JP2002003403A - 癌の治療剤 - Google Patents
癌の治療剤Info
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Abstract
T細胞の有する2つの異なる抗原受容体、すなわちNK
R−P1(ナチュラルキラーP1)とVα24Vβ11
の作用が全く異なるものであることことを見出して本発
明を完成し、NKT細胞の活性化能におけるNKR−P
1(ナチュラルキラーP1)に対する作用を指標として
用いられる癌の治療剤を提供する。
Description
着目した癌の治療剤、またはNKT細胞の活性化に着目
して抗癌効果を期待し摂取する経口摂取用健康補助食品
製剤に関する。
の選別は、従来、癌細胞へのその直接的作用が重要視さ
れていた。免疫賦活剤が癌治療に有用であることは認め
られていたが、免疫賦活剤として得られた化合物はいず
れもその抗癌効果が微弱であり、免疫療法単独または化
学療法との併用治療によっても癌の十分な治療効果は達
成されていない。
療における画期的な手法として、インターロイキン12
(IL−12)を生体内で誘発する物質の有用性に着目
し、椎茸菌糸体加工物であるAHCCがその機能を有す
ることを発見し、新免疫療法ともいうべき癌治療法を確
立した。従来IL−12自体は、抗癌効果があるものの
生体内にIL−12自体を直接投与した場合には副作用
を生じ患者が治療に耐えられないという事実があり、I
L−12自体を抗癌剤として使用できなかった。しか
し、八木田が報告したAHCCを含む製剤は、癌の治療
において著しい治癒・延命効果を達成した。つまり八木
田は、IL−12を生体内で誘発できる有効量のAHC
Cを投与することにより、癌の治療目的を達成した(特
開平10−139670号公報)。
Nγ)の産生増強作用、生体における細胞性免疫を担う
ナチュラルキラー(NK)細胞・LAK細胞(Lymp
hokine activated killer c
ell)・キラーT細胞の活性化効果と増強効果をも
つ。IFNγは、生体の免疫応答をTヘルパー1細胞
(Th1)が作用する状態(NKT細胞やキラーT細胞
が効果を発揮しやすい状態、すなわちインターロイキン
2(IL−2)、IL−12が大量に産生されている状
態)に誘発するサイトカインである。キラーT細胞およ
びLAK細胞は、癌免疫に係わる細胞として知られてい
る。NK細胞についても生体の抗癌作用に係わるという
報告がなされているが、NK細胞は臨床的な抗癌効果と
その活性が相関せずむしろIL−12の産生誘発量とN
K活性とが完全な逆相関を示すことが八木田により証明
されており、ヒトにおける抗癌作用にはNK細胞は関与
していないものと結論付けられる。
生誘発能をもつ物質が、有望な制癌物質になる可能性あ
ることが確立された。
AHCC投与によってもIL−12の産生が十分に誘発
されず、治療効果が得られないこと、またIL−12の
産生が誘発されても治療効果が得られないことがある。
そのため、AHCCの有する抗癌効果とは別な機序で作
用する新たな癌治療剤の開発が更に望まれていた。
または誘発されるサイトカインの量が重要な要素である
ことは公知であり、抗癌効果を有するとされるサイトカ
インを投与する、または誘発もしくは産生させて癌を治
療する方法も、試みられ実施されている。しかし、癌と
免疫、癌とサイトカインの関係が明らかになってきたも
のの、癌の治癒・延命効果は、50%以下の患者でしか
認められなかった。更に近年、癌免疫に関与する細胞と
して、ナチュラルキラーT(NKT)細胞(Cui
J. et al., Science 278,16
23,1997)が見出された。NKT細胞は、免疫系
に関与する細胞の一つであり、強力なサイトカイン産生
能、とくにIFNγ産生能、およびFasやパーフォリ
ンを介した細胞傷害性等の機能を持つ。従ってこの細胞
を活性化することにより、癌患者の治癒・延命効果が更
に高くなることが期待される。
β11という特異的なT細胞抗原受容体(TCR)が認
識する特異的な糖脂質抗原を発見し、この抗原が、αガ
