JP2002011401A - シーラント用アダプター - Google Patents

シーラント用アダプター

Info

Publication number
JP2002011401A
JP2002011401A JP2000198767A JP2000198767A JP2002011401A JP 2002011401 A JP2002011401 A JP 2002011401A JP 2000198767 A JP2000198767 A JP 2000198767A JP 2000198767 A JP2000198767 A JP 2000198767A JP 2002011401 A JP2002011401 A JP 2002011401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
sealant
adapter
cylindrical
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000198767A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Kitazato
俊二 北里
Haruhiko Furukawa
晴彦 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP2000198767A priority Critical patent/JP2002011401A/ja
Publication of JP2002011401A publication Critical patent/JP2002011401A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/01Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランジャーを押圧してフィルム容器に充填
されたシーラントをノズルから吐出する際に、円筒状ア
ダプター本体内面とプランジャーとの間にフィルム容器
が噛み込まないようにした、シーラント用アダプターを
提供する。 【解決手段】円筒状フィルム容器に充填されたシーラン
トを吐出するためのアダプターにおいて、円筒状アダプ
ター本体のみ、または円筒状アダプター本体と該アダプ
ター本体に内挿されたプランジャーの両方がシリコーン
系滑剤もしくはフッ素系滑剤を含有する合成樹脂製であ
ることを特徴とするシーラント用アダプター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状フィルム容
器に充填されたシーラントを吐出するためのアダプタ
ー、詳しくは円筒状アダプター本体、ヘッド部および該
アダプター本体に内挿されたプランジャー部からなるア
ダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の使い捨て方式のシーラント用カー
トリッジは、シーラントがカートリッジ本体に直接充填
されており、内部のシーラントを使いおわるとカートリ
ッジ本体を廃棄するようになっていた。しかし、廃棄物
公害の抑制が大きな社会的課題になるにつれ、使い捨て
方式のシーラント用カートリッジは次第に敬遠され、シ
ーラントを円筒状フィルム容器に充填した、いわゆるフ
ィルムパックシーラントをアダプターに充填して、シー
ラントを吐出し終わる毎に新しいフィルムパックシーラ
ントに詰め替えながら、アダプターは引き続き繰り返し
使用するようにしたシーラント用アダプター(特公昭6
1−11416号公報、特開平6-108669号公報
参照)が使用されるようになってきている。かかるフィ
ルムパックシーラント詰め替え方式のシーラント用アダ
プターは、円筒状アダプター本体、ヘッド部、および該
アダプター本体に内挿されたプランジャーから構成され
るが、プランジャーを押圧してフィルム容器に充填され
たシーラントをヘッド部から吐出する際に、フィルム容
器が該アダプター本体内面に押し付けられ、円筒状アダ
プター本体内面とフィルム容器との摩擦抵抗が大きいた
め、円筒状アダプター本体内面とプランジャーとの間に
フィルム容器が噛み込み、シーラントを吐出できなくな
るという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、円筒状アダプター本体
のみ、または円筒状アダプター本体と該アダプター本体
に内挿されたプランジャーの両方をシリコーン系滑剤も
しくはフッ素系滑剤を含有する合成樹脂製とすれば上記
問題点を解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、プランジャーを押圧して円
筒状フィルム容器に充填されたシーラントをノズルから
