JP2001521633A - 多光路干渉フィルタ - Google Patents

多光路干渉フィルタ

Info

Publication number
JP2001521633A
JP2001521633A JP52857197A JP52857197A JP2001521633A JP 2001521633 A JP2001521633 A JP 2001521633A JP 52857197 A JP52857197 A JP 52857197A JP 52857197 A JP52857197 A JP 52857197A JP 2001521633 A JP2001521633 A JP 2001521633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical path
different
filter
filter according
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52857197A
Other languages
English (en)
Inventor
エイ バガヴァトゥラ,ヴェンカタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2001521633A publication Critical patent/JP2001521633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/285Interference filters comprising deposited thin solid films
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29346Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by wave or beam interference
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29346Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by wave or beam interference
    • G02B6/29358Multiple beam interferometer external to a light guide, e.g. Fabry-Pérot, etalon, VIPA plate, OTDL plate, continuous interferometer, parallel plate resonator
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29346Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by wave or beam interference
    • G02B6/29361Interference filters, e.g. multilayer coatings, thin film filters, dichroic splitters or mirrors based on multilayers, WDM filters
    • G02B6/2937In line lens-filtering-lens devices, i.e. elements arranged along a line and mountable in a cylindrical package for compactness, e.g. 3- port device with GRIN lenses sandwiching a single filter operating at normal incidence in a tubular package

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 干渉フィルタ(10、30、50、70、110、130、150、または190)は、入射ビームを、光路長の異なる複数の中間光路に分割し、この中間ビームを、中間ビーム間の干渉により改変される出力ビームに再結合することにより、選択された波長をろ波する。光路差発生器(20、40、60、80、100、120、140、160、または200)は、それら光路の物理的長さまたはそれらが伝達される媒質の屈折率を変更することにより中間ビームの光路長を変更する。ある実施の形態(10)の光路差発生器(20)は、中間ビームの光路長を変える、異なる屈折率を有する固体光学要素(22および24)に分割されるスペーサプレート(20)を備えている。別の光路差発生器(140)は、中間ビーム間の物理的光路長を変更する、少なくとも一つの公称波長だけビームの伝搬方向において間隔が離れた配置された部分的反射表面の積重体(144)により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 多光路干渉フィルタ 技術分野 本発明は、干渉機構を用いた光の選択された波長をろ波する光学装置に関する ものである。 背景 干渉フィルタでは、構造的干渉および破壊的干渉の組合せを用いてフィルタ応 答を形成している。構造的干渉に曝される波長はフィルタを通過し、破壊的干渉 に曝される波長は遮断される。この干渉は、同一ビームの異なる位相シフト部分 を重複させることにより生じる。そのような例としては、ファブリ・ペローエタ ロン、誘電体フィルタ、およびファイバブラッグ格子が挙げられる。 ファブリ・ペローエタロンでは、対向する部分的反射性表面の対を用いて、反 射されるビーム部分の間で多重干渉を生じている。しかしながら、フィルタの応 答は制限されている。正弦応答曲線が典型的である。この製造は、反射表面を正 確にアライメントする必要があるために、複雑である。 誘電体フィルタおよびファイバブラッグ格子は、高屈折率と低屈折率の交互の 層を有して、層間の間隔だけオフセットされた一連の部分反射を生じている。典 型的に、これらの層は、ろ波されるビームの公称波長の四分の一だけ間隔が離れ ている。誘電体フィルタの組立てに関して、この間隔を保持することは難しい。 この誘電体フィルタの従来の製造は、バルク光学素子に限られている。このバル ク光学素子は一般的に、匹敵する集積光学素子よりも費用が高い。 ファィバブラッグ格子の屈折率変動は非常に小さく(例えば、0.0001)、その ため、望ましくない波長を減衰させるのに、非常に多くの層が必要とされる。交 互の層は、感光性材料を定在波に露出することにより形成される。これにより、 材料の選択が、感光性材料に制限される。 マハパトラ(Mahapatra)等の米国特許第4,715,027号には、フィルタとしても配 置できるマルチ/デマルチプレクサが開示されている。エシュロン格子は、階段 状に配置された反射表面を有して、光を反射して光源に等間隔の周波数で戻す。 フィルタは集積光学素子として製造できるけれども、その応答も制限されている 。それらのフィルタは、応答をさらに改良するために、バーニアに似て連続して 階段状になっていなければならない。 