JP2002007822A - 商品取引システム、商品出荷側端末装置、商品取引方法及び記憶媒体 - Google Patents

商品取引システム、商品出荷側端末装置、商品取引方法及び記憶媒体

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JP2002007822A
JP2002007822A JP2000181693A JP2000181693A JP2002007822A JP 2002007822 A JP2002007822 A JP 2002007822A JP 2000181693 A JP2000181693 A JP 2000181693A JP 2000181693 A JP2000181693 A JP 2000181693A JP 2002007822 A JP2002007822 A JP 2002007822A
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JP2000181693A
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Yoshimi Iizuka
芳美 飯塚
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売店等の取引先から在庫数を超える数の商
品の発注がされた場合に、在庫数を適切な方法で配分し
て各取引先に対して出荷する。 【解決手段】 ネットワーク100を介して、商品を発
注する側である発注側端末102〜104と、商品を出
荷する側である出荷側端末101とが接続された商品取
引システムであって、出荷側端末101は、少なくとも
1つの発注側端末102〜104から商品の発注を受信
する受信手段と、商品の発注数の合計と、出荷可能な前
記商品の在庫数とを比較する比較手段と、発注側端末1
02〜104のそれぞれに対応した配分指数に基づい
て、在庫数の範囲内で発注側端末102〜104のそれ
ぞれに対応する各取引先への配分数を決定する配分手段
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等の自動発注
システムに関し、特に、インターネット等のネットワー
クを介して商品の発注、出荷を行うシステムに用いて好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、メーカー側から小売店、ディ
ーラ等の取引先に対して商品を卸す場合、取引先からの
発注数、発注順に応じて商品を卸すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、在庫数
には限りがあるため、全ての販売店からの注文数の合計
が在庫数よりも大きい場合には、それぞれの販売店が要
求している数の出荷を全ての販売店に対して行うことは
できなかった。
【0004】そして、通常は発注順(早い者順)に出荷
を順次行うため、定常的に発注を行っている優良な顧客
よりも、通常はそれほど取引数が大きくない取引先に対
して、発注数に応じた出荷が成されてしまう場合があ
り、優良顧客は定期的に発注を行っているメリットを有
効に活用することができなかった。提供者であるメーカ
側としても、優良顧客に対して十分なサービスを提供す
ることができず、優良顧客を逃してしまうという問題が
生じていた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、販売店等の取引先から在庫数を
超える数の商品の発注がされた場合に、在庫数を適切な
方法で配分して各取引先に対して出荷することにより顧
客満足度を維持することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の商品取引システ
ムは、ネットワークを介して、商品を発注する側である
発注側端末と、商品を出荷する側である出荷側端末とが
接続された商品取引システムであって、前記出荷側端末
は、少なくとも1つの前記発注側端末から商品の発注を
受信する受信手段と、前記商品の発注数の合計と、出荷
可能な前記商品の在庫数とを比較する比較手段と、前記
発注側端末のそれぞれに対応した配分指数に基づいて、
前記在庫数の範囲内で前記発注側端末のそれぞれに対応
する各取引先への配分数を決定する配分手段とを有す
る。
【0007】本発明の商品取引システムの一態様例にお
いて、前記配分指数は、前記取引先の過去の取引実績に
応じて設定される。
【0008】本発明の商品取引システムの一態様例にお
いて、前記配分手段は、前記配分指数とともに前記商品
の将来の入荷予定数に基づいて前記配分数を決定する。
【0009】本発明の商品取引システムの一態様例にお
いて、前記商品の発注数の合計は、前記出荷側端末に所
