JP2002009164A - Soi基板におけるトレンチキャパシタおよびその形成方法 - Google Patents

Soi基板におけるトレンチキャパシタおよびその形成方法

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JP2002009164A JP2001116899A JP2001116899A JP2002009164A JP 2002009164 A JP2002009164 A JP 2002009164A JP 2001116899 A JP2001116899 A JP 2001116899A JP 2001116899 A JP2001116899 A JP 2001116899A JP 2002009164 A JP2002009164 A JP 2002009164A
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semiconductor device
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semiconductor
trench capacitor
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Chiteipedei Sailesh
チティペディ セイレシュ
Charles Walter Pearce
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Pradip Kumar Roy
クマール ロイ プラディプ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来、SOI基板のトレンチキャパシタは、
トレンチ開口をSOI基板の絶縁体層を通って延びなけ
ればならず、また、基板構造の絶縁体膜によって基板表
面から絶縁されて容易に接触できないという課題があ
る。 【解決手段】 SOI基板に形成されるトレンチキャパ
シタ47は、上方シリコン層5および絶縁層を通って半
導体ベース基板1の中にまで延びる。トレンチキャパシ
タの外側電極は、トレンチキャパシタが形成されるトレ
ンチの境界を成す半導体ベース基板1の部分を含む。外
側電極は、トレンチキャパシタのすぐ近くに形成され、
絶縁層を通って延びる接触構造45と結合される。トレ
ンチキャパシタ47と接触構造45を同時に作成する方
法は、2つのトレンチ開口51,53を形成するステッ
プ、トレンチ開口51,53の一方に誘電体ライナーを
形成するステップ、および、トレンチ開口のそれぞれに
半導体物質を充填するステップを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広く半導体装置お
よびその形成方法に関する。特に、本発明は、SOI
(silicon-on-insulator)基板に形成されるトレンチキ
ャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、一般的に、多数のキャパ
シタを用いていろいろな電荷蓄積機能を実行する。キャ
パシタは、誘電体と呼ばれる絶縁物質で互いに隔離され
た2つの電極を含む。電極は、通常、導体または半導体
物質から作られる。従来の半導体製造方法では、キャパ
シタは“垂直に重ねられ(vertically stacked)”、水
平に形成された誘電物質を含み、誘電体の上と下に形成
された導体または半導体物質を絶縁している。導体物質
として用いられる物質はいろいろな金属であり、半導体
物質として用いられる物質はドープされたポリシリコン
その他の薄膜、並びに、シリコン基板自身も含む。キャ
パシタが電荷を蓄積する能力は、キャパシタの面積に依
存する。従来の積み重ねられるキャパシタ(スタックト
キャパシタ)は、半導体基板の表面上に形成されるの
で、キャパシタの電荷蓄積能力を増強するためにキャパ
シタの面積を増加させるときには、デバイスの他の特徴
のために利用できるかもしれない基板表面積を犠牲にし
てキャパシタの面積を増加させることになる。その結
果、キャパシタが占める表面積をなるべく小さくするた
めに、半導体製造産業でトレンチキャパシタが極めて好
ましいとされるようになって来ている。
【0003】トレンチキャパシタは、半導体基板の表面
から下へ延び、トレンチキャパシタが形成されるトレン
チ開口の幅と深さが増すにつれてキャパシタ面積が増加
する。従って、このキャパシタの電荷貯蔵能力は、基板
表面積を犠牲にすることなく、単にトレンチの深さを増
加させることで増加させることができるということが理
解されるであろう。このためトレンチキャパシタが極め
て好ましいとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体製造産業におけ
る最近の傾向は、SOI基板の利用である。SOI基板
は、上のシリコン層内に形成される能動装置(active d
evice)がバルクの基板から絶縁されるということで好
まれている。従って、基板を通るデバイスの漏洩が小さ
くなり、基板と電気的に結合していることと関連した他
の問題も回避できる。しかし、SOI技術の利用には、
トレンチキャパシタが十分に大きなキャパシタ面積を有
するようにするために、トレンチキャパシタの形成によ
く用いられるトレンチ開口をSOI基板の絶縁体層を通
って延ばさせなければならないという問題がある。この
