JP2002007701A - ローン申込システム - Google Patents

ローン申込システム

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JP2002007701A
JP2002007701A JP2000186127A JP2000186127A JP2002007701A JP 2002007701 A JP2002007701 A JP 2002007701A JP 2000186127 A JP2000186127 A JP 2000186127A JP 2000186127 A JP2000186127 A JP 2000186127A JP 2002007701 A JP2002007701 A JP 2002007701A
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JP2000186127A
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Yutaka Yone
豊 米
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Seiichi Tochihara
聖一 栃原
Yukio Itagaki
幸雄 板垣
Nobuyuki Takahashi
伸幸 高橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用して容易かつ確実にロー
ン申込を行うことが可能なローン申込システムを提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介して利用者端末と通信
するローン申込システムにおいて、ローン申込のための
仮申込データを利用者端末に送信し、必要事項の入力及
び利用者の電子署名の付与を要求する第1手段と、利用
者端末から、必要事項の入力後の仮申込データ及び電子
署名を受け取り、保管すると共に、電子署名を付して、
審査のために金融機関端末へ送信する第2手段と、金融
機関端末から審査結果データを受け取り、保管する第3
手段と、融資を許可する旨を示す審査結果データが得ら
れたローン申込についての仮申込データをプリント出力
して申込書を作成する第4手段と、申込書に対して利用
者の署名・捺印が得られたことを示す情報を受け取り、
対応する申込の処理状況を申込完了とする第5手段と、
前記第1乃至第5手段が行った処理の内容及び時刻をロ
グ記録し、ログデータとして保存する第6手段と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用したローン申込システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関に対するローンの申込
は、一般的には予め用意された申込用紙に利用者(申込
者)が必要事項を記入し、金融機関へ持参することによ
り行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、インターネット
の普及によりインターネットのウェブ上で種々の情報を
得ることができる。よって、ローンの申込に伴う種々の
手続もインターネット上で行うことができれば便利であ
る。その一方、インターネット上で行われる処理はセキ
ュリティにおける信頼性に欠ける面があるため、この点
を改善していくことが要求される。
【0004】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、ネットワークを利用して容易かつ確実にローン
申込を行うことが可能なローン申込システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを介して利用者端末と通信するローン
申込システムにおいて、ローン申込のための仮申込用入
力データを利用者端末に送信し、必要事項の入力及び利
用者の電子署名の付与を要求する第1手段と、利用者端
末から、必要事項の入力後の仮申込データ及び電子署名
を受け取り、保管すると共に、電子署名を付して、審査
のために金融機関端末へ送信する第2手段と、金融機関
端末から審査結果データを受け取り、保管する第3手段
と、融資を許可する旨を示す審査結果データが得られた
ローン申込についての仮申込データをプリント出力して
申込書を作成する第4手段と、申込書に対して利用者の
署名・捺印が得られたことを示す情報を受け取り、対応
する申込の処理状況を申込完了とする第5手段と、前記
第1乃至第5手段が行った処理の内容及び時刻をログ記
録し、ログデータとして保存する第6手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0006】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力及び利用者の電子署名の
付与が要求される。これに対して利用者が必要事項を入
力し、電子署名を付して送信すると、必要事項の入力後
の仮申込データ及び電子署名が受け取られ、保管される
と共に、電子署名を付して、審査のために金融機関端末
へ送信される。金融機関では審査が行われ、金融機関端
末から審査結果データが受け取られ、保管される。融資
を許可する旨を示す審査結果データが得られた場合、そ
のローン申込についての仮申込データがプリント出力さ
れて申込書となる。申込書に対して利用者の署名・捺印
が得られたことを示す情報を受け取られると、対応する
申込の処理状況が申込完了とされる。さらに、上記処理
の内容及び時刻がログ記録され、ログデータとして保存
される。
【0007】請求項2に記載の発明は、ネットワークを
介して利用者端末と通信するローン申込システムにおい
て、ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端
末に送信し、必要事項の入力及び利用者の電子署名の付
与を要求する第1手段と、利用者端末から、必要事項の
入力後の仮申込データ及び電子署名を受け取り、保管す
ると共に、電子署名を付して審査のために金融機関端末
