JP2002011807A - ライナーの構造,このライナーを用いた帯状材料の巻取り・巻出し方法及びその装置 - Google Patents

ライナーの構造,このライナーを用いた帯状材料の巻取り・巻出し方法及びその装置

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JP2002011807A
JP2002011807A JP2000196668A JP2000196668A JP2002011807A JP 2002011807 A JP2002011807 A JP 2002011807A JP 2000196668 A JP2000196668 A JP 2000196668A JP 2000196668 A JP2000196668 A JP 2000196668A JP 2002011807 A JP2002011807 A JP 2002011807A
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Takayuki Kamikura
高行 神蔵
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0016Handling tyres or parts thereof, e.g. supplying, storing, conveying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29D2030/0038Handling tyre parts or semi-finished parts, excluding beads, e.g., storing, transporting, transferring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ライナーの巻出し側において巻径を小さくし、
運搬を容易にすると共に、安定した状態でライナーを巻
出すことが出来、帯状材料のプロファイル形状を変形さ
せずに巻取りが出来るライナーの構造・このライナーを
用いた帯状材料の巻取り・巻出し方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】ライナーRの表裏面の少なくとも一方、こ
の実施形態では表面側Raの長手方向両側縁部に、長手
方向に沿って空気等の流体の注入・排気によって膨張・
収縮する袋状の緩衝室3a,3bが形成してあり、この
緩衝室3a,3bは、ライナーRと一体的に形成されて
いる。緩衝室3a,3bは、流体の注入時に膨張する高
さHが、少なくともプロファイルWxを備えた帯状材料
Wの厚さt以上となるように設定してあり、緩衝室3
a,3bの膨張時に、緩衝室3a,3b間のライナーR
でプロファイルWxを備えた帯状材料Wを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トレッド等のプ
ロファイル形状を備えた厚手の帯状材料をセルに巻取
り、または巻出す際に使用するライナーの構造・このラ
イナーを用いた帯状材料の巻取り・巻出し方法及びその
装置にかかわり、更に詳しくは帯状材料のプロファイル
形状を変形させずに巻取りが出来、また巻出した後に
は、巻取り径を小さくして巻取りることを可能としたラ
イナーの構造・このライナーを用いた帯状材料の巻取り
・巻出し方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤ構成部材として使用する
トレッド等の帯状材料、特にトラック・バス用タイヤの
肉厚の厚いプロファイル形状を備えたトレッドは、予め
タイヤの周長に略対応させた長さに成形し、そしてそれ
ぞれのトレッドは、パレット等に複数本ずつ配列させて
収容し、成形機側に搬送して使用する方法が行われてい
る。
【0003】しかし、近年では成形されたトレッドの収
縮等や、タイヤ成形の自動化等によりプロファイル形状
を備えたトレッドを連続的に成形し、これをライナーを
介在させながらセル等に一旦巻取って、タイヤ成形時に
は、トレッドを所定の長さ巻出して定尺切断することに
より使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トレッド等
のプロファイル形状を備えた未加硫の帯状材料を、セル
から巻出したライナーを介在させて巻取りドラムに巻取
る際、特にプロファイルの頂点を潰さないようにライナ
ー側に発泡体や桟等の緩衝材を取付けて対応させる方法
が行われていた。
【0005】この場合、ライナーを巻取った状態のセル
