JP2001526203A - 少なくとも1種のオーキシンを含有する化粧品組成物とその用途 - Google Patents

少なくとも1種のオーキシンを含有する化粧品組成物とその用途

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Abstract

(57)【要約】 本発明は皮膚脂質の合成を刺激するための薬剤としての化粧品組成物における少なくとも1種のオーキシンの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、皮膚の脂質の合成を促進するための薬剤としての、少なくとも1種
のオーキシンの化粧品組成物における使用に関する。 特に、本発明の組成物は、皮膚の全脂質、特に表皮の全脂質の合成を刺激する
ことを意図したものである。 本発明はまた少なくとも1種のオーキシンを含有してなる保湿用化粧品組成物
に関する。
【0002】 ヒトの皮膚は二つの区画、すなわち、深層の区画である真皮と、表層の区画で
ある表皮とからなる。 真皮は表皮にしっかりとした支持部を付与している。真皮はまた表皮の栄養成
分でもある。真皮は、主として線維芽細胞と細胞外マトリックスとからなり、細
胞外マトリックス自体は主にコラーゲンとエラスチンと基底物質として知られて
いる物質とから構成され、これらの成分は線維芽細胞によって合成される。白血
球、肥満細胞又は組織マクロファージもまたその内部に見出される。また真皮は
血管と神経線維も含んでいる。
【0003】 表皮は外部の環境と接している。表皮の役割は、脱水と、化学的なものであれ
機械的、物理的なものであれ、又は感染性のものであれ、外部の攻撃から体を保
護することにある。 天然のヒトの表皮は、主に三種の細胞、すなわち、大部分を構成するケラチノ
サイトと、メラノサイト及びランゲルハンス細胞から構成されている。これらの
細胞型の各々は、その本来的な機能により、体において皮膚が果たす本質的な役
割に寄与している。
【0004】 表皮を構成する細胞は、細胞間脂質ドメインにより画成されている。分化の間
、その役割が表皮の生きている層に細胞膜の流動構造を発達させることであるリ
ン脂質が、主として脂肪酸、コレステロール及びスフィンゴ脂質からなる混合物
と徐々に置き換えられる。 これらの脂質は、その完全性が存在するフラクションの質に依存するばかりで
なくその各々の割合にも依存する特定のラメラ構造に組織化されている。表皮の
細胞間脂質ドメインにおける脂質のこのラメラ構造が、皮膚の流動性、従って皮
膚の柔軟性の原因である。
【0005】 脂質はまた表皮、特に角質層の「障壁」特性の原因ともなっている。 表皮脂質は主に生きた表皮において合成されている。それらは、主としてリン
脂質、スフィンゴ脂質、遊離脂肪酸、トリグリセリド及びコレステロールアルキ
ルエステルからなる。 リン脂質は細胞膜の生成に対して必須である。リン脂質は細胞外シグナルを媒
介し、エネルギーの生産に用いられる脂肪族鎖を形成する点において重要な役割
を担っている。リン脂質はスフィンゴ脂質の生成に執拗な遊離脂肪酸の貯蔵所を
構成している。
【0006】 スフィンゴ脂質(又はセラミド)は、角質細胞間脂質の多重膜構造を維持するた
めに必須である。スフィンゴ脂質はまた水分交換と表皮の「障壁」機能に対して
必須である。 コレステロールは、皮膚の保湿と表皮の「障壁」機能に始原的な役割を果たし
ている。 脂肪酸は角質細胞の脂質の層状構造を維持し、また細胞膜の生成(そこでは、
膜の流動性の起因となる)並びにレセプター機能又は酵素活性のような生理プロ
セスにおいて主要な役割を果たしている。 しかして、皮膚の脂質が果たす本質的な役割とその完全性の重要性が理解され
る。
【0007】 不幸にも、皮膚の脂質、特に表皮の脂質は、遺伝要因、加齢、食事、季節、環
境要因、外的攻撃及び/又はある種の病態(例えば、壊血病又はペラグラ)により
影響を受けることが知られている。これらの全ての要因の結果、皮膚の脂質の組
成に悪影響を及ぼすか改変し、またはその量を低減させ、これは常に乾燥肌に至
らしめる。例えば、食事から脂質成分がなくなると、不健康な状態の皮膚になる
。脂質がないと、健康が全般的に悪化し、特に表皮を越えた水分喪失の増加を同
時に伴って鱗状の皮膚が出現する。 従って、脂質は皮膚の水分「障壁」を維持するのに必須である。
【0008】 表皮の脂質はまた角質細胞の成熟と剥離に関連する皮膚のある種の酵素の活性
