JP2002009999A - 課金システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

課金システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002009999A
JP2002009999A JP2000188889A JP2000188889A JP2002009999A JP 2002009999 A JP2002009999 A JP 2002009999A JP 2000188889 A JP2000188889 A JP 2000188889A JP 2000188889 A JP2000188889 A JP 2000188889A JP 2002009999 A JP2002009999 A JP 2002009999A
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JP2000188889A
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Yoshinori Yoshimura
美紀 芳村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用するメカや提供するサービスにより不公
平が生じず、途中でエラーなどの不都合が生じた場合も
対処可能なネットワーク分散環境におけるイメージ入出
力装置に対する課金方法を提供する。 【解決手段】 ユーザ要求によりクライアントからブロ
ーカ9’にFAX送信・印刷要求を発行する。ブローカ
9’では立ち上げ時に登録されている複数のイメージ入
出力装置7の中からプリント機能を持つものとFAX送
信機能を持つものを探し出し印刷・FAX送信を要求す
る。印刷・FAX送信中はそれぞれの入出力装置7にお
いてソフトウエア部品の使用に応じた課金処理を行う。
印刷中にエラーが発生するとプリンタはブローカ9’に
対してエラーを通知し、ブローカ9’は印刷を行ってい
たプリンタとFAX送信を行っていたFAXの両方に対
してジョブとジョブに関する課金のクリアを要求する。
ブローカ9’は記憶装置にエラー・課金クリア履歴を残
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、課金システム及び
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、より詳細
には、ネットワーク分散環境におけるイメージ入出力装
置の利用者を制限・課金管理するための課金システム及
びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスにおけるネットワーク化
は広がっており、また、同時にイメージ入出力装置のネ
ットワーク化も進み、イメージ入出力装置がネットワー
クシステム内に複数組み込まれることが普通の状況にな
ってきた。また、装置の機能の充実により、異なる装置
であっても同じ機能を達成することも可能となってい
る。例えば、コピーする機能はコピー機で達成すること
も、スキャナとプリンタの組み合わせで達成すること
も、マルチファンクションのスキャナとプリンタの組み
合わせで達成することも可能である。また、一つの装置
内で同じ機能を達成することに対しても、異なる選択が
可能である。例えば、ソート機能に対してはメモリを利
用して電子的にソートすることも可能であるし、複数の
排紙ビンを持つソータを使って機能を達成することも可
能である。
【0003】上述のごときイメージ入出力装置をネット
ワーク内で提供する際に、それを利用する人に対する課
金処理が必要となる場合がある。特開平11−1295
89号公報には、利用者が利用する機能に対して課金を
行い、キャンセル指示に基づいて課金をキャンセルでき
るようにした「課金装置、課金方法、及び課金処理プロ
グラムを記憶する記憶媒体」が記載されている。特開平
11−129589号公報に記載の発明においては、一
つのジョブに対する課金を対象としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
課金しようとした場合、ネットワーク内の異なる装置に
よっても、同一装置内の異なる選択によっても、1つの
機能を達成させることが可能であり、機能・処理に対し
て課金したのでは、利用するメカや提供するサービスに
よって不公平が生じてしまう。
【0005】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、利用するメカや提供するサービスによ
り不公平が生じず、途中でエラーなどの不都合が生じた
場合も対処可能な、ネットワーク分散環境におけるイメ
ージ入出力装置に対する課金システム及びコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を提供することをその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、イメージ入出
