JP2002000555A - 内視鏡操作装置 - Google Patents

内視鏡操作装置

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JP2002000555A JP2000187801A JP2000187801A JP2002000555A JP 2002000555 A JP2002000555 A JP 2002000555A JP 2000187801 A JP2000187801 A JP 2000187801A JP 2000187801 A JP2000187801 A JP 2000187801A JP 2002000555 A JP2002000555 A JP 2002000555A
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cylindrical shaft
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喜則 藤井
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弘之 桂田
Akira Sugiyama
章 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量で生産性に優れ、かつ内視鏡内外で
の圧力差によっても破損されない、中空状の回動操作ノ
ブを備えた内視鏡操作装置を得る。 【構成】 それぞれ中空状の、内視鏡本体と該内視鏡本
体に対して回動操作可能に支持された回動操作ノブ;こ
の回動操作ノブを回動操作可能に支持する、内視鏡本体
に形成された筒状軸;及び、回動操作ノブと内視鏡本体
の互いの中空状部を連通させる連通路;を備えた内視鏡
操作装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の操作装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】内視鏡では、挿入部の先端
湾曲部を湾曲操作させるための湾曲操作ノブや、この湾
曲操作ノブの回動を規制させて湾曲部の湾曲状態を固定
させるためのロック操作ノブといった操作部材が中空状
に形成されているものがある。
【0003】ところで、医療用の内視鏡では使用する毎
に滅菌を行うが、ガス滅菌の場合は内視鏡内外の圧力差
を利用して滅菌作業を行う。そのため、特に中空状部の
体積が比較的小さい湾曲操作ノブやロック操作ノブの構
成部品に対し、圧力変動によるストレスが加わりやす
い。このストレスに対応させるため、ガス滅菌を行うこ
とを想定した従来の内視鏡では、操作ノブの肉厚を大き
くしたり、接着部分があればその接着面積を広くするな
どして操作部材の強度を確保していた。しかし、操作装
置の小型化及び軽量化、あるいは生産性といった観点か
らは、回動操作ノブの肉厚は小さく、接着面積は狭い方
が好ましい。
【0004】
【発明の目的】本発明は、小型軽量で生産性に優れ、か
つ内視鏡内外での圧力差によっても破損しない、中空状
の回動操作ノブを備えた内視鏡操作装置を得ることを目
的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の内視鏡操作装置は、中空状の内
視鏡本体、この内視鏡本体に対して回動操作可能に支持
された、中空状の回動操作ノブ、この回動操作ノブを回
動操作可能に支持する、内視鏡本体に形成された筒状
軸、及び、回動操作ノブと内視鏡本体の互いの中空状部
を連通させる連通路を有することを特徴としている。こ
の内視鏡操作装置によれば、ガス滅菌時などに回動操作
ノブの内圧が変動される状態になったときに、該操作ノ
ブは体積の大きい内視鏡本体の中空状部と連通されてい
るので、回動操作ノブ内での内圧変動が緩和される。よ
って、回動操作ノブを含む操作装置を小型軽量で容易に
形成しつつ、内視鏡内外での圧力差によっては破損され
ないようにすることができる。
【0006】例えば、回動操作ノブが筒状軸の軸線方向
の途中位置に支持されている場合、連通路は、回動操作
ノブの中空状部に連通する、筒状軸の半径方向に向いた
径方向連通路と、この径方向連通路に連通し、内視鏡本
体の中空状部に連通する、筒状軸の軸線方向に向いた軸
線方向連通路とを有するように構成することができる。
また、回動操作ノブが筒状軸の軸線方向の途中位置に支
持され、さらに、回動操作ノブの中空状部と筒状軸の外
面の間に該筒状軸を覆う中間筒状体を備えている場合に
は、連通路は、内視鏡本体の中空状部に連通する、筒状
軸の軸線方向に向いた軸線方向連通路と、この軸線方向
連通路と筒状軸の外面を連通する、該筒状軸の半径方向
に向いた径方向連通路と、中間筒状体に形成した、回動
操作ノブのいずれの回動位置においても該径方向連通路
と回動操作ノブの中空状部を連通させる別の径方向連通
路とを有するように構成することができる。中間筒状体
とは、例えば、回動操作ノブと一体で筒状軸に回転可能
に嵌まる、該回動操作ノブ自身の回動支持部材である。
【0007】以上のように回動操作ノブが筒状軸の軸線
方向途中位置に支持される場合、該該軸線方向に位置を
異ならせて一対の回動操作ノブを設け、この一対の回動
操作ノブの中空状部をそれぞれ、連通路を介して内視鏡
本体の中空状部と連通させることができる。
【0008】さらに、筒状軸の軸線方向の途中位置に支