に影響を有していることが知られている。 従って、角質細胞中に存在する脂質の量と種類が変動すると、角質細胞の「障
壁」機能、水分量及び皮膚の状態に影響を及ぼす。
【0009】 また、閉経期になると、女性は、皮膚に突張感が生じ、また「乾燥肌」の外観
、あるいは乾燥症の外観すら呈すると不満を言うことも知られている。理論を構
築することを望むものではないが、皮膚の脂質が皮膚の保湿に重要な役割を担っ
ており、閉経期に関連するホルモンの欠乏に細胞代謝の全般的な遅延化が伴うこ
とから、女性が経験する皮膚の突張感影又は乾燥肌は特に皮膚の全脂質の量の減
少に関係していると思われる。 よって、皮膚の脂質の完全性を維持及び/又は回復させ、それらが起因となる
重要な役割をそれらに果たさせるために、皮膚脂質の合成を刺激することは重要
であることが理解される。
【0010】 この点において、本出願人会社は、驚くべきことに、また予期しないことに、
ある種の植物ホルモン(plant hormones又はphytohormones)、特にオーキシン類 が、脂質、特に皮膚の全脂質の合成を刺激するという性質を有していることを見
出した。
【0011】 オーキシン類は、ジベレリン、サイトカイニン、エチレン又はアブシシン酸と
同じように植物ホルモン(plant hormonesすなわちphytohormones)である。 植物ホルモンは高等植物の細胞間伝達における中間体となるケミカルメッセン
ジャーである。植物ホルモンは一般に非常に少量で作用する比較的小さな分子で
ある。植物ホルモンは植物の成長過程の制御に関与している。
【0012】 オーキシン類は、植物細胞の伸長と一方向性刺激に反応しての植物の生長に関
連している植物ホルモンであり、この現象は向性として知られている(「Plant p
ropagation by tissue culture」, George E.F.とSherrington P.D., 1984, Exe
getics Limited又は「Dictionary of natural products」, ChapmanとHall, 199
7を参照されたい)。 従来技術では、オーキシン類は、細胞膜を横切るカルシウム流の制御のため( EP240257)又は抗腫瘍組成物の成分として(FR2597339)、皮膚 表面の傷を治療するため(EP60553)又は火傷又は潰瘍を治療するため(E P103878)の用途が知られている。 出願人の知る限りでは、皮膚の全脂質の合成を刺激するために少なくとも1種
のオーキシンを使用することは従来技術においては決して開示されていない。
【0013】 従って、本発明の一つの主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧
品組成物における使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の全脂質の合成
を刺激することを意図したものである使用にある。 「オーキシン」なる用語は、植物の子葉鞘と茎の伸長を刺激する天然及び/又
は合成の物質を記述するために使用される。 従って、本発明においてオーキシン類は天然でも合成由来でもよい。 「天然オーキシン」なる表現は、少なくとも1種の植物に天然状態で存在する
任意のオーキシン又はそれを含む任意の調製物を意味する。 「合成オーキシン」なる表現は、天然オーキシンの活性と同様の活性を有する
が化学合成又は生物工学によって得られたあらゆる化合物を意味する。
【0014】 従って、以下の記載において、「オーキシン」なる用語は、精製された天然の
又は合成のオーキシンあるいは天然又は合成のオーキシンを含む任意の調製物を
示すことを意図する。 本発明において使用することができるオーキシン類は、本明細書において上で
引用した二件の参考文献に記載されているものである。それらの中で、例えば、
3−インドール酢酸(IAA)、4−クロロ−3−インドール酢酸(4−Cl−
IAA)、フェニル酢酸(PAA)、3−インドール酪酸(IBA)、2,4−
ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、α−ナフタレン酢酸(α−NAA)、
β−ナフトキシ酢酸、インドールエタノール、インドールアセトアルデヒド及び
インドールアセトニトリルを挙げることができる。
【0015】 好ましくは、β−ナフトキシ酢酸が本発明において使用される。 言うまでもなく、本発明においては、オーキシンを単独で使用することも混合