発明の概要 本発明はまた、光の入力ビームを光路長が異なる二つ以上の中間ビームに分割 し、これらの中間ビームを、中間ビーム間の干渉により入力ビームから改変され た出力ビームに再結合させることにより、光の選択された波長をろ波するもので ある。中間ビームの光路長は、それぞれの光路の物理的長さ、またはそれらが伝 搬される媒質の屈折率のいずれかを変えることにより変更することができる。 本発明の多光路フィルタは、入力および出力光路並びに光路差発生器を備えて いる。一つ以上の焦点合せ光学素子を用いて、光路差発生器を入力および出力光 路に結合させることができる。例えば、入力および出力光路を、光路差発生器と して機能する一組の焦点合せ光学素子およびスペーサプレートとともに光軸にア ライメントすることができる。第一の焦点合せ光学素子は、入力光路から放出さ れた広がる入力ビームを平行にする。スペーサプレートには、平行となったビー ムを光路長が異なる対応する数の中間ビームに分割する二つ以上の中間光路があ る。第二の焦点合せ光学素子は、中間ビームを出力光路の焦点で集束させて再結 合させる。 本発明の多光路フィルタの別の形態は、光軸から外れている隣接する入力およ び出力光路を備えている。一つの焦点合せ光学素子が、入力光路からの入力ビー ムを平行にし、戻ってくる中間ビームを出力光路の焦点に合わせるスペーサプレ ートおよび反射光学素子と協同する。反射光学素子を加えることにより、中間ビ ームがスペーサプレートを二回横切り、それにより、それらの光路長の間の差が 二倍になる。あるいは、反射光学素子を湾曲させて、焦点合せ光学素子の機能を 果たさせることもできる。入力光路からの発散ビームが、復路で反射され、収束 ビームとして中間光路を通って出力光路に達する。 スペーサプレートの中間光路は、所望のスペクトル応答を達成するために、数 、材料、横の面積、および縦の長さにおいて異なっていても差し支えない。中間 ビ ーム間の光路差は、中間光路を形成する材料の屈折率を変更することにより、そ れらの長さを変更することにより、あるいは、両方を変更することにより生じる 。中間光路の横の面積により、中間ビームの相対的エネルギーが制御され、異な る中間光路の数により、所望のスペクトル応答に寄与し得る中間ビームの数が制 御される。一般的に、中間光路の数は、従来の干渉モデルにおけるスリットの数 と類似している。 スペーサプレートの代わりに、反射積重体を用いて、中間ビーム間の光路差を 生じさせても差し支えない。反射積重体の各々の層は、この積重体に入射する全 光の一部を反射させる反射コーティングを有している。部分反射により、空間的 に重複するが、少なくとも一つの波長の異なる物理的光路長により中間ビームを 分離する複数の中間光路が提供される。各々の層の数、材料、部分的反射率、お よび縦の長さを制御して、スペクトル応答を調節しても差し支えない。 本発明のフィルタをは、バルク光学素子、集積光学素子内に、または様々なハ イブリッドの組合せで提供することができる。例えば、構成部材の全てをプレー ナ技術で構築することができる。しかしながら、好ましくは、他の構成部材に対 して平行に光をより正確に反射させるために、別々に配向した構成部材を用いる 。本発明のフィルタを一つのファイバ内に組み込むこともできる。二つの焦点合 せ光学素子および光路差発生器として機能するスペーサを融着接続して、ファイ バの二つの端部を接合させる。 ファイバのスペーサまたは他の器具内の材料を組み合わせて、温度、圧力、も しくは電場または磁場のような外部の制御条件により異なる屈折特性を示させて も差し支えない。選択された波長に対するフィルタ応答を調節するために、異な る中間光路間の屈折率差を制御下で変動させても差し支えない。 図面 図1は、軸方向にアライメントされた入力ファイバおよび出力ファイバの間の 光路差を発生させる、二部スペーサブロックを用いた本発明の多光路干渉フィル タの光学図である。 図2は、ある波長領域に亘る透過強度の尺度としての本発明のフィルタの典型 的なスペクトル応答のグラフである。 図3は、別のスペーサブロックを備えた同様の干渉フィルタの光学図である。 図4は、二つの同心要素を有する別のスペーサブロックを備えた同様の多光路 干渉フィルタの光学図である。 図5は、別のスペーサブロックおよび反射光学素子により光学的に接続された 隣接する入力ファイバおよび出力ファイバを備えた本発明の多光路干渉フィルタ の光学図である。 図6は、より複雑なスペクトル応答を提供するために、別のスペーサブロック が追加の要素を備えた同様の干渉フィルタの光学図である。 図7は、図2のグラフと同様であるが、追加のスペーサブロック要素により提 供されるより複雑なスペクトル応答を示すグラフである。 図8は、複雑なスペクトル応答を提供するために、別のスペーサブロックを備 えた同様の干渉フィルタの光学図である。 図9は、屈折積重体が光路差発生器として機能する本発明の多光路干渉フィル タの光学図である。 図10は、二つのグリンレンズおよび光路差を発生させるスペーサにより形成 された本発明の多光路干渉フィルタを備えた光ファイバの断面図である。 図11は、異なる光路を提供するための二つの異なる光学セグメントを示す、 スペーサを通る線11−11に沿った断面図である。 図12は、フィルタのスペクトル応答を調整するための二つの電極により包囲 された別のスペーサの同様の断面図である。 図13は、ガウス屈折率分布を有する多モードファイバに融着された単一モー ドファイバの断面図である。 図14は、グリンファイバロッドレンズして使用するのに適した長さに開裂さ れた多モードファイバを備えた同一の二つのファィバの断面図である。 図15は、焦点合せ光学素子の機能を果たすように形成された反射表面を備え た、図4−6のフィルタと同様の干渉フィルタの光学図である。 詳細な説明 バルク光学素子において実施した多光路フィルタ10としての本発明の一つの実 施の形態が図1に示されている。図示されたフィルタ10は、二つのレンズ16およ び18(焦点合せ光学素子)並びに光路差発生器として機能するスペーサプレート 20により光学的に結合された単一モードの入力ファイバ12および出力ファイバ14 を備えている。第一のレンズ16は、入力ファイバ12からの広がる入力ビームを、 垂直入射でスペーサプレート20に当たる平行ビームに変える。 スペーサプレート20は、平行ビームの異なる横部分に対して平行に延在する二 つの異なる光学要素22および24(中間光路)に分割されている。要素22は、第一 の屈折率「n1」を有する材料により形成され、要素24は、第二の屈折率「n2 」を有する材料により形成されている。スペーサプレート20の二つの要素22およ び24は、平行ビームを、以下の方程式: (1) ΔOPL=L(n1−n2) により決定される異なる光路長を有する平行な中間ビームに分割する。ここで、 「ΔOPL」は二つの中間ビームの光路差であり、「L」は伝搬方向におけるス ペーサプレートの縦の長さである。 第二のレンズ18は、出力ファイバ14の内側端部の焦点に二つの中間ビームを集 束させ、再結合させる。この出力ファイバ14は、入力ファイバ12と共通の光軸26 に沿って位置している。再結合されたときに、光路差「ΔOPL」の整数倍数「 M」である波長「λ」で、構造的干渉が周期的に発生する。これは数学的に: (2) ΔOPL=Mλ により表される。 フィルタ10の典型的なスペクトル応答曲線が図2に示されている。フィルタ10 に進入するビームの元のスペクトルパワー分布は、測定した波長の領域全体に亘 り均一であると考えられる。