へ送信する第2手段と、金融機関端末から審査結果デー
タを受け取り、融資を許可する旨を示す審査結果データ
に対応する本申込データを利用者端末へ送信して電子署
名の付与を要求する第3手段と、利用者の電子署名が付
された本申込データを受け取り、保管すると共に、電子
署名を付して金融機関端末へ送信する第4手段と、前記
第1乃至第4手段が行った処理の内容及び時刻をログ記
録し、ログデータとして保存する第5手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0008】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力及び利用者の電子署名の
付与が要求される。これに対して利用者が必要事項を入
力し、電子署名を付して送信すると、必要事項の入力後
の仮申込データ及び電子署名が受け取られ、保管される
と共に、電子署名を付して、審査のために金融機関端末
へ送信される。金融機関では審査が行われ、金融機関端
末から審査結果データが受け取られ、保管される。融資
を許可する旨を示す審査結果データが得られると、それ
に対応する本申込データが利用者端末へ送信されて電子
署名の付与が要求される。利用者が本申込データに電子
署名を付して送信すると、そのデータが受け取られ、保
管されると共に、電子署名を付して金融機関端末へ送信
される。また、上記処理の内容及び時刻がログ記録さ
れ、ログデータとして保存される。
【0009】請求項3に記載の発明は、ネットワークを
介して利用者端末と通信するローン申込システムにおい
て、ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端
末に送信し、必要事項の入力及び利用者の電子署名の付
与を要求する第1手段と、利用者端末から、必要事項の
入力後の仮申込データ及び電子署名を受け取り、保管す
ると共に、電子署名を付して審査のために金融機関端末
へ送信する第2手段と、金融機関端末から審査結果デー
タを受け取り、保管すると共に、利用者端末へ送信する
第3手段と、前記第1乃至第3手段が行った処理の内容
及び時刻をログ記録し、ログデータとして保存する第4
手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力及び利用者の電子署名の
付与が要求される。これに対して利用者が必要事項を入
力し、電子署名を付して送信すると、必要事項の入力後
の仮申込データ及び電子署名が受け取られ、保管される
と共に、電子署名を付して、審査のために金融機関端末
へ送信される。金融機関では審査が行われ、金融機関端
末から審査結果データが受け取られ、保管される。融資
を許可する旨を示す審査結果データが得られると、それ
が利用者端末へ送信される。また、上記処理の内容及び
時刻がログ記録され、ログデータとして保存される。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載のローン申込システムにおいて、外部
からの請求に応じて、前記ログデータに電子署名を付
し、請求者へ送信するログ送信手段を備えることを特徴
とする。これにより、利用者や金融機関などは、申込手
続きの詳細についてのログデータを取得することができ
る。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載のローン申込システムにおいて、前記
ログデータを、前記ネットワークを通じて利用者端末へ
送信する手段を備えることを特徴とする。これにより、
利用者が申込手続き中に行われた処理のログデータを保
持し、必要な場合に確認などをすることができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のローン申込システムにおいて、前記利用者端末は、受
け取ったログデータを外部記憶媒体へ記憶することを特
徴とする。これにより、利用者はICカードなどの自己
の所有する外部記憶媒体にログデータを保存しておくこ
とができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
のローン申込システムにおいて、前記第1手段は、予め
決められた所定の種類の電子署名の付与を要求すること
を特徴とする。これにより、所定の事項に対してのみ有
効な電子署名の付与を要求することができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
のローン申込システムにおいて、前記仮申込データの原
本データ、前記仮申込データのバックアップデータ及び
前記電子署名の全て又は少なくとも1つを保管する手段
と、外部からの請求に基づいて、前記保管されているデ
ータの存在証明データを提供する手段と、を備えること
を特徴とする。これにより、利用者や金融機関は、請求
により保管されているデータの存在証明を得ることがで
きる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載
のローン申込システムにおいて、前記第1及び第3手段
は、予め決められた所定の種類の電子署名の付与を要求
することを特徴とする。これにより、所定の事項に対し
てのみ有効な電子署名の付与を要求することができる。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項2に記
載のローン申込システムにおいて、前記本申込データの
原本データ、前記本申込データのバックアップデータ及
び前記電子署名の全て又は少なくとも1つを保管する手
段と、外部からの請求に基づいて、前記保管されている
データの存在証明データを提供する手段と、を備えるこ
とを特徴とする。これにより、利用者や金融機関は、請
求により保管されているデータの存在証明を得ることが
できる。
【0018】請求項11に記載の発明は、ネットワーク
を介して利用者端末と通信するローン申込システムにお
いて、ローン申込のための仮申込用入力データを利用者
端末に送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、
