JP2002011684A - Ic吸着ハンドの放熱機構 - Google Patents

Ic吸着ハンドの放熱機構

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JP2002011684A
JP2002011684A JP2000232278A JP2000232278A JP2002011684A JP 2002011684 A JP2002011684 A JP 2002011684A JP 2000232278 A JP2000232278 A JP 2000232278A JP 2000232278 A JP2000232278 A JP 2000232278A JP 2002011684 A JP2002011684 A JP 2002011684A
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JP
Japan
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heat
block
insulating material
suction hand
heat radiation
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Application number
JP2000232278A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Kurihara
貢 栗原
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Daito KK
Original Assignee
Daito KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IC吸着ハンドのロードセルに対するヒータか
らの熱伝導を効果的に抑制できる簡単な放熱機構を提供
する。 【解決手段】IC吸着口4aを有するコンタクトブロッ
ク4と、ヒータ9が内蔵され前記コンタクトブロック4
に当接して熱を伝えるヒートブロック5と、ヒートブロ
ック5の上面に当接された断熱材6と、断熱材の上方に
配置されコンタクトブロック4による押圧力を検出する
センサ8とを具備し、ICを測定部のソケット2に送り
込んで加熱押圧するIC吸着ハンドにおいて、前記断熱
材6とセンサ8との間に放熱ブロック7を配置すると共
に該ブロック7内に通路11を形成し、通路11の入口
10に圧搾空気等の供給手段を接続した放熱機構であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICハンドラーに
おいて測定部のソケットにICを送り込む吸着ハンド
(吸着ヘッドやプッシャとも呼ばれる)の放熱機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】ICを高温下で試験するハンドラーとし
ては、恒温槽を用いるタイプとヒータを内蔵した吸着ハ
ンドでICを加熱しながらソケットに押圧するオープン
タイプがある。後者の場合、ヒータの熱がハンドの上方
に伝わらないようにするため、中間に断熱材を介装した
り、ハンド上部と下方のコンタクトブロックを分割して
両者を複数の支柱とコイルばねで連結することにより、
中間に断熱空間を形成している(実開平5−81749
号)。
【0003】一方、最近では吸着ハンドにロードセル等
の荷重センサを取り付け、ICパッケージに対する押圧
力を検出してハンドを適正圧に制御することにより、I
C品種やパッケージ誤差に対応できるハンドラーも出現
している(特願平10−378549号)。この種の吸
着ハンドに用いられるロードセルの使用限界温度は約6
0°Cであるのに対し、IC高温試験の温度は現在10
0〜200°Cに及ぶため、内蔵ヒータからロードセル
に伝わる熱を限界温度以下にしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが断熱材を用い
た対策では、ヒータを100〜200°Cに設定した場
合、ロードセル側は50〜100°Cと半分しか熱伝導
を抑制できず、60°Cの限界温度を超えてしまう難点
がある。
【0005】また、下方のコンタクトブロックとハンド
本体を分離して支柱で連結したタイプでは、熱伝導をか
なり抑えられるものの、各支柱のバランスやばね力に誤
差があるのでコンタクトブロックの押圧力をロードセル
で正確に検出できなくなる。特にロードセルは、水平に
かつ広い面積で当接させて垂直に荷重を加えないと検出
精度が低下するから、中間に断面の小さい支柱が介在す
るのは好ましくない。また、最近では2000個のバン
プを有するBGA(ボールグリッドアレイ)も出現して
おり、その際の押圧力はかなりの大きさになるので、細
い支柱やコイルばねを用いたハンドでは耐久性の面でも
不向きである。
【0006】一方、ロードセルに外から冷気を当てて冷
却することも考えられるが、この場合には特別な冷却装
置を必要とするだけでなく、ICの加熱温度が設定値よ
りも低下する欠点がある。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ICの高温試験に影響を与え
ず、簡単な改良でロードセルへの熱伝導だけを有効に防
止するIC吸着ハンドの放熱機構を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、IC吸着口を有するコンタクトブロック
と、ヒータが内蔵され前記コンタクトブロックに当接し
