JP2001527728A - 疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式 - Google Patents

疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式

Info

Publication number
JP2001527728A
JP2001527728A JP54445499A JP54445499A JP2001527728A JP 2001527728 A JP2001527728 A JP 2001527728A JP 54445499 A JP54445499 A JP 54445499A JP 54445499 A JP54445499 A JP 54445499A JP 2001527728 A JP2001527728 A JP 2001527728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
generator
generating
sequence
pseudo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP54445499A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョエル メドロック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JP2001527728A publication Critical patent/JP2001527728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J13/00Code division multiplex systems
    • H04J13/0007Code type
    • H04J13/0022PN, e.g. Kronecker
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/58Random or pseudo-random number generators
    • G06F7/582Pseudo-random number generators
    • G06F7/584Pseudo-random number generators using finite field arithmetic, e.g. using a linear feedback shift register
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J13/00Code division multiplex systems
    • H04J13/10Code generation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 記憶されるマスクを大幅に低減させるようなPN発生器を有するCDMAベースバンドモデムが開示されている。種々の性能行列が、記憶、ソフトウェア及び時間の3つのパラメータにより系列発生の代替え組合せを示す。この構成の実施例が、対応するハードウェアの複雑さで提示されている。マスクが、新たな位相オフセット系列へ移動させるために使用される。ソフトウェア/ソフトウェア制御により実行されるマスク計算の知的能力により、2Nのマスクを記憶する代わりに、N個未満のマスクしかROMに記憶する必要がない。マスクは、マスク発生多項式を用いてPN発生器の固有多項式の何れかの次数に基づいて計算される。マスク発生器用の2の巾の位相シフトとなるようなマスクのみが記憶される。疑似ランダムノイズ発生器及びマスク発生器の固有多項式は、ガロア及びフィボナッチ多項式である。

Description

【発明の詳細な説明】 疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式 技術分野 本発明は、符号分割多重アクセス(CDMA)パーソナル通信システムに係り 、特には、CDMA通信システムにおけるマスク発生固有多項式用の疑似ランダ ムノイズ(PN)発生器に関する。 背景技術 符号分割多重アクセス(CDMA)は、PCSのような無線通信技術における デジタル信号の帯域拡散用に普通に使用されている。周波数又はタイムスロット の代わりに、CDMAは多重無線通信チャンネルの間で伝送を行い及び区別を行 うために数学的コードを使用する。普通の無線受信機は、周波数ドメインでフィ ルタを行うことにより局及びチャンネルを分離する。一方、CDMA受信機は、 デジタルドメインで適用され且つ除去される疑似ランダム変調により通信チャン ネルを分離する。従って、周波数再利用がCDMAの高スペクトル効率を際立た せている。通話はデジタルコードにより区別されるので、多くのユーザが同一の 帯域幅を同時に共有する。帯域幅は、同じデータレートでの単純なポイントツー ポイント通信に必要とされるものよりも大幅に広い。何故なら、ノイズ状の搬送 波が当該信号に含まれる情報を拡散させるからである。 CDMAにおいては、各々が自身の特異なコードを持つ多くの局が、他の全て から区別されるこれら局の信号を同時に送信する。この区別は、相互相関器が所 望の伝送のものに対応するコードを基準として用いることにより達成する。CD MAコードは、他の信号の同時伝送からの干渉が減少されるように、特別に良好 な相互相関特性を有するように選択される。 CDMA以前では、拡散スペクトル通信は多年にわたり軍事通信を暗号化する ために使用されていた。その拡散された信号故にCDMAメッセージを妨害又は 傍受することは困難であり、かくして、その主たる強さは敵の妨害に抗し、安全 な通信を提供することであった。民生移動体通信への応用が1940年代に提案 されたが、民生通信市場での実際の応用は40年後までなされることはなかった 。最初の実地試験は1991年に実演され、その技術は7年未満のうちに試験さ れ、規格化され且つ配備された。中間規格95(IS−95)は、1992年の 採用、1993年の承認の後にTIA(通信工業協会)によりデジタルセルラ規 格となった。IS−95システムは、無線スペクトルを1.250MHzの幅のキャ リアに分割する。 拡散スペクトル通信は、限られた周波数系内で増加された帯域幅を提供し、拡 大された範囲及び一層の通信安全性を含む付加的な利点を有する。CDMAにお いては、狭帯域メッセージ信号が、該メッセージのデータレートよりも大幅に大 きなレートを持つ疑似ランダムノイズコード系列であるような拡散信号により乗 算される。該疑似ランダムコード系列が、個々の通話を区別する。 CDMAは、元の各信号のビットを“チップ”と呼ばれる多数の幅ビットに分 解することによりビットデータレートを人工的に増加させる。10なる増加係数 の場合は、元の信号の各ビットは10個の別個のビット、即ち“チップ”にまで 分割され、これによりデータレートを10だけ増加させる。帯域幅も、10なる 係数だけ増加される。 疑似ランダムノイズコードは、−1から1(極性)又は0から1(非極性)の 範囲の高データレートビット(“チップ”)の系列である。“直接系列”拡散ス ペクトル装置においては、−1(又は0)データビットの疑似ランダムノイズコ ードは1データビットの疑似ランダムノイズコードの反転である一方、“間接系 列”拡散系列装置のこれらデータビットに対する疑似ランダムノイズコードは反 転コード以外のものである。