利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
送信する第2手段と、金融機関端末から審査結果データ
を受け取り、保管する第3手段と、融資を許可する旨を
示す審査結果データが得られたローン申込についての仮
申込データをプリント出力して申込書を作成する第4手
段と、申込書に対して利用者の署名・捺印が得られたこ
とを示す情報を受け取り、対応する申込の処理状況を申
込完了とする第5手段と、前記第1乃至第5手段が行っ
た処理の内容及び時刻をログ記録し、ログデータとして
保存する第6手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力が要求される。これに対
して利用者が必要事項を入力し、送信すると、必要事項
の入力後の仮申込データが受け取られ、保管されると共
に、審査のために金融機関端末へ送信される。金融機関
では審査が行われ、金融機関端末から審査結果データが
受け取られ、保管される。融資を許可する旨を示す審査
結果データが得られた場合、そのローン申込についての
仮申込データがプリント出力されて申込書となる。申込
書に対して利用者の署名・捺印が得られたことを示す情
報を受け取られると、対応する申込の処理状況が申込完
了とされる。さらに、上記処理の内容及び時刻がログ記
録され、ログデータとして保存される。
【0020】請求項12に記載の発明は、ネットワーク
を介して利用者端末と通信するローン申込システムにお
いて、ローン申込のための仮申込用入力データを利用者
端末に送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、
利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
送信する第2手段と、金融機関端末から審査結果データ
を受け取り、融資を許可する旨を示す審査結果データに
対応する本申込データを利用者端末へ送信する第3手段
と、利用者の電子署名が付された本申込データを受け取
り、保管すると共に、金融機関端末へ送信する第4手段
と、前記第1乃至第4手段が行った処理の内容及び時刻
をログ記録し、ログデータとして保存する第5手段と、
を備えることを特徴とする。
【0021】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力が要求される。これに対
して利用者が必要事項を入力し、送信すると、必要事項
の入力後の仮申込データが受け取られ、保管されると共
に、審査のために金融機関端末へ送信される。金融機関
では審査が行われ、金融機関端末から審査結果データが
受け取られ、保管される。融資を許可する旨を示す審査
結果データが得られると、それに対応する本申込データ
が利用者端末へ送信される。利用者が本申込データを送
信すると、そのデータが受け取られ、保管されると共
に、金融機関端末へ送信される。また、上記処理の内容
及び時刻がログ記録され、ログデータとして保存され
る。
【0022】請求項13に記載の発明は、ネットワーク
を介して利用者端末と通信するローン申込システムにお
いて、ローン申込のための仮申込用入力データを利用者
端末に送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、
利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
送信する第2手段と、金融機関端末から審査結果データ
を受け取り、保管すると共に、利用者端末へ送信する第
3手段と、前記第1乃至第3手段が行った処理の内容及
び時刻をログ記録し、ログデータとして保存する第4手
段と、を備えることを特徴とする。
【0023】上記のように構成されたシステムによれ
ば、ローン申込のための仮申込用入力データが利用者端
末に送信され、必要事項の入力が要求される。これに対
して利用者が必要事項を入力し、送信すると、必要事項
の入力後の仮申込データが受け取られ、保管されると共
に、審査のために金融機関端末へ送信される。金融機関
では審査が行われ、金融機関端末から審査結果データが
受け取られ、保管される。融資を許可する旨を示す審査
結果データが得られると、それが利用者端末へ送信され
る。また、上記処理の内容及び時刻がログ記録され、ロ
グデータとして保存される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。 [1]第1実施形態 図1に、本発明の第1実施形態にかかるローン申込シス
テムの概略構成を示す。なお、以下の説明は、B社の社
員又は個人Cが金融機関との間でローン申込手続を行う
場合についてのものである。
【0025】図示のように、ローン申込システムは、イ
ンターネット1を介して金融機関端末2及び3、A社サ
ーバ4、B社内イントラネット5、B社の社内端末6、
B社員個人の端末7及び個人Cの端末8が接続されて構
成される。B社内イントラネット5は、B社内に構築さ
れた社内ネットワークであり、そこに複数の社内端末6
が接続されている。なお、図示の便宜上、図1では1つ
の社内端末6のみを図示している。また、個人CはB社
の社員以外であるとする。
【0026】金融機関は本部及び複数の支店を有し、そ
れぞれが端末装置を有する。図1においては金融機関本
部(以下、単に「本部」とも呼ぶ。)の端末を符号2
で、金融機関の1つの支店(以下、単に「支店」とも呼
ぶ。)の端末を符号3で示している。
【0027】B社の社内端末6は社員が使用するために
設置された端末であり、社員は社員端末6を操作しイン
トラネット5を通じてインターネット1へ接続すること
ができる。また、B社の社員は、自宅などに設置されて
いる個人端末7を通じてもインターネット1へ接続する
ことができる。B社の社員ではない個人Cは自己の端末
8を通じてインターネット1へ接続することになる。
【0028】社内端末6、個人端末7及び8は、それぞ
れ図示しないICカードリーダを備え、ICカード9と
の間で後述のように種々のデータを入出力することがで
きる。また、社内端末6、個人端末7及び8には図示し
ないプリンタが接続され、後述のように必要に応じて申