持される回動操作ノブに加え、筒状軸の軸端部に回動操
作可能に支持された別の回動操作ノブを備えてもよい。
この構成では、筒状軸の軸線方向連通路が、この軸端部
に支持された回動操作ノブの中空状部と内視鏡本体の中
空状部を連通させるように構成することができる。
【0009】以上の回動操作ノブは例えば、筒状軸を中
心とする回動操作により、観察対象内に挿入される内視
鏡挿入部先端の湾曲部を湾曲させる湾曲操作ノブとする
ことができる。あるいは、筒状軸を中心とする回動操作
によりこの湾曲操作ノブの回動を規制しまたは自由にさ
せるロック操作ノブとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態は、医療用内視鏡の操
作装置に本発明を適用したものである。最初に内視鏡の
全体構造及び操作装置の概要を説明し、次に本発明の特
徴部分を説明する。
【0011】図1に示す内視鏡10は、操作部11と挿
入部12を有し、挿入部12の先端部は、操作部11に
設けた湾曲操作装置13の操作に応じて上下及び左右方
向に湾曲される湾曲部12aとなっている。
【0012】湾曲部12a先端には、図示しない観察窓
(対物窓)と照明窓が設けられている。観察窓を介して
得られる画像は操作部11近傍に設けた接眼部15から
観察することができる。湾曲部12a先端の照明窓に
は、コネクタ14に接続された光源装置17からライト
ガイド可撓管を介して照明用光が送られる。また、操作
部11と挿入部12の間には、処置具を挿入するための
鉗子口18が設けられていて、鉗子口18から挿入され
た処置具は湾曲部12aの先端から突出する。
【0013】図2は湾曲操作装置13付近の断面を示し
ている。湾曲操作装置13は、湾曲部12aを左右方向
に湾曲させるための左右湾曲機構13LRと、湾曲部1
2aを上下方向に湾曲させるための上下湾曲機構13U
Dを有している。図3と図4はそれぞれ、各部の動作を
分かりやすくするために、左右湾曲機構13LRと上下
湾曲機構13UDにおいて一体的に回動される部材を一
部材として表したものである。なお、図3では、左右湾
曲機構13LRにおいて一体的に回動される部分のみに
ハッチングを付し、図4では、上下湾曲機構13UDに
おいて一体的に回動される部分のみにハッチングを付し
ている。まず左右方向用の湾曲機構を説明する。
【0014】操作部11のハウジング11a内には基板
11bが固定されており、この基板11b上に回動基軸
20が固定されている。回動基軸20は、ハウジング1
1aに形成した貫通孔11cを通して上方に突出してい
る。貫通孔11cは、後述する固定台座50とハウジン
グ11aとの間に配した蓋体11dによって塞がれてい
る。
【0015】回動基軸20の外側には、左右湾曲機構1
3LRを構成する操作軸体21が回動可能に支持されて
いる。操作軸体21は金属材料で形成されており、回動
基軸20に嵌まる、該回動基軸20と同心の筒状部21
aと、この筒状部21aの上端部に位置する円板状部2
1bを有し、円板状部21bには、周方向に等間隔で複
数の円孔21cが形成されている(図5参照)。
【0016】操作軸体21には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ23が固定される。湾曲操作ノブ2
3は、等角度間隔で4つの指掛部23aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ2
3の対向する上面と下面には、それぞれ大径開口23b
と小径開口23cが形成されており、小径開口23cは
操作軸体21の円板状部21bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ23において小径開口23cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部23dが形成され、この凸部23
dを円孔21c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ23が操作軸体21と固定される。
【0017】操作軸体21の下端部にはプーリー24が
固定されている。プーリー24には一対の操作ワイヤ2
5、26が固定されており、プーリー24の正逆の回動
によって、操作ワイヤ25と操作ワイヤ26の一方がプ
ーリー24に巻き取られ、他方がプーリー24から繰り
出される。操作ワイヤ25と操作ワイヤ26はそれぞれ
挿入部12の湾曲部12aを構成する節輪に接続してお
り、この操作ワイヤ25と操作ワイヤ26相互に対する
牽引及び繰出動作によって、湾曲部12aが左右方向に
湾曲される。本実施形態では、図10中のL方向に湾曲
操作ノブ23と操作軸体21の結合体を回動させると湾
曲部12aが左方に湾曲され、同結合体をR方向に回動
させると湾曲部12aが右方に湾曲される。
【0018】続いて上下方向用の湾曲機構を説明する。
操作軸体21の筒状部21aの外側には、上下湾曲機構
13UDを構成する操作軸体31が回動可能に支持され
ている。操作軸体31は金属材料で形成されており、筒
状部21aに回動可能に嵌まる、回動基軸20と同心の
筒状部31aと、この筒状部31aの上端部に位置する
円板状部31bを有している。円板状部31bには、周
方向に等間隔で複数の円孔31cが形成されている。
【0019】操作軸体31には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ33が固定される。湾曲操作ノブ3
