JP2002011826A - 金属積層射出成形体及びその製造方法 - Google Patents

金属積層射出成形体及びその製造方法

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JP2002011826A
JP2002011826A JP2000197229A JP2000197229A JP2002011826A JP 2002011826 A JP2002011826 A JP 2002011826A JP 2000197229 A JP2000197229 A JP 2000197229A JP 2000197229 A JP2000197229 A JP 2000197229A JP 2002011826 A JP2002011826 A JP 2002011826A
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glass
injection
metal
laminated
injection molding
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JP2000197229A
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English (en)
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Masayoshi Sekiyama
政義 関山
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低融点金属の射出成形体の表面にガラス層を形
成することができ、また、低融点金属の射出成形体に形
成した窓を透明ガラスとすることが望まれていた。 【解決手段】ガラスシート11又はガラスフィルム12
の表面に、低融点の金属射出成形層2を積層形成してな
る金属積層射出成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスシート又は
ガラスフィルムを積層した金属積層射出成形体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄などの表面の腐食を防ぐと
ともに硬度を高めるために琺瑯仕上げを行うことは広く
行われている。
【0003】一方、近年、携帯電話、テレビゲーム器な
どの電気機器の筐体として、マグネシウム合金、亜鉛合
金あるいはアルミニウム合金などの低融点金属の射出成
形体が採用されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記低
融点金属の射出成形体の表面にもガラス質を被覆して琺
瑯仕上げをしようとしても、基材となる金属が低融点で
あるため、高い融点を有するガラス質を焼き付け処理す
ることが困難であった。
【0005】また、琺瑯仕上げと言う手段ではガラス質
を溶融しなければならず、射出成形体に形成した窓孔に
自己支持性のない溶融ガラスを適用して透明な窓ガラス
層を形成することは困難であった。
【0006】しかして、低融点金属の射出成形体の表面
にガラス層を形成することができ、また、低融点金属の
射出成形体に形成した窓を透明ガラスとすることが望ま
れていた。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、上記課題を解決せん
とするものでガラスシート又はガラスフィルムの表面
に、低融点の金属射出成形層を積層形成してなる金属積
層射出成形体であり、このことにより、低融点金属の射
出成形体の表面にガラス層を形成することができ、ま
た、低融点金属の射出成形体に形成した窓を透明ガラス
とすることができる。
【0008】また本発明は、ガラスシート又はガラスフ
ィルムを、射出成形型内にセットし、前記ガラスシート
又はガラスフィルムに低融点の金属を射出成形して積層
することを特徴とする金属積層射出成形体の製造方法に
関するものであり、このことにより、低融点金属の射出
成形体の表面にガラス層を形成することができ、また低
融点金属の射出成形体に形成した窓を透明ガラスとした
金属積層射出成形体を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1は本発明の金属積層射出成形体の一例
を示す概略の正面断面図、図2は本発明の積層射出成形
体の製造方法の一例を説明するための概略の正面断面図
である。
【0011】本発明は、図1に示すようにガラスシート
11又はガラスフィルム12の表面に、低融点の金属射
出成形層2を積層形成してなる金属積層射出成形体であ
る。
【0012】本発明においてガラスシート11又はガラ
スフィルム12としては、ソーダライムガラス、ホウケ
イ酸ガラス、無アルカリガラスなどのガラス組成をフロ
ート法、リドロー法、ダウンドロー法、フュージョン法
等によりシート状又はフィルム状に成形したものが採用