込書などをプリント出力することができる。さらに、図
示はしないが、支店の端末3、A社サーバ4、社内端末
6、個人端末7及び8は、プリンタに接続されており、
必要に応じて申込書などの書類をプリント出力すること
ができる。
【0029】A社は、利用者が金融機関へローンの申込
をする際に金融機関が行う手続を代行する。即ち、A社
は、インターネット1を通じて金融機関の端末2及び端
末3と、社内端末6又は個人端末7、8との間で各種デ
ータを送受信することにより、利用者のローン申込手続
を行う。そして、申込手続が完了した後で、必要に応じ
て所定のデータを利用者や金融機関へ送る。
【0030】A社サーバ4は、A社が管理するデータベ
ース10を有している。データベース10には、ローン
申込手続に必要な事項を利用者に入力してもらうための
入力フォームのデータが記憶されている。申込の際に利
用者が選択・入力すべき事項は多数存在するが、それら
は関連するまとまり毎に1つの構成モジュールとして用
意され、データベース10に記憶されている。例えば、
住所・氏名、勤務先や収入に関する事項、返済に利用す
る金融機関の口座情報、などが個別の構成モジュールと
して用意される。それら構成モジュールをデータベース
10から読み出し、組み合わせることにより入力フォー
ムが構成され、利用者に提示される。
【0031】また、A社サーバ4は、ローン申込処理の
進行中に何らかの処理が行われる毎にその処理内容及び
時刻をログ情報として記録する。このログ情報は、後に
何らかの問題が生じた場合にカードの申込手続が行われ
たことの証明として利用することができる。なお、ログ
情報の記録については後に詳しく説明する。
【0032】始めに、ローン申込から契約までの手続の
一般的な流れを簡単に説明しておく。まず利用者がロー
ンの仮申込を行うと、金融機関(通常は本部)がそのロ
ーン申込の審査を行う。審査結果がOKとなると、本部
は複数の支店のなかから担当する支店(以下、「取扱
店」とも呼ぶ。)を決定する。これ以後は取扱店と利用
者との間の手続となり、利用者が申込書に署名、捺印し
て申込手続を行う。取扱店は申込書の控えを保管すると
共に、本部用控えを本部へ提出する。本部は控えを保管
する。
【0033】次に、ある利用者がローンの申込を行う場
合の処理について図1乃至6を参照して説明する。図2
は、ローン申込処理において金融機関本部、金融機関の
取扱店、A代行会社、及び利用者が行う処理を示す。図
3は、ローン申込処理において利用者が操作する端末上
に表示される表示画面例を示す。図4及び図5はローン
申込処理の処理状況を閲覧した際の画面例を示し、図6
は申込書のプリント出力例を示す。
【0034】A社は、金融機関のローンサービスの一環
として、インターネット上にローン申込処理のためのウ
ェブを開設し、ローン情報を発信している(ステップS
2)。今、金融機関とB社の労働組合との間の提携に基
づく団体ローン(職域ローン)がA社ウェブ上に紹介さ
れているとする。B社の社員(組合員)はB社向け団体
ローンの条件でローン契約を結ぶことができる。
【0035】利用者であるB社社員は、社内端末6を利
用するか、又は家庭などに設置された個人端末7を利用
することにより、インターネット1を通じてA社ウェブ
にアクセスする。社内端末6を利用してA社ウェブにア
クセスした場合、図3の画面G1に例示するような画面
が表示される。社内イントラネット5はB社内でクロー
ズされておりセキュリティ面では一定の信頼性が得られ
ている。また、A社サーバ4では、イントラネット5を
経由して利用者がA社ウェブにアクセスしてきた時点で
そのイントラネット5の管理サーバのIPアドレスやU
RLを自動取得することができるので、特に利用者の認
証処理などを必要とすること無く処理を次の段階へ移行
することができる。
【0036】一方、B社社員が個人端末7からインター
ネット1経由でA社サーバへアクセスしてきた場合は、
A社サーバ4は最初のステップとして利用者の認証手続
を行う。即ち、利用者がA社サーバ4へ接続した時に画
面G2に示すような初期画面を表示し、次に画面G3に
示すような認証情報の入力要求を行う。ここでは、B社
の組合員番号や社員番号などの予め決められた認証情報
の入力を要求し、認証が成功した場合にのみ、その後の
処理へ進むことになる。
【0037】さて、A社ウェブでは画面G1又はG3の
後、ローンシミュレーション画面G4を表示する。利用
者はこれを見てローンシミュレーション及び仮申込を行
う(ステップS4)。具体的には、まず利用者は画面G
4を見ながら関心のあるローン種別を選択する。する
と、A社サーバ4は、選択されたローン種別についての
ローン条件入力画面G5を表示する。これは、A社サー
バ4が前述のようにデータベース10内に予め用意され
た構成モジュールを組み合わせて入力フォームを作成
し、インターネット1を介して利用者の使用している端
末へ送信することにより行う。利用者が画面G5で必要
事項を入力し、計算ボタンを押すと、計算結果が画面G
6に表示される(なお、詳細な計算結果例は図示を省略
する)。同時に、ローン申込における以後の手続の流れ
や書類の説明などが表示される。次に、利用者は仮申込
条件を入力し、仮申込ボタンを押すことにより仮申込を
行う。A社は利用者の端末から仮申込データを受け取
り、画面G7により仮申込を受け付けた旨のメッセージ
を表示する。これにより、仮申込処理が完了し、利用者
はA社ウェブとの接続を停止する。
【0038】次に、A社サーバ4は受け取った仮申込デ
ータの受付処理を行う(ステップS6)。即ち、受付番
号を決定して申込ファイルを作成し、仮申込データをデ
ータベース10に記憶する。また、その申込についての
処理ステイタスを決定し(例えば、「新規受付」、「審
査中」など)、その情報をウェブへロードして、利用者
や金融機関が閲覧できるようにする。これ以後、本部、
支店並びに利用者は、A社ウェブにアクセスすることに
より各申込の進行状況などを閲覧することが可能となる
(ステップS22、23など)。
【0039】さらに、A社サーバ4は仮申込データのコ
ピーを金融機関本部へ送信する。本部では、仮申込デー