物として使用することもできる。 特に、本発明では、オーキシン又はそれを含有する組成物は、皮膚の局所適用
の形で使用される。
【0016】 脂質がとりわけ皮膚の「障壁」機能、皮膚の保湿及び皮膚の柔軟性に関与して
いることがこれまでに見出された。また閉経期が皮膚の影響、特に皮膚脂質への
影響を誘発することもまた見出された。 従って、本発明の観点の一つは、有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧
品組成物における使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の「障壁」機能
を補強することを意図したものである使用を提案することにある。
【0017】 他の観点では、本発明の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧
品組成物における使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の保湿を促進す
ることを意図したものである使用にある。 更に他の観点では、本発明の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンの
化粧品組成物における使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の柔軟性を
増強することを意図したものである使用にある。
【0018】 更に他の観点では、本発明の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンの
化粧品組成物における使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚に対する閉
経期の影響、更に特定的には、皮膚脂質の量の減少に関連する皮膚の脂質に対す
る閉経期の影響に抗することを意図したものである使用にある。 本発明において使用することができるオーキシンの量は、明らかに所望の効果
に依存するもので、皮膚の脂質の合成を刺激するのに有効な量であるべきである
。 例をあげると、本発明において使用することができるオーキシンの量は、組成
物の全重量に対して例えば10−6%〜10%、好ましくは10−5%〜5%の
範囲とできる。
【0019】 本発明の主題は、また有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容
可能な媒体中に含有してなる、皮膚の全脂質の合成を促進することを意図した化
粧品組成物にある。 本発明の主題は、また有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容
可能な媒体中に含有してなる保湿用化粧品組成物にある。
【0020】 本発明の主題は、また有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容
可能な媒体中に含有してなる柔軟化用化粧品組成物にある。 本発明の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可能
な媒体中に含有してなる、皮膚に対する閉経期の影響、特に皮膚の脂質に対する
閉経期の影響に抗することを意図した化粧品組成物にある。
【0021】 最後に、本発明の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に
許容可能な媒体中に含有してなる、皮膚の「障壁」機能を補強することを意図し
た化粧品組成物にある。 好ましくは、本発明の化粧品組成物において、オーキシンはβ−ナフトキシ酢
酸である。 これらの組成物において、オーキシン又はβ−ナフトキシ酢酸は本
明細書にこれまでに記載したものと同一の量で存在する。
【0022】 言うまでもなく、本発明に係る化粧品組成物は、化粧品的に許容可能な支持体
を含有し、局所適用に対して通常使用される任意の製薬的形態、特に水性、水性
−アルコール又は油性の溶液、水中油型又は油中水型又は複エマルション、水性
又は油性のゲル、液状、ペースト状又は固体状の無水生成物、ポリマーナノ粒子
、例えばナノスフィア及びナノカプセル、より好ましくはイオン性及び/又は非
イオン性の脂質小胞体であってよい小球体を使用して水相に油を分散させたもの
として提供することができる。
【0023】 この化粧品組成物は、程度の差はあれ流動的なものであり得、白色又は有色の
