JP2002002161A - スクラッチ層を有する情報記録媒体及びレーザー光による表示記録方法 - Google Patents

スクラッチ層を有する情報記録媒体及びレーザー光による表示記録方法

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JP2002002161A
JP2002002161A JP2000190401A JP2000190401A JP2002002161A JP 2002002161 A JP2002002161 A JP 2002002161A JP 2000190401 A JP2000190401 A JP 2000190401A JP 2000190401 A JP2000190401 A JP 2000190401A JP 2002002161 A JP2002002161 A JP 2002002161A
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麗子 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体に表示記録された内容を裏面側
から透かして盗み見られることができないようにしたス
クラッチ層を有する情報記録媒体と、情報記録媒体に表
示記録を行なう場合に、裏面側から透かして見えないよ
うにする必要がある場合と、透かし見えるようにする場
合と、の要求に応じて透かしの有無を選択して表示記録
することが可能なレーザー光による表示記録方法を提供
する。 【解決手段】 金属層の表面及び裏面にそれぞれ設けた
接着剤層上に不透明シートをそれぞれ接着し、不透明シ
ートの少なくとも一方の領域上にレーザー光吸収インキ
層が設けられた構成を有する情報記録用の媒体に対し
て、不透明シートとレーザー光吸収インキ層とが重合さ
れた領域内の所望部分にレーザー光を照射して、不透明
シートと前記レーザー光吸収インキ層を部分的に除去す
ることで金属層面の所望部分を露出させて、表示記録を
形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、くじなどのよう
に、当たりハズレや1等2等などの当落情報や当選景品
情報などの秘匿情報が、スクラッチ層により隠蔽状態と
して構成されたスクラッチ層を有する情報記録媒体と、
前記秘匿情報等の表示記録を形成するためのレーザー光
による表示記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスピードくじ等のように購
入したその場で表面に形成された隠蔽層を爪やコインな
どで削り取り、くじの基材に表示記録された当たりハズ
レや1等2等などの当落情報や当選景品情報などの情報
を目視して確認する方式の所謂スクラッチ方式のくじが
知られている。また、くじに限らず一時的に表示記録し
た情報を秘密状態にしておき、その情報を見たい時に隠
蔽層を削り取ることで表示記録された情報を読むことが
できるようにしたスクラッチ層を有する情報記録媒体が
種々の用途に用いられている。
【0003】これらのスクラッチ層を有する情報記録媒
体は、紙材などからなる基材上に秘密情報を表示記録し
てスクラッチ層により隠蔽して構成されたものが多く、
基材の裏側から透かして表示記録された秘密情報が不正
に盗み見られる危険性もあり、くじなどの抽選用情報媒
体に用いた場合に公平性に欠け、また秘密情報の伝達用
媒体として用いた場合には情報管理上のセキュリティー
性にも問題がある。
【0004】更に、くじなどスクラッチ層を有する情報
記録媒体では、表示記録する内容をあらかじめ印刷など
により表示するため、「当たり」と「はずれ」の割合や
景品内容などの表示内容を随時変更したりして配布する
ことなどができにくく、印刷時に決めた表示内容に固定
され不便である。また、各種の情報記録媒体に表示記録
を行なう場合には、上記くじなどの「当たり」や「はず
れ」の表示などのように、裏面側から透かして見えない
ようにする必要がある場合と、それとは逆に裏面側から
文字や絵柄デザインを透かし見えるようにして装飾効果
を持たせた方がよい場合とがあるが、従来の方法では、
基材を削り取るなどにより調整して行なうなどしていた
ので、各種の情報記録媒体の用途に応じて簡単に表示記
録の透かしの有無を選択して表示記録できないという問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、くじなどの
抽選用情報媒体や秘密情報の伝達用媒体などとして用い