ラクトシルセラミドであることを報告している。更に、
αガラクトシルセラミドを投与した担癌マウスでは、N
KT細胞が活性化され、癌の消失はみられないものの転
移が抑制されることを証明した。
NK細胞抗原受容体(NKR−P1;ナチュラルキラー
P1)があることは報告されている(特集 NKT細胞
の基礎と臨床:最新医学55巻4号2000年818〜
823ページ)。NKR−P1もNKT細胞の活性化に
関与する。
する課題は、NKT細胞の活性化機構を解明し、新規で
有用なNKT細胞の活性化能を有する癌の治療剤を提供
することである。
めに、本発明者は癌の予防または治療における癌免疫カ
スケードについて検討を重ね、癌免疫を担う活性化され
たNKT細胞が関与するカスケードにおいて、NKT細
胞の活性化に係わる2つの異なる抗原受容体、すなわち
NKR−P1(ナチュラルキラーP1)とVα24Vβ
11の作用が全く異なるものであることことを見出し本
発明を完成した。
におけるNKT細胞が有するNK細胞抗原受容体である
NKR−P1(ナチュラルキラーP1)に対する作用を
指標として用いられる癌の治療剤、NKT細胞の活性化
能におけるNKT細胞が有するNK細胞抗原受容体であ
るNKR−P1(ナチュラルキラーP1)に対して選択
的に作用することを特徴とする上記の癌の治療剤、NK
R−P1(ナチュラルキラーP1)に対する選択的作用
の結果として、インターフェロンγ(IFNγ)の大量
生産を誘導し、かつTh1/Th2比をTh1が主に作
用する免疫系が働く方向に誘導する上記のいずれか1の
癌の治療剤、細胞表面マーカーであるCD3およびCD
161を測定することによってNKR−P1(ナチュラ
ルキラーP1)の測定を行いNKT細胞の活性化能を検
定する上記のいずれか1の癌の治療剤、経口摂取用健康
補助食品製剤である上記のいずれか1の癌の治療剤、上
記のいずれか1の癌の治療剤についての情報を担持した
商業媒体および当該情報を利用した商業方法、並びにN
KT細胞の活性化能におけるNKT細胞が有するNK細
胞抗原受容体であるNKR−P1(ナチュラルキラーP
1)に対する作用を指標としてスクリーニングすること
を特徴とする癌治療剤のスクリーニング方法を対象とす
る。
は、臨床における効果とサイトカインの相関性を検討す
ることによりおこなった。本発明者は、37例の癌疾患
患者に茸菌糸体由来物を投与し、各種サイトカインを測
定した(表1)。そして、その結果を図2〜8に示す相
関性を示すデータとして得、図1に示すようなサイトカ
イン相関図を得た。
L−12、Th1/Th2比とIFNγ、IFNγとI
L−12、IL−12とCD3×CD161(NKR−
P1)陽性細胞(CD3+/CD161+)の割合、I
FNγとCD3×CD161(NKR−P1)陽性細胞
の割合には強い正の相関、IL−12とVα24Vβ1
1陽性細胞(TCR Vα24+/TCR Vβ11
+)の割合には強い逆相関のあることが判明した。
T細胞抗原受容体が刺激を受けたNKT細胞は、IL−
12と強い逆相関を示し、IFN‐γ産生量、Th1/
Th2比とも弱い逆相関を示すことを証明し、Vα24
Vβ11への刺激が免疫機能の抑制に働くことを立証し
た。おそらく、Vα24Vβ11への刺激は、インター
ロイキン4(IL−4)の大量生産を導き免疫抑制に作
用するものと推定された。一方、NKT細胞のNK細胞
抗原受容体NKR−P1(ナチュラルキラーP1)が刺
激を受けた場合はIL−12およびIFN‐γと強い正
の相関を示し、Th1/Th2比とも弱い正の相関を示
すことを証明し、NKR−P1(ナチュラルキラーP
1)への刺激は免疫機能の活性化に働くことを立証し
た。
物質をスクリーニングするに際しては、少なくともNK
R−P1(ナチュラルキラーP1)に対する作用を指標
として選別することが必要であり、しかもその作用がN
KT細胞の活性化においてNK細胞抗原受容体であるN
KR−P1(ナチュラルキラーP1)に対して選択的で
あることを指標として選別される。加えるに、その作用
