JP2002002325A - 車両用警報装置 - Google Patents

車両用警報装置

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JP2002002325A
JP2002002325A JP2000192592A JP2000192592A JP2002002325A JP 2002002325 A JP2002002325 A JP 2002002325A JP 2000192592 A JP2000192592 A JP 2000192592A JP 2000192592 A JP2000192592 A JP 2000192592A JP 2002002325 A JP2002002325 A JP 2002002325A
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steering angle
alarm
angle
predetermined angle
state
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JP2000192592A
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English (en)
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Masaji Owada
正次 大和田
Masayuki Kaneda
雅之 金田
Hideo Obara
英郎 小原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2540/00Input parameters relating to occupants
    • B60W2540/18Steering angle

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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回走行終了後などにおいても誤警報を抑制
することを可能とする。 【解決手段】 運転状態検出手段CL1により脇見又は
居眠りの少なくとも一方が検出されたときに乗員に対し
て警報を出力する警報手段CL2と、操舵角検出手段C
L3により検出された操舵角が所定角を上回るか否かを
判定する第1の舵角判定手段CL4と、検出された操舵
角が所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行
したか否かを判定する第2の舵角判定手段CL5と、操
舵角が所定角を上回ると判定されたときに警報手段CL
2の警報出力を禁止する警報出力禁止手段CL6と、操
舵角が所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移
行したと判定されたときに警報出力禁止を所定時間延長
する延長手段CL7とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の居眠りや
脇見を検出して警報することのできる車両用警報装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば特
開平6−278495号公報に記載されたものがある。
この装置は、居眠り運転を検出して乗員に振動を与える
ことにより警報し、覚醒させるものである。又、車両の
操舵角がある程度大きい時には自動車が旋回中であり、
運転者が居眠り運転をしている確率は極めて低いし、遠
心力や車体の傾きなどによって運転者の姿勢変化が大き
くなるので、誤検出も生じ易く、このような場合は警報
を禁止するようにしている。すなわち、操舵角が所定角
を上回る場合には、自動車が旋回中であり、居眠り運転
警報を禁止して、誤警報の発生を防止するようにしてい
る。又、操舵角が所定角を上回った状態から下回った状
態へ移行する場合に、居眠り運転警報装置の警報制限を
解除するようにし、再び居眠り運転を検出して警報する
ことができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操舵角
が所定角を上回り、横加速度(横G)が大きいときは、
旋回走行を終了した後も乗員の姿勢変化はすぐには戻ら
ないが、操舵角が所定角を下回っているため、警報の禁
止は解除され、誤警報を招く恐れがあった。又、旋回走
行後に姿勢変化がおさまる時間は走行条件や車種により
異なるが、トラック等には緩衝装置付きシートがあり、
この場合は特に座面の変位が大きくなるため、上記誤警
報発生の可能性が大きくなる恐れがある。
【0004】本発明は、旋回走行後に乗員の姿勢が安定
してから警報の禁止解除を行うことにより誤警報を抑制