問題は、トレンチキャパシタの外側電極はトレンチ開口
の境界である基板領域であるということから生じてい
る。トレンチ開口は誘電体ライナーが充填されており、
それが他方の電極(普通、トレンチ内に配置された半導
体物質で作られるプラグ)をこの外側電極から絶縁して
いる。SOI技術におけるトレンチキャパシタの使用に
伴う一つの欠点は、キャパシタの外側電極が、SOIと
いう基板構造の絶縁体膜によって基板表面から絶縁さ
れ、容易に接触できないということである。SOI技術
にキャパシタを集積化する別のアプローチは、基板表面
上に形成される積層キャパシタに戻るということであろ
うが、それはキャパシタ面積がデバイスの幾何形状を犠
牲にすることになる。デバイスの集積化がますます進ん
でいる今日、このアプローチは好まれない。
【0005】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
ものであり、SOI技術と両立できるスペース節約型の
トレンチキャパシタを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、SOI技術と
両立できるトレンチキャパシタを提供する。このトレン
チキャパシタは、上方シリコン層と絶縁層を通って伸
び、絶縁層の下の半導体ベース基板の中にまで延びてい
る。トレンチキャパシタは、トレンチ開口の内部に形成
されキャパシタの誘電体物質に囲まれた内部電極を有す
る。また、トレンチキャパシタは、このトレンチキャパ
シタのスプリング近くに形成された接触構造と電気的に
結合した外側電極を有する。外側電極は、トレンチ開口
の境界になっているベース半導体基板の部分、トレンチ
開口の境界であるシリコン層の部分、或いは、その両方
を含んでもよい。
【0007】トレンチキャパシタおよび関連接触構造の
製造方法は、トレンチキャパシタおよびトレンチキャパ
シタのすぐ近くに形成される接触構造の形成を含む。接
触構造は、絶縁体物質を通って伸びるトレンチ内部に形
成され、それによってトレンチキャパシタの境界となっ
ているベース半導体基板の部分を含む外側トレンチ電極
と電気的に結合している導体または半導体物質を含む。
【0008】前記の一般的な記述も、以下の詳細な記述
も例示的なものであり、本発明を制限するものでないこ
とは言うまでもない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、以下の詳細な記述を、
添付図面を参照して読むときに最もよく理解される。通
常の慣行に従って、図面のいろいろな特徴は、正確な縮
尺ではないということを強調しておく。逆に、分かり易
くするために、いろいろな特徴の寸法は、任意に拡大ま
たは縮小されている。
【0010】本発明は、トレンチキャパシタをSOI
(silicon-on-insulator)処理技術に取り入れるもので
ある。SOI処理技術は、半導体製造産業全体にわたっ
て商業的に利用されている様々なSOI基板のどれかを
用いる。或いは、SOI基板は、装置の特定条件に合わ
せて注文で製造することもできる。そのような理由で、
用いられるシリコン層と絶縁層の具体的な細部は、実施
例によって大きく異なってもよい。本発明は、利用され
る様々なSOI基板の実施例に限定されない。
【0011】次に、図面を参照して説明するが、図の全
体にわたって同様な要素は同じ参照数字で表されてい
る。図1〜図6は、本発明の第1の実施例を形成するの
に用いられる処理シーケンスを示している。図1は、S
OI基板内に形成された2つのトレンチ開口を示す。S
OI基板は、半導体ベース基板1と、絶縁層3と、シリ
コン層5とを含む。半導体ベース基板1は、半導体製造
産業で普通に用いられるようなシリコンウエーハでよ
い。或いは他の基板を用いてもよい。絶縁層3は、二酸
化シリコンであっても、または半導体製造産業で普通に
設けられるような“酸化物”膜であってもよい。或い
は、他の絶縁膜を用いてもよい。シリコン層5は、アモ
ルファスシリコン層であっても、ポリシリコン層であっ
てもよい。上述のように、当業者に利用できるいろいろ
なSOI構造を、本発明のトレンチキャパシタを形成す
るための基板として用いることができる。シリコン層5
の厚さ6と絶縁層3の厚さ4は、当業者が利用できるい
ろいろなSOI基板構造によって異なるであろう。或る
実施例では、厚さ4は、200オングストロームから
6,000オングストロームまでの範囲にわたる。厚さ
6は、500オングストロームから3〜4マイクロメー
トル(ミクロン)までの範囲にわたる。用いるシリコン
層5および絶縁層3のそれぞれの厚さ6および4に関わ
りなく、シリコン層5の最上面7から下へ延びるように
形成されるトレンチ開口10および11は、厚さ4と6
を合わせたものを超える深さ15を有する。言い換える
と、トレンチ開口10は、シリコン層5を通り、絶縁層
3を通り、半導体ベース基板1の中にまで延びる。トレ
ンチ開口10と11は、通常の方法を用いてSOI基板
の最上面7の上にマスキングパターンを作り、次に、シ
リコン層5および絶縁層3を通り、半導体ベース基板1
の中までエッチングすることによって同時に形成するこ
とができる。或る実施例では、反応性イオンエッチング
を用いて膜および半導体基板を順次エッチングする。
【0012】図5に示されるように、トレンチキャパシ
タを含むようになるトレンチ開口10は、幅20,深さ
15,底面19および側壁17を含む。幅20は、0.