は、緩衝材が入っているために巻径が必要以上に大きく
なり、運搬が困難であったり、カセット台車が大型化す
ると同時に、巻物が不安定で巻くずれが生じる等の問題
があった。
【0006】この発明の目的は、特にライナーの巻出し
側において巻径を小さくし、運搬を容易にすると共に、
安定した状態でライナーを巻出すことが出来、更にプロ
ファイル形状を備えた帯状材料をライナーを介在させて
巻取る際に、帯状材料のプロファイル形状を変形させず
に巻取りが出来るライナーの構造・このライナーを用い
た帯状材料の巻取り・巻出し方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、この発明のライナーの構造は、プロファ
イルを備えた帯状材料をドラムに巻取りる際、帯状材料
間に介在させるライナーであって、前記ライナーの表裏
面の少なくとも一方に、長手方向に沿って流体の注入・
排気によって膨張・収縮する袋状の緩衝室を形成したこ
とを要旨とするものである。
【0008】前記ライナーは、ステンレス等の金属材
料,ポリエチレン等の樹脂材料,布材料のいずれかによ
り形成し、緩衝室は薄い樹脂フィルムにより袋状に形成
するものである。
【0009】また、緩衝室は、流体の注入時に膨張する
高さが、少なくともプロファイルを備えた帯状材料の厚
さ以上となるように設定し、更にライナー幅方向の中央
裏面側に一体的に形成し、帯状材料のプロファイル中央
に当接するように形成するものである。
【0010】また、ライナーに形成した緩衝室に、流体
の注入・排気を行う切替えバルブを備えた配管を接続
し、ライナーに形成した緩衝室を、帯状材料の巻取り時
に、プロファイル形状を潰さない位置に設けるものであ
る。
【0011】更に、前記ライナーに形成した緩衝室を、
分割して形成し、分割した緩衝室を束ねて構成すること
も可能である。
【0012】また、この発明の帯状材料の巻取り・巻出
し方法は、帯状材料を巻取りドラムに巻取る際、ライナ
ー表面の長手方向両側縁部に形成した緩衝室に流体を供
給しながら帯状材料の肉厚以上に膨張させ、プロファイ
ルを備えた帯状材料を緩衝室間のライナーで支持し、ま
た帯状材料を巻取りドラムから巻き出す際、緩衝室内の
流体を排出させながら順次巻出すことを要旨とするもの
である。
【0013】また、この発明の他の帯状材料の巻取り・
巻出し方法は、帯状材料を巻取りドラムに巻取る際、ラ
イナーの裏面中央形成した緩衝室に流体を供給させて膨
張させながらプロファイル中央に副室を介在させて巻取
り、また帯状材料を巻取りドラムから巻き出す際、緩衝
室内の流体を排出させながら順次巻出すことを要旨とす
るものである。
【0014】また、この発明の帯状材料の巻取り・巻出
し装置は、台車上にライナーの巻取り,巻出し用のセル
と、帯状材料の巻取り・巻出し用のドラムとを回転自在
に載置し、前記セルの回転支持軸内に流体の流通路を形
成し、この流通路に接続する接続通路をセル内部に設け
ると共に、セル表面にライナー表面に形成した緩衝室に
接続する接続口を設け、前記台車の側部に、前記流通路
に接続可能な切替えバルブを備えた接続バルブを設けた
ことを要旨とするものである。
【0015】この発明は、上記のように構成され、プロ
ファイルを備えた帯状材料をドラムに巻取る際、ライナ
ーの表裏面の少なくとも一方に、長手方向に沿って流体
の注入・排気によって膨張・収縮する緩衝室を形成した
ライナーを使用して行うことで、特にライナーの巻出し
側において巻径を小さくし、運搬を容易にすると共に、
安定した状態でライナーを巻出すことが出来、更にプロ
ファイル形状を備えた帯状材料をライナーを介在させて
巻取る際に、緩衝室を膨張させて帯状材料のプロファイ
ル形状を変形させずに保持させることが出来るものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
【0017】図1は、この発明を実施したライナーRを
セル1に積層させて巻付けた状態の断面図、図2はライ
ナーRを介在させて巻取りドラム2にトレッド等の帯状
材料Wを巻取った状態の断面図を示し、前記ライナーR
は、ステンレス等の金属材料,ポリエチレン等の樹脂材
料,布材料のいずれかにより形成される。
【0018】前記ライナーRの表裏面の少なくとも一
方、この実施形態では表面側Raの長手方向両側縁部
に、長手方向に沿って空気等の流体の注入・排気によっ
て膨張・収縮する袋状の緩衝室3a,3bが形成してあ
り、この緩衝室3a,3bは、樹脂フィルム等によりラ
イナーRと一体的に形成されている。
【0019】なお、ライナーRの材料として、ステンレ
スライナーや硬質ポリエチレン等の剛性の高いものを使
