JP2002011634A - 放射型分離式チェーンポット装置 - Google Patents

放射型分離式チェーンポット装置

Info

Publication number
JP2002011634A
JP2002011634A JP2000195415A JP2000195415A JP2002011634A JP 2002011634 A JP2002011634 A JP 2002011634A JP 2000195415 A JP2000195415 A JP 2000195415A JP 2000195415 A JP2000195415 A JP 2000195415A JP 2002011634 A JP2002011634 A JP 2002011634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
pot
chain
tool pot
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000195415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4412517B2 (ja
JP2002011634A5 (ja
Inventor
Seishi Oki
清史 大木
Koji Saito
浩治 斉藤
Tadahito Hashimoto
忠人 橋本
Sumiyasu Noda
純靖 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fudow Co Ltd
Original Assignee
Fudow Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fudow Co Ltd filed Critical Fudow Co Ltd
Priority to JP2000195415A priority Critical patent/JP4412517B2/ja
Publication of JP2002011634A publication Critical patent/JP2002011634A/ja
Publication of JP2002011634A5 publication Critical patent/JP2002011634A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412517B2 publication Critical patent/JP4412517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】工具マガジン装置に装備されるチェーンポット
装置において、工具交換位置8でチェーンポット装置か
らツールポット1を分離する際,ツールポット1を直線
的な1工程の駆動操作よりツールポット1の開口部11
が主軸Cの開口部11aと同じ向きで工具交換待機位置
9への移動をさすことにより,工具交換時間の短縮化、
迅速化と,コストの低減を図ることができるチェーンポ
ット装置を提供するものである。 【解決手段】チェーン走行が直線時にチェーン軸71に
直交方向外方にツールポット1の開口部11が並列し,
チェーン走行が曲線時にチェーン軸71に直交方向にツ
ールポット1の開口部11が放射状に拡開し,且つ,ツ
ールポット1がチェーン軸71に平行する1方向に分離
できる構造としたことにより,工具交換位置8において
ツールポット1の開口部11が主軸Cの開口部11aと
同一方向で工具交換待機位置9への直線移動が1工程の
駆動操作で行うことができる放射型分離式チェーンポッ
ト装置によって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,工具マガジン装置に装
備されるチェーンポットにおけるチェーンからツールポ
ットを分離して工具交換を行う分離式チェーンポットお
いて,チェーン走行が曲線時にチェーン軸71に直交方
向にツールポット1の開口部11が放射状に拡開し,工
具交換位置8においてツールポット1の開口部11が主
軸Cの開口部11aと同一方向でツールポット1がチェ
ーン軸71に平行する1方向への分離と,工具交換位置
8で工具交換待機位置9への直線移動を行う構造とした
ことを特徴とする放射型分離式チェーンポット装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】工具マガジン装置に装備されるチェーン
ポット装置おいて,チェーン走行が直線時にチェーン
軸に直交方向外方にツールポットの開口部が並列し,
チェーン走行が曲線時にチェーン軸に直交方向にツール
ポット1の開口部が放射状に拡開し,工具交換位置8
において,ツールポット1の開口部が主軸Cの開口部1