タのコピーを受け取り、その内容に基づいて融資の可否
の審査を行う。これは、本部端末装置2が仮申込データ
の内容に基づいて所定のプログラムを利用して自動的に
行うことができる。また、必要な場合には担当者による
審査が併せて行われる。審査結果が融資OKとなった場
合、本部は複数の支店のなかから取扱店を決定する。そ
して、審査結果、及び融資OKの場合には取扱店の情報
をA社ウェブへアップロードする(ステップS8)。
【0040】A社サーバ4は、本部から受け取った審査
結果並びに取扱店の情報を、データベース10中の先に
保存した仮申込ファイルへ保存する。そして、審査結果
に基づいて処理ステイタスを更新(例えば、「審査O
K」とする)した後、A社ウェブ上にロードし、金融機
関の本部及び支店、並びに利用者が閲覧できるようにす
る(ステップS10)。
【0041】金融機関の各支店の担当者は、定期的にA
社ウェブにアクセスして、その支店に割り当てられたロ
ーン申込の処理を進める。図4(A)にA社ウェブにア
クセスした際のメインページ例を示す。ここで、アクセ
スした者の認証処理が行われる。取扱店担当者はその支
店の認証情報や担当者個人の認証情報などを入力する。
すると、図5(A)に示すように、その支店(図5
(A)の例では、「東支店」としている。)が取扱店と
なっているローン申込の処理状況リストが表示される。
また、そのうちの1つを選択すると、その詳細が上部に
表示される(「○○太郎」の例)。図5(A)の例で
は、ステイタスが「審査OK」となっているので、本部
の審査結果がOKと出ていることがわかる。これを確認
し、取扱担当者は申込書印刷のボタンを押し、申込書を
プリント出力する(ステップS12)。
【0042】次に、担当者はプリント出力した申込書に
対して、利用者の署名、捺印をもらう(ステップS1
4)。これは、担当者が利用者を訪問したり、利用者が
取扱店を訪問することにより行われる。
【0043】次に、担当者は署名、捺印がされた申込書
の支店控えを支店に保管する。また、申込書の印刷時と
同様にA社ウェブにアクセスし、必要な追加データの入
力を行う。追加データとは、例えば申込書の署名・捺印
後に取扱店が記録をしておくべき事項(主として、内部
処理に関連する事項)などを含む。また、仮申込時の入
力事項に対して署名・捺印時に変更があった場合には、
その変更事項を既にA社データベース10に保管されて
いる申込データに反映させるために追加データとして入
力する。追加データの入力が完了すると、担当者は追加
データ入力後のデータをA社ウェブへアップロードする
(ステップS16)。
【0044】A社サーバ4はアップロードされた追加デ
ータをデータベース10中の申込ファイルへ保管し、ウ
ェブへロードして閲覧可能とする(ステップS18)。
同時に、ウェブ上のその申込についてのステイタスを変
更する。この場合は、署名・捺印が得られたので、ステ
イタスを「審査OK」から「申込確認」へ変更する。
【0045】これ以後、本部はA社ウェブにアクセスし
て、申込データ、追加データなどを含む申込ファイルの
コピーを本部控えとしてダウンロードすることができ
る。本部は取得した本部控えを保存し、それに基づいて
データ票を出力する(ステップS20)。データ票と
は、申込書とほぼ同様の事項が記載された書類であり、
本部内における処理に利用されるものである。こうし
て、ローン申込処理が終了する。
【0046】本発明においては、以上の処理中に、金融
機関の本部及び取扱店、A代行会社及び利用者がそれぞ
れの関与する処理で電子署名を付す。ここで、電子署名
は一般的に以下のように行われる。署名者(ここでは利
用者)は、対象となるデータをハッシュ関数で処理し、
その結果を署名者の秘密鍵で暗号化する。この暗号化に
より得られたデータを電子署名として対象となるデータ
と共に送信する。受け取り側は予め署名者の公開鍵を所
持しており、電子署名を公開鍵で復号化してハッシュ関
数による処理結果を得る。また、受け取った申込データ
を同じハッシュ関数で処理して処理結果を作成し、電子
署名から得られた処理結果と比較する。両者が一致すれ
ば、署名者からの文書であることが確認される。
【0047】図2において、電子署名が付される処理に
は「電子署名」マークを表示している。まず、ステップ
S4で利用者がローンの仮申込を行う際に、利用者は仮
申込データに対して利用者の電子署名を付す。これは、
その利用者が確かにローンの仮申込を行ったことを示す
ことになる。次に、A社は利用者から仮申込データを受
け取り、これに対してA社の電子署名を付してデータベ
ース10に保存する。これは、A社が利用者からの仮申
込データを受け取ったことの証明となりうる。
【0048】また、金融機関本部が仮申込の審査結果を
A社ウェブへアップロードする際に本部の電子署名を付
す。これは、その審査結果の内容を金融機関が保証する
という意味になる。A社は審査結果を受け取った時点で
それに電子署名を付して受取証明とすることができる。
また、取扱店が仮申込データに基づいて申込書をプリン
ト出力する時に取扱店の電子署名を付すことにより、そ
の取扱店が申込書をプリント出力したことを示すことが
できる。これにより、その取扱以外の者が不正にプリン
トした申込書を検出することができる。
【0049】さらに、取扱店は申込データに対して追加
データを入力した時に取扱店の電子署名を付すことによ
り、その追加データがその取扱店の責任において入力さ
れたことを証明することができる。A社は取扱店から追
加データを受け取り、それにA社の電子署名を付して保
存することにより追加データの受取証明を行うことがで
きる。さらに、金融機関本部は本部控え用の申込ファイ
ルをA社ウェブからダウンロードした時に本部の電子署
名を付して保存することができる。こうして、各処理ス
テップにおいて処理に関与する者が電子署名を付すこと
により、個々の処理が適正な主体により行われたことを
後で証明することができる。
【0050】また、上記の処理中に、金融機関本部及び
利用者は必要に応じてA社ウェブにアクセスすることに
より、特定の申込についての処理の進行状況を知ること
ができる(図2、ステップS22、S23)。これは、
