JP2002001765A - バルブノズル - Google Patents
バルブノズルInfo
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Abstract
成形品を得ることができるバルブノズルを提供する。 【解決手段】ノズルホルダーの先端に取り付けられたノ
ズルヘッドの内部空間に、断面円形部分のヘッド部分と
該ヘッド部分全周から連続して形成されている括れ部と
軸部と矢羽状突起とを有するスプールと、ノズルヘッド
の内部空間に配設されスプールの軸部の外径を摺動自在
に支持してスプールのガイドとなると共に先端部がゲー
ト近傍まで達するように伸びているカラーと、前記スプ
ールを反ゲート方向に付勢するコイルバネとから成るゲ
ート開閉機構を配置したことを特徴とするバルブノズル
である。
Description
に利用されるバルブノズル、更に詳しくは、ホットラン
ナ成形に使用するバルブノズル、シャットオフノズルに
関する。
先端のゲートにシャットオフピンの先端を当接させて流
路の開閉を行なうもので、シャットオフピンは密閉室に
内蔵されているコイルバネによりゲート方向に付勢され
ており、樹脂の圧力がある値以上になりコイルバネの付
勢力に打ち勝つと、密閉室内方向に移動しゲートが開と
なる構成のものが特開昭57−163542号公報に示
されている。
れている方式のものは、樹脂流路を閉とした段階でゲー
ト付近の残留応力が大きく、成形品がこの部分で割れ易
くなる難点がある。更に、樹脂流路を開としてゲートを
通して樹脂の射出を行なうと、樹脂はゲートの空間に沿
って直進し、金型に当接してから横方向に流れを変えて
進むことになる。このため、この構成ではゲート付近の
樹脂の流れが悪いというものである。
れを良好にし、また、ゲート付近の残留応力の少ないバ
ルブノズルとして、特願平9−209808号を先に提
案した。先提案技術では上記特開昭57−163542
号の問題点は解決することができたが、樹脂の最適な温
度範囲が狭いためにゲート付近の樹脂の流れが悪くなら
ないように温度管理を厳格に行う必要があり、また成形
品にフローマークがつき易いという改良すべき点がある
ことがわかった。
を進め原因を究明したところ、樹脂流路がヘッド部分の
切欠部のみであるため、即ち、樹脂の流れが一部の流れ
であるためにゲート近傍での樹脂の熱バランスが悪くな
ることが原因であることがわかった。
く、フローマークの目立たない成形品を得ることができ
るバルブノズルを提供することにある。
構成によって達成される。 1.ノズルホルダーの先端に取り付けられたノズルヘッ
ドの内部空間に、断面円形部分のヘッド部分と該ヘッド
部分全周から連続して形成されている括れ部と軸部と矢
羽状突起とを有するスプールと、ノズルヘッドの内部空
間に配設されスプールの軸部の外径を摺動自在に支持し
てスプールのガイドとなると共に先端部がゲート近傍ま
で達するように伸びているカラーと、前記スプールを反
ゲート方向に付勢するコイルバネとから成るゲート開閉
機構を配置し、樹脂の圧力がある一定値以下である時に
は前記スプールが前記コイルバネにより反ゲート方向に
付勢されて前記スプールのヘッド部分の断面円形の全周
がノズルヘッドのゲート内壁に当接して樹脂流路が閉と
なり、樹脂の圧力がある一定値以上になると前記コイル
バネの付勢力に打ち勝って前記スプールのヘッド部分が
ノズルヘッドのゲートの外側に突出され、前記スプール
の括れ部とゲート内壁部分との間に樹脂流路が形成され
て樹脂流路が開となる構成であることを特徴とするバル
ブノズル。 2.カラーによるスプール軸部の支持が、2点又は3点
支持であることを特徴とするバルブノズル。
を更に詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係るバ
ルブノズルの一実施例を示すもので、図1は閉の状態、
図2は開の状態、図3は拡大端面図である。
中央部に円孔で形成されているゲート11を持ち、ノズ
ルホルダー12の先端にネジ機構により脱着自在に取り
付けられる。20はスプールであり、先端のヘッド部分
21・該ヘッド部分21全周から連続して細狭く縊れ形
成されている括れ部22・中間の軸部23・後端に配置
されている矢羽状突起24で構成されている。30はカ
ラーであり、ノズルヘッド10の内部空間に配設されス
プール20の軸部21の外径を摺動自在に支持してスプ
ール20のガイドとなると共に先端部31がゲート11
近傍まで達するように伸びている。
端部31は3点支持の構成となっているが、スプール2
0の軸部23を摺動自在に支持でき且つ樹脂の流れを妨
げない構成であれば、2点支持や4点支持以上の構成で
あっても構わない。
ラー30によって摺動自在に支持されたスプール20
は、コイルバネ40により図面上右方向に付勢されてお
り、ノズルが閉の状態では、矢羽状突起24の先端がノ
ズルホルダー12に形成されている段部13に当接した
状態で静止している。41はコイルバネ40の抑え部材
であるワッシャーである。スプール20の矢羽状突起2
4は、三枚バネの構成となっているが、2枚バネや4枚
バネ或いはそれ以上の枚数であっても構わない。