定時間内に発注された前記商品の数の合計である。
【0010】本発明の商品出荷側端末装置は、ネットワ
ークを介して接続された少なくとも1つの発注側端末か
ら商品の発注を受信する受信手段と、前記商品の発注数
の合計と、出荷可能な前記商品の在庫数とを比較する比
較手段と、前記発注側端末のそれぞれに対応した配分指
数に基づいて、前記在庫数の範囲内で前記発注側端末の
それぞれに対応する各取引先への配分数を決定する配分
手段とを有する。
【0011】本発明の商品出荷側端末装置の一態様例に
おいて、前記配分指数は、前記取引先の過去の取引実績
に応じて設定される。
【0012】本発明の商品出荷側端末装置の一態様例に
おいて、前記配分手段は、前記配分指数とともに前記商
品の将来の入荷予定数に基づいて前記配分数を決定す
る。
【0013】本発明の商品出荷側端末装置の一態様例に
おいて、前記商品の発注数の合計は、所定時間内に発注
された前記商品の数の合計である。
【0014】本発明の商品取引方法は、ネットワークを
介して、商品を発注する側である発注側端末と、商品を
出荷する側である出荷側端末とが接続された商品取引シ
ステムを利用した商品取引方法であって、前記出荷側端
末が少なくとも1つの前記発注側端末から前記出荷側端
末に対して商品を発注するステップと、前記商品の発注
数の合計と、出荷可能な前記商品の在庫数とを比較する
ステップと、前記発注側端末のそれぞれに対応した配分
指数に基づいて、前記在庫数の範囲内で前記発注側端末
のそれぞれに対応する各取引先への配分数を決定するス
テップとを有する。
【0015】本発明の商品取引方法の一態様例において
は、前記配分指数を前記取引先の過去の取引実績に応じ
て設定する。
【0016】本発明の商品取引方法の一態様例において
は、前記配分数の決定を前記配分指数とともに前記商品
の将来の入荷予定数に基づいて行う。
【0017】本発明の商品取引方法の一態様例におい
て、前記商品の発注数の合計は、前記出荷側端末に所定
時間内に発注された前記商品の数の合計である。
【0018】本発明の記憶媒体は、上記の商品取引方法
の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0020】(第1の実施形態)最初に、第1の実施形
態について説明する。先ず、本実施形態のネットワーク
システム全体の構成について図1を参照しながら説明す
る。図1は、本実施形態によるネットワークシステムの
構成を示すブロック図である。この図1において、サー
バ・コンピュータとして機能する出荷側端末装置101
は、通信機能を介してインターネット100などのネッ
トワークに接続可能に構成されているものである。ま
た、インターネット100には、複数の発注側端末装置
102,103,104…が接続されている。
【0021】発注側端末装置102,103,104…
は、各種の情報処理端末であり、通信機能を介してイン
ターネット100に接続されるものである。これらの発
注側端末装置102,103,104…は、必要な商品
の注文を出荷側端末装置101に対してインターネット
100を介して発注する。サーバ・コンピュータとして
機能する出荷側端末装置101は、発注側端末装置10
2,103,104…からの発注データや、後述する出
荷指示書の送受信の仲介を行う。
【0022】図2は、本発明の第1の実施形態における
出荷側端末装置101のハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。図2において、201はCPUである。C
PU201はデータの送受信、データの結合などを行う
ため、バス206を介して接続された各種構成要素を制
御するものである。このバス206を介して、バス20
6に接続された各種構成要素(機器)間相互のアドレス
信号、制御信号及び各種データの転送が行われる。CP
U201は、後述の図5及び図7の動作フローの処理を
行う。
【0023】202は、ROM(読み出し専用メモリ)
である。このROM202には、あらかじめCPU20
1の制御手順(コンピュータプログラム)を記憶させて
おき、この制御手段をCPU201が実行することによ
り、データの転送、データの結合等の処理を実施するこ
とが可能となる。RAM203は、データの送受信、結
合のためのワークメモリ、各構成要素の制御のための一
時記憶として用いられる。
【0024】204は、電源を切っても記憶内容が消え
ない、例えばハードディスク記憶装置などの保存用外部
記憶装置であり、データベース204aを記憶する。2
05は、各発注側端末装置102,103,104…と
インターネット100(図1)を結ぶためのネットワー
クインターフェイスである。
【0025】図3は、各発注側端末装置102,10
3,104…のハードウエア構成を示すブロック図であ