吐出する際に、円筒状アダプター本体内面とプランジャ
ーとの間にフィルム容器が噛み込まないようにした、シ
ーラント用アダプターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状フィル
ム容器に充填されたシーラントを吐出するためのアダプ
ターにおいて、円筒状アダプター本体のみ、または円筒
状アダプター本体と該アダプター本体に内挿されたプラ
ンジャーの両方がシリコーン系滑剤もしくはフッ素系滑
剤を含有する合成樹脂製であることを特徴とするシーラ
ント用アダプターに関する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明において、シーラント用ア
ダプターは、基本的に円筒状アダプター本体、該アダプ
ター本体の先端に取り付けられたヘッド部、および該ア
ダプター本体に内挿されたプランジャーから構成され
る。図1は、本発明のシーラント用アダプターの一例を
示しており、円筒状アダプター本体1、ヘッド部2、プ
ランジャー5からなっている。ヘッド部2はキャップ3
とノズル4から構成されている。キャップ3は後端部を
円筒状アダプター本体lの先端部に差し込んで着脱自在
になっており、またノズル4はキャップ3の円筒状吐出
口3aに螺合されており、着脱自在である。ノズル4は
先細であり、穴があいている。円筒状アダプター本体1
にはプランジャー5が軸方向に摺動自在に挿入されてい
る。
【0005】円筒状アダプター本体は、シリコーン系滑
剤もしくはフッ素系滑剤を含有する合成樹脂製である。
プランジャーは合成樹脂製であり、シリコーン系滑剤も
しくはフッ素系滑剤を含有していてもよい。かかる円筒
状アダプター本体は潤滑性に優れているため、プランジ
ャーに力を加えてフィルム容器に充填されたシーラント
をヘッド部のノズルから吐出する際に、円筒状アダプタ
ー本体内面とフィルム容器間の摩擦抵抗が低減して、円
筒状アダプター本体内面とプランジャー間にフィルムパ
ックが噛み込みを防止することができる。また、円筒状
アダプター本体内面とプランジャーとの摩擦抵抗も低減
して、プランジャーをスムースに摺動することができ
る。
【0006】合成樹脂は、成形可能な樹脂であればよ
く、特に限定されない。成形性、加工性、使用後のリサ
イクル性の点において、熱可塑性樹脂が好ましい。この
ような熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)樹
脂,低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂,高密度ポリ
エチレン樹脂,超高分子量ポリエチレン(UHMPE)
樹脂,ポリプロピレン(PP)樹脂,ポリメチルペンテ
ン樹脂(MPX),エチレン−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA)などのポリオレフィン系樹脂;ポリメチルメタア
クリレート(PMMA)樹脂などのアクリル系樹脂;ポ
リスチレン(PS)樹脂,高衝撃性ポリスチレン(HI
PS)樹脂,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)共重合樹脂,アクリロニトリル−スチレン
(AS)共重合樹脂,アクリロニトリル−アクリルゴム
−スチレン(AAS)共重合樹脂,アクリロニトリル−
エチレンプロピレンゴム−スチレン(AES)共重合樹
脂などのスチレン系樹脂;ポリ酢酸ビニル(PVAC)
樹脂,硬質ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂,ポリ塩化ビ
ニリデン(PVDC)樹脂,ポリビニルアルコール樹脂
(PVA),ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTF
E)などの他のビニル系樹脂;ポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)樹脂,ポリエチレンテレフタレート(P
ET)樹脂などのポリエステル樹脂;ナイロン6,ナイ
ロン66,ナイロン610,ナイロン11,ナイロン1
2等のポリアミド樹脂;ポリアセタール(POM)等の
ポリオキシアルキレン樹脂,ポリカーボネート(PC)
樹脂,変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)樹
脂,ポリサルフォン(PSU)樹脂,ポリエーテルサル
フォン(PES)樹脂,ポリフェニレンサルファイド
(PPS)樹脂,ポリアリレート(PAR)樹脂,ポリ
アミドイミド(PAI)樹脂,ポリエーテルイミド(P
EI)樹脂,ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
