JP2002005092A - 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置 - Google Patents

可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置

Info

Publication number
JP2002005092A
JP2002005092A JP2000185238A JP2000185238A JP2002005092A JP 2002005092 A JP2002005092 A JP 2002005092A JP 2000185238 A JP2000185238 A JP 2000185238A JP 2000185238 A JP2000185238 A JP 2000185238A JP 2002005092 A JP2002005092 A JP 2002005092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide vane
inlet guide
variable inlet
suction port
turbo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000185238A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Masutani
穣 枡谷
Ryosuke Mito
良介 三戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000185238A priority Critical patent/JP2002005092A/ja
Publication of JP2002005092A publication Critical patent/JP2002005092A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半開時における圧力変動を防止して静音化を
達成できる可変インレットガイドベーンを提供する。 【解決手段】 ターボ形圧縮機の吸込口に設けられ流れ
方向に対する設置角度を変えることで吸込流量を制御す
る可変インレットガイドベーン10Aに対して、翼形の
前縁部11に、圧力面13側から負圧面14側へ貫通
し、全閉時において隣接するガイドベーンの後縁部12
が重なって出口15aを塞がれる流体流路15を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば遠心圧縮
機等のターボ圧縮機に適用される可変インレットガイド
ベーン、この可変インレットガイドベーンを備えたター
ボ圧縮機、及びこのターボ圧縮機を構成要素とする冷凍
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠心圧縮機などのターボ圧縮
機においては、羽根車(インペラ)の吸込流量を制御す
る目的で、可変インレットガイドベーンと呼ばれるもの
が吸込口に設けられている。以下、従来の可変インレッ
トガイドベーンを図面に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図9は従来の可変インレットガイドベーンを備えて
いる遠心圧縮機の要部断面図、図10は全閉の状態にあ
る可変インレットガイドベーンを上流側から見た正面
図、図11は図9のA−A断面図である。
【0003】図9において、符号の1はケーシング、2
は主軸、3は羽根車、4はディフューザ、5はリターン
ベンド、6は流路仕切板、7はガイドベーン、8は吸込
口、9はシール部材、10は可変インレットガイドベー
ンを示している。遠心圧縮機で圧縮される流体は、図中
に白抜矢印で示すように、吸込口8から吸引された後、
ケーシング1に軸支されて図示省略の駆動機構により主
軸2とともに回転する羽根車3、気体の速度を減少させ
て運動エネルギを内部エネルギに変換するディフューザ
4、リターンベンド5及びガイドベーン7の順に通過し
て昇圧され、次段の入り口へと導かれる。
【0004】このような遠心圧縮機の吸込口8には、翼
形断面を有する可変インレットガイドベーン10が、主
軸2の外周とケーシング1との間に多数設置されてい
る。この可変インレットガイドベーン10は、昇圧する
流体の流れ方向(白抜矢印)に対して、それぞれが設置
角度を変えることができるよう回動可能に支持されてい
る。すなわち、流れ方向とほぼ平行になる全開位置と吸
込口8を完全に閉じる全閉位置との間で適宜開度を調整
して、昇圧する流体の吸込流量を調整できるようになっ
ている。なお、図11(a)には、可変インレットガイ
ドベーン10が半開位置にあって流体の吸入が可能な状
態を示し、図11(b)には、可変インレットガイドベ
ーン10の後縁側端部10aが互いに隣接するガイドベ
ーンの前縁側負圧面10bに密着する全閉位置にある状
態を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の可変インレットガイドベーン10は、流体の流れと
平行になる全開位置においては特に問題はない。しか
し、図11(a)に示すように、全開位置から全閉位置
までの間にある半開位置においては、圧力変動が発生し
やすいという問題を有している。この圧力変動は、吸込
口8から流れ込んだ流体が可変インレットガイドベーン