クリーム、軟膏、ミルク、ローション、漿液、ペースト又はムースの外観を有す
るものであってもよい。また、必要に応じてエアゾールの形態で皮膚に適用する
こともできる。更に、固体状の形態、例えば棒状形態で提供することもできる。
ケア製品、クレンジング製品、メークアップ製品又は単純な脱臭製品として使用
することができる。
【0024】 また、知られている方法で、本発明の化粧品組成物は、化粧品及び皮膚科学の
分野で一般的なアジュバント、例えば、親水性又は親油性のゲル化剤、親水性又
は親油性の活性成分、防腐剤、酸化防止剤、溶媒、香料、フィラー、スクリーン
剤、顔料、キレート剤、臭気吸収剤及び着色物質を更に含有してもよい。これら
種々のアジュバントの量は、考慮される分野で従来から使用されている量、例え
ば、化粧品組成物の全重量に対して0.01%〜20%である。これらのアジュ
バントは、その性質に応じて、脂肪相、水性相、脂質小胞体及び/又はナノ粒子
中に取り込まれる。
【0025】 本発明の化粧品組成物がエマルションである場合、脂肪相の割合は、化粧品組
成物の全重量に対して5〜80重量%、好ましくは5〜50重量%である。エマ
ルションの形態の組成物に使用される油、乳化剤及び共乳化剤は、考慮される分
野で従来から使用されているものから選択される。乳化剤及び共乳化剤は、化粧
品組成物中に、組成物の全重量に対して0.3〜30重量%、好ましくは0.5
〜20重量%の範囲の割合で存在する。
【0026】 本発明において使用可能な油としては、鉱物性油、植物性油(アプリコット油
、ヒマワリ油)、動物性油、合成油、シリコーン油及びフッ化油(ペルフルオロ
ポリエーテル)を挙げることができる。また脂肪物質としては、脂肪アルコール
(セチルアルコール)、脂肪酸及びロウ(ミツロウ)を使用することもできる。
【0027】 本発明において使用可能な乳化剤及び共乳化剤としては、例えばPEG−40
ステアラート及びPEG−100ステアラートのようなポリエチレングリコール
と脂肪酸のエステル、及び例えばステアリン酸グリセリル及びトリステアリン酸
ソルビタンのようなポリオールと脂肪酸のエステルを挙げることができる。
【0028】 親水性のゲル化剤としては、特に、カルボキシビニルポリマー類(カーボマー
:carbomer)、アクリルコポリマー類、例えば、アクリラート/アクリル酸アル
キルのコポリマー類、ポリアクリルアミド類、多糖類、天然ガム類及びクレー類
を挙げることができ、また、親油性のゲル化剤としては、変性クレー類、例えば
、ベントーン類、脂肪酸の金属塩、疎水性シリカ及びポリエチレンを挙げること
ができる。
【0029】 組成物は、他の親水性の活性成分、例えば、タンパク質又はタンパク質加水分
解物、アミノ酸、ポリオール、尿素、アラントイン、糖類及び糖誘導体、水溶性
ビタミン類、植物抽出物及びヒドロキシ酸を含有してもよい。 使用することができる親油性の活性剤は、レチノール(ビタミンA)とその誘
導体、トコフェロール(ビタミンE)とその誘導体、必須脂肪酸、セラミド類、
精油及びサリチル酸とその誘導体である。
【0030】 また、本発明において使用されるオーキシンと組み合わせて、 − 抗菌剤、例えばマクロライド、ピラノシド及びテトラサイクリン、特にエリ
スロマイシン; − カルシウム拮抗剤、例えばベラパミル及びジルチアゼム; − OH基捕捉剤、例えばジメチルスルホキシド; − 例えばアヤメ科又は大豆の抽出物のような植物抽出物で、イソフラボン類を
含有しうるもの; − 特に細菌抽出物を含む微生物抽出物、例えば非光合成糸状菌のもの; から選択される化合物を使用することもできる。
【0031】 更に、上述の列挙に加えることができる他の化合物は、例えばカリウムチャン
ネルオープナー、例えばジアゾキシド及びミノキシジル、スピロキサゾン、リン
脂質、例えばレシチン、リノール酸及びリノレン酸、サリチル酸及び仏国特許第
2581542号に開示されているその誘導体、例えばベンゼン環の5位に2〜
12の炭素原子を有するアルカノイル基を担持するサリチル酸誘導体、ヒドロキ
シカルボン酸又はケトカルボン酸及びそれらのエステル類、ラクトン類及びその
対応の塩類、アントラリン、カロテノイド類、エイコサテトラエン酸及びエイコ
サトリエン酸又はそれらのエステル類及びアミド類、及びビタミンDとその誘導
体を加えることもできる。
【0032】 本発明においては、特に皮膚疾患の予防及び/又は治療を意図した他の活性剤
