶粒径を
適正化して高強度化を図る方法がそれぞれ開示されてい
る。
さらなる軽量化が指向され、HSバンド材の薄肉化に対
する要望が益々強くなりつつある。一方、テレビの大画
面化や平面化、コンピュータモニタの高精細化に伴い、
磁気シールド性(すなわち高透磁率化等の磁気特性)へ
の要求も厳しくなり、HSバンド材では磁気特性向上も
切望されている。このように、HSバンド材にはさらな
る高強度化および磁気特性向上(高透磁率化)が強く求
められているのが現状である。
透磁率を向上させる方法として、Si、Mn、P等の元
素を多量に含有させる方法、および結晶粒径を適正化す
る方法をとっているが、特開平11−86755号公報
記載の方法では溶接性や製造コストの面からさらにS
i、Mn、P等の含有量を増加させることは難しく、こ
れ以上の高強度、高透磁率化は難しいといえる。また、
特開平11−158549号公報記載の方法では、細粒
化により高強度化は図られるものの、同時に透磁率の低
下を招くので、所望の強度レベルを達成しようとすれば
透磁率が不十分となる。
に応えるべく優れた強度と磁気特性を兼ね備えた鋼板は
得られていない。
のであり、強度と透磁率とのバランスに優れた鋼板を提
供することを目的とする。
出物を形成しやすいBに着目して、HSバンド材の高強
度、高透磁率化を図るべく鋭意研究を重ねた。その結
果、以下の知見を得た。
は、Oとの親和力が強いので、鋳造時に微細介在物であ
るB2O5を生成しやすい。
してBの枯渇層が生じやすい。
ラブ加熱時や焼鈍時に表層窒化が生じやすく、Nと結合
して粗大な析出物を形成しやすい。
層窒化が生じると、B添加の効果が十分活かされない。
を防ぎ、B添加の効果を十分活かすためには、鋳造時の
O含有量を一定量以下にまで十分低減し、なおかつSb
をBと複合して適量添加することが有効である。
で、以下の構成を有する。 [1]mass%で、C:0.005%以下、Si:0.
5〜4%、Mn:2%以下、sol.Al:0.2 %
以下、S:0.04%以下、P:0.2%以下、N:
0.01%以下、B:0.0003〜0.004%、
T.O.:0.005%以下、Sb:0.002〜0.
1%を含有し、残部実質的にFeからなるヒートシュリ
ンクバンド用鋼板。
/N:0.2〜1を満足することを特徴とするヒートシ
ュリンクバンド用鋼板。
的にFe」とは、本発明の作用効果を無くさない限り、
不可避不純物をはじめ、他の微量元素を含有するものが
本発明の範囲に含まれ得ることを意味する。また、本明
細書において、鋼の成分を示す%はすべてmass%で
ある。
由とともに説明する。まず、種々のB含有鋼について抽
出残渣の化学分析、透過電子顕微鏡観察等を行い、析出
物、介在物の詳細調査を行った。その結果、B含有鋼で
は、窒化物以外に酸化物であるB2O5が生じており、こ
の酸化物生成量が比較的多い鋼において透磁率が劣る傾
向が認められた。そして、電子顕微鏡観察の結果、この
酸化物の大きさは比較的微細であることが判明し、この
酸化物自体が透磁率に悪影響を及ぼしていると推定され
た。Bは酸素との親和力が強いので、溶鋼の鋳造時に十
分溶存酸素が低減されていないと、酸化物であるB2O5
が形成されるものと考えられる。
に、磁気特性に及ぼす酸素含有量を調査した。
n:1%、P:0.07%、S:0.004%、so
l.Al:tr.または0.01%、N:0.002
%、B:0.0016%、とし、T.O.を0.001
〜0.01%と変化させた鋼を溶製した。ここで、T.
O.量(酸素含有量)は、SiまたはAlを添加してか
らの脱ガス処理時間を調節することにより調整し、B
は、溶存酸素量が高い段階で添加すると鋳造前の段階で
酸化物として消費される可能性があるので、それを防止
するために、Si、Alを添加し、その後、溶鋼を鋳造
する直前に添加した。次いで、熱間圧延および板厚1.