たスクラッチ層を有する情報記録媒体が、それらの表示
記録された基材の裏面側から透かして盗み見られること
ができないようにして、不正行為を防ぐことができ、更
に表示記録された内容を見た際に、よりすばやく認識で
き、デザイン効果を有するようにしたスクラッチ層を有
する情報記録媒体を提供する。また、情報記録媒体に表
示記録を行なう場合に、裏面側から透かして見えないよ
うにする必要がある場合と、それとは逆に裏面側から文
字や絵柄デザインを透かし見えるようにして装飾効果を
持たせた方がよい場合と、のそれぞれの要求に応じて透
かしの有無を選択して表示記録することが可能なレーザ
ー光による表示記録方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のスクラッチ層を有する情報記録媒体は、
金属層の表面及び裏面にそれぞれ接着剤層が設けられ、
前記それぞれの接着剤層上に不透明シートが接着され、
前記不透明シートの少なくとも一方の不透明シートの所
定領域上にレーザー光吸収インキ層が設けられ、前記不
透明シートと前記レーザー光吸収インキ層とが重合され
た領域内に、レーザー光の照射により前記不透明シート
と前記レーザー光吸収インキ層の所望部分が除去された
ことで表示記録が形成され、少なくとも前記表示記録が
形成された領域上にスクラッチ層が設けられてなること
を特徴とする。
【0007】そして、本発明のレーザー光による表示記
録方法の第1の発明は、金属層の表面及び裏面にそれぞ
れ設けた接着剤層上に不透明シートをそれぞれ接着し、
前記不透明シートの少なくとも一方の不透明シートの所
望の領域上にレーザー光吸収インキ層が設けられた構成
を有する情報記録用の媒体に対して、前記不透明シート
と前記レーザー光吸収インキ層とが重合された領域内の
所望部分にレーザー光を照射して、前記不透明シートと
前記レーザー光吸収インキ層を部分的に除去することで
前記金属層面の所望部分を露出させて、表示記録を形成
することを特徴とする。
【0008】また、本発明のレーザー光による表示記録
方法の第2の発明は、金属層の表面及び裏面にそれぞれ
設けた接着剤層上に不透明シートをそれぞれ接着し、前
記不透明シートの少なくとも一方の不透明シートの所望
の領域上にレーザー光吸収インキ層が設けられた構成を
有する情報記録用の媒体に対して、前記不透明シートと
前記レーザー光吸収インキ層とが重合された領域内の所
望部分にレーザー光を照射して、前記レーザー光吸収イ
ンキ層と前記不透明シートの一方と前記金属層とを部分
的に除去することで表示記録を形成することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のスクラッチ層を
有する情報記録媒体及びレーザー光による表示記録方法
の実施の形態について詳しく説明する。図1は、本発明
のスクラッチ層を有する情報記録媒体の一実施形態の平
面図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、図1の
情報記録媒体からスクラッチ層を削り取った状態を示す
平面図、図4は、図3のB−B線断面図、図5は、本発
明のレーザー光による表示記録方法に用いるレーザー光
照射前の情報記録媒体の断面図、図6は、レーザー光の
照射により情報記録媒体に表示記録を行っている状態を
示す断面図、図7は、レーザー光の照射により情報記録
媒体に透かし文字の表示記録を行っている状態を示す断
面図である。
【0010】まず、本発明のスクラッチ層を有する情報
記録媒体の一実施形態について説明する。本発明のスク
ラッチ層を有する情報記録媒体1は、図1及び図2に示
すように、金属箔等からなる金属層2の表面及び裏面に
それぞれ接着剤層3,4が設けられ、前記それぞれの接
着剤層3,4上に不透明シート5,6が接着されて構成
された基材7を用いる。そして、基材7を構成する少な
くとも一方の不透明シート5の所望領域上にレーザー光
吸収インキ層8が設けられていて、前記不透明シート5
と前記レーザー光吸収インキ層8とが重合された領域内
にレーザー光を照射することにより、レーザー光が照射
された各部分における前記不透明シート5と前記レーザ
ー光吸収インキ層8を灰化させて部分的に穴があいた状
態にし、この穴を通して金属層2の面が目視できるよう
に形成させてある。レーザー光の照射により不透明シー
ト5とレーザー光吸収インキ層8を部分的に除去するこ
とで、その除去部分が例えば「当たり」「はずれ」等の
各種の文字・記号や絵柄等などを示す表示記録9が形成
