JP2002003263A - 難燃性もみがら製品 - Google Patents

難燃性もみがら製品

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JP2002003263A JP2000221483A JP2000221483A JP2002003263A JP 2002003263 A JP2002003263 A JP 2002003263A JP 2000221483 A JP2000221483 A JP 2000221483A JP 2000221483 A JP2000221483 A JP 2000221483A JP 2002003263 A JP2002003263 A JP 2002003263A
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Taitaro Fujii
泰太郎 藤井
Mikio Ishizawa
美樹男 石沢
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0045Polymers chosen for their physico-chemical characteristics
    • C04B2103/0053Water-soluble polymers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 籾がらの持っている高い保温性や耐腐食性と
軽量である点と大量に余っているという利点を十分に活
用し、かつ籾がらの持っている燃えやすいという欠点を
解消するために、粘着性を有する水溶性無機化合物また
は塗膜性または造膜性を有する水溶性無機化合物を活用
し籾がらを主原料にした難燃性もみがら製品の提供を目
的にしている。 【解決手段】 籾がら20が任意形状またはブロック状
または板状になるよう加工した型枠10に、水溶性無機
化合物が乾燥する以前に籾がら20を型枠10の仕切板
11の中にまんべんなく充填するようにして任意形状ま
たはブロック状または板状に成形し水溶性無機化合物を
乾燥させるが、型枠10は本実施例の前か後に難燃処理
を施し、本発明の難燃性もみがら製品Pは以上の構成に
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾がらに、粘着
性または造膜性または塗膜性を有する水溶性無機化合物
を混合して結合させたのち前記水溶性無機化合物を乾燥
させることで、任意形状またはブロック状または板状に
成形したことを特徴とする、難燃性もみがら製品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農業廃棄物である籾がらを有効活
用しようという開発案件が増えてきている原因として
は、最近までは排出量が余りに多いため大部分は焼却に
付されていたが、環境問題の高まりにより、焼却処分が
出来なくなってきたため有効活用をしようという雰囲気
になってきたことと、表面が珪素質で出来ているため適
度な硬さを有し、かつ優れた対腐食性があるが故に土に
埋めても簡単には分解されにくいという性質から薫炭処
理してから土壌処理材として活用したり、水質処理材と
して活用したり、さらに籾がらが保温性がよく、かつ軽
量であるなど建築資材として優れた種々の特質を評価さ
れている結果、建築資材への応用開発が進んできてい
る。
【0003】例えば、もみがらに水を噴射して表面を濡
らした後、小麦粉、米粉、ゴムパウダーなどの接着剤と
なる植物性接着剤粉を散布し、次いで水を噴射して植物
性接着剤粉を液状化してから、撹拌機で撹拌混合し、次
いでこのもみがらを加圧してブロックに成型した後、こ
のブロックを加熱乾燥して接着剤を固化させて、もみが
らの繊維方向を横方向に揃えた断熱緩衝材を形成する、
もみがら断熱緩衝材およびその製造方法の開発案件(特
開平06−8968号公報を参照)がある。
【0004】また例えば、不燃基材間に芯材を形成した
耐火複合板において、上記芯材はレゾール型のフェノー
ルフォームの樹脂にもみ殼よりなる微粉粒物が混入され
て発泡硬化されることにより芯材が形成されていると共
に、芯材中にはラス材が少なくとも一層積層されて一体
に形成されており、不燃基材と芯材との一体化はレゾー
ル型のフェノールフォーム形成時の自己接着性により固
着した構成の、耐火複合板の開発案件(特開平06−9
1796号公報を参照)がある。
