JP2001524158A - キシログルカナーゼ酵素を含有した洗濯およびクリーニング組成物 - Google Patents

キシログルカナーゼ酵素を含有した洗濯およびクリーニング組成物

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Abstract

(57)【要約】 キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の酵素を含有した洗濯またはクリーニング製品、並びにキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の酵素の有効量を含有した水溶液で布帛を洗濯し、皿および食器具を洗うための方法。

Description

【発明の詳細な説明】 キシログルカナーゼ酵素を含有した洗濯およびクリーニング組成物 技術分野 本発明は、キシログルカナーゼ活性をもつ酵素を含有した洗濯およびクリーニ ング組成物に関する。 発明の背景 Novo Nordiskにより1994年7月7日付で公開されたWO94/14953 で既に記載されているように、エンドグルカナーゼ(EC3.2.1.4)はセ ルロース、セルロース誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースおよびヒド ロキシエチルセルロース)、リケニンにおける1,4‐β‐D‐グリコシド結合 、混合β‐1,3グルカン類(例えば、穀物β‐D‐グルカン類またはキシログ ルカン類)におけるβ‐1,4結合、およびセルロース部分を含んだ他の植物物 質のエンド加水分解を触媒するヒドロラーゼのグループを構成している。正式名 はエンド‐1,4‐β‐D‐グルカン 4‐グルカノヒドロラーゼであるが、省 略した名称のエンドグルカナーゼも用いられている。 エンドグルカナーゼは植物および微生物のような様々なタイプの生物により産 生されることがわかり、様々な特異性をもつエンドグルカナーゼが同定されたと 言われている。例えば、キシログルカン特異性エンドグルカナーゼが様々な植物 で同定されてきた;例えば、Fry et al.,Biochem.J.(1992),Vol.282,pp.821-828 ;Nishitani and Tominaga,The Journal of Biol.Chemistry(1992),Vol.267,No. 29,pp.21058-21064;Hayashi et al.,Plant Physiol.,(1984),Vol.75,pp.605-61 0;McDougall and Fry,J.Plant Physiol.,(1991),Vol.137,pp.332-336;および WO93/17101の開示参照。これらすべての酵素は(例えばFry et al., 1992およびNishitani et al.,1992で記載されたような)トランスフェラーゼ活 性を有することがわかり、そのため真のエンドグルカナーゼには分類されないと 言われている。更に、微生物におけるキシログルカン特異性エンドグルカナーゼ はWO94/14953で記載されている。そこでは、“高いキシログルカン分 解活性を有するエンドグルカナーゼは、例えばワインおよびフルーツ産業におけ る、高いキシログルカン含有量を有した細胞壁物質の分解、ペクチン抽出、およ びテクスタイル繊維からのヘミセルロースの除去に特に有用であろう”と一般的 に述べられている。この最後の性質に関して特に言及しているのは、テクスタイ ル繊維を製造する上でのこれら酵素の使用である: “キシログルカンのようなヘミセルロースは、綿、亜麻、麻および黄麻のよう な植物繊維から、これらをテクスタイルに使う前に、除いておかねばならない。 この目的にとって、タイプIIのエンドグルカナーゼ〔即ち、キシログルカン特異 性酵素〕は、それがセルロースを損うことなくキシログルカンを特異的に除去す るという利点を有している。このエンドグルカナーゼは、繊維においてペクチン 物質に対して活性な他の酵素(例えば、ペクチナーゼ)と一緒にまたは単独で用 いられる。” “更に、本発明のエンドグルカナーゼおよびそのアナログは、セルロース繊維 またはセルロース繊維に富んだ物質を処理するために使える。エンドグルカナー ゼは、例えば、製紙産業でパルプの排出を改善するため、綿布帛のような布帛を 処理するため、およびより滑らかな布帛を得るために用いられる。”〔第12頁 〕 本発明の目的は、特定レベルのキシログルカナーゼ活性をもつ酵素を含有した 洗濯およびクリーニング組成物を提供することである。これらのおよび他の目的 は、以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。 発明の要旨 本発明は、好ましくは組成物の約0.001〜約1重量%、更に好ましくは約 0.01〜約0.5%のレベルで、キシログルカンに特異的なエンドグルカナー ゼ活性を示す1種以上の酵素を含有した洗濯またはクリーニング製品に関する。 本発明は布帛(好ましくは衣類)を洗濯するための方法にも関し、その方法では 、クリーニングの必要な布帛を、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ 活性を示す1種以上の酵素の有効量を含有した水溶液、好ましくは本発明による 組成物の水溶液と接触させる。本発明は、皿および食器具を洗うための方法にも 更に関し、その方法では、洗浄の必要な皿または食器具を、キシログルカンに特 異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の酵素の有効量を含有した水溶液 、好ましくは本発明による組成物の水溶液と、更に好ましくは自動皿洗機中で接 触させる。 本明細書中で用いられる“エンドグルカナーゼ活性”という用語は、セルロー ス物質、例えばセルロース、セルロース誘導体、リケニン、β‐D‐グルカンま たはキシログルカンに存在する1,4‐β‐D‐グリコシド結合を加水分解しう る酵素の能力を意味する。エンドグルカナーゼ活性は当業界で知られている方法 に従い調べられ、その例はWO94/14953および以下で記載されている。 1単位のエンドグルカナーゼ活性(例えば、CMCU、AVIU、XGUまたは BGU)はグルカン基質から1μmol還元糖/minの産生として規定され、グル カン基質には例えばCMC(CMCU)、酸膨潤Avicell(AVIU)、キシロ グルカン(XGU)または穀物β‐グルカン(BGU)がある。還元糖はWO9 4/14953および以下で記載されたようにして調べられる。基質に対するエ ンドグルカナーゼの特異的活性は、単位/タンパク質mgとして規定される。 更に詳しくは、本発明は最大活性としてXGUエンドグルカナーゼ活性を示す (以下、“キシログルカンに特異的な”)酵素を含有した洗濯およびクリーニン グ組成物に関し、その酵素は: i)下記部分配列 または、エンドグルカナーゼ活性を有した、キシログルカンに特異的なポリペプ チドをコードする、それらと相同的な配列 のうち少くとも1つを含むかまたはそれに含まれたDNA配列によりコードされ 、 ii)i)で規定されたDNA配列によりコードされて、Aspergillus aculeatu s、CBS101.43に由来した、高度精製エンドグルカナーゼに対する抗体 と免疫学的に反応性であって、キシログルカンに特異的である。 更に詳しくは、本明細書中で用いられる“キシログルカンに特異的な”という 用語は、エンドグルカナーゼ酵素が、キシログルカン基質でその最大のエンドグ ルカナーゼ活性を示し、他のセルロース含有基質、例えばカルボキシメチルセル ロース、セルロースまたは他のグルカン類で、好ましくは75%未満の活性、更 に好ましくは50%未満の活性、最も好ましくは約25%未満の活性を示すこと を意味している。 好ましくは、キシログルカンに対するエンドグルカナーゼの特異性は、各々、 試験されるキシログルカンおよび他の基質とその酵素とのインキュベーションに より得られる最適な条件下における還元糖の放出として規定される、相対的な活 性として更に定義される。例えば、その特異性はキシログルカン対β‐グルカン 活性(XGU/BGU)、キシログルカン対カルボキシメチルセルロース活性( XGU/CMCU)、またはキシログルカン対酸膨潤Avicell活性(XGU/A VIU)として規定され、それは好ましくは約50以上、例えば75、90また は100である。 本明細書中で用いられる“由来する”という用語は、株CBS101.43に より産生されるエンドグルカナーゼだけでなく、株CBS101.43から単離 されるDNA配列によりコードされて、そのDNA配列で形質転換された宿主生 物で産生されるエンドグルカナーゼにも関する。 本明細書中で用いられる“ホモログ”という用語は、(5×SSCに前浸漬し 、5×SSC、5×Denhardt溶液および50μgの変性超音波処理牛胸腺DNA の溶液中−40℃で1時間にわたりプレハイブリッド形成させ、その後50μC i32P‐dCTP標識プローブを補充した同溶液中−40℃で18時間にわたり ハイブリッド形成させて、30分間において40℃の2×SSC、0.2%SD Sで3回洗浄するというような)ある特定の条件下で、キシログルカンに特異的 なエンドグルカナーゼ酵素についてコードするDNAと同様のプローブに対して ハイブリッド形成するDNAによりコードされるポリペプチドを示している。更 に詳しくは、その用語は、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼをコー ドする前記いずれかの配列と少くとも70%において、前記いずれの配列とも少 くとも75%、少くとも80%、少くとも85%、少くとも90%または少くと も95%さえも含めて、相同的なDNA配列に関する。その用語は、前記いずれ かのDNA配列の修飾、例えば、その配列によりコードされるポリペプチドの他 のアミノ酸配列を生じないが、そのどれかのDNA配列を含むDNA構築体が導 入された宿主生物のコドン使用に相当するヌクレオチド置換、あるいは、異なる アミノ酸配列、したがって、おそらく、天然酵素とは異なる性質を有したエンド グ ルカナーゼ変異体を生じうる異なるアミノ酸配列、したがって、おそらく、異な るタンパク質構造を生じるヌクレオチド置換を含めた意味である。可能な修飾の 他の例は、配列中への2以上のヌクレオチドの挿入、配列の末端における1以上 のヌクレオチドの付加、または配列の末端またはその内部における1以上のヌク レオチドの欠失である。 本明細書で用いられるすべての部、パーセンテージおよび比率は、別記されな いかぎり重量%として表示されている。本明細書で引用されたすべての文献、特 許その他は、関連箇所でまたは全体で、参考のため本明細書に組み込まれる。 