し、誤警報による煩わしさを低減させることのできる車
両用警報装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
運転者の脇見又は居眠りの少なくとも一方を検出する運
転状態検出手段と、該運転状態検出手段により脇見又は
居眠りの少なくとも一方が検出されたときに前記乗員に
対して警報を出力する警報手段と、前記車両の操舵角を
検出する操舵角検出手段と、前記操舵角検出手段により
検出された操舵角が所定角を上回るか否かを判定する第
1の舵角判定手段と、前記操舵角検出手段により検出さ
れた操舵角が前記所定角を上回る状態から所定角を下回
る状態へ移行したか否かを判定する第2の舵角判定手段
と、前記第1の舵角判定手段により操舵角が前記所定角
を上回ると判定されたときに前記警報手段の警報出力を
禁止する警報出力禁止手段と、前記第2の舵角判定手段
により操舵角が前記所定角を上回る状態から所定角を下
回る状態へ移行したと判定されたときに前記警報出力禁
止を所定時間延長する延長手段とを設けたことを特徴と
する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
警報装置であって、前記車両の横加速度を検出する加速
度検出手段を有し、前記延長手段は、前記第2の舵角判
定手段により操舵角が前記所定角を上回る状態から所定
角を下回る状態へ移行したと判断されたときに前記加速
度検出手段により検出された横加速度が大きいほど前記
延長時間を長く設定することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1記載の車両用
警報装置であって、前記車両の操舵角が所定角を上回っ
ている操舵時間を計測する操舵時間計測手段を有し、前
記延長手段は、前記第2の舵角判定手段により操舵角が
前記所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行
したと判定されたときに前記操舵時間計測手段により計
測された時間の長さが長いほど前記所定時間を長くする
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】運転状態検出手段では入力された顔画像
から乗員の眼の位置を検出し、該眼の位置に基づいて脇
見または居眠りの少なくとも一方を検出することができ
る。警報手段では、運転状態検出手段により、脇見また
は居眠りの少なくとも一方が検出されたときに、乗員に
対して警報を出力することができる。第1の舵角判定手
段では、舵角検出手段により検出された操舵角が所定角
を上回るかどうかを判定することができる。第2の舵角
判定手段では、舵角検出手段により検出された操舵角が
所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行した
かどうかを判定することができる。そして、警報出力禁
止手段では、第1の舵角判定手段により操舵角が所定角
を上回ると判定されたときに、警報手段の警報出力を禁
止することができる。延長手段では、第2の舵角判定手
段により操舵角が所定角を上回る状態から所定角を下回
る状態へ移行したと判定されたときに、警報出力禁止手
段による警報出力の禁止を所定時間延長させることがで
きる。従って、旋回走行が終了して運転者の姿勢変化が
残っていても、延長時間の設定により運転者の姿勢が安
定するまでは警報出力を禁止することができ、誤警報を
抑制することができ、誤警報による煩わしさを低減させ
ることができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、加速度検出手段によって、第2の舵角判定手
段により操舵角が所定角を上回る状態から所定角を下回
る状態へ移行したと判定されたときに、車両の横加速度
を検出し、検出された横加速度が大きいほど延長手段に
より延長時間を長く設定することができる。従って、横
加速度が大きいほど延長時間を増す方向で可変すること
ができ、走行状態に応じて誤警報を確実に抑制すること
ができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、操舵時間計測手段によって操舵角が所定角を
上回っている操舵時間を計測し、延長手段は第2の舵角
判定手段により操舵角が所定角を上回る状態から所定角
を下回る状態へ移行したと判定されたときに、操舵時間
計測手段により計測された時間の長さが長いほど所定時
間を長くすることができる。従って、高速道路などの長
い曲線路から本線に合流する際に、操舵角が元に戻った
あと合流の安全確認等をしている間は警報を禁止するこ
とができ、誤警報を抑制し、誤警報による煩わしさを低
減させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の全体構成を示す
ブロック図である。本発明の車両用警報装置は、運転状
