JP2002004214A - 舗装路面加工車用クーラント供給装置 - Google Patents
舗装路面加工車用クーラント供給装置Info
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- JP2002004214A JP2002004214A JP2000190496A JP2000190496A JP2002004214A JP 2002004214 A JP2002004214 A JP 2002004214A JP 2000190496 A JP2000190496 A JP 2000190496A JP 2000190496 A JP2000190496 A JP 2000190496A JP 2002004214 A JP2002004214 A JP 2002004214A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃液貯留タンクおよびクーラントタンク(浄
化液タンク)の容積が小さくしても、比較的長時間の作
業が可能となる舗装路面加工車用クーラント供給装置を
提供する。 【解決手段】 廃液貯留タンク44および浄化液タンク
48が当初はクーラントで満たされた状態で、浄化液タ
ンク48からクーラントを舗装路面切断車10へ供給し
且つ舗装路面14からの廃液を廃液貯留タンク44へ回
収するという循環が継続されて廃液の一部が浄化液とし
て繰り返し再利用されるうち、廃液貯留タンク44内が
凝集した濃縮廃液により満たされて浄化液タンク48内
へ流出するようになるまで、舗装路面切断車10へ送ら
れるので、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48
の容積が従来よりも小さくしても、比較的長時間の作業
が可能となる。
化液タンク)の容積が小さくしても、比較的長時間の作
業が可能となる舗装路面加工車用クーラント供給装置を
提供する。 【解決手段】 廃液貯留タンク44および浄化液タンク
48が当初はクーラントで満たされた状態で、浄化液タ
ンク48からクーラントを舗装路面切断車10へ供給し
且つ舗装路面14からの廃液を廃液貯留タンク44へ回
収するという循環が継続されて廃液の一部が浄化液とし
て繰り返し再利用されるうち、廃液貯留タンク44内が
凝集した濃縮廃液により満たされて浄化液タンク48内
へ流出するようになるまで、舗装路面切断車10へ送ら
れるので、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48
の容積が従来よりも小さくしても、比較的長時間の作業
が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装路面に湿式機
械加工を施す舗装路面加工車へクーラントを連続的に供
給する舗装路面切断車用クーラント供給装置に関するも
のである。
械加工を施す舗装路面加工車へクーラントを連続的に供
給する舗装路面切断車用クーラント供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】たとえば道路工事に際して、コンクリー
トやアスファルトなどの舗装路面に円板状のダイヤモン
ドカッタなどの回転工具を押しつけることによりその舗
装路面に湿式機械加工をする舗装路面加工車が知られて
いる。この舗装路面加工車による切断では、通常、舗装
路面に食い込む回転工具の刃先に水などのクーラント
(切削液)が供給されることにより、その回転工具の刃
先が冷却されてその耐久性が高められるようになってい
る。このクーラントは、通常、舗装路面加工車と共に路
面上を移動可能な台車たとえば小型トラックの荷台に設
けられたクーラントタンクから供給される。
トやアスファルトなどの舗装路面に円板状のダイヤモン
ドカッタなどの回転工具を押しつけることによりその舗
装路面に湿式機械加工をする舗装路面加工車が知られて
いる。この舗装路面加工車による切断では、通常、舗装
路面に食い込む回転工具の刃先に水などのクーラント
(切削液)が供給されることにより、その回転工具の刃
先が冷却されてその耐久性が高められるようになってい
る。このクーラントは、通常、舗装路面加工車と共に路
面上を移動可能な台車たとえば小型トラックの荷台に設
けられたクーラントタンクから供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な舗装路面加工車による舗装路面加工工事では、工事作
業後の舗装路面の汚れを防止するために、回転工具の通
過後に舗装路面上に残された切削液すなわち廃液を吸引
装置によって回収し、たとえば前記舗装路面加工車と共
に路面上を移動可能な台車たとえば小型トラックの荷台
に設けられた廃液タンク内に貯留される必要がある。し
かしながら、舗装路面上から回収される廃液は工事作業
に使用したクーラントの70%程度であって、クーラン
トタンクに近い容積の廃液タンクが必要とされるため、
このような廃液タンクをクーラントタンクと共に小型ト
ラックの荷台に搭載すると、荷台の積載容積の制限から
それら廃液タンクおよびクーラントタンクの容積が制限
されるため、半日或いは一日のような一定の作業単位時
間に必要な容積が確保されず、クーラントの補給或いは
廃液の運搬のために作業を中断しなければならず、作業