1マイクロメートルから2〜3マイクロメートルまでの
範囲で変わる。深さ15は、0.5から6マイクロメー
トルまでの範囲で変わる。トレンチ開口10のアスペク
ト比は、深さ15の幅20に対する比として定義され、
この好ましい実施例では、6以下である。
【0013】トレンチ開口10と同時に形成されると
き、トレンチ開口11は、深さ15まで形成され、底面
29と側壁27を含む。マスキングパターン(図示せ
ず)の同一開口を用いる場合、トレンチ開口11は、ま
た、幅21がトレンチ開口10の幅20と実質的に等し
くなる。しかし、図5に示されるように接触構造が形成
されるトレンチ開口11は、トレンチ開口10の前また
は後に形成することもできる。トレンチ開口11は、ま
た、トレンチ開口10を形成するのに用いる開口とは異
なる寸法のマスキングパターン(図示せず)の開口から
形成することもできる。従って、トレンチ開口11は、
トレンチ開口10と同じ深さ15を有するものに限定さ
れず、幅21はトレンチ開口20より小さくても大きく
てもよい。トレンチ開口11は、図5および6に示され
るような接触構造として用いられ、シリコン層5,絶縁
層3を通って、半導体ベース基板1の中まで延びる。簡
単のために、トレンチ開口10と11は、実質的に同じ
寸法を有するように図示されている。
【0014】トレンチ開口10は、トレンチキャパシタ
を形成するのに用いられ、また、トレンチ開口11は、
そのトレンチキャパシタに接触するための接触構造を形
成するのに用いられる。これらの構造は、図5に示され
る。次に、図2を参照すると、酸化防止膜(oxide resi
stant film)31は、最上面7の上およびトレンチ開口
10および11の内部に形成される。そのようなものと
して、酸化防止膜31は、それぞれ、トレンチ開口10
と11の底面19と29および側壁17と27を覆って
いる。酸化防止膜31は、通常、窒化シリコン、窒化チ
タン、窒化タングステン、または、窒化タンタルなどの
膜から形成される。または、他の酸化防止膜を用いるこ
ともできる。或る実施例では、酸化防止膜31は、厚さ
が50オングストローム〜5000オングストロームの
範囲にあり、好ましくは厚さが300オングストローム
〜600オングストロームの範囲にある。或る実施例で
は、酸化防止膜31を形成する前に、種子層(図示せ
ず)が露出した表面上に形成される。或る実施例では、
この種子層はチタンまたはタンタルである。図2には、
また、マスキング膜33によって作られるパターンも示
されている。このパターンは、酸化防止膜31の形成後
に引き続いて作られる。この好ましい実施例では、マス
キング膜33はフォトレジスト物質である。当業者が利
用できるいろいろなフォトレジスト物質のどれを用いて
もよい。或いは、他のマスキング膜を用いることもでき
る。マスキング膜33に作られるパターンは通常の方法
によって作ることができる。マスキング膜33は、トレ
ンチ開口10または最上面7の一部を覆わないことが分
かる。
【0015】図3は、図2の構造において、エッチング
処理でトレンチ開口10の側壁17および底面19から
酸化防止膜31が除去された後の構造を示す。通常のエ
ッチング方法を用いて、マスキング膜33によって覆わ
れずに露出している酸化防止膜31の部分を除去するこ
とができる。酸化防止膜31を除去した後には、トレン
チ開口10の元の側壁17と底面19が露出するように
なることが見て取れる。図3に示されている構造が形成
された後、通常の方法によってマスキング膜33を除去
することができる。マスキング膜33を除去した後、次
に、トレンチ開口10の底面19および側壁17に熱酸
化膜が形成される。熱酸化膜は、通常の熱酸化法によっ
て形成することができ、酸化防止膜31に覆われていな
い露出したシリコン表面に形成される。熱酸化膜が形成
された後、酸化防止膜31を通常の方法、例えば、16
0℃よりも高い温度で燐酸にさらすなどの方法で除去す
る。或いは、酸化防止膜31を除去するのに他の適当な
方法を用いることもできる。
【0016】図4は、熱酸化膜を形成し、その後、前に
図3で示された酸化防止膜を除去した後の構造を示す。
図4は、熱酸化膜35がトレンチ開口10の側壁17お
よび底面19の上に形成されていることを示す。熱酸化
膜は、主に側壁17および底面19の露出したシリコン
部分に形成される。熱酸化膜35は、或る実施例では、
50〜100オングストロームの範囲の厚さを有する。
この厚さは、側壁が絶縁層3から成る個所では小さく、
または、無視できる程度になっている。
【0017】熱酸化膜35は、無傷のまま、酸化防止膜
を除去した状態で、半導体物質がSOI基板の最上面7
の上に、そして、図4に示されたトレンチ開口10およ
び11のそれぞれを充填するように形成される。通常の
化学的気相堆積法を用いて、最上面7の上に、および、
トレンチ開口10および11を充填するように、半導体
物質の膜を形成することができる。この好ましい実施例