フィルタ10を出る際のビームのスペクトルパワー分 布を反映する応答曲線28は、ビーム間の最大構造的干渉に曝される波長に位置す るピーク強度を有する周期的な形態を有している。全ての他の波長は、様々な程 度の破壊的干渉に曝される。倍数「M」の好ましい範囲は、20から150までの間 である。 図3に示す別の多光路フィルタ30は、同様の入力ファィバ32と出力ファイバ34 、およびレンズ36と38、並びに異なるスペーサプレートを備えている。このスペ ーサプレート40は、基盤要素42および横方向でスペーサプレート40を特徴付ける 延 長要素44から作成されている。基盤要素42が均質であるとすると、光路差に対し て重要な唯一の寸法は、延長要素44の寸法「L」である。方程式(1)が引き続 き適用される。しかしながら、屈折率「n1」は単位元と考えられ、屈折率「n2 」は延長要素44の材料より決定される。 図4は、同様の入力ファイバ52と出力ファイバ54およびレンズ56と58を備えた 別のフィルタ50を示している。スペクトル応答関数もまた同様である。しかしな がら、光路差は、開口66の異なる横の面積を占める二つの同心要素62と64から作 成されるスペーサプレート60により生じる。円形を有する要素62は、環状要素64 により囲まれている。要素62および64の各々は、異なる材料から形成されており 、そのうちの一方は、空気であっても差し支えないが、両方の要素は共通の長さ 「L」を共有している。 透過波長および非透過波長のそれぞれの強度の間のコントラストは、二つの要 素62および64の横の面積を調節することにより制御することができる。それぞれ の面積は、二つの要素62および64の有効半径の相対的サイズ「r1」および「r2 」を変えることにより調節される。例えば、コントラストは、それぞれの面積を 入射する平行ビームの強度分布に関係付けて、二つの要素62および64を透過する スペクトルエネルギーを釣り合わせることにより、最大にすることができる。二 つの要素62および64の同心形状により、放射状に対称のパワー分布を有するビー ム内のパワーの分割が単純になる。 図5に示される多光路フィルタ70は、いくつかの点で異なっている。入力ファ イバ72および出力ファイバ74が、単レンズ76の同一側であるが、光軸68の反対側 (すなわち、またがる)に互いに隣り合って位置している。入力ファイバ72は、 単レンズ76により平行にされる発散ビームを放出する。反射光学要素78は、スペ ーサプレート80を通過した後の平行ビームを再帰反射する。この戻る際に、平行 ビームが単レンズ76により出力ファイバ74の焦点に再度収束される。結合効率を 最大にするために、入力ファイバ72および出力ファイバ74は、光軸68と反射光学 素子78との交点に関して縦にアライメントされて光軸68に向かって傾斜していて も差し支えない。 反射光学素子78は、スペーサプレート80の遠くの表面上の反射コーティングと してまたは別の鏡として形成されていても差し支えない。スペーサプレート80の 要素82および84は、同心であるが、長さ「L1」および「L2」の寸法および材料 の組成(すなわち、n1およびn2)の両方が異なっている。反射を原因として生 じた光路差「ΔOPL」は、以下のように表すことができる: (3) ΔOPL=2L1(n1−1)−2L2(n2−1) これら全ての変更にもかかわらず、半径「r1」および「r2」により決定され るコントラストに関して、図2と同様のスペクトル応答曲線がまだ可能である。 スペーサ要素82および84の他の形状およびサイズを用いて、必要とされる光路差 を生じさせても差し支えない。 単レンズ76は、入力ファイバ72から発せられる光を出力ファイバ74に戻るコー スに反射させる球体として反射光学素子を形成することにより除去しても差し支 えない。スペーサ要素82および84を放射状線に沿って再度形成して、発散ビーム および収束ビームの一部を分割する。 図6は、入力ファイバ92により放出される光を出力ファイバ94に戻るコースに 再帰反射させる、スペーサプレートに関連する反射要素98および単レンズ96とと もに、入力ファイバ92および出力ファイバ94が同様に配置されている多光路フィ ルタ90を示している。スペーサプレート100は、「L1」から「L2」へと長さが 変化し、「r1」から「rn」へと半径が変化する多数の環状要素102、104、106 および108により特徴付けられる。環状要素102、104、106および108のそれぞれ の屈折率「n1」から「nn」は、同一であっても、異なっていても差し支えない 。同一である場合には、対応する中間光路の光路長は、同一の組合せ(例えば、 ガラスおよび空気)であるが、異なる有効屈折率を有する異なる比率の材料によ り異なっている。 結果は、スペーサプレート100の環状要素102、104、106および108により相対 的に異なるそれぞれの光路長を有する追加の中間ビームの組合せにより発生する より複雑な干渉パターンである。ある波長領域に亘る透過強度の典型的なスペク トル応答曲線88が図7に示されている。ここでは、ピーク強度は、図2の応答曲 線におけるよりも狭く、間隔が広がっている。さらに、応答曲線88の形状を、環 状要素102、104、106および108の長さ「L1」から「Ln」、屈折率「n1」から 「nn 」、または半径「r1」から「rn」を相対的に調節することにより制御しても 差し支えない。長さ「L1」から「Ln」または屈折率「n1」から「nn」の変動 は、中間ビームの光路長に影響を与え、半径「r1」から「rn」の変動はそれら の相対的なパワーに影響を与える。 図1−6により示された前述した五つのフィルタ全てのそれぞれの光路差発生 器を通る中間光路では、物理的光路長は等しいが、有効屈折率は異なっている。 スペーサプレート20および60は、異なる材料により特徴付けられる、長さの等し い中間光路を形成する。スペーサプレート30、70および90は、比率のみが異なる 組合せを含む、異なる材料の組合せにより特徴付けられる、長さが等しい中間光 路を形成する。ガラスおよび空気のような、それらの材料自体は、組成または均 一な物理的状態が異なっていても差し支えない。 入力ファイバ112と出力ファイバ114、単レンズ116、反射要素118、およびスペ ーサプレート120を備えた、図8に示されている多光路フィルタ110は、多光路フ ィルタ90とほとんどの点で同様である。多光路フィルタ90と同様に、スペーサプ レート120は、「L1」から「Ln」へと長さが変化し、「r1」から「rn」へと 半径が変化する多数の環状要素122、124、126および128から構成されている。環 状要素122、124、126および128のそれぞれの屈折率「n1」から「nn」は同一で あっても、異なっていても差し支えない。 しかしながら、上述した実施の形態の全てとは対照的に、共通の反射要素118 とともに、環状要素122、124、126および128の相対的位置により、それらの長さ 「L1」から「Ln」の差だけ、中間ビームの物理的光路長が変化している。例え ば、環状要素122と128との間の光路差は、以下のように表すことができる: (4) ΔOPL=2(L11−Lnn) 異なる長さの環状要素122、124、126および128を収容するために、反射要素11 8は階段状となっている。これは、反射コーティングを環状要素122、124、126お よび128の端面に施すことにより最も容易に実施される。