1aと同一方向で工具交換ができる放射式チェーンポッ
トの構造をした代表例として図5(1),(2)に示す
ごとく,チェーン7aのリンクプレート73等にツール
ポット1aを取り付けた周知例が実開S59−5564
1号,実開S61−131242号,実開S61−16
3132号,実開H4−109830号公報等に開示さ
れているが,いずれもツールポット1aがリンクプレー
ト73等に一体的に取り付けられているためにツールポ
ット1aはチェーン7aから分離できない構造となって
いる。
【0003】前記のような構造をした放射式チェーンポ
ット装置を装備した工具マガジン装置は,主として機械
本体のコラム側部あるいはコラム上面部に配置されてい
る。5(1),(2)に示すようにツールポット1aが
チェーン7aから分離することができない構造となって
いるために,コラム側部あるいはコラム上面部に配置さ
れた工具マガジン装置の工具交換位置8と,工具交換位
置8で待機する主軸C間の距離が必然的に長くなり,ピ
ッチの長い工具交換アームで工具交換を行うために工具
交換時間の短縮化が困難であった。また,工具交換アー
ムのピッチを短くし工具交換時間の短縮を図るには工具
交換位置8において工具交換待機位置9を設置し,ツー
ルポット1aから工具ホルダーを着脱する操作と,工具
ホルダーを工具交換待機位置9まで直線的移動させる操
作等少なくとも2工程の駆動操作が必要になり,そのた
めに作業工程の短縮化,工作機械の作動の迅速化,コス
ト低減化の妨げになっている。
【0004】一方,工具マガジン装置に装備されるチェ
ーンポット装置において,チェーンからツールポットが
分離できる分離式チェーンポット装置とした代表例とし
て5(3),(4)に示すごとく,チェーン軸71b
に並列方向にツールポット1bの開口部11があり,
工具交換位置8においてチェーン軸71bに直交する方
向にツールポット1bを分離できる分離式チェーンポッ
ト装置が特開S59−102550号,特開H9−94
729号b4−4等に開示されているが,いずれもツー
ルポット1bの開口部11がチェーン軸71bに並列状
態で,チェーン軸71bに直交方向にツールポット1b
を分離する構造となっている。
【0005】前記のような構造をした分離式チェーンポ
ット装置を装備した工具マガジン装置は,主として機械
本体のコラム側部に配置されている。5(3),(4)
に示すような構造をした分離式チェーンポット装置を工
具マガジン装置に装備した場合には,工具交換位置8に
おいて工具交換待機位置9を設置し,チェーン7bのリ
ンクプレート74からツールポット1bを直線的移動さ
せる駆動操作と,工具交換待機位置9でツールポット1
bを90度旋回しツールポット1bの開口部11が主軸
Cの開口部11aと同じ向きにする駆動操作の少なくと
も2工程の駆動操作が必要になり,そのために作業工程
の短縮化,工作機械の作動の迅速化,コスト低減化の妨
げになっている。
【0006】自動工具交換装置において,作業工程の短
縮化,工作機械の作動の迅速化,コストの低減化等に伴
って工具交換時間の短縮化,迅速化が求められている
が,5(1),(2)に示すような構造をした放射式チ
ェーンポット装置あるいは5(3),(4)に示すよう
な構造をした分離式チェーンポット装置では,前述した
ような工具交換時間の短縮化,作業工程の短縮化,工作
機械の作動の迅速化,コスト低減化等の妨げになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,自動工具交
換装置に装備されるチェーンポット装置において,工具
交換位置8でチェーンポット装置からツールポット1を
分離する際,ツールポット1を直線的な1工程の駆動に
よりツールポット1の開口部11が主軸Cの開口部11
aと同一方向でチェーン7からツールポット1が工具交
換待機位置9への分離移動さすことにより,工具交換ア
ームの短縮化と駆動工程の省力化および工具交換時間の
短縮化,工作機械の作動の迅速化とコストの低減を図る
ことができる放射型分離式チェーンポット装置を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,工具マガジン
装置に装備されるチェーンポット装置において,チェー
ン走行が直線時にチェーン軸71に直交方向外方にツー
ルポット1の開口部11が並列し,チェーン走行が曲線
時にチェーン軸71に直交方向にツールポット1の開口
部11が放射状に拡開し,且つ,ツールポット1がチェ
ーン軸71に平行する1方向に分離できる構造としたこ
とにより,工具交換位置8においてツールポット1の開
口部11が主軸Cの開口部11aと同一方向で工具交換
待機位置9への分離移動を1工程の駆動で行うことがで
きる。
【0009】
【発明の実施様態】すなわち,本発明に係る様態は,チ