3は、等角度間隔で5つの指掛部33aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ3
3の対向する下面と上面には、それぞれ大径開口33b
と小径開口33cが形成されており、小径開口33cは
操作軸体31の円板状部31bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ33において小径開口33cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部33dが形成され、この凸部33
dを円孔31c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ33が操作軸体31と固定される。また湾曲操作ノ
ブ33内には、大径開口33bの内側に金属材料からな
る環状の内枠33eが固定されている。この環状の内枠
33eは、内周面に雌ねじが形成されている。
【0020】操作軸体31の下端部には、プーリー34
が固定されている。プーリー34には一対の操作ワイヤ
35、36が固定されており、プーリー34の正逆の回
動によって、操作ワイヤ35と操作ワイヤ36の一方が
プーリー34に巻き取られ、他方がプーリー34から繰
り出される。操作ワイヤ35と操作ワイヤ36はそれぞ
れ挿入部12の湾曲部12aに接続されており、この操
作ワイヤ35と操作ワイヤ36相互に対する牽引及び繰
出動作によって、湾曲部12aが上下方向に屈湾曲され
る。本実施形態では、図10中のU方向に湾曲操作ノブ
33と操作軸体31の結合体を回動させると湾曲部12
aが上方に湾曲され、同結合体をD方向に回動させると
湾曲部12aが下方に湾曲される。
【0021】左右湾曲機構13LRと上下湾曲機構13
UDはそれぞれ、ロック機構によって湾曲操作ノブ2
3、33の回動操作を規制することができ、挿入部12
の湾曲部12aを所望の湾曲状態にさせることができ
る。まず左右湾曲機構13LRのロック機構を説明す
る。
【0022】回動基軸20の上端部には、回動基軸20
と同心の筒状部41aと円板状部41bを備えたロック
軸体41が設けられている。筒状部41aは回動基軸2
0に回動可能に嵌まっており、円板状部41b上には固
定ナット43を介してロック操作ノブ42が固定されて
いて、外部からロック操作ノブ42を回動操作するとロ
ック軸体41も一体に回動される。回動基軸20の上端
部には、このロック軸体41とロック操作ノブ42の結
合体の脱落を防止する抜止部材44が取り付けられてい
る。図9に示すように、抜止部材44の中央には非円形
孔44cが形成され、回動基軸20の上端部はこの非円
形孔44cに挿通可能な非円形断面形状に形成されてお
り、互いの非円形部を嵌合させることにより、抜止部材
44は回動基軸20に対して回動が規制された状態で支
持される。抜止部材44はさらに、固定ねじ20aによ
って回動基軸20の軸線方向にも脱落しないように固定
される。
【0023】図7ないし図9に示すように、ロック軸体
41とロック操作ノブ42の結合体は、円板状部41b
上に突設した回動規制突起41cが、周方向に位置を異
ならせて抜止部材44に設けた一対の回動規制面44a
に当接する範囲内で回動させることができる。抜止部材
44にはさらに、各回動規制面44aと径方向の対向位
置に、一対のクリック凹部44bが形成されており、回
動規制突起41cが各回動規制面44aに当接する、ロ
ック軸体41とロック操作ノブ42の回動規制位置で
は、該ロック操作ノブ42に固定されたクリックばね4
5が、径方向の対向位置にあるクリック凹部44bと係
合して、ロック操作ノブ42にクリック感を与える。
【0024】筒状部41aの外周面には雄ねじ41dが
形成され、この雄ねじ41dには、移動ロック部材46
の雌ねじ46aが螺合している。図5に示すように、回
動基軸20はその長手方向の一部が非円形断面部22と
して形成されており、この非円形断面部22に対して、
移動ロック部材46と相対回動不能に結合された回動規
制体47が嵌まることによって、移動ロック部材46は
該回動基軸20に対する回動が規制されている。したが
って、ロック操作ノブ42とロック軸体41の結合体を
回動させると、雄ねじ41dと雌ねじ46aの螺合関係
によって、移動ロック部材46は回動基軸20の軸線に
沿って回動することなく上下動される。
【0025】ロック操作ノブ42とロック軸体41の結
合体を回動させて移動ロック部材46が上下動すると、
該移動ロック部材46に固定された摩擦係合部46b
が、固定ロック部材48に固定された摩擦係合部48a
に対して接離する。摩擦係合部46b、48aは摩擦係
数の高い材料、例えばコルクやシリコンゴムで形成され
ている。固定ロック部材48は、大径開口23bを覆う
ように湾曲操作ノブ23の一部を構成しており、湾曲操
作ノブ23を回動操作したときには、該湾曲操作ノブ2
3及び操作軸体21と共に回動される。そして、移動ロ
ック部材46が上方に移動して摩擦係合部46bが摩擦
係合部48aに押し付けられると、摩擦力によって固定
ロック部材48の回動が規制される。固定ロック部材4
8の回動が規制されると、操作軸体21と湾曲操作ノブ
23の結合体の回動が規制され、プーリー24が回動し
ないように係止される。その結果、湾曲部12aの左右
方向への湾曲動作が規制され、湾曲状態が維持される。