長さN=4の直接系列コードは極性+1ビットを{ +1,−1,+1,−1}に、及び極性−1ビットを反転{−1,+1,−1, +1}に拡散することができる一方、長さN=4の間接系列コードは極性+1ビ ットを{+1,−1,+1,−1}に、及び極性−1ビットを{+1,+1,+ 1,−1}に拡散することができる。 このように、“チップ”は元の信号における各単一ビットに付加されるPNコ ードにおける上記多数の小データビットを指す。これは、元の変調された信号を 該 高データレートのPNコード結果により乗算するか(極性の場合)、又は2進演 算における排他的OR演算を用いて(非極性の場合)実施される。一層広い帯域 幅の信号が“チップ”の数に比例して生成される。次いで、受信機は複製のコー ド系列を用いて乗算することにより(極性の場合)上記PNコードを除去して元 の信号を得る。 上記疑似ランダムコードは、受信機が他の信号と偶発的に同期しないことを保 証するような複雑なパターンである。長さNの2進疑似ランダムノイズコードは 、2N個の可能なコードを生成する。しかしながら、通話者の間の干渉を最小化 するために、これらのコードは互いに直交的でなければならない。(信号は、そ れらのビット系列の正確に半分が相違していれば、完全に直交的である。)長さ NではN個の直交拡散系列しか存在しない。 CDMAセルラ電話呼び出しは、毎秒9600ビットの標準レートで開始する 。次いで、これは毎秒約1.23Mビットの送信されたレートに拡散される。拡 散は、特定のセルユーザに関連するデジタル疑似ランダムノイズコードを当該デ ータビットに適用する。該データビットは当該セル内のユーザの全ての信号と一 緒に伝送される。信号が受信された際に、所望の信号からコードが除去され、こ れにより上記ユーザを分離すると共に、通話を毎秒9600ビットのレートに戻 す。 拡散信号多重アクセスシステムは、信号対雑音(S/N)性能を増加させるた めに、全体の信号を標準の狭帯域伝送に要求されるよりも大幅に大きな帯域幅上 で伝送する。伝送される信号の帯域幅を増加する結果、受信される情報が狭帯域 ノイズを有するチャンネルに対して正しい確立が増加する。各信号は基本周波数 及びその高調波における多数の小信号の集まりであるから、周波数を上昇させる 結果、元の信号は一層正確に再現される。 非常に広帯域なシステムに対する性能上昇は“処理利得”Gと呼ばれる。この 用語は、帯域幅を犠牲として得られる受信信号の忠実度を表し、W/Rで定義さ れるが、ここでWは拡散された帯域幅であり、Rはデータレートである。ノイズ の多いチャンネルにより導入されるエラーは、チャンネル容量の下記シャノンの 式を用いて情報レート伝送を犠牲にすることなしに如何なる所望のレベルへも低 減される: C=Wlog2(1+S/N) ここで、Cは毎秒当たりのビットによるチャンネル容量、Wは帯域幅、S/Nは ノイズ電力により除算されたビット当たりのエネルギである。この式から、帯域 幅の増加はビットエラーレートの低下なしにS/N比の減少を可能にすることが 明らかである。IS−95AのCDMAでは、9600Obpsデータレートの場 合、 W/R=10log(1.2288MHz/9600Hz)=21dB である。 Rueth他の米国特許第5,228,054号は、PN系列の長さを2Nだけ増大させる従 来の疑似ランダムノイズ発生器を開示している。該Rueth他の特許は、PN系列 長を該系列に所定位置において追加の“チップ”を挿入することにより増大させ るための線形系列シフトレジスタを備える系列増大回路を設けることによるハー ドウェアのみによる方法を提示している。上記LSSRは長さ2N−1のPN系 列を発生し、上記増大回路は該系列長を2Nに増大すべく少なくとも1つの追加 の“チップ”を挿入する。 発明の開示 本発明は、特にモデム用の、CDMA通信システムにおけるマスクを考慮した 短コード系列用のPN発生器の幾つかの構成を含んでいる。種々の性能行列が、 記憶、ソフトウェア及び時間という3つのパラメータにより系列発生の代替え組 合せを示す。これらの3つのパラメータを変化させることにより、コストを低減 しながら、システム性能を最適化することが可能となる。マスク発生器を用いて マスクを計算するソフトウェアの能力により、新たな位相オフセットに移動させ るために、2N個のマスクを記憶する代わりに、N個のマスクのみがROMに記 憶される。2の巾の位相シフトとなるようなマスクのみがROMに記憶される。 本発明は、PN発生器とマスク発生器とからなる。PN発生器は疑似ランダム ノイズコードを生成し、マスク発生器は該PN系列の位相をシフトするマスクを 生成する。マスク発生器用の固有多項式を決定する方法は、PN発生器の固有多 項式に依存する。これらの2つの多項式特性は相補的である。PN発生器は“ガ ロア構造”又は“フィボナッチ構造”のものであり、従って、対応するPN発生 器は各々“フィボナッチ構造”又は“ガロア構造”のものとなる。 なる型式のPN発生器用の固有多項式に対しては、対応するマスク発生器の固有 多項式は: となる。マスク発生器の初期状態は上記PN発生器からの出力ビットにより決定 される。 本発明のマスク発生器は、上記モデムが如何なる位相オフセット(例えば、零 から215−1=32767)に対しても所要のマスクを計算することを可能にす る。ROMに記憶する必要があるマスクの数の減少により、PN系列間の位相の 一層高速な切換が可能である。特別な構成により、マスクはソフトウェアアルゴ リズムを用いて少なくとも部分的に計算される。 図面の簡単な説明 第1図は、従来のマスク回路の第1実施例を示し、 第2A図及び第2B図は、疑似ランダムノイズ発生器及びマスク発生器の2つ の実施例を示し、 第3図は、疑似ランダムノイズ発生器の第2実施例を図示し、 第4図は、疑似ランダムノイズ発生器の第3実施例を示し、 第5図は、疑似ランダムノイズ発生器の第4実施例を示し、 第6図は、疑似ランダムノイズ発生器の第5実施例を示す。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、マスク発生器用の固有多項式をPN発生器の固有多項式に対する相 補形態として決定する。該固有多項式は、“ガロア構造”又は“フィボナッチ構 造”の相補形態を有している。なる形態のPN系列発生器用の固有多項式に対しては、対応するマスク発生器の 固有多項式は: である。I系列発生器に対する線形帰納式は、i(n)=i(n-15)+i(n-10)+i(n-8)+i( n-7)+i(n-6)+i(n-2)である。従って、I疑似ランダムノイズ多項式系列はf(x)=x15 +x13+x9+x8+x7+x5+1なる固有多項式を有し、対応するマスク発生器はh(x)=x15 +x10+x8+x7+x6+x2+1なる形態の多項式を有する。 CDMAにおける各通信チャンネルは特定のコードを有する。かくして、各通 信チャンネルは異なるコードを使用するので、多くの当事者が同時に通信を行う 能力を有する。他のコードを抑圧するために、所望のコードの存在をテストする ために積分が必要となる。疑似ランダムノイズコードの積分は、通常、零なる結 果を生成する。何故なら、真にランダムなコードは、等しく正又は負の2進数と なる傾向があるからである。これらのランダムなビットの相関は平均すると零と なる。