ステップS12において金融機関支店の担当者が行った
のと同様に、インターネット1を介してA社サーバ4へ
アクセスし、図4(A)に示すメインページで認証情報
を入力してローン申込処理情報を閲覧すればよい。な
お、金融機関本部の担当者が閲覧した場合は、図4
(B)に示すように本部及び全支店分の処理状況(ステ
イタス)を閲覧することができる。一方、利用者が閲覧
した場合は、図5(B)に示すように、自己のローン申
込についての処理状況のみが表示される。
【0051】また、A社サーバは上記の処理中において
行われた手続・処理の内容及び時刻を逐次ログ記録して
いる。例えば、利用者に対してローンの仮申込フォーム
を送信した時点、利用者から仮申込データを受け取った
時点、金融機関本部へ仮申込データを送信した時点、本
部から審査結果を受け取った時点、取扱店が申込データ
を取得した時点、取扱店から追加データを取得した時
点、申込ファイルを金融機関本部へ送信した時点などの
いくつか又は全ての処理の内容及び時刻をログ記録す
る。そして、これをログデータとして、データベース1
0中の申込ファイルへ保存する。
【0052】A社は、このログデータを申込処理が適正
に行われたことを示す証明の用途に使用することができ
る。即ち、金融機関本部や取扱店、利用者などから申込
処理完了後に請求があった時に、このログデータを閲覧
させ、又はログデータのコピーを請求元へ提供すること
により、申込処理中の各手続の存在証明を行うことがで
きる(図2、ステップS24、26、28)。この場
合、A社はログデータに対してA社の電子署名を付して
請求元へ提供することによりログデータ中の記録内容に
対する一種の証明業務を行うことができる。利用者は、
こうして受け取ったログデータを自己のICカード9に
保存して手続の記録を残すことができる。なお、A社サ
ーバは、送信したログデータを自動的に利用者の端末を
通じてICカード9へ記憶するようにプログラムするこ
ともできる。
【0053】以上の説明においては、仮申込についての
担当支店が仮申込データに基づいて申込書をプリント出
力し、利用者に署名・捺印をもらうこととしているが、
これ以外の方法を採用することもできる。例えば、代行
会社であるA社が申込データに基づいて申込書をプリン
ト出力して郵送などにより利用者に送り、利用者が署名
・捺印後に取扱店に提出するという流れを採用すること
もできる。また、A社の代わりに金融機関本部が申込書
をプリント出力し、同様に郵送などにより利用者に渡す
こともできる。これらいずれの場合も、申込書のプリン
ト出力を行う者が自己の電子署名を付してからプリント
を行うこととすれば(電子署名の付与を条件として申込
書のプリントを可能とするようにプログラムを構成する
ことにより実現できる)、第三者により申込書の不正な
プリントが行われた場合にそれを識別することができ
る。 [2]第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の
第1実施形態では、金融機関の取扱店が申込書をプリン
ト出力し、利用者の署名・捺印をもらっていた。これに
対し、第2実施形態では、利用者が署名・捺印の代わり
に電子署名を付すことにより全ての処理をオンラインで
行うことを可能とする。
【0054】第2実施形態で利用されるシステム構成は
図1に示すものと同様である。第2実施形態におけるロ
ーン申込処理の流れを図7に示す。図2と図7とを比較
するとわかるように、第1実施形態ではステップS12
で取扱店が申込書をプリント出力し、ステップS14で
利用者が署名・捺印している。これに対し、本実施形態
では全ての処理をオンラインで行うため申込書のプリン
ト出力を行うステップは無い。利用者は所定時期にA社
ウェブにアクセスして自己の行った申込の審査結果を確
認する(ステップS13)。審査OKの審査結果が示さ
れている場合には、利用者は、ステップS10でA社が
ウェブにアップロードした申込データを自己の端末へダ
ウンロードし、電子署名を行い、取扱店の端末3へ送信
する(ステップS15)。取扱店は、利用者の電子署名
付きの申込データを受け取り、支店控えとしてのコピー
を保管し、追加データ入力を行い、A社ウェブへアップ
ロードする(ステップS17)。こうして、申込書の署
名・捺印という紙の処理部分を電子署名によるオンライ
ン処理に置き換えることができる。
【0055】なお、ステップS13で利用者がA社ウェ
ブで審査結果を確認する代わりに、取扱店が審査結果を
利用者に報告すると共に電子署名の対象となる申込デー
タを利用者へ送信して電子署名及び返信を要求すること
もできる。また、さらに別の方法として、利用者が仮申
込時に予め自己の電子署名を付して仮申込を行うことも
できる。この場合、本部は審査結果がOKであれば直ち
にその仮申込を本申込として扱い、契約成立として取り
扱うこともできる。 [3]その他 仮申込手続において利用者が入力した事項(住所・氏名
などの利用者情報や希望条件の情報など)をICカード
9へ記憶しておくことにより、利用者が他の金融機関の
ウェブを通じて同様のローン申込を行う場合に、ICカ
ード9から利用者情報や希望条件情報などを読み出して
使用し、再入力を省略することができる。
【0056】また、仮申込データの受付や審査結果のア
ップロードなどの各イベント単位ではなく、利用者が入
力した事項などの単位で電子署名を付すように構成する
こともできる。例えば、仮申込処理において利用者が入
力した必要事項のうち、勤務先や収入に関する情報の部
分のみに証明の意味で利用者が電子署名を付すことを要
求することもできる。
【0057】さらに、認証局などが異なる複数の電子署
名を署名主体が所持する場合に、A社サーバは署名者に
対してある特定の署名を付すことを要求することができ
る。例えば、返済方法として銀行口座引き落としを希望
する場合、その銀行口座について予め登録されている電
子署名のみを有効することができる。これは銀行の届出
印と同様の考え方である。
【0058】また、利用者が電子署名する際に必要とな
る鍵のデータは、図1に示すICカード9などの記憶媒
体に予め記憶させておき、利用者が自己の使用する端末