る。ここで、301は、CPUである。CPU301は
データの入出力、データの送受信を行うため、バス30
8を介して接続された各種構成要素を制御するものであ
る。このバス308を介して、バス308に接続された
各種構成要素(機器)間相互のアドレス信号、制御信号
及び各種データの転送が行われる。
【0026】302は、ROM(読み出し専用メモリ)
である。このROM302には、あらかじめCPU30
1の制御手段(コンピュータプログラム)を記憶させて
おき、この制御手段をCPU301が実行することによ
り、データの入出力、データの送受信等の処理を実施す
ることが可能となる。RAM303は、データの入出
力、送受信のためのワークメモリ、各構成要素の制御の
ための一時記憶として用いられる。
【0027】304は、電源を切っても記憶内容が消え
ない、例えばハードディスク記憶装置などの保存用外部
記憶装置である。305は、各発注側端末装置2,3,
4…とネットワーク101を結ぶためのネットワークイ
ンターフェイスである。306は、電子文書やその要求
等を端末装置に入力するために用いる、例えばキーボー
ドやマウスのような入力装置である。307は、各種デ
ータの入力画面等を表示するために用いられる、例えば
ディスプレイのような出力装置である。
【0028】図4は、第1の実施形態の出荷側端末装置
101における処理を模式的に示す図である。図4は、
発注側端末装置102,103,104…から送信され
る発注データ(図4(a)参照)、出荷側端末装置1に
おける処理(図4(b)参照)、出荷側端末装置1に記
憶、保持されたデータベースの構成(図4(c)参照)
を示す模式図である。
【0029】図1に示した発注側端末装置102,10
3,104…は、図4(a)に示す個々の取引先A,
B,C…にそれぞれ対応している。出荷側端末装置10
1では、発注側端末装置102,103,104…から
の各種の商品の発注をインターネット100を介して受
信する。ここでは、先ず、商品Xを例に挙げ各取引先か
ら商品Xの発注があった場合の出荷側端末装置101の
処理について説明する。
【0030】発注側端末装置102,103,104…
からは、各取引先A,B,C…が要求する個数の商品X
の発注が行われる。一方、商品Xの在庫には一定限度が
あり、全ての取引先の発注数を満足するように出荷する
ことができない場合もある。
【0031】図4(a)に示すように、各取引先A,
B,C…の発注個数は、それぞれN1,N2,N3…であ
る。発注個数の合計N1+N2+N3…=Nが在庫数より
も大きい場合、全ての取引先の要望に応じて商品Xを出
荷することはできないため、各取引先への出荷数を調整
する必要が生じる。
【0032】第1の実施形態では、取引先の配分指数に
応じて各取引先への出荷数を調整するようにしている。
配分指数は取引先の優先度に応じて定められる指数であ
り、図4(c)は、各取引先A〜Dの配分指数を示して
いる。図4(c)に示すように、配分指数は、例えば取
引先の過去の取引実績金額を所定のアルゴリズムで計算
して設定される。ここでは、直近の取引金額が最も多い
取引先Aの配分指数が最も大きく、その値は40%であ
る。そして、取引先B,C,Dの配分指数は、直近の取
引金額に応じてそれぞれ30%、20%、10%に設定
されている。ここで、全ての取引先における配分指数の
合計が100%となるように配分指数が設定される。配
分指数は出荷側端末装置101のROM202若しくは
外部記憶装置204のデータベース204aに記憶され
ており、必要に応じて出荷側端末装置101を操作する
ことにより適宜変更可能である。
【0033】図4(b)は、配分指数に従って、各取引
先への出荷数を決定するまでの手順を模式的に示してい
る。前提として、配分指数に基づいた出荷の配分が必要
か否かをステップS10で判定する。判定は各取引先の
発注数の合計Nと在庫数との大小関係を比較することに
より行い、比較の結果、発注数の合計が在庫数Nよりも
小さい場合には、各取引先への出荷数を調整する必要が
ないため調整は行わない。
【0034】所定時間内で得られた発注数の合計Nが在
庫数よりも大きい場合には、各発注側端末装置102,
103,104…からの注文が殺到していることが想定
されるため、配分指数に応じて各取引先への出荷数を調
整する。
【0035】出荷数の調整方法の一例を以下に説明す
る。出荷可能な在庫数に対して、各取引先の配分指数を
乗じて、各取引先へ出荷可能な商品Xの割当数を算出す
る。例えば、在庫数が1000個の場合、取引先Aへの
割当数は1000×(40/100)=400個とな
る。同様に、取引先B,C,Dへの割当数はそれぞれ3
00個、200個、100個となる。そして、各取引先
が要求する発注数を割当数の範囲内で出荷する。