しかしながら、送信機及び受信機のコードが同一であるなら、そうはなら ない。送信機及び受信機が同一のコードを使用する場合は、積分は非零値の結果 となる。これにより、コードが当事者により共有される所望の通信を除く全ての 通信チャンネルが抑圧される。 CDMAのベースバンドモデムは、“短コード”と呼ばれる長さ215の1.2 288MHzのPN系列を必要とする。シフトされた短コード系列は直交性の特性 を有している。同一のPNコードを持つシフトされていない系列は、互いに排他 的オアされた場合に、等しくない数の1及び0(例えば、“1111”又は“0 000”なる系列)を生成し;異なるPNコードを持つ系列は、互いに排他的オ アされた場合に、等しい数の1及び0を生成する。他の系列に対してシフトされ た系列の乗算は、時間にともない零に積分する(“拡散”と呼ばれる)。他の系列 に対してシフトされていない系列の乗算は、ランプ関数に積分する(“逆拡散(de spreading)”と呼ぶ)。 理想的には、系列が全長にわたり積分されるようにして、結果が零値か又は非 零値であるかを判定するようにする。しかしながら、IS−95においては全P N系列にわたる積分は現実的ではない。代わりに、CDMAモデムはPN系列の 或る区間にわたり積分し、PN位相をオフセットし、且つ、新たな積分を実行し て、シフトされた系列が存在するかを判定する。 疑似ランダムノイズ系列は、線形帰還シフトレジスタ(LFSR)又は線形系 列シフトレジスタ(LSSR)により発生される。この系列は固有の系列レート を有し、データは固有のデータ変調レートを有している。該データは疑似ランダ ム系列と排他的オアされ、かくして同期は共通の因数に対してのみ発生する。毎 秒9600ビットのデータ変調レートを伴う1.2288MHzのPN系列レートは 情報ビット当たり128のPN“チップ”を生成し、毎秒4800ビットのデー タレートは情報ビット当たり250のPN“チップ”に対応する。データとPN 系列との間の一致は、当該PN系列の128又は256の繰り返し期間毎に発生 する。該PN系列及びデータレートの繰り返し期間がもっと頻繁に発生するよう に、PN系列の長さを2の巾(即ち、2N)となるようにするのが望ましい。 線形帰還シフトレジスタの演算に関しては幾つかの表現が存在する。一つの表 現はαの巾によるものである。各LFSR状態がベクトルと見なされると、如何 なる原始多項式に対しても、特異なベクトルの合計数は、1引く2の巾乗とされ た該多項式の次数に等しい。各ベクトルは2進体GF(2)から構成されると共に 、一層大きな体GF(2N)の要素を形成し、ここでNは該多項式の次数である。こ のように、f(x)=1+x5+x7+x8+x9+x13+x15なる多項式は体GF(215)に属する215 −1個の要素(ベクトル)を有している。ベクトルはmタプル(tuple)と呼ば れるm要素の順序系列として表すことができる。ベクトル空間GF(215)内の各 mタプルは、α0,α1,α2,…,α14なる単位ベクトルの線形合成からなるこ とができる。各ベクトルはαによる乗算、従って指数の加算により決定すること ができる。α15=1+α578913なる先の多項式の関係を用いて、15 より大きなαの如何なる巾も15未満のαの巾に関連して表すことができる。( 加算がモジュロ2であることに注意)。例えば、α1715α2=(1+α578+ α913)(α2)=1+α258101113。 αによる乗算の演算は、ベクトル(mタプル)の線形変換と同一である。この ように、LFSRの演算の他の表現は、線形変換によるものである。特定の線形 変換は、行列乗算並びに上記シフトレジスタの演算及び帰還演算の両方のモデル の形態のものである。ガロアLFSRの場合は、該演算は列ベクトルとの左側乗 算である。vが15タプルの列ベクトルであるとすると、行列乗算は: と書くことができ、ここで、cnは先の発生多項式の係数に対する0又は1を表 す。結果としての列ベクトルv'はガロアLFSRの1クロックサイクルによる 反復に等しい。このように、LFSRにより発生される長さ215−1のPN系列 は、215−1個の明確な15タプルを含むであろう。更に、最初のmタプルでも っての215−1行列乗算の後、元のmタプルが結果として得られるであろう。こ の演算は如何なる次数の多項式にも拡張する。 “マスク”回路と呼ばれる第1図の回路は、集合V15又は体GF(215)上のベ クトル空間に属する2つのベクトルの内積(又はドット積)を実行する。u及び Vがベクトル空間Vn内のベクトルであるとすると、スカラ積は であり、ここでui・viはモジュロ2乗算で実行され、ui+viはモジュロ2加算 で 実行される。上記モジュロ2乗算は“AND”ゲートにより実施される。また、 上記モジュロ2加算は“排他的オア”ゲートにより実施される。このように、ベ クトル空間内の2つのベクトルの間の内積はスカラを形成する。この場合、該ス カラはGF(2)上の要素である。該内積は: (i) u・v=v・u 可換性 (ii) u・(v+w)=u・v+u・w 分配性 (iii) (au)・v=(u・v) 結合性 なる数学的特性を有している。 内積の演算は、結果としてスカラとなる列ベクトルと乗算された行ベクトルの 内積に等しい。結果としてのスカラはGF(2)上の要素であり、出力PN系列内 のビットに直接写像される。写像は1対1であり、各々の可能性のあるベクトル は当該系列内の特異なオフセットに関連される。マスク発生多項式の目的は、如 何なる所与のオフセットに対しても必要なベクトルを効果的に予測することであ る。 零オフセットに対する必要とされるマスクベクトルは、N−1個の“零”と該 LFSRの出力タップに相当する単一の“1”との自明の場合を有する。例えば 、LFSR出力がシフトレジスタの15番目のビットからであるとすると、零オ フセット用のマスクは該15番目の位置における1を除いて全て零である: 上記表現は、LFSR出力が15番目の出力ビットから取り出されると仮定し ている。cn係数は、ベクトル空間Vn内の如何なる特定のnタプルにも対応する 。 LFSRと組み合わされたマスク回路の動作は下記の形態で与えられ、ここで uは行ベクトルであり、vは列ベクトルである: u(Mn・v)=xn 上記LFSRの各反復はMによる乗算と等価である。出力xnは、結果として のベクトル及び“マスク”ベクトルuとの内積の形成の結果である。マスクベク トルuが静的であるなら、LFSRの反復(又はMによる順次の乗算)は、vの みにより生成されるビット系列からオフセットされたxnのビット系列を発生す るであろう。 如何なる任意のシフトに対する正しい“マスクベクトル”を判定する処理も、 前記結合性の特性を用いて知ることができる。このように、同一の出力xnは、 下記関係で判定することができる: (u・Mn)v=xn 上記表現は、uが零シフトに対応するベクトルであると仮定している。何れか のαmオフセットに対するベクトルは、N=mに設定し、行ベクトルとのNの右 側行列乗算をなすことと等価である。先のxnに対する同一の系列は、ベクトル vを一定に維持したままの順次の行一行列乗算により発生することができる。こ れは、任意の“マスク”ベクトルを発生するための基本処理である。上記行−行 列乗算の調査に際しては、演算は“フィボナッチ”LFSRと同一である。フィ ボナッチLFSRの係数は、発生多項式と直接関係するが逆である。 何れの“マスクベクトル”を効率的に算出するためにも、フィボナッチLFS Rの反復は効率的に計算されねばならない。