でき、また、必要に応じて表面の研磨により平坦化や異
物除去を行ったり、熱処理により熱に対する寸法安定性
を向上させるなどの処理を行うことができ、着色しても
よい。
【0013】ガラスシート11としては、例えば筐体の
窓に使用される比較的厚手のもので、厚さが100μm
を越え、2mm以下程度のものが好適に用いられる。
【0014】また、ガラスフィルム12としては、例え
ば金属積層射出成形体の外表面を被覆するために使用さ
れる薄手のもので、厚さが0.1μm〜100μmの範
囲のものが好適に用いられる。
【0015】本発明において低融点の金属射出成形層2
としては、マグネシウム合金、アルミニウム合金、亜鉛
合金などが好適である。特にマグネシウム合金が軽量で
射出成形法に適しているので好ましい。
【0016】具体的には、質量%で、アルミニウムを1
〜10%、亜鉛を0.1〜3%、マンガンを0.1〜
0.5%等を含有し、残部がマグネシウムからなるもの
が、570℃〜620℃の範囲で固相状態の混在した半
溶融状態と成りやすいので、ガラスシート11又はガラ
スフィルム12に熱的衝撃の小さい比較的低温で射出成
形できるので特に好ましい。
【0017】また本発明は、図2に示すように、ガラス
シート11又はガラスフィルム12を、射出成形型3内
にセットし、前記ガラスシート11又はガラスフィルム
12に低融点の金属20を射出成形して積層することを
特徴とする金属積層射出成形体の製造方法である。
【0018】ガラスシート11又はガラスフィルム12
を射出成形型3内にセットするのであるが、例えば、ま
ず、受型31と射出型32とを開いた状態にしておく
(図示せず)。この状態で、受型31の型面の所定位置
にガラスシート11を載置するとともに、ガラスフィル
ム12を載置し、必要に応じて吸引ライン311から真
空吸引を行ってガラスフィルム12などを固定する。
【0019】次いで、射出装置側ノズル34及び射出型
側スプルーブッシュ33を備えた射出型32に向かって
受型31を上昇せしめて型締めする。
【0020】そして、射出装置側ノズル34から溶融ま
たは半溶融状態の低融点の金属20を射出型側スプルー
ブッシュ33を通して射出して、低融点の金属射出成形
層2を形成するとともにガラスシート11及びガラスフ
ィルム12に接着積層し、冷却固化して受型31を再び
開いて脱型すれば本発明の金属積層射出成形体が得られ
る。
【0021】
【実施例】以下実施例を挙げて詳細に説明する。
【0022】まず、ガラスシート11として、厚さ1m
mの石英ガラスを、ガラスフィルム12として厚さ50
μmの石英ガラスを準備した。
【0023】そして、低融点の金属20として質量%
で、アルミニウムを9%、亜鉛を0.6%、マンガンを
0.25%等を含有し、残部がマグネシウムからなるマ
グネシウム合金を準備した。
【0024】前記、準備したガラスシート11及びガラ
スフィルム12を、図2に示す射出成形型3の受型31
内の所定位置にセットして、射出型32に向かって受型
31を上昇せしめて型締めする。
【0025】図示しない射出装置から600℃に加熱さ
れた半溶融マグネシウム合金20を、射出装置側ノズル
34から射出型側スプルーブッシュ33を通して、前記
ガラスシート11及びガラスフィルム12をセットした
キャビテイ内に射出し、冷却する。
【0026】そうすると、キャビテイの形状に冷却固化
して低融点の金属射出成形層2が形成されると共に、ガ
ラスシート11及びガラスフィルム12と強固に融着
し、図1に示す金属積層射出成形体が得られる。
【0027】得られた金属積層射出成形体の外表面には
ガラスフィルム12が被覆され、硬質で透明感有る光沢
が実現した。
【0028】さらに金属積層射出成形体の窓孔には、ガ
ラスシート11が固着され、透明な窓ガラスを有する金
属積層射出成形体を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属積層射出成形体の一例を示す概略
の正面断面図。
【図2】本発明の金属積層射出成形体の製造方法の一例
を説明するための概略の正面断面図。
【符号の説明】
11 ガラスシート 12 ガラスフィルム 2 低融点の金属射出成形層 20 低融点の金属 3 射出成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 19/00 B22D 19/00 V

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスシート又はガラスフィルムの表面
    に、低融点の金属射出成形層を積層形成してなる金属積
    層射出成形体。
  2. 【請求項2】ガラスシート又はガラスフィルムを、射出
    成形型内にセットし、前記ガラスシート又はガラスフィ
    ルムに低融点の金属を射出成形して積層することを特徴
    とする金属積層射出成形体の製造方法。
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