【0036】ここで、取引先からの発注数と割当数の大
小関係から発注数が割当数よりも小さい取引先について
は余った商品を他の取引先にまわすことができる。
【0037】例えば、取引先Aの発注数N1が300個
である場合、取引先Aの割り当ては400個であるた
め、300個全てを出荷することが可能である。残りの
100個については、他の取引先へ再配分できるためこ
の数を一時的に記憶する。取引先Bの発注数N2が35
0個の場合、取引先Bの割り当ては300個であるた
め、発注数N2のうち50個の出荷ができないことにな
る。同様に、取引先Cの発注数N3が250個の場合、
取引先Cの割り当ては200個であるため、発注数N3
のうち50個の出荷ができないことになる。
【0038】再配分のための在庫数は、発注数に満たな
い取引先の間で再配分する。この例では、取引先B及び
取引先Cで発注数が満たされていないため、再配分のた
めの在庫数100個を取引先B及び取引先Cで配分す
る。ここでは、取引先B及び取引先Cでそれぞれ50個
の不足が生じているため、再配分の在庫数でまかなうこ
とができる。再配分の在庫数で全ての取引先への不足分
をまかなうことができない場合には、配分指数の大きい
取引先を優先して配分する。
【0039】以上のようにして算出された各取引先への
出荷数は、出荷指示書に記載されて各取引先へ発送され
る。出荷指示書には、出荷数とともに当初の発注数が記
載される。発送の方法としては、インターネット100
を介して行ってもよいし、郵送等の方法によって送付す
るようにしてもよい。各取引先は出荷指示書を参照する
ことにより、発注数に対して出荷数が不足しているか否
かを認識することができる。
【0040】商品Xについて配分数を決定した後、他の
商品Y,Zについても同様に配分数を決定する。
【0041】以下、図5のフローチャートを参照しなが
ら、出荷側端末装置101における上述の処理手順を説
明する。この処理手順のプログラムは、主として出荷側
端末装置101のROM202に記憶されている。
【0042】先ず、ステップS1では、取引先からの注
文の受け付けを開始して、各取引先から注文を受ける。
ステップS2では、各取引先A〜Dからの注文数の合計
Nと在庫数とを比較する。ステップS3では、ステップ
S2の比較の結果に基づいて判定を行う。各取引先から
の発注数の合計Nが在庫数よりも多い場合には、ステッ
プS4へ進む。各取引先からの発注数の合計Nが在庫数
よりも少ない場合には、ステップS5へ進む。
【0043】ステップS4では、各取引先からの発注数
の合計Nが在庫数よりも多いため、出荷数の調整を行
う。ここでは配分指数に応じて出荷数の調整を行う。調
整の際には、例えば上述したように各取引先に対する割
当数を決定し、割当数の範囲内で各取引先への出荷数を
決定する。
【0044】一方、ステップS5では、各取引先からの
発注数の合計Nが在庫数よりも少ないため、発注数をそ
のまま出荷することができ、通常の出荷を行う。
【0045】その後、ステップS6では、出荷指示書を
各取引先に対して送付する。送付は、インターネット1
00を介して送信してもよいし、通常の郵送等の方法で
送付するようにしてもよい。
【0046】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、各取引先からの発注をインターネット100を介
して受け、発注数の合計Nが在庫数よりも小さい場合に
は通常の手法によって発注数に応じた出荷を行い、発注
数の合計Nが在庫数よりも大きい場合には、各取引先の
配分指数に応じて配分を行うことにより、例えば顧客の
過去の取引実績金額等に基づいて優先的に配分を行うこ
とが可能となる。従って、発注の時間的な順序に左右さ
れることなく、顧客の優先順位に従って出荷を行うこと
が可能となる。
【0047】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。第2の
実施形態におけるネットワークシステム全体の構成、出
荷側端末装置101、発注側端末装置102,103,
104…のハード構成は、図1、図2及び図3に示した
ものと同様である。第2の実施形態は、第1の実施形態
で説明した取引先の配分指数、在庫数とともに、将来の
商品の入荷予定を考慮して各取引先への出荷数を決定す
るようにした点で第1の実施形態と相違する。
【0048】図6は、第1の実施形態の出荷側端末装置
101における処理を模式的に示す図である。図6は、
発注側端末装置102,103,104…から送信され
る発注データ(図6(a)参照)、出荷側端末装置10
1における処理(図6(b)参照)、出荷側端末装置1
に記憶、保持されたデータベースの構成(図6(c)参
照)を示す模式図である。図6(a)に示すように、発
注側端末装置102,103,104…から送信される