2mmまで冷間圧延を施し、680〜730℃で焼鈍を
行うことにより結晶粒径を調整し、強度レベル:YP=
330〜340MPaの供試材を得た。
サンプルを採取して磁気特性を測定した。なお、磁気特
性(透磁率)は、23.9A/m(0.3エールステッ
ド)まで磁化したときの比透磁率で評価した。また、酸
素含有量は、熱延板と最終焼鈍板にほとんど差が認めら
れないことを事前に確認して、ここでは板厚1.2mm
の最終焼鈍板から採取したサンプルについて調査した結
果を用いた。
酸素含有量(T.O.)と比透磁率の関係を示す。な
お、図1において、sol.Al:tr.の鋼の磁気特
性を○で、sol.Al:0.01%の鋼の磁気特性を
●で示す。
含有量と密接に関係しており、sol.Al:tr.の
供試材(図中○)、 sol.Al:0.01%の供試
材(図中●)ともに、T.O.を0.005%以下に低
減すると高い比透磁率が得られることが判明した。 ま
た、T.O.が0.005%以下の鋼板について析出
物、介在物の調査を実施したところ、Bはほぼ完全に窒
化物として存在しており、酸化物はsol.Al:t
r.鋼ではSiO2、sol.Al:0.01%鋼では
Al2O3が主体となっていることが確認された。
は0.005%以下とする。次に、B含有鋼におけるS
b添加の効果について調査した。本発明鋼では透磁率を
向上させる目的で、Cの含有量を0.005%以下とし
ている。このような、いわゆる極低炭素鋼では、スラブ
の加熱時あるいは焼鈍時に表層でのC以外の元素の酸化
が生じやすくなる。この原因は必ずしも明らかではない
が、Cが十分存在する場合にはCが優先酸化されるが、
Cの含有量が少ないとその効果が十分得られず、他の元
素の酸化が生じてしまうものと考えられる。本発明鋼で
は、B含有鋼を用いているため、表層でのBの酸化反応
が進行しやすいと考えられる。
ブ加熱時、焼鈍時等において、表層で炉内雰囲気成分と
して存在する窒素と結合しやすく、鋼板表層では窒化が
生じやすいと考えられる。
的に、B含有鋼へのSbの複合添加を検討した。C:
0.002%、Si:1.2%、Mn:1%、P:0.
07%、S:0.004%、sol.Al:0.02
%、N:0.002%、B:tr.または0.0015
%、T.O.:0.002%とし、Sbをtr.〜0.
2%と変化させた鋼を溶製し、図1と同様の条件で熱
延、冷延、焼鈍を施し供試材を得た。
スタインサンプルを採取して磁気特性を測定した。な
お、磁気特性(透磁率)の測定及び酸素含有量の測定
は、図1と同様の方法にて行った。
b添加量と比透磁率の関係を示す。なお、図2におい
て、B:tr.の鋼の比透磁率を●で、B:0.001
5%の鋼(B含有鋼)の比透磁率を○で示した。
を0.002〜0.1%の範囲で含有させることによ
り、さらに比透磁率が向上することがわかる。
02%材について表層からの深さ方向にB、Nの化学分
析を行ったところ、Sb:tr.材では表層からの深さ
50μm付近までの領域でBの含有量が減少しているこ
とが判明した。これは、Bが鋼の表層で優先酸化され、
Bの含有量が減少したものと推測される。また、表層か
らの深さ30μm付近までの領域ではNの含有量が鋼板
内部と比べてわずかに増加しており、窒化も生じている
ことが判明した。
ともに軽減されていた。Sb:0.02%材では鋼の表
層での酸化、窒化が防止されて磁気特性が向上したもの
と考えられる。
02〜0.1%とする。次に、さらに磁気特性を向上さ
せるために、B含有量と磁気特性の関係を調査した。
C:0.002%、Si:1.2%、Mn:1%、P:
0.07%、S:0.004%、sol.Al:0.0
1%、N:0.003%としBをtr.〜0.006%
と変化させ、さらにT.O.およびSbの含有量を、
T.O.:0.006%、Sb:tr.に調整した鋼、
T.O.:0.002%、Sb:tr.に調整した鋼、
T.O.:0.002%、Sb:0.01%に調整した
鋼に図1と同様の条件で溶製、熱延、冷延、焼鈍を施し
供試材を得た。
スタインサンプルを採取して磁気特性を測定した。な
お、磁気特性(透磁率)の測定及び酸素含有量の測定
は、図1と同様の方法にて行った。
含有量、B/Nと比透磁率の関係を示す。なお、図3に
おいて、T.O.:0.006%、Sb:tr.に調整
した鋼の比透磁率を▲で、T.O.:0.002%、S
b:tr.を含有する鋼の比透磁率を●で、T.O.:
0.002%、Sb:0.01%を含有する鋼の比透磁
率を○で示した。
tr.に調整した鋼(図中▲)では、比透磁率の値にや
や多くのばらつきを有しており、B/N=1.2付近で
極大をとる。また、T.O:0.002%、Sb:t
r.に調整した鋼(図中●)では、比透磁率のばらつき
がT.O.:0.006%を含有する鋼より改善される
とともに、その値も向上し、比透磁率はB/N=0.9
付近で極大となる。
