JP2001523204A - 物質を処理する装置およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明は、ＩＢＣ（３）に取り付けられた充填ヘッド（２）および出口（８）のまわりにスライド可能に取り付けられ、充填ヘッド（２）に関係するチャンバ（４）などの第１ステーションなどの１つの位置からの粒状物質の流れを処理し、チャンバ（４）はＩＢＣ（７）などの他のステーションおよび１つのステーション（２３）が接続され、物質（８）の搬送システムを提供するオリフィス（６）を有する装置（１）に関するものである。チャンバ（４）はＩＢＣ（７）の閉エレメント（１０）を取り外すことができる装置（９）を有する。チャンバ（４）は物質をチャンバ（４）から抽出し、充填ヘッド（２）およびＩＢＣ（７）の外部が微量の物質などの汚染物質のない状態に維持されるようにする手段（１１、１２）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 物質を処理する装置およびシステム この発明は、物質を処理する装置およびシステムに関するものであり、特に、 １つのステーションから他のステーションへの流動粒状物質の流れまたは搬送に 関するものである。 しばしば、パウダーなどの物質を処理ステーションまたは保管ステーションな どの１つのステーションから、使用ポイントなどのまたは他の位置への搬送のた めの他の位置、またはステーションに搬送する必要がある。１つのステーション は、サイロ、ホッパなどであってもよく、他のステーションは、中間バルクコン テナ（ＩＢＣ）であってもよい。従来のシステムでは、サイロおよびＩＢＣの面 が互いに係合し、係合面を清浄に保つアルファ‐ベータフランジがある。すべて のこのような物理的システムと同様、搬送バルブのアウタエッジが使用後、それ に保持される少量のパウダー物質または物体をもち、次に、ＩＢＣが物質をサイ ロから搬送する位置に配置されるとき、この少量の物体が除去され、ＩＢＣの上 面に落下し、これによってそれを汚染し、周囲環境を汚染するおそれがある。 多くの場合、搬送バルブのボトムエッジの少量の物体は、大気の物質の許容範 囲内である。しかしながら、物体が活性成分を含む二次的薬学産業などの幾つか の産業では、少量レベルの露出物体であっても、それがバルブからＩＢＣの上面 に除去されることは許容されない。 したがって、この発明の目的は、この欠点を除去することにある。 この発明の第１特徴によれば、１つのステーションに関連して取り付けるに適 し、物質を搬送することができるよう他のステーションおよび１つのステーショ ンを接続することができるオリフィスを有するチャンバを備え、１つの位置でオ リフィスを閉じ、搬送することができるよう他のステーションの閉エレメントを 取り外すことができる装置があり、物質をチャンバから抽出する手段を備え、チ ャンバの粒子物質が抽出手段によって抽出され、ステーションの外部が物質のな い状態に維持されるようにしたことを特徴とする１つのステーションから他のス テーションへの流動粒状物質の流れを処理する装置が提供される。 装置は、他のステーションの閉エレメントに係合し、それをリフトするに適し たものであってもよい。これは比較的簡単で効果的な装置を提供する。 装置は、それを閉エレメントにロックし、リフトするための手段を有するもの であってもよい。特に、ロッキング手段がサクション手段であるとき、これは安 全リフトを提供する。この構造は積極的“ｉｎ−ｏｆｆ”リフトを提供する。 サクション手段は、装置および閉エレメントを使用のとき、互いに真空ロック する真空手段からなるものであってもよい。装置は、１つの位置からオリフィス から離れた第２位置に往復移動可能であり、これによってオリフィスを閉じ、露 出することができるようにしてもよい。 これは、コンパクトな構造を提供する。 