マスクを零シフトベクトルから開始 してN回フィボナッチLFSRを反復することにより発生することも可能ではあ るが、もっと効率的なアルゴリズムが存在する。uベクトルがMvガロアLFS Rに対するマスクであるのと同様に、vベクトルはuMフィボナッチLFSRに 対するマスクである。このように、フィボナッチLFSR出力も同様にオフセッ トすることができる。フィボナッチLFSRをシフトするためにガロアベクトル の小さな集合を記憶することにより、効率的なマスク発生アルゴリズムを決定す ることができる。更に、上記ガロアベクトルが2の巾によるシフトに対応するよ うに選択されるなら、オフセットの2進表現のビットは上記の記憶されたベクト ルの小集合に直接対応するであろう。これらのガロアベクトルは、フィボナッチ LFSRをシフトして如何なる所要のマスクベクトルを発生するためにも使用す ることができる。 第1図は、マスク回路100の第1の従来の実施例を図示している。一連の15 個のアンドゲート101a〜101oは、各々、バス102からデータビットを入力するた めの入力端子、及びバス103からマスクビットを入力する入力端子を有している 。 アンドゲート101a〜101oの各々の出力端子は15個の排他的オアゲート104a〜10 4oの1つに結合されている。最初の排他的オアゲート104aは、アンドゲート101a に結合された1つの入力端子と、接地点に結合された1つの入力端子とを有して いる。最後の排他的オアゲート104oはシフトされた出力(SHIFTED OUTPUT)系列 を出力する出力端子を有している。所望の位相オフセットに対して15ビットワ ードが期待される。 これらパラメータがハードウェアに組み込まれる場合、512x15ビットワ ードのテーブルは64チップまでの不正確さを生じる。補償は、PN発生器を1 .2288MHz以外のレートでクロックする処理として定義される“スルー(slewi ng)”により達成される。“順方向にスルー”は1.2288MHzより速いレート でクロックすることを指す一方、“逆方向スルー”は1.2288MHzより低いレ ートでクロックすることを指す。単一方向のスルーの場合、位相オフセットを変 化させるための所要のクロックサイクル数は(1+64)である。この方法のた めのソフトウェアの複雑さは零である。何故なら、マスクをロードするのに何の 知的能力も用いられないからである。全ROM記憶は15,360ビットである 。 表1は、この第1実施例のマスク性能を示している。ハードウェアスルーサイ クル及び計算反復用の欄は分けられている。何故なら、これらアルゴリズムは並 列に実行されるからである。速いクロックが多重化されている場合はハードウェ アクロックサイクルは速いチップレートでなされるので、ハードウェアスルーサ イクルは必ずしもチップに対応しない。 表1において、“ハードウェアの複雑さ”は前記マスク回路を指し、追加のロ ジックは一次出力(PRIMARY OUTPUT)及びシフト出力(SHIFTED OUTPUT)データ ストリームに余分な零を生成する。第1図の実施例は特定のPNオフセットを維 持し、マスクは相対的にシフトされた系列を作成する。このアーキテクチャの一 つの利点は、シフトされた系列とシフトされていない系列との間の高速切換を可 能にすることで、該特性は、移動体をハードハンドオフから即座に戻すことを可 能にすることにより、IS-95-Bにおける周波数内ハードハンドオフへの用途を有 する。 レークフィンガ(rake finger:熊手の指)性能も、位相オフセットを変化させ るのに要するクロックサイクルの数により影響を受ける。IS−95システムに おけるレークフィンガは新たな基地局へ復調するために必要とされ、フィンガは 、これをなすために、そのPN位相オフセットを即座に変化させる必要がある。 従って、システム性能はレークフィンガの切換が遅れる場合に影響を受け、この 遅れはPN位相オフセットを変化させる速度に依存する。更に、長い遅れは、新 たに割り当てられたPNオフセットからの情報を失う結果となる。 第2A図及び第2B図は、PN及びマスク発生器の2つの実施例を図示してい る。図2Aにおいて、PN発生器A201はガロア構成を有し、対応するマスク発 生器A202はフィボナッチ構成を有している。マスク発生器A202の初期状態はP N発生器A201の出力ビットにより決定される。PN発生器A201の出力ビットが 最下位ビット(LSB)である場合は、マスク発生器A202の初期状態は0x0001 である。該0x0001状態ベクトルはマスク回路100内で零シフトされた系列を発生 する。 マスク発生器BはPN発生器B用のマスクを発生するために使用することがで きる。0x4000なる初期条件は零オフセット系列に対応する。該0x4000マスクは、 常に零オフセット系列の結果となるように、PN発生器Bの状態とは独立して使 用することができる。マスク発生器Bの1回の反復は、結果として、単一ビット オフセット系列となる。マスク発生器B状態対PN系列シフトのサンプルデータ が表2に示されている。同様の表が、PN発生器A及びマスク発生器Aに関して も構成することができる。第2B図は、フィボナッチ構成を持つPN発生器B251と、ガロア構成を持つマ スク発生器B252とを対応して示している。第2A図及び第2B図の両方のPN 発生器及びマスク発生器は、典型的には、線形帰還シフトレジスタ又は線形系列 シフトレジスタである。 マスク発生器及び対応するPN発生器の使用は、重要にも、マスクを計算する 問題をLFSRにおける状態を計算する問題に低減する。チップ精度のマスクが 、LFSRの状態から算出される。新たなマスクは、新たなオフセットが必要な 場合にのみ計算され、算出されたマスクは後の使用のために記憶することができ る。 第3図は、大きなハードウェアの複雑さを犠牲にはするが可能な限り最短の時 間内でマスクを計算するためのI PN発生器の第2実施例を示している。より 少ないROM記憶しか必要とされず、高い精度のマスクが発生される。このハー ドウェアは、ROM301、制御ブロック302、マスクレジスタ303、15個のマス ク回路304a〜304o、PN発生器A305及びPN発生器マスク回路306からなるQ系 列PN発生器ハードウェア300用に複写されている。マスク回路304a〜304oの各 々は第1図のマスク回路と等価である。該PN発生器は15ビットのカウンタを 必要とする。ROM301は225ワードを記憶する必要があるので、3375ビ ットを有する。新たなマスクは、制御ブロック302内に記憶された命令により2 25ワードROM301から読み出すことにより発生される。15の記憶された集 合のうちの1つが、{214,214+1,214+2,214+3,214+4,214+5,214+6,214+7 ,214+8,214+9,214+10,214+11,214+12,214+13,214+14}なるシフトとなる マスクの系列である。これらの記憶された要素は: とも表わされる。各反復につき、マスク回路304a〜304oへの入力のために15個 のワードがROM301から読み出される。マスク回路304a〜304oの各々からの単 一ビット出力は、マスクレジスタ303に再ロードされる。次の反復の間に、全て のマスク回路304a〜304oが前の反復に対するシフトを発生する。このように、チ ップ精度のマスクは15の反復内で15の集合のみを必要とする。