ェーン7からツールポット1を分離して工具交換を行う
放射型分離式チェーンポット装置において,ツールポッ
トガイド2には,チェーン走行時にツールポット1の側
面12の揺動を規制するの一対の側面部2aと,チェー
ン7のアングル型リンクプレート72の平面部71aに
付設する底面部2cが設けられている。該ツールポット
ガイド2の一対の側面部2aには,チェーン軸71に直
交する方向に対してツールポット1の位置を規制する少
なくとも1ヶ以上の凸部部材5と,該一対の側面部2a
の間にはチェーン軸71に平行する1方向に対してツー
ルポット1の背面15の位置を規制するストッパー部材
4が一体的に付設形成させている。
【0010】前記ツールポットガイド2の底面部2c
は,チェーン7のチェーン軸71に前後方向に対向する
一対のアングル型リンクプレート72の平面部72aに
取り付けるが,ツールポットガイド2の一対の側面部2
aは,ツールポット1の開口部11がチェーン走行が曲
線時にチェーン軸71に直交方向で放射状に拡開がで
き,工具交換位置8でツールポット1の開口部11が主
軸の開口部11aと同一方向でツールポットガイド2の
側面部2aに付設した凸部部材5から分離ができるよう
に一体的に取り付けられている。
【0011】一方,ツールポット1の側面12には,ツ
ールポットガイド2に付設した凸部部材5と嵌合する凹
部溝12aが設けられており,ツールポット1の正面1
4には突起部部材3が付設されている。該ツールポット
1に設けられた凹部溝12aがツールポットガイド2に
付設した凸部部材5で保持されチェーン走行が曲線時あ
るいはツールポット1の開口部11が下向きになっても
ツールポット1は,チェーン軸71に直交する方向へ脱
落するのを防止し,工具交換位置8においては,ツール
ポット1に設けられた凹部溝12aがツールポットガイ
ド2の凸部部材5から分離ができる構造をしている。ツ
ールポット1の正面14に付設された突起部部材3が,
チェーン走行中にツールポット1がツールポットガイド
2からの抜け出し防止と,ツールポット1が工具交換位
置8から工具交換待機位置9へ直線的分離移動ができる
構造をしている。
【0012】本発明の装置を,添付した図面を参照しな
がらさらに具体的に説明する。工具マガジン装置のチェ
ーン7からツールポット1を分離して工具交換を行う放
射型分離式チェーンポット装置において,図2(1)〜
図2(3)に示すようにツールポットガイド2には,チ
ェーン軸71に直角方向に対して一対の側面部2aと,
チェーン7と平行する底面部2cが設けられている。一
方,チェーン7にはチェーン軸71の前後方向に対向す
る一対のアングル型リンクプレート72が連結してお
り,該アングル型リンクプレート72にはツールポット
ガイド2の底面部2cと平行する平面部72aが設けら
れている。
【0013】図示していないがツールポットガイド2に
は,該ツールポットガイド2の一対の側面部2aには一
対の凸部部材5を取り付ける孔部と,底面部2cにはチ
ェーン7のアングル型リンクプレート72を取り付ける
孔部が設けられており,チェーン7のアングル型リンク
プレート72の平面部72aにはツールポットガイド2
の底面部2cと係合するネジ孔を設けている。該ツール
ポットガイド2は,ツールポット1の開口部11がチェ
ーン走行が曲線時にチェーン軸71に直交方向で放射状
に拡開ができ,工具交換位置8でツールポット1がツー
ルポットガイド2から分離ができるようにアングル型リ
ンクプレート72の平面部72aにボルト等で一体的に
取り付けている。
【0014】一方,一対の凸部部材5はツールポットガ
イド2の一対の側面部2aの孔部と係合するネジ孔およ
びストッパー部材4の孔部と係合するネジ孔を設けてお
り,ストッパー部4には一対の凸部部材5のネジ孔と係
合する孔部を設けている。該一対の凸部部材5はチェー
ン軸71と並列方向でツールポットガイド2の側面部2
aにボルト等で取り付けており,ストッパー部4は側面
部2aの間に架橋して凸部部材5にボルト等で取り付け
ている。
【0015】図3(1)〜(3)に示されるように,ツ
ールポット1には,ツールポットガイド2に付設した一
対の凸部部材5と嵌合する一対の凹部溝12aを側面1
2に設けており,正面14には突起部部材3を所定位置
に付設させるネジ孔を設けている。突起部部材3は転が
り軸受(例えばカムフオロア等)あるいは回転ローラ
ー,ネジ部を設けたローラー軸等で主構成した部材を用
いている。
【0016】図1(1)は,本発明の放射型分離式チェ
ーンポット装置において,チェーン走行が直線時にチェ
ーン軸71に直交方向外方にツールポット1の開口部1
1が並列し,チェーン走行が曲線時にチェーン軸71に
直交方向にツールポット1の開口部11が放射状に拡開
した様態を正面図で示している。ツールポット1の側面