発明の具体的な説明 キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、洗濯およびクリーニング組 成物におけるそれらのクリーニング性にとり特に有用として、本明細書では記載 されている。 本発明で有用な、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼとは、好まし くは、50以上、例えば75、90または100の(前記のような)XGU/B GU、XGU/CMUおよび/またはXGU/AVIU比を有しているものをい う。 更に、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、好ましくは、キシロ グルカンに対する活性が100%であるとき、β‐グルカンに対する活性を実質 的に欠いており、および/または、カルボキシメチルセルロースおよび/または Avicellに対する活性を多くて25%、例えば多くて10%または約5%示す。 加えて、本発明のキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、好ましくは 、トランスフェラーゼ活性、即ち植物源のキシログルカンに特異的なほとんどの エンドグルカナーゼで観察された活性を実質的に欠いている。 キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、WO94/14953で記 載されているように、真菌種A.aculeatusから得られる。キシログルカンに特異 的な微生物エンドグルカナーゼも、WO94/14953で記載されている。植 物からのキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼも記載されているが、こ れらの酵素はトランスフェラーゼ活性を有しており、そのためキシログルカンの 徹底した分解が望まれるときにはいつもキシログルカンに特異的な微生物エンド グルカナーゼよりも劣るとみなされるにちがいない。微生物酵素の追加利点は、 それが他の起源の酵素よりも高い量で微生物宿主で一般的に産生されることであ る。 本発明の酵素は: ‐適切なベクターで、Aspergillus spp.からのDNAライブラリーをクローニ ングし、 ‐適切な酵母宿主細胞を上記ベクターで形質転換し、 ‐DNAライブラリー中のクローンによりコードされた対象の酵素を発現させ るために適した条件下で宿主細胞を培養し、および ‐このようなクローンにより産生された酵素のエンドグルカナーゼ活性を調べ ることで、陽性クローンについてスクリーニングする ことからなる一般法により単離される。 このスクリーニング法の更に詳細な説明はWO94/14953で示されてい る。 その酵素についてコードするDNA配列は、例えば、Centraalbureau voor Sc himmelculturesから公に入手しうるAspergillus aculeatus、例えば株CBS1 01.43のcDNAライブラリーをスクリーニングし、グルコースを含んだポ リマー(例えば、セルロース、穀物β‐グルカン類またはキシログルカン類)で 2つのグルコース分子間にあるβ‐1,3および/またはβ‐1,4結合を加水 分解しうる能力を有した酵素を発現するクローンについて選択することにより単 離される。次いで、適切なDNA配列は、例えばWO94/14953、例1 で記載されているように、標準操作によりクローンから単離される。相同的な酵 素についてコードするDNA配列は、他の微生物、特に真菌、例えばAspergillu sの株、特にA.aculeatusまたはA.niger、Trichodermaの株、特にT.harianun、T. reesie、Fusariumの株、特にF.oxysporum、またはHumicolaの株のcDNAライ ブラリーを同様にスクリーニングして得られると予想される。 一方、本発明のエンドグルカナーゼについてコードするDNAは、周知の操作 に従い、本明細書で開示されたDNA配列に基づき作られた20merプローブ のようなオリゴヌクレオチドプローブの使用により、上記いずれの生物のDNA からも都合よく単離される。例えば、適切なオリゴヌクレオチドプローブは、例 えばWO94/14953に掲載された部分ヌクレオチド配列a)〜p)のいず れかに基づき作られる。 次いで、DNA配列は組換え発現ベクター中に挿入される。これは組換えDN A操作に都合よく付されるいかなるベクターであってもよく、ベクターの選択は それが導入される宿主細胞にしばしば依存する。そのため、ベクターは自律複製 ベクター、即ち染色体外物として存在するベクター(その複製は染色体複製から 独立している)、例えばプラスミドであってもよい。一方、ベクターは、宿主細 胞中に導入されたとき、宿主細胞ゲノム中に組み込まれて、それが組み込まれた 染色体と一緒に複製されるものであってもよい。 ベクターでは、キシログルカンに特異性なエンドグルカナーゼについてコード するDNA配列は、適切なプロモーターおよびターミネーター配列に機能可能に 結合させておくべきである。プロモーターは選択された宿主細胞中で転写活性を 示すDNA配列であり、宿主細胞と同種または異種のタンパク質についてコード する遺伝子から誘導される。エンドグルカナーゼ、プロモーターおよびターミネ ーターについて各々コードするDNA配列を結合させて、それらを適切なベクタ ー中に挿入するために用いられる操作は、当業者に周知である(例えば、 Sambrook et al.,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor ,NY 1989)。 本発明の組成物に有用な酵素についてコードするDNA配列で形質転換される 宿主細胞は、好ましくは真核細胞、特に酵母または糸状菌細胞のような真菌細胞 である。特に、その細胞はAspergillusの種に属し、最も好ましくはAspergillus oryzaeまたはAspergillus nigerである。真菌細胞は、当業界に知られる手法で 、プロトプラスト形成およびプロトプラストの形質転換、その後細胞壁の再生か らなるプロセスにより形質転換される。宿主微生物としてAspergillusの使用は (Novo Nordisk A/Sの)EP238,023で記載されている。宿主細胞は酵母 細胞、例えばSaccharomycesの株、特にSaccharomycescerevisiaeでもよい。 形質転換された宿主細胞を培養するために用いられる培地は、問題の宿主細胞 を増殖させるために適したいかなる従来の培地であってもよい。キシログルカン に特異的な発現エンドグルカナーゼは都合よく培地中に分泌され、そこからは、 遠心またはロ過により培地から細胞を分離し、硫酸アンモニウムのような塩によ り培地のタンパク質成分を沈降させ、その後イオン交換クロマトグラフィー、ア フィニティクロマトグラフィーなどのようなクロマトグラフィー操作を行うとい った周知の操作により回収される。 こうして精製されたエンドグルカナーゼは、抗体の産生のため動物の免疫に用 いられる。更に詳しくは、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼに対す る抗血清は、N.Axelsen et al.によりA Manual of Quantitative Immunoelectr ophoresis,Blackwell Scientific Publications,1973,Chapter 23またはA.Johns tone and R.Thorpe,Immunochemistry in Practice,Blackwell Scientific Publi cations,1982(更に詳しくはpp.27-31)で記載された操作に従い、ウサギ(また は他のげっ歯動物)を免疫することにより作られる。精製さ れた免疫グロブリンは、例えば塩沈降((NH42SO4)、その後透析および 、例えばDEAE-Sephadexでのイオン交換クロマトグラフィーにより、抗血清 から得られる。タンパク質の免疫化学的な特徴付けは、オクタロニー二重拡散分 析(O.Ouchterlony,Handbook of Experimental Immunology(D.M.Weir,Ed.),Blac kwell Scientific Publications,1967,pp.655-706)、交差免疫電気泳動(N.Axe lsen et al.,前掲、Chapters 3 and 4)またはロケット免疫電気泳動(N.Axels en et al.,Chapter 2)により行える。 本発明の組成物で有用なキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、他 の植物細胞壁分解酵素を本質的に含まずに作ってもよい。これは、特定の分野向 けに最適な酵素の組合せを与えられるように、ガラクタナーゼおよびキシラナー ゼのような他の酵素と一緒にまたは単独でその酵素を用いることを可能にする。 こうすると、植物細胞の特定部分だけを分解する酵素の組合せをデザインするこ とが可能である。 本発明の組成物で有用な酵素製品は当業界で知られた方法に従い製造でき、液 体または乾燥製品の形態であってもよい。例えば、酵素製品は粒子または微粒子 の形態でもよい。製品中に含まれる酵素は、当業界で知られた方法に従い安定化 させてもよい。 本発明の組成物で有用な酵素製品は、キシログルカンに特異的なエンドグルカ ナーゼに加えて、1種以上の他の洗剤酵素および/または他の植物細胞壁分解酵 素、例えばセルロース分解、キシラン分解またはペクチン分解活性を有するもの 、例えばキシラナーゼ、アラビナナーゼ、ラムノガラクツロナーゼ、ペクチンア セチルエステラーゼ、ガラクタナーゼ、ポリガラクツロナーゼ、ペクチンリアー ゼ、ペクチン酸リアーゼ、エンドグルカナーゼまたはペクチンメチルエステラー ゼを含有していてもよい。追加酵素は、Aspergillus属に属する微生物、好まし くはAspergillus niger、Aspergillus aculeatus、Aspergillus awamoiまたは Aspergillus oryzaeから産生される。試験法: 標準インキュベーション:酵素の特徴付けのために、インキュベーションは1 mlの基質(MegaZyme,Australia製のAZCL‐キシログルカン基質または純粋 な多糖類)を含有したEppendorf管で行う。0.4%AZCL‐基質懸濁液0. 5mlが至適pHの0.1Mクエン酸/リン酸緩衝液0.5mlとミックスされ 、適切に希釈された酵素溶液10μlが加えられる。インキュベーションは、9 5℃で20分間の熱不活化前に、(別に記載されていなければ)EppendorfThero mixerで15分間にわたり30℃で行う。酵素インキュベーションは3回行う。 ブランクも作るが、そこでは酵素が加えられていながら、直ちに不活化される。 