では、ポリシリコン膜を用いることができる。別の実施
例では、アモルファスシリコンや他の半導体物質を用い
ることができる。いろいろな実施例によって、この半導
体膜には、様々な適当なドーパント不純物のどれかをド
ープすることができる。従来の方法を用いて半導体膜に
ドーピングすることができる。前述のように膜を形成し
た後、化学的−機械的研磨(CMP)方法などによって
この構造を研磨し、最上面7によって形成される面の上
から半導体物質の一部を除去する。
【0018】図5は、研磨を行った後の構造を示す。研
磨後、トレンチ開口10に形成されたトレンチキャパシ
タ47は上面41を有し、接触開口11に形成された接
触構造45は上面43を有する。上面41と43および
最上面7は実質的に平面を形成していることが分かる。
また、トレンチ開口10および11のそれぞれの内部に
半導体物質37が形成されていることが分かる。この好
ましい実施例では、半導体物質はドープされたポリシリ
コンでもよい。別の実施例では、他の半導体物質を用い
ることもできる。
【0019】さらに、別の図示されない実施例では、ト
レンチ開口10とトレンチ開口11は、それぞれ異なる
物質で充填される。この実施例では、それらの膜は別々
に形成され研磨される。使用できる他の物質は、他の半
導体物質でも、またはアルミニウムなどの半導体製造産
業でよく用いられる導体物質でもよい。ここで、本発明
は、トレンチ開口10および11を単一物質で同時に充
填し、次に、その物質を研磨するということに限定され
ないということを強調しておかなければならない。
【0020】図5に戻ると、トレンチキャパシタ47
は、半導体物質37から成るプラグ70を含み、それが
全体的に熱酸化膜35で囲まれ、この膜は側壁17と絶
縁層3の接合部で厚さが最小になっている。半導体物質
37から成るプラグ70は、トレンチキャパシタ47の
内側電極の役目をする。トレンチ開口11も半導体物質
37から成るプラグ71で充填され、接触構造45を形
成する。接触構造45は酸化物のライナーを含まない。
従って、接触構造45における半導体物質37から成る
プラグ71は半導体ベース基板1およびシリコン層5と
電気的に結合している。
【0021】さらに、図5を参照すると、トレンチキャ
パシタ47は、プラグ70によって作られる内側電極か
ら電気的に絶縁された外側電極を含む。外側電極は、ト
レンチ開口10の境界になっている半導体ベース基板1
の領域49を含み、トレンチ開口10の境界になってい
るシリコン層5の領域50を含み、或いは、その両方を
含む。これは、どこで接触するかによる。図示された実
施例では、接触構造45は、隣接領域50を含むシリコ
ン層5,および隣接領域49を含むベース半導体基板1
のそれぞれに電気的に結合していることが分かる。従っ
て、接触構造45によってトレンチキャパシタ47と電
気的に接触した場合、トレンチキャパシタの外側電極
は、領域49および50のそれぞれを含む。トレンチキ
ャパシタ47と接触構造45は、互いにすぐ近くに形成
される。トレンチキャパシタ47と接触構造45が離れ
ている距離13は、様々な実施例により1から5マイク
ロメートルの範囲にある。距離13は、接触構造45と
トレンチキャパシタの外側電極との間の良い電気的接触
が確保されるように選ばれる。
【0022】次に、図6を参照すると、シリコン層5の
最上面7を含む構造の上に誘電体の膜39が形成され
る。誘電体膜39は、窒化シリコン、酸化シリコンまた
は酸素窒素化シリコンなど、どのような適当な誘電体物
質であってもよく、従来の方法、例えば、化学的気相堆
積法を用いて形成することができる。誘電体膜39を形
成した後、誘電体膜39を通して開口51および53を
形成し、それぞれトレンチキャパシタ47の最上面41
および接触構造45の最上面43との接触を設ける。開
口51および53は、当業者が普通に用いているような
通常のパターン生成およびエッチング法によって形成す
ることができる。開口51および53を形成した後、ト
レンチキャパシタ47および接触構造45のそれぞれと
別々の電気的接触が、それぞれ開口51および53を通
して作られる。いったん電気的接触ができると、トレン
チキャパシタ47の内側電極(プラグ70)には開口5
1を通して接触することができ、トレンチキャパシタ4
7の外側電極(これはシリコン層5の隣接領域50およ
び半導体ベース基板1の隣接領域49を含む)には開口
53および外側電極の2つの領域と電気的に結合してい
る接触構造45を通して接触することができるのが分か
る。
【0023】ここで、本発明の一つの態様は、SOI基
板上に形成されたトレンチキャパシタであって、トレン
チの境界を成し、SOI基板の絶縁層の下に配置された
ベース基板の領域から成る外側電極を有するトレンチキ
ャパシタであるということを強調しておきたい。本発明
の別の態様は、トレンチキャパシタのすぐ近くに形成さ
れ、SOI基板の絶縁層を通って延びる接触構造であ
る。この接触構造は外側電極に電気的に結合される。例