樹脂,ポリイミド(PI)樹脂,液晶ポリエステル(L
CP)樹脂,およびこれらの共重合体樹脂が例示され
る。このような熱可塑性樹脂の1種類を単独で使用して
もよく、2種類以上の混合物を使用してもよい。これら
の中でも、成形性とモデユラスの点からポリプロピレン
樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアセタール樹脂が好ましく、アダプター
本体用にはポリプロピレン樹脂が好ましく、プランジャ
ーにはポリエチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂が好
ましい。ヘッド部も合成樹脂製が好ましく、熱可塑性樹
脂がより好ましい。そのうちのキャップはアダプター本
体と同一の合成樹脂製が好ましい。ノズルはシーラント
を適用する個所の大きさにあわせて先端付近を切断する
ことがあるので、ポリエチレン製が好ましい。
【0007】合成樹脂に配合する滑剤は、シリコーン系
滑剤とフッ素系滑剤のいずれでもよく、両方でもよい。
中でもシリコーン系滑剤が好ましい。シリコーン系滑剤
は、通常、液状または生ゴム状である。通常、オルガノ
ポリシロキサンであり、分子構造は線状または一部分岐
状である。中でも、ジオルガノポリシロキサンが好まし
い。かかるジオルガノポリシロキサンのケイ素原子結合
有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、3
−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等のシキロアルキル基;フェニル基、トリル基、キ
シリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基、
3−フェニルプロピル基等のアラルキル基;ビニル基、
プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニ
ル基が例示される。中でもアルキル基、特にはメチル基
が好ましい。ジオルガノポリシロキサンの末端には水酸
基やアルコキシ基が結合していてもよい。かかるジオル
ガノポリシロキサンとしては、両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端シラノール基
封鎖ジメチルポリシロキサン、片末端がシラノール基で
封鎖され、もう一方の片末端がトリメチルシロキシ基で
封鎖されたジメチルポリシロキサン、両末端トリメチル
シロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン、両末端
トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチル
ビニルシロキサン共重合体、両末端ジメチルビニルシロ
キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端トリメチル
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン/メチルフェニルシ
ロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン/メチル(3,3,3−トリフルオロ
プロピル)シロキサン共重合体が例示される。かかるジ
オルガノポリシロキサンの動粘度は特に限定されない
が、25℃における粘度が100mm2/s以上である
ことが好ましく、中でも合成樹脂成形品の表面に滲み出
し(ブリードアウト)を低減する点で1,000,00
0mm2 /s以上であること、すなわち、生ゴム状であ
ることがより好ましい。
【0008】フッ素系滑剤としては、パーフルオロアル
カン、パーフルオロカルボン酸エステル、ポリテトラフ
ルオロエチレンのようなパーフルオロ有機化合物やフッ
化ポリマーが例示される。これら滑剤の合成樹脂組中の
含有量は、成形性、成形品の表面潤滑性、合成樹脂強度
を考慮して選定する必要がある。その含有量は、0.0
1〜10重量%の範囲が好ましく、0.1〜5重量%の
範囲がより好ましい。0.01重量%未満では表面潤滑
効果が乏しく、10重量%を越えると、成形品の強度が
低下するため好ましくない。合成樹脂には、本発明の目
的を損なわない範囲において、無機充填剤、紫外線吸収
剤、耐光安定剤、耐熱安定剤、可塑剤、結晶核剤、帯電
防止剤、顔料や染料等の着色剤、難燃剤、防カビ剤、離
型剤、シランカップリング剤等を配合してもよい。
【0009】円筒状アダプター本体、ヘッド部およびプ
ランジャーは、射出成形、押出成形等、一般に合成樹脂
の成形に用いられる方法により製造される。中でも、合
成樹脂として熱可塑性樹脂を用い、滑剤としてジオルガ
ノポリシロキサンを用いる場合は、ジオルガノポリシロ