10の負圧面側で剥離するために発生するものであり、
この圧力変動によって、圧縮機下流側の機器類が共振す
るおそれがある。このような共振現象は大きな異音を発
生する原因となるため、可変インレットガイドベーンを
備えたターボ形圧縮機及びこれを構成要素とする冷凍装
置を静音化する上で改善が望まれている。なお、可変イ
ンレットガイドベーン10を全閉にするのは、始動時に
おいて羽根車3に流体が流れ込み、駆動機構の負荷が増
大するのを防止する目的で実施するものである。
【0006】上述した共振の周波数fは、ストローハル
数をst、流体の流速をV、負圧面後縁側端部10aか
ら剥離した流れまでの距離(流体流れ方向と直交する距
離)となる剥離幅をL(図11(a)参照)とした場
合、f=st × V/L という式で表される。すなわ
ち、Lが大きいほど共振の振動数fは小さくなるので、
圧縮機下流側の機器類が共振しやすくなる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、圧力変動を防止しうる可変インレットガイドベー
ンを提供するとともに、この可変インレットガイドベー
ンを備えたターボ形圧縮機及びこれを構成要素とする冷
凍装置を静音化することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
可変インレットガイドベーンは、ターボ形圧縮機の吸込
口に設けられ流れ方向に対する設置角度を変えることで
吸込流量を制御する可変インレットガイドベーンであっ
て、翼形の前縁部に、圧力面側から負圧面側へ貫通し全
閉時に隣接するガイドベーンの後縁部が重なって出口を
塞がれる流体流路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】このような可変インレットガイドベーンに
よれば、流体通路を通過して負圧面側へ流出した流れに
より、負圧面側の剥離が抑制されるので、剥離幅Lを小
さくすることができ、圧力変動の低減が可能となる。ま
た、この流体流路は、全閉位置において塞がれる位置に
あるので、始動時において流体が漏れて負荷を増大させ
るようなことはない。この場合、前記流体流路として
は、各可変インレットガイドベーンに対する加工が容易
なスリットまたは複数の穴を並べた穴列が好ましい。
【0010】請求項3に記載の可変インレットガイドベ
ーンは、ターボ形圧縮機の吸込口に設けられ流れ方向に
対する設置角度を変えることで吸込流量を制御する可変
インレットガイドベーンであって、翼形の後縁部にコー
ド長調整部を設けたことを特徴とするものである。
【0011】このような可変インレットガイドベーンに
よれば、コード長調整部において容易にコード長を調整
することが可能となり、ピッチ・コード比を適当に小さ
くすることにより、負圧面側の剥離を抑制して剥離幅L
を小さくすることができ、結果として圧力変動の低減が
可能となる。この場合、好適なコード長調整部として
は、前記後縁部に貼り付ける板材の長さを変化させるも
のでもよいし、あるいは、前記後縁部に予め設けた調整
代を切断し変化させるものでもよい。
【0012】請求項6に記載のターボ圧縮機は、吸込口
及び吐出口を備えたケーシングと、該ケーシング内に回
転可能に支持されている主軸と、該主軸に設けられた羽
根車と、該羽根車の下流側に設けられたディフューザ
と、前記主軸の駆動機構と、前記吸込口に設けられ流れ
方向に対する設置角度を変えることで吸込流量を制御す
る可変インレットガイドベーンとを具備し、前記吸入口
から吸い込んだ流体を昇圧して前記吐出口から流出させ
るように構成されたターボ形圧縮機であって、前記可変
インレットガイドベーンの翼形前縁部に、圧力面側から
負圧面側へ貫通し全閉時に隣接するガイドベーンの後縁
部が重なって出口を塞がれる流体流路を設けたことを特
徴とするものである。
【0013】このようなターボ形圧縮機によれば、吸入
口に設けられた可変インレットガイドベーンにおいて、
流体通路を通過して負圧面側へ流出した流れにより、負
圧面側の剥離が抑制される。このため、剥離幅Lを小さ
くすることができ、圧力変動の低減が可能となる。ま
た、可変インレットガイドベーンの流体流路は、全閉位
置において塞がれる位置にあるので、ターボ形圧縮機の
始動時において、流体が羽根車へ漏れることによって負
荷を増大させるようなことはない。なお、この場合のタ
ーボ形圧縮機においては、前記流体流路が、各可変イン
レットガイドベーンに対する加工が容易なスリットまた
は複数の穴を並べた穴列とするのが好ましい。
【0014】請求項7に記載のターボ圧縮機は、吸込口
及び吐出口を備えたケーシングと、該ケーシング内に回
転可能に支持されている主軸と、該主軸に設けられた羽
根車と、該羽根車の下流側に設けられたディフューザ
と、前記主軸の駆動機構と、前記吸込口に設けられ流れ
方向に対する設置角度を変えることで吸込流量を制御す
る可変インレットガイドベーンとを具備し、前記吸入口
から吸い込んだ流体を昇圧して前記吐出口から流出させ
るように構成されたターボ形圧縮機であって、前記可変
インレットガイドベーンの翼形後縁部に、コード長調整
部を設けたことを特徴とするものである。
【0015】このようなターボ形圧縮機によれば、吸入
口に設けられた可変インレットガイドベーンにおいて、
コード長調整部において容易にコード長を調整すること
が可能となり、ピッチ・コード比を適当に小さくするこ