詳細には、図10中のF’方向(ロック方向)にロック
操作ノブ42を回動させたときに、移動ロック部材46
が上方へ移動して固定ロック部材48と摩擦係合して湾
曲操作ノブ23が回動規制され、F方向(フリー(アン
ロック)方向)に回動させたときに、移動ロック部材4
6が下方へ移動して固定ロック部材48との摩擦係合を
解除して湾曲操作ノブ23の回動が許容される。上述の
ように、ロック操作ノブ42は2つの回動位置でクリッ
ク感と共に係止されるが、一方のクリック位置で湾曲操
作ノブ23が係止され、他方のクリック位置で湾曲操作
ノブ23の回動が許容される。このロック操作ノブ42
の前者の回動位置をロック位置、後者の回動位置をアン
ロック位置と呼ぶ。なお、移動ロック部材46と固定ロ
ック部材48はそれぞれが環状に形成されており、湾曲
操作ノブ23と共に回動される固定ロック部材48がい
ずれの回動位置にあっても、摩擦係合部46bが摩擦係
合部48aに係合することが可能になっている。
【0026】さらに、摩擦係合部46bは下部に調整ね
じ49を備え、この調整ねじ49は移動ロック部材46
に形成したねじ孔49aに螺合している。調整ねじ49
を回転させると、ねじ孔49aとの螺合関係に従って、
摩擦係合部46bが移動ロック部材46に対して上下方
向に移動される。なお、図2ないし図4には調整ねじ4
9及びねじ孔49aが2つ示されているが、これらは周
方向に位置を異ならせて3つ以上設けてもよい。移動ロ
ック部材46に対して摩擦係合部46bの上下方向位置
が変化すると、ロック操作ノブ42をロック位置に回動
操作したときの摩擦係合部46bと摩擦係合部48aの
摩擦係合力が変化するため、湾曲操作ノブ23に対する
ロック強さを調整することができる。例えば、湾曲部1
2aの湾曲状態であっても、該湾曲部12aに加わる外
力に応じて湾曲操作ノブ23に対するロックが解除され
る、いわばハーフロックとなるように、摩擦係合部46
bと摩擦係合部48aの間の摩擦力を設定することも可
能である。固定ロック部材48を回動させてその上下方
向位置を変化させることにより、こうした摩擦力の調整
を容易に行うことができる。
【0027】続いて上下湾曲機構13UDのロック機構
を説明する。操作軸体31の外側には、回動基軸20と
同心の筒状に形成された固定台座50が設けられてい
る。固定台座50は、その下端部が回動基軸20と共に
基板11bに固定されており、固定台座50と回動基軸
20との間の空間には、操作軸体21、31、プーリー
24、34が支持されている。一方、固定台座50の外
周面にはロック軸体51が支持されている。ロック軸体
51は、回動基軸20と同心の筒状部51aと円板状部
51bを備え、筒状部51aは固定台座50の外周面に
対して回動可能に、かつ軸方向(上下方向)には移動し
ないように嵌まっている。円板状部51bには周方向に
位置を異ならせて複数の円孔51cが形成されており、
この円孔51cに凸部52aを嵌めて溶着することによ
ってロック操作レバー52が固定される。つまり、ロッ
ク操作レバー52はロック軸体51と共に、固定台座5
0(回動基軸20)を中心として回動可能に支持されて
いる。上述した中空状のロック操作ノブ42とは異な
り、ロック操作レバー52は、回動操作を行いやすくす
るために、回動基軸20の軸線に対して径方向に長く延
出されたレバー形状に形成されている。
【0028】ロック軸体51とロック操作レバー52の
結合体は、ロック軸体51の筒状部51aと固定台座5
0との間に設けた図示しない回動規制機構によって2つ
の回動位置で係止され、各回動位置において、クリック
ばね55がクリック感を発生させるストッパとして作用
する。
【0029】筒状部51aの外周面には雄ねじ51dが
形成され、この雄ねじ51dには、移動ロック部材56
の雌ねじ56aが螺合している。図6に示すように、固
定台座50はその上端部が非円形断面部54として形成
されており、この非円形断面部54に対して、移動ロッ
ク部材56に固定された回動規制体57が嵌まることに
よって、移動ロック部材56は固定台座50及び回動基
軸20に対する回動が規制されている。したがって、ロ
ック操作レバー52とロック軸体51の結合体を回動さ
せると、雄ねじ51dと雌ねじ56aの螺合関係によっ
て、移動ロック部材56が回動基軸20の軸線に沿って
回動することなく上下動される。回動規制体57は移動
ロック部材56と別部材としてから固定してもよいし、
回動規制体57に相当する部分を移動ロック部材56に
一体に形成してもよい。
【0030】ロック操作レバー52とロック軸体51の
結合体を回動させて移動ロック部材56が上下動する
と、該移動ロック部材56の一部に形成された摩擦係合
部56bが、固定ロック部材58に固定された摩擦係合
部58aに対して接離する。固定ロック部材58は、湾
曲操作ノブ33の内枠33eに対し、周方向には一体に
回動するように係合しており、湾曲操作ノブ33を回動
操作したときには共に回動される。そして、移動ロック
部材56が下方に移動して摩擦係合部56bが摩擦係合
部58aに押し付けられると、摩擦力によって固定ロッ
ク部材58の回動が規制される。固定ロック部材58の
回動が規制されると、操作軸体31と湾曲操作ノブ33
の結合体の回動が規制され、プーリー34が回動しない
ように係止される。結果として、上下方向への湾曲部1
2aの湾曲動作が規制され、特定の湾曲位置に保たれ
