JP2002006618A - トナー供給ローラおよび現像装置 - Google Patents
トナー供給ローラおよび現像装置Info
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Abstract
像を得ることのできる、発泡弾性体からなるトナー供給
ローラおよび該トナー供給ローラを搭載した現像装置を
提供すること。 【解決手段】 現像剤としてのトナーを収納したトナー
カートリッジ、トナー供給ローラおよび現像ローラを有
し、トナーを感光体表面の静電潜像に供給してトナー像
を形成する現像装置に搭載される発泡弾性体からなるト
ナー供給ローラであって、平均発泡セル径が20〜20
0μm、1mm2 あたりのセル数が25〜260個、か
つ圧縮バネ定数が0.25〜5.0N/mmであるトナー供
給ローラおよび該トナー供給ローラを搭載した現像装置
である。
Description
録等のプリンターにおける現像装置におけるトナー供給
ローラおよび現像装置に関し、更に詳しくは、現像剤と
してのトナーを収納したトナーカートリッジ、トナー供
給ローラおよび現像ローラを有し、トナーを感光体表面
の静電潜像に供給してトナー像を形成する現像装置に搭
載されるトナー供給ローラおよび該現像装置に関する。
ンター、ファクシミリなどの電子写真装置における現像
プロセスに配置される現像装置に用いられる現像ロー
ラ、トナー供給ローラに導電性ローラ方式が広く取り入
れられてきている。このような方式では、現像ローラに
トナー供給ローラを擦りつけることによりトナーを摩擦
帯電させるため、トナー供給ローラには、現像ローラと
の安定した摩擦性(押し付け力)、摩擦部位への高いト
ナー供給性が要求される。また、トナー供給ローラに
は、現像ローラ上に残存する現像に使用されなかったト
ナーの掻き取り性も合わせて要求される。而して、従来
この種のトナー供給ローラには、ゴムやウレタン等を発
泡させた発泡弾性体材料が一般に用いられている。
者らが、発泡弾性体からなる従来のトナー供給ローラの
性能を検討したところ、現像した画像にピッチむらや濃
度むら等による不具合を発生する場合があることが分か
った。本発明はこのような従来の事情に鑑みてなされた
もので、ピッチむらや濃度むらなどの不具合のない画像
を得ることのできる、発泡弾性体からなるトナー供給ロ
ーラおよび該トナー供給ローラを搭載した現像装置を提
供することを目的とする。
うな画像不具合を発生させたトナー供給ローラについて
調べた結果、以下のことを見出した。すなわち、白ベタ
画像のような濃度の低い画像を印刷した直後に黒ベタ画
像のような濃度の高い画像を印刷すると、黒ベタ画像の
印刷先端濃度が、印刷後端部濃度に比べて濃いという濃
度むらが発生し、この濃度むらは、白ベタ印刷では現像
ローラから感光体へのトナー搬送量が少ないため、現像
ローラ上の残存トナー量が多くなり、トナー供給ローラ
によるトナーの掻き取り不足が生じやすくなるために現
像ローラ上の残存トナー量が徐々に増加し、白ベタ印刷
に続いて黒ベタ印刷を行うと、現像ローラの1周ないし
2周分による印刷が印刷後端部と比べて画像濃度が濃く
なることによって起こることを見出した。さらに研究を
重ねた結果、トナー供給ローラによるトナーの掻き取り
性は、トナー供給ローラを形成する発泡弾性体の発泡セ
ル径と表面近傍の硬度およびセル数と表面近傍の硬度の
双方に大いに関係があることを発見した。そして、発泡
弾性体の表面近傍硬度を精度良く知ることのできる圧縮
バネ定数によって表したトナー供給ローラの硬度と発泡
弾性体の発泡セル径およびセル数を好適なものとした場
合に、不具合のない画像を形成することができることを
見出した。本発明はかかる知見に基づいてなされたもの
である。
ーを収納したトナーカートリッジ、トナー供給ローラお