代わりに平面鏡を用い る場合には、中間ビームの物理的光路長は、図6の実施の形態と同様に平均化さ れる。 図5および6の実施の形態と同様に、反射要素118を再形成することにより、 単 レンズ116を除去しても差し支えない。しかしながら、連続湾曲表面として反射 要素118を形成する代わりに、反射要素118の環状階段は、好ましくは、個々に湾 曲されて、同様に焦点合せ機能を提供する。環状要素122、124、126および128は 、第一焦点まで放射状線に沿ってテーパー状となっている。 前述した実施の形態のうちのいずれの一つにおいても、単レンズを異なる光学 素子またはスペーサ上に刻まれた均一な回折パターンにより置き換えても差し支 えない。反射表面上に刻まれている場合には、中間光路を、焦点の線にしたがう ように形成する。 前述した全ての実施の形態のように、図9の実施の形態は、レンズ136または その同等物とともに入力ファイバ132および出力ファイバ134を備えた多光路フィ ルタ130である。しかしながら、光路差発生器は、スペーサプレートの代わりに 反射積重体140である。反射積重体140は、部分的反射表面144により分離された 層142で作成されている。各々の層142は、一定の長さ「L」および一定の屈折率 「n」を有するけれども、長さ「L」および屈折率「n」の両方は、層142間で 異なって、より複雑なスペクトル応答を提供しても差し支えない。 部分的反射表面144の反射率は、所望のスペクトル応答を設定するのに必要と される層142の数に関連する。例えば、20コの層142が必要とされる場合には、反 射表面144の各々を、全体のスペクトルエネルギーの約5パーセントを反射する ように作成する。層142の数は、前述した実施の形態のスペーサプレートを通過 する中間光路の数と相似であり、各々の層142の反射率は、中間光路の横の面積 に関連する。しかしながら、中間ビームは、各々の部分的な反射表面144のそれ ほど明確ではない面積により分離されていても差し支えない。 言い換えれば、中間ビームは、反射積重体140に進入する際およびそこから出 る際に、実質的に同一の空間、例えば、全開口「A」を占めても差し支えない。 しかしながら、それらのそれぞれの光路長は、長さ「L」の倍数に対応する光軸 146に沿って伝達される異なる物理的長さにより特徴付けられる。このように 、隣接する層142からの二つの中間ビーム間の光路長の方程式は、以下のように 表される: (5) ΔOPL=2Ln 中間ビームは、伝搬する光ビームの少なくとも一つの波長の光路差「ΔOPL 」だけ隔てられるべきである。20ミクロンから30ミクロンまでの範囲で予測され る平均厚に関して、少なくとも10ミクロンの間隔が好ましい。反射表面144は、 部分的な反射コーティング、限定された横の面積に施された完全な反射コーティ ング(例えば、金属点)、または屈折率が大きく異なる隣接する材料層により形 成することかできる。少なくとも1パーセントの屈折率差を用いて、伝搬するビ ームの実質的に全てを反射させるのに必要な層の数を制限すべきであるが、実際 的なスペクトル応答を構成するためには、10パーセント以上の差が好ましい。好 ましくは、100層以下を使用する。 同様の反射積重体の構成および製造に関するさらなる詳細が、「多重反射マル チプレクサおよびデマルチプレクサ」と題する、1996年2月23日に出願された我 々の同時係属出願である米国特許出願第60/012,170号に開示されている。この出 願をここに引用する。 上述した全ての実施の形態をバルク光学素子について示したけれども、同様の 実施の形態を集積光学素子またはハイブリッド光学素子に関して実施しても差し 支えない。例えば、入力および出力ファイバを、一つ以上の焦点合せおよび反射 光学素子、並びに光路差発生器を備えた基体上に導波路として形成しても差し支 えない。ハイブリッド設計としては、入力および出力ファイバ、並びに一つ以上 の焦点合せ光学素子を第一の基体上に形成し、光路差発生器を第二の基体上に形 成しても差し支えない。あるいは、第一の基体が光路差発生器も備え、反射要素 が、第一の基体の壁に取り付けられたバルク光学素子として、またはその壁上の 反射コーティングとして別々に形成されていても差し支えない。焦点合せ光学素 子は、別々に、または同一の集積素子の一部として形成されている湾曲した反射 光学素子であっても差し支えない。 角許容差は、入力光路と出力光路との間の焦点合せを適切に実施するほど厳し くなければならない。しかしながら、横および縦の寸法に関して、多くの余裕が 存在する。例えば、スペーサプレートの横の位置は、中間ビーム間の光の分布に 影響を与えるが、わずかな変動では、スペクトル応答にはほんの制限された影響 しか生じない。同様に、長さの寸法「L」は、0.25mmほどの大きさであって差 し支えなく、そのために、ミクロンの範囲のわずかな変動があまり重要ではない 。 本発明は、図10および11に示すような単一モード光ファイバの一部として 形成することもできる。多光路干渉フィルタ150が、単一モードファイバの隣接 する端部152および154の間に形成されている。グリン(勾配屈折率)ファイバロ ッドレンズ156および158並びに光路差発生器として機能する中央スペーサ160が 、隣接する端部152および154の間に融着接続されている。 光が伝達されるある方向において、グリンレンズ156がファイバの端部152から 放出される光を平行にする。スペーサセグメント160は、グリンレンズ156および 158の間に延在する二つの軸セグメント162および164(中間光路)に分割されて いる。各々のセグメントは、異なる材料から作成され、少なくとも使用する波長 範囲内にある異なる屈折率「n1」および「n2」を有している。ジャケット16 6を用いて、二つのセグメント162および164をカプセルで囲んでも差し支えなく 、それによって、それぞれの材料は、固体と液体または固体と気体を含む様々な 状態にあっても差し支えない。感光性(例えば、GeO2−SiO2)または電気 光学(例えば、液晶)材料を用いても差し支えない。 前述した実施の形態10、30、50および70と同様に、二つのセグメント162およ び164が、平行光を、光路長の異なる二つの中間ビームに分割する。グリンレン ズ158がこの二つの中間ビームを単一モードファイバの端部154の焦点で再結合さ せる。ファイバの端部154内で組み合わされたビームの間に生じた干渉により、 図2に示したものと同様なスペクトル応答が形成される。異なる量の開口面積を 占める追加のセグメントを用いて、さらに複雑な応答を提供しても差し支えない 。 調整は、屈折率が温度、圧力、または電波もしくは磁場とともに変化する一種 類以上の材料を用いて行うことができる。例えば、図12は、二つの同心セグメ ント172および174並びに金属電極178および180により部分的に囲まれたジャケッ ト176を有する別のスペーサ170の断面図を示している。内側セグメント172はガ ラスから作成されており、外側セグメント174は、屈折率が温度とともに変化す る高分子から作成されている。電極により高分子の温度を変化させることにより 、セグメント172および174の間の光路差が変わり、それによって、フィルタのス ペクトル応答が変わる。 図13および14は、グリンファイバロッドレンズ182の製造方法を示すもの である。