は、Vα24Vβ11には影響しないものであることが
重要である。この様にして選別される物質の選択的作用
の結果として、IFNγの大量生産が誘導され、かつ免
疫応答において免疫系がTh1の働く方向に誘導される
ことを可能とし、該選別された物質を用いることにより
極めて有用な癌免疫療法のための治療剤を提供すること
ができる。この有用な物質の選別は、例えば当該物質を
生体内に投与したとき、NKR−P1(ナチュラルキラ
ーP1)を保持する細胞、すなわち細胞表面マーカーで
あるCD3×CD161を有する細胞を刺激するかどう
かでその活性化能を検定することが出来る。この選別さ
れた治療剤は、例えば茸菌糸体由来成分からなる経口摂
取用健康補助食品製剤であってもよい。
R−P1(ナチュラルキラーP1)に選択的に作用して
NKT細胞を活性化する能力を有する物質を有効量含
み、好ましくは経口で投与される。
期待して摂取する経口摂取用健康補助食品製剤である。
腫、甲状腺癌、膀胱癌、結腸癌、直腸癌、盲腸癌、尿管
癌、乳癌、子宮頸癌、脳腫瘍、舌癌、咽頭癌、鼻腔癌、
喉頭癌、胃癌、肝癌、胆管癌、精巣癌、卵巣癌、子宮体
癌、悪性黒色腫、脂肪肉腫、食道癌、膵臓癌、前立腺
癌、腎癌、食道癌、形質細胞腫、悪性リンハ゜腫等の治療に
有効であるが、これらの癌に限定されない。
ュラルキラーP1)に選択的に作用してNKT細胞の活
性化能を有する癌の治療剤は、茸菌糸体加工物から選ば
れる少なくとも一を活性成分とする。その具体例の一と
しては、SPG(sizofiran:科研製薬)(ス
エヒロ茸菌糸体培養ロ液からえられる多糖体)、SCP
(スエヒロ茸菌糸体加工物の経口製剤)(有限会社 東
西医薬研究所)等のスエヒロ茸(学名:Schizophyllum
Commune Fries)菌糸体由来物、PSK(クレスチン)
等のカワラ茸菌子体加工物、AHCCやLEM(野田食
菌工業株式会社)等の椎茸菌子体加工物が有効である。
スエヒロ茸菌糸体培養ロ液由来多糖体のSPG(siz
ofiran:科研製薬)は、一部限定された癌に対し
て制癌剤として使用されている(台糖株式会社、科研製
薬株式会社)。PSK(クレスチン)も同様である。
誘発能およびNKT細胞のNKR−P1(ナチュラルキ
ラーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活性化する
能力を指標にして、このスエヒロ茸菌糸体加工物、スエ
ヒロ茸菌糸体培養ロ液由来多糖体、PSK(クレスチ
ン)等のカワラ茸菌子体加工物、AHCCやLEM等の
椎茸菌子体加工物の有用性を再発見し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明はSPG等のスエヒロ茸菌糸体培
養ロ液由来多糖体、SCP等のスエヒロ茸菌糸体加工
物、PSK(クレスチン)等のカワラ茸菌子体加工物、
AHCCやLEM等の椎茸菌子体加工物から選ばれる少
なくとも一を活性成分として含む組成物であって、NK
T細胞のNKR−P1(ナチュラルキラーP1)に選択
的に作用してNKT細胞を活性化せしめる癌の治療剤を
提供した。
1(ナチュラルキラーP1)に選択的に作用してNKT
細胞を活性化する能力を有する茸菌糸体由来物は、α−
1,3および/またはα−1,4グルコシド結合構造、
特に好ましくは少なくともα−1,3グルコシド結合構
造をもつ糖成分であることを見出した。そしてNKT細
胞の活性化能を有する物質は、この構造をもった多糖類
および/または2〜10個のオリゴ糖を含む茸菌糸体由
来物の組成物であってもよいことを見出した。本発明者
は、各種茸菌糸体由来物とNKT活性化能の検討および
その成分との関係を検討し、上記糖構造の存在が茸菌糸
体由来物のNKT細胞のNKR−P1(ナチュラルキラ
ーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活性化する能
力の本質であることを見出した。なお、菌糸体のβ−
1,3およびβ−1,6グルコシド結合構造も、NKT
細胞のNKR−P1(ナチュラルキラーP1)に選択的