示された接触構造についての上の記述は制限的なもので
はなく、本発明の接触構造は他のサイズや形態であって
もよく、異なる方法で形成することもでき、他のいろい
ろな材料で作ることもできる。
【0024】図7〜図9は、SOI基板の中に形成され
たトレンチキャパシタへの接点を作るために用いられる
第2の実施例による処理シーケンスを示す。この特定の
実施例は、シリコン層が比較的厚いときに極めて望まし
いものである。図7〜図9に関連して、図面全体にわた
って同様なエレメントは同じ参照数字で表されていると
いうことに注意されたい。
【0025】図7は、図1に関連して述べたように、S
OI基板の中に形成されたトレンチ開口を示しており、
異なる点は、別の(さらなる)トレンチ構造がすぐ近く
に形成されていないということである。図8を参照する
と、第1の実施例に関連して述べたようにトレンチキャ
パシタ47が形成される。この第2の実施例によれば、
図8に示されたようにトレンチキャパシタ47が形成さ
れた後、誘電体膜が最上面7上に形成される。
【0026】次に、図9を参照すると、最上面7上に誘
電体膜39が形成される。誘電体膜39が形成された
後、2つの開口51と55が誘電体膜39を通して形成
される。誘電体膜39を形成するのに、また開口51お
よび55を形成するのに通常の方法を用いることができ
る。接触開口51は図示されているような、そして図6
に関連して記述されたようなものであり、トレンチキャ
パシタ47の内側電極を形成する半導体物質のプラグ7
0と接触している。さらに、接触開口55がまた、誘電
体膜39を通して形成される。接触開口55はトレンチ
キャパシタ47のすぐ近くに配置され、トレンチキャパ
シタ47からは距離59だけ離れている。或る実施例で
は、距離59は1〜5マイクロメートルの範囲内の距離
である。接触開口55は、シリコン層5に接触するため
の開口になっているが、シリコン層5から絶縁層3によ
って絶縁されている半導体ベース基板1には接触しな
い。従って、トレンチキャパシタの外側電極は、トレン
チキャパシタ47が形成されているトレンチ開口の境界
になっているシリコン層5の隣接領域50だけしか含ま
ない。図6に関連して述べたように、開口51および5
5が形成された後、トレンチキャパシタ47の内側電極
および外側電極に、それぞれ、開口51および55を通
して別々に電気的接触がなされる。開口55を通してシ
リコン層5に電気的接触がなされるとき、シリコン層5
はトレンチキャパシタ47の外側電極に電気的に結合さ
れるということが分かる。
【0027】ここで、本発明は、SOI基板およびテク
ノロジーと両立するトレンチキャパシタを提供するとい
うことを強調しておかなければならない。このトレンチ
キャパシタは、トレンチ開口内に形成され、絶縁膜によ
って囲まれる導体または半導体物質のプラグから作られ
る内側電極を有する。トレンチキャパシタは、また、外
側電極も有する。外側電極は、トレンチを限定するシリ
コン層の隣接部分を含むことも、トレンチを限定する半
導体ベース基板の隣接部分を含むことも、両方の部分を
含むこともある。機能的な外側電極への接触は、第1の
実施例に従って、または、第2の実施例に従って、或い
は、トレンチキャパシタの外側電極に電気的に結合した
別の(さらなる)接触構造を設けることによって行われ
る。外側電極へ電気的に結合するための他のいろいろな
構造が本発明に含まれ、本発明は、記述された個々の具
体例によって限定されるものではない。
【0028】以上の記述は、単に本発明の原理を例示し
ているに過ぎない。従って、当業者ならば、ここではは
っきりと記述または図示されていないが、本発明の原理
を実施し、その技術的思想と範囲に含まれるような、様
々な配置を考案できるということは理解されるであろ
う。さらに、ここで述べたすべての例および条件的な記
述は、単に説明するためで、本発明の原理およびこの技
術の振興に発明者が寄与した考え方を理解する一助とす
ることを意図したものであり、具体的に述べたこれらの
例や条件に本発明を限定するものではないと解すべきで
ある。さらに、ここで本発明の原理、態様および実施例
を述べている全ての記述は、それと構造的および機能的
に同等なものを包含することを意図している。さらに、
それらの同等物は、現在知られている同等物および将来
開発される同等物、すなわち、構造に関わりなく、同じ
機能を実行するために開発される要素をも含むことを意
図している。従って、本発明の範囲は、ここに示され、
また、記述された実施例に限定されるものではなく、本
発明の範囲および技術的思想は添付された特許請求の範
囲によって明確にされる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、SOI技術と両立できるスペース節約型のトレンチ
キャパシタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
SOI基板内に形成された2つのトレンチ開口を示す断