に対して電子署名を行う指示を入力すると自動的にその
ような記憶媒体から鍵のデータ読み出して署名を行うよ
うにすることができる。また、その代わりに利用者が電
子署名を付す対象データを利用者のICカード9へ読み
込み、ICカード内で電子署名を作成した後、その署名
データをA社サーバ4へ送ることができる。この方法
は、利用者の鍵データをICカード以外に移動させる必
要が無いので、セキュリティの面で優れている。
【0059】また、金融機関の手続の代行業務を行うA
社サーバが金融機関の鍵を預かり、金融機関の代わりに
電子署名を付して利用者へ送信することもできる。これ
は、金融機関によりローン申込が受付されたことの証明
として機能しうる。
【0060】また、代行業務を行うA社サーバは、申込
手続完了後に種々の形態でデータの管理を行うことがで
きる。例えば、A社サーバは申込ファイルの原本を保管
することができる。別の方法として、申込ファイルのバ
ックアップデータのみを保管し、原本データを金融機関
本部及び/又は取扱店へ送ることもできる。また、原本
データ及びバックアップデータは保管せず、利用者によ
り付与された電子署名のみを保管することもできる。さ
らには、それら全て又はいずれかの組み合わせを保管す
ることもできる。A社サーバは、こうして保管したデー
タについて後に利用者や金融機関などから請求があった
場合に証明を行うことができる。
【0061】上記の実施形態では、申込に対する審査は
金融機関本部が行っているが、本部が担当支店のみを決
定し、各支店において審査を行ってもよい。また、上記
の例ではB社の社員(組合員)のローン申込を取り上げ
ているが、これ以外の一般人の申込を図1の個人端末8
から受け付けることもできる。B社の団体ローンは、B
社と金融機関との関係に基づいて社員(組合員)に対し
て有利な条件(金利、返済年数の上限など)が提供され
うる点にあり、ローン契約自体の性質や流れはいずれの
場合も同様である。
【0062】また、上記の例では審査OKが確認された
後の処理を金融機関の取扱店が行っているが、この処理
をB社内の担当部門が行う場合もある。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネットのウェブを利用してローン申込に伴う多
くの処理を実行することができる。また、種々の処理に
おいて処理に関与する者の電子署名を付すことにより各
処理が適正な主体により行われることを確保することが
できる。さらに、各処理についてのログ記録を保存して
おくため、処理後に問題が生じた場合の証明を得ること
ができるので、セキュリティ面における信頼性が改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるローン申込シス
テムの概略構成を示す。
【図2】ローン申込処理において金融機関本部、取扱
店、A代行会社、及び利用者が行う処理を示す。
【図3】ローン申込処理において利用者が操作する端末
上に表示される表示画面例を示す。
【図4】ローン申込処理の処理状況を閲覧した際の画面
例を示す。
【図5】ローン申込処理の処理状況を閲覧した際の他の
画面例を示す。
【図6】申込書のプリント出力例を示す。
【図7】本発明の第2実施形態にかかるローン申込シス
テムの概略構成を示す。
【符号の説明】
1…インターネット 2…金融機関本部端末 3…金融機関支店端末 4…A社サーバ 5…B社内イントラネット 6…B社内端末 7、8…個人端末 9…ICカード 10…データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 板垣 幸雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 高橋 伸幸 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B055 CA05 CC11 EE02 PA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して利用者端末と通信
    するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力及び利用者の電子署名の付与を
    要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データ及び
    電子署名を受け取り、保管すると共に、電子署名を付し
    て、審査のために金融機関端末へ送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、保管する
    第3手段と、 融資を許可する旨を示す審査結果データが得られたロー
    ン申込についての仮申込データをプリント出力して申込
    書を作成する第4手段と、 申込書に対して利用者の署名・捺印が得られたことを示
    す情報を受け取り、対応する申込の処理状況を申込完了
    とする第5手段と、 前記第1乃至第5手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第6手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して利用者端末と通信
    するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力及び利用者の電子署名の付与を
    要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データ及び
    電子署名を受け取り、保管すると共に、電子署名を付し
    て審査のために金融機関端末へ送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、融資を許
    可する旨を示す審査結果データに対応する本申込データ
    を利用者端末へ送信して電子署名の付与を要求する第3
    手段と、 利用者の電子署名が付された本申込データを受け取り、
    保管すると共に、電子署名を付して金融機関端末へ送信