能率が得られない場合があった。或いは、廃液タンクに
回収された廃液を再利用しないので、クーラントの利用
効率が得られなかった。
な舗装路面加工車による舗装路面加工工事では、工事作
業後の舗装路面の汚れを防止するために、回転工具の通
過後に舗装路面上に残された切削液すなわち廃液を吸引
装置によって回収し、たとえば前記舗装路面加工車と共
に路面上を移動可能な台車たとえば小型トラックの荷台
に設けられた廃液タンク内に貯留される必要がある。し
かしながら、舗装路面上から回収される廃液は工事作業
に使用したクーラントの70%程度であって、クーラン
トタンクに近い容積の廃液タンクが必要とされるため、
このような廃液タンクをクーラントタンクと共に小型ト
ラックの荷台に搭載すると、荷台の積載容積の制限から
それら廃液タンクおよびクーラントタンクの容積が制限
されるため、半日或いは一日のような一定の作業単位時
間に必要な容積が確保されず、クーラントの補給或いは
廃液の運搬のために作業を中断しなければならず、作業
能率が得られない場合があった。或いは、廃液タンクに
回収された廃液を再利用しないので、クーラントの利用
効率が得られなかった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、廃液タンクおよ
びクーラントタンク(浄化液タンク)の容積が小さくし
ても、比較的長時間の作業が可能であり、たとえば半日
或いは一日のような一定の作業単位時間の間はクーラン
トの補給或いは廃液の運搬が不要となる舗装路面加工車
用クーラント供給装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、廃液タンクおよ
びクーラントタンク(浄化液タンク)の容積が小さくし
ても、比較的長時間の作業が可能であり、たとえば半日
或いは一日のような一定の作業単位時間の間はクーラン
トの補給或いは廃液の運搬が不要となる舗装路面加工車
用クーラント供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
とするところは、舗装路面上を移動しつつその舗装路面
に湿式機械加工を施す舗装路面加工車から排出される廃
液を連続的に処理するために、その舗装路面加工車また
はそれとともに移動可能な台車に搭載される舗装路面加
工車用クーラント供給装置であって、(a) 前記舗装路面
切断車から舗装路面上へ出された廃液を回収する廃液回
収装置と、(b) その廃液回収装置により回収された廃液
を貯留するための廃液貯留タンクと、(c) その廃液貯留
タンクへ貯留される廃液に凝集剤を混合する凝集剤混合
装置と、(d) 前記廃液内の固形成分の凝集作用により分
離された浄化液を貯留するための浄化液タンクと、(e)
その浄化液タンク内の浄化液をクーラントとして前記舗
装路面切断車へ循環させるクーラント循環装置とを、含
むことにある。
とするところは、舗装路面上を移動しつつその舗装路面
に湿式機械加工を施す舗装路面加工車から排出される廃
液を連続的に処理するために、その舗装路面加工車また
はそれとともに移動可能な台車に搭載される舗装路面加
工車用クーラント供給装置であって、(a) 前記舗装路面
切断車から舗装路面上へ出された廃液を回収する廃液回
収装置と、(b) その廃液回収装置により回収された廃液
を貯留するための廃液貯留タンクと、(c) その廃液貯留
タンクへ貯留される廃液に凝集剤を混合する凝集剤混合
装置と、(d) 前記廃液内の固形成分の凝集作用により分
離された浄化液を貯留するための浄化液タンクと、(e)
その浄化液タンク内の浄化液をクーラントとして前記舗
装路面切断車へ循環させるクーラント循環装置とを、含
むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、廃液回収装置により
舗装路面上から回収された廃液は、凝集剤混合装置によ
り凝集剤が混合されて廃液貯留タンクに回収され、そこ
で凝集作用により濃縮廃液と浄化液とに分離された浄化
液は浄化液タンクに貯留され、浄化液タンク内の浄化液
をクーラントとして前記舗装路面切断車へ循環させられ
る。したがって、廃液貯留タンクおよび浄化液タンクが
当初クーラントで満たされた状態で、浄化液タンクから
クーラントを舗装路面加工車へ供給し且つ路面からの廃
液を廃液貯留タンクへ回収するという循環が継続されて
廃液の一部が浄化液として繰り返し再利用されるうち、
廃液貯留タンク内が凝集した濃縮廃液により満たされて
浄化液タンク内へ流出するようになるまで、舗装路面加
工車へ送られるので、廃液貯留タンクおよび浄化液タン
クの容積が小さくしても、比較的長時間の作業が可能で
あり、たとえば半日或いは一日のような一定の作業単位
時間の間はクーラントの補給或いは廃液の運搬が不要と
なる。
舗装路面上から回収された廃液は、凝集剤混合装置によ
り凝集剤が混合されて廃液貯留タンクに回収され、そこ
で凝集作用により濃縮廃液と浄化液とに分離された浄化
液は浄化液タンクに貯留され、浄化液タンク内の浄化液
をクーラントとして前記舗装路面切断車へ循環させられ
る。したがって、廃液貯留タンクおよび浄化液タンクが
当初クーラントで満たされた状態で、浄化液タンクから
クーラントを舗装路面加工車へ供給し且つ路面からの廃
液を廃液貯留タンクへ回収するという循環が継続されて