とにより、負圧面側の剥離を抑制して剥離幅Lを小さく
することができ、結果として圧力変動の低減が可能とな
る。なお、この場合のターボ圧縮機においては、好適な
コード長調整部として、前記後縁部に貼り付ける板材の
長さを変化させるもの、あるいは、前記後縁部に予め設
けた調整代を切断し変化させるものがある。
【0016】請求項8に記載の冷凍装置は、吸込口及び
吐出口を備えたケーシングと、該ケーシング内に回転可
能に支持されている主軸と、該主軸に設けられた羽根車
と、該羽根車の下流側に設けられたディフューザと、前
記主軸の駆動機構と、前記吸込口に設けられ流れ方向に
対する設置角度を変えることで吸込流量を制御するとと
もに圧力面側から負圧面側へ貫通し全閉時に隣接するガ
イドベーンの後縁部が重なって出口を塞がれる流体流路
を翼形前縁部に設けた可変インレットガイドベーンとを
具備し、前記吸入口から吸い込んだガス冷媒を昇圧して
前記吐出口から流出させるターボ形圧縮機と、前記ガス
冷媒を凝縮、液化させて液冷媒を送出する凝縮器と、前
記液冷媒を減圧する絞り機構と、凝縮及び減圧された液
冷媒と被冷却物との間で熱交換を行わせて該被冷却物を
冷却するとともに、前記液冷媒を蒸発、気化させる蒸発
器と、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】このような冷凍装置によれば、ターボ形圧
縮機の吸入口に設けられた可変インレットガイドベーン
において、流体通路を通過して負圧面側へ流出した流れ
により、負圧面側の剥離が抑制される。このため、剥離
幅Lを小さくすることができ、圧力変動の低減が可能と
なる。また、可変インレットガイドベーンの流体流路
は、全閉位置において塞がれる位置にあるので、ターボ
形圧縮機の始動時において、流体が羽根車へ漏れること
によって負荷を増大させるようなことはない。なお、こ
の場合のターボ形圧縮機においては、前記流体流路が、
各可変インレットガイドベーンに対する加工が容易なス
リットまたは複数の穴を並べた穴列とするのが好まし
い。
【0018】請求項9に記載の冷凍装置は、吸込口及び
吐出口を備えたケーシングと、該ケーシング内に回転可
能に支持されている主軸と、該主軸に設けられた羽根車
と、該羽根車の下流側に設けられたディフューザと、前
記主軸の駆動機構と、前記吸込口に設けられ流れ方向に
対する設置角度を変えることで吸込流量を制御するとと
もに翼形の後縁部にコード長調整部を設けた可変インレ
ットガイドベーンとを具備し、前記吸入口から吸い込ん
だガス冷媒を昇圧して前記吐出口から流出させるターボ
形圧縮機と、前記ガス冷媒を凝縮、液化させて液冷媒を
送出する凝縮器と、前記液冷媒を減圧する絞り機構と、
凝縮及び減圧された液冷媒と被冷却物との間で熱交換を
行わせて該被冷却物を冷却するとともに、前記液冷媒を
蒸発、気化させる蒸発器と、を具備して構成したことを
特徴とするものである。
【0019】このような冷凍装置によれば、ターボ形圧
縮機の吸入口に設けられた可変インレットガイドベーン
において、コード長調整部において容易にコード長を調
整することが可能となり、ピッチ・コード比を適当に小
さくすることにより、負圧面側の剥離を抑制して剥離幅
Lを小さくすることができ、結果として圧力変動の低減
が可能となる。なお、この場合のターボ圧縮機において
は、好適なコード長調整部として、前記後縁部に貼り付
ける板材の長さを変化させるもの、あるいは、前記後縁
部に予め設けた調整代を切断し変化させるものがある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可変インレッ
トガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置の一実施
形態を図面に基づいて説明する。冷凍装置の一例を図7
の斜視図及び図8の系統図に示して説明する。この冷凍
装置は、吸入口から吸い込んだガス冷媒を昇圧(圧縮)
して吐出口から流出させるターボ形圧縮機20と、ター
ボ形圧縮機20において圧縮された冷媒を凝縮、液化す
る凝縮器30と、凝縮器30において液化された冷媒を
減圧する絞り機構40と、冷媒と冷水(被冷却物)との
間で熱交換を行わせて冷水を冷却するとともに冷媒を蒸
発、気化する蒸発器50とを具備して構成される。ま
た、図示の冷凍装置においては、上述した凝縮器30に
おいて液化された冷媒を一時的に溜め置いて冷却する中
間冷却器60と、凝縮器30において液化された冷媒の
一部を利用してターボ圧縮機20の潤滑油を冷却する油
冷却器70を備えている。なお、ターボ形圧縮機20に
は、駆動源となる電動機21及び動力伝達機構22より
なる駆動機構23が連結されている。
【0021】ターボ形圧縮機20、凝縮器30、絞り機
構40、蒸発器50および中間冷却器60は、冷媒を循
環させる閉じた系を構成するべく主配管81によって接
続されている。ターボ形圧縮機20には、たとえば2段
式の遠心圧縮機が採用されており、第1段羽根車3aで
ガス冷媒を圧縮し、その冷媒を第2段羽根車3bに導入
してさらに圧縮したのち凝縮器30に送出する。また、
このターボ形圧縮機20の吸込口8には、昇圧するため
吸い込まれる流体(ガス冷媒)の流れ方向に対してその
設置角度を変化させることで、吸込流量の制御を行う可
変インレットガイドベーン10が設けられている。凝縮
器30は主凝縮器30aとサブクーラと呼ばれる補助凝
縮器30bとからなり、主凝縮器30a、サブクーラ3