    する第4手段と、 前記第1乃至第4手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第5手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して利用者端末と通信
    するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力及び利用者の電子署名の付与を
    要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データ及び
    電子署名を受け取り、保管すると共に、電子署名を付し
    て審査のために金融機関端末へ送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、保管する
    と共に、利用者端末へ送信する第3手段と、 前記第1乃至第3手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第4手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
  4. 【請求項4】 外部からの請求に応じて、前記ログデー
    タに電子署名を付し、請求者へ送信するログ送信手段を
    備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のローン申込システム。
  5. 【請求項5】 前記ログデータを、前記ネットワークを
    通じて利用者端末へ送信する手段を備えることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載のローン申込シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記利用者端末は、受け取ったログデー
    タを外部記憶媒体へ記憶することを特徴とする請求項5
    に記載のローン申込システム。
  7. 【請求項7】 前記第1手段は、予め決められた所定の
    種類の電子署名の付与を要求することを特徴とする請求
    項1に記載のローン申込システム。
  8. 【請求項8】 前記仮申込データの原本データ、前記仮
    申込データのバックアップデータ及び前記電子署名の全
    て又は少なくとも1つを保管する手段と、 外部からの請求に基づいて、前記保管されているデータ
    の存在証明データを提供する手段と、を備えることを特
    徴とする請求項1に記載のローン申込システム。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第3手段は、予め決められ
    た所定の種類の電子署名の付与を要求することを特徴と
    する請求項2に記載のローン申込システム。
  10. 【請求項10】 前記本申込データの原本データ、前記
    本申込データのバックアップデータ及び前記電子署名の
    全て又は少なくとも1つを保管する手段と、 外部からの請求に基づいて、前記保管されているデータ
    の存在証明データを提供する手段と、を備えることを特
    徴とする請求項2に記載のローン申込システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して利用者端末と通
    信するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
    け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
    送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、保管する
    第3手段と、 融資を許可する旨を示す審査結果データが得られたロー
    ン申込についての仮申込データをプリント出力して申込
    書を作成する第4手段と、 申込書に対して利用者の署名・捺印が得られたことを示
    す情報を受け取り、対応する申込の処理状況を申込完了
    とする第5手段と、 前記第1乃至第5手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第6手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して利用者端末と通
    信するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
    け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
    送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、融資を許
    可する旨を示す審査結果データに対応する本申込データ
    を利用者端末へ送信する第3手段と、 利用者の電子署名が付された本申込データを受け取り、
    保管すると共に、金融機関端末へ送信する第4手段と、 前記第1乃至第4手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第5手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して利用者端末と通
    信するローン申込システムにおいて、 ローン申込のための仮申込用入力データを利用者端末に
    送信し、必要事項の入力を要求する第1手段と、 利用者端末から、必要事項の入力後の仮申込データを受
    け取り、保管すると共に、審査のために金融機関端末へ
    送信する第2手段と、 金融機関端末から審査結果データを受け取り、保管する
    と共に、利用者端末へ送信する第3手段と、 前記第1乃至第3手段が行った処理の内容及び時刻をロ
    グ記録し、ログデータとして保存する第4手段と、を備
    えることを特徴とするローン申込システム。
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