されている。
【0011】更に、レーザー光の照射により不透明シー
ト5とレーザー光吸収インキ層8の所望部分が除去され
たことで形成された表示記録9の領域上にはスクラッチ
層10が設けられている。このスクラッチ層10は、図
2に示すように剥離層10aからなる下層と、隠蔽銀層
10bからなる上層とから構成されていて、これらは不
透明な材質からなり、爪やコインなどで擦ることにより
削り取ることができるように形成され、図3及び図4に
示すように、スクラッチ層10を削り取ることでレーザ
ー光の照射により所望部分が除去された不透明シート5
とレーザー光吸収インキ層8の穴から、金属層2の面が
部分的に露呈され表示記録として目視することが可能に
なる。
【0012】特に、金属層2の面が部分的に露呈され表
示記録として目視することができるので、金属面からの
反射光が目視でき表示記録された情報を確認しやすいと
いう利点がある。また、図2に示して例では、情報記録
媒体の基材7の表面側にだけレーザー光吸収インキ層8
とスクラッチ層10を設けているが、基材7の裏面側に
も同様にレーザー光吸収インキ層8とスクラッチ層10
を設け、不透明シート6とレーザー光吸収インキ層の所
望部分をレーザー光で照射して除去し表示記録を内在化
させるように構成させてもよい。
【0013】金属箔等からなる金属層2としては、例え
ばAl,Au,Ag,Zn,Cuやそれらの合金などの
箔が用いられ、金属層2の厚さは、30μm〜200μ
m程度が好ましい。また、不透明シート6,7は、例え
ば上質紙、OCR用紙、アート紙、コート紙、合成紙な
どが使用でき、これらの厚さは、30μm〜200μm
程度が好ましい。接着剤層3,4は、厚さが各々5μm
〜20μm程度が好ましく、接着剤としては、天然ゴム
系、フェノール系、ポリエチレン系、ナイロン系、エポ
キシ系、ポリイミド系、ウレタン系、ビニルアセタール
系等からなり、金属層2と不透明シート6,7とを接着
するのに十分な接着力を有し、レーザー光が照射されミ
スト化・溶融化した時に残存しても、目立たないように
透明であることが好ましい。
【0014】レーザー光吸収インキ層8は、不透明シー
ト6の全面に設けてもよいし、また所望の領域に設けて
もよい。また、レーザー光吸収インキ層8を形成するイ
ンキは、カーボンブラックなどを含有するレーザー光を
効率良く吸収するインキや、照射するレーザーの波長に
対応した光吸収剤を添加した無色透明または有色のイン
キを使用する。更に、保護層用インキをこれに添加して
保護層を兼ねるようにしてもよい。光吸収剤としては、
例えば、フタロシニアン系、ナフタロシニアン系、ビス
チオウレア系化合物、スクアリリウム系、アズレニウム
系、トリフェニルアミン系、トリスアゾ系、ジフェニル
メタン系、トリフェニルメタン系、トリアリルメタン
系、キノン系、ナフトキノン系、アントラキノン系、ア
ゾ系、インモニウム系、ジインモニウム系、特金属錯体
系、金属硫化物とチオウレア系化合物、リン化合物と銅
化合物、等が使用でき、上記の2種類以上を混合して使
用してもよい。
【0015】スクラッチ層10としては、下地の隠蔽性
(不透明性)を有するとともに、爪や硬貨等で擦ること
により削り取られる(スクラッチ可能な)印刷層であ
る。スクラッチ層10を形成するインキは、ゴム系天然
樹脂(天然ゴム,塩酸ゴム等)、ジエン系樹脂(ポリブ
タジエン,スチレン・ブタジエン共重合体,アクリロニ
トリル・ブタジエン共重合体,ポリイソプレン,ポリク
ロロプレン等)や、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂をビ
ヒクル(顔料を印刷面に転移,固着させるための成分)
としたものである。更に、スクラッチ層10は、下地の
隠蔽性を得るために、色料としての金属系微粉末(アル
ミニウム微粉末,黄銅微粉末,銅微粉末等)やそれらの
酸化微粉末等を40〜60重量%含有している。
【0016】次に、本発明のレーザー光による表示記録
方法の第1の発明について、図5及び図6に基づいて説
明する。本発明のレーザー光による表示記録方法に使用
する情報記録用の媒体は、図5の断面図に示すように、
金属層2の表面及び裏面にそれぞれ接着剤層3,4が設
けられ、前記それぞれの接着剤層3,4上に不透明シー
ト5,6が接着された基材7と、その基材7の少なくと
も一方の不透明シート5の所望領域上にレーザー光吸収
インキ層8が設けられた構成を有している。前記金属層
2と接着剤層3,4と不透明シート5,6とレーザー光