キサンと熱可塑性樹脂を加熱下混錬してジオルガノポリ
シロキサン濃度が高い(例えば20〜70重量%)のマ
スターペレットを調製し、このマスターペレットを熱可
塑性樹脂ペレットと混合してから射出成形や押出成形す
ることが好ましい。アダプターは、円筒状アダプター本
体、ヘッド部、およびプランジャーから構成されるが、
作業性を改善するための補助具を付加してもよい。例え
ば、フィルムパックシーラント詰め替え作業時にヘッド
部の落下を防ぐために、円筒状アダプター本体とヘッド
部とを紐や糸で連結してもよい。
【0010】本発明では、円筒状フィルム容器に充填さ
れるシーラントは、コーキング材を包含しており、通
常、常温でペースト状や粘ちょうな液状である。シリコ
ーンシーラント、シラン変性ボリエーテルシーラント、
ポリウレタンシーラント、 ポリサルファイドシーラント
等の湿気硬化型シーラント;アクリルシーラント、SB
Rシーラント、ブチルゴムシーラント等の乾燥硬化型シ
ーラント;油性コーキング材が例示される。円筒状フィ
ルム容器は、空気や湿気の遮断性に優れた柔軟な合成樹
脂フィルム製が好ましい。とりわけ、アルミ層の両側に
熱可塑性樹脂(たとえば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン、ナイロン)を積層したものが好まし
い。その両端は針金や紐により結さつしていることが好
ましい。両端を針金や紐により結さつしていると、外観
はソーセージ状である。
【0011】本発明のシーラント用アダプターを使用し
てシーラントを吐出するには、たとえば、プランジャー
5を内挿したアダプター6のヘッド部2を取り外し、円
筒状アダプター本体1にシーラント20を充填した円筒
状フィルム容器21を挿入し、円筒状フィルム容器21
の先端部を切断する。次いでノズル4をキャップ3に取
り付けてなるヘッド部2を円筒状アダプター本体1に装
着し、ノズル4の先端付近を切断して開口する。このア
ダプター6をコーキングガン10の半円支持筒11に装
着する。ついで、コーキングガン10のレバ−12を引
いてロッド13の先端部の押圧板14を前進させて、プ
ランジャー5をヘッド部2方向に押すと、ノズル4の先
端からシーラント20が吐出される。円筒状フィルム容
器21に充填したシーラント20を使い終わると、アダ
プター6を半円支持筒11から取り出し、ヘッド部2を
円筒状アダプター本体1から取り外し、空になって折り
たたまれたフィルム容器21を取り出す。シーラント2
0を充填した新しい円筒状フィルム容器21を上記同様
に円筒状アダプター本体1に挿入して吐出作業を繰り返
す。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。動粘
度は25℃における値である。円筒状フィルム容器を構
成するフィルムは、厚さ9μmのアルミ層の両側に厚さ9
μmのポリエチレンテレフタレート樹脂を積層し、その
両側に厚さ20μmの無延伸ポリエチレンフィルムを積
層してなる柔軟な積層フィルムである。
【0013】
【参考例1】ポリプロピレン樹脂ペレットと動粘度20
00万mm2/sの両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポ
リジメチルシロキサンを2軸押出機に仕込み、バレル温
度210℃で混練して吐出し、切断して、ペレット状の
ポリプロピレン樹脂組成物(ポリプロピレン樹脂97.
5重量%と該ポリジメチルシロキサン2.5重量部%と
からなる。)を得た。次に、このポリプロピレン樹脂組
成物を射出成形して円筒状アダプター本体およびプラン
ジャーを作った。この円筒状アダプター本体を「200
0万−2.5」と表示し、このプランジャーを2000
万−2.5」と表示する。
【0014】
【参考例2】ポリプロピレン樹脂ペレットと動粘度20
00万mm2/sの両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポ
リジメチルシロキサンを2軸押出機に仕込み、バレル温
度210℃で混練して吐出し、切断して、ペレット状の
ポリプロピレン樹脂組成物(ポリプロピレン樹脂95重
量%と該ポリジメチルシロキサン5重量部%とからな
る。)を得た。次に、このポリプロピレン樹脂組成物を
射出成形して円筒状アダプター本体を作った。この円筒
状アダプター本体を「2000万−5」と表示する。
【0015】
【参考例3】ポリプロピレン樹脂ペレットと粘度12,
500mm2/sの両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポ
リジメチルシロキサンを2軸押出機に仕込み、バレル温
度210℃で混練して吐出し、切断して、ペレット状の
ポリプロピレン樹脂組成物(ポリプロピレン樹脂97.