廃液の一部が浄化液として繰り返し再利用されるうち、
廃液貯留タンク内が凝集した濃縮廃液により満たされて
浄化液タンク内へ流出するようになるまで、舗装路面加
工車へ送られるので、廃液貯留タンクおよび浄化液タン
クの容積が小さくしても、比較的長時間の作業が可能で
あり、たとえば半日或いは一日のような一定の作業単位
時間の間はクーラントの補給或いは廃液の運搬が不要と
なる。
【0007】ここで、好適には、前記廃液貯留タンクお
よび浄化液タンクは、隔壁により分離された状態で一体
的に設けられ、前記浄化液はその隔壁の上部に設けられ
たオーバフロー口を越えてその廃液貯留タンクから浄化
液タンクへ流入させられるものである。このようにすれ
ば、廃液貯留タンクおよび浄化液タンクは、共通のタン
ク内が隔壁により分離されることにより設けられるの
で、舗装路面加工車用クーラント供給装置が一層小型に
構成される。
よび浄化液タンクは、隔壁により分離された状態で一体
的に設けられ、前記浄化液はその隔壁の上部に設けられ
たオーバフロー口を越えてその廃液貯留タンクから浄化
液タンクへ流入させられるものである。このようにすれ
ば、廃液貯留タンクおよび浄化液タンクは、共通のタン
ク内が隔壁により分離されることにより設けられるの
で、舗装路面加工車用クーラント供給装置が一層小型に
構成される。
【0008】また、好適には、前記廃液貯留タンクは前
記浄化液タンクよりも大きい内容積を備えたものであ
る。このようにすれば、浄化液タンクは、舗装路面加工
車による路面の機械加工に基づくクーラントの損失容積
に対応する容積が必要かつ十分な容積となるので、上記
のように浄化液タンクが廃液貯留タンクよりも小さい容
積とされてその必要かつ十分な容積に近づけられるほ
ど、舗装路面加工車用クーラント供給装置が一層小型に
構成される。
記浄化液タンクよりも大きい内容積を備えたものであ
る。このようにすれば、浄化液タンクは、舗装路面加工
車による路面の機械加工に基づくクーラントの損失容積
に対応する容積が必要かつ十分な容積となるので、上記
のように浄化液タンクが廃液貯留タンクよりも小さい容
積とされてその必要かつ十分な容積に近づけられるほ
ど、舗装路面加工車用クーラント供給装置が一層小型に
構成される。
【0009】また、好適には、前記廃液貯留タンクから
前記浄化液タンクへ流出することを阻止する阻止装置を
備えられる。このようにすれば、運搬時の振動により濃
縮廃液が浄化タンクへ流入することが阻止できる。ま
た、廃液貯留タンク内が濃縮廃液で満たされたときに阻
止装置によりその廃液貯留タンクから浄化液タンクへ流
出することが阻止されることにより、浄化液タンク内の
浄化液でさらに作業を継続できる利点がある。
前記浄化液タンクへ流出することを阻止する阻止装置を
備えられる。このようにすれば、運搬時の振動により濃
縮廃液が浄化タンクへ流入することが阻止できる。ま
た、廃液貯留タンク内が濃縮廃液で満たされたときに阻
止装置によりその廃液貯留タンクから浄化液タンクへ流
出することが阻止されることにより、浄化液タンク内の
浄化液でさらに作業を継続できる利点がある。
【0010】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の舗装路面切断
車10と、それに接続されたクーラント供給装置12の
構成を説明する図である。図1において、舗装路面切断
車10は、湿式路面切断装置或いは路面カッタ車として
機能するものであって、複数の車輪16により移動可能
に支持された車体18と、舗装路面14を切断するため
に略水平な軸心まわりに回転可能にその車体18に設け
られて図示しない原動機により回転駆動される円板状の
切断工具たとえばダイヤモンドカッタ20と、そのダイ
ヤモンドカッタ20を覆うように車体18に設けられた
半円状のカッタカバー22と、そのカッタカバー22内
のダイヤモンドカッタ20の外周ブレード24に対して
クーラントすなわち切削液(本実施例では水)を供給す
るクーラント供給管26と、そのカッタカバー22内に
おいて舗装路面14上の廃液を吸引して回収する廃液回
収装置28とを備え、上記車体18の進行方向と平行で
垂直な面内に位置する上記ダイヤモンドカッタ20を上
記クーラントの存在下で舗装路面14に食い込ませるこ
とによって舗装路面14上を移動しつつ湿式切断し、ス
リット状の切断線を形成する。切断作動時においては、
通常、上記原動機はクラッチを介して上記車輪16のう
ちの一部と作動的に連結されることにより、舗装路面切
断車10が比較的低い所定の速度で自動的に走行させら
れるようになっている。上記舗装路面14上のダイヤモ
ンドカッタ20が通過した部分には、その舗装路面14
の切り屑、土などを含むスラリー状の廃液が切断線の両
側に残される。
車10と、それに接続されたクーラント供給装置12の
構成を説明する図である。図1において、舗装路面切断
車10は、湿式路面切断装置或いは路面カッタ車として
機能するものであって、複数の車輪16により移動可能
に支持された車体18と、舗装路面14を切断するため
に略水平な軸心まわりに回転可能にその車体18に設け
られて図示しない原動機により回転駆動される円板状の
切断工具たとえばダイヤモンドカッタ20と、そのダイ
ヤモンドカッタ20を覆うように車体18に設けられた