よび現像ローラを有し、トナーを感光体表面の静電潜像
に供給してトナー像を形成する現像装置に搭載される発
泡弾性体からなるトナー供給ローラであって、平均発泡
セル径が20〜200μm、1mm2 あたりのセル数が
25〜260個、かつ圧縮バネ定数が0.25〜5.0N/
mmであることを特徴とするトナー供給ローラ、該トナ
ー供給ローラを搭載した現像装置、および該現像装置を
装着した画像形成装置を提供するものである。
ナー供給ローラを形成する発泡弾性体の平均発泡セル径
が20〜200μmのものであるが、この平均発泡セル
径は50〜180μmであることが好ましい。平均発泡
セル径が20μm未満であると、トナーによる目詰まり
が生じ、表面近傍の硬度が高くなるという不都合があ
り、200μmを超えると、内部に進入するトナーの量
が増加するため、好適なトナー供給ができなくなるとい
う不都合が生じる。上記発泡弾性体の1mm2 あたりの
セル数は25〜260個であるが、30〜250個が好
ましい。このセル数が25個未満であると、現像ローラ
へのトナー供給を均一に行うことができないという不都
合が生じ、260個を超えると、現像ローラ上に残存す
るトナーの掻き取りが不十分になるという不都合が生じ
る。本発明のトナー供給ローラは、圧縮バネ定数が0.2
5〜5.0N/mmのものであるが、この圧縮バネ定数は
0.4〜4.0N/mmであることが好ましく、特に好まし
くは0.7〜3.0N/mmである。圧縮バネ定数が0.25
N/mm未満であると、トナーが十分に摩擦帯電されな
いという不都合があり、5.0N/mmを超えると、トナ
ーが十分に搬送されないという不都合がある。本発明の
現像装置において、トナー供給ローラは、これを現像ロ
ーラに当接したときの現像ローラによる食込み量が0.5
〜1.5mmとなるように配設することが好ましい。トナ
ー供給ローラの現像ローラによる食込み量が0.5mm未
満であると、現像ローラに残存したトナーを十分掻き取
ることかできないというおそれがあり、1.5mmを超え
ると、現像ローラにトナーが十分に搬送されないという
おそれがある。
泡弾性体としては、上記特性を具備するものであればよ
く、例えばエステル系ポリウレタンフォーム,エーテル
系ポリウレタンフォームやニトリルゴム,エチレンプロ
ピレンゴム,エチレンプロピレンジエンゴム,スチレン
ブタジエンゴム,ブタジエンゴム,イソプレンゴム,天
然ゴム,シリコーンゴム,アクリルゴム,クロロプレン
ゴム,ブチルゴム,エピクロルヒドリンゴムなどのゴム
材料のフォームを挙げることができる。これらは単独で
用いてもよく二種以上を組み合わせて発泡体としてもよ
い。これらの中で特にエステル系ポリウレタンフォー
ム,エーテル系ポリウレタンフォーム,ニトリルゴムフ
ォーム,エチレンプロピレンゴムフォーム,エチレンプ
ロピレンジエンゴムフォーム,シリコーンゴムフォーム
が好適である。
性であってもよく、従来、導電性トナー供給ローラとし
て通常に用いられているものと同様に、金属製シャフト
等の良導電性シャフトの外側に導電性発泡弾性層を形成
して作製することができる。金属製シャフトとしては、
硫黄快削鋼などの鋼材に亜鉛等のメッキを施したもの、
アルミニウム,ステンレス鋼,りん青銅等からなるもの
が挙げられる。上記導電性発泡弾性層には、適当な発泡
弾性体に導電剤を添加して導電性を付与した発泡弾性材
料が用いられる。導電性発泡弾性体の場合もそのセル数
は1mm2 あたり25〜260個が好ましく、30〜2
50個が特に好ましい。
に加える導電剤としては、イオン導電剤や電子導電剤が
用いられる。イオン導電剤の例としては、テトラエチル
アンモニウム,テトラブチルアンモニウム,ドデシルト
リメチルアンモニウム(例えばラウリルトリメチルアン
モニウム),へキサデシルトリメチルアンモニウム,オ