に作用してNKT細胞の活性化能を有することの確認を
得た。
細胞のNKR−P1(ナチュラルキラーP1)に選択的
に作用してNKT細胞を活性化せしめる癌の治療剤の投
与量は、1日あたり、1〜2000mg/Kg体重程度
であり、10日〜12ヶ月、1〜31回/月で、好適に
は経口摂取される。無論、投与量を減少させ、癌の治療
剤を非経口にたえうる品質に調製することで、非経口摂
取も可能である。
ュラルキラーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活
性化せしめる癌の治療剤には、上記NKT細胞のNKR
−P1(ナチュラルキラーP1)に選択的に作用してN
KT細胞を活性化する能力を有する茸菌糸体加工物また
は茸菌糸体由来物をそれぞれ単独で用いてもよいし、同
時に組合わせて用いてもよい。
誘発能を有する物質とNKT細胞のNKR−P1(ナチ
ュラルキラーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活
性化する能力を有する物質とを配合した癌の治療剤また
は抗癌効果を期待して摂取する経口摂取用健康補助食品
製剤でありうる。
のスエヒロ茸菌糸体加工物またはSPG等のスエヒロ茸
菌糸体培養ロ液由来多糖体、AHCCやLEM等の椎茸
菌糸体加工物、MAK(野田食菌工業株式会社)やSM
等の万年茸菌糸体加工物から選ばれる少なくとも2種を
配合する。これらのほとんどはこれまでにも免疫賦活剤
として抗癌効果を目的として使用されたことは広く知ら
れている。しかし、本発明はこれらの組合せとIL−1
2産生誘発能およびNKT細胞のNKR−P1(ナチュ
ラルキラーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活性
化する能力との関係を見出し、これらを組合せることで
これまでの一般的な制癌剤の抗癌効果(20%有効率)
とは比較の出来ない程の優位性を確立することで本発明
を完成した。
またはスエヒロ茸菌糸体培養ロ液由来多糖体と、椎茸菌
糸体加工物と、万年茸菌糸体加工物の3種を配合した組
成物であり、詳しくはスエヒロ茸菌糸体加工物またはス
エヒロ茸菌糸体培養ロ液由来多糖体の20〜60好まし
くは30〜50重量%、椎茸菌糸体加工物の20〜60
好ましくは30〜50重量%、万年茸菌糸体加工物5〜
40好ましくは10〜30重量%の配合組成物である。
この配合組成物は、癌の治療剤または抗癌効果を期待し
て摂取する経口摂取用健康補助食品製剤として有効であ
る。
成人に対して、1日あたり、1〜2000mg/Kg体
重程度である。用法用量は、IL−12の産生誘発量お
よび/またはNKT細胞のNKR−P1(ナチュラルキ
ラーP1)に選択的に作用してNKT細胞の活性化度に
より調整されうる。投与期間は、10日〜12ヶ月、投
与頻度は1〜31回/月である。
多糖体は、既にSPG(sizofiran)として科
研製薬および台糖株式会社が商業化している。その製法
としては、特公昭52−4634号公報、特公昭52−
44634号公報等に記載の方法が例示される。
霊芝(万年茸)菌糸体加工物は、既に野田食菌工業株式
会社が商業化している。これらの製法の一例は、バガス
(砂糖黍の搾汁残査)に米糠を加え、良く配合し、水分
調整した後、一定の容器につめて個体培養基を作り、高
圧蒸気滅菌を行う。予め培養した、各菌の菌糸を培養基
に接種し、23℃の培養室で四ヶ月間菌糸を培養する。
菌糸の蔓延した培養基を破砕し、自己消化処理をおこな
った後、椎茸菌糸体加工物と万年茸菌糸体加工物の場合
は温水で15時間抽出する。抽出液をメンブランフィル
ターで除菌後、濾液を濃縮し、乾燥して粉末を得る(特
公平7−1435号公報、特開平1−312980号公
報、特公昭51−19013号公報、特公昭53−18
591号公報)。
り、油溶性である。そのため適当な有機溶媒例えばアセ
トン抽出処理等により抽出し、フィルターで除菌後、濾
液を濃縮し、乾燥して粉末を得る。本発明では、この経
口製剤(SCP(有限会社東西医薬研究所))を使用し