0bの順に冷媒が導入されるが、主凝縮器30aにおい
て冷却された冷媒の一部がサブクーラ30bを経ずに油
冷却器70に導入されて潤滑油を冷却する。また、それ
とは別に主凝縮器30aにおいて冷却された冷媒の一部
がサブクーラ30bを経ずに電動機21のケーシング内
に導入され、図示省略のステータやコイルを冷却する。
【0022】絞り機構40は凝縮器30と中間冷却器6
0との間、中間冷却器60と蒸発器50との間にそれぞ
れ配設されており、凝縮器30において液化された冷媒
を段階的に減圧する。中間冷却器60の構造は中空の容
器に等しく、主凝縮器30a、サブクーラ30bにおい
て冷却され、絞り機構40において減圧された冷媒を一
時的に溜め置いてさらに冷却を進める。なお、中間冷却
器60内の気相成分は、蒸発器50を経ずにバイパス配
管82を通じてターボ圧縮機20の第2段羽根車24b
に導入される。
【0023】図6は、上述したターボ形圧縮機20の一
例として、2段圧縮の遠心圧縮機の構成を示したもので
ある。図6に示した遠心圧縮機において、符号の1はケ
ーシング、2は主軸、3は羽根車(インペラ)、4はデ
ィフューザ、5はリターンベンド、6は流路仕切部、7
はガイドベーン、8は吸込口、10は可変インレットガ
イドベーン、21は電動機、22は動力伝達機構、23
は駆動機構、24は吐出口である。この遠心圧縮機20
は、第1段羽根車3a及び第2段羽根車3bよりなる2
段圧縮の羽根車3が主軸2に設けられ、該羽根車3を電
動機21及び動力伝達機構22よりなる駆動機構23に
よって回転させ、吸込口8から吸い込んだガス冷媒など
の流体(気体)を昇圧して吐出口24から流出させるよ
うに構成されている。なお、この場合の動力伝達機構2
2は、電動機21の回転軸21aと一体に回転する第1
歯車22aと主軸2と一体に回転する第2歯車22bと
が噛合する増速機構となっている。
【0024】吸込口8より第1段羽根車3aに吸い込ま
れた流体は、通過する羽根車の作用によってその速度及
び圧力を増し、続いて通過するディフューザ4では速度
が減少して運動エネルギを内部エネルギに変換され、さ
らにリターンベンド5及びガイドベーン7の順に通過し
て昇圧された後、第2段羽根車3bの入り口へと導かれ
る。この流体は、第2段羽根車3bを通過する際にも同
様の経過を経てさらに昇圧された後、吐出口24から流
出する。このように構成された遠心圧縮機20の吸込口
8には後述する可変インレットガイドベーン10が設け
られ、同可変インレットガイドベーンの流れ方向に対す
る設置角度を全開位置から全閉位置までの範囲内で適宜
変更することにより、遠心圧縮機20の運転に対応した
吸込流量を選択制御するようになっている。
【0025】図1及び図2は、可変インレットガイドベ
ーンに係る第1の実施形態を示しており、符号の10A
は断面形状が翼形をした可変インレットガイドベーン、
11は翼形の前縁部、12は翼形の後縁部、13は翼形
の圧力面、14は翼形の負圧面である。なお、図1は従
来技術の説明で用いた図11に対応する可変インレット
ガイドベーン10Aの断面図、図2は1枚の可変インレ
ットガイドベーン10Aを吸込口上流側から見た正面図
である。
【0026】可変インレットガイドベーン10Aは、上
述したように遠心圧縮機などのターボ形圧縮機の吸込口
8に設けられて、昇圧する流体の流れ方向に対する設置
角度を適宜変えることにより、圧縮機の吸込流量を制御
する機能を有している。換言すれば、可変インレットガ
イドベーン10Aは、図9及び図10に示すように、ケ
ーシング1と主軸2との間に形成されたドーナツ状の吸
込口8の開度(流路面積)を、全閉位置から全開位置ま
で回動して制御するように円周方向へ多数配設され、タ
ーボ形圧縮機の容量制御弁として機能している。このよ
うな可変インレットガイドベーン10Aに対して、本発
明では翼形の前縁部11に、圧力面13側から負圧面1
4側へ貫通する流体流路15を設けてある。従って、吸
込口8から吸い込んで昇圧する流体の一部は、この流体
流路15を通過して流れることになる。また、この流体
流路15における出口15aの位置は、可変インレット
ガイドベーン10Aの全閉時において隣接するガイドベ
ーンの後縁部12が重なって塞がれるように配置してあ
る。すなわち、可変インレットガイドベーン10Aの全
閉位置においては、流体流路15の出口15aが隣接す
るガイドベーンの後縁部12によって塞がれるため、流
路として機能できないようになっている。
【0027】さて、上述した流体流路15の好適な実施
例としては、図2(a)に示す第1実施例及び図2
(b)に示す第2実施例がある。第1実施例の流体流路
15Aは、前縁部11の端部近傍に、前縁部端部に沿っ
て設けられたスリットである。この流体流路(以下スリ
ット)15Aは、翼形の厚み方向に最短距離で貫通する
のではなく、出口15a側が前縁部11の端部から離間
するよう適当に傾斜させて設けてある。このため、可変
インレットガイドベーン10Aがある開度をもった位置
にあるとき、スリット15Aは昇圧する流体の流れ方向
と一致する。
【0028】第2実施形態の流体流路15Bは、上述し
た第1実施形態のスリット15Aに代えて、前縁部11
の端部近傍に、前縁部端部に沿って複数の穴を配列した
穴列を設けたものである。この流体流路(以下穴列)1
5Bは、それぞれが円形断面の穴を並べたものでもよい
し、あるいは楕円形や矩形などの穴を並べてもよい。な