力装置内に組み込まれているソフトウエア部品を利用者
制限の対象として管理し、更にネットワーク分散環境下
にあるイメージ入出力装置の課金情報を統合ミドルウエ
アにより統合して管理しているシステムを前提とし、課
金対象であるソフトウエア部品単位に課金管理すること
にあわせて、ジョブ単位でその処理を監視することによ
り、途中でエラーなどの不都合が生じた場合の処理を可
能としている。
【0007】単にソフトウエア部品に対して課金をする
だけであったならば、そのソフトウエア部品の仕様に関
するつながりが明確ではなく、どのようなジョブに対し
てソフトウエア部品が使われた結果、その課金処理がな
されたかが明確ではない。請求項1の発明は、コピー
機,ファクシミリ,プリンタ,スキャナ、或いはこれら
のいくつかの機能を併せ持つ複合機等の複数のイメージ
入出力装置と、該複数のイメージ入出力装置の管理及び
サービスを統合するミドルウエアと、前記イメージ入出
力装置に対する(ベンダの)サービスセンタとを有する
ネットワーク分散環境における課金システムにおいて、
各イメージ入出力装置は、課金処理機能を持つ複数のソ
フトウエア部品を有し、前記ミドルウエアは、利用者が
前記ソフトウエア部品を使用する際に、使用するジョブ
単位に前記ソフトウエア部品の課金管理を行い、前記サ
ービスセンタは、前記ミドルウエアを通じて前記ソフト
ウエア部品の使用状況に応じた課金情報を取出し、か
つ、各ソフトウエア部品の利用者の登録・管理機能を持
つことを特徴とし、利用者に対して理解しやすいジョブ
に対する処理を可能としたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ミドルウエアは、ジョブの実行の際に、あるソ
フトウエア部品でエラーが発生した時に、該ソフトウエ
ア部品を使用したジョブに関わるすべての課金処理をキ
ャンセルすることを特徴とし、あるジョブを実行中にエ
ラーが発生した時、利用者はもう一度最初からそのジョ
ブを実行しなければならない場合を想定し、その時に応
じた処理を可能としたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ミドルウエアは、ジョブ実行の際に、あるソフ
トウエア部品でエラーが発生した時に、該エラーが発生
したソフトウエア部品に関わる課金処理のみをキャンセ
ルすることを特徴とし、請求項2の発明において想定し
た状況と異なり、複数の結果を得るようなジョブの場合
(例えばファックスの送信しながら印刷する場合な
ど)、エラーが発生したソフトウエア部品に対する処理
のみをもう一度行うような場合であっても、その時に応
じた処理を可能としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ミドルウエアは、ジョブ実行の際に、あるソフ
トウエア部品のある部分でエラーが発生した時に、該エ
ラーが発生した部分に関わる課金処理のみをキャンセル
することを特徴とし、請求項2及び3の発明において想
定した状況と異なり、エラーが発生した時の使用のみを
キャンセルしたい場合(例えば、印刷中のジャムで前の
ページまではそのまま使えるような場合)であっても、
その時に応じた処理を可能としたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、請求項2乃至4記載の課金システムにおける課金処
理から、課金処理のキャンセルの方式を選択し、設定で
きることを特徴とし、利用者及びイメージ入出力装置ベ
ンダの上記機能の利用に対するカスタマイズを可能とし
たものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れか1記載の課金システムを実現するためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、イメージ入出力装置内
に組み込まれているソフトウエア部品を利用者制限の対
象として管理し、更にネットワーク分散環境下にあるイ
メージ入出力装置の課金情報を統合ミドルウエアにより
統合して管理するシステムにおいて、ソフトウエア部品
単位で課金管理することにあわせて、ジョブ単位でその
処理を監視することにより、途中でエラーなどの不都合
が生じた場合も対処可能な課金処理を実行することを特
徴とする。
【0014】(システム環境)複写機,ファックス,プ
リンタ,スキャナ等のイメージ入出力装置は、スタンド
アローン・1対1接続で利用されてきたが、近年はネッ
トワーク環境に接続される利用方法も増えてきている。
また、装置側のベンダもサービスセンタなどを設け、リ
モートから各ユーザの装置の動作状況や利用状況に関す
るサービスを提供している。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係るイメー
