JP2001527636A - セーフティ・パッケージング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 揮発性で感熱性の製品用のパッケージングであって，前記パッケージングは外部火災に晒される際、各種包装された成分が分解する注文品の制御を可能にすることにより輸送中及び貯蔵中における偶発的発火という危険な全ての作用を無くすものである。パッケージングのサンプルの用途はエアバッグ・モジュールの包装であり，この場合のエアバッグはガス発生器が発火する前に（熱の影響下で）分解することにより無害の状態にすることが出来る。保護すべき揮発性で感熱性の成分（３）は断熱性材料（５）内に設置され，一方，非感熱性成分は非保護状態にされる。製品（１）と断熱性ベッド（５）は両者共保護容器（４）内に設置される。ガスは開口部から流出した後に目的別に設計された寸法設定済みの保護容器（４）から排気される。これにより，単一方向の反応力を生ぜしめるランダムに作用するガスが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 セーフティ・パッケージング 本発明は搬送される成分が崩壊する注文品の制御を可能にすると共に、放出ガ スによって発生する反応力を低減させるので，特に外部火災から保護すると共に 、その搬送されている物品又は物質の燃焼を制限する輸送用パッケージングに適 している。 民生用として爆発物及び爆発装置の使用が伸びるのに伴ない，こうした物質と 装置の輸送量が付随的に増加している。同時に，（事故の結果発生する火災に対 して安全に消火する一層効率的な方法と同様）より安全な輸送に対する要求が更 に一層厳しくなり、その範囲が広くなりつつある。 事故の際に予測される反応順序を制御出来るよう設計されているパッケージン グを使用することによって、輸送中における安全性を著しく改善することが出来 る。 こうした設計の例(本特許出願の主題)を第１図に示す。断熱材(５)は揮発性の 感熱性成分を余りに急激な外部加熱から保護する。この断熱材は熱伝導率が低い 耐熱材料（例えば，ロック・ウール）で作成されている。要望により、その断熱 材料に補助的な物質（６）を添加することにより熱的保護を増加させることが出 来る。特別製の容器又は各種形態のマイクロカプセル内に封入すれば，これらの 物質は相の変化（例えば，溶融）により熱を吸収することが出来よう。 断熱材は計算と試験によりその感熱性成分（３）の発火迄の時間が 製品の熱的諸特性，外部環境、及び関連する安全性の諸要件に適するような寸法 にすることが出来る。 輸送される製品（１）は断熱材（５）に沿って適切な保護容器(４)，例えばパ イプ内に設置される。この製品と断熱材は非感熱性成分(２)が加熱からは保護さ れないように配置されている。火災の場合，感熱性成分（２）は断熱性ベッドで 保護されている感熱性成分（３）の前で分解を発生させた熱により発火するか又 は破壊されることになろう。 非感熱性成分（２）の分解に必要とされる熱は保護容器（４）内の開口部（７ ）と空気孔（８）を介して提供される。ガスは開口部（７）を介して流出した後 ，目的別に設計された寸法設定済みの保護容器（４）から排気されるので，非感 熱性成分（２）は単一方向にランダムに爆発することが出来ず，又，単一方向の 反作用力の誘因となることは出来ない。 第１図 １． 搬送中の製品 ２． 非感熱性成分 ３． 感熱性成分 ４． 保護容器 ５． 断熱材料のベッド ６． 吸熱物質を備えた容器（又はマイクロカプセル） ７． 開口部 ８． 空気孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，Ｃ Ａ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＮ，ＪＰ，ＫＲ ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＫ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＵＡ，ＵＳ，ＹＵ (72)発明者 ベングトソン トミー スウェーデン国 Ｓ―693 34、カールス コガ モンテールスガタン 11

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．揮発性で感熱性の製品を包装し，搬送する為のセーフティ・パッケージング であって；揮発性で感熱性の成分（３）を急速な外部加熱から断熱する１層又は 複数層の断熱材料（５）から成るベッドを使用し，開口部（７）を介して作用す る高温ガス又は炎が最初に非感熱性成分（２）を破壊し，その後にのみ感熱性成 分（３）を活性温度に到達出来るようにすることにより，パッケージングが過熱 から生じる反応の順序を制御出来るようにし，その制御が更に開口部（７）を介 して各種方向に消失及び排気されるその発生されたガスにより補足されることを 特徴とするセーフティ・パッケージング。 ２．例えば，溶融又は分子的変化を介して吸熱媒体として作用する物質（６）用 の容器により補足される断熱ベッド（５）を特徴とする上記請求項１記載のセー フティ・パッケージング。 ３．マイクロ・カプセル又は他の閉じられた容器内に封入される吸熱物質（６） を特徴とする上記請求項１若しくは２記載のセーフティ・パッケージング。 ４．開口部（７）を介して流入する高温ガス又は炎により発生する熱反応（熱分 解）及び分解を介して非感熱性成分（２）が非活性状態とされ，前記非活性状態 が前記揮発性の感熱性成分（３）の活性前に生じるようにしたことを特徴とする 上記請求項１乃至３各項記載のセーフティ・パッケージング。 ５．保護容器（４）に適当個数の空気孔（８）を設けて、外部火災からの伝熱を 最適にすることを特徴とする上記請求項１乃至４各項記載のセーフティ・パッケ ージング。