発注データは、第1の実施形態の図4(a)に示したも
のと同様である。
【0049】図6(b)に示すように、第2の実施形態
では、各取引先への出荷数を決定する場合に、第1の実
施形態で説明した配分指数、在庫数の他に、商品の入荷
予定を考慮して決定するようにしている。
【0050】図6(c)は、各取引先への配分指数とと
もに、現在の在庫数及び将来の入荷予定を示す模式図で
ある。ここで、各取引先への配分指数については、第1
の実施形態の図4(c)で示したものと同様である。
【0051】在庫数は、現時点での各商品X,Y,Zの
在庫数を示している。また、入荷予定は、今後3ヶ月の
各商品X,Y,Zの予定入荷数を示している。
【0052】取引先への配分指数、在庫数、入荷予定数
を用いて、今後3ヶ月の各取引先への出荷数を決定する
方法の一例を以下に説明する。例えば商品Xについて出
荷数の配分を決定する場合に、第1の実施形態では、商
品Xの在庫数と配分指数のみを用いて配分数を決定して
いたが、第2の実施形態では商品Xの在庫数とともに、
入荷予定数を考慮して割当数を決定する。
【0053】例えば、図6(c)に示すように、商品X
の現在の在庫数が1000個であり、入荷予定が1ヶ月
毎に300個、400個、500個である場合、3ヶ月
後までの出荷可能な商品Xの数は合計2200個とな
る。これに配分指数を乗じると、取引先Aの割当数は2
200×(40/100)=880個となる。同様に、
取引先B,C,Dの割当数はそれぞれ660個、440
個、330個となる。
【0054】そして、この割当数及び現時点での在庫数
の範囲内で各取引先に対する出荷数を配分指数の大きい
取引先から順に決定する。例えば、取引先Aの発注数N
1が600個である場合、取引先Aの割り当ては880
個であり、現時点の在庫数1000個よりも発注数N1
が小さいため、600個全てを出荷することが可能であ
る。取引先Bの発注数N2が350個の場合、取引先B
の割り当ては660個であり、現時点の在庫数1000
個から取引先Aへの出荷数600を差し引いた数400
よりも発注数N2(=350個)が小さいため350個
全てを出荷することが可能である。取引先Cの発注数N
3が250個の場合、取引先Cの割り当ては440個で
あるが、現時点の在庫数1000個から取引先A及びB
への出荷数600+350=950個を差し引いた数5
0よりも発注数N3(=250個)の方が大きいため2
50個全てを出荷することはできない。このため、取引
先Cに対しては要求数に対して200個の出荷ができな
いことになる。
【0055】次に商品Xが入荷した時点で、現時点での
在庫数の配分と同様に配分指数の大きい取引先から順に
新たに入荷した商品の数及び割当数の範囲内で各取引先
への出荷数を決定し出荷を行う。順次に入荷する商品に
よって発注数が満たされた取引先への出荷はその時点で
停止される。
【0056】以下、図7のフローチャートを参照しなが
ら、サーバコンピュータである出荷側端末装置101に
おける上述の処理手順の一例を詳細に説明する。この処
理手順のプログラムは、主として出荷側端末装置101
のROM202に記憶されている。
【0057】先ず、ステップS11では、取引先からの
注文の受け付けを開始して、各取引先からの注文を受け
る。ステップS12では、各取引先A〜Dからの発注数
の合計Nと在庫数とを比較する。ステップS13では、
ステップS2の比較の結果に基づいて判定を行う。各取
引先からの発注数の合計Nが在庫数よりも多い場合に
は、ステップS14へ進む。各取引先からの発注数の合
計Nが在庫数よりも少ない場合には、ステップS15へ
進む。
【0058】ステップS14では、各取引先からの発注
数の合計Nが在庫数よりも多いため、出荷数に調整を行
う。ここでは、配分指数、在庫数及び入荷予定に応じて
出荷数を調整する。調整の際には、例えば上述したよう
に以降3ヶ月間の各取引先に対する割当数を決定し、割
当数の範囲内で各取引先への出荷数を決定する。
【0059】一方、ステップS15では、各取引先から
の発注数の合計が在庫数よりも少ないため、発注数をそ
のまま出荷することができ、通常の出荷を行う。
【0060】その後、ステップS16では、第1の実施
形態と同様、出荷指示書を各取引先に対して送付する。
送付は、インターネット100を介して送信してもよい
し、通常の郵送等の方法で送付するようにしてもよい。
【0061】以上説明したように、本発明の第2の実施
形態によれば、配分指数、現時点での在庫数のみなら
ず、将来の入荷予定という更に別のパラメータを考慮
し、多変数解析によって各取引先への出荷数を決定する
ようにしたため、将来の比較的長い期間における入荷数
を想定した上で、各取引先に対するより適切な商品の出
荷を行うことが可能となる。なお、用いるパラメータと