遠心後に、上澄の吸光度が微量滴定プレートにおいて620nmで測定され、ブ ランクが差し引かれる。 酵素の活性は、異なる純粋な多糖類、即ちMegaZyme製のキシログルカンおよび β‐グルカン(AZCL‐キシログルカンおよびAZCL‐HEセルロース)、 CMC(Aqualon製のBlanose)およびAvicell(Merck製の微結晶セルロース)で 測定する。使用前に、Avicellは85%オルトリン酸中室温で1時間にわたり膨 潤させ、アセトンおよび水で洗浄する。異なる基質の0.5%溶液/懸濁液が至 適pHの(別に記載されていなければ)0.1M酢酸緩衝液で調製され、酵素溶 液10μlが基質1mlに加えられ、インキュベーションが上記のように熱不活 化前に30℃で15分間行われる。還元糖は、p‐ヒドロキシ安息香酸ヒドラジ ド(Sigma H-9882)0.15g、酒石酸ナトリウムカリウム(Merck 8087)0. 50gおよび2%NaOH溶液を10.0ml以内で含有したPHBAH試薬と の微量滴定プレートにおける反応で調べる。ブランクの結果は差し引かれる。グ ルコースは標準として用いる。 至適pHは(下記の酵素:EG IIにはAZCL‐キシログルカン、EG III には純粋β‐グルカン、およびEG IVにはAZCL‐β‐グルカンで)MegaZym e製の基質で測定する。0.4%基質0.5mlが様々なpHの0.1Mクエン 酸/リン酸緩衝液0.5mlとミックスされ、適切に希釈された酵素溶液10μ lが加えられる。インキュベーションは前記のように行う。ここで有用な酵素は 、組成物またはそれが用いられるクリーニング方法のpHと合うように望まれた pHで至適pHを有しているが、好ましくは、ここで有用な酵素は約pH6〜1 1、好ましくは7〜11、更に好ましくは約8〜約10.5のpH範囲内で活性 である。 異なるAZCL‐基質に対する異なる酵素の特異性は、0.1M酢酸緩衝液中 において至適pHで上記のように試験する。 pH安定性は、酵素が至適pHでAZCL‐β‐グルカンのインキュベーショ ンに用いられる前に、様々なpHの0.1Mクエン酸/リン酸三ナトリウム緩衝 液中に酵素を1時間置くことにより測定する。 至適温度は、至適pHで15分間にわたり様々な温度でその酵素をAZCL‐ β‐グルカン基質とインキュベートすることにより測定する。 温度安定性は、関連基質と共に30℃でインキュベーション前に、水で希釈さ れた酵素を様々な温度で1時間にわたり置くことにより測定する。 Kmおよび比活性は、(以下において、EG IIではキシログルカンおよびE G IVではβ‐グルカンについて)0.025〜1.5%にわたる基質濃度(S )でインキュベーションを行い、反応速度(v)を測定し、Sの関数としてS/ vを描き、直線的回帰分析を行い、傾き(=1/Vmax)および切片(Km/Vm ax)を求め、Kmおよび比活性(=Vmax/E)(Eは加えられた酵素の量であ る)を計算することにより測定する。 ゲルロ過クロマトグラフィーでは、上記された純粋な多糖類の1%溶液/懸濁 液が調製される。適量の酵素が加えられ、インキュベーションが熱不活化前に0 、 1、2、4および24時間にわたり行われる。サンプル25μlが一列に並べた 3本のTSKカラム(PW G4000、PW G3000、PW G2500 )中に注入され、糖類がpH3.0の0.4M酢酸緩衝液により0.8ml/minで 溶出される。溶出する糖類は島津RI検出器で調べられ、データが集められて、 Dionexソフトウェアにより処理される。デキストラン(Sersa製)が分子量標準 として用いられる。基質特異性 最良の基質(100%)と比較して、異なる多糖類から異なる酵素による還元 糖の放出として調べた相対的な活性は、WO94/14953で示されており、 下記表で再掲載されている。 これらの結果から、異なるエンドグルカナーゼの特異性は下記のように表され る: AZCL‐基質で調べた基質特異性の結果もWO94/14953で示されて おり、下記表で再掲載されている。 特異性の結果から、EG IIIおよびEG IVと比較して、EG IIは本発明の組 成物での使用にとり本明細書で記載されているようにキシログルカンに対して特 異的であるが、他の2種のエンドグルカナーゼはそうでないことがわかる。EG IIIはすべてのタイプの基質に対して活性であるが、キシログルカンに対してそ の最大活性を有さず、一方EG IVはキシログルカンを分解できずに、β‐グル カンに対して非常に特異的である。(還元糖およびAZCL‐基質で得られた結 果には違いがいくらかある。これに対する説明は、一部のAZCL‐基質が他よ りも感受的なことである。この場合に、AZCL‐HE‐セルロースはAZCL ‐β‐グルカンよりも感受的であるらしい。) EG IIおよびEG IIIに関するKmおよび比活性はWO94/14953で 示されている。直線的回帰分析から得られた1/VmaxおよびKm/Vmaxに関す る標準偏差がそこで用いられて、下記表からわかる区間を各酵素について計算し た: 至適温度および温度/pH安定性‐EGIIおよびEGIIIは類似した至適温度 (30〜60℃で至適活性)および温度安定性(60℃以内で1時間にわたり安 定)を有しているが、EG IIIはEG IIよりもアルカリpHで安定である。ゲルロ過クロマトグラム‐基質特異性を証明しており、EG IIが、キシログ ルカンの公知繰返しサブユニットである約7〜9残基のオリゴマーに、キシログ ルカンを完全に分解することを示している(Fry,1989)。EG IIIはキシログル カンをそれよりかなり少ない程度で分解し、EG IVはキシログルカンを全く分 解しない。EG IIIはβ‐グルカンをかなりの程度でDP3‐4およびそれ以上 のオリゴマーに分解する。これは、β‐グルカンが単一のβ‐1,3結合を介在 させて連結された3‐4 β‐1,4結合グルコース単位から構成されているこ とに一致する。クリーニング組成物成分および洗剤組成物 本発明の洗剤組成物は、後で記載されるような洗濯またはクリーニング組成物 成分を含有している。これら成分の性質そのもの、およびその配合レベルは、組 成物の物理的形態、およびそれが用いられるクリーニング操作の性質に依存する 。 本発明による洗剤組成物には、液体、ペースト、ゲル、固形石鹸、錠剤、粉末 または顆粒形態がある。顆粒組成物は“コンパクト”形態でもよく、液体組成物 は“濃縮”形態でもよい。 本発明の組成物は、例えば、洗濯液添加組成物、汚れた布帛の浸漬および/ま たは前処理向けに適した組成物、すすぎ液添加布帛柔軟剤組成物を含めた手およ び機械洗濯洗剤組成物として処方してもよい。布帛の前または後処理物には、ゲ ル、スプレーおよび液体布帛コンディショニング組成物がある。 洗濯機洗浄法で使用に適した組成物として処方されるとき、本発明の組成物は 、好ましくは、界面活性剤およびビルダー化合物の双方と、好ましくは有機ポリ マー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ライムソープ分散剤、汚 れ懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択される1種以上の洗剤成 分を更に含有している。洗濯組成物は追加洗剤成分として柔軟剤も含有すること ができる。 本発明の組成物は洗剤添加製品としても使用できる。このような添加製品は慣 用的洗剤組成物の性能を補強または増強させるためにある。 必要であれば、本洗濯洗剤組成物の密度は20℃で測定された組成物で400 〜1200g/l、好ましくは600〜950g/lである。 本組成物の“コンパクト”形態は、密度と、組成面では無機フィラー塩の量で 最もよく反映される;無機フィラー塩は粉末形態をした洗剤組成物に慣用的な成 分である;慣用的な洗剤組成物では、フィラー塩は実質量、典型的には全組成物 の17〜35重量%で存在する。 コンパクト組成物において、フィラー塩は全組成物の15重量%を超えない、 好ましくは組成物の10%を超えない、最も好ましくは5%を超えない量で存在 する。 本組成物で意味されるような無機フィラー塩は、サルフェートおよびクロリド のアルカリおよびアルカリ土類金属塩から選択される。 好ましいフィラー塩は硫酸ナトリウムである。 本発明による液体洗剤組成物は“濃縮形態”でもよく、このような場合に、本 発明による液体洗剤組成物は慣用的な液体洗剤と比較して少量の水を含有してい る。 典型的には、濃縮液体洗剤の水分は、好ましくは洗剤組成物の40重量%未満 、更に好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満である。界面活性剤 好ましくは、本発明による洗剤組成物は、界面活性剤がノニオン性および/ま たはアニオン性および/またはカチオン性および/または両性および/または双 極性および/または半極性ノニオン性界面活性剤から選択できる、界面活性剤ま たは界面活性剤系を含んでいる。 界面活性剤は、典型的には0.1〜60重量%のレベルで存在する。更に好ま しい配合レベルは、本発明による洗剤組成物で1〜35重量%、最も好ましくは 1〜30重量%である。 界面活性剤は、好ましくは、組成物中に存在する酵素成分と適合するように処 方される。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、最も好ましくは、これら 組成物中において酵素の安定性を促進するか、または少くともそれを分解しない ように処方される。 適切なノニオン性、アニオン性、カチオン性、両性、双極性および半極性ノニ オン性界面活性剤の例は、米国特許第5,707,950号および第5,576 ,282号明細書で開示されている。 高度に好ましいノニオン性界面活性剤は、下記式のポリヒドロキシ脂肪酸アミ ド界面活性剤である: R2‐C(O)‐N(R1)‐Z 上記式中R1はHであるか、あるいはR1はC1-4ヒドロカルビル、2‐ヒドロキ シエチル、2‐ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、R2はC5-31 ヒドロカルビルであり、Zは直鎖ヒドロカルビル鎖とその鎖に直接結合された少 くとも3つのヒドロキシルとを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそ のアルコキシル化誘導体である。好ましくは、R1はメチルであり、R2は直鎖C11-15 アルキルまたはC16-18アルキルまたはアルケニル鎖、例えばココナツアル キル、またはそれらの混合物であり、Zは還元アミノ化反応でグルコース、フル クトース、マルトース、ラクトースのような還元糖から誘導される。 