態検出手段CL1と、警報手段CL2と、操舵角検出手
段CL3と、第1の舵角判定手段CL4と、第2の舵角
判定手段CL5と、警報出力禁止手段CL6と、延長手
段CL7とからなっている。
【0012】前記運転状態検出手段CL1は、入力され
た乗員の顔画像から眼の位置を検出し、該眼の位置に基
づいて脇見または居眠りの少なくとも一方を検出するも
のである。
【0013】前記警報手段CL2は、運転状態検出手段
CL1により脇見または居眠りの少なくとも一方が検出
されたときに、乗員に対して警報を出力するものであ
る。
【0014】前記舵角検出手段CL3は、前記車両の操
舵角を検出するものである。
【0015】前記第1の舵角判定手段CL4は、前記舵
角検出手段CL3により検出された操舵角が所定角を上
回るかどうかを判定するものである。
【0016】前記第2の舵角判定手段CL5は、前記舵
角検出手段CL3により検出された操舵角が所定角を上
回る状態から所定角を下回る状態へ移行したかどうかを
判定するものである。
【0017】前記警報出力禁止手段CL6は、前記第1
の舵角判定手段CL4により操舵角が所定角を上回ると
判定されたときに、前記警報手段CL2の警報出力を禁
止するものである。
【0018】前記延長手段CL7は、前記第2の舵角判
定手段CL5により、操舵角が所定角を上回る状態から
所定角を下回る状態へ移行したと判定されたときに、前
記警報出力禁止手段CL6による警報出力の禁止を所定
時間延長させるものである。
【0019】これによって、運転中に乗員の脇見または
居眠りなどの検出によって、警報手段CL6により警報
を出力することができる。又、車両が旋回走行などをし
ている際に、第1の舵角判定手段CL4により操舵角が
所定角を上回ると判断されたときに警報出力禁止手段C
L6により警報手段CL2による警報出力を禁止するこ
とができ、旋回走行中などにおける誤警報を抑制するこ
とができる。又、旋回走行が終了しても、延長時間の間
は警報出力を禁止することができ、旋回走行が終わって
姿勢変化が残っていても、誤警報を抑制することができ
る。
【0020】図2は、本発明の一実施形態にかかるブロ
ック図である。この図2のように、本発明の一実施形態
にかかる車両用警報装置は、TVカメラ11、AD変換
器12、画像メモリ13、画像データ演算回路14、顔
の特徴量認識回路15、眼の位置脇見検出回路16、操
舵角による警報禁止判定回路17、脇見警報処理回路1
8を備えている。
【0021】前記TVカメラ11、AD変換器12、画
像メモリ13、画像データ演算回路14、顔の特徴量認
識回路15、眼の位置脇見検出回路16は、前記運転状
態検出手段CL1を構成している。前記操舵角による警
報禁止判定回路17は、前記操舵角検出手段CL3、第
1の舵角判定手段CL4、第2の舵角判定手段CL5、
警報出力禁止手段CL6、延長手段CL7を構成してい
る。前記脇見警報処理回路18は、前記警報手段CL2
を構成している。
【0022】同図のように、TVカメラ11が自動車の
インストルメントに設置され、運転者の顔部分を正面か
ら撮影する。TVカメラ11の入力画像は、本実施形態
では、例えば横方向(X)512画素、縦方向(Y)4
80画素からなる。前記TVカメラ11で撮像された入
力画像は、AD変換器12を介して画素毎のアナログ電
圧が256階調のデジタル値に変換され、入力画像デー
タとして画像メモリ13に格納される。画像メモリ13
の出力は、画像データ演算回路14に入力される。
【0023】前記画像データ演算回路14は、前記入力
された顔画像データから顔の縦方向の画素列に沿って画
素の濃度値を読み出し、該濃度値の局所的な高まり毎に
1個づつの画素を定めて抽出点とし、隣接した抽出点を
連続させて顔の横方向に延びる連続データを抽出して顔
の特徴量とし、その出力は眼の位置脇見検出回路5に入
力される。
【0024】前記眼の位置脇見検出回路5は、まず前記
検出された顔の特徴量の代表座標値から該特徴量を含ん
で特定された存在領域内で眼のテンプレートに合致する
特徴量を抽出して眼の位置を検出する。また、眼のテン
プレートに合致する特徴量が抽出できないと判断された
とき前記特徴量相互の相対的な位置関係が予め設定され
た両眼の相対的な位置関係に対応するものを眼の位置と
して検出する。また、眼の位置脇見検出回路5は、検出
された眼の位置のデータを用いて眼の状態を判定し、乗
員の脇見運転を判断し、その出力は操舵角による警報禁
止判定回路17に入力される。
【0025】前記操舵角による警報禁止判定回路17に
は、車両の検出された操舵角が入力されるようになって
いる。操舵角は、例えば、ステアリングホイールのハン
ドル舵角、あるいは転舵輪の車輪舵角としている。この
操舵角による警報禁止判定回路17では、検出された操
舵角が所定角を上回ると判定されたときに脇見警報処理