0.01%に調整した鋼(図中○)では、BとSbの複
合添加の効果により、 T.O:0.002%、Sb:
tr.鋼よりさらに比透磁率が向上し、B/N=0.7
付近で極大となる。以上のように、酸素含有量を適正化
した鋼にBとSbを複合して添加することにより、比透
磁率が大幅に向上し、さらにB/Nを適正範囲にするこ
とによりさらに比透磁率が向上することがわかる。
性の向上効果が認められる0.0003〜0.004%
の範囲とする。また、より磁気特性を向上させるために
は、BとNをB/Nで0.2〜1の範囲とすることが好
ましい。
る。C:0.005%を超えて含有するとカーバイドが
析出し、透磁率を劣化させる。したがって、Cは0.0
05%以下とする。
向上させる重要な元素である。Si添加による強度上昇
および透磁率向上の効果を発揮させるには、0.5%以
上の添加が必要である。一方、Siを4%超えで添加し
ても透磁率の改善効果は小さくいたずらにコスト上昇を
招く。さらには、溶接性の劣化、脆化等も招く。したが
って、Siの含有量は、0.5〜4%とする。
かつ固溶体強化により強度を上昇させる元素である。し
たがって、Mnは強度を確保するために適量添加するこ
とが望ましい。ただし、2%を超えて添加すると磁気特
性が劣化する。以上より、Mnは2%以下とする。
でも固溶体強化能が大きい元素である。したがって、積
極的に活用することが望ましい元素である。ただし、
0.2%超えで添加すると溶接性が著しく劣化するので
0.2%以下とする。
T.O.を低減する目的で含有させることが望ましい。
しかし、0.2%を超えて含有させると、B含有の効果
が得られず、いたずらにコストアップを招くので、0.
2%以下とする。また、酸化物を安定してSiO2とす
るためには0.001%以下、もしくはAl2O3とする
ためには0.005%以上含有させることが望ましい。
化させる元素である。したがって、0.01%以下とす
る。
の効果は非常に小さいものの、酸化、窒化を防止する目
的で、例えば、Sn:0.003〜0.15%、Cu:
0.05〜0.2%等を1種または2種以上で複合して
添加してもよい。
板の製造方法について説明する。本発明においては、本
発明で規定する成分が本発明の範囲内であればよく、本
発明の鋼板を得るには、例えば、転炉で吹練した溶鋼を
脱ガス処理し所定の成分に調整し、引き続き鋳造、熱間
圧延を行う。熱間圧延時の仕上焼鈍温度、巻取り温度は
特に規定する必要はなく、通常でかまわない。また、熱
間圧延後の熱延板焼鈍は行っても良いが必須ではない。
次いで一回の冷間圧延、もしくは中間焼鈍をはさんだ2
回以上の冷間圧延により所定の板厚とした後に、最終
(仕上)焼鈍を行う。
からメッキを施してもよい。メッキ種は特に限定される
ものではなく、例えば、Zn、Zn−Ni合金、Zn−
Al合金、Ni、Al、Sn、Crなどの単層メッキ、
またはこれらの復層メッキ、あるいはメッキと地鉄とを
一部または全部合金化させたメッキなどが適用可能であ
る。また、鋼板表面あるいはメッキ表面に各種の化成処
理皮膜を形成してもよい。
成分に鋳造後、1150℃×1hrのスラブ加熱を行っ
た後、板厚3.2mmまで熱間圧延を行った。ここで、
巻き取り温度は680℃とした。その後、酸洗を行い、
引き続き、板厚1.2mmまで冷間圧延を行い、10%
H2−90%N2雰囲気で680℃〜820℃×60se
cの仕上焼鈍を行った。また、一部の鋼板については、
焼鈍後に伸長率:0.5〜1.5%のスキンパス圧延を
行った。仕上焼鈍後の鋼板の化学成分を表1に示す。
表2に示す。ここで、機械特性(YPEL)の測定はJ
IS5号引張試験片にて行い、磁気測定は25cmエプ
スタイン試験片を用いて行った。なお、磁気特性は2
3.9A/mまで磁化したときの透磁率で評価した。
た本発明例では、良好な磁気特性および高い強度を有す
る鋼板が得られていることがわかる。一方、比較例で
は、強度が劣っているかもしくは透磁率が低いことがわ
かる。
気特性と強度とのバランスに優れたHSバンド用鋼板を
得ることができる。
を用いない為、透磁率を向上させてもほとんど強度低下
を伴わないので、強度レベルを維持しつつ透磁率の向上
を図ることができる。
フ。
Claims (2)
- 【請求項1】 mass%で、C:0.005%以下、
Si:0.5〜4%、Mn:2%以下、sol.Al:
0.2 %以下、S:0.04%以下、P:0.2%以
下、N:0.01%以下、B:0.0003〜0.00
4%、T.O.:0.005%以下、Sb:0.002
〜0.1%を含有し、残部実質的にFeからなるヒート
シュリンクバンド用鋼板。 - 【請求項2】 B量とN量がB/N:0.2〜1を満足
することを特徴とする請求項1記載のヒートシュリンク
バンド用鋼板。
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