高度に好ましいアニオン性界面活性剤には、式RO(A)mSO3Mの水溶性塩 または酸であるアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤があり、ここで Rは非置換C10‐C24アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有するヒドロキ シアルキル基、好ましくはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、更に 好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキ シまたはプロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的には約0.5〜約 6、更に好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたはカチオン、例えば金属 カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム 等)、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオンである。アルキルエトキシ ル化サルフェートおよびアルキルプロポキシル化サルフェートが本発明では考え られる。 本組成物中に含有されるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約1〜約 40重量%、好ましくは約3〜約20重量%のこのようなアニオン性界面活性剤 を含んでいる。 高度に好ましいカチオン性界面活性剤は、本組成物で有用な水溶性四級アンモ ニウム化合物であって、下記式を有している: R1234+- 上記式中R1はC8‐C16アルキルであり、R2、R3およびR4の各々は独立して C1‐C4アルキル、C1‐C4ヒドロキシアルキル、ベンジルおよび‐(C240 xH(xは2〜5の値を有する)であり、Xはアニオンである。R2、R3また はR4のうち1以下はベンジルであるべきである。 本組成物中に含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約2 5重量%、好ましくは約1〜約8%のこのようなカチオン性界面活性剤を含んで いる。 本組成物中に含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約1 5重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような両性界面活性剤を含んでいる 。 本組成物中に含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約1 5重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような双極性界面活性剤を含んでい る。 本組成物中に含有されるとき、本発明の洗剤組成物は典型的には0.2〜約1 5重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような半極性ノニオン性界面活性剤 を含んでいる。 本発明の洗剤組成物は、一級または三級アミンの群から選択される共界面活性 剤(cosurfactant)を更に含んでいてもよい。 本発明で使用に適した一級アミンには、式R1NH2によるアミンがあり、ここ でR1はC6‐C12、好ましくはC6‐C10アルキル鎖、またはR4X(CH2nで あり、Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐であり、R4はC6‐C12ア ルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。R1アルキル鎖は直鎖でも または分岐鎖でもよく、12以下、好ましくは5未満のエチレンオキシド部分が 介在していてもよい。 上記式による好ましいアミンはn‐アルキルアミンである。本発明で使用に適 したアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチルアミン、1‐デシルアミンお よびラウリルアミンから選択される。他の好ましい一級アミンには、C8‐C10 オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2‐エチルヘキシルオ キシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびアミドプロピルアミ ンがある。 本発明で使用に適した三級アミンには式R123Nを有する三級アミンがあ り、ここでR1およびR2はC1‐C8アルキル鎖または下記であり: 3はC6‐C12、好ましくはC6‐C10アルキル鎖であるか、またはR3はR4X (CH2nであり、Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐であ り、R4はC4‐C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜3である。R5はHま たはC1‐C2アルキルであり、xは1〜6である。 R3およびR4は直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、R3アルキル鎖は12以下、 好ましくは5未満のエチレンオキシド部分が介在していてもよい。 好ましい三級アミンは、R1がC6‐C12アルキル鎖で、R2およびR3がC1‐ C3アルキルまたは下記であり: 上記式中R5がHまたはCH3であり、x=1〜2である、R123Nである。 下記式のアミドアミンも好ましい: 上記式中R1はC6‐C12アルキルであり、nは2〜4、好ましくはnは3であり 、R2およびR3はC1‐C4である。 本発明の最も好ましいアミンには、1‐オクチルアミン、1‐ヘキシルアミン 、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、N‐ ココ‐1,3‐ジアミノプロパン、ココナツアルキルジメチルアミン、ラウリル ジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロ キシエチル)アミン、2モルプロポキシル化ラウリルアミン、2モルプロポキシ ル化オクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミドプ ロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンがある。 本組成物で使用上最も好ましいアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチル アミン、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミンである。特に望ましいのは、n ‐ドデシルジメチルアミン、ビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン、7 回エトキシル化オレイルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびココアミ ドプロピルアミンである。 本発明の界面活性剤および界面活性剤系は、好ましくは、組成物中に存在する 酵素成分と適合するように処方される。液体またはゲル組成物において、界面活 性剤は、最も好ましくは、これら組成物中において酵素の安定性を促進するか、 または少くともそれを分解しないように処方される。ビルダー 本発明による組成物は、ビルダーまたはビルダー系を更に含んでいてもよい。 アルミノシリケート物質、シリケート、ポリカルボキシレート、アルキルまたは アルケニルコハク酸、および脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリ アミンペンタメチレン酢酸のような物質、金属イオン封鎖剤、例えばアミノポリ ホスホネート、特にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレ ントリアミンペンタメチレンホスホン酸を含めて、いかなる慣用的なビルダー系 も本発明で使用に適している。リン酸ビルダーも本発明に用いてよい。 本発明では適切なビルダーまたは洗浄塩を含有していてもよい。洗剤塩/ビル ダーのレベルは組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態に応じて広く変 わる。存在するとき、組成物は典型的には少くとも約1%のビルダー、更に典型 的には約10〜約80%、更に一層典型的には約15〜約50%のビルダーを含 む。しかしながら、それ以下または以上のレベルが排除される意味ではない。 無機またはP含有洗剤塩には、ポリホスフェート(トリポリホスフェート、ピ ロホスフェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)、ホス ホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(重炭酸塩およびセスキカー ボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアルカリ金属、ア ンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに限定されない 。しかしながら、非リン酸塩も一部の地方では必要とされる。重要なことは、本 組成物がシトレートのような(ホスフェートと比較して)いわゆる“弱い”ビル ダーの存在下、あるいはゼオライトまたは積層シリケートビルダーで生じるいわ ゆる“アンダービルト”状況下であっても、意外によく機能することである。 本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレート化合 物があるが、それらに限定されない。ここで用いられる“ポリカルボキシレート ”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシレー トを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組成物 に加えられるが、中和塩の形で加えてもよい。塩形で利用される場合には、ナト リウム、カリウムおよびリチウムのようなアルカリ金属、またはアルカノールア ンモニウム塩が好ましい。 適切なシリケートビルダー、カーボネート塩、アルミノシリケートビルダー、 ポリカルボキシレートビルダー、シトレートビルダー、Bushの米国特許第4,5 66,984号明細書で開示された3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐1,6 −ヘキサンジオエートビルダーおよび関連化合物、コハク酸ビルダー、リンベー スビルダーおよび脂肪酸の例は、米国特許第5,576,282号、第5,72 8,671号および第5,707,950号明細書で開示されている。 