と少なくとも1種のオーキシンを組み合わせることもできる。これらの活性剤と
しては、例えば: − 皮膚の分化及び/又は増殖及び/又は色素沈着を変調する薬剤、例えば、レ
チノイン酸又はその異性体、レチノールとそのエステル類、ビタミンDとその誘
導体、エストロゲン類、例えばエストラジオール、コウジ酸又はヒドロキノン; − 駆虫剤、特に、メトロニダゾール、クロタミトン又はピレスロイド類; − 抗真菌剤、特に、イミダゾール類に属する化合物、例えば、エコナゾール、
ケトコナゾール及びミコナゾール又はそれらの塩類、ポリエン化合物、例えばア
ンホテリシンB、アリルアミンファミリーの化合物、例えばテルビナフィン、又
はオクトピロックス(octopirox); − 抗ウィルス剤、例えばアシクロビル; − ステロイド系の抗炎症剤、例えば、ヒドロコルチゾン、吉草酸ベタメタゾン
又はプロピオン酸クロベタゾール、又は非ステロイド系の抗炎症剤、例えば、イ
ブプロフェンとその塩類、ジクロフェナクとその塩類、アセチルサリチル酸、ア
セトアミノフェン、又はグルシルレチン酸; − 麻酔剤、例えば、塩酸リドカインとその誘導体; − 止痒剤、例えば、テナルジン、トリメプラジン又はシプロヘプタジン; − 角質溶解剤、例えばα−及びβ−ヒドロキシカルボン酸、又はβ−ケトカル
ボン酸、それらの塩類、アミド類又はエステル類、特に、ヒドロキシ酸、例えば
、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、クエン酸、及び一般に果実酸類、及び5−
n−オクタノイルサリチル酸; − フリーラジカルスカベンジャー、例えばα−トコフェロール又はそのエステ
ル類、スーパーオキシドジスムターゼ、ある種の金属キレート剤又はアスコルビ
ン酸とそのエステル類; − 抗脂漏剤、例えばプロゲステロン; − 抗フケ剤、例えばオクトピロックス又はジンクピリチオン; − 抗ざ瘡剤、例えばレチノイン酸又は過酸化ベンゾイル; − サブスタンスP、CGRP又はブラジキニンのアンタゴニストもしくはNO
シンターゼインヒビター、敏感肌の治療に活性があり、特に組成物中に存在し得
る刺激性化合物に対して抗刺激効果を有するとされている化合物等の物質、 を挙げることができる。
【0033】 したがって、本発明の他の主題は、有効量の少なくとも1種のオーキシンと、
抗菌剤、駆虫剤、抗真菌剤、抗ウィルス剤、抗炎症剤、止痒剤、麻酔剤、角質溶
解剤、フリーラジカルスカベンジャー、抗脂漏剤、抗フケ剤、抗ざ瘡剤、皮膚の
分化及び/又は増殖及び/又は色素沈着を調節する薬剤、サブスタンスP、CG
RP又はブラジキニンアンタゴニスト又はNOシンターゼインヒビターから選択
される少なくとも1種の薬剤を含有する組成物に関する。
【0034】 特に使用することができる活性剤は、保湿剤、例えばポリオール(例えばグリ
セロール)、ビタミン類(例えばD−パンテノール)、抗炎症剤、鎮静剤(アラ
ントイン、ヤグルマソウ水)、UVA及びUVB遮蔽剤、艶消し剤(例えば、信
越からKSG(登録商標)の名称で販売されている部分的に架橋したポリオルガ
ノジメチルシロキサン)及びそれらの混合物である。
【0035】 また添加することができる薬剤は、抗シワ活性成分、特に、緊張化製品(tens
ioning products)、例えば植物タンパク質とその加水分解物、特にLSN社か らエレセリル(Eleseryl)(登録商標)の名称で販売されている大豆タンパク抽
出物、又はシラブ社(Silab)からレダクチン(Reductine)(登録商標)の名称
で販売されているオート麦誘導体である。
【0036】 言うまでもなく、オーキシン類は、脂質合成を刺激することを意図した化粧品
及び/又は製薬組成物、特に皮膚科学組成物に使用することができる。 本発明の他の特徴及び利点は、例証するものであって限定するものではない以
下の実施例により明らかになるであろう。なお、以下又は上述において、特に他
の定義をしている場合を除いて、割合は重量パーセントである。
【0037】実施例1 :皮膚の全脂質の合成に対するβ−ナフトキシ酢酸の効果の実験 本実験は、その全脂質が正常なヒト表皮のものと近い、Skinethic社から販売 されている再構築ヒト表皮モデルにおける炭素−14で標識したアセテートの導
入を測定することにより実施した。 再構築ヒト表皮は供給者の推奨に従って培養した。
【0038】 再構築したヒト表皮を供給者の推奨の条件下で14日間培養した後、これにβ