ある長さ(約10cmから約20cm)のグレーデッド型ファイバ184を単 一モードファイバ186に融着接続する。グレーデッド型ファイバ184は、ガウス分 布にしたがって放射状に変化する屈折率を有している。グレーデッド型ファイバ 184は、光軸に沿った点光源を再焦点合せする完全な周期の四分の一と等しい長 さ「LG」まで線188に沿って、機械的に開裂される。特定の長さで、点光源か らの光(すなわち、単一モードファイバの端部)が平行にされる。グリンファイ バロッドレンズに関するさらなる情報が、Journal of Lightwave Technology LT -5,1987からの、W.L.EmkeyおよびC.A.Jackの「Analysis and Evaluation of Gr aded-Index Fiber Lenses」と題する文献の1156-1164頁に記載されている。この 文献をここに引用する。 図15は、異なる様式で焦点合せ機能を果たす、本発明の多光路フィルタの別 の実施の形態190を示している。図5および6の実施の形態70および90と同様に 、反射表面198が、光軸196をまたぐ、隣接する入力ファイバ192および出力ファ イバ194を結合させる。しかしながら、反射表面198は、焦点合せ機能も果たすよ うに湾曲(好ましくは、バルクの実施において球状である)している。入力ファ イバ192により放出される拡散ビームは、出力ファイバ194への集束光路上に反射 表面198により実質的に再帰反射される。 光軸196に沿って反射表面198を支持するスペーサ200は、屈折率の異なる、対 称(または同心)光学素子202および204から構成されている。入力ファイバ192 および出力ファイバ194を接続する等しい長さの中間光路の一部を形成する、光 学素子202および204は、反射表面198の焦点206に向かって収束する。光学素子20 2および204の屈折率が異なることにより、出力ファイバ194に到達する再結合ビ ームのスペクトルパワー分布を変更する干渉パターンを形成する中間光路の光路 長が変わる。 図8に示したようなものであるが、共通の焦点に配向された光軸に沿ってオフ セットされた複数の個々の反射部により同様の焦点合せ機能を果たしても差し支 えない。このオフセットにより、屈折率を変えるために、さらに追加に、または 置換物として、中間光路の間に物理的な光路差を形成する。 様々な実施の形態における本発明を、通信技術および検出技術の分野における 用途を含む、広い範囲の波長(例えば、1200nm−1700nm)に亘る様々なろ波 用途に用いることができる。そのような用途の一つとしては、本発明のフィルタ により単離される特定の波長を増幅する光増幅器に関連するものがある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光の多波長ビームのスペクトルパワー分布を改変する多光路干渉フィルタで あって、 異なる波長範囲を含む入力ビームを透過させる入力光路と、 光導波路内に制限された出力ビームを透過させる出力光路と、 ビームの伝搬方向に延在し、異なる有効屈折率を有し、前記入力ビームの別 々の部分を異なる光路長に透過させる複数の中間光路を有する光路差発生器と 、 前記別々のビーム部分を該別々のビーム部分の間の干渉の結果として前記入 力ビームに関して改変されるスペクトルパワー分布を有する前記出力ビームに 再結合させる焦点合せ光学素子とからなり、 前記光路差発生器および焦点合せ光学素子が、共通の基準軸にアライメント されており、 前記中間光路が、前記基準軸の対向する側に屈折率の対称分布を提供するよ うに配置されていることを特徴とするフィルタ。 2.前記中間光路が、前記入力ビームの放射状対称部分を透過させるように同心 であることを特徴とする請求の範囲1記載のフィルタ。 3.前記中間光路が、等しい物理的長さを有し、前記入力ビームの別々の部分を 異なる光路長に透過させる、異なる屈折率を有する複数の固体光学材料から形 成されていることを特徴とする請求の範囲1記載のフィルタ。 4.前記中間光路が、等しい物理的長さを有し、前記異なる有効屈折率を示すよ うに、異なる比率で同一の材料の組合せから作成されることを特徴とする請求 の範囲1記載のフィルタ。 5.前記組合せの各々の材料が異なる物理的状態で存在することを特徴とする請 求の範囲4記載のフィルタ。 6.前記別々のビーム部分を反射させて前記中間光路を通って戻り、それによっ て、該別々のビーム部分の間の光路長を二倍にするように、該中間光路に沿っ て反射表面が形成されていることを特徴とする請求の範囲1記載のフィルタ。 7.前記焦点合せ光学素子が、前記別々のビーム部分を反射させて前記中間光路 を通って戻るように、該中間光路に沿って形成された反射表面であることを特 徴とする請求の範囲1記載のフィルタ。 8.前記中間光路が、前記反射表面の焦点に向かって集束することを特徴とする 請求の範囲1記載のフィルタ。 9.前記入力および出力光路、前記焦点合せ光学素子並びに前記光路差発生器が 、ある長さの光ファイバに沿った部分に形成されていることを特徴とする請求 の範囲1記載のフィルタ。 10.前記焦点合せ光学素子が前記光ファイバに沿った部分に形成された二つの焦 点合せ光学素子のうちの第二のものであり、該焦点合せ光学素子のうちの第一 のものが前記入力光路を前記中間光路に光学的に結合させ、該第二の焦点合せ 光学素子が該中間光路を前記出力光路に光学的に結合させることを特徴とする 請求の範囲9記載のフィルタ。 11.前記焦点合せ光学素子がファイバ勾配屈折率レンズであることを特徴とする 請求の範囲10記載のフィルタ。 12.光の多波長ビームのスペクトルパワー分布を改変する多光路干渉フィルタで あって、 異なる波長範囲を含む入力ビームを透過させる入力光路と、 光導波路内に制限された出力ビームを透過させる出力光路と、 ビームの伝搬方向に延在する複数の中間光路を有する光路差発生器と、 前記入力ビームの別々の部分を異なる光路長に透過させる、異なる屈折率を 有する複数の固体光学材料から形成された該中間光路と、 前記別々のビーム部分を該別々のビーム部分の間の干渉の結果として前記入 力ビームに関して改変されるスペクトルパワー分布を有する前記出力ビームに 再結合させる焦点合せ光学素子とからなることを特徴とするフィルタ。 13.前記異なる屈折率を有する固体光学材料が、前記中間光路に沿って等しい長 さだけ延在することを特徴とする請求の範囲12記載のフィルタ。 14.前記中間光路が基準軸に対して平行に延在し、前記固体光学材料が、該基準 軸の対向する側に前記屈折率の対称分布を提供するように配置されていること を特徴とする請求の範囲12記載のフィルタ。 15.前記焦点合せ光学素子および前記光路差発生器が、ある長さの光ファイバに 沿った部分に形成されていることを特徴とする請求の範囲12記載のフィルタ。 16.前記中間光路が前記ファイバ内の異なるコア材料により区別されることを特 徴とする請求の範囲15記載のフィルタ。 17.前記中間光路の有効屈折率を改変する外部制御装置を備えていることを特徴 とする請求の範囲16記載のフィルタ。 18.