た。その他の茸菌子体加工物もそれらの溶解性の特性
(水溶性・油溶性)に応じて同様の処理で調製できる。
ロップ剤等に調製される。製剤は、無論既知の賦形剤、
崩壊剤、結合剤、滑沢剤等必要な添加物を配合し、常套
手段を使用することでも製剤化できる。更に必要に応じ
て、矯味剤、着色料、香料、安定剤、殺菌剤、防腐剤等
の添加も可能である。
R−P1(ナチュラルキラーP1)に選択的に作用して
NKT細胞を活性化せしめる組成物、または該組成物に
加えてIL−12産生誘発組成物を有効量含み、経口ま
たは静脈内または筋肉内投与、好ましくは患者の継続的
な自己管理を可能とする経口で投与される。
ラルキラーP1)に選択的に作用してNKT細胞を活性
化せしめる組成物、または該組成物に加えてIL−12
産生誘発組成物を含んでなる本発明の経口摂取用健康補
助食品製剤は、摂取した結果として抗癌効果が期待でき
る経口摂取用健康補助食品製剤である。
T細胞のNKR−P1(ナチュラルキラーP1)に選択
的に作用してNKT細胞を活性化せしめる組成物を提供
し、更にIL−12産生誘発能とNKT細胞のNKR−
P1(ナチュラルキラーP1)に選択的に作用してNK
T細胞の活性化する能力との関係を明らかにしたもので
あるから、これらのことを商業的媒体に担持させれば、
当該製品の価値について差別化手段となる。従って、こ
れら情報を商業的媒体に担持させた物は、極めて有用性
の高いものである。そのうえ、これら情報を商業的に利
用すれば、当該製品の価値について差別化手段となるか
ら、これら情報を利用した商業方法は、極めて有用性の
高いものである。
るが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発
明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能
である。
社 東西医薬研究所)を40%重量部、椎茸菌糸体加工
物(LEM(登録商標):野田食菌工業株式会社)を4
0%重量部、霊芝(万年茸)菌糸体加工物(MAK:野
田食菌工業株式会社)を20%重量部からなる配合組成
物(IL−X)の1Kgを均一に配合し、スプレードラ
イ方式による流動造粒法により、3種配合粒剤を得た。
この粒剤を6g/日/体を経口摂取させた。摂取期間
は、3ヶ月である。処置開始前、開始1ヶ月後、3ヶ月
後でNKT細胞およびIL−12を測定し、効果の確認
を行った。NKT細胞のNKR−P1(ナチュラルキラ
ーP1)に選択的に作用したNKT細胞活性化とIL−
12の産生誘発が確認された患者の約85%で、有意の
癌退縮効果がみられ、約20%が完全癌退縮という結果
を得た。
%重量部、椎茸菌糸体加工物(LEM:野田食菌工業株
式会社)を40%重量部、霊芝(万年茸)菌糸体加工物
(MAK:野田食菌工業株式会社)を20%重量部から
なる配合組成物(IL−X)の1Kgを、均一に配合
し、配合粉末を湿式造粒法により細粒化し、ハードゼラ
チンカプセルに3gずつ充填して、カプセル剤を作成し
た。このカプセル剤を、2個/日/体を経口摂取させ
た。摂取期間は、3ヶ月である。結果は、実施例1と同
等の有用性が確認された。
イトカインの動態に着目し、IFNγ、CD3×CD1
61、Vα24Vβ11、IL−12、Th1/Th2
比等を測定し、各サイトカインの相関を分析した。患者
にはいずれも、茸菌糸体成分(多糖体)、またはこれに
加えてOK432(ピシバニール:中外製薬株式会社)
を投与した。投与した茸菌糸体成分(多糖体)は、いず
れもIL−12の産生誘発能およびNKT細胞活性化能
を保持する茸菌糸体成分である。表1は、各種癌疾患の
患者に各種茸由来物質を投与した後の、各サイトカイン
値を示す。表2は、表1の各患者に投与した薬剤を示す
ものであり、表1の患者例と相関するものである。投与
量は、一日あたり3〜6グラムを経口投与し、投与期間
は表中に期間として示した。37症例中6例が完全治癒
(CR)、14例が部分治癒(PR)、14例が無反応
(癌の進展なし:NC)、3例が無効(PD)であっ
た。