しては、上述のものに限定されるものではなく、商品の
人気、販売地、利益率等あらゆるパラメータを使用する
ことが可能である。
【0062】また、第1及び第2の実施形態では、配分
指数を各取引先に対応した値としたが、入荷予定等のパ
ラメータに応じて配分指数自体を変更するアルゴリズム
を採用してもよい。
【0063】(その他の実施形態)上記様々な実施形態
に示した各機能ブロックおよび処理手順は、上述の図2
及び図3で説明したように、ハードウェアにより構成し
ても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびRA
M等からなるマイクロコンピュータシステムによって構
成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プロ
グラムに従って実現するようにしても良い。また、上記
各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給
し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0064】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
自体が上述した各実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピ
ュータに供給するための手段、例えばかかるプログラム
を格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログ
ラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAM
の他に、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip
(登録商標)、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリ
カード等を用いることができる。
【0065】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにお
いて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あ
るいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の
実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラム
は本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0066】さらに、供給されたプログラムがコンピュ
ータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能
拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプロ
グラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が
実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、販売店等の取引先から
在庫数を超える数の商品の発注がされた場合に、在庫数
を適切な方法で配分して各取引先に対して出荷すること
ができ、顧客満足度を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態における商品
取引システムを構成するネットワークの形態を示す模式
図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態における出荷
側端末装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態における発注
側端末装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態における出荷側端末装
置の処理を示す模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における出荷側端末装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における出荷側端末装