る。詳細には、図10中のF’方向(ロック方向)にロ
ック操作レバー52を回動させたときに、移動ロック部
材56が下方へ移動して固定ロック部材58と摩擦係合
して湾曲操作ノブ33が回動規制され、F方向(フリー
(アンロック)方向)に回動させたときに、移動ロック
部材56が上方へ移動して固定ロック部材58との摩擦
係合を解除して湾曲操作ノブ33の回動が許容される。
上述のように、ロック操作レバー52は2つの回動位置
でクリック感を伴って係止されるが、一方のクリック位
置で湾曲操作ノブ33が係止され、他方のクリック位置
で湾曲操作ノブ33の回動が許容される。このロック操
作レバー52の前者の回動位置をロック位置、後者の回
動位置をアンロック位置と呼ぶ。なお、移動ロック部材
56と固定ロック部材58はそれぞれが環状に形成され
ており、湾曲操作ノブ33と共に回動される固定ロック
部材58がいずれの回動位置にあっても、摩擦係合部5
6bが摩擦係合部58aに係合することが可能になって
いる。
【0031】一方、固定ロック部材58は、内枠33e
に対して上下方向移動可能に嵌まっている。湾曲操作ノ
ブ33の内枠33eには雌ねじが形成されており、この
雌ねじに螺合する雄ねじを備えたロック調整ナット60
が、固定ロック部材58を下方から支えている。湾曲操
作ノブ33と操作軸体31の結合体を回動規制しつつロ
ック調整ナット60を回動させると、内枠33eに対し
てロック調整ナット60の上下方向位置が調整され、こ
れに応じて移動ロック部材56に対する固定ロック部材
58の上下方向位置を調整することができる。固定ロッ
ク部材58の上下方向位置が変化すると、ロック操作レ
バー52をロック位置に回動操作したときの摩擦係合部
56bと摩擦係合部58aの間の摩擦力が変化するた
め、ロック強さを調整することができる。例えば、ロッ
ク調整ナット60の調整によって、上下湾曲機構13U
Dに関して上述のようなハーフロック状態を設定するこ
とが可能である。
【0032】以上のようなロック機構を有する左右湾曲
機構13LRと上下湾曲機構13UDの構成部材は、最
終的には回動基軸20を介して操作部11に組み付けら
れている。上下湾曲機構13UDは、左右湾曲機構13
LRを構成する操作軸体21(円板状部21b)とプー
リー24に挟まれて上下方向位置が定められており、回
動基軸20の軸方向の途中位置には、操作軸体21の上
端部と係合する中間抜止部材61が設けられている。こ
の中間抜止部材61によって、上下湾曲機構13UD全
体と、左右湾曲機構13LRにおける操作軸体21及び
湾曲操作ノブ23の結合体とが、回動基軸20から脱落
しないように保持される。また、上述の抜止部材44に
よって、湾曲操作ノブ23よりも上方に位置するロック
軸体41やロック操作ノブ42が、回動基軸20から脱
落しないように保持されている。つまり、回動基軸20
に対して、湾曲操作装置13全体が抜け止めされた状態
で保持されている。
【0033】湾曲操作装置13には、内部を水密に保っ
たり、埃などの異物の侵入を防ぐために、弾性を有する
Oリングなどからなるシール材が配されている。シール
材はその機能上、ハウジング11a内をシールするもの
(符号S1)と、湾曲操作ノブ23内をシールするもの
(同S2)と、湾曲操作ノブ33内をシールするもの
(同S3)と、ロック操作ノブ42内をシールするもの
(同S4)と、操作軸体21、31の間をシールするも
の(同S5)とに分けられる。例えば内視鏡10を薬液
で消毒する場合、外部に露出する箇所は確実に消毒され
るが、中空に形成された各操作ノブ23、33及び42
内や操作部11のハウジング11a内への薬液の浸入
は、シール材S1〜S5によって防がれる。
【0034】
【本発明の特徴部分の説明】左右湾曲機構13LR側の
湾曲操作ノブ(回動操作ノブ)23は内部に中空状部2
3iを有する有底の筒状体として形成されており、上下
の端面に大径開口23bと小径開口23cが形成されて
いる。小径開口23cは操作軸体21によって塞がれて
液体が流通不能となっている。一方、大径開口23b
は、湾曲操作ノブ23を回動規制または回動許容させる
ためのロック機構(ロック軸体41、移動ロック部材4
6、固定ロック部材48)に覆われており、さらに上述
のシール材S2及びS4によって大径開口23bを通し
て液体が流通しないように密閉されている。シール材S
2は、固定ロック部材48の外縁部と大径開口23bの
内縁部の間を密閉するシール材S2aと、固定ロック部
材48とロック軸体41の間を密閉するシール材S2b
とからなる。
【0035】この湾曲操作ノブ23の回動操作を規制ま
たは許容させるための操作部材であるロック操作ノブ
(回動操作ノブ)42は、ロック軸体41の円板状部4
1b共に中空状部42iを形成しているが、この中空状
部42iは上述のシール材S4によって密閉されてい
る。シール材S4によって中空状部42iが密閉される
と、この中空状部42iに面しているロック軸体41と
回動基軸(筒状軸)20の空隙も密閉される。つまり、
シール材S4は、直接的にはロック操作ノブ42の中空
状部42iと外部の間を密閉するように機能するもので
あるが、湾曲操作ノブ23の中空状部23iと外部の間
を密閉する機能も有している。
【0036】湾曲操作ノブ23と同様に、上下湾曲機構
13UDの湾曲操作ノブ(回動操作ノブ)33は内部に
中空状部33iを有する有底の筒状体として形成されて