お、この場合の穴列15Bについても、可変インレット
ガイドベーン10Aがある開度をもった位置にあると
き、昇圧する流体の流れ方向と一致するよう傾斜させて
設けられている。
【0029】このように、流体流路15を設けて昇圧す
る流体の一部を負圧面14側へ流すと、出口15aから
流出する吹き出し流れによって負圧面14上の流れの剥
離が抑制されるので、剥離幅Lを小さくすることができ
る。この結果、可変インレットガイドベーン10Aの下
流側においては、圧力変動量が低減される。
【0030】続いて、本発明による可変インレットガイ
ドベーンの第2の実施形態を図3〜図5に示して説明す
る。図において、符号の10Bは断面形状が翼形をした
可変インレットガイドベーン、11は翼形の前縁部、1
2は翼形の後縁部、13は翼形の圧力面、14は翼形の
負圧面である。なお、図3は従来技術の説明で用いた図
11に対応する可変インレットガイドベーン10Bの断
面図、図4は第2実施形態の可変インレットガイドベー
ン10Bに係る第1実施例を示す断面図、図5は同じく
第2実施例に係る断面図である。
【0031】この第2実施形態では、可変インレットガ
イドベーン10Bにおける翼形の後縁部12に、翼形の
コード長Cを可変調整するためのコード長調整部16を
設けてある。このようなコード長調整部16の好適な第
1実施例としては、図4に示すように、後縁部12に貼
り付ける板材17の長さを変化させて調整するものがあ
る。この板材17には、真鍮や鉄などよりなる一定厚の
平板が好ましく、適当な長さ及び形状に加工した後、ろ
う付けなどにより可変インレットガイドベーン10Bの
所定位置に固定する。なお、板材17として一定厚の平
板が好ましいのは、翼形の後縁部12が厚くなると圧力
損失が増加するという不都合が生じるためである。
【0032】従って、図4に実線で表示した板材17を
使用すればコード長C1の可変インレットガイドベーン
10Bを提供でき、また、想像線で表示した板材17を
使用すればコード長C2の可変インレットガイドベーン
10Bできるというように、複雑な翼形加工が必要な可
変インレットガイドベーン本体側の形状をそのままにし
て、貼り付ける板材17の形状を変化させることでコー
ド長Cの調整を容易に行うことが可能となる。すなわ
ち、板材17の形状加工は、平板の長さや形状等に関す
る2次元のものであるから、3次元加工となる翼型加工
とは比較にならないほど容易であり、従って、可変イン
レットガイドベーン10Bを標準化して板材17側で適
宜調整するのが好ましい。なお、可変インレットガイド
ベーン10B側には、上述した板材17を嵌合させて貼
り付けるための適当な凹部16aを予め設けておくとよ
い。
【0033】また、上述したコード長調整部16の好適
な第2実施例としては、図5に示すように、翼形成形と
同時に後縁部12に予め設けた調整代16bを適当な位
置で切断し、コード長Cを変化させるものがある。この
調整代16bの部分は、わざわざ3次元加工の翼形形状
とする必要はなく、たとえば一定厚の板材を貼り付けた
場合と同様に、平板状に加工したものを延長して設けれ
ばでよい。従って、全く切断しない可変インレットガイ
ドベーン10Bとした場合にはコード長がC5となり、
その切断位置に応じて、コード長C3やC4のものを容
易に提供することができる。すなわち、コード長C5が
最大長さとなる可変インレットガイドベーン10Bを標
準とし、適宜切断するという簡単な加工をするだけで、
コード長Cの選択調整が可能となる。
【0034】上述したようにコード長Cを容易に調整可
能とすれば、図3に示すように、隣接している翼間距離
(ピッチP)とコード長Cとの比、すなわちP/Cで表
されるピッチ・コード比を小さく調節することにより、
負圧面14側の剥離を抑制して剥離幅Lを小さくするこ
とができる。この結果、可変インレットガイドベーン1
0Bの下流側においては、圧力変動量が低減される。
【0035】さて、可変インレットガイドベーン10の
下流側で生じる圧力変動を原因とする振動の周波数f
は、ストローハル数をst、流体の流速をV、剥離幅を
Lとした場合、f=st × V/L という式で表され
ることは従来例で説明した通りである。ここで、上述し
た第1の実施形態及び第2の実施形態のように剥離幅L
を小さくして圧力変動を低減すると、周波数fを算出す
る式の分母が小となるため、周波数fは大きな値とな
る。この結果、可変インレットガイドベーン10の下流
側における機器類、すなわち遠心圧縮機20及び冷凍装
置の構成部材が周波数fに共振するためにはその固有振
動数も高くなければならず、従って、一般に固有振動数
の低い機器類にとっては共振が生じにくいものとなり、
さらに、共振に伴う異音の発生も防止することができ
る。
【0036】さて、これまで説明した実施形態では、タ
ーボ形圧縮機として2段圧縮の遠心圧縮機を例示して説
明しているが、たとえば軸流式圧縮機や斜流式圧縮機な
ど他のターボ形圧縮機についても適用可能であり、ま
た、圧縮段数についても2段に限定されないことは言う
までもない。そして、上述した可変インレットガイドベ
ーン10及びこれを備えたターボ形圧縮機20を構成要
素とする冷凍装置は、図7及び図8に示した構成に限定
されることはなく、たとえばサブクーラ30bや中間冷
却器60などがない構成、すなわち冷凍サイクルを形成
する上で最小限必要となるターボ形圧縮機20、凝縮器