11陽性細胞、すなわち細胞表面上に細胞表面マーカー
であるVα24およびVβ11を有している細胞を意味
する。CD3+/CD161+はCD3×CD161陽
性細胞、すなわち細胞表面上に細胞表面マーカーである
CD3およびCD161を有している細胞を意味する。
表中、CRは完全治癒(癌が消失して4週間以上経過す
るもの)、PRは部分治癒(癌が50%以上縮小したも
の)、NCは無反応(癌の増殖が50%以下に抑制され
ているか、25%以内の増殖で抑えられているもの)、
PDは無効(癌の増殖が25%以上みられるもの)を示
す。
下に示す。 (NKT細胞の測定)NKT細胞の活性化のうち、NK
R−P1への作用による活性化の測定は、NKT細胞の
細胞表面に特異的に存在する細胞表面抗原(CD3およ
びCD161)の測定により、NKT細胞数の増加を調
べることで行うことができる。具体的には、末梢血中の
リンパ球について、CD3陽性細胞でかつCD161陽
性細胞の細胞を検定する。つまり、NKT細胞の細胞表
面抗原であるCD3およびCD161を、モノクローナ
ル抗体を用いてフローサイトメトリーを使用するTwo
Color検査により測定する。NKT細胞が活性化さ
れているとは、リンパ球の中でNKT細胞の割合が10
%以上であることをいう。NKT細胞活性化能とは、N
KT細胞の割合を10%以上に増加せしめる機能、また
はある物質を投与する前のNKT細胞の割合より更に増
強せしめる機能を意味する。
て、細胞表面抗原であるCD3およびCD161が陽性
である細胞の割合をフローサイトメトリーを用いたTw
o Color検査により常法通り測定した。CD3お
よびCD161に対するモノクローナル抗体は、それぞ
れコールター社製のCD3−PC5並びにベクトンディ
ッキンソン社製のCD161を使用した。
11への作用による活性化の測定は、NKT細胞の細胞
表面に特異的に存在する細胞表面抗原(Vα24および
Vβ11)の測定により、NKT細胞数の増加を調べる
ことで行うことができる。具体的には、末梢血中のリン
パ球について、Vα24陽性細胞でかつVβ11陽性細
胞の細胞を検定する。つまり、NKT細胞の細胞表面抗
原であるVα24およびVβ11を、モノクローナル抗
体(TCR−Vα24PE、TCR−Vβ11FIT
C;Beckman Coulter社)を用いてフロ
ーサイトメトリーを使用するTwo Color検査に
より測定した。
製)まず、癌患者血液より単核球画分を分離調製する。
癌患者から得たヘパリン加末梢血をリン酸緩衝生理食塩
水(Phosphate Buffered Sali
ne;PBS)で2倍に希釈して混和した後、Fico
ll−Conray液(比重1.077)上に重層し、
400Gで20分遠沈後、単核球画分を採取した。洗浄
後、10%牛胎児血清(FBS)を加えたRPMI−1
640培地を加え、細胞数を1×106個となるように
調製した。得られた細胞浮遊液200μlにフィトヘマ
グルチニン(Phytohemagglutinin;
以下、PHAと略称する)(DIFCO製)を20μg
/mlの濃度となるように加え、96穴マイクロプレー
トにて5%CO2存在下、37℃で24時間培養し、該
培養した細胞溶液中のサイトカインを測定する試料とし
た。
D SYSTEMS製のキットを用いたELISA法に
て測定した。実際には96穴マイクロプレートの各穴に
測定用希釈液AssayDiluent RD1Fを5
0μl、標準液(standard)または実施例1で
調製した試料を200μlずつ分注した後、室温にて静
置して2時間反応させた。その後、horse rad
ish peroxidase(以下、HRPと略称す
る)標識抗IL−12抗体を200μlずつ分注し2時
間室温で静置した。各穴の反応液を除去し3回洗浄後、
発色基質溶液を200μlずつ分注し、20分室温静置
後、酵素反応停止溶液を50μlずつ分注した。550
nmを対照として450nmにおける各穴の吸光度をE
max(和光純薬株式会社)にて測定した。IL−12
量は、pg/mlとして表される。IL−12産生誘発