装置は、オリフィスの主軸を横切る面内て回転し、オリフィスを露出すること ができるものであってもよい。これはコンパクトな構造およびスペースの効果的 使用を提供する。 装置は、閉エレメントの外部形状を補完する形状のものであってもよい。この 構造は、閉エレメントの積極的係合および効果的リフト作用を提供する。 装置は、凹面皿状の横断面のものであってもよい。 抽出手段は、クリーニングガスの流れをチャンバ内に入れる手段からなるもの であってもよい。これは、チャンバを通る連続エア流れ掃除作用を提供するエア などのガスで搬送される粒子を除去する効果的方法である。 これに代えて、抽出手段は、ファンなどのサクション手段からなるものであっ てもよい。 この発明の第２特徴によれば、実質上整列された出口および入口を有する第１ ステーションおよび第２ステーション、および前述した装置からなる流動粒状物 質を１つのステーションから他のステーションに搬送するシステムが提供される 。 第１および第２ステーションを実質上垂直に配置してもよく、装置を第１ステ ーションの出口のまわりに係合させてもよい。これは、重力を使用する物質の効 果的搬送を提供する。 装置を第１ステーションに対しスライド可能に取り付けてもよい。これは、シ ステムのシール作用を提供し、その各部分の相対的移動を許容する。 第２ステーションを第１ステーションに対し上昇および下降させる手段があっ てもよい。特に、手段がリフティングテーブルからなるものであるとき、これは 相対的移動および比較的簡単で制御するすることができる作用を提供する。 第２ステーションは、第１閉エレメントおよび第２閉エレメントからなる蓋を 有するものであってもよく、装置は、第１閉エレメントを取り外し、交換し、搬 送することができるものであってもよい。これは、物質の収容を提供する。 第２ステーションの第１および第２閉エレメントによって第２ステーションの 充填孔を閉じるようにしてもよく、第２閉エレメントは使用のとき、孔であって もよい。 第２閉エレメントをフレキシブル弾性環状シール部材によって支持してもよい 。これは、物質を第２ステーションに保つリップシールである。 第１ステーションは、第２ステーションの孔を閉じ、露出させる手段からなる ものであってもよい。特に、第２ステーションの第２閉エレメントを上昇および 下降させる装置がある場合、作用部分が自己収容されるとき、これは、比較的簡 単で効果的な構造である。 装置は、サクションバルブからなり、それ自体を上昇および下降させることが できるようにしてもよく、バルブ装置によって第１ステーションの出口を閉じ、 開くようにしてもよい。この構造は、自己収容システムを提供する。 バルブは、第１ステーションの円錐または切頭円錐バルブ装置であってもよい 。 装置は、搬送のとき、入口および出口を包囲する充満チャンバからなるもので あってもよい。 粒状流動物質を１つのステーションから他のまたは第２ステーションに搬送ま たは流すこの発明を具体化した装置およびシステムが、添付図面を参照して後述 される。 図１〜１３は、この発明の装置およびシステムを使用して物質を１つのステー ションから他のステーションに搬送する作用シーケンスを示す側面図である。 図面を参照すると、ＩＢＣ３に取り付けられた充填ヘッド２、および出口８の まわりにスライド可能に取り付けられ、充填ヘッド２に関係するチャンバ４など の第１ステーションなどの１つの位置からの粒状物質の流れを処理する装置１が 示されており、チャンバ４はＩＢＣ７および１つのステーション２３などの他の ステーションが接続され、物質８の搬送システムを提供するオリフィス６を有す る。チャンバ４は、ＩＢＣ７の閉エレメント１０を取り外す装置９を有する。チ ャンバ４は、物質をチャンバ４から抽出し、充填ヘッド２およびＩＢＣ７の外部 が微量の物質などの汚染物質のない状態に維持されるようにする手段１１、１２ を有する。 