ジ入出力装置を備えたネットワーク環境の一例を示す概
略図で、図中、1は装置のベンダが設けたサービスセン
タ、6はユーザ環境を示す。本発明の課金システムで
は、それら既存のシステム環境の外に、ユーザ情報を管
理するサービスセンタ1が必要となる。基本的に、ユー
ザ環境6におけるイメージ入出力装置として例示された
プリンタ71,複写機72,スキャナ73のベンダごとに
サービスセンタ1が存在するものとする。各サービスセ
ンタ1は、PC3を介してネットワーク4に接続されて
おり、ネットワーク4,5を通じて(後述するブローカ
9’を通じて)、ソフトウエアの使用状況に応じた課金
情報を取り出し、かつ、各ソフトウエア部品の利用者の
ユーザ登録情報・装置情報2を管理しているものとす
る。また、ユーザ環境6もLAN等のネットワーク5で
接続されたユーザ或いはユーザグループごとに存在し、
各ユーザ環境6は、ユーザが1以上のPC8を通じて若
しくは入出力装置単独(複合機,複写機,FAX等)で
イメージ入出力装置71,72,73をイメージの入出力
に使用することが可能になっており、さらに、各入出力
装置71,72,73のユーザ登録情報・装置情報9が管
理できるように整えられている。なお、本実施形態にお
いてユーザ環境に組み込まれているイメージ入出力装置
とは、複数のコピー機(複写機),ファクシミリ,プリ
ンタ,スキャナや、それらのいくつかの複合機能を持つ
複合機等である。
【0016】(ハードウエア構成)図2は、図1のユー
ザ環境のハードウエア構成の一例を示すブロック図であ
る。本実施形態におけるイメージ入出力装置7は、装置
全体の制御を司るプロセッサ(CPU)11を備え、そ
の制御下に、ROM12、RAM13、NVRAM1
4、操作パネル20及びパネル制御部16、スキャン/
プリントエンジン21及びエンジン制御部17、記憶装
置22及びディスクドライバ18、通信制御部19、モ
デム15が接続されている。
【0017】ROM12には、プログラムコード、フォ
ント、及びその他の静的なデータが格納されている。R
AM13は、一時的な記憶場所として利用される。NV
RAM14には、不揮発性のデータを格納しておく。操
作パネル20とパネル制御部16はユーザとのインタフ
ェースを司り、スキャン/プリントエンジン21とエン
ジン制御部17はイメージデータの入出力ユニットとし
て紙原稿の読み取りと転写紙への印刷を実行する。記憶
装置22とディスクドライバ18は、大量のイメージデ
ータなどを蓄積したり、データベースの記憶場所として
利用される。通信制御部19はイーサネット(登録商
標)等のネットワークに接続され、また、モデム15は
公衆回線と接続され、外部の機器との通信を可能とす
る。
【0018】ブローカとしての役割を果たすミドルウエ
ア(ブローカ)9’は、ネットワーク5に接続されてい
る入出力装置7に必要な機能情報や管理情報を維持し、
クライアント(ここではPC8)とサーバ(ここではイ
メージ入出力装置7)の接続を確立する役目を請け負
う。ブローカ9’の装置は、図1におけるユーザ登録情
報・装置情報9を維持する装置に該当し、CPU31,
ROM32,RAM33,通信制御部34及びユーザ登
録情報・装置情報9を蓄積したデータベース9を有して
いるものであり、PC8あるいはイメージ入出力装置7
のどちら側に存在していてもよい。ブローカ9’のデー
タベース9に、利用者登録のための各種データが格納さ
れている。
【0019】(ソフトウエア構成)図3は、本発明の一
実施形態を説明するための層構造を示すブロック図であ
る。本実施形態の層構造としては、大きく分けるとハー
ドウエア層40,ドライバ層50,カーネル層60,ア
プリケーション層70の4層となる。
【0020】ハードウエア層40は、装置内に存在する
制御可能なリソースの集合であり、本実施形態において
は、入出力に関するスキャナ45,画像バス46,プロ
ッタ47と、ネットワークインタフェース44,ROM
41,RAM42,記憶装置(NVRAM)43を有す
る。
【0021】ドライバ層50は、各種ハードウエア41
〜47を駆動するための制御を実行する機能ブロックの
集まりであり、本実施形態においては、ROM41を管
理するためのメモリ管理ドライバ51、RAM42を管
理するためのプロセス管理ドライバ52、記憶装置(N
VRAM)43を管理するためのファイル管理ドライバ
53、ネットワークインタフェース44を制御するネッ
トワークドライバ54、スキャナ45,画像バス46,
プロッタ47を制御する一体型コピードライバ55、ス
キャナ45,プロッタ47を制御するブロッキングデバ
イスドライバ56及びページデバイスドライバ57を有
する。
【0022】カーネル層60は、通常OSのカーネルと
して組み込まれ、各種デバイス41〜47を抽象化して
アプリケーションに対しサービスを提供するものであ
り、アプリケーション層70はカーネル層60に対しシ
ステムコールすることにより動作する。カーネル層60