制御ブロック 302は、ソフトウェアインターフェースを単純化するために、所要のオフセット の2進表現を事前に行う。状態マシンが行列乗算の15回の反復を実行し、次い でPN発生器マスク回路306で使用するための算出されたマスクの出力を可能に する。この実施例は、マスク算出用に線形帰還シフトレジスタの記憶された状態 を利用している。この実施例のマスク性能が表3に示されている。15のクロッ クサイクルのみが必要とされる。 第4図は、マスク計算のための単純化されたハードウェアを備えるPN発生器 Aの第3実施例を示している。この実施例は、ハードウェアを減少させるために 速度を犠牲にしており、任意選択のうちで最低速とさせるような255サイクル を必要とするが、ハードウェアは係数15だけ減少する。ハードウェア400は、 ROM401、制御ブロック402、マスク発生器A403、マスク回路404、PN発生器 A405及びPN発生器マスク回路406からなっている。マスク発生器A403は第3 図のマスクレジスタ303の代わりである。制御ブロック402内のソフトウェア命令 は、この実施例の場合は第3図の場合よりも一層複雑である。ROM401は、1 5ワードのみしか記憶する必要がないので255ビットしか有さない。マスク発 生器A403は、シフトされた系列を発生するために、マスク回路404によりマスク される。マスク回路404の出力は15サイクルの後他のマスク状態となり、その 際に別のワードがROM401から読み出される。新たなチップ精度のマスクは2 55の反復の後に計算され、全範囲の215の系列は、各々が2の異なるオフセ ット巾を持つ15のシフトを備える。記憶された要素は: と表される。この実施例のマスク性能は表4に示される。 第5図は、マスク計算を単一のプロセッサ内に移動させた本発明の第4実施例 を示している。ハードウェア500は、PN発生器B501、マスク発生器Bとしての デジタル信号プロセッサ(DSP)502、PN発生マスク回路503及び任意選択的 なPN発生マスク回路504を含んでいる。(DSP502は、好ましくは、付加され たLFSR及び1のカウント用の命令を伴うデジタル信号プロセッサとする。) この実施例は時間、記憶及びソフトウェアのパラメータの間の変化に対して大き な柔軟性を提供する。有利にも、この実施例は更にスルーを可能にし、システム 性能に影響を与えることなしにスルーと計算の反復とを組み合わせることができ る。更に、ハードウェアに対する変更なしに、もっと効率的なアルゴリズムを追 加することができる。 チップ精度のマスクの算出は、マスク発生器Bを伴うDSP502上で実行する ことができる。マスクはマスク回路内で使用するためにレジスタにロードされる 。該マスク回路の出力は、PN発生器Bに対するシフトされたPN系列である。 マスク発生器の15ビットの状態は該マスク回路へのマスク入力を決定する。所 要のオフセットの2進分解を用いることにより、如何なるマスクも該マスク発生 器により算出することができる。それは、N=15で2N−1なる長さの系列の 場合、15ビットワードによる。該マスク発生器はLFSRであるので、それも シフトすることができる。15のシフト(即ち、214,213,…,21,20)が可 能な場合は、2Nの可能なマスク発生器の状態の何れにも15回の反復内で到達 することができる。この結果としてのマスク発生器の状態は、次いで、マスク回 路内でPN系列 を何れかの2Nオフセットによりシフトするために使用される。このように、1 5x15ビットワード足す15反復により、不正確な結果とはならない。シフト された出力系列のうちの15ビットのみが、マスク発生器の状態を決定するため に必要であり、従って、15ワード以下のみがROMに記憶される。各ワードは 、2の巾の位相シフトを生成するマスクを表す。シフトされた出力のうちの15 ビットが単一のマスクを用いて記憶され、マスク発生器状態が、これらの15ビ ットから算出される。他のワードがROMから読み出されて、以前に決定された 状態に対するシフトされた出力を発生する。このマスク技術は、マスク発生器B の実効状態を計算するために大きなシフトに応用することができる。DSP502 がマスク発生器Bを動作させて小さなシフトを算出するなら、対応するマスクは ROMに記憶する必要はない。PN発生器BのPN系列はマスクの不正確さによ り無効となることは決してなく、従って、PN発生器Bの発生器をスルーする必 要はない。このように、この実施例は速度と記憶サイズとの間の取り引きを可能 にするもので、その幾つかの例が表5に示されている。 表5の最初の2行は、全ての可能性のある位相シフトを記憶すると共に、小さ なシフトに対するマスク発生器の反復は採用しないような限られた場合を示して いる。ここで、幾つかのチップのシフトはROMに記憶された自身のマスクを必 要とする。マスク発生器Bから15ビット出力ストリームを発生した後、マスク 発生器Bの状態を再生するために余分なサイクルが必要であろう。15のマスク のための計算の反復の合計数は、(15+1)(15マスク)、即ち240反復で ある。 3番目及び4番目の行は、記憶サイズとマスク発生器の反復との間の取り引き を表している。ここでは、10のマスクのみがROMに記憶され、16チップま での結果としての不正確さを伴う。これらの不正確さは、16回までマスク発生 器Bを反復することにより補償される。従って、計算反復の合計数は[(15+1 反復)(10マスク)+16]、即ち176反復である。このように、マスク発生 器Bの状態はチップ精度のマスクである。 5番目及び6番目の行は、記憶サイズとソフトウェアスルーとの間の他の取り 引き例を示している。ここでは、9個のマスクが記憶され、32チップまでの結 果としての不正確さを伴う。これらの不正確さは、マスク発生器Bを32回まで 反復することにより補償される。従って、計算反復の合計数は[(15+1反復) (9マスク)+32スルー]、176反復である。これも、チップ精度のマスク となる。 第6図は、PN発生器用の新たな設計を導入して、マスクされた系列零の挿入 を扱うために事実上含まれている15ビットカウンタを削除する本発明の第5実 施例を示す。この実施例は、目標のPN発生器の状態を計算するために1個のみ のマスク回路を使用する。全体のPN発生器がPNオフセットに設定され、マス ク回路は削除される。ハードウェアは該目標のPN発生器への零挿入のみを実行 し、これがマスクされた出力系列への零挿入を実行するための15ビットカウン タの必要性を削除する。 第6図の実施例は、デジタル信号プロセッサ(DSP)601、PN発生マスク 回路602、基準PN発生器B603、制御ブロック604、目標PN発生器605、指数カ ウンタ606、ウォルシュ発生器607、システムタイマ608及びオフセット609を含ん でいる。DSP601はチップ精度のマスクを計算し、1つのマスク回路602と1つ のPN発生器605のみが存在する。(DSP601は好ましくはデジタル信号プ ロセッサとする。)全てのマスクは、逆方向リンクとして利用される基準PN発 生器603に対するシフトとして算出される。制御ブロック604はマスク回路602の 出力を目標PN発生器605にシフトする。シフトが実行されている間は、帰還は 不能化される。帰還は、シフトが一旦実行されると接続され、目標PN発生器60 5のLFSRは活性する。 