おり、上下の端面に小径開口33cと大径開口33bが
形成されている。小径開口33cは、操作軸体31によ
って塞がれ、さらに操作軸体31と回動基軸20の間に
シール材S5を配することによって液体が流通不能とな
っている。一方、大径開口33bは、湾曲操作ノブ33
を回動規制または回動許容させるためのロック機構(ロ
ック軸体51、移動ロック部材56、固定ロック部材5
8)に覆われており、さらに上述のシール材S3によっ
て大径開口33bを通して液体が流通しないように密閉
されている。シール材S3は、固定ロック部材58の外
縁部と大径開口33bの内縁部に嵌めた内枠33eの間
を密閉するシール材S3aと、固定ロック部材58と移
動ロック部材56の間を密閉するシール材S3bと、移
動ロック部材46と固定台座50の間を密閉するシール
材S3cからなる。
【0037】すなわち組立状態の湾曲操作装置13で
は、湾曲操作ノブ23、33及びロック操作ノブ42
は、それぞれの中空状部23i、33i及び42i内に
液体が進入しないように密閉されている。なお、湾曲操
作ノブ23、33及びロック操作ノブ42は、ガス滅菌
時には、中空状部23i、33i及び42i内へガスの
流入を許すように構成されている。
【0038】内視鏡10ではさらに、内視鏡本体を構成
するハウジング11a内に中空状部11iが形成されて
いる。ハウジング11aには回動基軸20や固定台座5
0を突出させるための貫通孔11cが形成され、該貫通
孔11cは、蓋体11d及びシール材S1によって密閉
されている。シール材S1は、貫通孔11cの内縁部と
蓋体11dの間を密閉するシール材S1aと、蓋体11
dと固定台座50の間を密閉するシール材S1bからな
る。ハウジング11内の中空状部11iの体積は、湾曲
操作ノブ23、33やロック操作ノブ42の中空状部の
体積よりも大きい。
【0039】回動基軸20は、一端部(図2の下端部)
がハウジング11a内の基板11bに固定され、他端部
(図2の上端部)はロック操作ノブ42の中空状部42
i内に連通しており、その軸線方向に向けて上端面と下
端面を連通する軸線方向連通路90が形成されている。
回動基軸20の上端部には固定ねじ20aが取り付けら
れるが、この固定ねじ20aにも軸線方向連通路90が
連続して形成されている。一方、軸線方向連通路90の
下端部はハウジング11a内の中空状部11iに連通し
ている。したがって、ロック操作ノブ42の中空状部4
2iとハウジング11aの中空状部11iは、軸線方向
連通路90により連通されている。
【0040】また、回動基軸20の軸線方向の途中位置
には、径方向に向け、軸線方向連通路90と該回動基軸
20の外周面を貫通する径方向連通路91、92が形成
されている。
【0041】上側の径方向連通路91は、湾曲操作ノブ
23の中空状部23iと軸線方向連通路90を連通させ
ている。上述のように軸線方向連通路90はハウジング
11aの中空状部11iに連通しているため、この軸線
方向連通路90と径方向連通路91を介して、湾曲操作
ノブ23の中空状部23iはハウジング11aの中空状
部11iと連通されることになる。なお、径方向連通路
91は、回動基軸20の周方向に略等角度間隔で4つが
設けられており、図2ないし図4、及び図12にはその
うち3つが表されている。
【0042】回動基軸20において下側の径方向連通路
92が形成されている箇所の外面は、該回動基軸20を
中心とする放射方向へ向け、操作軸体21の筒状部(中
間筒状体)21a、操作軸体31の筒状部(中間筒状
体)31a、及び固定台座(中間筒状体)50の順で覆
われている(図6参照)。回動基軸20の外周面と筒状
部21aの内周面、筒状部21aの外周面と筒状部31
aの内周面、筒状部31aの外周面と固定台座50の内
周面の間には、それぞれ環状の中間連通室93a、93
b及び93cが形成されている(図13)。そして、筒
状部21aには、中間連通室93aと93bを連通する
径方向への貫通孔94が形成され、筒状部31aには、
中間連通室93bと93cを連通する径方向への貫通孔
95が形成され、固定台座50には、中間連通室93c
と湾曲操作ノブ33の中空状部33iを連通する径方向
への貫通孔96が形成されている。
【0043】中間連通室93aは、湾曲操作ノブ23と
一体に回動する筒状部21aが回動基軸20に対してい
ずれの回動位置にあるときにも、径方向連通路92と貫
通孔93の間を連通させるように、環状空間として形成
されている。同様に、中間連通室93bは、湾曲操作ノ
ブ23と一体に回動する筒状部21aと湾曲操作ノブ3
3と一体に回動する筒状部31aがいずれの相対回動位
置にあるときにも、貫通孔94、95の間を連通させる
ように、環状空間として形成されている。さらに中間連
通室93cは、湾曲操作ノブ33と一体に回動する筒状
部31aが固定台座50に対していずれの回動位置にあ
るときにも、貫通孔95、96の間を連通させるよう
に、環状空間として形成されている。以上の構成によ
り、回動基軸20の径方向連通路92と湾曲操作ノブ3
3の中空状部31bは、常時連通されている。換言すれ
ば、中間連通室93a、93b及び93cと貫通孔9
4、95及び96は、回動基軸20と湾曲操作ノブ33
の間に筒状部21a、31a及び固定台座50が介在し
ていても径方向連通路92と中空状部33iを連通させ
る、回動基軸20に設けた径方向連通路92とは別の径
方向連通路を構成している。
【0044】したがって、上述したロック操作ノブ42