部分21の先端付近は断面円形であり、該円形が徐々に
括れる構成で括れ部22が形成されている。ノズル閉の
状態では、ヘッド部分21の先端付近の断面円形部分の
外周がゲート11の円孔の内壁に当接しており、樹脂流
路を閉ざしている。
プール20に加わる樹脂の圧力成分の内、ゲート方向圧
力と反ゲート方向圧力は、スプール20の軸部23の断
面積分だけゲート方向圧力の方が大となるので、その圧
力差をコイルバネ40の付勢力より大となるように設定
すれば、図2に示すように、スプール20はゲート11
方向に、矢羽状突起24が移動規制位置(本態様ではカ
ラー30に形成されている)まで、移動する。この状態
で、図3のA図及びB図に示すように、ゲート11の円
孔とスプール20の括れ部22との間に樹脂流路が形成
される。樹脂の圧力を或る一定値以下に小さくするとス
プール20は図1に示す状態に復帰し流路は閉となる。
0によって摺動自在に支持されている(図3のD図参
照)ので、その移動に際してはカラー30がガイドの役
目を果たすため、ヘッド部分21がゲート11に対して
位置ズレを起こすことなく正確に直線往復運動すること
ができる。樹脂流路が開の状態の場合、図2に示されて
いるように、スプール20のヘッド部分21がゲート1
1の外側に突出し、括れ部22の存在によりゲート11
の内周部分との間に樹脂流路が形成されることになる。
は、括れ部22の全周において形成されるので、コイル
バネ40の存在により樹脂が旋回し乍らゲート11に向
かう作用と相俟って、ヘッド部分の切欠部のみである先
提案技術に比して樹脂の流れがよいだけでなく、360
度全方向に樹脂が射出されるので良好な成形品が得られ
且つ成形品のフローマークを著しく減じることができ
る。樹脂の流れがよくなったことにより、熱バランスが
良好で先提案技術よりも温度管理幅が著しく広がった。
1近傍まで達するように伸びていることにより、該カラ
ー30を伝わった熱がゲート11近傍の樹脂まで届くの
で流動性が常に良好となるという付随的効果をも有して
いる。
1の外側にスプール20のヘッド部分21の先端部が突
出する構成であるので、成形品の肉厚が薄いものを成形
する場合には、ゲート11部分に対応する金型に凹部を
形成しておくようにすることが好ましい。
ート11の円孔とスプール20の括れ部22との間の全
周に樹脂流路が形成されるので、樹脂の流れがよく、し
かも360度全方向に樹脂を射出することができ、良好
な成形品が得られ且つ成形品のフローマークを著しく減
じることができる。さらにゲート11における樹脂の流
れがよいため熱バランスが良好で先提案技術よりも温度
管理幅が著しく広がった。従って、頭記した課題が解決
可能である。
ラー30の先端部31がゲート11の近傍まで達するよ
うに伸びているため、ゲート11近傍の樹脂まで熱が伝
わるので流動性が常に良好となるという効果も期待でき
る。
することなく全方向に均等に且つ放射状に流動するた
め、ゲート11付近の流れが良好、且つ樹脂の分子配向
や充填剤の配向が弱められ、残留応力が小さいばかりで
なく、先提案技術のような精密摺動する部分がなく、樹
脂のリークもない構造のため、軸部23の往復運動や、
樹脂流動がスムースである効果を発揮できる。
Claims (2)
- 【請求項1】ノズルホルダーの先端に取り付けられたノ
ズルヘッドの内部空間に、断面円形部分のヘッド部分と
該ヘッド部分全周から連続して形成されている括れ部と
軸部と矢羽状突起とを有するスプールと、ノズルヘッド
の内部空間に配設されスプールの軸部の外径を摺動自在
に支持してスプールのガイドとなると共に先端部がゲー
ト近傍まで達するように伸びているカラーと、前記スプ
ールを反ゲート方向に付勢するコイルバネとから成るゲ
ート開閉機構を配置し、樹脂の圧力がある一定値以下で
ある時には前記スプールが前記コイルバネにより反ゲー
ト方向に付勢されて前記スプールのヘッド部分の断面円
形の全周がノズルヘッドのゲート内壁に当接して樹脂流
路が閉となり、樹脂の圧力がある一定値以上になると前
記コイルバネの付勢力に打ち勝って前記スプールのヘッ
ド部分がノズルヘッドのゲートの外側に突出され、前記
スプールの括れ部とゲート内壁部分との間に樹脂流路が
形成されて樹脂流路が開となる構成であることを特徴と
するバルブノズル。 - 【請求項2】カラーによるスプール軸部の支持が、2点
又は3点支持であることを特徴とするバルブノズル。
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JP2019151036A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | フィーサ株式会社 | 後方受圧式のピストンを有するバルブノズル |
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CN108722693A (zh) * | 2018-07-31 | 2018-11-02 | 太仓市宇格明叶环保设备有限公司 | 一种用于废气处理系统的pp螺旋型喷嘴及其喷淋方法 |
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