には、ROM41を仮想メモリとして利用するための仮
想メモリ61、RAM42における実行プロセスを管理
するための実行プロセス62、ファイルを管理するため
のファイルシステム63、ネットワークを介してソケッ
ト通信を行うためのソケット64、スキャナ45,画像
バス46,プロッタ47の各種デバイスを実行管理する
ためのカーネル66及びモード管理するためのカーネル
67を含む仮想マシン65、のそれぞれのカーネルを有
するものとする。
【0023】アプリケーション層70は、コピー・ファ
ックス・プリンタ・スキャナなどのアプリケーションを
形成するレイヤであり、オペレーションマネージャ7
1,ドキュメントマネージャ72,サービスマネージャ
73,デバイスマネージャ74,データベースマネージ
ャ75,プログラムファクトリ76を有する。
【0024】ドキュメントマネージャ72は、コピー・
ファックス・プリンタ・スキャナなどのシナリオに沿っ
てドキュメントをハンドリングするアプリケーションと
しては中心となる機能ブロックである。サービスマネー
ジャ73は、ドキュメントハンドリングの際に共通に必
要となる機能ブロックであり、各種サービスの管理・実
行を行う。デバイスマネージャ74は、スキャナ45,
画像バス46,プロッタ47といった物理デバイスの動
作を決定する機能ブロックであり、各種デバイスの管理
・実行を行う。オペレーションマネージャ71は、装置
に付属している操作パネルを制御するものであり、ボタ
ンの表示・ボタンオペレーションのノーティファイ・ア
ラートの通知などを行う。データベースマネージャ75
は、フォント・定形フォーム・ファックス受信履歴・装
置の利用履歴などの永続データの維持管理を行う。本発
明においては、ここにソフトウエア部品とその課金情報
と、積み上げ料金の維持・管理も行う。プログラムファ
クトリ76は、ソフトウエア部品からプログラム実行の
ための初期化を行う。すなわち、静的に存在するソフト
ウエア部品をRAM上へ展開し(オブジェクト指向プロ
グラミングにおけるインスタンスの生成)、何らかのメ
ッセージを受け取る(オブジェクト指向プログラミング
におけるメソッドコール)ことにより動作可能な状態に
しておく。
【0025】(請求項1の発明に対応する動作例)図4
は、本発明の一実施形態における課金システム内のブロ
ーカとイメージ入出力装置とのやり取り(動作)の一例
を示すフロー図で、1つの文書をファックス(FAX)
送信及び印刷する例を示す図である。本実施形態におい
ては、単にソフトウエア部品に対して課金をするだけで
あったならば、そのソフトウエア部品の仕様に関するつ
ながりが明確ではなく、どのようなジョブに対してソフ
トウエア部品が使われた結果、その課金処理がなされた
かが明確ではないので、利用者が理解しやすいジョブに
対する処理で課金するシステムを提供する。
【0026】まず、ユーザからの要求により、クライア
ントからブローカにファックス送信&印刷要求を発行す
る(ステップS1)。ブローカでは、立ち上げ時に登録
されているイメージ入出力装置の中から、プリント機能
を持つものと、ファックス送信機能を持つものを探し出
し、印刷及びファックス送信を要求する(ステップS
2,S3)。印刷及びファックス送信中(ステップS
4)は、それぞれのイメージ入出力装置において、ソフ
トウエア部品の使用に応じた課金処理がなされている。
印刷及びファックス送信が終わると、それぞれのイメー
ジ入出力装置から印刷及びファックス送信完了通知とし
てソフト部品ID及びその利用代金が各ソフト部品単位
にデータとしてブローカに送られてくる(ステップS
5,S6)。ブローカではクライアントから送られてき
たファックス送信&印刷要求というジョブと関連付けて
利用代金を加算する(ステップS7)。
【0027】(請求項2の発明に対応する動作例)図5
は、本発明の一実施形態における課金システム内のブロ
ーカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を示すフ
ロー図で、図6は、図5におけるイメージ入出力装置
(プリンタ)内の処理の一例を示すフロー図である。本
実施形態においては、あるジョブを実行中にエラーが発
生した場合、利用者はもう一度最初からそのジョブを実
行しなければならない場合を想定し、その時に応じた処
理が可能となる課金システムを提供する。
【0028】図4を用いて説明した実施形態と同じジョ
ブにおいて、印刷中にエラーが発生する場合を想定す
る。ステップS11〜S14は、上述のステップS1〜
S4と同じ処理である。印刷中にエラーが発生するとプ
リンタはブローカに対してエラーを通知し(ステップS
15)、ブローカは印刷を行っていたプリンタと、ファ
ックス送信を行っていたファックスの両方に対してジョ
ブとジョブに関する課金のクリアを要求する(ステップ
S16,S17)。ブローカは、課金管理の一環として
自分の記憶装置にエラー履歴及び課金クリア履歴を残す
(ステップS18)。