置の処理を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における出荷側端末装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 インターネット 101 出荷側端末装置 102〜104 発注側端末装置 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 保存用外部記憶装置 204a データベース 205 ネットワークインターフェイス 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 保存用外部記憶装置 305 ネットワークインターフェイス 306 入力装置 307 出力装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、商品を発注する
    側である発注側端末と、商品を出荷する側である出荷側
    端末とが接続された商品取引システムであって、 前記出荷側端末は、 少なくとも1つの前記発注側端末から商品の発注を受信
    する受信手段と、 前記商品の発注数の合計と、出荷可能な前記商品の在庫
    数とを比較する比較手段と、 前記発注側端末のそれぞれに対応した配分指数に基づい
    て、前記在庫数の範囲内で前記発注側端末のそれぞれに
    対応する各取引先への配分数を決定する配分手段とを有
    することを特徴とする商品取引システム。
  2. 【請求項2】 前記配分指数は、前記取引先の過去の取
    引実績に応じて設定されることを特徴とする請求項1に
    記載の商品取引システム。
  3. 【請求項3】 前記配分手段は、前記配分指数とともに
    前記商品の将来の入荷予定数に基づいて前記配分数を決
    定することを特徴とする請求項1又は2に記載の商品取
    引システム。
  4. 【請求項4】 前記商品の発注数の合計は、前記出荷側
    端末に所定時間内に発注された前記商品の数の合計であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の商品取引システ
    ム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して接続された少なく
    とも1つの発注側端末から商品の発注を受信する受信手
    段と、 前記商品の発注数の合計と、出荷可能な前記商品の在庫
    数とを比較する比較手段と、 前記発注側端末のそれぞれに対応した配分指数に基づい
    て、前記在庫数の範囲内で前記発注側端末のそれぞれに
    対応する各取引先への配分数を決定する配分手段とを有
    することを特徴とする商品出荷側端末装置。
  6. 【請求項6】 前記配分指数は、前記取引先の過去の取
    引実績に応じて設定されることを特徴とする請求項5に
    記載の商品出荷側端末装置。
  7. 【請求項7】 前記配分手段は、前記配分指数とともに
    前記商品の将来の入荷予定数に基づいて前記配分数を決
    定することを特徴とする請求項5又は6に記載の商品出
    荷側端末装置。
  8. 【請求項8】 前記商品の発注数の合計は、所定時間内
    に発注された前記商品の数の合計であることを特徴とす
    る請求項5に記載の商品出荷側端末装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して、商品を発注する
    側である発注側端末と、商品を出荷する側である出荷側
    端末とが接続された商品取引システムを利用した商品取
    引方法であって、 前記出荷側端末が少なくとも1つの前記発注側端末から
    前記出荷側端末に対して商品を発注するステップと、 前記商品の発注数の合計と、出荷可能な前記商品の在庫
    数とを比較するステップと、 前記発注側端末のそれぞれに対応した配分指数に基づい
    て、前記在庫数の範囲内で前記発注側端末のそれぞれに
    対応する各取引先への配分数を決定するステップとを有
    することを特徴とする商品取引方法。
  10. 【請求項10】 前記配分指数を前記取引先の過去の取
    引実績に応じて設定することを特徴とする請求項9に記
    載の商品取引方法。
  11. 【請求項11】 前記配分数の決定を前記配分指数とと
    もに前記商品の将来の入荷予定数に基づいて行うことを
    特徴とする請求項9又は10に記載の商品取引方法。
  12. 【請求項12】 前記商品の発注数の合計は、前記出荷
    側端末に所定時間内に発注された前記商品の数の合計で
    あることを特徴とする請求項9に記載の商品取引方法。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか1項に記載
    の商品取引方法の手順をコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体。
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