30、絞り機構40および蒸発器50を備えたものであ
ればよい。
【0037】
【発明の効果】上述した本発明の可変インレットガイド
ベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置によれば、以下の
効果を奏する。請求項1に記載の可変インレットガイド
ベーンによれば、圧力面側から負圧面側へ貫通し全閉時
に隣接するガイドベーンの後縁部が重なって出口を塞が
れる流体流路を翼形の前縁部に設けたので、流体通路を
通過して負圧面側へ流出する流れが形成され、この流れ
により負圧面側の剥離を抑制して剥離幅Lを小さくする
ことができる。このため、下流における圧力変動を低減
することができ、また、剥離幅Lを小さくしたことによ
って振動数fが大きくなるので、下流側に配設されてい
る機器類の共振が生じにくくなる。従って、運転中に共
振が生じて異音を発することを防止できるようになり、
圧縮機や冷凍装置の静音化に大きな効果を奏する。な
お、流体流路は全閉位置において塞がれる位置にあるの
で、始動時において流体が漏れて負荷を増大させるよう
なことはない。
【0038】請求項3に記載の可変インレットガイドベ
ーンによれば、翼形の後縁部にコード長調整部を設けた
ので、コード長調整部において容易にコード長を調整す
ることが可能となり、ピッチ・コード比を適当に小さく
することにより、負圧面側の剥離を抑制して剥離幅Lを
小さくすることができる。このため、下流における圧力
変動を低減することができ、また、剥離幅Lを小さくし
たことによって振動数fが大きくなるので、下流側に配
設されている機器類の共振が生じにくくなる。従って、
運転中に共振が生じて異音を発することを防止できるよ
うになり、圧縮機や冷凍装置の静音化に大きな効果を奏
する。
【0039】請求項6に記載のターボ形圧縮機及び請求
項8に記載の冷凍装置によれば、吸込口に設けられる可
変インレットガイドベーンに対して、圧力面側から負圧
面側へ貫通し全閉時に隣接するガイドベーンの後縁部が
重なって出口を塞がれる流体流路を翼形の前縁部に設け
たので、流体通路を通過して負圧面側へ流出する流れが
形成され、この流れにより負圧面側の剥離を抑制して剥
離幅Lを小さくすることができる。このため、下流にお
ける圧力変動を低減することができ、また、剥離幅Lを
小さくしたことによって振動数fが大きくなるので、下
流側に配設されている機器類の共振が生じにくくなる。
従って、運転中に共振が生じて異音を発することを防止
できるようになり、ターボ形圧縮機やこれを構成要素と
する冷凍装置の静音化が促進され、商品性の向上に大き
な効果を奏する。
【0040】請求項7に記載のターボ形圧縮機及び請求
項9に記載の冷凍装置によれば、吸込口に設けられる可
変インレットガイドベーンに対して、翼形の後縁部にコ
ード長調整部を設けたので、コード長調整部において容
易にコード長を調整することが可能となり、ピッチ・コ
ード比を適当に小さくすることにより、負圧面側の剥離
を抑制して剥離幅Lを小さくすることができる。このた
め、下流における圧力変動を低減することができ、ま
た、剥離幅Lを小さくしたことによって振動数fが大き
くなるので、下流側に配設されている機器類の共振が生
じにくくなる。従って、運転中に共振が生じて異音を発
することを防止できるようになり、ターボ形圧縮機やこ
れを構成要素とする冷凍装置の静音化が促進され、商品
性の向上に大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可変インレットガイドベーンの
第1の実施形態を示す断面図で、(a)は半開時の状
態、(b)は全閉時の状態である。
【図2】 図1に示した可変インレットガイドベーンの
正面図で、(a)は流体流路をスリットとした第1実施
例、(b)は流体流路を穴列とした第2実施例である。
【図3】 本発明に係る可変インレットガイドベーンの
第2の実施形態を示す半開状態の断面図である。
【図4】 図3に示した可変インレットガイドベーンの
第1実施例を示す断面図である。
【図5】 図3に示した可変インレットガイドベーンの
第2実施例を示す断面図である。
【図6】 本発明に係るターボ形圧縮機の一実施形態と
して遠心圧縮機の構成を示す断面図である。
【図7】 本発明に係る冷凍装置の構成例を示す斜視図
である。
【図8】 本発明に係る冷凍装置の構成例を示す系統図
である。
【図9】 従来の可変インレットガイドベーンを備えた
ターボ形圧縮機の構成例を示す要部断面図である。
【図10】 図9の可変インレットガイドベーンを全閉
位置にした状態を吸込口の外側から見た正面図である。
【図11】 図9のA−A線に沿う可変インレットガイ
ドベーンの断面図で、(a)は半開時の状態、(b)は
全閉時の状態である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 主軸 3 羽根車 4 ディフューザ 8 吸込口 10,10A,10B 可変インレットガイドベーン 11 前縁部 12 後縁部 13 圧力面 14 負圧面 15 流体流路 15A 流体流路(スリット) 15B 流体流路(穴列) 15a 出口 16 コード長調整部 16a 凹部 16b 調整代 17 板材 20 ターボ形圧縮機(遠心圧縮機) 23 動力伝達機構 24 吐出口 30 凝縮器 40 絞り機構 50 蒸発器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターボ形圧縮機の吸込口に設けられ流