【0005】また例えば、セメント100重量部、炭素
含有量2.5〜7重量%のもみがら灰25〜150重量
部、繊維状物質10〜40重量部及び均質化剤5〜15
重量部を含有する水性スラリーから成る軽量建材用組成
物、並びに、前記水性スラリーを、抄造して板状に成形
したのち、養生、乾燥処理することにより、軽量建材を
製造する方法である、軽量建材用組成物及び軽量建材の
製造方法の開発案件(特開平09−86995号公報を
参照)がある。
【0006】また例えば、圧縮された籾がらが固化材料
によって結合され、板状に成形された籾がら壁材であ
り、籾がらに破砕を加えることなく接着剤その他の固化
材料を添加し、撹拌した上で、固化材料が硬化する以前
に型枠へ入れて40〜70%の容量に圧縮し、その状態
に保持して材料の固化を待ち、型枠を外して取り出す製
造方法である、籾がら壁材とその製造方法の開発案件
(特開平11−159055号公報を参照)がある。
【0007】また、本発明では籾がらの難燃性を向上さ
せるために無機化合物またはセラミックスの応用開発を
検討しているが、本来、無機化合物またはセラミックス
は耐火・防火材であることが知られているが、その形状
は粉体あるいは焼結体で応用範囲が限られていたが、特
公平7−365号公報及び特公平7−14801号公報
には耐火・防火性を有する水性造膜性無機化合物が開示
されているものの、籾がら製品への応用開発は遅れてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、籾がらは、
その性質上燃えやすいという致命的な問題点と、木質の
建築資材を生産するのに使用していた方法によって籾が
ら製の製品に成形しようとすれば、成形固化に多量の接
着材を要するために経済性が悪化し市場競争力が低下す
るという問題点があり、籾がらが持つ特質が相殺されて
しまうという不具合もあった。
【0009】また例えば、特開平06−8968号公報
のもみがら断熱緩衝材およびその製造方法の開発案件で
は、もみがらに水を噴射して表面を濡らした後、小麦
粉、米粉、ゴムパウダーなどの接着剤となる植物性接着
剤粉を散布し、次いで水を噴射して植物性接着剤粉を液
状化してから、撹拌機で撹拌混合し、次いでこのもみが
らを加圧してブロックに成型した後、このブロックを加
熱乾燥して接着剤を固化させる方法では、接着剤の大量
使用による価格競争力の低下と難燃性の問題が未解決で
あると判断できる。
【0010】また例えば、特開平06−91796号公
報の耐火複合板の開発案件では、不燃基材間に芯材を形
成した耐火複合板において、上記芯材はレゾール型のフ
ェノールフォームの樹脂にもみ殼よりなる微粉粒物が混
入されて発泡硬化されることにより芯材が形成されてい
ると共に、芯材中にはラス材が少なくとも一層積層され
て一体に形成される方法では、籾がらの持っている特質
を活用しきれていない開発案件であると判断できる。
【0011】また例えば、特開平09−86995号公
報の軽量建材用組成物及び軽量建材の製造方法の開発案
件では、セメント100重量部、炭素含有量2.5〜7
重量%のもみがら灰25〜150重量部、繊維状物質1
0〜40重量部及び均質化剤5〜15重量部を含有する
水性スラリーから成る軽量建材用組成物、並びに、前記
水性スラリーを、抄造して板状に成形したのち、養生、
乾燥処理することにより、軽量建材を製造する方法であ
るが、籾がらの持っている特質を活用しきれていない開
発案件であると判断できる。
【0012】また例えば、特開平11−159055号
公報の籾がら壁材とその製造方法の開発案件では、圧縮
された籾がらが固化材料によって結合され、板状に成形
された籾がら壁材であり、籾がらに破砕を加えることな
く接着剤その他の固化材料を添加し、撹拌した上で、固
化材料が硬化する以前に型枠へ入れて40〜70%の容
量に圧縮し、その状態に保持して材料の固化を待ち、型
枠を外して取り出す製造方法であるが、接着剤または固
化材料の大量使用による価格競争力の低下と難燃性の問
題が未解決であると判断できる。
【0013】本発明は、以上の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、籾がらの持っている高
い保温性や耐腐食性と軽量である点と大量に余っている
という利点を十分に活用し、かつ籾がらの持っている燃
えやすいという欠点を解消するために、粘着性を有する
水溶性無機化合物または造膜性または塗膜性を有する水
溶性無機化合物を活用し籾がらを主原料にした新しい製