面図である。
【図2】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
図1に示された構造の上に形成された酸化防止膜の上に
形成されたマスキングパターンを示す断面図である。
【図3】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
図2から酸化防止膜が除去された後の構造を示す断面図
である。
【図4】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
トレンチ開口の一つの内部に形成された酸化物ライナー
を示す断面図である。
【図5】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
トレンチキャパシタと接触構造を示す断面図である。
【図6】第1の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
図5に示された構造に電気的接触のための開口が設けら
れた後の構造を示す断面図である。
【図7】第2の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
SOI基板内に形成されたトレンチ開口を示す図であ
る。
【図8】第2の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
図7に示されたトレンチ開口に形成されたトレンチキャ
パシタを示す図である。
【図9】第2の実施例によるトレンチキャパシタと接触
構造を形成するのに用いられる処理シーケンスを示し、
図8に示されたトレンチキャパシタに電気的接触のため
の開口が設けられた構造を示す図である。
【符号の説明】
1…半導体ベース基板 3…絶縁層 4…絶縁層の厚さ 5…シリコン層 6…シリコン層の厚さ 7…シリコン層の最上面 10,11…トレンチ開口 13…トレンチキャパシタと接触構造が離れている距離 15…トレンチ開口の深さ 17,27…トレンチ開口の側壁 19,29…トレンチ開口の底面 20,21…トレンチ開口の幅 31…酸化防止膜 33…マスキング膜 35…熱酸化膜 37…半導体物質 39…誘電体膜 41…トレンチキャパシタの最上面 43…接触構造の最上面 45…接触構造 47…トレンチキャパシタ 49…トレンチ開口の境界になっている半導体ベース基
板の領域(隣接領域) 50…トレンチ開口の境界になっているシリコン層の領
域 51,53,55…開口(接触開口) 59…距離 70,71…プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ ウォルター ピアース アメリカ合衆国,ペンシルベニア 18049, エマウス,サウス トウェルフス ストリ ート 410 (72)発明者 プラディプ クマール ロイ アメリカ合衆国,フロリダ 32819,オー ランド,ヒドゥン アイベイ コート 7706 Fターム(参考) 5F038 AC03 AC05 AC10 EZ06 EZ11 EZ14 EZ15 EZ16 5F083 AD17 HA02 JA33 JA36 JA40 MA06 MA17 PR40

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SOI基板に形成されるトレンチキャパ
    シタを備える半導体装置であって、前記SOI基板は、
    半導体ベース基板上に形成される絶縁層上に形成される
    シリコン層を含み、且つ、前記トレンチキャパシタは、
    前記シリコン層および前記絶縁層を通って前記半導体ベ
    ース基板の中に延びていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記トレンチキャパシタは、トレンチの側壁および底面
    に形成される酸化物ライナー、および、前記トレンチの
    内部に配置されるポリシリコンプラグを含むことを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記ポリシリコンプラグは、前記トレンチキャパシタの
    第1の電極を構成し、且つ、前記トレンチの境界を成す
    前記半導体ベース基板の部分は、前記トレンチキャパシ
    タの第2の電極を構成することを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記第2の電極は、さらに、前記トレンチの境界を成す
    前記シリコン層の部分を構成することを特徴とする半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記ポリシリコンプラグは、前記トレンチを実質的に充
    填することを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記トレンチキャパシタは、前記シリコン層の最上面か