用した場合には、緩衝室3a,3bのフィルム材料とし
てナイロン樹脂とゴム材料とのブレンド材(商標名:ベ
ラーレン)等が考えられる。
【0020】前記緩衝室3a,3bは、流体の注入時に
膨張する高さHが、少なくともプロファイルWxを備え
た帯状材料Wの厚さt以上となるように設定してあり、
緩衝室3a,3bの膨張時に、図2に示すように、緩衝
室3a,3b間のライナーRでプロファイルWxを備え
た帯状材料Wを保持するように構成されている。
【0021】図3は、この発明のライナーRの他の実施
形態を示す断面図であって、この実施形態は、袋状の緩
衝室3cをライナーRの裏面側Rbの中央部に一体的に
形成し、帯状材料Wの巻取り時に帯状材料Wのプロファ
イルWxの中央凹部に膨張させた緩衝室3cを介在させ
て、帯状材料Wの密着防止と、プロファイルWxの変形
を防止することも可能である。
【0022】なお、この実施形態の場合には、布ライナ
ーや、剛性の低いライナーの場合に適している。
【0023】図4は、ライナーRにプロファイルWxを
備えた複数本(この実施形態では2本)の帯状材料W
1,W2を配列した他の実施形態の断面図であって、こ
の実施形態は、ライナーRの裏面側Rbの中央部と、両
側側縁部との3ヶ所に緩衝室3dを設け、二本の帯状材
料W1,W2の間と、帯状材料W1,W2の裾部に膨張
させた緩衝室3dに当接させて二本の帯状材料W1,W
2を同時に保持するように構成したものである。
【0024】更に、図5はライナーRの他の実施形態を
示す断面図であって、この実施形態は、ライナーRの表
面両側縁部に、細径の袋体から成る複数本の緩衝室3e
をベルト等の紐状部材5によって束ねて構成したもので
あり、この実施形態では、一本の緩衝室3eが損傷して
流体が漏れても、他の緩衝室3eで帯状材料Wのプロフ
ァイルWxを保持させることが出来る。
【0025】なお、一本の帯状袋体の内部を複数に分割
して緩衝室を構成することも可能である。
【0026】図6は、帯状材料の巻取り・巻出し方法を
実施するための巻取り・巻出し装置の概略正面図、図7
は図6のA−A矢視側面図、図8は巻取り・巻出し装置
による帯状材料Wの巻出し工程の説明図を示し、巻取り
・巻出し装置は、台車6上にライナーRの巻取り,巻出
し用のセル1と、帯状材料Wの巻取り・巻出し用のドラ
ム2とを回転自在に載置してある。
【0027】前記セル1の回転支持軸9内には、エアー
等の流体の流通路10が形成してあり、この流通路10
にはセル1内に形成された接続通路11が接続し、更に
セル1の表面に開口する接続通路11の端末部には、ラ
イナーRの表面に形成した緩衝室3a,3bに接続する
接続口12が設けてある。
【0028】前記台車6の側部には、前記回転支持軸9
内の流通路10にロータリージョイント13,継手14
を介して流体供給管15が接続され、この流体供給管1
5には、流体の切替えバルブ16が接続されている。ま
た、流通路10の一部には、流体の供給圧力を外部から
検出するための圧力計17が取付けられている。
【0029】また、前記巻取り・巻出し用のドラム2の
近傍には、図8に示すように、帯状材料Wの巻出し時
に、ライナーRに設けた空緩衝室3a,3b内へ流体の
流入を防止させる圧着ロール等の流入防止手段18が設
けてある。帯状材料Wの巻出す際、流体は供給側より抜
き、その方法として、ライナーRの繰返し時のみ、抜き
側のバルブを開放しする。そして、流通路10内の圧力
検定を行い、設定圧力以上の場合には、バルブを開放す
る。
【0030】次に、上記の帯状材料の巻取り・巻出し装
置により、帯状材料の巻取り・巻出し方法を説明する。
【0031】図9及び図10は、帯状材料Wの巻取り方
法の説明図であって、帯状材料Wをセル1に巻取り場合
には、ライナーRの一端をセル1に巻付けると共に、ラ
イナーRに設けた緩衝室3a,3b内へエアーを導入さ
せながら帯状材料Wの巻取りを開始する。
【0032】即ち、巻取られているライナー1が帯状材
料Wの巻取りと同時に繰り出されると、ライナー1に設
けた袋状の緩衝室3a,3bには、所定圧力のエアーが
供給されて膨張し、このような状態で順次帯状材料Wは
巻取られるのである。
【0033】帯状材料WがライナーRを介在させ、かつ
緩衝室3a,3bを膨張させて巻取られた状態が、図1
0及び図10のB−B矢視断面図である図2であって、
帯状材料Wは、緩衝室3a,3b間のライナーRに保持
された状態で巻取られている。また、ライナーRが巻取
られた状態で緩衝室3a,3bには流体が供給されてい
ない状態が、図10及び図10のC−C矢視断面図であ
る図1であって、繰り出し側におけるライナーRに設け