品である難燃性もみがら製品の提供を目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第一の発明は、籾がらに、粘性もしくは粘着性を有
する水溶性無機化合物を1重量%〜20重量%混合また
は攪拌して結合させ、前記水溶性無機化合物が乾燥する
以前に型枠へ入れて50〜90%の容量に圧縮し、その
状態に保持して前記水溶性無機化合物を乾燥させ、型枠
を外して取り出すことで前記籾がらを任意形状またはブ
ロック状または板状に成形したことを特徴とする、難燃
性もみがら製品を提供する。
【0015】上記の課題を解決するための第二の発明
は、籾がらに、粘着性または造膜性または塗膜性を有す
る水溶性無機化合物を1重量%〜20重量%混合または
攪拌して結合させ、前記水溶性無機化合物が乾燥する以
前に型枠へ入れて50〜90%の容量に圧縮し、その状
態に保持して前記水溶性無機化合物を乾燥させ、型枠を
外して取り出すことで前記籾がらを任意形状またはブロ
ック状または板状に成形したことを特徴とする、難燃性
もみがら製品を提供する。
【0016】上記の課題を解決するための第三の発明
は、前記水溶性無機化合物にホウ砂もしくはほう酸化合
物を適量混合させることを特徴とする、難燃性もみがら
製品を提供する。
【0017】上記の課題を解決するための第四の発明
は、前記無機化合物に水溶性ポリマーを1重量%〜20
重量%添加し混合または攪拌したことを特徴とする、難
燃性もみがら製品を提供する。
【0018】上記の課題を解決するための第五の発明
は、前記難燃性もみがら製品の任意形状またはブロック
状または板状の表面に、紙、薄板、金属箔、薄金属板な
どの断熱層または熱反射層を設けたことを特徴とする難
燃性もみがら製品を提供する。
【0019】上記の課題を解決するための第六の発明
は、前記籾がらが任意形状またはブロック状または板状
になるよう加工した型枠に、前記水溶性無機化合物が乾
燥する以前に前記籾がらを充填して任意形状またはブロ
ック状または板状に成形し前記水溶性無機化合物を乾燥
させたことを特徴とする、難燃性もみがら製品を提供す
る。
【0020】上記の課題を解決するための第七の発明
は、前記型枠または前記断熱層または前記熱反射層に難
燃剤を浸透もしくはコーティングしたことを特徴とす
る、難燃性もみがら製品を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を説明す
る。図1より、請求項1から請求項4の発明の実施例で
は、籾がら20に、粘着性または造膜性または塗膜性を
有する水溶性無機化合物を1重量%〜20重量%混合ま
たは攪拌して結合させるが、本発明では特公平7−36
5号公報及び特公平7−14801号公報に開示されて
いる水性造膜性無機化合物を応用するが、基本的には粘
着性または造膜性または塗膜性を有する水溶性無機化合
物であれば何を用いてもよい。本実施例で応用した、前
記水性造膜性無機化合物は耐火・防火性に大変優れてい
て、水性造膜性無機化合物が乾燥する以前に型枠へ入れ
て50〜90%の容量に圧縮し、その状態に保持して水
性造膜性無機化合物を加熱もしくは温風で乾燥させ、型
枠を外して取り出すことで籾がら20を板状30に成形
した。
【0022】図1より、請求項4の発明の実施例では、
前記水性造膜性無機化合物を使用しないで、一般的に市
販されている水溶性無機化合物(一例としては、アルミ
ニウム化合物やシリコン化合物等がある)に一般的に市
販されている水溶性ポリマー(一例としては、ポリビニ
ールアルコールや酢酸ビニール等がある)を1重量%〜
20重量%添加し混合または攪拌して、前記水溶性無機
化合物が乾燥する以前に型枠へ入れて50〜90%の容
量に圧縮し、その状態に保持してこの水溶性無機化合物
を加熱もしくは温風で乾燥させ、型枠を外して取り出す
ことで籾がら20を任意形状またはブロック状または板
状30に成形した。
【0023】図1より、請求項5と請求項7の発明の実
施例では、任意形状またはブロック状または板状30の
表面に、紙、薄板、金属箔、薄金属板などの断熱層また
は熱反射層40を設ける方法としては、事前に断熱層ま
たは前記熱反射層40を難燃処理つまり難燃剤をコーテ
ィングするか難燃剤を浸透させた後に型枠の中へ籾がら
と断熱層または熱反射層40がサンドイッチ状になるよ
うに入れて50〜90%の容量に圧縮し、その状態に保
持してこの水溶性無機化合物を加熱もしくは温風で乾燥
させ、型枠を外して取り出すことで籾がら20を任意形