能とは、末梢血単核球が刺激により産生するIL−12
量を、7.8pg/ml以上(7.8は測定限界値)に
増強せしめる機能、またはある物質を投与する前のIL
−12産生量より増強せしめる機能を意味する。
ioSource Europe S.社のIFNγE
ASIAキットを用いて、酵素免疫測定法(EIA法)
で測定した。実際には96穴マイクロプレートの各穴に
標準液(standard)または上記調製した試料を
2倍希釈したものを50μlずつ分注し、HRP標識抗
IFN−γ抗体を50μlずつ分注し更に振盪しながら
2時間室温で反応させた。各穴の反応液を除去し3回洗
浄後、発色基質溶液を200μlずつ分注し、振盪しな
がら15分室温で反応させ、酵素反応停止溶液を50μ
lずつ分注した。630nmを対照として450nmお
よび490nmにおける各穴の吸光度をEmax(和光
純薬)にて測定した。IFNγ量は、IU/mlとして
表される。
は、BioSource Europe S.社のIL
−10 EASIAキットを用いて、固相酵素免疫測定
法(ELISA法)で測定した。方法は、抗IL−10
抗体を用いる以外は、IFNγの測定方法に準じて行っ
た。。IL−10量は、pg/mlとして表される。
Th2細胞比は、フローサイトメトリーによるヘルパー
T(Th)細胞系統Three color解析検査に
よって常法により検定した。Th1/Th2とは、細胞
表面抗原CD4を有するヘルパーT細胞のなかでIFN
γを産生する細胞(Th1)とIL−4を産生する細胞
(Th2)の比率を表すもので、CD4×IFNγ/I
L−4と記す。まず癌患者血液を、ホルボール12−ミ
リステート−13−アセテート(phorbol 12
−Myristate 13 Aceetate)とイ
オノマイシン(Ionomycin)により37℃で4
時間処理し、血液中の細胞を刺激してサイトカインを産
生させた。次いでブレフェルジンA(Breferdi
n A)を加えて産生反応を停止させ、抗CD4抗体で
あるCD4−PC5(Beckman Coulter
社)を用いて細胞表面マーカーであるCD4を染色し、
細胞を固定後、FACS Lysing Soluti
on(日本ベクトンディッキンソン社)を用いて溶血処
理した。その後FACS Permeabilizin
g Solution(日本ベクトンディッキンソン
社)により細胞膜透過処理を行い、更に抗IFNγ抗体
/抗IL−4抗体(FASTIMMUNE IFNγ
FITC/IL−4 PE,日本ベクトンディッキンソ
ン社)で細胞内のサイトカインを染色して、フローサイ
トメーター(FACS Calibur、Becton
Dickinson社)で測定および解析を行った。
イトカインの相関性を分析した。図1は、各種サイトカ
インの相関性を説明する全体図である。図1は、Th1
/Th2比とIL−12、Th1/Th2比とIFN
γ、IFNγとIL−12、IL−12とCD3×CD
161(NKR−P1)、IFNγとCD3×CD16
1(NKR−P1)には強い正の相関、IL−12とV
α24Vβ11(TCR Vα24+/TCR Vβ1
1+)には強い逆相関のあること示し、各抗原受容体と
サイトカインの関係を示している。
るCD3×CD161とVα24Vβ11との相関を示
すものであり、前者(図2A)には強い正の相関が存在
するが、後者(図2B)には弱い逆相関のあることが判
明した。このことはNKT細胞のNKR−P1(ナチュ
ラルキラーP1)への刺激はINF−γの誘発と強い正
の相関があることを示唆する。
3×CD161の相関を示すものであり、NKT細胞の
NKR−P1(ナチュラルキラーP1)への刺激はIL
−12の誘発と強い正の相関のあることが明らかとなっ
た。
相関を示すものであり、NKT細胞のVα24Vβ11
への刺激はIL−12の誘発とは強い逆相関のあること
がわかった。
相関を示すものであり、強い正の相関性を示すことか
ら、IL−12がNKT細胞に直接作用して、INF−
γの産生増強し免疫応答をTh1が作用する方向に傾け