12はツールポットガイド2の一対の側面部2aによっ
て揺動が規制されている。ツールポット1の側面12に
設けられた凹部溝12aはツールポットガイド2の側面
部2aに付設した凸部部材5に係合されており,そのた
めチェーン7の走行が曲線時あるいはツールポット1の
開口部11が下向きになってもツールポット1がチェー
ン軸71に直交する方向へ脱落することがない。
【0017】図1(2)は,放射型分離式チェーンポッ
ト装置において,チェーン走行中の様態を側面図で示し
ている。ツールポット1の側面12に設けられた凹部溝
12aが,ツールポットガイド2の側面部2aに付設し
た凸部部材5に係合され,ツールポット1の背面15はツ
ールポットガイド2に付設したストッパー部材4で所定
位置に規制され,ツールポット1の正面14に付設した
突起部部材3が,該突起部部材3と嵌合する工具マガジ
ン側の所定位置に設けられた断面図で示す抜けだし防止
ガイドBに係合されている。このようにストッパー部材
4は防止ガイドBで規制され,チェーン走行中にツール
ポット1に設けられた凹部溝12aがツールポットガイ
ド2に付設した凸部部材から抜け出せないように規制さ
れた様態を示している。
【0018】図1(3)は,工具交換位置8で図1
(2)からツールポット1が,該工具交換位置8から工
具交換待機位置9へ分離移動中の様態を示している。直
線移動操作を行う駆動装置は図示していないが,駆動装
置に用いるシリンダー等の先端にツールポット1に設け
られた突起部部材3と嵌合する断面図で示すアタッチメ
ント10を設け,該アタッチメント10で突起部部材3
を牽引しシリンダー等の作動でツールポットガイド2に
付設した凸部部材5からツールポット1に設けられた凹
部溝12aが滑り出しツールポット1が工具交換待機位
置9へ移動する様態を示している。
【0019】図4は,工具交換位置8でツールポット1
の開口部11が略図で示す主軸Cの開口部11aと同一
方向で移動案内ガイド9aを介して工具交換待機位置9
へ直線移動する様態を示している。工具交換待機位置9
へ移動したツールポット1に装着された工具ホルダーと
主軸Cに装着された工具ホルダーは図示していない工具
交換アームで工具交換された後,ツールポット1はシリ
ンダー等の作動により移動案内ガイド9aを介してツー
ルポットガイド2の所定位置に戻される。
【0020】本発明の放射型分離式チェーンポット装置
において,図示していないがツールポットガイド2に付
設する凸部部材5の断面形状が台形を示す形状でも良
い。その場合ツールポット1に設けた凹部溝12は該凸
部部材5と嵌合する台形溝形状を用いる。また,図2
(4)に示されるようにツールポットガイド2の側面部
2aに一対の凹部溝部材5aを付設させ,図3(4)に
示されるようにツールポット1の側面12に該凹部溝部
材5aと嵌合する凸部形状12bを設けることもでき
る。一方,ツールポット1に設けた突起部部材3は,図
3(5)に示すようなL字型形状をした突起部部材3a
を1〜2ヶ付設してもよい。その場合抜け出し防止ガイ
ドおよび工具交換位置8においてツールポット1を移動
さすシリンダー等のアタッチメントの断面形状は,図3
(5)に示す抜け出し防止ガイドBaのような形状をし
た部材を用いればよい。
【0021】本発明の装置を,重量工具を積載する工具
マガジン装置に用いられた様態について述べる。図示し
ていないがツールポットガイド2に設けた側面部2aに
は二対の凸部部材5を付設し,該二対の凸部部材5でツ
ールポット1に設けた二対の凹部溝12aを係合してい
る。他の様態は前述した工具マガジン装置に用いられた
様態と同様である。二対の凸部部材5でツールポット1
に設けた二対の凹部溝12aを係合することで重量工具
のモーメント加重が分散され,チェーン7の走行が曲線
時およびツールポット1の開口部11が下向きになって
もツールポット1が安定し,工具交換位置8から工具交
換待機位置9への直線移動もツールポット1に設けた二
対の凹部溝12が二対の移動案内ガイド9aを介してス
ムーズに移動することができる。
【0022】本発明の装置を,軽量工具を積載した小型
の工具マガジン装置に用いられた様態について述べる。
図示していないがツールポットガイド2に設けた一対の
側面部2aの何れか一方に1ヶの凸部部材5を付設し,
ストッパー部材4は該1ヶの凸部部材5に取付,該1ヶ
の凸部部材5でツールポット1に設けた1ヶの凹部溝1
2aを係合している。他の様態は前述した工具マガジン
装置に用いられた様態と同様である。該1ヶの凸部部材
5でツールポット1に設けた1ヶの凹部溝12aを係合
するだけで,ツールポット1の背面15の位置と,チェ
ーン7の走行が曲線時およびツールポット1の開口部1
1が下向きになってもツールポット1が安定し,工具交
換位置8から工具交換待機位置9への直線移動が1ヶの