光の多波長ビームのスペクトルパワー分布を改変する多光路干渉フィルタで あって、 異なる波長範囲を含む入力ビームを透過させる入力光路と、 光導波路内に制限された出力ビームを透過させる出力光路と、 ビームの伝搬方向に延在し、異なる有効屈折率を有し、前記入力ビームの別 々の部分を異なる光路長に通過させる、複数の等しい物理的長さの中間光路を 有する光路差発生器と、 前記異なる有効屈折率を有するように、異なる比率の同一材料の組合せによ り形成された該等しい物理的長さの中間光路と、 前記別々のビーム部分を該別々のビーム部分の間の干渉の結果として前記入 力ビームに関して改変されるスペクトルパワー分布を有する前記出力ビームに 再結合させる焦点合せ光学素子とからなることを特徴とするフィルタ。 19.前記組合せの各々の内部の材料が、異なる物理的状態で存在することを特徴 とする請求の範囲18記載のフィルタ。 20.前記材料のうちの一つが固体であり、該材料のうちの別のものが空気である ことを特徴とする請求の範囲19載のフィルタ。 21.光の多波長ビームのスペクトルパワー分布を改変する多光路干渉フィルタで あって、 異なる波長範囲を含む入力ビームを透過させる入力光路と、 光導波路内に制限された出力ビームを透過させる出力光路と、 ビームの伝搬方向に延在し、異なる有効屈折率を有し、前記入力ビームの別 々の部分を異なる光路長に通過させる、複数の等しい物理的長さの中間光路を 有する光路差発生器と、 前記別々のビーム部分を反射させて前記中間光路を通って戻り、それによっ て、該別々のビーム部分の間の光路長を二倍にするように、該中間光路に沿っ て形成された反射表面とからなることを特徴とするフィルタ。 22.前記反射表面が、前記焦点合せ光学素子として機能するように曲率を有する ことを特徴とする請求の範囲21記載のフィルタ。 23.前記中間光路が前記反射表面の焦点に向かって集束することを特徴とする請 求の範囲22記載のフィルタ。 24.入力光路と出力光路との間で透過される光のビームのスペクトルパワー分布 を変更する多光路干渉フィルタであって、 該入力光路と出力光路を光学的に結合させる光路差発生器であって、該入力 光路と出力光路との間のビームの伝搬方向に互い違いに配置され、前記ビーム の対応する大きさの部分を反射させて該入力光路と出力光路との間の異なる物 理的光路長に通す反射表面のアレイを有する光路差発生器を備え、 該反射表面が前記ビーム内の横のエネルギー分布に関して相対的な大きさで あり、該ビームの異なる大きさの部分の間の干渉を向上させることを特徴とす るフィルタ。 25.前記反射表面が、前記光路差発生器を前記入力光路および出力光路に結合さ せる焦点合せ機能を提供するように配向されていることを特徴とする請求の範 囲24記載のフィルタ。 26.前記反射表面が、前記ビームの放射状対称部分を透過させるように同心であ ることを特徴とする請求の範囲24記載のフィルタ。 27.前記異なる大きさのビーム部分の間の光路差が、前記中間光路の有効屈折率 間の差によりさらに変更されることを特徴とする請求の範囲24記載のフィルタ 。 28.多光路干渉フィルタであって、 光の伝搬ビームを透過させる入力光路および出力光路、 該伝搬ビームの少なくとも一つの波長を通す、ビームの伝搬方向において間 隔の離れた平らな部分的反射表面の積重体を有する光路差発生器、 該伝搬ビームの別々の部分を反射させて、前記ビームの伝搬方向の少なくと も一つの波長と等しい異なる物理的光路長に通す各々の該部分的反射表面、お よび 前記伝搬ビームのスペクトルパワー分布を改変する干渉パターンを形成する 前記別々のビーム部分を再結合する焦点合せ光学素子からなることを特徴とす るフィルタ。 29.前記部分的反射表面が部分的反射コーティングにより形成されていることを 特徴とする請求の範囲28記載のフィルタ。 30.前記部分的反射コーティングが、反射および透過の別個の区域を備えている ことを特徴とする請求の範囲29記載のフィルタ。 31.前記部分的反射表面が、少なくとも10パーセントだけ異なる屈折率を有する 材料の隣接層により形成されていることを特徴とする請求の範囲28記載のフィ ルタ。 32.前記部分的反射表面の合計数が100以下であることを特徴とする請求の範囲2 8記載のフィルタ。 33.前記部分的反射表面が、少なくとも10ミクロンだけ離れた間隔で配置されて いることを特徴とする請求の範囲32記載のフィルタ。 34.前記焦点合せ光学素子が、前記伝搬ビームを前記光路差発生器の複数の平ら な部分的反射表面に対してほぼ垂直に入射させるように方向付けるコリメータ として機能することを特徴とする請求の範囲28記載のフィルタ。 35.前記部分的反射表面の反射率が互いに異なり、前記伝搬ビームのスペクトル パワー分布をさらに改変することを特徴とする請求の範囲28記載のフィルタ。 36.前記部分的反射表面間の間隔が互いに異なり、前記伝搬ビームのスペクトル パワー分布をさらに改変することを特徴とする請求の範囲28記載のフィルタ。 37.光ファイバに沿って形成された多光路干渉フィルタであって、 異なる波長範囲を有する入力ビームを平行にする第一のファイバレンズ、 ビームの伝搬方向に延在し、異なる有効屈折率を有し、前記平行にされたビ ームの別々の部分を異なる光路長に透過させる複数の平行な中間光路を有する スペーサ、および 前記別々のビーム部分を該別々のビーム部分間の干渉の結果として前記入力 ビームに関して改変されるスペクトルパワー分布を有する出力ビームに再結合 させる第二のファイバレンズからなり、 前記スペーサが前記第一と第二のファイバレンズに隣接して取り付けられて 、連続した長さの前記ファイバを形成することを特徴とするフィルタ。 38.前記第一と第二のファイバレンズの両方がファイバ勾配屈折率レンズである ことを特徴とする請求の範囲37記載のフィルタ。 39.前記中間光路が異なる固体光学材料により区別されることを特徴とする請求 の範囲37記載のフィルタ。 40.前記異なる中間光路が、異なる有効屈折率を示すように、異なる比率で同一 の材料の組合せにより区別されることを特徴とする請求の範囲37記載のフィル タ。 41.前記中間光路が、前記入力ビームの対応する大きさの部分を透過させるよう に、異なる量の横の区域を占めるような相対的な大きさであることを特徴とす る請求の範囲37記載のフィルタ。 42.前記中間光路の区域が、前記入力ビームの放射状対称部分を透過させる環状 の形状を有することを特徴とする請求の範囲41記載のフィルタ。 43.前記中間光路の有効屈折率を変化させる外部制御装置を備えていることを特 徴とする請求の範囲37記載のフィルタ。
JP52857197A 1996-02-09 1997-02-03 多光路干渉フィルタ Pending JP2001521633A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1144496P 1996-02-09 1996-02-09
US60/011,444 1996-02-09
PCT/US1997/001509 WO1997029392A1 (en) 1996-02-09 1997-02-03 Multi-path interference filter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001521633A true JP2001521633A (ja) 2001-11-06

Family

ID=21750404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52857197A Pending JP2001521633A (ja) 1996-02-09 1997-02-03 多光路干渉フィルタ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5841583A (ja)