ることを示唆した。
161の相関を示すものであり、両者には相関性がない
ことが判明した。
2比の相関を示すものであり、弱い逆相関を示した。
h2比の相関を示すものであり、弱い正の相関性を示し
た。
受容体が刺激を受けたNKT細胞は、IL−12と強い
逆相関、IFN‐γ、Th1/Th2とも弱い逆相関を
示すことを証明した。このことから、Vα24Vβ11
への刺激は免疫機能の抑制に働くことが立証された。一
方、NKT細胞のNKR−P1(ナチュラルキラーP
1)が刺激を受けた場合はIL−12およびIFN‐γ
と強い正の相関を示し、Th1/Th2とも弱い正の相
関を示すことを証明し、NKR−P1(ナチュラルキラ
ーP1)への刺激は免疫機能の活性化に働くことを立証
した。
治療における癌免疫カスケードについて検討を重ね、癌
免疫を担う活性化されたNKT細胞が関与するカスケー
ドにおいて、NKT細胞の抗原受容体への作用効果がN
KR−P1(ナチュラルキラーP1)とVα24Vβ1
1では全く異なるものであることを見出し、NKR−P
1に選択的に作用する物質およびVα24Vβ11に選
択的に作用する物質の有用性を見出し、癌免疫治療にお
ける革命的な効果を達成したものである。
る。
CD161とVα24Vβ11との相関性を示す図であ
る。
61の相関性を示す図である。
1の相関性を示す図である。
す図である。
関性を示す図である。
性を示す図である。
関性を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 ナチュラルキラーT(NKT)細胞の活
性化能におけるNKT細胞が有するナチュラルキラー
(NK)細胞抗原受容体であるNKR−P1(ナチュラ
ルキラーP1)に対する作用を指標として用いられる癌
の治療剤。 - 【請求項2】 ナチュラルキラーT(NKT)細胞の活
性化能におけるNKT細胞が有するナチュラルキラー
(NK)細胞抗原受容体であるNKR−P1(ナチュラ
ルキラーP1)に対する作用を指標としてスクリーニン
グすることを特徴とする癌治療剤のスクリーニング方
法。 - 【請求項3】 ナチュラルキラーT(NKT)細胞の活
性化能におけるNKT細胞が有するナチュラルキラー
(NK)細胞抗原受容体であるNKR−P1(ナチュラ
ルキラーP1)に選択的に作用することを特徴とする請
求項1の癌の治療剤。 - 【請求項4】 NKR−P1(ナチュラルキラーP1)
に対する選択的作用の結果として、インターフェロンγ
(IFNγ)の大量生産を誘導し、かつTヘルパー1細
胞/Tヘルパー2細胞(Th1/Th2)比をTh1が
主に作用する免疫系が働く方向に誘導する請求項3の癌
の治療剤。 - 【請求項5】 細胞表面マーカーであるCD3およびC
D161を測定することによってNKR−P1(ナチュ
ラルキラーP1)の測定を行いナチュラルキラーT(N
KT)細胞の活性化能を検定する請求項1または3また
は4に記載の癌の治療剤。 - 【請求項6】 経口摂取用健康補助食品製剤である請求
項1および3〜5のいずれか1項に記載の癌の治療剤。 - 【請求項7】 請求項1および3〜6のいずれか1項に
記載の情報を担持した商業的媒体。 - 【請求項8】 請求項1および3〜6のいずれか1項に
記載の情報を利用した商業方法。
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---|---|---|---|
JP2001065215A JP2002003403A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 癌の治療剤 |
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2001
- 2001-03-08 JP JP2001065215A patent/JP2002003403A/ja not_active Withdrawn
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