追加の適切なビルダーには、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリ ケート物質、更に具体的には水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X 、B、HSまたはMAPがある。 本発明に適した具体的なポリカルボキシレートは、1つのカルボキシ基を有し らポリカルボキシレートであって、それにはベルギー特許第831,368号、 第821,369号および第821,370号明細書で開示されたような乳酸、 グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体がある。2つのカルボキシ基を有し たポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢 酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の水溶 性塩、並びにドイツ特許公開第2,446,686号、第2,446,687号 および米国特許第3,935,257号明細書で記載されたエーテルカルボキシ レート、およびベルギー特許第840,623号明細書で記載されたスルフィニ ルカルボキシレートがある。3つのカルボキシ基を有したポリカルボキシレート には、特に水溶性シトレート、アコニトレートおよびシトラコネート、並びに英 国特許第1,379,241号明細書で記載されたカルボキシメチルオキシサク シネート、オランダ出願第7205873号明細書で記載されたラクトキシサク シネートのようなサクシネート誘導体、および英国特許第1,387,447号 明細書で記載された2‐オキサ‐1,1,3‐プロパントリカルボキシレートの ようなオキシポリカルボキシレート物質がある。 4つのカルボキシ基を有したポリカルボキシレートには、英国特許第1,26 1,829号明細書で開示されたオキシジサクシネート、1,1,2,2‐エタ ンテトラカルボキシレート、1,1,3,3‐プロパンテトラカルボキシレート および1,1,2,3‐プロパンテトラカルボキシレートがある。スルホ置換基 を有したポリカルボキシレートには、英国特許第1,398,421号、第1, 398,422号および米国特許第3,936,448号明細書で開示されたス ルホサクシネート誘導体、および英国特許第1,082,179号明細書で記載 されたスルホン化熱分解シトレートがあり、ホスホン置換基を有したポリカルボ キシレートは英国特許第1,439,000号明細書え開示されている。 脂環式およびヘテロ環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン‐シス, シス,シス‐テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシ レート、2,3,4,5‐テトラヒドロフラン‐シス,シス,シス‐テトラカル ボキシレート、2,5‐テトラヒドロフラン‐シス‐ジカルボキシレート、2, 2,5,5‐テトラヒドロフラン‐テトラカルボキシレート、1,2,3,4, 5,6‐ヘキサン‐ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトール、マンニトー ルおよびキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメチル誘導体がある 。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸、ピロメリット酸、および英国 特許第1,425,343号明細書で開示されたフタル酸誘導体がある。 上記の中で好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3以内のカルボキ シ基を有したヒドロキシカルボキシレート、更に詳しくはシトレートである。 本組成物で使用上好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性ア ルミノシリケートビルダーまたは積層シリケート(SKS‐6)と、クエン酸の ような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。 好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性アルミノシリケート ビルダーと、クエン酸のような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物 がある。本発明の液体洗剤組成物で使用上好ましいビルダー系は、石鹸およびポ リカルボキシレートである。 他の適切な水溶性有機塩はホモもしくはコポリマー酸またはそれらの塩であり 、その場合にポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離された少くとも2つ のカルボキシル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596 ,756で開示されている。このような塩の例は、MW2000〜5000のポ リアクリレート、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマーであり、このよ うなコポリマーは20,000〜70,000、特に約40,000の分子量を 有している。 洗浄ビルダー塩は、通常組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜70重量 %、最も一般的には30〜60重量%の量で含有される。漂白剤 本発明の洗剤組成物に含有させられる追加の任意洗剤成分には、過酸化水素、 PB1、PB4、および粒径400〜800ミクロンのペルカーボネートのよう な漂白剤がある。これらの漂白剤成分には、1種以上の酸素漂白剤、および選択 された漂白剤に応じて1種以上のブリーチアクチベーターを含めることができる 。存在するとき、酸素漂白化合物は典型的には約1〜約25%のレベルで存在す る。 本発明で有用な漂白剤成分は、当業界で知られる酸素ブリーチおよびその他を 含有した洗剤組成物にとり有用な、いかなる漂白剤であってもよい。本発明に適 した漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤である。 適切な漂白剤の例は、例えば、米国特許第5,707,950号および第5, 576,282号明細書で開示されている。 過酸化水素放出剤は、米国特許第5,707,950号明細書で開示されたブ リーチアクチベーター、またはN‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸のフェノ ールスルホネートエステル(NACA‐OBS、WO94/28106で記載さ れている)と組合せて用いることができ、これらはペルヒドロライズ(perhydrol yze)されて、活性漂白種として過酸を形成して、改善された漂白効果を発揮する 。アシル化シトレートエステルも適切なアクチベーターである。 本発明による洗剤組成物で使用上、ペルオキシ酸と、ブリーチアクチベーター およびペルオキシゲン漂白化合物からなる漂白系とを含めた、有用な漂白剤は、 WO95/27772、WO95/27773、WO95/27774、WO9 5/27775および米国特許第5,707,950号明細書で記載されている 。 ブリーチ組成物で有用な含金属触媒には、含コバルト触媒、例えばペンタアミ ン酢酸コバルト(III)塩、および含マンガン触媒、例えばEPA549271、 EPA549272、EPA458397、US5,246,621、EPA4 58398、US5,194,416およびUS5,114,611で記載され たものがある。ペルオキシ化合物、含マンガンブリーチ触媒およびキレート化剤 を含んだ漂白組成物は、特許出願第94870206.3号明細書で記載されて いる。転染阻止 本発明の洗剤組成物は、着色布帛を伴う布帛洗濯およびコンディショニング操 作中に出会う、溶解および懸濁された染料のある布帛から他への転染を阻止する ための化合物も含有することができる。ポリマー転染阻止剤 本発明による洗剤組成物は、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜 2%、更に好ましくは0.05〜1%のポリマー転染阻止剤も含むことができる 。上記ポリマー転染阻止剤は、洗剤組成物中に、着色布帛からそれで洗浄された 布帛上への染料の移動を阻止するために通常配合される。これらのポリマーは、 染料が洗浄液中で他の物品に付着するようになる機会をもつ前に、着色布帛から 洗い落ちた遊離染料と複合化するかまたはそれを吸着する能力を有している。 特に適切なポリマー転染阻止剤は、ポリアミンN‐オキシドポリマー、N‐ビ ニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルピロリ ドンポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたは それらの混合物である。このような転染阻止剤の例は、米国特許第5,707, 950号および第5,707,951号明細書で開示されている。 追加の適切な転染阻止剤には架橋ポリマーもあるが、それに限定されない。架 橋ポリマーは主鎖がある程度まで内部連結されたポリマーであり、これらの橋架 けは化学的でもまたは物理的性質であってもよく、可能性として活性基は主鎖上 でもまたは側鎖上でもよく、架橋ポリマーはJournal of Polymer Science,volum e 22,pages 1035-1039で記載されている。 一態様において、架橋ポリマーは三次元硬質構造を形成するように作られ、三 次元構造により形成された孔に染料を捕捉しておける。もう1つの態様では、架 橋ポリマーは膨潤により染料を捕捉する。 このような架橋ポリマーは同時係属特許出願第94870213.9号明細書 で記載されている。 このようなポリマーの追加も、本発明による酵素の性能を高める。分散剤 本発明の洗剤組成物は分散剤も含有することができる。適切な水溶性有機塩は ホモまたはコポリマー酸またはそれらの塩であり、ポリカルボン酸は2以下の炭 素原子で互いに離された少くとも2つのカルボキシル基を含んでいる。 このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596,756で開示されている。こ のような塩の例はMW2000〜5000のポリアクリレート、およびそれらと 無水マレイン酸とのコポリマーであり、このようなコポリマーは1000〜10 0,000の分子量を有している。 特に、4000の分子量を有する480Nのようなアクリレートおよびメチル アクリレートのコポリマーは、組成物の0.5〜20重量%のレベルで、本発明 の洗剤組成物中に加えることができる。 