クタデシルトリメチルアンモニウム(例えばステアリル
トリメチルアンモニウム),ベンジルトリメチルアンモ
ニウム,変性脂肪酸ジメチルエチルアンモニウムなどの
過塩素酸塩,塩素酸塩,塩酸塩,臭素酸塩,ヨウ素酸
塩,ホウフッ化水素酸塩,硫酸塩,エチル硫酸塩,カル
ボン酸塩,スルホン酸塩などのアンモニウム塩、リチウ
ム,ナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウム
などのアルカリ金属やアルカリ土類金属の過塩素酸塩,
塩素酸塩,塩酸塩,臭素酸塩,ヨウ素酸塩,ホウフッ化
水素酸塩,トリフルオロメチル硫酸塩,スルホン酸塩な
どが挙げられる。
ンブラック,アセチレンブラック等の導電性カーボン;
SAF,ISAF,HAF,FEF,GPF,SRF,
FT,MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施したイン
ク用カーボン,熱分解カーボン,天然グラファイト,人
造グラファイト;酸化スズ,酸化チタン,酸化亜鉛等の
導電性金属酸化物;ニッケル,銅,銀,ゲルマニウム等
の金属などを挙げることができる。
種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その添加量
は特に制限はないが、上記イオン導電剤の場合、前記発
泡弾性体100重量部に対して、通常0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜2重量部の範囲で選ばれる。一
方、電子導電剤の場合、前記発泡弾性体100重量部に
対して、1〜50重量部、好ましくは5〜40重量部の
範囲で選ばれる。なお、この導電性弾性層には、前記導
電剤以外に必要に応じて公知の充填剤や架橋剤など、他
のゴム用添加剤を適宜添加することができる。
ラの導電性発泡弾性体をポリウレタンフォームで形成す
る場合、該ローラ表面への析出物がトナーを融着させる
ことがないように、ポリウレタンフォームのアセトン抽
出率を5重量%以下とすることが好ましいので、添加す
る導電剤の配合量を十分に吟味することが必要である。
すなわち、揮発量の多いカーボンブラック(例えばチャ
ンネルブラック)を多量配合するとアセトン抽出率が増
大し、一方、吸油量の大きいカーボンブラック(例えば
アセチレンブラックや高ストラクチャのオイルファーネ
スブラック)を配合するとアセトン抽出率を低下させる
ことができる。
像装置の一例である図1に示すレーザープリンターの現
像部に搭載して使用することができる。図中の符号1は
感光体であり、その表面を1次帯電器2で一様に帯電し
た後、図示しない制御部から送信されてくる画像信号を
LEDアレイプリントヘッド3を用いて光信号に変換し
て、これを感光体1の表面に露光して静電潜像を形成す
る。この静電潜像は、トナーカートリッジ4に収納され
ており、トナー供給ローラ5および現像ローラ6を介し
て感光体1に供給されるトナーによって現像されてトナ
ー像が形成される。感光体1の表面に形成されたトナー
像は、ペーパーマガジン7から供給されるペーパー面に
転写帯電器8によって転写され、熱定着器9により定着
され、ペーパーは矢印方向に搬送、排出される。転写後
の感光体1はクリーニングユニット10によって初期状
態に戻る。
掻き取りの様子を示す模式図であり、図2(B)は図2
(A)に符号Aで示す部分の拡大図である。図2(B)
において、斜線で示す部分の山部が発泡体のセル壁であ
り、山頂−山頂間の距離がほぼ発泡セル径に対応する。
現像ローラ6におけるトナー供給ローラ5との当接部6
0と、トナー供給ローラ5における現像ローラ6との当
接部50はそれぞれ矢印方向に動いているため、トナー
供給ローラのセル壁は当接部60との摩擦力により、図