半円状のカッタカバー22と、そのカッタカバー22内
のダイヤモンドカッタ20の外周ブレード24に対して
クーラントすなわち切削液(本実施例では水)を供給す
るクーラント供給管26と、そのカッタカバー22内に
おいて舗装路面14上の廃液を吸引して回収する廃液回
収装置28とを備え、上記車体18の進行方向と平行で
垂直な面内に位置する上記ダイヤモンドカッタ20を上
記クーラントの存在下で舗装路面14に食い込ませるこ
とによって舗装路面14上を移動しつつ湿式切断し、ス
リット状の切断線を形成する。切断作動時においては、
通常、上記原動機はクラッチを介して上記車輪16のう
ちの一部と作動的に連結されることにより、舗装路面切
断車10が比較的低い所定の速度で自動的に走行させら
れるようになっている。上記舗装路面14上のダイヤモ
ンドカッタ20が通過した部分には、その舗装路面14
の切り屑、土などを含むスラリー状の廃液が切断線の両
側に残される。
【0012】上記廃液回収装置28は、カッタカバー2
2の舗装路面14に対向する開口の周縁に設けられた吸
引口30と、この吸引口30に接続されて廃液を一時的
に貯留する中継タンク32と、この中継タンク32に負
圧を与えることにより舗装路面14上の廃液を吸引する
負圧ポンプ34と、舗装路面切断車10と小型トラック
40との間の数十メートル程度の相対移動を許容するフ
レキシブルホース36を介して中継タンク32内の廃液
を廃液貯留タンク44へ圧送するチューブ式の圧送ポン
プ38とを備えている。
2の舗装路面14に対向する開口の周縁に設けられた吸
引口30と、この吸引口30に接続されて廃液を一時的
に貯留する中継タンク32と、この中継タンク32に負
圧を与えることにより舗装路面14上の廃液を吸引する
負圧ポンプ34と、舗装路面切断車10と小型トラック
40との間の数十メートル程度の相対移動を許容するフ
レキシブルホース36を介して中継タンク32内の廃液
を廃液貯留タンク44へ圧送するチューブ式の圧送ポン
プ38とを備えている。
【0013】切断作業中において上記舗装路面切断車1
0を操作する一人の作業者により所定の時間間隔で移動
させられる小型トラック40の荷台には、廃液回収装置
28により回収されて上記フレキシブルホース36によ
り導かれる廃液にたとえば20乃至200mg/lの割合と
なるように凝集剤を注入し且つ混合する凝集剤混合装置
42と、当初はクーラントにより満たされるとともにそ
の凝集剤混合装置42により凝集剤が混合された廃液を
受けてその廃液をたとえば数分程度で速やかに沈降させ
た固形分の凝集体である濃縮廃液(フロック)と上澄み
の浄化液とに分離する分離タンクとしても機能する廃液
貯留タンク44と、その廃液貯留タンク44において廃
液より分離された濃縮廃液を作業終了時に排出するため
に開かれる排出弁46と、その廃液貯留タンク44にお
いて廃液より分離され且つそれから流出させられる上澄
み液である浄化液を受ける浄化液タンク48とが搭載さ
れている。
0を操作する一人の作業者により所定の時間間隔で移動
させられる小型トラック40の荷台には、廃液回収装置
28により回収されて上記フレキシブルホース36によ
り導かれる廃液にたとえば20乃至200mg/lの割合と
なるように凝集剤を注入し且つ混合する凝集剤混合装置
42と、当初はクーラントにより満たされるとともにそ
の凝集剤混合装置42により凝集剤が混合された廃液を
受けてその廃液をたとえば数分程度で速やかに沈降させ
た固形分の凝集体である濃縮廃液(フロック)と上澄み
の浄化液とに分離する分離タンクとしても機能する廃液
貯留タンク44と、その廃液貯留タンク44において廃
液より分離された濃縮廃液を作業終了時に排出するため
に開かれる排出弁46と、その廃液貯留タンク44にお
いて廃液より分離され且つそれから流出させられる上澄
み液である浄化液を受ける浄化液タンク48とが搭載さ
れている。
【0014】上記浄化液タンク48は、流量制御弁50
と、舗装路面切断車10と小型トラック40との間の数
十メートル程度の相対移動を許容するフレキシブルホー
ス52とを介して、前記クーラント供給管26に接続さ
れており、廃液から分離されて回収された浄化液がクー
ラントとして舗装路面切断車10に供給され、そこで再
利用されるようになっている。本実施例では、上記浄化
液タンク48、流量制御弁50、フレキシブルホース5
2が、廃液貯留タンク44において廃液から分離された
浄化液をクーラントとして舗装路面切断車10へ循環さ
せるクーラント循環装置53として機能している。
と、舗装路面切断車10と小型トラック40との間の数
十メートル程度の相対移動を許容するフレキシブルホー
ス52とを介して、前記クーラント供給管26に接続さ
れており、廃液から分離されて回収された浄化液がクー
ラントとして舗装路面切断車10に供給され、そこで再
利用されるようになっている。本実施例では、上記浄化
液タンク48、流量制御弁50、フレキシブルホース5
2が、廃液貯留タンク44において廃液から分離された
浄化液をクーラントとして舗装路面切断車10へ循環さ
せるクーラント循環装置53として機能している。
【0015】また、上記凝集剤混合装置42には、薬液
タンク54内に貯留された例えばポリアクリルアミド部
分加水分解物から成る高分子凝集剤をフレキシブルホー