指数カウンタ606は2つの機能、即ち(a)マスクがPN状態を零挿入点を越えて シフトする場合を調整する機能、及び(b)ウォルシュ系列発生器のための機能、 を果たす。オーバーフロー信号が制御ブロック604に対して零挿入点を示す。新 たな位相オフセットのロードに際して、位相オフセットの対応する整数値がシス テムタイマ608の値に加算される。ウォルシュ発生器607は指数カウンタ606のマ スクを実行して、ウォルシュ行列に行の表現をロードすることによりウォルシュ 系列を発生する。ソフトウェアが、行の2進表現を該ウォルシュ行列にロードす る。 全体のマスク計算が、マスク発生器Bとして作用するDSP601上で再び実行 される。速度と記憶空間と間の種々の取り引きが、前記第4実施例におけるのと 同様に可能である。各PN発生器における15ビットカウンタの削除は、速度が 減少する結果となる。チップ精度のマスクがマスク回路602にロードされる。使 用可能な状態がマスク回路602からシフト出力される前に、15のハードウェア サイクルが経過しなければならない。新たなマスクの計算の全速度を得るために 、シフトサイクルの数が計算反復の数に加算される。ハードウェアで実行される シフトサイクルは浪費され、PN発生器の各再ロードは15の損失サイクルとな る。何故なら、これらのサイクルに対してはPN発生器の出力が無効であるから である。 速度と記憶空間との間の取り引きの幾つかの例を含むマスク性能が表6に示さ れている。 第1及び第2行は、11の可能性のある位相シフトを記憶する場合を示してい る。14シフトのうちの11の記憶のエラーは8チップである。計算反復の合計 数は、[(15+1反復)(11マスク)+8反復]、即ち184反復である。新た な状態をロードするに要する合計時間は、[(15+1反復)(11マスク)+8 反復+15シフト]、即ち199サイクルである。 第3及び第4行は、ROMに10個のマスクを記憶する場合を表している。1 4シフトのうちの10を記憶するエラーは16チップである。合計の計算反復は 、[(15+1反復)(10マスク)+16反復]、即ち176反復である。新たな マスクを計算するに要する合計時間は、[(15+1反復)(10マスク)+16 反復+15シフト]、即ち191サイクルである。 第5及び第6行は、ROMに8つのマスクを記憶する場合を表している。1 4シフトのうちの8のみを記憶するエラーは64チップである。合計の計算反復 は、[(15+1反復)(8マスク)+64反復]、即ち192反復である。PN発 生器をシフトする合計時間は、[(15+1反復)(8マスク)+64反復+15 シフト]、即ち207サイクルである。 この第6実施例は、マスクの計算に一層の知的能力を可能にする。マスク計算 の一層効率的な方法、例えば帰還多項式の再構成、が一旦決定されると、当該シ ステムはDSP601内のプログラムコードを変えることにより向上させることが できる。 上述した好ましい実施例は、当業者が本発明を作製し及び使用することができ るように提示された。当業者にとっては、これら実施例の種々の変形は容易に自 明となる。従って、本発明は、ここで述べた特定の実施例に限定することを意図 するものではなく、ここで開示された原理及び新規な特徴に合致した最も広い範 囲に合わせられるべきものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.符号分割多重アクセス通信におけるマスク多項式を発生するシステムにおい て、 通信チャンネルの疑似ランダムノイズコード系列を表すような第1の多項式 を発生する疑似ランダムノイズ発生器と、 前記第1の多項式から導出される第2の多項式であって、前記系列における 如何なる所望の位相シフトオフセットをも表すようなマスクの計算を可能にす るような第2の多項式を発生するマスク発生器と、 を有していることを特徴とするシステム。 2.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記マスク発 生器が複数のマスク回路を有していることを特徴とするシステム。 3.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、ウォルシュ発 生器と、指数カウンタとを更に有していることを特徴とするシステム。 4.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記第1及び 第2の多項式が、相補的なガロア及びフィボナッチ構造を有することを特徴と するシステム。 5.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記系列の少 なくとも一部にわたり積分を行って前記疑似ランダムコード系列が存在するか を判定する手段を更に有し、積分の結果が、前記疑似ランダムコード系列が存 在しない場合は零であり、前記疑似ランダムコード系列が存在する場合は零で ないことを特徴とするシステム。 6.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記疑似ラン ダムノイズ発生器が線形帰還シフトレジスタ又は線形系列シフトレジスタであ ることを特徴とするシステム。 7.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記疑似ラン ダムノイズ発生器がクロックレートを変化させることによりスルーされること を特徴とするシステム。 8.請求項1に記載のマスク多項式を発生するシステムにおいて、前記系列にお ける前記位相オフセットの前記マスクを生成するためのワードを記憶するRO Mを有し、該ROMが2N個の前記位相シフトオフセットを生成するためのN 個のワードを記憶することを特徴とするシステム。 9.マスク多項式を発生する方法において、 疑似ランダムノイズ発生器を用いて疑似ランダムノイズ系列を発生し、 ROMにN個のワードを記憶し、 マスク発生器を用いて前記N個のワードから2N個のマスクを発生し、 前記2N個のマスクを用いて前記疑似ランダム系列の位相オフセットをシフ トし、 疑似ランダムノイズ系列の少なくとも一部を積分する、 ことを特徴とする方法。 10.請求項9に記載のマスク多項式を発生する方法において、0から2N−1 までの前記位相オフセットをN回の反復内で計算する過程を更に有しているこ とを特徴とする方法。 11.請求項9に記載のマスク多項式を発生する方法において、前記位相オフセ ットをクロックレートを変化させることによりスルーする過程を更に有してい ることを特徴とする方法。 12.請求項9に記載のマスク多項式を発生する方法において、小さなシフトに 対するマスクを前記マスク発生器の反復により計算する過程を更に有している ことを特徴とする方法。 13.符号分割多重アクセス通信におけるマスク多項式を発生する装置において 、 疑似ランダムノイズコード系列を表すような第1の多項式を発生する疑似ラ ンダムノイズ発生器手段と、 如何なる所望の位相シフトオフセットをも表すようなマスクの計算を可能に する第2の多項式を発生するマスク発生器手段と、 を有していることを特徴とする装置。 14.マスク多項式を発生する装置において、 疑似ランダムノイズ系列を発生する手段と、 N個のワードを記憶する手段と、 前記N個のワードから2N個のマスクを発生する手段と、 前記疑似ランダム系列の位相オフセットをシフトする位相オフセットシフト 手段と、 前記疑似ランダム系列の少なくとも一部を積分する積分手段と、 を有することを特徴とする装置。