て熱を伝えるヒートブロックと、ヒートブロックの上面
に当接された断熱材と、断熱材の上方に配置されコンタ
クトブロックによる押圧力を検出するセンサとを具備
し、ICを測定部のソケットに送り込んで加熱押圧する
IC吸着ハンドにおいて、前記断熱材とセンサとの間に
放熱ブロックを配置すると共に該ブロック7内に通路を
形成し、通路の入口に圧搾空気等の供給手段を接続して
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明が適用された吸
着ハンド1の正面図及び側面図で放熱機構部分を断面で
示してあり、ハンド1の下方には測定部のソケット2が
配置されている。吸着ハンド1は、ローダ(図示せず)
からIC3を吸着してソケット2に送り込むと同時に加
熱押圧し、測定後にIC3を取り出してアンローダ(図
示せず)に移送するもので、これは、コンタクトブロッ
ク4、ヒートブロック5、断熱材6、放熱ブロック7及
びロードセルユニット8から構成されている。
【0010】コンタクトブロック4は、下端にIC3の
吸着口4aを具備し、想像線で示すように下降してIC
3をソケット2に押圧する。ICの品種やサイズによっ
て適合するコンタクトブロック4は相違するので、この
部分はチェンジキットとしてヒートブロック5に対して
着脱可能に取り付けられている。コンタクトブロック4
の上面には、IC3を加熱するためのヒートブロック5
が固着され、ヒートブロック5は熱伝導の良好なアルミ
ニウム製で中にラバーヒータ9が埋設されている。ヒー
トブロック5の上には、ヒートブロック5からの熱がハ
ンド上方に伝わらないように断熱材6が固着され、断熱
材6には変形の小さいものを使用するのが好ましい。
【0011】断熱材6の上方には、アルミニウム製の放
熱ブロック7が取付られており、このブロック7には圧
搾空気の入口10、通路11及び出口12が形成され、
入口10にコンプレッサ(図示せず)からのパイプ13
が接続されている。入口10から横に延びた通路11
は、上下に設けられた各孔11aを通じて出口12につ
ながっており、出口12はブロック7の上下面を広く削
って形成され、空気が支持ブロック15の底面と断熱材
6の上面に当たるようになっている。圧搾空気のパイプ
13は、吸着ハンド1に接続されているコンプレッサか
らのパイプを分岐させるだけでよく、新たな設備を必要
としない。
【0012】ロードセルユニット8は、2個のロードセ
ル8a,8bを上下の支持ブロック14,15により挟
んで固定され、ハンド下方のコンタクトブロック4がI
Cを押圧した際の押圧力を高精度で検出する。ロードセ
ル8a,8bで検出された信号はコントローラ(図示せ
ず)の送られ、コントローラがハンド1の駆動モータ
(図示せず)を制御することにより、ICに最適押圧力
が付与されるようになっている。
【0013】従って、この吸着ハンド1が作動している
間、継続的にパイプ13から圧搾空気を放熱ブロック7
に供給すれば、空気は通路11を矢印方向に流れてブロ
ック7で熱交換されるので、ロードセルユニット8が冷
却される。つまりヒートブロック5からハンド上方に流
れる熱は、まず断熱材6によって半減され、次いで放熱
ブロック7により外部に放出され、さらに支持ブロック
15に伝わった残りの熱も出口12からの空気で冷却さ
れる。
【0014】断熱材6のみではロードセルユニット8へ
の熱移動を半分にするのが限度であったが、この放熱機
構により入口10から40N/cmの圧搾空気を流し
た実験では、ヒートブロック5が100°Cの場合ロー
ドセルの支持ブロック15の温度が28°C、200°
Cの場合でも42°Cまで下げることができた。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の放熱機構に
よれば、ICの加熱設定温度に影響を与えることなく、
ロードセルへの熱伝導だけを抑えることができ、しかも
改良箇所がわずかで吸着ハンドのエアシステムをそのま
ま利用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱機構が組み込まれた吸着ハンドの
正面図である。
【図2】本発明の放熱機構が組み込まれた吸着ハンドの
側面図である。
【符号の説明】
1 IC吸着ハンド 4 コンタクトブロック 5 ヒートブロック 6 断熱材 7 放熱ブロック 8 ロードセルユニット 10 エア入口 11 エア通路 12 エア出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IC吸着口4aを有するコンタクトブロッ
    ク4と、ヒータ9が内蔵され前記コンタクトブロック4
    に当接して熱を伝えるヒートブロック5と、ヒートブロ
    ック5の上面に当接された断熱材6と、断熱材の上方に
    配置されコンタクトブロック4による押圧力を検出する
    センサ8とを具備し、ICを測定部のソケット2に送り
    込んで加熱押圧するIC吸着ハンドにおいて、 前記断熱材6とセンサ8との間に放熱ブロック7を配置
    すると共に該ブロック7内に通路11を形成し、通路1
    1の入口10に圧搾空気等の供給手段を接続したこと、
    を特徴とするIC吸着ハンドの放熱機構。
JP2000232278A 2000-06-26 2000-06-26 Ic吸着ハンドの放熱機構 Pending JP2002011684A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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