状またはブロック状または板状30に成形してもよい
し、籾がら20を任意形状またはブロック状または板状
30に成形した後に断熱層または熱反射層40を接着し
た後に難燃処理つまり難燃剤をコーティングするか難燃
剤を浸透させてもよい。本実施例で使用する難燃剤は、
特公平7−365号公報及び特公平7−14801号公
報に開示されている水性造膜性無機化合物を応用しても
よいし、水溶性無機化合物を応用してもよい。
【0024】図2より請求項6と請求項7の発明の実施
例では、籾がら20が任意形状またはブロック状または
板状になるよう加工した型枠10に、前記水溶性無機化
合物が乾燥する以前に籾がら20を型枠10の内部に任
意の位置に複数以上設けてある仕切板11の中にまんべ
んなく充填するようにして、充填後ならして任意形状ま
たはブロック状または板状になるよう成形し、前記水溶
性無機化合物を乾燥させるが、型枠10または仕切板1
1に関して本実施例の前か後に前記難燃剤をコーティン
グするか前記難燃剤を浸透させて難燃処理を施すが、本
実施例で使用する難燃剤は、特公平7−365号公報及
び特公平7−14801号公報に開示されている水性造
膜性無機化合物を応用してもよい。本発明の難燃性もみ
がら製品Pは以上の構成になっている。
【0025】図3と図4は本発明の実施例の試験結果を
表にしたものであり、熱伝導率試験と燃焼性試験を実施
した。試験方法は、熱伝導率試験は、JIS A 14
12−2〔熱絶縁材の熱伝導率及び熱抵抗の測定方法−
第2部:熱流計法(HFM法)〕に従って行った(熱流
計2枚方式,下向き熱流)。燃焼性試験は、ISO/W
D 5660〔Fire tests−Reactio
n to fire−Part 1:Heatrele
ase(cone calorimeter meth
od)〕に準じて行った。なお、試験データの計測間隔
は2秒とした。なお図3は熱伝導率試験結果表であり、
図4は燃焼性試験結果表である。
【0026】
【表1】試験体の材質、数量等を下表のように表1に示
す。なお、燃焼性の試験では、側面及び裏面を厚さ25
μmのアルミニウムはくで覆った後、94mm×94m
mの開口部を持った鋼製試験体枠内に設置して、試験に
供した。
【0027】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、得
られる製品である難燃性もみがら製品Pは軽量で通気性
に優れ、さらに、通気性に優れるのに断熱性が優れ、か
つ難燃性や耐久性が優れているなどの効果がある。請求
項3の発明によれば、ホウ砂もしくはほう酸化合物を適
量混合させることによって、難燃性や断熱性や耐久性が
向上し、また軽量で通気性に優れ、さらに、防虫・防カ
ビ性も優れているなどの効果がある。請求項4の発明に
よれば、前記ホウ砂もしくはほう酸化合物を適量混合さ
せることを特徴とする、前記水溶性無機化合物に水溶性
ポリマーを1重量%〜20重量%添加し混合または攪拌
することにより、粘着性または造膜性または塗膜性のあ
る水溶性無機化合物を提供でき、接着剤や固着剤を使用
しなくても各種もみがら製品の成形は可能である。請求
項5の発明によれば、前記難燃性もみがら製品の表面
に、紙、薄板、金属箔、薄金属板などの断熱層または熱
反射層を設けたことで、より一層断熱性や装飾性が向上
したを特徴とする難燃性もみがら製品を提供できる。請
求項6の発明によれば、前記籾がらが任意形状またはブ
ロック状または板状になるよう加工した型枠に、前記無
機化合物が乾燥する以前に前記籾がらを充填して任意形
状またはブロック状または板状に成形し前記無機化合物
を乾燥させたことで、多種多様な型枠さえ用意すれば、
それに対応した製品を供給できる、難燃性もみがら製品
を提供できる。請求項7の発明によれば、前記型枠また
は前記断熱層または前記熱反射層に難燃処理を施したこ
とで、より難燃性または断熱性が向上した難燃性もみが
ら製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明する斜視図
【図2】 本発明の実施例を説明する斜視図
【図3】 本発明の実施例を示す熱伝導率試験結果表
【図4】 本発明の実施例を示す燃焼性試験結果表
【図5】 本発明の実施例を示す総発熱量曲線
【図6】 本発明の実施例を示す発熱速度曲線
【図7】 本発明の実施例を示す総発煙量曲線
【図8】 本発明の実施例を示す試験体質量減少曲線
【図9】 本発明の実施例を示す総発熱量曲線