回路18による警報信号出力を禁止し、検出された操舵
角が所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行
したと判定されたときに前記警報信号出力禁止を所定時
間延長する。この操舵角による警報禁止判定回路17の
出力は、脇見警報処理回路18に入力される。
【0026】前記脇見警報処理回路18は、前記眼の位
置脇見検出回路16から出力される脇見判定に基づき、
前記操舵角による警報禁止判定回路17により警報信号
出力が禁止されない限り乗員に警報を行うための信号を
出力するものである。警報としては、ブザーによる警報
音、スピーカーからの音声、シートなどから与えられる
振動、更にはインストルメントに表示される警告ランプ
などの光などが用いられる。
【0027】なお、本願発明の上記実施形態において出
てくる眼の開度検出、眼の追跡、開閉眼の判定の原理に
ついては、特願平10−352366号、特開平10−
40361号公報、特開平10−143669号公報に
も記載されている。
【0028】次に前記眼の位置脇見検出回路16により
脇見を検出する原理を図3〜図5にて説明する。
【0029】図3は、運転者の眼と眉の部分の顔画像を
表わした図である。31は、画面の外枠、32は運転者
の眉毛、33は眼を示している。
【0030】図4は、これに画像処理をかけて眼または
眉のそれぞれの抽出点をグループ化したものである。3
4a,34bは、眉毛に相当するグループデータであ
る。35a,35bは、眼の部分に相当するグループデ
ータである。36は、眼や眉を画像処理にて捉え、前方
注視状態を判断する領域(以下ウィンドウ)である。こ
のウィンドウの大きさは、前方注視状態で眼や眉毛が入
る最低限の大きさに対し、走行中の振動などで動く量を
見込んで拡大した大きさとしている。
【0031】次に運転者が前方を注視しているか否かを
判断する方法について説明する。図5は前方を注視した
状態から、センターコンソール付近を見た時の処理画像
を示している。眉や眼のデータ34a,34b、35
a,35bは左下方向(図5の画像上では右下)に大き
く移動し、ウィンドウ36から消えている。脇見の判断
はこのウィンドウ35から眼や眉のデータが消えたと
き、またはデータ数が減少したときから、所定時間経過
したときに前方を注視していないと判断する。一般道路
を脇見をせずに普通に走行しているときは1秒付近に頻
度が集中しており、この内訳は運転するための情報収集
や安全確認の動作が含まれる。これらを許容しつつ、眉
や眼のデータ34a,34b、35a,35bが消えた
とき、またはデータ数が減少した時間が例えば1.5秒
など長いと判断した場合は脇見と判断する。
【0032】ここで、脇見運転は、比較的走行環境が安
定している直線道路などを走行中に油断して発生しやす
く、運転者の意思が伴う操舵中に発生することはきわめ
て少ないといえる。また進路変更など操舵を伴う場合
は、安全確認やステアリング操作による姿勢の変化によ
る誤警報の発生が考えられるため、操舵中は警報を禁止
し、さらに操舵後も運転者の姿勢が安定する時間を見込
み、禁止時間を延長する。
【0033】次に、脇見警報を禁止する動作について説
明する。図6(イ)は交差点での右左折や曲線部を走行
するときの操舵角の変化を示す。ステアリングを切ると
同時に操舵角信号が立ち上がり、戻すと操舵角信号はゼ
ロ付近に戻る。操舵角による警報禁止判定回路17に
は、操舵角の所定角(例えば左右30deg)を閾値とし
て予め設定しておく。この操舵角による警報禁止判定回
路17は、図6(ロ)に示すように所定角を超えたら0
から1となり、所定角を上回る状態(以上)から所定角
を下回る状態(未満)に変化した場合は、延長時間とし
て所定時間T0の時間を経てから1から0になるような
制限信号を発生させる回路を有する。
【0034】次に本実施形態の作用を、図7のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0035】(警報が制限されないノーマルな状態)図
7のフローが実行されるとタイマや操舵角フラグが初期
化され、ステップS51(以下単にS51と称する。他
のステップも同様である。)は、操舵角検出手段CL3
として機能し、操舵角信号が入力される。S52は第1
の舵角判定手段CL4として機能し、右方向または左方
向の操舵角が所定角を超えたかどうかを判断し、所定角
を超えていればS57へ、超えていなければS53へ進
む。S53では操舵角フラグがONかOFFかを判断す
るが、初期は操舵角フラグがOFFおなっているためS
54へ進む。S54ではタイマが起動していないため、
S55へ進む。S55ではタイマをリセットする機能を
持たせている。S56では警報制限を解除、つまり脇見
運転が検出されれば制限なく警報する。
【0036】(操舵角が所定角以上になったときの動