    れ方向に対する設置角度を変えることで吸込流量を制御
    する可変インレットガイドベーンであって、 翼形の前縁部に、圧力面側から負圧面側へ貫通し全閉時
    に隣接するガイドベーンの後縁部が重なって出口を塞が
    れる流体流路を設けたことを特徴とする可変インレット
    ガイドベーン。
  2. 【請求項2】 前記流体流路がスリットまたは穴列で
    あることを特徴とする請求項1記載の可変インレットガ
    イドベーン。
  3. 【請求項3】 ターボ形圧縮機の吸込口に設けられ流
    れ方向に対する設置角度を変えることで吸込流量を制御
    する可変インレットガイドベーンであって、 翼形の後縁部にコード長調整部を設けたことを特徴とす
    る可変インレットガイドベーン。
  4. 【請求項4】 前記コード長調整部が、前記後縁部に
    貼り付ける板材の長さを変化させることを特徴とする請
    求項3記載の可変インレットガイドベーン。
  5. 【請求項5】 前記コード長調整部が、前記後縁部に
    予め設けた調整代を切断し変化させることを特徴とする
    請求項3記載の可変インレットガイドベーン。
  6. 【請求項6】 吸込口及び吐出口を備えたケーシング
    と、該ケーシング内に回転可能に支持されている主軸
    と、該主軸に設けられた羽根車と、該羽根車の下流側に
    設けられたディフューザと、前記主軸の駆動機構と、前
    記吸込口に設けられ流れ方向に対する設置角度を変える
    ことで吸込流量を制御する可変インレットガイドベーン
    とを具備し、前記吸入口から吸い込んだ流体を昇圧して
    前記吐出口から流出させるように構成されたターボ形圧
    縮機であって、 前記可変インレットガイドベーンの翼形前縁部に、圧力
    面側から負圧面側へ貫通し全閉時に隣接するガイドベー
    ンの後縁部が重なって出口を塞がれる流体流路を設けた
    ことを特徴とするターボ形圧縮機。
  7. 【請求項7】 吸込口及び吐出口を備えたケーシング
    と、該ケーシング内に回転可能に支持されている主軸
    と、該主軸に設けられた羽根車と、該羽根車の下流側に
    設けられたディフューザと、前記主軸の駆動機構と、前
    記吸込口に設けられ流れ方向に対する設置角度を変える
    ことで吸込流量を制御する可変インレットガイドベーン
    とを具備し、前記吸入口から吸い込んだ流体を昇圧して
    前記吐出口から流出させるように構成されたターボ形圧
    縮機であって、 前記可変インレットガイドベーンの翼形後縁部に、コー
    ド長調整部を設けたことを特徴とするターボ形圧縮機。
  8. 【請求項8】 吸込口及び吐出口を備えたケーシング
    と、該ケーシング内に回転可能に支持されている主軸
    と、該主軸に設けられた羽根車と、該羽根車の下流側に
    設けられたディフューザと、前記主軸の駆動機構と、前
    記吸込口に設けられ流れ方向に対する設置角度を変える
    ことで吸込流量を制御するとともに圧力面側から負圧面
    側へ貫通し全閉時に隣接するガイドベーンの後縁部が重
    なって出口を塞がれる流体流路を翼形前縁部に設けた可
    変インレットガイドベーンとを具備し、前記吸入口から
    吸い込んだガス冷媒を昇圧して前記吐出口から流出させ
    るターボ形圧縮機と、 前記ガス冷媒を凝縮、液化させて液冷媒を送出する凝縮
    器と、 前記液冷媒を減圧する絞り機構と、 凝縮及び減圧された液冷媒と被冷却物との間で熱交換を
    行わせて該被冷却物を冷却するとともに、前記液冷媒を
    蒸発、気化させる蒸発器と、を具備して構成したことを
    特徴とする冷凍装置。
  9. 【請求項9】 吸込口及び吐出口を備えたケーシング
    と、該ケーシング内に回転可能に支持されている主軸
    と、該主軸に設けられた羽根車と、該羽根車の下流側に
    設けられたディフューザと、前記主軸の駆動機構と、前
    記吸込口に設けられ流れ方向に対する設置角度を変える
    ことで吸込流量を制御するとともに翼形の後縁部にコー
    ド長調整部を設けた可変インレットガイドベーンとを具
    備し、前記吸入口から吸い込んだガス冷媒を昇圧して前
    記吐出口から流出させるターボ形圧縮機と、 前記ガス冷媒を凝縮、液化させて液冷媒を送出する凝縮
    器と、 前記液冷媒を減圧する絞り機構と、 凝縮及び減圧された液冷媒と被冷却物との間で熱交換を
    行わせて該被冷却物を冷却するとともに、前記液冷媒を
    蒸発、気化させる蒸発器と、を具備して構成したことを
    特徴とする冷凍装置。