吸収インキ層8については、前記したスクラッチ層を有
する情報記録媒体で説明したので省略する。
【0017】そして、情報記録用の媒体に対して表示記
録を行う場合には、図6に示すように、レーザー光吸収
インキ層8上にレーザー光光源11から書込み用レーザ
ー光13を対物レンズ12を介して照射する。レーザー
光の照射強度を調整させて、レーザー光吸収インキ層8
及び不透明シート5を部分的に除去することで、文字・
記号・絵柄などの表示記録9を形成させる。そして、こ
の除去された部分の穴を通して金属層2の面が目視でき
るように形成させるので、金属層2の面からの反射光に
より、形成された文字・記号・絵柄などの表示記録9が
光って見える。使用されるレーザー光は、例えば、半導
体レーザー、YAGレーザー、CO2レーザーなどのレ
ーザー光を使用する。
【0018】なお、レーザー光を照射した際に接着剤層
3もレーザー光吸収インキ層8及び不透明シート5と一
緒に灰化・ミスト化されて除去してもよいし、透明な接
着剤層を用いた場合には、残ったままでもかまわない。
そして、レーザー光の照射で形成した文字・記号・絵柄
などの表示記録9を隠蔽させたい場合には、爪や硬貨等
で擦ることにより削り取ることが可能なスクラッチ層1
0をレーザー光吸収インキ層8上に形成させたり、また
レーザー光吸収インキ層8上に剥離可能な隠蔽用紙を設
けてもよい。
【0019】
【実施例1】厚さ7μmの金属箔の表裏面に、それぞれ
ポリエチレン系の接着剤を塗布して厚さ15μmの接着
剤層を形成した後、厚さ75μmの上質紙をそれぞれの
接着剤層上に接着させて情報記録媒体の基材を作製し
た。次に、情報記録媒体の基材における一方側の表面上
の全面にカーボンブラックを含有する墨インキによりベ
タ印刷を行いレーザー光吸収インキ層を形成させた。そ
の後、波長1063nmのYAGレーザーを用いて、照
射速度100mm/s、照射強度35wによりレーザー
光吸収インキ層上に文字パターンのレーザー光を照射し
たところ、レーザー光照射部分の金属箔面が露出し文字
パターンの金属光沢を目視できた。
【0020】
【実施例2】実施例1と同様の情報記録媒体の基材上
に、レーザー光吸収インキ層として波長1063nmに
吸収帯のある吸収剤を5%添加したOPインキを印刷し
た後、波長1063nmのYAGレーザーを用いて、照
射速度100mm/s、照射強度35wによりレーザー
光吸収インキ層上に文字パターンのレーザー光を照射し
たところ、レーザー光照射部分の金属箔面が露出し文字
パターンの金属光沢を目視できた。
【0021】次に、本発明のレーザー光による表示記録
方法の第2の発明について、図7に基づいて説明する。
第2の本発明の方法で情報記録用の媒体に対して表示記
録を行う場合には、図7に示すように、レーザー光吸収
インキ層8上にレーザー光光源11から書込み用レーザ
ー光13を対物レンズ12を介して照射する。レーザー
光の照射強度を調整させて、レーザー光吸収インキ層8
と不透明シート5と金属層2とを部分的に除去すること
で、文字・記号・絵柄などの表示記録9を形成させる。
そして、この除去された部分の穴を通して不透明シート
6の面が目視できるように形成させるので、不透明シー
ト6の表面側から形成された文字・記号・絵柄などの表
示記録9を透かして見ることができる。
【0022】
【実施例3】厚さ7μmの金属箔の表裏面に、それぞれ
ポリエチレン系の接着剤を塗布して厚さ15μmの接着
剤層を形成した後、厚さ75μmの上質紙をそれぞれの
接着剤層上に接着させて情報記録媒体の基材を作製し
た。次に、情報記録媒体の基材における一方側の表面上
の全面にカーボンブラックを含有する墨インキによりベ
タ印刷を行いレーザー光吸収インキ層を形成させた。そ
の後、波長1063nmのYAGレーザーを用いて、照
射速度100mm/s、照射強度50wによりレーザー
光吸収インキ層上に文字パターンのレーザー光を照射し
たところ、レーザー光照射部分の金属箔層まで孔があ
き、裏面側から見るとレーザー光照射部分が透かされて
目視できた。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
スクラッチ層を有する情報記録媒体は、金属箔を用いた
基材により情報記録媒体が形成され、レーザー光により
表示記録が設けられているので、表示記録された基材の
裏面側から透かして盗み見られることができないので、
くじなどの抽選用情報媒体や秘密情報の伝達用媒体など
に用いるのに適している。また、情報記録媒体に表示記