    ら下方へ延びるトレンチ内に形成され、さらに、前記最
    上面から下方へ前記絶縁層を通って延びるさらなるトレ
    ンチ内に形成される半導体物質を含む接触構造を備える
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記接触構造は、前記トレンチキャパシタから側方へ5
    マイクロメートル以内に配置されることを特徴とする半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記トレンチキャパシタは、前記トレンチの側壁および
    底面上に形成される酸化物ライナーを含み、ポリシリコ
    ンプラグは、実質的に前記トレンチを充填して前記トレ
    ンチキャパシタの第1の電極を形成し、そして、前記ト
    レンチキャパシタは、前記接触構造と電気的に結合して
    いる第2の電極を含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記第2の電極は、前記トレンチの境界を成す前記半導
    体ベース基板の部分を備えることを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の半導体装置におい
    て、前記接触構造は、前記さらなるトレンチ内に形成さ
    れるポリシリコンを備えることを特徴とする半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の半導体装置におい
    て、前記トレンチキャパシタは、トレンチの側壁および
    底面上に形成される酸化物ライナーおよび該トレンチ内
    に配置されたポリシリコンプラグを含み、前記ポリシリ
    コンプラグは、前記トレンチキャパシタの第1の電極を
    形成し、そして、 前記トレンチの境界を成す前記シリコン層の部分を備え
    る前記トレンチキャパシタの第2の電極をさらに備える
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体装置におい
    て、さらに、前記シリコン層および前記トレンチキャパ
    シタの上に形成される誘電体膜を備え、該誘電体膜は、
    前記第1の電極と接触できるようにする第1の接触開
    口、および、前記シリコン層と接触できるようにする第
    2の接触開口を含むことを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 (a)半導体ベース基板上に形成され
    る絶縁層上に形成されるシリコン層を含むSOI基板を
    提供するステップ、 (b)前記シリコン層および前記絶縁層を通って延び、
    且つ、前記半導体ベース基板の中にまで延びるトレンチ
    構造を形成するステップ、 (c)前記トレンチ構造の側壁および底面に酸化物ライ
    ナーを形成するステップ、 (d)前記トレンチ構造に半導体物質を充填してトレン
    チキャパシタを形成するステップ、および、 (e)前記絶縁層を通って延び、前記トレンチキャパシ
    タから側方へ間隔をおいた接触構造であって、前記半導
    体ベース基板によって前記トレンチキャパシタと電気的
    に結合する前記接触構造を形成するステップを備えるこ
    とを特徴とする半導体装置を形成する方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、 前記ステップ(e)は、前記シリコン層および前記絶縁
    層を通って延び且つ前記半導体ベース基板の中にまで延
    びるさらなるトレンチ構造を形成するステップ、およ
    び、前記さらなるトレンチ構造にさらなる半導体物質を
    充填するステップを含み、前記さらなる半導体物質が前
    記半導体ベース基板によって前記トレンチキャパシタと
    電気的に結合されていることを特徴とする半導体装置を
    形成する方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、さ
    らに、 (f)前記半導体物質および前記さらなる半導体物質の
    それぞれへの電気的接触を提供するステップを含むこと
    を特徴とする半導体装置を形成する方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の方法において、前
    記半導体物質は、それによって前記トレンチキャパシタ
    の第1の電極を形成し、且つ、前記トレンチキャパシタ
    の第2の電極は、前記トレンチ構造の境界を成す前記半
    導体ベース基板の部分を備えることを特徴とする半導体
    装置を形成する方法。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の方法において、さ
    らに、 (f)前記トレンチキャパシタ、前記接触構造および前