本発明の組成物は、8以下、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下の下記 のようなライムソープ分散力(LSDP)を有した、ライムソープペプタイザー 化合物を含有していてもよい。ライムソープペプタイザー化合物は、好ましくは 0〜20重量%のレベルで存在する。 ライムソープペプタイザーの有効性の数値尺度はライムソープ分散力(LSD P)により与えられ、H.C.Borghetty and C.A.Bergman,J.Am.Oil.Chem.Soc.,vol ume 27,pages88-90(1950)の論文で記載されたようなライムソープ分散試験を 用いて調べられる。このライムソープ分散試験法は当業者により広く用いられて おり、例えば下記レビュー文献:W.N.Linfield,Surfactant Science Series, Volume 7,page 3;W.N.Linfield,Tenside surf.det.,Volume 27,pages 159-163 (1990);K.Nagarajan,W.F.Masler,Cosmetics and Toiletries,Volume 104,pag es 71-73(1989)で記載されている。LSDPとは、333ppm CaCo3( Ca:Mg=3:2)相当硬度の水30ml中でオレイン酸ナトリウム0.02 5gにより形成されるライムソープ沈降物を分散させる上で必要な分散剤対オレ イン酸ナトリウムの重量比%のことである。 良好なライムソープペプタイザー能力を有する界面活性剤には、あるアミンオ キシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエト キシル化アルコールがある。 本発明向けに8以下のLSDPを有する例示界面活性剤には、C16‐C18ジメ チルアミンオキシド、平均エトキシル化度1〜5のC12‐C18アルキルエトキシ サルフェート、特にエトキシル化度3のC12‐C15アルキルエトキシサルフェー ト界面活性剤(LSDP=4)、およびBASF GmbHから商品名Lutensol A012 およびLutensol A030で各々販売されている平均エトキシル化度12(LSDP =6)または30のC14‐C15エトキシル化アルコールがある。 本発明で使用に適したポリマーライムソープペプタイザーは、Cosmetics and Toiletries,Volume 104,pages 71-73(1989)でみられるM.Nagarajan,W.F.Masler による論文で記載されている。 4‐(N‐オクタノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、 4‐(N‐ノナノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、4‐ (N‐デカノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネートおよびそれ らの混合物のような疎水性ブリーチ;親水性/疎水性ブリーチ処方物と一緒にし たノナノイルオキシベンゼンスルホネートも、ライムソープペプタイザー化合物 として使用できる。 他の適切な分散剤の例は、米国特許第5,576,282号および第5,72 8,671号明細書で開示されている。慣用的な洗剤酵素 洗剤組成物は、クリーニング性能および/または布帛ケア効果を発揮する1種 以上の酵素を、ヘキソサミニダーゼ酵素に加えて含むことができる。 上記酵素には、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラー ゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペ クチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダ ーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサ ナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ 、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼおよび公知のアミラーゼ、またはそれらの混 合物から選択される酵素がある。 適切な酵素の例は、米国特許第5,576,282号、第5,728,671 号および第5,707,950号明細書で開示されている。 好ましい組合せは、ヘキソサミニダーゼと一緒にプロテアーゼ、リパーゼ、ク チナーゼおよび/またはセルラーゼのような常用酵素のカクテルを有した洗剤組 成物である。 特に有用なプロテアーゼは、PCT文献:The Procter & Gamble Companyによ り1995年11月9日付で公開されたWO95/30010;The Procter & Gamble Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO95/3001 1;The Procter & Gamble Companyにより1995年11月9日付で公開された WO95/29979で記載されている。 米国特許第5,576,282号、第5,728,671号および第5,70 7,950号明細書で開示されたペルオキシダーゼ酵素に加えて、他の適切なペ ルオキシダーゼ酵素が1996年2月20日付で出願された欧州特許出願EP第 96870013.8号明細書で開示されている。ラッカーゼ酵素も適している 。 好ましいエンハンサーは置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類の10‐ フェノチアジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐カ ルボン酸(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10 ‐メチルフェノキサジン(WO94/12621で記載)、および置換シリンゲ ート類(C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。 ナトリウムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である 。 上記ペルオキシダーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素レ ベルで、洗剤組成物中に通常配合される。 本発明の洗剤組成物中に含有させることができる他の好ましい酵素にはリパー ゼがある。洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許第1,372,034号 明細書で開示されたPseudomonas stutzeri ATCC 19.154のようなPseu domonas属の微生物により産生されるものがある。適切なリパーゼには、リパー ゼの抗体と陽性の免疫交差反応を示して、微生物Pseudomonas fluorescent IA M1057により産生されるものがある。このリパーゼは商品名リパーゼP"Ama no"として日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、 以下"Amano-P"と称される。他の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、Chromoba cter viscosum由来のリパーゼ、例えば日本、田方の東洋醸造社からのChromobac ter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673;USAのU.S.Biochemical Corp.お よびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomon as gladioli由来のリパーゼがある。特に適切なリパーゼはM1LipaseRおよびLi pomaxR(Gist-Brocades)、LipolaseRおよびLipolase UltraR(Novo)のような リパーゼであり、これらは本発明の組成物と併用されたときに非常に有効である ことがわかった。 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼと考えられるクチナーゼ 〔EC3.1.1.50〕も適切である。洗剤組成物へのクチナーゼの添加は、 例えばWO‐A‐88/09367(Genencor)で記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、洗剤組成物の0.0001〜2重量% の活性酵素レベルで、洗剤組成物中に通常配合される。 公知のアミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物ベース汚れの除去のた めに含有させることができる。1994年2月3日付で公開されたNovo Nordisk A/SのWO94/02597では、変異アミラーゼを配合したクリーニング組成 物について記載している。1994年8月18日付で公開されたGenencorのWO 94/18314、および1995年4月20日付で公開されたNovo Nordisk A /SのWO95/10603も参照。洗剤組成物用に知られた他のアミラーゼには 、α‐およびβ‐アミラーゼの双方がある。α‐アミラーゼは当業界で公知であ り、米国特許第5,003,257号、EP252,666、WO91/003 53、FR2,676,456、EP285,123、EP525,610、E P368,341および英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で開示 されたものがある。他の適切なアミラーゼは、1994年8月18日付で公開さ れたWO94/18314、1996年2月22日付で公開されたGenencorのW O96/05295で記載されている、Purafact Ox AmRを含めた安定性向上ア ミラーゼ、並びに95年4月に公開されたWO95/10603で開示されてい るNovo Nordisk A/Sのアミラーゼ変異体である。 市販α‐アミラーゼ製品の例は、すべてNovo Nordisk A/S Denmarkから市販さ イで測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜10範囲のpH値で、 るα‐アミラーゼについて記載している。活性レベルと、熱安定性および高い活 性レベルの組合せの点で、改善された性質を有する、他のデンプン分解酵素は、 WO95/35382で記載されている。 