2(B)に示すように当接部50の進行方向とは反対方
向に倒されるが、ある程度倒されるとセル壁のバネ力に
より復元しようとする。このセル壁の復元時に、当接部
60と当接部50との間ですべりが生じてセル壁が瞬時
に動くので、現像ローラ上のトナー(図2(B)におい
て黒丸で示す)を掻き取ることができる。発泡弾性体に
おける発泡セル径とセル数とは相互に独立のものである
ため、発泡セル径とセル数とを適正なものとすることに
よってセル壁のバネ力が適正なものとなり、残存トナー
の掻き取り性が適正化される。ローラ表面近傍の部分硬
度を表す圧縮バネ定数は、このセル壁の復元力(バネ
力)を間接的に示すパラメータとなるため、発泡セル
径、セル数および圧縮バネ定数が適正なローラをトナー
供給ローラとして用いることにより、トナー掻き取り性
が大幅に改善され、画像不具合のない現像を行うことが
できる。
は、導電性であり、従来導電性現像ローラとして通常用
いられているものと同様に、良導電性シャフトの外側に
導電性弾性層を形成したものである。上記導電性弾性層
には、適当なゴム状弾性体に上記のような導電剤を添加
して導電性を付与した弾性材料が用いられる。ここで、
ゴム状弾性体については特に制限はなく、従来導電性現
像ローラにおいて慣用されているものの中から任意に選
択して用いることができる。このゴム状弾性体として
は、例えばニトリルゴム,エチレンプロピレンゴム,エ
チレンプロピレンジエンゴム,スチレンブタジエンゴ
ム,ブタジエンゴム,イソプレンゴム,天然ゴム,シリ
コーンゴム,ウレタンゴム,アクリルゴム,クロロプレ
ンゴム,ブチルゴム,エピクロルヒドリンゴムなどを挙
げることができる。これらは単独で用いてもよく二種以
上を組み合わせて用いてもよいが、これらの中で特にニ
トリルゴム,ウレタンゴム,エピクロルヒドリンゴム,
エチレンプロピレンゴム,エチレンプロピレンジエンゴ
ム,シリコーンゴムが好適である。
体の汚染防止などのために、例えばアルキッド樹脂,フ
ェノール樹脂,メラミン樹脂およびそれらの混合物など
の架橋性樹脂からなる厚さ1〜100μmの樹脂被覆層
をローラ表面に設けることが好ましい。これらの架橋性
樹脂には、所望により、荷電制御剤,滑剤,導電剤,そ
の他の樹脂など、種々の添加剤を含有させることができ
る。樹脂被覆層は、通常は、架橋性樹脂,架橋剤および
各種添加剤を溶解または分散させてなる塗工液(溶媒と
してメタノール等のアルコール系溶媒、メチルエチルケ
トン等のケトン系溶媒などを使用)をディッピング法,
ロールコーター法,ドクターブレード法,スプレー法な
どにより、弾性層上に塗布したのち、常温あるいは50
〜170℃程度の温度で乾燥し、架橋硬化させて形成す
ることができる。
説明するが、本発明の主旨を超えない限り、本実施例に
限定されるものではない。 実施例1〜3および比較例1〜5 図1に示したプリンターに、現像ローラAとトナー供給
ローラB,C,D,E,F,G,H,またはIとを組み
合わせて組み込み、低温・低湿(15℃・10%RH)
の環境にて画像を作像し、その画像の画質評価を行っ
た。ここで用いた現像ローラAは、以下に示した方法で
作製した。グリセリンにプロピレンオキシドとエチレン
オキシドとを付加し、分子量5000としたポリエーテ
ルポリオール(OH価:33mgKOH/g)100部
(重量部、以下同じ)に、1,4−ブタンジオール1.0
部、ニッケルアセチルアセトナト0.5部、ジブチルチン
ジラウレート0.01部および過塩素酸ナトリウム0.00
5部を加え、混合機を用い混合してポリオール組成物を
調製した。このポリオール組成物を減圧下に撹拌して脱
泡した後、ウレタン変性MDI(ジフェニルメタンジイ
ソシアネート)を17.5部加えて2分間撹拌した。次
に、これを、金属製シャフトを予め110℃に加熱した
金型に注型し、110℃で2時間硬化させて金属製シャ