JP2000185238A 2000-06-20 2000-06-20 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置 Withdrawn JP2002005092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000185238A JP2002005092A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000185238A JP2002005092A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002005092A true JP2002005092A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18685585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000185238A Withdrawn JP2002005092A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002005092A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114716A1 (ja) 2010-03-17 2011-09-22 東京電力株式会社 軸流圧縮機
CN107850088A (zh) * 2015-10-26 2018-03-27 三菱重工业株式会社 入口导叶、压缩机、入口导叶的安装方法及离心式压缩机的制造方法
JP2019502050A (ja) * 2015-11-30 2019-01-24 ボーグワーナー インコーポレーテッド 入口ガイドベーンの性能を最適化する方法及び対応する製品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114716A1 (ja) 2010-03-17 2011-09-22 東京電力株式会社 軸流圧縮機
US9206818B2 (en) 2010-03-17 2015-12-08 Tokyo Electric Power Company, Incorporated Axial flow compressor
CN107850088A (zh) * 2015-10-26 2018-03-27 三菱重工业株式会社 入口导叶、压缩机、入口导叶的安装方法及离心式压缩机的制造方法
JP2019502050A (ja) * 2015-11-30 2019-01-24 ボーグワーナー インコーポレーテッド 入口ガイドベーンの性能を最適化する方法及び対応する製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3653005B2 (ja) 遠心圧縮機および冷凍機
US7942628B2 (en) Turbo compressor
EP3904691A1 (en) Interstage capacity control valve with side stream flow distribution and flow regulation for multi stage centrifugal compressors
JP2975008B2 (ja) 自由ロータ
US10072663B2 (en) Variable-speed multi-stage refrigerant centrifugal compressor with diffusers
KR20030041574A (ko) 터보 압축기 냉각장치
KR20020031409A (ko) 터보형 압축기 및 그것을 구비한 냉동 장치
US11306734B2 (en) Centrifugal compressor
JP2011043130A (ja) 遠心圧縮機及び冷凍装置
CN111183294A (zh) 具有再循环结构的离心压缩机
US8756954B2 (en) Turbo compressor and turbo refrigerator
JP2002005092A (ja) 可変インレットガイドベーン、ターボ形圧縮機及び冷凍装置
US11248613B2 (en) Centrifugal compressor
JP2003307197A (ja) ターボ形圧縮機およびそれを用いた冷凍装置
JP2626253B2 (ja) ターボ圧縮機
JP3702246B2 (ja) ターボ圧縮機および冷凍装置
KR20220092986A (ko) 혼합 흐름 압축기용 능동 언로딩 장치
JPH05157095A (ja) 遠心圧縮機の容量制御装置
GB2412695A (en) Centrifugal compressor with multiple diffuser passages
JP3676316B2 (ja) ターボ冷凍機の容量制御法及びターボ冷凍機
JP2002155896A (ja) ターボ形圧縮機及びそれを備えた冷凍装置
US20220056915A1 (en) Interstage capacity control valve with side stream flow distribution and flow regulation for multi-stage centrifugal compressors
EP4177476A1 (en) Interstage capacity control valve with side stream flow distribution and flow regulation for multi-stage centrifugal compressors
US20220290692A1 (en) Centrifugal compressor with liquid injection
KR20200118737A (ko) 터보 냉동기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904