【0029】一方、プリンタ内では、各ソフトウエア部
品(展開部品・プロッタ制御部品・紙搬送制御部品な
ど)において、印刷要求による印刷開始の指示(ステッ
プS12)がなされた時点で、課金を開始している(ス
テップS22,S24,S26)。各ソフトウエアに対
するジョブは、ブローカから印刷開始通知を受け取った
サービスマネージャが各ソフトウエアに対して処理開始
を通知することにより(ステップS21,S23,S2
5)、実行される。本例においては、紙搬送部品のジョ
ブでエラーが発生した場合を想定している。紙搬送部品
からサービスマネージャにエラー発生の通知がなされる
と(ステップS27)、サービスマネージャはブローカ
に対してエラー発生を通知する(ステップS15)。ブ
ローカからの印刷キャンセル及びジョブに関する課金ク
リアの指示(ステップS16)によって、各ソフトウエ
アに対して課金クリアの指示がなされ(ステップS3
1,S33,S35)、各ソフトウエア部品内でこれま
で課金されたものはクリアされる(ステップS32,S
34,S36)。
【0030】(請求項3の発明に対応する動作例)図7
は、本発明の一実施形態における課金システム内のブロ
ーカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を示すフ
ロー図で、図8は、図7におけるイメージ入出力装置
(プリンタ)内の処理の一例を示すフロー図である。本
実施形態では、図5を用いて説明した実施形態で想定し
た状況と異なり、複数の結果を得るようなジョブの場合
(例えばファックスの送信をしながら印刷する場合な
ど)、エラーが発生したソフトウエア部品に対する処理
のみを、もう一度行う場合が想定できる。本実施形態は
そのような場合であっても、その時に応じた処理が可能
となることを目的としたものである。
【0031】図5を用いて説明した実施形態と同じジョ
ブにおいて、プリンタでエラーが発生したことを想定す
る。ステップS41〜S44は、上述のステップS1〜
S4と同じ処理である。印刷中にエラーが発生するとプ
リンタはブローカに対してエラーを通知し(ステップS
45)、ブローカは印刷を行っていたプリンタのみに、
印刷キャンセルを指示し、エラー発生部品の課金をクリ
アするよう要求する(ステップS46)。プリンタから
は、印刷完了通知として使用したソフト部品とその利用
代金が送られてくる(ステップS47)。ファックスの
方からは、通常処理が完了した旨の送信完了通知が送ら
れてくる(ステップS48)。ブローカで、通知された
内容で部品毎に代金を加算し、ジョブとエラーの履歴を
残す(ステップS49)。
【0032】一方、プリンタ内では、各ソフトウエア部
品(展開部品・プロッタ制御部品・紙搬送制御部品な
ど)において、印刷要求による印刷開始の指示(ステッ
プS42)がなされた時点で、課金を開始している(ス
テップS52,S54,S56)。各ソフトウエアに対
するジョブは、ブローカから印刷開始通知を受け取った
サービスマネージャが各ソフトウエアに対して処理開始
を通知することにより(ステップS51,S53,S5
5)、実行される。本例においては、紙搬送部品のジョ
ブでエラーが発生した場合を想定している。紙搬送部品
からサービスマネージャにエラー発生の通知がなされる
と(ステップS57)、サービスマネージャはブローカ
に対してエラー発生を通知する(ステップS45)。ブ
ローカからの印刷キャンセル及びエラー発生部品の課金
クリアの指示(ステップS46,S61)によって、エ
ラーが発生した紙搬送部品の課金はクリアする(ステッ
プS62)。他の部品に対しては、課金要求の通知がな
され(ステップS63,S65),利用金額の情報をサ
ービスマネージャに送り(ステップS64,S66)、
利用代金を回収しブローカに印刷完了を通知する(ステ
ップS47)。
【0033】(請求項4の発明に対応する動作例)図9
は、本発明の一実施形態における課金システム内のブロ
ーカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を示すフ
ロー図で、図10は、図9におけるイメージ入出力装置
(プリンタ)内の処理の一例を示すフロー図である。本
実施形態は、図5乃至図8を用いて説明した実施形態で
想定した状況と異なり、エラーが発生した時の使用のみ
をキャンセルしたい場合(例えば、印刷中のジャムで前
のページまではそのまま使えるような場合)、が想定で
きる。本実施形態はそのような場合であっても、その時
に応じた処理が可能となることを目的としたものであ
る。
【0034】本実施形態においては、図7を用いて説明
した実施形態において、ステップS46に対応する処理
(ステップS76)が異なっており、その他のステップ
S71〜S75,S77〜S79は、それぞれステップ
S41〜S45,S47〜S49と同様である。すなわ
ち、ブローカは、プリンタからのエラー発生通知(ステ
ップS75)に対して、印刷キャンセル及びエラー発生