チャンバ４は、この実施例では、閉じられた充満チャンバであり、オリフィス ６が中心に配置されており、環状シール１３があり、オリフィスにチャンバ４の 壁１５の垂下リップ１４が形成されている。 図１に示されている１つの位置で、オリフィス６を閉じる装置９がシール１３ の上方に垂直にある。装置９は、凹面皿状の蓋またはトレイである。装置９はシ ール１７を有する。回転によって装置９を保護かさまたはハウジング１８に移動 させる機構があり、ハウジング１８はチャンバ９を包囲し、オリフィスから横方 向に変位する。エアおよび外部粒子をチャンバおよびステーションから抽出する ため、エアからなるクリーニングガスの渦がハイプ１１、１２によってチャンバ に提供される。パイプ１１は入口パイプであり、パイプ１２は出口パイプであり 、その逆であってもよく、それぞれオリフィス６からのびるノズル１９を有し、 これによってノズルから入口ノズルから出口ノズルへのチャンバ９内のエアのト ロイダル渦が提供される。パイプ１１、１２も、この実施例では、装置９のガイ ドを形成し、それ自体が、第２ステーションまたはＩＢＣの閉エレメント１０を ＩＢＣから上昇させる手段、この実施例では、真空サクション手段を有し、サク ション手段は装置９のまわりの一連の外周孔からなる。 第１ステーション２、３は、ボルトによって充填ヘッド２が取り付けられたサ イロまたはホッパ３からなり、充填ヘッド２は、ベローズ２１などの装置によっ て上昇および下降するコーンバルブからなるバルブ２０によって閉じられ、開か れる出口５を有する。バルブ２０内にＩＢＣ７の閉装置１０を開き、閉じるため の手段２２がある。この実施例の手段２２は、真空ヘッドからなるサクション装 置であるが、たとえば、マグネットによって操作する他の知られている装置を使 用することができるのは理解されるであろう。 第２ステーション、すなわちＩＢＣ７は蓋のケージ２５’の上方の外側および 内側の閉エレメント２４、２５からなる閉装置１０によって閉じられる入口２３ を有する。内側エレメント２５は主要蓋であり、この実施例では、フレキシブル 弾性環状シール、すなわちリップシール２６によって入口に支持されている。外 側エレメント２４は二次蓋であり、リップシール２６の外面に座置され、入口２ ３を形成する直立壁２７上に支持されている。外側閉エレメント２４は逆向きの 皿状のものである。チャンバの装置９は、外側閉エレメント２４の形状を補完す る形状のものである。 第１ステーション２、３のオリフィス６および出口５の中央主要アームは、垂 直に整合されている。 流動粒状物質を第１ステーション（すなわち、サイロ）から第２ステーション ７に搬送するとき、第２ステーション７は、チャンバ９および第１ステーション ２、３の下方の適所にもたらされる。この作用が、図１の矢印'Ａ'によって示さ れており、第１ステーション、すなわちＩＢＣの中央長さ方向軸は、サイロおよ び充満チャンバの中央長さ方向の主軸に整列される。したがって、図面の鎖線' Ｌ'によって示されているように、各中央軸は同軸である。 ＩＢＣ７は、第１サイロとチャンバからなる装置の下方のリフトテーブル（図 示せず）上に配置され、その閉エレメント、すなわち二次蓋２４が、チャンバ４ の装置９に係合するまで上昇し、その補完的皿形状がスムーズで的確な係合を保 証する。入口２３を形成する直立壁２７がシール１３の頂端のチャンバ４のオリ フィス、すなわち開口部６に係合し、垂下環状フランジ１４の自由エッジに接触 する。 装置９のサクション手段は、装置９および二次蓋２４を互いに堅固にロックす る（図２）。 その後、ＩＢＣ７およびチャンバ４が下降し（図３）、ハウジング１８の境界 エッジがサイロ３に取り付けられた充填ヘッド２の出口５の外面のシール２８に 係合する。二次蓋２４は装置９にロックされた状態に維持され、ＩＢＣはチャン バの孔６内に係合した状態に維持される。