ス36或いはそれに接続された管路内の廃液に注入する
ポンプ56と、その注入位置よりも下流側に設けられ
た、複数の固定式混合翼が縦列させられたスタティック
ミキサ58が備えられ、廃液の流通に伴ってそのスタテ
ィックミキサ58により高分子凝集剤がその廃液中に均
一に混合されるようになっている。なお、60はポンプ
56を駆動するためのバッテリ、発電機などの電源装置
である。
タンク54内に貯留された例えばポリアクリルアミド部
分加水分解物から成る高分子凝集剤をフレキシブルホー
ス36或いはそれに接続された管路内の廃液に注入する
ポンプ56と、その注入位置よりも下流側に設けられ
た、複数の固定式混合翼が縦列させられたスタティック
ミキサ58が備えられ、廃液の流通に伴ってそのスタテ
ィックミキサ58により高分子凝集剤がその廃液中に均
一に混合されるようになっている。なお、60はポンプ
56を駆動するためのバッテリ、発電機などの電源装置
である。
【0016】また、上記廃液貯留タンク44および浄化
液タンク48は、長方形状の容器内においてその空間が
隔壁62によって分離されることにより隣接して設けら
れたものであり、廃液貯留タンク44から溢れ出した浄
化液がその隔壁62の上部に設けられたオーバフロー口
64を通して浄化液タンク48内へ流入させられるよう
になっている。上記廃液貯留タンク44および浄化液タ
ンク48は、その合計容積がたとえば1000乃至16
00リットル程度であり、1500mm×1000mm×1
200mm程度の寸法となる。そして、廃液貯留タンク4
4はたとえば700乃至1150リットル程度の容積と
され、浄化液タンク48はそれよりも小さく300乃至
450リットル程度の容積とされる。クーラントの回収
率が70%程度であるので、その損失容積である30%
程度に設定されている。
液タンク48は、長方形状の容器内においてその空間が
隔壁62によって分離されることにより隣接して設けら
れたものであり、廃液貯留タンク44から溢れ出した浄
化液がその隔壁62の上部に設けられたオーバフロー口
64を通して浄化液タンク48内へ流入させられるよう
になっている。上記廃液貯留タンク44および浄化液タ
ンク48は、その合計容積がたとえば1000乃至16
00リットル程度であり、1500mm×1000mm×1
200mm程度の寸法となる。そして、廃液貯留タンク4
4はたとえば700乃至1150リットル程度の容積と
され、浄化液タンク48はそれよりも小さく300乃至
450リットル程度の容積とされる。クーラントの回収
率が70%程度であるので、その損失容積である30%
程度に設定されている。
【0017】以上のようにして構成された舗装路面切断
車10用のクーラント供給装置12によれば、廃液回収
装置28により舗装路面14上から回収された廃液は、
凝集剤混合装置42により凝集剤が混合されて廃液貯留
タンク44に回収され、その廃液貯留タンク44内にお
いて凝集作用により濃縮廃液と浄化液とに分離され、そ
の廃液貯留タンク44から流出した浄化液は浄化液タン
ク48に貯留され、浄化液タンク48内の浄化液がクー
ラントとして舗装路面切断車10へ循環させられる。し
たがって、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48
が当初はクーラントで満たされた状態で、浄化液タンク
48からクーラントを舗装路面切断車10へ供給し且つ
舗装路面14からの廃液を廃液貯留タンク44へ回収す
るという循環が継続されて廃液の一部が浄化液として繰
り返し再利用されるうち、廃液貯留タンク44内が凝集
した濃縮廃液により満たされて浄化液タンク48内へ流
出するようになるまで、舗装路面切断車10へ送られる
ので、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48の容
積が従来よりも小さくしても、比較的長時間の作業が可
能であり、たとえば半日或いは一日のような一定の作業
単位時間の間はクーラントの補給或いは廃液の運搬が不
要となる。すなわち、本クーラント供給装置12によれ
ば、回収された廃液は、別途設けられたスラッジ(廃
液)タンクを設けることなく、廃液貯留タンク44に一
時保存されるため、従来と同様のスペースで舗装路面切
断車10の廃液の全量を保存して運搬可能となる。
車10用のクーラント供給装置12によれば、廃液回収
装置28により舗装路面14上から回収された廃液は、
凝集剤混合装置42により凝集剤が混合されて廃液貯留
タンク44に回収され、その廃液貯留タンク44内にお
いて凝集作用により濃縮廃液と浄化液とに分離され、そ
の廃液貯留タンク44から流出した浄化液は浄化液タン
ク48に貯留され、浄化液タンク48内の浄化液がクー
ラントとして舗装路面切断車10へ循環させられる。し
たがって、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48
が当初はクーラントで満たされた状態で、浄化液タンク
48からクーラントを舗装路面切断車10へ供給し且つ
舗装路面14からの廃液を廃液貯留タンク44へ回収す
るという循環が継続されて廃液の一部が浄化液として繰
り返し再利用されるうち、廃液貯留タンク44内が凝集
した濃縮廃液により満たされて浄化液タンク48内へ流
出するようになるまで、舗装路面切断車10へ送られる