フトの外周に導電性弾性層を形成してローラを得た。得
られたローラの表面を研磨して、表面をJIS 10点
平均粗さ4.0μmRzに調整した。
オイルフリーアルキッド樹脂(大日本インキ社製、M6
402)およびメラミン樹脂(大日本インキ社製、スー
パーベッカミンL−145−60、固形分率60重量
%)を用い、オイルフリーアルキッド樹脂とメラミン樹
脂とを固形分重量比80/20となるように溶媒である
メチルエチルケトンに混合し、固形分濃度が20重量%
となるように調整した。この混合物の固形分100重量
部に対して20重量部(20phr)のカーボン(De
gussa社製、PrintexL6:平均粒子径18
nm)を混合し、ペイントシェーカーを用いて分散さ
せ、塗工液を調製した。この塗工液中に、上記ローラを
浸漬し引き上げ、これを130℃にて3時間加熱し、硬
化した樹脂被覆層を有する現像ローラAを作製した。
C,D,E,F,G,H,およびIは、以下に示した方
法で作製した。グリセリンにエチレンオキシド15重量
%とプロピレンオキシド85重量%を付加した分子量5
000であるポリエーテルポリオールをべ一スポリオー
ルとした固形分約28%のポリマーポリオール20部
と、グリセリンにエチレンオキシド75重量%とプロピ
レンオキシド25重量%を付加した分子量3400であ
る親水性ポリエーテルポリオール40部と、グリセリン
にエチレンオキシド15重量%とプロピレンオキシド8
5重量%を付加した分子量4800であるポリエーテル
ポリオール40重量部とを組み合わせたものに、2,4
−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソ
シアネートを重量比で8:2の混合物(TDI−80)
21部gを混合し、十分に攪拌した後、60℃に保温
し、12時間ごとに攪拌を繰り返し、48時間後にポリ
エーテルポリオールのプレポリマーを得た。次に、この
プレポリマー100部に対して導電性カーボンを含有す
る水分散カーボン〔ライオン(株)製,ライオンペース
トW311N,カーボン含有量8重量%〕27部に、触
媒としてビス−(ジメチルアミノエチル)−エーテルの
70重量%ジプロピレングリコール溶液〔花王(株)
製,カオーライザーNo.12〕0.1部、エーテル鎖の
70重量%がポリオキシエチレンからなる反応性シリコ
ーン整泡剤2.5重量部を溶解させた混合物(合計29.6
重量部)を混合した。この混合物を、円筒の内面がテフ
ロン(登録商標)でコーティングされ、端部が取り外し
可能な蓋により封鎖された円筒形の型に充填量を変えて
注入し、型蓋を閉じて、70℃に調整した熱風オーブン
中に8〜10時間放置して、発泡硬化した種々の硬度、
平均発泡セル径およびセル数を有するポリウレタンフォ
ームを得た。
のキャップを取り外して脱型し、ロールを通過させてグ
ラッシング処理を施した。次いで、円筒の端面において
円の中心に内径5mmの穴を開け、接着剤を塗布した外
径6.0mmで長さが240mmの硫黄快削鋼に亜鉛メッ
キを施したシャフトを圧入した。60℃のオープン中で
15分聞加熱接着処理した後、円筒の外径が13.0mm
となるように砥石で研磨して硬度(圧縮バネ定数)、平
均発泡セル径およびセル数の異なる8種のトナー供給ロ
ーラB,C,D,E,F,G,H,およびIを作製し
た。なお、発泡体のセル径およびセル数は、ハイロック
ス(株)製のCCDビデオカメラを用い、40〜60倍
の倍率で写真撮影を行い、画像のセル径およびセル数を
測定することにより求めた。セル数はJIS K640
2に準拠して測定した。
ように、金属製の回転軸11の周囲に発泡弾性体のロー
ラ12を配した発泡弾性ローラに構成されている。本実
施例では、このトナー供給ローラを図1に示したプリン
ターのトナー供給ローラ5として配置して、画像形成テ