5重量%と該ポリジメチルシロキサン2.5重量部%と
からなる。)を得た。次に、このポリプロピレン樹脂組
成物を射出成形して円筒状アダプター本体を作った。こ
の円筒状アダプター本体を「12500−2.5」と表
示する。
【0016】
【参考例4】ポリプロピレン樹脂ペレットとポリテトラ
フルオロエチレン樹脂粉末を2軸押出機に仕込み、バレ
ル温度210℃で混練して吐出し、切断して、ペレット
状のポリプロピレン樹脂組成物(ポリプロピレン樹脂9
7.5重量%とポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末
2.5重量部%とからなる。)を得た。次に、このバレ
ル温度210℃で混練して吐出し、切断して、ペレット
状のポリプロピレンを射出成形して円筒状アダプター本
体を成形した。この円筒状アダプター本体を「PTFE
−2.5」)と表示する。
【0017】
【参考例5】ポリプロピレン樹脂ペレットを射出成形す
ることにより、円筒状アダプター本体およびプランジャ
ーを作った。この円筒状アダプター本体を「ブランク」
と表示し、このプランジャーを「ブランク」と表示す
る。
【0018】
【実施例1〜実施例6および比較例1】参考例1〜参考
例5で得た円筒状アダプター本体1とプランジャー5
(組み合わせは表1と表2に示すとおり)および別途作
ったポリエチレン製ノズル付きポリプロピレン樹脂製キ
ャップ3を使用してアダプター6を組み立てた(図1参
照)。ペースト状の一液型脱オキシムタイプシリコーン
シーラント20を充填し、両端を針金で結さつした円筒
状フィルム容器21を上述した要領でコーキングガン1
0に装填し(図2参照)、レバー12を引いてプランジ
ャー5を円筒状アダプター本体1の先端方向に移動させ
て該シリコーンシーラント20をノズル4から可能な限
り吐出した。1回目の吐出が終了したら、折りたたまれ
たフィルム容器21を取り出し、新たに、同じシリコー
ンシーラント20を充填した円筒状フィルム容器21を
装填して再び吐出した。この吐出作業をフィルム容器2
1が円筒状アダプター本体1の内壁とプランジャー5の
間に噛み込むまで繰り返した。100回以内に噛み込み
が発生した場合を「発生」、100回繰り返しても噛み
込みが発生しなかった場合を「無し」と表現して表1お
よび表2に示した。
【0019】参考例1〜参考例5で得た円筒状アダプタ
ー本体1とプランジャー5(組み合わせは表1と表2に
示すとおり)、別途作ったポリエチレン製ノズル付きポ
リプロピレン樹脂製キャップ3を使用してアダプター6
を組み立てた。このアダプター6をコーキングガン10
に装着し、レバー12を引いてプランジャー5を円筒状
アダプター本体1の先端方向に移動させた後、アダプタ
ー6をコーキングガン10から取り出し、プランジャー
5を円筒状アダプター本体1の後端まで手動で引き戻し
て、摺動の難易度を触感にて評価した。この際の摺動性
を「良好」、「抵抗感あり」の2段階で表現して表1と
表2に示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】参考例1〜参考例4で得たポリプロピレン
樹脂組成物およびポリプロピレン樹脂ペレットを射出成
形して、それぞれ円板状の成形片を作った。参考例1の
ポリプロピレン樹脂組成物からの円板状の成形片を「2
000万−2.5」と表示し、参考例2のポリプロピレ
ン樹脂組成物からの円板状の成形片を「2000万−
5」と表示し、参考例3のポリプロピレン樹脂組成物か
らの円板状の成形片を「12500−2.5」と表示
し、参考例4のポリプロピレン樹脂組成物からの円板状
の成形片を「PTFE−2.5」と表示し、ポリプロピ
レン樹脂ペレットからの円板状の成形片を「ブランク」
と表示する。次に、ポリプロピレン樹脂ペレットを射出
成形して円筒状の成形片を作った。これらの成形片を表
3に示すように組み合わせて、スラスト摩擦摩耗試験機
(東洋精機製作所製)により摩擦係数を測定した。測定
は、圧力1kg/cm2、速度10cm/秒の条件で行
った。その測定結果を表3に示した。
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明のアダプターに、円筒状フィルム
容器に充填されたシーラントを挿入して、コーキングガ
ンに装填し、プランジャーを押圧して該シーラントをノ
ズルから吐出する際に、円筒状アダプター本体内面とプ
ランジャーとの間に該フィルム容器が噛み込まない。ま
た、プランジャーは円筒状アダプター本体内をスムース
に摺動する。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例と比較例で使用したシーラント用アダプ
ターについてノズルとキャップを分離して示す斜視図で
ある。
【図2】実施例と比較例において、シーラント用アダプ
ターを装填したコーキングガンの一部を断面にして示す
側面図である。
【0026】
【符号の説明】