ので、廃液貯留タンク44および浄化液タンク48の容
積が従来よりも小さくしても、比較的長時間の作業が可
能であり、たとえば半日或いは一日のような一定の作業
単位時間の間はクーラントの補給或いは廃液の運搬が不
要となる。すなわち、本クーラント供給装置12によれ
ば、回収された廃液は、別途設けられたスラッジ(廃
液)タンクを設けることなく、廃液貯留タンク44に一
時保存されるため、従来と同様のスペースで舗装路面切
断車10の廃液の全量を保存して運搬可能となる。
【0018】本発明者の実験によれば、700リットル
の容積の廃液貯留タンク44と300リットルの容積の
浄化液タンク48を用いて舗装路面切断車10にクーラ
ントを連続的に供給し、浄化液タンク48内の残液が零
となるまで継続した場合、700リットルの回収液(濃
縮廃液)が廃液貯留タンク44内に得られ、その回収液
の450リットルが沈殿フロックであり250リットル
が上澄み液であった。なお、回収された沈殿フロック
は、所定場所に設けられた固液分離装置により処理され
るか、或いは天日乾燥により処理され、産業廃棄物とし
て適正に処分される。
の容積の廃液貯留タンク44と300リットルの容積の
浄化液タンク48を用いて舗装路面切断車10にクーラ
ントを連続的に供給し、浄化液タンク48内の残液が零
となるまで継続した場合、700リットルの回収液(濃
縮廃液)が廃液貯留タンク44内に得られ、その回収液
の450リットルが沈殿フロックであり250リットル
が上澄み液であった。なお、回収された沈殿フロック
は、所定場所に設けられた固液分離装置により処理され
るか、或いは天日乾燥により処理され、産業廃棄物とし
て適正に処分される。
【0019】また、本実施例によれば、廃液貯留タンク
44および浄化液タンク48は、隔壁62により分離さ
れた状態で一体的に設けられ、浄化液はその隔壁62の
上部に設けられたオーバフロー口64を越えてその廃液
貯留タンク44から浄化液タンク48へ流入させられ
る。廃液貯留タンク44および浄化液タンク48は、共
通のタンク内が隔壁62により分離されることにより設
けられるので、それぞれ独立したタンクから構成される
場合に比較して、舗装路面加工車用クーラント供給装置
12が一層小型に構成される。
44および浄化液タンク48は、隔壁62により分離さ
れた状態で一体的に設けられ、浄化液はその隔壁62の
上部に設けられたオーバフロー口64を越えてその廃液
貯留タンク44から浄化液タンク48へ流入させられ
る。廃液貯留タンク44および浄化液タンク48は、共
通のタンク内が隔壁62により分離されることにより設
けられるので、それぞれ独立したタンクから構成される
場合に比較して、舗装路面加工車用クーラント供給装置
12が一層小型に構成される。
【0020】また、本実施例によれば、廃液貯留タンク
44は浄化液タンク48よりも大きい内容積を備えたも
のである。浄化液タンク48は、舗装路面切断車10に
よる舗装路面14の機械加工に基づくクーラントの損失
容積に対応する容積が必要かつ十分な容積となるので、
上記のように浄化液タンク48が廃液貯留タンク44よ
りも小さい容積とされてその必要かつ十分な容積に近づ
けられるほど、舗装路面加工車用クーラント供給装置1
2が一層小型に構成される。
44は浄化液タンク48よりも大きい内容積を備えたも
のである。浄化液タンク48は、舗装路面切断車10に
よる舗装路面14の機械加工に基づくクーラントの損失
容積に対応する容積が必要かつ十分な容積となるので、
上記のように浄化液タンク48が廃液貯留タンク44よ
りも小さい容積とされてその必要かつ十分な容積に近づ
けられるほど、舗装路面加工車用クーラント供給装置1
2が一層小型に構成される。
【0021】図2は、廃液貯留タンク44および浄化液
タンク48の他の構成例を示している。本実施例では、
廃液貯留タンク44および浄化液タンク48が独立した
タンクから構成され、それらの上部が阻止弁66を備え
た連通路68により連通させられている。この連通路6
8はオーバフロー口として機能するものであり、廃液貯
留タンク44内の上澄み液である浄化液がその連通路6
8を通して浄化液タンク48内へ流入させられる。本実
施例によれば、廃液貯留タンク44から浄化液タンク4
8へ流出することを阻止する阻止弁66が備えられてい
ることから、運搬時の振動により濃縮廃液が浄化タンク
48へ流入することが阻止できる。また、廃液貯留タン
ク44内が濃縮廃液で満たされたときにその阻止弁66
が閉じられてその廃液貯留タンク44から浄化液タンク
48へ流出することが阻止されるので、浄化液タンク4
8内に残留している浄化液でさらに作業を継続できる利
点がある。また、本実施例によれば、廃液貯留タンク4
4の底面が排出弁46が設けられた排出口に向かって低
くなるように傾斜させられているので、濃縮廃液の排出
が容易となる。
タンク48の他の構成例を示している。本実施例では、
廃液貯留タンク44および浄化液タンク48が独立した
タンクから構成され、それらの上部が阻止弁66を備え
た連通路68により連通させられている。この連通路6
8はオーバフロー口として機能するものであり、廃液貯
留タンク44内の上澄み液である浄化液がその連通路6
8を通して浄化液タンク48内へ流入させられる。本実
施例によれば、廃液貯留タンク44から浄化液タンク4