移動案内ガイド9aを介してスムーズに移動することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上のような本発明の装置とすることに
より,機械本体のコラム則面部に配置した工具マガジン
装置に装備された放射型分離式チェーンポット装置にお
いて,ツールポット1はチェーン走行が直線時にチェー
ン軸71に直交方向外方にツールポット1の開口部11
が並列し,チェーン走行が曲線時にチェーン軸71に直
交方向にツールポット1の開口部11が放射状に拡開
し,ツールポット1が工具交換位置8においてツールポ
ット1の開口部11と主軸Cの開口部11aが同じ向き
で移動案内ガイド9aを介してツールポット1がチェー
ン軸71に平行した方向にチェーン7からの分離と工具
交換待機位置9への直線移動を行うことができる。これ
により工具交換位置8から工具交換待機位置9への直線
移動を1工程の駆動装置で行うことができることにより
工具交換アームの短縮化と駆動工程の省力化ができる。
そのために工具交換時間の短縮化,工作機械の作動の迅
速化とコスト低減を図ることができる。
【0024】また,本発明の装置を機械本体のコラム上
面部に配置した工具マガジン装置に装備した場合におい
ても前述と同様な効果がある。すなわち該工具マガジン
装置の場合には,コラムの上面部と水平方向にチェーン
が旋回しており,ツールポット1に設けた突起部部材3
は下向き(コラム側)になるが,該突起部部材3が抜け
出し防止ガイドBに係合されており,工具交換位置8か
ら工具交換待機位置9への分離移動は突起部部材3と嵌
合するアタッチメント10で牽引され工具交換待機位置
9の所定位置へ移動ができできる。これにより工具交換
位置8から工具交換待機位置9への直線移動を1工程の
駆動装置で行うことができることにより工具交換アーム
の短縮化と駆動工程の省力化ができる。そのために工具
交換時間の短縮化,工作機械の作動の迅速化とコスト低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は,本発明の放射型分離式チェーンポット装置
を工具マガジン装置に用いた様態の一例を示す。
【図1】(1)は,正面図を示す。
【図1】(2)は,
【図1】(1)の1ツールの右側面図を示す。
【図1】(3)は,工具交換位置8でツールポット1が
工具交換待機位置9へ移動する様態を示す。
【図2】は,ツールポットガイド2がチェーン7のアン
グル型リンクプレーと72と一体的に取り付けられた様
態を示す。
【図2】(1)は,
【図2】(2)の平面図を示す。
【図2】(2)は,1ツールの正面図を示す。
【図2】(3)は,
【図2】(2)の右側面図を示す。
【図2】(4)は,ツールポットガイド2に付設した凹
部部材5aを用いた様態を示す。
【図3】は,ツールポット1の様態を示す。
【図3】(1)は,
【図3】(2)の平面図を示す。
【図3】(2)は,ツールポット1の正面図を示す。
【図3】(3)は,
【図3】(2)の右側面図を示す。
【図3】(4)は,凸部形状12bを用いた様態を示
す。
【図3】(5)は,突起部部材3aがL字型形状を用い
た様態と,抜け出し防止ガイドBaを用いた様態を示
す。
【図4】は,工具交換位置8でツールポット1が,ツー
ルポット1の開口部11と略図で示す主軸Cの開口部1
1aが同一方向で移動案内ガイド9aを介して工具交換
待機位置9へ直線移動する様態を示す。
【図5】は,従来技術の放射式チェーンポット装置と分
離式チェーンポット装置の代表的な様態を示す。
【図5】(1)は,放射式チェーンポットの正面図を示
す。
【図5】(2)は,
【図5】(1)をツールポット1aの開口部11から見
たA矢視図を示している。
【図5】(3)は,分離式チェーンポットの正面図を示
す。
【図5】(4)は,
【図5】(3)をツールポット1bの開口部11から見
たA矢視図を示している。
【図面の符号】
1,1a,1b・・・・ツールポット 11・・・・ツールポットの開口部 11a・・・・ツールポットの主軸の開口部 12・・・・ツールポットの側面 14・・・・ツールポットの正面 15・・・・ツールポットの背面 12a・・・・ツールポットの凹部溝 12b・・・・ツールポットの凸部形状 2・・・・ツールポットガイド 2a・・・・ツールポットガイドの側面部 2c・・・・ツールポットガイドの底面部 3,3a・・・・突起部部材 4・・・・ストッパー部材 5・・・・凸部部材 5a・・・・凹部部材 7,7a,7b・・・・チェーン 71,71a,71b・・・・チェーン軸 72・・・・アングル型リンクプレート 72a・・・・アングル型リンクプレートの平面部 73,74・・・・リンクプレート 8・・・・工具交換位置 9・・・・工具交換待機位置 9a・・・・移動案内ガイド 10・・・・アタッチメント B,Ba・・・・抜け出し防止ガイド C・・・・主軸