1・・・円筒状アダプター本体 2・・・ヘッド部 3・・・キャップ 3a・・筒状吐出口 4・・・ノズル 5・・・プランジャー 6・・・アダプター 10・・・コーキングガン 11・・・半円支持筒 12・・・レバー 13・・・ロッド 14・・・押圧板 20・・・シーラント 21・・・円筒状フィルム容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C10M 105/52 C10M 105/52 105/54 105/54 107/38 107/38 107/50 107/50 143/02 143/02 143/04 143/04 143/10 143/10 145/22 145/22 145/24 145/24 149/08 149/08 149/18 149/18 169/04 169/04 C10N 20:02 // C10N 20:02 40:00 Z 40:00 B65D 83/00 D (72)発明者 古川 晴彦 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 3E014 KA06 4F041 AA08 AA16 AB01 BA02 BA12 BA17 CB02 CB43 CB54 4F071 AA01 AA02 AA12X AA15 AA20 AA22 AA22X AA27 AA34X AA40 AA43 AA50 AA54 AA67 AA88 AC03 AC10 AE11 AH05 BC05 4H104 BD02A BD07A CA02C CA03C CA07C CB13C CB14C CD02A CE04C CE13C CJ02A CJ05A CJ06A EA02A PA50 QA21 4J002 AA001 AA011 BB031 BB121 BB152 BC031 BN151 CB001 CF001 CG001 CL001 CP032 CP082 CP122 CP142 EB066 EH006 FD172 FD176 GG01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状フィルム容器に充填されたシーラ
    ントを吐出するためのアダプターにおいて、円筒状アダ
    プター本体のみ、または円筒状アダプター本体と該アダ
    プター本体に内挿されたプランジャーの両方がシリコー
    ン系滑剤もしくはフッ素系滑剤を含有する合成樹脂製で
    あることを特徴とするシーラント用アダプター。
  2. 【請求項2】合成樹脂がシリコーン系滑剤を0.01〜
    10重量%含有することを特徴とする請求項1に記載の
    シーラント用アダプター。
  3. 【請求項3】シリコーン系滑剤がジオルガノポリシロキ
    サンであることを特徴とする請求項lに記載のシーラン
    ト用アダプター。
  4. 【請求項4】ジオルガノポリシロキサンが25℃におけ
    る動粘度が100mm2/s以上であるポリジメチルシ
    ロキサンであることを特徴とする請求項2に記載のシー
    ラント用アダプター。
  5. 【請求項5】 ジオルガノポリシロキサンが25℃にお
    ける動粘度が100万mm2/s以上であるポリジメチ
    ルシロキサンであることを特徴とする請求項2に記載の
    シーラント用アダプター。
  6. 【請求項6】 合成樹脂が熱可塑性樹脂であることを特
    徴とする請求項l〜請求項5のいずれか1項に記載のシ
    ーラント用アダプター。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂が、ポリプロピレン樹脂、
    ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポ
    リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹
    脂およびポリアセタール樹脂からなる群から選択される
    樹脂であることを特徴とする請求項6に記載のシーラン
    ト用アダプター。
  8. 【請求項8】円筒状アダプター本体がポリプロピレン樹
    脂製であり、プランジャーがポリプロピレン樹脂製もし
    くはポリエチレン樹脂製であることを特徴とする請求項
    7に記載のシーラント用アダプター。
JP2000198767A 2000-06-30 2000-06-30 シーラント用アダプター Withdrawn JP2002011401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198767A JP2002011401A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 シーラント用アダプター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198767A JP2002011401A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 シーラント用アダプター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002011401A true JP2002011401A (ja) 2002-01-15

Family

ID=18696882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000198767A Withdrawn JP2002011401A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 シーラント用アダプター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002011401A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182385A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘性材料フィルムパックの装填具