作)S52では、操舵角が所定角を超えたときS57に
て操舵角フラグをONとし、S58においてタイマをリ
セット後、S59で警報を制限する。
【0037】(操舵角が所定角以上から所定角未満にな
ったときの動作)S52において、操舵角が所定角以上
でないと判断後、S53では操舵角フラグがONとなっ
ているため、S60でタイマをスタートさせた後、S6
1にて操舵角フラグをOFFとしてS54へ進む。すな
わち、操舵角が所定角以上となってから所定角未満とな
ったとき、操舵角フラグONによりS53からS60へ
移行するので、S52,S53,S57は、本実施形態
において第2の舵角判定手段CL5として機能してい
る。S54ではタイマが起動中と判断してS59に進
み、S59は警報出力禁止手段CL6として機能し、警
報制限を行う。
【0038】ここでタイマが所定時間に達するまでS5
9→S51→S52→S53→S54→S59を繰り返
す。すなわち、S53,S54,S60,S61は、本
実施形態において延長手段CL7として機能している。
S54にてタイマが所定時間T0(例えば5秒)に達し
たと判断したらS55にてタイマをリセット後、S56
にて警報制限を解除する。
【0039】このようにして、脇見が検出されたとき
に、乗員に対して警報を出力することができる。また、
検出された操舵角が所定角を上回ると判定されたとき
に、警報出力を禁止することができる。さらに、操舵角
が所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行し
たと判定されたときに、警報出力の禁止を所定時間延長
させることができる。従って、旋回走行が終了して運転
者の姿勢変化が残っていても、延長時間の設定により運
転者の姿勢が安定するまでは警報出力を禁止することが
でき、誤警報を抑制することができ、誤警報による煩わ
しさを低減することができる。
【0040】(第2実施形態)次に、所定時間T0を横
加速度Gの大きさにより可変とした場合の実施形態につ
いて説明する。基本的な構成は第1実施形態の図2と同
様である。
【0041】図8は車両にかかる横加速度Gに対する係
数k1の関係を示す。警報を禁止する時間Teは、例え
ば第1実施形態で使用した所定時間T0にk1をかけた
式で表わされ、操舵角が所定角未満となっても、そのと
きの横Gが大きいと運転者の姿勢が収束する時間が長く
なることに着目し、横加速度Gが大きくなると警報を禁
止する時間Teも増加するようにしたものである。
【0042】次に本実施形態の作用を、図9のフローチ
ャートに基づいて説明する。第1実施形態と異なる部分
(S71,S72,S73,S74)について説明す
る。
【0043】S71,S72は、加速度検出手段として
機能し、S71では、車速信号(V)が入力され、S7
2にて操舵角と車速とにより横加速度Gが計算される。
横加速度Gの計算は、V×V/Rで表わされ、旋回半径
Rは操舵角から推定している。S73,S74では、S
53,S60,S61とともに、本実施形態において延
長手段CL7として機能し、図8のマップによりk1が
算出され、延長時間Teが決定される。S74は第1実
施形態の警報延長の所定時間を可変(Te)とした以外
は、第1実施形態と同様である。
【0044】したがって、本実施形態においても、前記
第1実施形態と同様の作用効果を奏するほか、横加速度
が大きいほど延長時間を増す方向で可変することがで
き、横加速度が大きく、乗員の姿勢が安定するまでに時
間がかかる場合でも、これに応じて誤警報を確実に抑制
することができる。
【0045】(第3実施形態)次に、延長する時間T0
を所定角(例えば30deg)を上回っている時間の長さ
により可変とした場合の実施形態について説明する。基
本的な構成は第1実施形態の図2と同様である。
【0046】図10は所定角を上回っている時間に対す
る係数k2の関係を示す。警報を禁止する時間Teは、
例えば第1実施形態で使用した所定時間T0にk2をか
けた式で表わされ、操舵角が所定角未満となっても、所
定角を上回っている時間が長くなると、警報を禁止する
時間Teも増加するようにしたものである。
【0047】本実施形態の作用は、図7のS57による
操舵角フラグがONになっている時間を、例えば図9の
S73が操舵時間計測手段としても機能することで計測
し、この時間により図10のマップによりk2が決定さ
れ、延長時間Teが算出される。その他は第2実施形態
と同様である。
【0048】この実施形態では、高速道路の進入時に導
入路を旋回し、比較的長い時間ステアリングを切りなが
ら本線に合流する際に、ステアリングを戻してから右後
方の安全確認をするまでのタイミングが時間的に長い場
合がある。通常一般道路で設定している警報禁止の所定
時間を仮に5秒とすると、この時間では足りない場合が
あり、本実施形態では所定角を上回っている時間に応じ