と湾曲操作ノブ23に加え、湾曲操作ノブ33も、その
中空状部33iが、回動基軸20内の連通路90、92
や上述の各貫通孔94、95、96や中間連通室93
a、93b、93cを介して、ハウジング11の中空状
部11iと連通されている。
【0045】以上のように、回動基軸20の軸線方向の
途中位置に回動可能に支持された一対の湾曲操作ノブ2
3、33と、回動基軸20の軸端部に回動可能に支持さ
れたロック操作ノブ42は、それぞれの中空状部23
i、33i及び42iが回動基軸20内に形成された連
通路91、91及び92等を介して、内視鏡本体である
ハウジング11a内の中空状部11iと連通されてい
る。そのため、例えばガス滅菌時に中空状部23i、3
3i及び42iの内圧が上昇される状態になったとして
も、上昇しようとする内圧は、連通路を通してより体積
の大きいハウジング11a内に逃がすことができるの
で、操作ノブ内の過度な内圧上昇を抑えることができ
る。つまり、内視鏡内外で圧力差が生じたときに、各操
作ノブ23、33及び42の構成部品が破損されにくく
なる。その結果、各操作ノブ23、33及び42の構成
部品を比較的薄肉にしたり、接着、溶着部分を有する場
合にはその領域を最小限にすることが可能になる。
【0046】以上、図示実施形態により本発明の内視鏡
操作装置を説明したが、本発明は実施形態に限定される
ものではない。例えば実施形態では、回動操作ノブは、
湾曲部を湾曲させる操作部材、又は湾曲状態でロックさ
せるための操作部材としたが、本発明は別用途の回動操
作ノブであっても適用することができる。
【0047】また、実施形態では、回動基軸20(筒状
軸)の軸端部に支持される回動操作ノブを湾曲ロック
用、回動基軸20の途中位置に支持される一対の回動操
作ノブを湾曲操作用としたが、筒状軸に対する回動操作
ノブの支持位置やその機能は任意に選択できる。例え
ば、湾曲操作用のノブを一つだけ設ければ足りる場合に
は、この湾曲操作用のノブを、実施形態でのロック操作
ノブ42の位置に設け、回動基軸20の途中位置には操
作ノブを支持させないようにすることもできる。この場
合、回動基軸20には軸線方向の連通路(90)のみを
形成すればよく、径方向の連通路(91、92)は不要
となる。
【0048】また、実施形態では、湾曲操作ノブ33の
中空状部33iと回動基軸20との間に、湾曲操作ノブ
33自身の回動支持部材である筒状体31a以外に、湾
曲操作ノブ23の回動支持部材である筒状体21aと、
固定台座50とが配置されているが、中空状部33iと
回動基軸20との間には筒状体31aのみが位置される
ようにして連通路の構成を簡略化させることも可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の内視
鏡操作装置によれば、回動操作ノブと内視鏡本体の互い
の中空状部を連通路で連通させたので、ガス滅菌時など
に回動操作ノブ内の過度な内圧変動を防ぎつつ、回動操
作ノブ自体の肉厚や接着領域などを少なく抑えることが
できる。つまり、小型軽量で生産性に優れ、かつ内視鏡
内外での圧力差によっても破損されない、中空状の回動
操作ノブを備えた内視鏡操作装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による操作装置を有する内視鏡の全体構
造を示す外観図である。
【図2】図1の内視鏡の湾曲操作装置付近の断面図であ
る。
【図3】図2から、左右湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図4】図2から、上下湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図5】図2のV-V断面線に沿う図である。
【図6】図2のVI-VI断面線に沿う図である。
【図7】図2のVII-VII断面線に沿う図である。
【図8】図2の矢印VIII方向から見た抜止部材付近の平
面図である。
【図9】図8の抜け止め部材の単体形状を表す図であ
る。
【図10】湾曲操作装置の平面図である。
【図11】内視鏡ハウジング内にある部材を除いて示
す、湾曲操作装置を底面側から見た図である。
【図12】図2における左右湾曲機構付近を拡大した図
である。
【図13】図2における上下湾曲機構付近を拡大した図
である。
【符号の説明】
10 内視鏡 11 操作部 11a ハウジング(内視鏡本体) 11b 基板 11c 貫通孔 11d 蓋体 11i 中空状部 12 挿入部 12a 湾曲部 13 湾曲操作装置 13LR 左右湾曲機構 13UD 上下湾曲機構 14 コネクタ 15 接眼部 17 光源装置 18 鉗子口 20 回動基軸(筒状軸) 20a 固定ねじ 21 操作軸体 21a 筒状部(中間筒状体、回動支持部材) 21b 円板状部 21c 円孔 22 非円形断面部 23 湾曲操作ノブ(回動操作ノブ) 23a 指掛部 23b 大径開口 23c 小径開口 23d 凸部 23i 中空状部 24 プーリー 25 操作ワイヤ 26 操作ワイヤ 31 操作軸体 31a 筒状部(中間筒状体、回動支持部材) 31b 円板状部 31c 円孔 33 湾曲操作ノブ(回動操作ノブ) 33a 指掛部 33b 大径開口 33c 小径開口 33d 凸部 33e 内枠 33i 中空状部 34 プーリー 35 操作ワイヤ 36 操作ワイヤ 41 ロック軸体 41a 筒状部 41b 円板状部 