【図10】 本発明の実施例を示す発熱速度曲線
【図11】 本発明の実施例を示す総発煙量曲線
【図12】 本発明の実施例を示す試験体質量減少曲線
【図13】 本発明の実施例を示す総発熱量曲線
【図14】 本発明の実施例を示す発熱速度曲線
【図15】 本発明の実施例を示す総発煙量曲線
【図16】 本発明の実施例を示す試験体質量減少曲線
【符号の説明】
10 型枠 11 仕切板 20 籾がら 30 任意形状またはブロック状または板状 40 断熱層または熱反射層 P 難燃性もみがら製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 18/24 C04B 18/24 Z 4J002 C08J 5/00 C08J 5/00 7/04 CFJ 7/04 CFJQ C08K 3/00 C08K 3/00 3/38 3/38 C08L 97/00 C08L 97/00 101/14 101/14 Fターム(参考) 4F006 AA01 AA19 AA20 AA55 AB72 BA04 CA10 4F071 AA28 AA29 AA73 AB16 AB26 AB27 AE07 AE22 AF05 AH03 BB01 BB03 BC03 BC07 4F100 AA02A AA31B AA40B AB01B AB33B AJ03A AK01B AK21 AK69 BA02 BA07 CB05A DG10B EJ17 EJ86 GB07 JB09A JJ02B JJ07 JL13B YY00A 4G012 PA33 PE03 4G054 AA01 AA20 AC00 BA62 4J002 AH001 BE022 BF022 DE146 DJ006 DK007 FD136 FD137 FD346 GF00 GL00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾がらに、粘性もしくは粘着性を有する
    水溶性無機化合物を1重量%〜20重量%混合または攪
    拌して結合させ、前記水溶性無機化合物が乾燥する以前
    に型枠へ入れて50〜90%の容量に圧縮し、その状態
    に保持して前記水溶性無機化合物を乾燥させ、型枠を外
    して取り出すことで前記籾がらを任意形状またはブロッ
    ク状または板状に成形したことを特徴とする、難燃性も
    みがら製品。
  2. 【請求項2】 籾がらに、粘着性または造膜性または塗
    膜性を有する水溶性無機化合物を1重量%〜20重量%
    混合または攪拌して結合させ、前記水溶性無機化合物が
    乾燥する以前に型枠へ入れて50〜90%の容量に圧縮
    し、その状態に保持して前記水溶性無機化合物を乾燥さ
    せ、型枠を外して取り出すことで前記籾がらを任意形状
    またはブロック状または板状に成形したことを特徴とす
    る、難燃性もみがら製品。
  3. 【請求項3】 前記水溶性無機化合物にホウ砂もしくは
    ほう酸化合物を適量混合させることを特徴とする、請求
    項1または請求項2に記載の難燃性もみがら製品。
  4. 【請求項4】 前記水溶性無機化合物に水溶性ポリマー
    を1重量%〜20重量%添加し混合または攪拌したこと
    を特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の難燃性もみがら製品。
  5. 【請求項5】 前記難燃性もみがら製品の任意形状また
    はブロック状または板状の表面に、紙、薄板、金属箔、
    薄金属板などの断熱層または熱反射層を設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の難燃
    性もみがら製品。
  6. 【請求項6】 前記籾がらが任意形状またはブロック状
    または板状になるよう加工した型枠に、前記水溶性無機
    化合物が乾燥する以前に前記籾がらを充填して任意形状
    またはブロック状または板状に成形し前記水溶性無機化
    合物を乾燥させたことを特徴とする、請求項1から請求
    項5のいずれかに記載の難燃性もみがら製品。
  7. 【請求項7】 前記型枠または前記断熱層または前記熱
    反射層に難燃剤を浸透もしくはコーティングしたことを
    特徴とする、請求項5または請求項6に記載の難燃性も
    みがら製品。
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