JP2014180665A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Nordson Corp 液体吐出シリンジ
JP2018154826A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 三菱ケミカル株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及びそれよりなる成形品
JP2021510653A (ja) * 2018-09-07 2021-04-30 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG シリコーン化合物の包装方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182385A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘性材料フィルムパックの装填具
JP4677782B2 (ja) * 2004-12-27 2011-04-27 横浜ゴム株式会社 粘性材料フィルムパックの装填具
JP2014180665A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Nordson Corp 液体吐出シリンジ
JP2018154826A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 三菱ケミカル株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物及びそれよりなる成形品
JP2021510653A (ja) * 2018-09-07 2021-04-30 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG シリコーン化合物の包装方法
US11597580B2 (en) 2018-09-07 2023-03-07 Wacker Chemie Ag Method for packaging silicone compounds
JP7362608B2 (ja) 2018-09-07 2023-10-17 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト シリコーン化合物の包装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2015315849B2 (en) Three-position plungers, film coated plungers and related syringe assemblies
US5016784A (en) Applicator for highly reactive materials
JP2008000287A (ja) 医療用具コーティング用摺動性組成物および摺動性被膜保有医療用具
CN108778954A (zh) 具有喷雾阀的容器
CN103189085A (zh) 自润滑的药品注射器栓
WO2008034060A2 (en) Medical components having coated surfaces exhibiting low friction and methods of reducing sticktion
CN1717261A (zh) 一种导管
MX2009001328A (es) Composiciones lubricantes y articulos hechos a partir de las mismas.
JP2002011401A (ja) シーラント用アダプター
US6575938B2 (en) Syringe
JP2001302927A (ja) 熱可塑性樹脂組成物および成形品
CN101463176A (zh) 一种耐磨热塑性烯烃复合物的制备方法
US20130338606A1 (en) Self-lubricating pharmaceutical syringe stoppers
CN108883235A (zh) 高滑动性注射器
JPH08182760A (ja) プレフィルドシリンジ
JP3301747B2 (ja) 粘着滑動性を改良した医療用物品
JPH05131029A (ja) シリンジ
EP3033386A1 (en) Self-lubricating pharmaceutical syringe stoppers
US9775951B2 (en) Plunger for a syringe and method of making such a plunger
JP4675755B2 (ja) 多層体及びエラストマー組成物
JP2000327848A (ja) オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物およびこれを用いた車両用ウエザーストリップ
JP2008156561A (ja) 摺動性樹脂材料、摺動性樹脂ペレット、摺動性樹脂成形体及びチューブ状摺動性樹脂成形体
JP2921359B2 (ja) 非粘着性のしゃもじ,及びしゃもじ受け
JP2022510668A (ja) 材料を保存及び分配するためのシリンジ
WO1998057687A1 (en) Slide member for syringe or cartridge

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904