て警報禁止時間を延長することができるため、運転者の
姿勢変化が大きくなることによる誤警報の発生を防止す
るのに有効である。
【0049】なお、上記実施形態では、運転状態検出手
段CL1として、眼の位置脇見検出回路16により乗員
の脇見を検出する構成にしたが、乗員の居眠りを検出す
る構成、或いは、居眠り脇見の双方を検出する構成にす
ることもできる。居眠りを検出する方法は、特開平10
−40361号公報、特開平10−143669号公報
にも記載されている。
【0050】また、上記実施形態では、TVカメラで撮
像された運転者の顔画像を画像処理することにより、運
転者の状態を検出するようにしたが、これに限らず、脳
波や血圧、又は超音波等を用いて運転者の生理状態、姿
勢等を推定することにより、運転者の状態を検出しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示すブロック図であ
る。
【図3】第1実施形態に係り、運転者の目と眉の部分の
顔画像を示した説明図である。
【図4】第1実施形態に係り、眼と眉の処理画像を示す
説明図である。
【図5】第1実施形態に係り、センターコンソール付近
を見たときの処理画像を示す説明図である。
【図6】第1実施形態に係り、曲線部等を走行するとき
の操舵角の変化を示すグラフである。
【図7】第1実施形態のフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係り、横加速度Gに対
する係数k1の関係を示すグラフである。
【図9】第2実施形態に係るフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施形態に係り、所定角を上回
っている時間に対する係数k2の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
CL1 運転状態検出手段 CL2 警報手段 CL3 操舵角検出手段 CL4 第1の舵角判定手段 CL5 第2の舵角判定手段 CL6 警報出力禁止手段 CL7 延長手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 英郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D037 FA01 FA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両運転者の脇見又は居眠りの少なくと
    も一方を検出する運転状態検出手段と、 該運転状態検出手段により脇見又は居眠りの少なくとも
    一方が検出されたときに前記乗員に対して警報を出力す
    る警報手段と、 前記車両の操舵角を検出する操舵角検出手段と、 前記操舵角検出手段により検出された操舵角が所定角を
    上回るか否かを判定する第1の舵角判定手段と、 前記操舵角検出手段により検出された操舵角が前記所定
    角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移行したか否
    かを判定する第2の舵角判定手段と、 前記第1の舵角判定手段により操舵角が前記所定角を上
    回ると判定されたときに前記警報手段の警報出力を禁止
    する警報出力禁止手段と、 前記第2の舵角判定手段により操舵角が前記所定角を上
    回る状態から所定角を下回る状態へ移行したと判定され
    たときに前記警報出力禁止を所定時間延長する延長手段
    とを設けたことを特徴とする車両用警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用警報装置であっ
    て、 前記車両の横加速度を検出する加速度検出手段を有し、 前記延長手段は、前記第2の舵角判定手段により操舵角
    が前記所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移
    行したと判断されたときに前記加速度検出手段により検
    出された横加速度が大きいほど前記延長時間を長く設定
    することを特徴とする車両用警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用警報装置であっ
    て、 前記車両の操舵角が所定角を上回っている操舵時間を計
    測する操舵時間計測手段を有し、 前記延長手段は、前記第2の舵角判定手段により操舵角
    が前記所定角を上回る状態から所定角を下回る状態へ移
    行したと判定されたときに前記操舵時間計測手段により
    計測された時間の長さが長いほど前記所定時間を長くす
    ることを特徴とする車両用警報装置。
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