8へ流出することを阻止する阻止弁66が備えられてい
ることから、運搬時の振動により濃縮廃液が浄化タンク
48へ流入することが阻止できる。また、廃液貯留タン
ク44内が濃縮廃液で満たされたときにその阻止弁66
が閉じられてその廃液貯留タンク44から浄化液タンク
48へ流出することが阻止されるので、浄化液タンク4
8内に残留している浄化液でさらに作業を継続できる利
点がある。また、本実施例によれば、廃液貯留タンク4
4の底面が排出弁46が設けられた排出口に向かって低
くなるように傾斜させられているので、濃縮廃液の排出
が容易となる。
【0022】また、本実施例によれば、舗装路面切断車
10は、複数の車輪16により移動可能に支持される車
体18と、舗装路面14を切断するために略水平な軸心
まわりに回転可能にその車体に設けられて原動機により
回転駆動される円板状のダイヤモンドカッタ20と、そ
のダイヤモンドカッタ20を覆うように車体18に設け
られた半円状のカッタカバー22と、そのカッタカバー
22内のダイヤモンドカッタ20の外周ブレード24に
対してクーラントを供給するクーラント供給管26と、
そのカッタカバー22内において舗装路面14上の廃液
を吸引して回収する廃液回収装置28とを備えたもので
あることから、舗装路面14に対してダイヤモンドカッ
タ20による湿式切断が行われると同時に、その湿式切
断により発生した舗装路面14上の廃液が吸引されるの
で、切断工事後の舗装路面14の汚れが好適に除去され
る。
10は、複数の車輪16により移動可能に支持される車
体18と、舗装路面14を切断するために略水平な軸心
まわりに回転可能にその車体に設けられて原動機により
回転駆動される円板状のダイヤモンドカッタ20と、そ
のダイヤモンドカッタ20を覆うように車体18に設け
られた半円状のカッタカバー22と、そのカッタカバー
22内のダイヤモンドカッタ20の外周ブレード24に
対してクーラントを供給するクーラント供給管26と、
そのカッタカバー22内において舗装路面14上の廃液
を吸引して回収する廃液回収装置28とを備えたもので
あることから、舗装路面14に対してダイヤモンドカッ
タ20による湿式切断が行われると同時に、その湿式切
断により発生した舗装路面14上の廃液が吸引されるの
で、切断工事後の舗装路面14の汚れが好適に除去され
る。
【0023】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0024】たとえば、前述の実施例において、廃液貯
留タンク44から浄化液タンク48は、共通のタンク内
において下部および上部に設けられてもよい。この場
合、フレキシブルホース52に接続された流量制御弁5
0は、上記共通のタンクの高さの70%程度の部位に接
続される。
留タンク44から浄化液タンク48は、共通のタンク内
において下部および上部に設けられてもよい。この場
合、フレキシブルホース52に接続された流量制御弁5
0は、上記共通のタンクの高さの70%程度の部位に接
続される。
【0025】また、前述の実施例において、凝集剤混合
装置42は、高分子凝集剤を混合するものであったが、
それに加えて他の種類の凝集剤やPH調整剤を混合する
ものであってもよい。PH調整剤を混合する場合には、
たとえばコンクリートを切断した廃液に凝集効果が高め
られる利点がある。
装置42は、高分子凝集剤を混合するものであったが、
それに加えて他の種類の凝集剤やPH調整剤を混合する
ものであってもよい。PH調整剤を混合する場合には、
たとえばコンクリートを切断した廃液に凝集効果が高め
られる利点がある。
【0026】また、前述の実施例では、舗装路面切断車
10と共に移動可能な小型トラック40にクーラント供
給装置12が搭載されていたが、舗装路面切断車10が
比較的大型である場合には、そのクーラント供給装置1
2がその舗装路面切断車10に搭載されてもよいし、そ
の舗装路面切断車10に連結された台車に搭載されても
よい。
10と共に移動可能な小型トラック40にクーラント供
給装置12が搭載されていたが、舗装路面切断車10が
比較的大型である場合には、そのクーラント供給装置1
2がその舗装路面切断車10に搭載されてもよいし、そ
の舗装路面切断車10に連結された台車に搭載されても
よい。
【0027】また、前述の実施例においては舗装路面切
断車10を用いて説明されていたが、たとえば舗装路面
14に数cm程度の幅および深さの溝を連続的に湿式切削
加工するものであってもよい。要するに、舗装路面14
に湿式機械加工を連続的に施す舗装路面加工車であれば
よいのである。
断車10を用いて説明されていたが、たとえば舗装路面
14に数cm程度の幅および深さの溝を連続的に湿式切削
加工するものであってもよい。要するに、舗装路面14
に湿式機械加工を連続的に施す舗装路面加工車であれば
よいのである。
【0028】また、前述の実施例において、クーラント
循環装置53は廃液から分離された浄化液を重力を利用
して舗装路面切断車10へ循環させるものであったが、
ポンプを用いて強制的に舗装路面切断車10へ圧送する
ものであってもよい。
循環装置53は廃液から分離された浄化液を重力を利用
して舗装路面切断車10へ循環させるものであったが、
ポンプを用いて強制的に舗装路面切断車10へ圧送する
ものであってもよい。