た緩衝室3a,3bには、流体が供給されていないの
で、体積を小さくすることが出来、その結果巻き径を従
来の半分程度に小さくすることが出来るものである。
【0034】図11は、巻取り・巻出し装置の他の実施
形態の概略正面図を示し、この実施形態は、図4におい
て説明したようにライナーRにプロファイルWxを備え
た複数本の帯状材料W1,W2を配列して巻取り、巻出
す場合に、ライナーRの裏面側Rbの中央部と、両側側
縁部との3ヶ所に緩衝室3dを設け、二本の帯状材料W
1,W2の間と、帯状材料W1,W2の裾部に膨張させ
た緩衝室3dに当接させて二本の帯状材料W1,W2を
同時に保持するように構成したもので、3ヶ所に緩衝室
3dに流体を同時に導入させるために、セル1の回転支
持軸9内に、3本の流通路10a,10b,10cを配
管したものである。
【0035】そして、この3本の流通路10a,10
b,10cからセル1内に形成された接続通路11a,
11b,11cを介してライナーRの表面に形成した3
ヵ所の緩衝室3dに接続する接続口12a,12b,1
2cが設けてある。
【0036】前記台車6の側部には、図6の実施形態で
説明したと同様に、前記回転支持軸9内の流通路10
a,10b,10cにロータリージョイント13a,継
手14aを介して流体供給管15aが接続され、この流
体供給管15aには、流体の切替えバルブ16aが接続
されている。また、17aは流体の供給圧力を外部から
検出するための圧力計である。
【0037】以上のように構成することで、複数本のプ
ロファイルWxを備えた帯状材料Wを緩衝室3a,3b
を備えたライナーRを介在させて巻取り,巻出すことが
出来るものである。特にライナーRの巻出し側において
巻径を小さくし、運搬を容易にすると共に、安定した状
態でライナーRを巻出すことが出来、更にプロファイル
形状を備えた帯状材料をライナーRを介在させて巻取る
際に、緩衝室を膨張させて帯状材料のプロファイル形状
を変形させずに保持させることが出来るものである。
【0038】なお、その他の構成及び作用は上記第1実
施形態と同様なので同一符号を付して説明は省略する。
る。
【0039】
【発明の効果】この発明は、上記のように表裏面の少な
くとも一方に長手方向に沿って流体の注入・排気によっ
て膨張・収縮する袋状の緩衝室を形成したライナーを用
いてプロファイル形状を備えた帯状材料を巻取り、また
は巻出すようにしたので、特にライナーの巻出し側にお
いて巻径を小さくし、運搬を容易にすると共に、安定し
た状態でライナーを巻出すことが出来る効果があり、ま
たプロファイル形状を備えた帯状材料をライナーを介在
させて巻取る際に、帯状材料のプロファイル形状を緩衝
室により保護するのでプロファイルを変形させずに保管
して巻出すことが出来る効果がある。
【0040】またライナーにプロファイルを備えた複数
本の帯状材料を配列して巻取り、巻出す場合に、ライナ
ーの裏面側の中央部と、両側側縁部との複数ヶ所に緩衝
室を配設することで、巻取り帯状材料の形状に応じて緩
衝室の任意に流体を入れる位置を選択することにより、
帯状材料に対する理想的な緩衝室の配置を得ることが出
来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した緩衝室を備えたライナーを
セルに積層させて巻付けた状態の図10のB−B矢視断
面図である。
【図2】巻取りドラムに緩衝室を備えたライナーを介在
させて帯状材料を巻取った状態の図10のC−C矢視断
面図である。
【図3】ライナーの裏面側中央に緩衝室を設けてプロフ
ァイルを備えた帯状材料を巻取った他の実施形態を示す
断面図である。
【図4】ライナーの裏面側に複数列の緩衝室を設けて、
複数本の帯状材料を巻取った状態の他の実施形態の断面
図である。
【図5】ライナーに設けた緩衝室を分割して構成した他
の実施形態の断面図である。
【図6】この発明の帯状材料の巻取り・巻出し方法を実
施するための巻取り・巻出し装置の概略正面図である。
【図7】図6のA−A矢視側面図である。
【図8】巻取り・巻出し装置による帯状材料の巻出し工
程の説明図である。
【図9】プロファイルを備えた帯状材料の巻取り開始時
の説明図である。
【図10】プロファイルを備えた帯状材料をセルに巻取
った状態の説明図である。
【図11】巻取り・巻出し装置の他の実施形態の概略正
面図である。
【符号の説明】
1 セル 2 巻取りドラム 3a,3b,3c,3d,3e 緩衝室 6 台車 R ライナー W,W1,W2 帯状材