JP54445499A 1998-03-05 1999-03-03 疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式 Pending JP2001527728A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3543098A 1998-03-05 1998-03-05
US09/035,430 1998-03-05
PCT/IB1999/000366 WO1999045670A2 (en) 1998-03-05 1999-03-03 Mask generating polynomials for pseudo-random noise generators

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001527728A true JP2001527728A (ja) 2001-12-25

Family

ID=21882635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54445499A Pending JP2001527728A (ja) 1998-03-05 1999-03-03 疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0980605A2 (ja)
JP (1) JP2001527728A (ja)
KR (1) KR20010012192A (ja)
CN (1) CN1307769A (ja)
WO (1) WO1999045670A2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160170A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Japan Radio Co Ltd 符号生成装置及びスペクトラム拡散信号受信システム
US7411993B2 (en) 2002-10-11 2008-08-12 Fujitsu Limited PN code generator, GOLD code generator, PN code despreader, method for generating PN code, method for generating GOLD code, method for despreading PN code and computer program
JP2009533705A (ja) * 2006-04-10 2009-09-17 フランス テレコム ソシエテ アノニム 擬似ランダムストリングを生成するための方法及びデバイス
JP2011151817A (ja) * 2000-01-31 2011-08-04 Qualcomm Inc 拡散スペクトル通信システム用のpn発生器
US11522671B2 (en) 2017-11-27 2022-12-06 Mitsubishi Electric Corporation Homomorphic inference device, homomorphic inference method, computer readable medium, and privacy-preserving information processing system

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6647051B1 (en) * 1999-12-29 2003-11-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Zero delay mask for galois LFSR
US6647054B1 (en) * 1999-12-29 2003-11-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Multiple mask arrangement for jumping in pseudo-noise sequences
US6922435B2 (en) * 2000-09-29 2005-07-26 Qualcomm Inc Method and apparatus for generating PN sequences at arbitrary phases
DE10147306A1 (de) * 2001-09-26 2003-07-03 Infineon Technologies Ag Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung von Initialisierungszuständen bei Pseudo-Noise-Folgen
ATE322733T1 (de) * 2002-07-02 2006-04-15 Teltronic S A U Verfahren zur synthese von komfortgeräusch-rahmen
FR2990034B1 (fr) * 2012-04-25 2014-04-25 Inside Secure Procede de controle de redondance cyclique protege contre une attaque par canal auxiliaire
CN105049147A (zh) * 2015-05-28 2015-11-11 上海晨思电子科技有限公司 一种快速跳转长码生成器状态的装置及方法
RU2598781C1 (ru) 2015-07-31 2016-09-27 Открытое Акционерное Общество "Информационные Технологии И Коммуникационные Системы" Способ линейного преобразования (варианты)
CN108896905A (zh) * 2018-07-17 2018-11-27 龙口盛福达食品有限公司 一种智能豆浆机ai芯片电路故障自检测方法
CN109669669B (zh) * 2018-12-06 2022-06-24 镕铭微电子(济南)有限公司 误码生成方法及误码生成器
CN112579045A (zh) * 2020-12-22 2021-03-30 Oppo广东移动通信有限公司 伪随机序列的生成方法、装置及存储介质
RU2762209C1 (ru) * 2021-03-23 2021-12-16 федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "Краснодарское высшее военное орденов Жукова и Октябрьской Революции Краснознаменное училище имени генерала армии С.М. Штеменко" Министерства обороны Российской Федерации УСТРОЙСТВО ПАРАЛЛЕЛЬНОГО ФОРМИРОВАНИЯ q-ЗНАЧНЫХ ПСЕВДОСЛУЧАЙНЫХ ПОСЛЕДОВАТЕЛЬНОСТЕЙ НА АРИФМЕТИЧЕСКИХ ПОЛИНОМАХ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1597218A (en) * 1976-12-11 1981-09-03 Nat Res Dev Apparatus for electronic encypherment of digital data