部分の課金クリアを返す(ステップS76)。
【0035】本実施形態においては、図5及び図6で説
明した実施形態と同じジョブにおいて、プリンタでエラ
ーが発生したことを想定する。その場合、プリンタのみ
に、印刷キャンセルを指示し、エラー発生部分の課金を
クリアするよう要求する(ステップS76)。プリンタ
からは、使用したソフト部品とその利用代金が送られて
くる(ステップS77)。ファックスの方からは、通常
処理の完了が通知される(ステップS78)。ブローカ
では、通知された内容で部品毎に代金を加算し、ジョブ
とエラーの履歴を残す(ステップS79)。
【0036】一方、プリンタ内では、まず、図8で示し
たステップS42,S51〜S57,S45と同様の処
理が行われる。すなわち、各ソフトウエア部品(展開部
品・プロッタ制御部品・紙搬送制御部品など)におい
て、印刷要求による印刷開始の指示(ステップS72)
がなされた時点で、課金を開始している(ステップS8
2,S84,S86)。各ソフトウエアに対するジョブ
は、ブローカから印刷開始通知を受け取ったサービスマ
ネージャが各ソフトウエアに対して処理開始を通知する
ことにより(ステップS81,S83,S85)、実行
される。本例においては、紙搬送部品のジョブでエラー
が発生した場合を想定している。紙搬送部品からサービ
スマネージャにエラー発生の通知がなされると(ステッ
プS87)、サービスマネージャはブローカに対してエ
ラー発生を通知する(ステップS75)。続いて、ブロ
ーカからの印刷キャンセル及びエラー発生部分の課金ク
リアの指示(ステップS76,S91)によって、紙搬
送部品に対するジョブ中のエラーが発生した部分の課金
をクリアする(ステップS92)。全ての部品に対して
課金要求の通知がなされ(ステップS93,S95,S
97)、利用金額の情報をサービスマネージャに送り
(ステップS94,S96,S98)、利用代金を回収
しブローカに印刷完了を通知する(ステップS77)。
【0037】(請求項5の発明に対応する動作例)請求
項5の発明に係る実施形態は、利用者及びイメージ入出
力装置ベンダの上記機能の利用に対するカスタマイズを
目的としたものである。本実施形態の動作に関しては、
ネットワーク上にあるクライアントやブローカ機能を持
つイメージ入出力装置や、イメージ入出力機器ベンダに
おいて、請求項2乃至4の課金処理のうちどの機能を実
行するかの設定を行い、ブローカ内に保存しておく。ブ
ローカでは、エラーが発生した際に、その設定を参照し
てどのように振る舞うかを決定する。
【0038】
【発明の効果】請求項1,6の発明によれば、課金対象
としては、最も粒度の小さいソフトウエア部品とするこ
とにより、機能の利用に対する木目細かい課金がなされ
る一方、利用者にとってはソフトウエア部品の使用とい
うよりも、機能やジョブに対する分類の方が分かりやす
い。本発明を利用することにより、利用者は木目細かい
課金と機能やジョブに対するソフトウエア部品の使用に
対する理解の両方のメリットを得ることが可能となる。
【0039】請求項2,6の発明によれば、請求項1の
発明の効果に加えて、エラーが発生した場合の課金に対
する処理をキャンセルすることが可能となり、利用者は
余計な出費をすることがなくなる。
【0040】請求項3,6の発明によれば、請求項2の
発明の効果よりも細かい単位でのキャンセルが可能とな
る。
【0041】請求項4,6の発明によれば、請求項3の
発明の効果よりも更に細かい単位でのキャンセルが可能
となる。
【0042】請求項5,6の発明によれば、請求項2乃
至4の発明の効果に加えて、利用者やイメージ入出力装
置ベンダが独自の設定ができるので、その利用にかなっ
たキャンセルが行えることにより、利用者指向の使用が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るイメージ入出力装
置を備えたネットワーク環境の一例を示す概略図であ
る。
【図2】 図1のユーザ環境のハードウエア構成の一例
を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態を説明するための層構造
を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態における課金システム内
のブローカとイメージ入出力装置とのやり取り(動作)
の一例を示すフロー図で、1つの文書をFAX送信及び
印刷する例を示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態における課金システム内
のブローカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を
示すフロー図である。
【図6】 図5におけるイメージ入出力装置(プリン
タ)内の処理の一例を示すフロー図である。
【図7】 本発明の一実施形態における課金システム内
のブローカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を
示すフロー図である。
【図8】 図7におけるイメージ入出力装置(プリン
タ)内の処理の一例を示すフロー図である。
【図9】 本発明の一実施形態における課金システム内
のブローカとイメージ入出力装置とのやり取りの一例を
示すフロー図である。
【図10】 図9におけるイメージ入出力装置(プリン
タ)内の処理の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…サービスセンタ、2…ユーザ登録情報・装置情報、
3,8…PC、4,5…ネットワーク、6…ユーザ環
境、7…イメージ入出力装置、9…ユーザ登録情報・装
置情報(データベース)、9’…ブローカ、11,31
…CPU、13,33,42…RAM、12,32,4
1…ROM、14,43…記憶装置(NVRAM)、1
5…モデム、16…パネル制御部、17…エンジン制御
部、18…ディスクドライバ、19,34…通信制御
部、20…操作パネル、21…スキャン/プリントエン
ジン、22…記憶装置、40…ハードウエア層、44…
ネットワークインタフェース、45…スキャナ、46…
画像バス、47…プロッタ、50…ドライバ層、51…
メモリ管理ドライバ、52…プロセス管理ドライバ、5
3…ファイル管理ドライバ、54…ネットワークドライ
バ、55…一体型コピードライバ、56…ブロッキング
デバイスドライバ、57…ページデバイスドライバ、6
0…カーネル層、61…仮想メモリ、62…実行プロセ
ス、63…ファイルシステム、64…ソケット、66…
実行管理、67…モード管理、65…仮想マシン、70
…アプリケーション層、71…オペレーションマネージ
ャ、72…ドキュメントマネージャ、73…サービスマ
ネージャ、74…デバイスマネージャ、75…データベ
ースマネージャ、76…プログラムファクトリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のイメージ入出力装置と、該複数の
    イメージ入出力装置の管理及びサービスを統合するミド
    ルウエアと、前記イメージ入出力装置に対するサービス
    センタとを有するネットワーク分散環境における課金シ
    ステムにおいて、各イメージ入出力装置は、課金処理機
    能を持つ複数のソフトウエア部品を有し、前記ミドルウ
    エアは、利用者が前記ソフトウエア部品を使用する際
    に、使用するジョブ単位に前記ソフトウエア部品の課金
    管理を行い、前記サービスセンタは、前記ミドルウエア
    を通じて前記ソフトウエア部品の使用状況に応じた課金
    情報を取出し、かつ、各ソフトウエア部品の利用者の登
    録・管理機能を持つことを特徴とする課金システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の課金システムにおいて、
    前記ミドルウエアは、ジョブの実行の際に、あるソフト
    ウエア部品でエラーが発生した時に、該ソフトウエア部
    品を使用したジョブに関わるすべての課金処理をキャン
    セルすることを特徴とする課金システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の課金システムにおいて、
    前記ミドルウエアは、ジョブ実行の際に、あるソフトウ
    エア部品でエラーが発生した時に、該エラーが発生した
    ソフトウエア部品に関わる課金処理のみをキャンセルす
    ることを特徴とする課金システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の課金システムにおいて、
    前記ミドルウエアは、ジョブ実行の際に、あるソフトウ
    エア部品のある部分でエラーが発生した時に、該エラー
    が発生した部分に関わる課金処理のみをキャンセルする
    ことを特徴とする課金システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の課金システムにおいて、
    請求項2乃至4記載の課金システムにおける課金処理か
    ら、課金処理のキャンセルの方式を選択し、設定できる
    ことを特徴とする課金システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1記載の課金
    システムを実現するためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8140417B2 (en) 2007-05-10 2012-03-20 Sharp Kabushiki Kaisha Data transmission system and data transmitting method

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