録を行なう場合に、裏面側から透かして見えないように
する必要がある場合と、それとは逆に裏面側から文字や
絵柄デザインを透かし見えるようにして装飾効果を持た
せた方がよい場合と、のそれぞれの要求に応じて透かし
の有無を選択して表示記録することが可能となり、情報
記録媒体の用途に応じた表示記録を行なうことができ便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクラッチ層を有する情報記録媒体の
一実施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の情報記録媒体からスクラッチ層を削り取
った状態を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明のレーザー光による表示記録方法に用い
るレーザー光照射前の情報記録媒体の断面図である。
【図6】レーザー光の照射により情報記録媒体に表示記
録を行っている状態を示す断面図である。
【図7】レーザー光の照射により情報記録媒体に透かし
文字の表示記録を行っている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スクラッチ層を有する情報記録媒体 2 金属層 3,4 接着剤層 5,6 不透明シート 7 基材 8 レーザー光吸収インキ層 9 表示記録 10 スクラッチ層 10a 剥離層 10b 隠蔽銀層 11 レーザー光光源 12 対物レンズ 13 書込み用レーザー光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属層の表面及び裏面にそれぞれ接着剤
    層が設けられ、前記それぞれの接着剤層上に不透明シー
    トが接着され、前記不透明シートの少なくとも一方の不
    透明シートの所定領域上にレーザー光吸収インキ層が設
    けられ、前記不透明シートと前記レーザー光吸収インキ
    層とが重合された領域内に、レーザー光の照射により前
    記不透明シートと前記レーザー光吸収インキ層の所望部
    分が除去されたことで表示記録が形成され、少なくとも
    前記表示記録が形成された領域上にスクラッチ層が設け
    られてなることを特徴とするスクラッチ層を有する情報
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 金属層の表面及び裏面にそれぞれ設けた
    接着剤層上に不透明シートをそれぞれ接着し、前記不透
    明シートの少なくとも一方の不透明シートの所望の領域
    上にレーザー光吸収インキ層が設けられた構成を有する
    情報記録用の媒体に対して、前記不透明シートと前記レ
    ーザー光吸収インキ層とが重合された領域内の所望部分
    にレーザー光を照射して、前記不透明シートと前記レー
    ザー光吸収インキ層を部分的に除去することで前記金属
    層面の所望部分を露出させて、表示記録を形成すること
    を特徴とするレーザー光による表示記録方法。
  3. 【請求項3】 金属層の表面及び裏面にそれぞれ設けた
    接着剤層上に不透明シートをそれぞれ接着し、前記不透
    明シートの少なくとも一方の不透明シートの所望の領域
    上にレーザー光吸収インキ層が設けられた構成を有する
    情報記録用の媒体に対して、前記不透明シートと前記レ
    ーザー光吸収インキ層とが重合された領域内の所望部分
    にレーザー光を照射して、前記レーザー光吸収インキ層
    と前記不透明シートの一方と前記金属層とを部分的に除
    去することで表示記録を形成することを特徴とするレー
    ザー光による表示記録方法。
JP2000190401A 2000-06-26 2000-06-26 スクラッチ層を有する情報記録媒体及びレーザー光による表示記録方法 Withdrawn JP2002002161A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7777154B2 (en) * 2002-11-06 2010-08-17 Sony Corporation Method for manufacturing divided waveplate filter
CN103407307A (zh) * 2013-03-05 2013-11-27 海南亚元防伪技术研究所 一喷即成的刮刮乐

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