EP (1) EP0879433A4 (ja)
JP (1) JP2001521633A (ja)
KR (1) KR19990082400A (ja)
CN (1) CN1246925A (ja)
AU (1) AU1848497A (ja)
CA (1) CA2240903A1 (ja)
TW (1) TW318896B (ja)
WO (1) WO1997029392A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346237B2 (en) 2003-10-08 2008-03-18 Toyo Glass Co., Ltd. Optical fiber coupling part

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19723234C2 (de) * 1997-06-03 2000-02-10 Siemens Ag Filter zur Herausfilterung von Spektralbereichen und optisches System zur Verbrennungsanalyse
US6014485A (en) * 1998-07-13 2000-01-11 E-Tek Dynamics, Inc. Sharp skirt optical filter system
US6304351B1 (en) * 1998-10-28 2001-10-16 Tycom (Us) Inc. Universal branching unit
US6215926B1 (en) * 1999-02-10 2001-04-10 Avanex Corporation Fiber optic dense wavelength division multiplexer with a phase differential method of wavelengths separation utilizing glass blocks and a nonlinear interferometer
US6947220B1 (en) 1999-11-22 2005-09-20 Ksm Associates, Inc. Devices for information processing in optical communications
US6545798B2 (en) 2001-04-09 2003-04-08 Corning Incorporated Thermal ripple-compensating, gain-flattening filter for an optical amplifier
IL144434A0 (en) * 2001-07-18 2002-05-23 Xtellus Inc Fiber optical gain equalizer
FR2830334B1 (fr) * 2001-10-01 2004-07-16 Highwave Optical Tech Composant optique a fonction de separation spectrale
US6775436B1 (en) * 2002-02-26 2004-08-10 General Dynamics Advanced Technology Systems, Inc. Optical fiber U-turn apparatus and method
US7035484B2 (en) * 2002-04-12 2006-04-25 Xtellus, Inc. Tunable optical filter
US7023563B2 (en) * 2003-02-14 2006-04-04 Chian Chiu Li Interferometric optical imaging and storage devices
US7079256B2 (en) * 2003-08-09 2006-07-18 Chian Chiu Li Interferometric optical apparatus and method for measurements
JP4098195B2 (ja) * 2003-08-29 2008-06-11 昭和電線ケーブルシステム株式会社 光ファイバ伝送路
US8004692B2 (en) * 2006-06-30 2011-08-23 Chian Chiu Li Optical interferometer and method
CN101819063B (zh) * 2009-12-29 2011-10-05 南京邮电大学 相位调制凹槽阵列微型光谱仪
CN102385150A (zh) * 2010-09-06 2012-03-21 四川大学 暗焦镜
CN102455498B (zh) * 2010-10-28 2014-05-28 四川大学 可调暗焦镜
CN102651958B (zh) * 2011-02-28 2015-09-09 纬创资通股份有限公司 用来固定风扇的固定框架与风扇固定结构
US8625937B2 (en) * 2011-06-30 2014-01-07 Intel Corporation Multimode optical coupler
CN106814437A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 东莞酷派软件技术有限公司 一种摄像装置及其制造方法、移动终端
CN106094322B (zh) * 2016-08-16 2019-09-17 京东方科技集团股份有限公司 一种彩膜基板及其制作方法
FI129387B (en) * 2018-03-28 2022-01-31 Dispelix Oy Waveguide elements
WO2024022506A1 (zh) * 2022-07-28 2024-02-01 未来(北京)黑科技有限公司 像源、显示装置、抬头显示装置以及交通设备

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3493288A (en) * 1966-10-24 1970-02-03 Trw Inc Light beam deflector
US3626321A (en) * 1968-11-13 1971-12-07 Ibm Optical scanner and method for optical scanning
DE2136266A1 (de) * 1971-07-20 1973-02-01 Siemens Ag Interferenzfilter
DE2916234A1 (de) * 1979-04-21 1980-10-30 Philips Patentverwaltung Kopplungsvorrichtung zum ein- bzw. auskoppeln von optischen signalen in eine bzw. aus einer uebertragungsglasfaser
NL8101826A (nl) * 1981-04-14 1982-11-01 Philips Nv Optische multiplex inrichting.