上記酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母源のように、いかなる適切な 起源であってもよい。精製または非精製形のこれら酵素が用いられる。天然酵素 の変異体も定義に含まれる。変異体は、例えば天然酵素のタンパク質および/ま たは遺伝子工学、化学的および/または物理的修飾により得られる。酵素の産生 に関与する遺伝物質がクローニングされた宿中半物による酵素の発現も慣例的で ある。 上記酵素は、洗剤組成物中に、洗剤組成物の0.0001〜2重量%の活性酵 素レベルで通常配合される。酵素は、別々な単独成分(1種の酵素を含有した小 球、顆粒、安定化液体など)として、または2種以上の酵素の混合物(例えば、 共顆粒)として加えることができる。 添加できる他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーである。このような 酵素酸化スカベンジャーの例は、エトキシル化テトラエチレンポリアミンである 。 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I ntemationalのWO9307263およびWO9307260、NovoのWO89 08694、および1971年1月5日付McCartyらのU.S.3,553,1 39で開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのU.S.4 ,101,457および1985年3月26日付HughesのU.S.4,507, 219でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのよ うな処方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのU.S.4 ,261,868で開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化さ せることができる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのU. S.3,600,319、1986年10月29日付VenegasのEP199,4 05およびEP200,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、 例えばU.S.3,519,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナ ーゼ およびセルラーゼを与える有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401 532で記載されている。キレート化剤 本洗剤組成物は、1種以上の鉄および/またはマンガンキレート化剤も場合に より含有していてよい。このようなキレート化剤は、すべて以下で記載されてい るような、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能性置換芳香族 キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より選択できる。理論に拘束され ることなく、これら物質の効果は、可溶性キレートの形成により洗浄液から鉄お よびマンガンィオンを除けるそれらの例外的な能力に一部起因していると考えら れる。 適切なキレート化剤の例は、米国特許第5,728,671号明細書で開示さ れている。 本組成物は、キラントとして、または、例えばゼオライト、積層シリケートな どのような不溶性ビルダーと一緒にして有用なコビルダーとして、水溶性メチル グリシン二酢酸(MGDA)塩(または酸形)も含有してよい。 利用されるならば、これらのキレート化剤は本洗剤組成物の通常約0.1〜約 15重量%である。更に好ましくは、利用されるならば、キレート化剤はこのよ うな組成物の約0.1〜約3.0重量%である。起泡抑制剤 もう1つの任意成分は、シリコーンおよびシリカ‐シリコーン混合物により例 示される起泡抑制剤である。適切な起泡抑制剤の例は、米国特許第5,707, 950号および第5,728,671号明細書で開示されている。これらの起泡 抑制剤は、通常組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量% のレベルで用いられる。柔軟剤 布帛柔軟剤も本発明による洗濯洗剤組成物中に配合することができる。これら の剤はタイプが無機でもまたは有機であってもよい。無機柔軟剤はGB‐A‐1 ,400,898およびUSP5,019,292で開示されたスメクタイトク レーにより例示される。有機布帛柔軟剤には、GB‐A‐1,514,276お よびEP‐B‐0,011,340で開示されたような非水溶性三級アミン、E P‐B‐0,026,527およびEP‐B‐0,026,528で開示された モノC12‐C14四級アンモニウム塩とそれらとの組合せ、およびEP‐B‐0, 242,919で開示されたようなジ長鎖アミドがある。布帛柔軟化系の他の有 用な有機成分には、EP‐A‐0,299,575および0,313,146で 開示されたような高分子量ポリエチレンオキシド物質がある。 特に適切な布帛柔軟剤は、米国特許第5,707,950号および第5,72 8,673号明細書で開示されている。 スメクタイトクレーのレベルは通常2〜20重量%、更に好ましくは5〜15 重量%の範囲であり、その物質は処方の残部にドライミックス成分として加えら れる。非水溶性三級アミンまたはジ長鎖アミド物質のような有機布帛柔軟剤は0 .5〜5重量%、通常1〜3重量%のレベルで配合され、高分子量ポリエチレン オキシド物質および水溶性カチオン性物質は0.1〜2重量%、通常0.15〜 1.5重量%のレベルで加えられる。これらの物質は組成物のスプレードライ部 分に通常加えられるが、一部の場合では、それらをドライミックス粒子として加 えるか、または組成物の他の固形成分上にそれらを溶融液体としてスプレーする 方が便利である。 典型的なカチオン性布帛柔軟化成分には非水溶性四級アンモニウム布帛柔軟活 性剤があり、ジ長鎖アルキルアンモニウムクロリドまたはメチルサルフェートが 最も常用される。 これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下がある: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素付加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素付加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (DSOEDMAC) 13)ジ(タローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド 14)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 15)1‐(2‐タローイルアミドエチル)‐2‐タローイルイミダゾリニウム メチルサルフェート 生分解性四級アンモニウム化合物は、伝統的に用いられるジ長鎖アルキルアン モニウムクロリドおよびメチルサルフェートの代わりとして提供されてきた。こ のような四級アンモニウム化合物は、カルボキシ基のような官能基が介在した長 鎖アルキル(アルケニル)基を有している。上記物質およびそれらを含有した布 帛柔軟化組成物は、EP‐A‐0,040,562およびEP‐A‐0,239 ,910のような多数の文献で開示されている。 四級アンモニウム化合物およびアミン前駆体向け柔軟剤適合性アニオンの非制 限例には、クロリドまたはメチルサルフェートがある。その他 洗剤組成物で用いられる他の成分、例えば汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白 剤、研磨剤、殺菌剤、曇り抑制剤、着色剤および/または封入または非封入香料 も用いてよく、それらの例は米国特許第5,707,950号、第5,576, 282号および第5,728,671号明細書で開示されている。 水道水中の遊離塩素が洗剤組成物中に含まれる酵素を急速に不活化することは 、当業界で周知である。したがって、処方物中に全組成物の0.1重量%以上の レベルでペルボレート、硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムまたはポリエチレ ンイミンのような塩素スカベンジャーを用いると、洗剤酵素の改善されたスルー ・ザ・ワッシュ(throuth the wash)安定性を与えられる。塩素スカベンジャー を含んだ組成物は、1992年1月31日付で出願された欧州特許出願第928 70018.6号明細書で記載されている。 ポリアクリレートから製造されるようなアルコキシル化ポリカルボキシレート は、追加脂肪除去性能を発揮させるために本発明では有用である。このような物 質は、参考のため本明細書に組み込まれるWO91/08281およびPCT9 0/01815の第4頁以下で記載されている。化学的に、これらの物質は7〜 8つのアクリレート単位毎に1つのエトキシ側鎖を有したポリアクリレートから なる。側鎖は式‐(CH2CH2O)m(CH2nCH3からなり、ここでmは2〜 3、nは6〜12である。側鎖はポリアクリレート“主鎖”にエステル結合され て、“コーム”ポリマータイプ構造を形成している。分子量は様々であるが、典 型的には約2000〜約50,000の範囲内である。このようなアルコキシル 化ポリカルボキシレートは、本組成物の約0.05〜約10重量%である。洗浄方法 本発明の組成物は、浸漬法、前処理法、および別のすすぎ補助組成物が加えら れるすすぎステップを有する方法を含めて、本質的にいかなる洗浄またはクリー ニング方法で用いてもよい。 本明細書で記載されたプロセスは常法で布帛を洗濯液と接触させることからな り、以下で例示されている。 本発明のプロセスは、便宜上クリーニングプロセスの過程で行われる。クリー ニングの方法は、好ましくは5〜95℃、特に10〜60℃で行われる。処理溶 液のpHは、好ましくは7〜11である。 下記例は本発明の組成物を例示するための意味であり、必ずしも本発明の範囲 を制限したりまたは限定するような意味ではない。洗剤組成物において、酵素レ ベルは全組成物の重量により純粋酵素で表示されており、別記されないかぎり、 洗剤成分は全組成物の重量により表示されている。