【0029】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図1】本発明の一実施例の舗装路面切断車用廃液処理
装置の構成を説明する図である。
装置の構成を説明する図である。
【図2】本発明の他の実施例における廃液貯留タンクお
よび浄化液タンクを示す図である。
よび浄化液タンクを示す図である。
10:舗装路面切断車(舗装路面加工車) 12:クーラント供給装置 14:舗装路面 20:ダイヤモンドカッタ(回転工具) 28:廃液回収装置 42:凝集剤混合装置 44:廃液貯留タンク 48:浄化液タンク 53:クーラント循環装置
Claims (4)
- 【請求項1】 舗装路面上を移動しつつ該舗装路面に湿
式機械加工を施す舗装路面加工車から排出される廃液を
連続的に処理するために、該舗装路面加工車またはそれ
ととに移動可能な台車に搭載される舗装路面加工車用ク
ーラント供給装置であって、 前記舗装路面切断車から舗装路面上へ出された廃液を回
収する廃液回収装置と、 該廃液回収装置により回収された廃液を貯留するための
廃液貯留タンクと、 該廃液貯留タンクへ貯留される廃液に凝集剤を混合する
凝集剤混合装置と、 前記廃液内の固形成分の凝集作用により分離された浄化
液を貯留するための浄化液タンクと、 該浄化液タンク内の浄化液をクーラントとして前記舗装
路面切断車へ循環させるクーラント循環装置とを、含む
ことを特徴とする舗装路面加工車用クーラント供給装
置。 - 【請求項2】 前記廃液貯留タンクおよび浄化液タンク
は、隔壁により分離された状態で一体的に設けられ、前
記浄化液は該隔壁の上縁を越えて該廃液貯留タンクから
浄化液タンクへ流入させられるものである請求項1の舗
装路面加工車用クーラント供給装置。 - 【請求項3】 前記廃液貯留タンクは前記浄化液タンク
よりも大きい内容積を備えたものである請求項1または
2の舗装路面切断車用クーラント供給装置。 - 【請求項4】 前記廃液貯留タンクから前記浄化液タン
クへ流出することを阻止する阻止装置を備えたものであ
る請求項1乃至3の舗装路面切断車用クーラント供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190496A JP2002004214A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 舗装路面加工車用クーラント供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190496A JP2002004214A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 舗装路面加工車用クーラント供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002004214A true JP2002004214A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18689953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000190496A Pending JP2002004214A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 舗装路面加工車用クーラント供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002004214A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009054063A1 (ja) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Minowa Machinery Co., Ltd. | 水循環装置及び運転方法 |
JP2011078904A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Masanori Aritomi | 汚濁水処理装置及び運転管理方法 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000190496A patent/JP2002004214A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009054063A1 (ja) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Minowa Machinery Co., Ltd. | 水循環装置及び運転方法 |
JP5187912B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-04-24 | ミノワ工機株式会社 | 水循環装置及び運転方法 |
JP2011078904A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Masanori Aritomi | 汚濁水処理装置及び運転管理方法 |
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