料 Wx 帯状材料のプロファイル 9 回転支持軸 10 流通路 11 接続通路 12 接続口 13 ロータリージョイント 14 継手 15 流体供給管 16 切替えバルブ 17 圧力計 18 流入防止手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロファイルを備えた帯状材料をドラムに
    巻取りる際、帯状材料間に介在させるライナーであっ
    て、前記ライナーの表裏面の少なくとも一方に、長手方
    向に沿って流体の注入・排気によって膨張・収縮する袋
    状の緩衝室を形成して成るライナーの構造。
  2. 【請求項2】 前記ライナーを、金属材料,樹脂材料,
    布材料のいずれかにより形成し、緩衝室を樹脂フィルム
    により袋状に形成した請求項1に記載のライナーの構
    造。
  3. 【請求項3】 前記緩衝室は、流体の注入時に膨張する
    高さが、少なくともプロファイルを備えた帯状材料の厚
    さ以上となるように設定した請求項1または2に記載の
    ライナーの構造。
  4. 【請求項4】 前記緩衝室を、ライナー幅方向の中央裏
    面側に一体的に形成し、帯状材料のプロファイル中央に
    当接するようにした請求項1,2または3に記載のライ
    ナーの構造。
  5. 【請求項5】 前記ライナーに形成した緩衝室に、流体
    の注入・排気を行う切替えバルブを備えた配管を接続し
    た請求項1,2,3または4に記載のライナーの構造。
  6. 【請求項6】 前記ライナーに形成した緩衝室を、帯状
    材料の巻取り時に、プロファイル形状を潰さない位置に
    設けた請求項1,2,3,4または5に記載のライナー
    の構造。
  7. 【請求項7】 前記ライナーに形成した緩衝室を、分割
    して形成した請求項1,2,3,4,5または6に記載
    のライナーの構造。
  8. 【請求項8】 前記分割した緩衝室を束ねて構成した請
    求項7に記載のライナーの構造。
  9. 【請求項9】 巻取りドラムにプロファイルを備えた帯
    状材料をライナーを介在させて巻取り、または巻取りド
    ラムから帯状材料を巻き出す帯状材料の巻取り・巻出し
    方法において、 前記帯状材料を巻取りドラムに巻取る際、ライナー表面
    の長手方向両側縁部に形成した緩衝室に流体を供給しな
    がら帯状材料の肉厚以上に膨張させ、プロファイルを備
    えた帯状材料を緩衝室間のライナーで支持し、また帯状
    材料を巻取りドラムから巻き出す際、緩衝室内の流体を
    排出させながら順次巻出す帯状材料の巻取り・巻出し方
    法。
  10. 【請求項10】 巻取りドラムにプロファイルを備えた
    帯状材料をライナーを介在させて巻取り、または巻取り
    ドラムから帯状材料を巻き出す帯状材料の巻取り・巻出
    し方法において、 前記帯状材料を巻取りドラムに巻取る際、ライナーの裏
    面中央形成した緩衝室に流体を供給させて膨張させなが
    らプロファイル中央に緩衝室を介在させて巻取り、また
    帯状材料を巻取りドラムから巻き出す際、緩衝室内の流
    体を排出させながら順次巻出す帯状材料の巻取り・巻出
    し方法。
  11. 【請求項11】 複数本の帯状材料を同時に巻取り、巻
    き出す際、複数本の帯状材料をライナー上に並列に配設
    し、複数の帯状材料間に複数列の緩衝室を配設して流体
    を導入しながら膨張させて巻取り、また帯状材料の巻出
    し時には、複数列の緩衝室の流体を順次排気させながら
    巻出す請求項9または10に記載の帯状材料の巻取り・
    巻出し方法。
  12. 【請求項12】 台車上にライナーの巻取り,巻出し用
    のセルと、帯状材料の巻取り・巻出し用のドラムとを回
    転自在に載置し、前記セルの回転支持軸内に流体の流通
    路を形成し、この流通路に接続する接続通路をセル内部
    に設けると共に、セル表面にライナー表面に形成した緩
    衝室に接続する接続口を設け、前記台車の側部に、前記
    流通路に接続可能な切替えバルブを設けた帯状材料の巻
    取り・巻出し装置。
  13. 【請求項13】 前記流通路に、圧力計を設けた請求項
    12に記載の帯状材料の巻取り・巻出し装置。
  14. 【請求項14】 前記巻取りドラムの近傍に、帯状材料
    の巻出し時に、空緩衝室内へ流体の流入を防止させる流
    入防止手段を設けた請求項12または13に記載の帯状
    材料の巻取り・巻出し装置。
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