−ナフトキシ酢酸を、10−5、10−6及び10−7Mの濃度で72時間の間
接触させた。14C−アセテート(アマシャムから市販のナトリウム[2−14C] −アセテート、59mCi/mmol)での標識化を、被験製品を培養に接触させ
て配置した後24時間で、すなわち培養の最後の48時間の間に、一培養当り0
.5μCiの14C−アセテート濃度で実施した。
【0039】 培養の終わりで、リン酸緩衝液(PBS)で表皮を洗浄後に、表皮を分離し、細
胞を氷から0.5Mの過塩素酸で溶解した。ついでライセートに、メタノール/
クロロホルム混合物(2:1)での抽出、遠心分離及び上記と同じ条件下での得ら
れたペレットの再抽出を施した。脂質がPBSとクロロホルムの添加により分離
された(ブライト−バイヤー法)。脂質を含む有機相が取り上げられ、この相に導
入された放射能が液体シンチレーションにより決定された。ついで有機相を窒素
流下で乾燥させた。リン脂質を分離するために溶離剤としてクロロホルム/メタ
ノール/水混合物(50:18:2.6)を、中性脂質を分離するためにヘキサン
/エーテル/酢酸混合物(15:5.6:0.19)を用い、プレートオンプレー
トの薄層クロマトグラフィーを実施した。
【0040】 プレートをついで24時間の間オートラジオグラフィーにかけ、クロマトグラ
ムをデンシトメトリーにより、Scanalytics社のワン−D−スキャンソフトを使用
して分析した。 結果は、β−ナフトキシ酢酸で処理しなかった細胞からなる対照と比較して評
価した。
【0041】 脂質合成を刺激することが知られている正の対照(10−4Mのトリフルオロペ
ラジン)と、負の対照(10−6Mのレチノイン酸)とを参考のために試験に導入し
た。 刺激のパーセントとして表した本試験の結果を以下の表に示す。
【0042】 これらの結果は、β−ナフトキシ酢酸がアセテートの導入を顕著に刺激し、脂
質合成に効果を奏していることを示している。
【0043】 実施例2:本発明の組成物の実施例。これらの組成物は化粧品又は製薬において
よく使用される常套的技術により得られた。組成物1 :ケアクリーム ミツロウ 1.5% アプリコット核油 13.0% 香料 0.4% β−ナフトキシ酢酸 0.01% キサンタン 0.5% シクロペンタジメチルシロキサン 5.0% 滅菌した脱塩水 69.29% スクロース−モノ−ジ−パルミトステアラート 3.0% メチルグルコースセスキステアラート 3.0% ステアリン酸 1.0% セチルアルコール 3.0% 防腐剤 0.3%
【0044】組成物2 :ボディオイル 流動ワセリン 47.99% アプリコット核油 6.0% 香料 1.0% β−ナフトキシ酢酸 0.01% シクロペンタジメチルシロキサン 45.0%
【0045】組成物3 :メークアップ除去ミルク パルミチン酸2−エチルヘキシル 10.5% カリテバターの液体留分 16.5% 防腐剤 0.3% 香料 0.15% β−ナフトキシ酢酸 0.01% 水酸化ナトリウム 0.04% カルボキシビニルポリマー 0.2% 滅菌した脱塩水 69.8% セチルステアリルグルコシド、セチルアルコール 及びステアリルアルコールの混合物 2.5%
【0046】組成物4 :ケアクリーム ミツロウ 1.5% アプリコット核油 13.0% 防腐剤 0.3% 香料 0.4% トリエタノールアミン 0.17% β−ナフトキシ酢酸 0.01% 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 0.01% キサンタン 0.5% シクロペンタジメチルシロキサン 5.0% 滅菌した脱塩水 69.28% スクロース−モノ−ジ−パルミトステアラート 3.0% メチルグルコースセスキステアラート 3.0%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AC072 AC242 AC311 AC312 AC352 AC542 AC842 AC851 AD092 AD172 AD202 AD222 AD352 BB51 CC05 CC06 CC23 DD30 DD31 EE12 EE13

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧品組成物におけ
    る使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の「障壁」機能を補強すること