41c 回動規制突起 41d 雄ねじ 42 ロック操作ノブ(回動操作ノブ) 42i 中空状部 43 固定ナット 44 抜止部材 44a 回動規制面 44b クリック凹部 44c 非円形孔 45 クリックばね 46 移動ロック部材 46a 雌ねじ 46b 摩擦係合部 47 回動規制体 48 固定ロック部材 48a 摩擦係合部 49 調整ねじ 49a ねじ孔 50 固定台座(中間筒状体) 51 ロック軸体 51a 筒状部 51b 円板状部 51c 円孔 51d 雄ねじ 52 ロック操作レバー 52a 凸部 54 非円形断面部 55 クリックばね 56 移動ロック部材 56a 雌ねじ 57 回動規制体 56b 摩擦係合部 58 固定ロック部材 58a 摩擦係合部 60 ロック調整ナット 61 中間抜止部材 90 軸線方向連通路 91 92 径方向連通路 93a 93b 93c 中間連通室 94 95 96 貫通孔 S1(S1a S1b) シール材 S2(S2a S2b) シール材 S3(S3a S3b S3c) シール材 S4 シール材 S5 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 章 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 DD03 FF11 GG04 HH33 HH34 JJ11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の内視鏡本体;この内視鏡本体に
    対して回動操作可能に支持された、中空状の回動操作ノ
    ブ;この回動操作ノブを回動操作可能に支持する、内視
    鏡本体に形成された筒状軸;及び上記回動操作ノブと内
    視鏡本体の互いの中空状部を連通させる連通路;を有す
    ることを特徴とする内視鏡操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡操作装置におい
    て、回動操作ノブは筒状軸の軸線方向の途中位置に支持
    され、 上記連通路は、 回動操作ノブの中空状部に連通する、筒状軸の半径方向
    に向いた径方向連通路と;この径方向連通路に連通し、
    内視鏡本体の中空状部に連通する、筒状軸の軸線方向に
    向いた軸線方向連通路と;有する内視鏡操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の内視鏡操作装置におい
    て、回動操作ノブは筒状軸の軸線方向の途中位置に支持
    され、さらに、回動操作ノブの中空状部と筒状軸の外面
    の間に該筒状軸を覆う中間筒状体を備え、 上記連通路は、 内視鏡本体の中空状部に連通する、筒状軸の軸線方向に
    向いた軸線方向連通路と;この軸線方向連通路と筒状軸
    の外面を連通する、該筒状軸の半径方向に向いた径方向
    連通路と;上記中間筒状体に形成した、回動操作ノブの
    いずれの回動位置においても上記径方向連通路と回動操
    作ノブの中空状部を連通させる別の径方向連通路;を有
    する内視鏡操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の内視鏡操作装置におい
    て、上記中間筒状体は、回動操作ノブと一体で上記筒状
    軸に回転可能に嵌まる、該回動操作ノブの回動支持部材
    である内視鏡操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、上記回動操作ノブは筒状軸の軸線
    方向に位置を異ならせて一対が設けられ、該一対の回動
    操作ノブの中空状部はそれぞれ上記連通路により内視鏡
    本体の中空状部と連通されている内視鏡操作装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から5いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、さらに、上記筒状軸の軸端部に回
    動操作可能に支持された、上記軸線方向の途中位置に支
    持される回動操作ノブとは別の回動操作ノブを備え、 筒状軸の軸線方向連通路は、この軸端部に支持された別
    回動操作ノブの中空状部と内視鏡本体の中空状部を連通
    させる内視鏡操作装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、内視鏡は観察対象内に挿入される
    挿入部を有し、上記回動操作ノブは、筒状軸を中心とす
    る回動操作により該挿入部先端の湾曲部を湾曲させる湾
    曲操作ノブである内視鏡操作装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から6いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、内視鏡は、観察対象内に挿入され
    る挿入部と、筒状軸を中心とする回動操作により該挿入
    部先端の湾曲部を湾曲させる湾曲操作ノブとを備え、 上記回動操作ノブは、筒状軸を中心とする回動操作によ
    り該湾曲操作ノブの回動を規制しまたは自由にさせるロ
    ック操作ノブである内視鏡操作装置。
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