フロントページの続き (72)発明者 野田 純靖 東京都大田区西六郷4丁目11番26号 フド ー株式会社内 Fターム(参考) 3C002 AA04 AA06 HH01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具マガジン装置に装備されるチェーンか
    らツールポットを分離して工具交換を行うチェーンポッ
    ト装置において,チェーン走行が直線時にチェーン軸
    71に直交方向外方にツールポット1の開口部11が並
    列し,チェーン走行が曲線時にチェーン軸71に直交
    方向にツールポット1の開口部11が放射状に拡開し,
    工具交換位置において,ツールポット1の開口部11
    が主軸Cの開口部11aと同一方向で該ツールポット1
    がチェーン軸71に平行する1方向に分離できる構造と
    したことを特徴とする放射型分離式チェーンポット装
    置。
  2. 【請求項2】ツールポット1の側面12の揺動を規制す
    る一対の側面部2aと,チェーン7のアングル型リンク
    プレート72に付設する底面部2cを設けたツールポッ
    トガイド2に,該ツールポットガイド2の一対の側面
    部2aに,チェーン軸71に直交方向に対してツールポ
    ット1の位置規制と脱落防止および工具交換位置8でツ
    ールポット1が直線移動できる凸部部材5を少なくとも
    1ヶ以上付設し,前記一対の側面部2aの間にチェー
    ン軸71に平行する1方向に対しツールポット1の背面
    15の位置を規制するストッパー部材4を付設したこと
    を特徴とする請求項1記載の放射型分離式チェーンポッ
    ト装置。
  3. 【請求項3】ツールポット1の側面12に,ツールポッ
    トガイド2に付設した少なくとも1ヶ以上の凸部部材5
    と嵌合する凹部溝12aを設け,該凹部溝12aが前記
    ツールポットガイド2に付設した凸部部材5と係合し,
    ツールポット1がチェーン軸71に対し直交方向への
    位置規制と脱落防止および工具交換位置8でツールポ
    ット1がツールポットガイド2から分離ができ,ツー
    ルポット1が該工具交換位置8から工具交換待機位置9
    への移動が直線移動できる構造としたことを特徴とする
    請求項1記載の放射型分離式チェーンポット装置。
  4. 【請求項4】ツールポット1の正面14に突起部部材3
    を付設させ,該突起部部材3で,チェーン走行中にツ
    ールポット1がツールポットガイド2からの抜け出し防
    止と,工具交換位置8においてツールポット1がツー
    ルポットガイド2から分離移動ができることを特徴とす
    る請求項1記載の放射型分離式チェーンポット装置。
  5. 【請求項5】チェーン軸71の前後方向に対向する一対
    のアングル型リンクプレート72の平面部72aとツー
    ルポットガイド2に付設した底面部2cが一体的に取り
    付けられている請求項1記載の放射型分離式チェーンポ
    ット装置。
JP2000195415A 2000-06-29 2000-06-29 マシニングセンタにおける工具自動交換装置に工具を搬送する装置 Expired - Lifetime JP4412517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000195415A JP4412517B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 マシニングセンタにおける工具自動交換装置に工具を搬送する装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000195415A JP4412517B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 マシニングセンタにおける工具自動交換装置に工具を搬送する装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002011634A true JP2002011634A (ja) 2002-01-15
JP2002011634A5 JP2002011634A5 (ja) 2007-08-09