ストを行った。また、本実施例では、図4に示す測定方
法によって、発泡弾性体ローラの圧縮バネ定数をローラ
の周方向およびローラの長手方向に亘って測定した。図
4に示すように、トナー供給ローラ5の回転軸11をV
ブロック13にて水平に同定し、発泡弾性ローラ12上
部に設置したフォースゲージ14を下方向に一定速度
(0.1mm/sec)で移動させて、フォースゲージ1
4の先端部に設けた直径13mmの円板状圧縮治具(円
板圧子)15によって約1.5mmの深さまで圧縮し、測
定された応力−歪曲線から、バネ定数を算出する方法に
て行った。本測定は、ローラ長手方向に対しては30m
m間隔で、ローラ周方向に対しては30度間隔で行い、
算出した。なお、図4に示した測定によれば、従来用い
ていたF型硬度計では測定できなかったローラの表面近
傍硬度を測定することができる。
4に示した方法によって、圧縮バネ定数測定を実施して
から、図1に示したプリンターのトナー供給ローラ5と
して配置して、画像形成テストを行った。また、現像ロ
ーラ6には、現像ローラAを配した。なお、トナー供給
ローラから現像ローラヘのトナーの供給性の観点から、
現像ローラとトナー供給ローラの間のニップ幅は一般に
0.5〜5.0mmが好ましいとされているが、本実施例に
おいては4.5mmであった。また本実施例における画像
形成テストは、画像不具合の発現しやすい条件として低
温・低湿度(15℃・10%RH)環境下で行った。結
果を表1に示す。
像ローラへの押し付けが好適に行われ、現像ローラの回
転トルクの変動が引き起こされず、感光体現像部へのト
ナー搬送が好適に行われ、かつ現像ローラ上に残存した
トナーの掻き取りも好適に行われるので、ピッチむらや
濃度むらなどの欠陥のない良好な画像を形成することが
できる。
プリンターの現像部の概略図である。
取りの様子を示す模式図である。
る。
定数の測定法を示す概略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 現像剤としてのトナーを収納したトナー
カートリッジ、トナー供給ローラおよび現像ローラを有
し、トナーを感光体表面の静電潜像に供給してトナー像
を形成する現像装置に搭載される発泡弾性体からなるト
ナー供給ローラであって、平均発泡セル径が20〜20
0μm、1mm2 あたりのセル数が25〜260個、か
つ圧縮バネ定数が0.25〜5.0N/mmであることを特
徴とするトナー供給ローラ。 - 【請求項2】 トナー供給ローラが、その平均発泡セル
径が50〜180μm、1mm2 あたりのセル数が30
〜250個、かつ圧縮バネ定数が0.4〜4.0N/mmの
ものである請求項1記載のトナー供給ローラ。 - 【請求項3】 前記トナー供給ローラが、良導電性シャ
フトの外側に導電性発泡弾性層を形成してなるものであ
る請求項1または2記載のトナー供給ローラ。 - 【請求項4】 良導電性シャフトが金属製シャフトであ
り、導電性発泡弾性層が導電性カーボンにより導電性を
付与されたものである請求項3記載のトナー供給ロー
ラ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のトナー
供給ローラを搭載した現像装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の現像装置を装着した画像
形成装置。
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2000
- 2000-06-23 JP JP2000188812A patent/JP2002006618A/ja active Pending
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