そこで略記された成分表示は 下記意味を有している: LAS :ナトリウム直鎖C12アルキルベンゼンスルホネート TAS :ナトリウムタローアルキルサルフェート CXYAS :ナトリウムC1X‐C1Yアルキルサルフェート 25EY :平均Yモルのエチレンオキシドと縮合されたC12‐C15で主に直 鎖の一級アルコール CXYEZ :平均Zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1X‐C1Yで主に直 鎖の一級アルコール XYEZS :モル当たり平均Zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1X‐C 1Yナトリウムアルキルサルフェート QAS :R2+(CH32(C24OH)(R2=C12‐C14) 石鹸 :獣脂およびココナツ油の80/20混合物から得られるナトリウ ム直鎖アルキルカルボキシレート ノニオン性 :BASF Gmbhから商品名Plurafac LF404として 販売されている、3.8の平均エトキシル化度および4.5の平 均プロポキシル化度を有したC13‐C15混合エトキシル化/プロ ポキシル化脂肪アルコール CFAA :C12‐C14アルキルN‐メチルグルカミド TFAA :C16‐C18アルキルN‐メチルグルカミド TPKFA :C12‐C14トップドホールカット(topped wholecut)脂肪酸 DEQA :ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド Neodol 45-13 :Shell Chemical Co.から販売されている、 C14‐C15直鎖一級アルコールエトキシレート シリケート :非晶質ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O比=2.0) NaSKS‐6:式δ‐Na2Si25の結晶積層シリケート 炭酸塩 :粒径200〜900μmの無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩 :粒径400〜1200μmの無水重炭酸ナトリウム STPP :無水トリポリリン酸ナトリウム MA/AA :1:4マレイン/アクリル酸のコポリマー、 平均分子量約70,000〜80,000 ゼオライトA :0.1〜10μm範囲の主要粒径を有する式Na12(AlO2S iO212・27H2Oの水和ナトリウムアルミノシリケート シトレート :425〜850μmの粒径分布を有する、活性86.4%のク エン酸三ナトリウム二水和物 クエン :無水クエン酸 PB1 :無水過ホウ酸ナトリウム一水和物ブリーチ実験式NaBO2・ H22 PB4 :無水過ホウ酸ナトリウム四水和物 ペルカーボネート:実験式2Na2CO3・3H22の 無水過炭酸ナトリウムブリーチ TAED :テトラアセチルエチレンジアミン NOBS :ナトリウム塩の形のノナノイルオキシベンゼンスルホネート 光活性化ブリーチ:デキストリン可溶性ポリマーに封入された スルホン化亜鉛フタロシアニン プロテアーゼ:Novo Nordisk A/Sから商品名Savinase、AlcalaseおよびDurazym で販売されているタンパク質分解酵素、Gist-Brocadesから販売 されているMaxacal、MaXaPem、および特許WO91/06637 および/またはWO95/10591および/またはEP251 446で記載されたプロテアーゼ アミラーゼ :WO94/18314、WO96/05295に記載された商品 名Purafact Ox AmRでGenencorから販売されているデンプン分解 酵素、すべてNovo Nordisk A/Sから販売されている WO95/26397で記載されたもの リパーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Lipolase、Lipolase Ultraで販売さ れている脂肪分解酵素 キシログルカナーゼ:前記およびWO94/14953でEG IIとして記載さ れたような、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ セルラーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Carezyme、Celluzymeおよび/また はEndolaseで販売されているセルロース分解酵素 CMC :ナトリウムカルボキシメチルセルロース HEDP :1,1‐ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP:Monsantoから商品名Dequest 2060で販売されている ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸) PVNO :ポリ(4‐ビニルピリジン)‐N‐オキシド PVPVI :ポリ(4‐ビニルピリジン)‐N‐オキシド/ビニルイミダゾー ルおよびビニルピロリドンのコポリマー 増白剤1 :4,4’‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニルニナトリウム 増白剤1 :4,4’‐ビス(4‐アニリノ‐6‐モルホリノ‐1,3,5‐ トリアジン‐2‐イル)スチルベン‐2,2’‐ジスルホン酸二ナトリウム シリコーン消泡剤:10:1〜100:1の起泡抑制剤対分散剤の比率で、分散 剤としてシロキサン‐オキシアルキレンコポリマーを含んだ、ポ リジメチルシロキサン起泡抑制剤 顆粒起泡抑制剤:顆粒形の12%シリコーン/シリカ、18%ステアリルアルコ ール、70%デンプン SRP1 :オキシエチレンオキシおよびテレフタロイル主鎖を有するスルホ ベンゾイルまたはナトリウムイセチオネート末端キャップ化エステル SRP2 :ジエトキシル化ポリ(1,2‐プロピレンテレフタレート) 短ブロックポリマー サルフェート:無水硫酸ナトリウム HMWPEO:高分子量ポリエチレンオキシド例1 本発明による下記の洗剤処方物を製造するが、IおよびIIIは含リン洗剤組成 物、およびIIは含ゼオライト洗剤組成物である: 例2 本発明による、着色衣類の洗浄に特に有用な、下記の無ブリーチ含有洗剤処方 物を製造する: 例3 本発明による下記の洗剤処方物を製造する: 例4 本発明による下記の液体洗剤処方物を製造する: 例5 “洗浄による柔軟化”能力を発揮する顆粒布帛洗剤組成物を本発明に従い製造 する: 例6 合成固形布帛洗剤組成物を本発明に従い製造する: フィラー*:残部100%まで* CaCo3、タルク、クレー(カオリナイト、スメクタイト)、シリケートなど のような都合よい物質から選択できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の酵 素を含有した洗濯またはクリーニング製品。 2. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す酵素が、 i)下記部分配列 または、エンドグルカナーゼ活性を有した、キシログルカンに特異的なポリペプ チドをコードする、それらと相同的な配列 のうち少くとも1つを含むかまたはそれに含まれたDNA配列によりコードされ 、 ii)i)で規定されたDNA配列によりコードされて、Aspergillus aculeatu s、CBS101.43に由来した、高度精製エンドグルカナーゼに対する抗体 と免疫学的に反応性であって、キシログルカンに特異的である酵素から選択され る、請求項1に記載の洗濯またはクリーニング製品。 3. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す酵素が、キシ ログルカン以外の他のセルロース含有基質で、75%未満の活性、更に好ましく は50%未満の活性、最も好ましくは25%未満の活性を示す、請求項1または 2に記載の洗濯またはクリーニング製品。 4. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す酵素が、キシ ログルカン対β‐グルカン活性(XGU/BGU)、キシログルカン対カルボキ シメチルセルロース活性(XGU/CMCU)、またはキシログルカン対酸膨潤 Avicell活性(XGU/AVIU)を有しており、それが好ましくは50以上、 更に好ましくは75以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗濯また はクリーニング製品。 5. 洗浄界面活性剤、洗浄酵素、ビルダー、漂白剤およびそれらの混合物か らなる群より選択される洗濯またはクリーニング組成物成分を更に含んでいる、 請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗濯またはクリーニング製品。 6. 洗浄酵素がプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼおよびそ れらの混合物からなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の 洗濯またはクリーニング製品。 7. ビルダーがゼオライト、ホスフェートおよびそれらの混合物からなる群 より選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗濯またはクリーニング 製品。 8. 漂白剤がペルボレート、ペルカーボネートおよびそれらの混合物からな る群より選択され、好ましくはブリーチアクチベーターも含んでいる、請求項1 〜7のいずれか一項に記載の洗濯またはクリーニング製品。 9. 界面活性剤がアニオン性界面活性剤、好ましくはアルキルサルフェート および/または直鎖アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤、カチオン性界面 活性剤、ノニオン性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群より選択され る、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗濯またはクリーニング製品。 10. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の 酵素の有効量を含有した水溶液、好ましくは請求項1〜9のいずれか一項に記載 された組成物の水溶液と、クリーニングの必要な布帛を接触させることからなる 、布帛を洗濯するための方法。 11. キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼ活性を示す1種以上の 酵素の有効量を含有した水溶液、好ましくは請求項1〜9のいずれか一項に記載 された組成物の水溶液と、洗浄の必要な皿または食器具を接触させることからな る、皿および食器具を洗うための方法。 12. 方法が自動皿洗機で行われる、請求項11に記載の皿および食器具を 洗うための方法。
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