JP4412517B2 JP4412517B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=18694079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000195415A Expired - Lifetime JP4412517B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 マシニングセンタにおける工具自動交換装置に工具を搬送する装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4412517B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011062177A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 コマツNtc株式会社 ツールマガジンおよびマシニングセンタ
CN102756296A (zh) * 2012-07-19 2012-10-31 大连高金数控有限公司 双圆盘刀库结构

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011062177A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 コマツNtc株式会社 ツールマガジンおよびマシニングセンタ
JP4934760B2 (ja) * 2009-11-18 2012-05-16 コマツNtc株式会社 ツールマガジンおよびマシニングセンタ
GB2487520A (en) * 2009-11-18 2012-07-25 Komatsu Ntc Ltd Tool magazine and machining center
CN102639292A (zh) * 2009-11-18 2012-08-15 小松Ntc株式会社 刀库及加工中心
GB2487520B (en) * 2009-11-18 2013-01-09 Komatsu Ntc Ltd Tool magazine and machining center
JPWO2011062177A1 (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 コマツNtc株式会社 ツールマガジンおよびマシニングセンタ
CN102639292B (zh) * 2009-11-18 2013-09-18 小松Ntc株式会社 刀库及加工中心
CN102756296A (zh) * 2012-07-19 2012-10-31 大连高金数控有限公司 双圆盘刀库结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4412517B2 (ja) 2010-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120053030A1 (en) Horizontal machining center
JP2002011634A (ja) 放射型分離式チェーンポット装置
US20160221063A1 (en) Press system
WO2023216570A1 (zh) 一种机床换刀装置、机床以及机床换刀方法
JP2001198751A (ja) 縦型工作機械
US7237991B2 (en) Machine tool
EP1312441A1 (en) Machine tool
JP2003285130A (ja) 板材送り装置
JP3170100B2 (ja) 複合加工機
CN215701537U (zh) 一种模具精密加工用的操作平台
JP2001198750A (ja) 基板孔明け機のワークテーブル駆動装置
CN220178710U (zh) 一种轴承滚子加工用夹具
CN219212897U (zh) 散热器模型壳体加工用夹具
JPS6031887Y2 (ja) 工作機械の自動工具交換装置
JPH0614943Y2 (ja) 長尺材溶接治具
WO2012041806A1 (en) Machine tool with chain magazine for tools
JP2979630B2 (ja) 工作機械の自動工具交換装置
JP2007260819A (ja) 工作機械の開口部構造
JPH0618760Y2 (ja) トランスファ装置
JP3207902B6 (ja) パンチプレス機のダイ機構
JP2996877B2 (ja) ボンディング装置
JPS6321951Y2 (ja)
JP3207902B2 (ja) パンチプレス機のダイ機構
JPH01135436A (ja) ねじ締め複合ハンド
JP3618021B2 (ja) 短尺材切断加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070626

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4412517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term