US4860353A (en) * 1988-05-17 1989-08-22 General Instrument Corporation Dynamic feedback arrangement scrambling technique keystream generator
US5267271A (en) * 1991-09-27 1993-11-30 Lockheed Missiles & Space Company, Inc. Signal analysis technique for determining a subject of binary sequences most likely to have been transmitted in a multi-node communication network
US5228054A (en) * 1992-04-03 1993-07-13 Qualcomm Incorporated Power-of-two length pseudo-noise sequence generator with fast offset adjustment

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011151817A (ja) * 2000-01-31 2011-08-04 Qualcomm Inc 拡散スペクトル通信システム用のpn発生器
US8611310B2 (en) 2000-01-31 2013-12-17 Qualcomm Incorporated PN generators for spread spectrum communications systems
US7411993B2 (en) 2002-10-11 2008-08-12 Fujitsu Limited PN code generator, GOLD code generator, PN code despreader, method for generating PN code, method for generating GOLD code, method for despreading PN code and computer program
JP2009533705A (ja) * 2006-04-10 2009-09-17 フランス テレコム ソシエテ アノニム 擬似ランダムストリングを生成するための方法及びデバイス
JP2008160170A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Japan Radio Co Ltd 符号生成装置及びスペクトラム拡散信号受信システム
US11522671B2 (en) 2017-11-27 2022-12-06 Mitsubishi Electric Corporation Homomorphic inference device, homomorphic inference method, computer readable medium, and privacy-preserving information processing system

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010012192A (ko) 2001-02-15
CN1307769A (zh) 2001-08-08
EP0980605A2 (en) 2000-02-23
WO1999045670A3 (en) 1999-11-18
WO1999045670A2 (en) 1999-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001527728A (ja) 疑似ランダムノイズ発生器用のマスク発生多項式
Long et al. A generalized QS-CDMA system and the design of new spreading codes
JP4369019B2 (ja) 擬似雑音コード獲得装置及びこれを具備した直接シーケンスコード分割多重接続受信器
US20090129448A1 (en) Apparatus and Method For Generating Scrambling Codes
EP1192714B1 (en) Reduced power matched filter using precomputation
RU2174740C2 (ru) Способ и система для осуществления параллельной демодуляции множественных элементарных посылок сигнала в условиях обеспечения коллективного доступа с кодовым разделением каналов
AU738415B2 (en) A method and an arrangement for despreading a coded sequence in a communication system
US6650688B1 (en) Chip rate selectable square root raised cosine filter for mobile telecommunications
KR20010042993A (ko) 무선 통신 시스템에서 의사난수 시퀀스 생성 장치 및 방법
US6005888A (en) Method for providing offset mask for pseudo-noise sequence generator
KR20080005906A (ko) Cdma 시스템 전송 매트릭스 계수 계산을 행하는 사용자장치
KR100768979B1 (ko) 비트들을 병렬로 계산하여 각 클록 펄스에서 다수 비트의 의사 잡음 시퀀스를 발생시키기 위한 방법 및 장치
US8958459B2 (en) Method and apparatus for despread data in wireless communication system
JP3116923B2 (ja) 周波数拡散変調回路
US7031377B2 (en) Receiver and low power digital filter therefor
JP2000278183A (ja) Cdmaシステムの複合形整合余波機およびその初期同期獲得方法
KR20020040643A (ko) 확산 스펙트럼 수신기용 경로 탐색기
KR0181142B1 (ko) 대역확산 통신시스템의 상관기
JP2001339365A (ja) 変調器
JPH11275061A (ja) 干渉除去受信機
JPH11136101A (ja) 符号系列生成器
JP2001127670A (ja) 小型低消費電力の差分マッチドフィルタ
KR20080093101A (ko) 스크램블링 코드를 생성하기 위한 장치 및 방법
JP2001251213A (ja) 最適ドットプロダクト計算の方法及び装置