    を意図したものである使用。
  2. 【請求項2】 有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧品組成物におけ
    る使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の保湿を促進することを意図し
    たものである使用。
  3. 【請求項3】 有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧品組成物におけ
    る使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚の柔軟性を増強することを意図
    したものである使用。
  4. 【請求項4】 有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧品組成物におけ
    る使用であって、該オーキシン又は組成物が脂質合成を刺激することを意図した
    ものである使用。
  5. 【請求項5】 有効量の少なくとも1種のオーキシンの化粧品組成物におけ
    る使用であって、該オーキシン又は組成物が皮膚に対する閉経期の影響に抗する
    ことを意図したものである使用。
  6. 【請求項6】 オーキシン又は組成物が皮膚の脂質に対する閉経期の影響に
    抗することを意図したものである請求項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 組成物が皮膚へ局所適用されるものであることを特徴とする
    請求項1ないし6の何れか1項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 オーキシンが、インドール酢酸(IAA)、4−クロロ−3
    −インドール酢酸(4−Cl−IAA)、フェニル酢酸(PAA)、3−インド
    ール酪酸(IBA)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、α−ナ
    フタレン酢酸(α−NAA)、β−ナフトキシ酢酸、インドールエタノール、イ
    ンドールアセトアルデヒド及びインドールアセトニトリルから選択されることを
    特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 オーキシンがβ−ナフトキシ酢酸であることを特徴とする請
    求項8に記載の使用。
  10. 【請求項10】 オーキシンが、組成物の全重量に対して10−6%〜10
    %の量であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の使用。
  11. 【請求項11】 オーキシンが、組成物の全重量に対して10−5%〜5%
    の量であることを特徴とする請求項10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる、皮膚の「障壁」機能を補強することを意図した化粧
    品組成物。
  13. 【請求項13】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる保湿用化粧品組成物。
  14. 【請求項14】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる柔軟化用化粧品組成物。
  15. 【請求項15】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる、皮膚に対する閉経期の影響に抗することを意図した
    化粧品組成物。
  16. 【請求項16】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる、皮膚の脂質に対する閉経期の影響に抗することを意
    図した化粧品組成物。
  17. 【請求項17】 有効量の少なくとも1種のオーキシンを化粧品的に許容可
    能な媒体中に含有してなる、皮膚の全脂質の合成を刺激することを意図した化粧
    品組成物。
  18. 【請求項18】 オーキシンがβ−ナフトキシ酢酸であることを特徴とする
    請求項12ないし17の何れか1項に記載の化粧品組成物。
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