US4461535A (en) * 1981-10-21 1984-07-24 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Wavelength filters
DE3213839A1 (de) * 1982-04-15 1983-10-27 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Optische wellenlaengen-multiplex- bzw. -demultiplexanordnung
US4550975A (en) * 1982-04-29 1985-11-05 At&T Bell Laboratories Optical coupling devices
US4486071A (en) * 1982-07-07 1984-12-04 At&T Bell Laboratories Optical coupling device
FR2542461B1 (fr) * 1983-03-11 1987-01-23 Labo Electronique Physique Dispositif optique de multiplexage demultiplexage
US4773063A (en) * 1984-11-13 1988-09-20 University Of Delaware Optical wavelength division multiplexing/demultiplexing system
FR2579333B1 (fr) * 1985-03-20 1987-07-03 Instruments Sa Multiplexeur-demultiplexeur de longueurs d'ondes corrige des aberrations geometriques et chromatiques
GB8511591D0 (en) * 1985-05-08 1985-06-12 Plessey Co Plc Optical line simulator
US4718055A (en) * 1985-09-17 1988-01-05 Siemens Aktiengesellschaft Wave-division multiplex component for an optical network comprising monomode transmission fibers
US4715027A (en) * 1986-05-29 1987-12-22 Polaroid Corporation Integrated optic multi/demultiplexer
US4804249A (en) * 1986-12-24 1989-02-14 Honeywell Inc. Optical filter for incoherent imaging systems
JPH02106702A (ja) * 1988-10-15 1990-04-18 Minolta Camera Co Ltd 複写機用干渉膜フィルタ
US5114513A (en) * 1988-10-27 1992-05-19 Omron Tateisi Electronics Co. Optical device and manufacturing method thereof
GB9204493D0 (en) * 1992-03-02 1992-04-15 British Telecomm Optical communications
FR2689345B1 (fr) * 1992-03-26 1995-05-12 Cit Alcatel Filtre optique comprenant un interféromètre Fabry-Perot accordable par rotation.
US5367586A (en) * 1993-03-26 1994-11-22 At&T Bell Laboratories Optical delay line
US5459576A (en) * 1994-01-24 1995-10-17 Display Inspection Systems, Inc. Differential phase contrast inspection system
AUPM774694A0 (en) * 1994-08-30 1994-09-22 Photonic Technologies Pty Ltd Split-beam fourier filter
US5691532A (en) * 1996-09-17 1997-11-25 Hait; John N. Photonic heterodyning having an image component separator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7346237B2 (en) 2003-10-08 2008-03-18 Toyo Glass Co., Ltd. Optical fiber coupling part

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997029392A1 (en) 1997-08-14
EP0879433A1 (en) 1998-11-25
TW318896B (ja) 1997-11-01
CN1246925A (zh) 2000-03-08
AU1848497A (en) 1997-08-28
EP0879433A4 (en) 1999-10-27
CA2240903A1 (en) 1997-08-14
US5841583A (en) 1998-11-24
KR19990082400A (ko) 1999-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001521633A (ja) 多光路干渉フィルタ
US6046854A (en) Multi-path interference filter with reflective surfaces
US6108471A (en) Compact double-pass wavelength multiplexer-demultiplexer having an increased number of channels
US6909826B2 (en) Multiple grating optical waveguide monitor
CA2680887C (en) Planar waveguide wavelength dispersive devices with multiple waveguide input aperture
JP6293675B2 (ja) Octのためのgrsmを伴う波長調整可能な外部キャビティレーザーダイオード
JPH10300976A (ja) 光ファイバ波長マルチプレクサおよびデマルチプレクサ
US6553165B1 (en) Optical waveguide gratings
US6239891B1 (en) Optical demultiplexer and method of assembling same
JP2000503140A (ja) 様々な伝搬定数を有する波長マルチプレクサ/デマルチプレクサ
JPH0333805A (ja) 光デバイスおよび光フィルター
US6434303B1 (en) Optical waveguide slab structures
JPH04288510A (ja) 光を反射させる埋め込み型ブラッグ回折格子を有する光導波路構成と埋め込み型ブラッグ回折格子を有する光導波路及びその製法
CN100363769C (zh) 光纤中的色散补偿
CN100355163C (zh) 谐振器
JP4711474B2 (ja) マルチプレクサ
US6493487B1 (en) Optical waveguide transmission devices
JPH02244105A (ja) 導波路形回折格子
McMahon et al. Echelon grating multiplexers for hierarchically multiplexed fiber-optic communication networks
JP2002148115A (ja) 分光器およびそれを用いた光波長多重器
Armin et al. Compact silicon nitride circular grating reflectors
KR100299125B1 (ko) 대역저지특성을갖는광학필터및이를이용한광학장치
KR20220085478A (ko) 폴리머 광ic 기반 레이저 집적형 이차원 빔스캐너 및 그의 제조 방법
JP2022106627A (ja) レーザビームスキャナ
Bazhanov Matrix power divider with spectral selection