その後、図４の'Ｂ'で示されているよ うに、ユニットを形成する装置９および二次蓋２４が回転により一方側に保護ハ ウジング、すわなちかさ１８内に移動する。したがって、ＩＢＣ７の主要蓋２５ が、その上方のサイロの出口５に露出される。しかしながら、前述した作用のと き、パイプ１１、１２およびチャンバ４の内部間の回路のエア流れの連続掃除作 用によってチャンバが掃除され、粒状物質がこのエア流れに集合され、抽出され 、これによって蓋２５の物質の粒子が除去される。 その後、サイロの出口５に係合するまで、ＩＢＣ７およびチャンバ４が上昇し （図５の矢印'Ｃ'で示す）、その境界エッジが主要蓋２５を支持するリップシー ル２６に係合する。エアのジェットが、図５の矢印'Ｄ'の方向に注入され、粒子 が出口５に滞在しないことを保証する、ＩＢＣ７およびチャンバ４が引き続き上 昇し、リップシール２６および出口５の完全な係合を保証し、リップシール２６ が撓み、この係合を許容し、サイロ３の出口５のサクション手段２２が、主要蓋 ２５に係合し、それを保持する（図６）。 ＩＢＣ７の主要蓋２５を支持するサクションヘッド２２とともに、サイロ３の コーンバルブ２０が下降し、図７に示されているように、粒状物質がサイロから チャンバを通り、ＩＢＣに流れ、この作用によって開かれる環状開口部２９を通 る。ＩＢＣへの所望量の物質の搬送後、コーンバルブ２０が閉じられ、これによ って主要蓋が戻される（図８）。 物質の搬送後、ＩＢＣ７およびチャンバ４が十分下降し、主要蓋２５が支持作 用をなすよう撓むリップシール２６によって支持される。これが図９に示されて いる。ＩＢＣ７および充満チャンバ４が完全に下降した状態が、図１０に示され ている（矢印'Ｅ'、図９）。装置９および二次ＩＢＣ蓋２４はその後、ＩＢＣの 入口の上方に移動する（矢印'Ｆ'、図１１）。 ＩＢＣ７が十分上昇にし（矢印'Ｇ'、図１２）、二次蓋２４に再係合し、真空 源は消勢される。これが二次ＩＢＣ蓋２４を解放し、それをＩＢＣの壁２７の頂 端に配置する。その後、ＩＢＣ７が下降し（矢印'Ｈ'、図１３）、重量チェック され、移動する（矢印'Ｉ'、図１３）。ＩＢＣ７を頂面に物質が全くない 状態で取り外すことができ、装置１は搬送作業の次のシーケンスをなすことがで き、図１３は図１に相当する。 この発明の他の実施例では、（図示されていない）サイロ３にバルブ２０を設 け、それを下降させるのではなく、ベローズなどの周知の手段によって充填ヘッ ド２内に上昇させることによって開くようにしてもよい。装置が図６に示されて いる位置にあり、サクションヘッド２２が主要蓋２５に係合し、それを保持して いるとき、図７に示されているように、バルブ２０が下降するのではなく、上昇 するという点を除き、この実施例のシーケンスは、前述した実施例のそれと同様 である。したがって、装置２２および主要蓋２５は、シール２６から上昇し、物 体を流すことができる。必要であれば、装置２２をバルブ２０とは関係なく、上 昇させることができるようにし、主要蓋２５をそのまわり適宜のシール手段によ ってリップシール２６ではなく、ＩＢＣのリップに座置することができる。 したがって、図面を参照して説明した装置１およびシステムを使用し、充満チ ャンバ内に落下する除去された物質が掃除され、抽出される。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．１つのステーションに関係して取り付けるに適し、他のステーションおよび １つのステーションが物質を搬送することができるよう接続可能であるオリフ ィスを有するチャンバを備え、１つの位置でオリフィスを閉じ、他の位置の閉 エレメントを取り外すことができる装置があり、物質をチャンバから抽出する 手段がある１つのステーションから他のステーションへの流動粒状物質の流れ を処理する装置であって、チャンバ内の粒状物質が抽出手段によって抽出され 、ステーションの外部が物質のない状態に維持されるようにしたことを特徴と する装置。 ２．装置は他のステーションの閉エレメントを係合させ、持ち上げるに適してい る請求項１に記載の装置。 ３．装置はそれを閉エレメントにロックし、持ち上げる手段を有する請求項２に 記載の装置。 ４．ロッキング手段はサクション手段である請求項３に記載の装置。 ５．サクション手段は装置および閉エレメントを真空ロックする真空手段からな る請求項３に記載の装置。 ６．装置が１つの位置からオリフィスから離れた第２位置に往復移動可能であり 、これによってオリフィスが閉じられ、露出されるようにした請求項５に記載 の装置。 ７．装置はオリフィスの主要軸を横切る面内で回転し、オリフィスを露出させる ことができる請求項６に記載の装置。 ８．装置は閉エレメントの外部形状を補完する形状であるいずれかの先行請求項 に記載の装置。 ９．装置は凹面皿状の横断面を有する請求項８に記載の装置。 １０．抽出手段はクリーニングガスの流れをチャンバ内に入れる手段からなるい ずれかの先行請求項に記載の装置。 １１．ガスはエアである請求項１０に記載の装置。 １２．手段がチャンバを通る連続エア流れ掃除作用を提供する請求項１１に記載 の装置。 １３．抽出手段はサクション手段からなる請求項１〜９のいずれかに記載の装置 。 １４．サクション手段はファンからなる請求項１３に記載の装置。 １５．実質上添付図面を参照して前述した通りの１つのステーションから他のス テーションへの流動粒状物質の流れを処理する装置。 １６．実質上整列された出口および入口を有する第１ステーションおよび第２ス テーション、およびその間に配置されたいずれかの先行請求項に記載の装置か らなる流動粒状物質を１つのステーションから他のステーションに搬送するシ ステム。 １７．第１および第２ステーションが実質上垂直に配置され、装置は第１ステー ションの出口のまわりに係合する請求項１６に記載のシステム。 １８．装置が第１ステーションに対しスライド可能に取り付けられている請求項 １７に記載のシステム。 １９．第１および第２ステーションが往復相対運動可能に取り付けられている請 求項１８に記載のシステム。 ２０．第２ステーションを第１ステーションに対し上昇および下降させるか、ま たは第１ステーションを第２ステーションに対し上昇および下降させる手段が ある請求項１９に記載のシステム。 ２１．手段はリフティングテーブルからなる請求項２０に記載のシステム。 ２２．第２ステーションは第１閉エレメントおよび第２閉エレメントからなる蓋 を有し、装置は搬送作業のため第１閉エレメントを取り外し、配置することが できるようにした請求項１６〜２１のいずれかに記載のシステム。 ２３．第２ステーションの第１および第２閉エレメントが第２ステーションの充 填孔を閉じ、第２閉エレメントは孔である請求項２２に記載のシステム。 ２４．第２閉エレメントがフレキシブル弾性環状シール部材によって支持されて いる請求項２３に記載のシステム。 ２５．第１ステーションは第２ステーションの孔を閉じ、露出させる手段を有す る請求項２４に記載のシステム。 ２６．第２ステーションの第２閉エレメントを上昇および下降させる装置を備え た請求項２５に記載のシステム。 ２７．装置はサクション装置からなる請求項２６に記載のシステム。 ２８．サクション装置は第１ステーションの出口を閉じ、開くバルブ装置に対し 上昇および下降することができる請求項２７に記載のシステム。 ２９．バルブは円錐または切頭円錐バルブ装置からなる請求項２８に記載のシス テム。 ３０．装置は搬送のとき、出口および入口を包囲する充満チャンバからなる請求 項１６〜２９のいずれかに記載のシステム。 ３１．実質上添付図面を参照して前述した通りの流動粒状物質を１つのステーシ ョンから他のステーションに搬送するシステム。