    記シリコン層の最上面の上に誘電体膜を形成するステッ
    プ、および、 (g)前記誘電体膜を通る第1の接触開口を形成して前
    記半導体物質を露出させ、前記誘電体膜を通る第2の接
    触開口を形成して前記接触構造を露出させるステップを
    含むことを特徴とする半導体装置を形成する方法。
  18. 【請求項18】 (a)半導体ベース基板上に形成され
    る絶縁層上に形成されるシリコン層を含むSOI基板を
    設けるステップ、 (b)前記シリコン層および前記絶縁層を通って延び、
    前記半導体ベース基板の中にまで延びるトレンチ構造を
    形成するステップ、 (c)前記トレンチ構造の側壁および底面に酸化物ライ
    ナーを形成するステップ、 (d)前記トレンチ構造に半導体物質を充填するステッ
    プ、および、 (e)前記半導体物質に第1の電気的接触を提供すると
    共に、前記シリコン層に第2の電気的接触を提供するス
    テップを備えることを特徴とするトレンチキャパシタを
    形成する方法。
  19. 【請求項19】 (a)半導体ベース基板上に形成され
    る絶縁層上に形成されるシリコン層を含むSOI基板を
    設けるステップ、 (b)それぞれ前記シリコン層および前記絶縁層を通っ
    て延び、前記半導体ベース基板の中にまで延びる2つの
    トレンチ構造を形成するステップ、 (c)前記2つのトレンチ構造の一方の側壁および底面
    に酸化物ライナーを形成するステップ、および、 (d)前記2つのトレンチ構造のそれぞれに半導体物質
    を充填するステップを備えることを特徴とする半導体装
    置を形成する方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法において、前
    記ステップ(d)は、それによって前記2つのトレンチ
    構造の前記一方の中にトレンチキャパシタの第1の電極
    を形成するステップを含み、前記2つのトレンチ構造の
    前記一方の境界を成す前記半導体ベース基板の部分が前
    記トレンチキャパシタの第2の電極を形成することを特
    徴とする半導体装置を形成する方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の方法において、さ
    らに、 ステップ(c)の前に、前記2つのトレンチ構造の前記
    他方の側壁および底面に酸化防止膜を形成するステッ
    プ、および、 前記ステップ(c)の後に、前記酸化防止膜を除去する
    ステップを備えることを特徴とする半導体装置を形成す
    る方法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の方法において、前
    記ステップ(d)は、それによって前記2つのトレンチ
    構造の前記他方に接触構造を形成するステップを含み、
    前記接触構造は前記第2の電極と電気的に結合している
    ことを特徴とする半導体装置を形成する方法。
  23. 【請求項23】 請求項19に記載の方法において、さ
    らに、 前記ステップ(c)の前に、 (i)酸化防止膜を前記シリコン層の最上面の上および
    前記2つのトレンチ構造のそれぞれの側壁および底面の
    上に形成するステップ、および、 (ii)前記酸化防止膜を前記2つのトレンチ構造の前記
    一方から除去し、それによって前記酸化防止膜の残りの
    部分を形成するステップを備え、 前記ステップ(c)の後に、前記酸化防止膜の前記残り
    の部分を除去するステップを備えることを特徴とする半
    導体装置を形成する方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、前
    記ステップ(i)は、窒化シリコン膜、窒化チタン膜、
    窒化タングステン膜および窒化タンタル膜のいずれかを
    形成するステップを備えることを特徴とする半導体装置
    を形成する方法。
  25. 【請求項25】 請求項19に記載の方法において、前
    記ステップ(d)は、前記2つのトレンチ構造のそれぞ
    れにポリシリコンを充填するステップを備えることを特
    徴とする半導体装置を形成する方法。
  26. 【請求項26】 請求項19に記載の方法において、前
    記ステップ(d)は、前記半導体物質を前記2つのトレ
    ンチ構造のそれぞれの内部および前記シリコン層の最上
    面に堆積させ、次に、化学的−機械的研磨法によって研
    磨し、それにより前記半導体膜を前記最上面によって形
    成される面上から除去するのを備え、前記半導体物質が
    前記2つのトレンチ構造のそれぞれの内部に残されるこ
    とを特徴とする半導体装置を形成する方法。
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