JP2001521407A - 多方向な毛の輪郭を備える歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 輪郭を表された毛の輪郭を有する歯ブラシの毛の形状である。毛の輪郭は、後方歯の裏側を磨くための突出した先端部と、歯の表面及び間を磨くための内側の傾斜毛と、並びに歯茎線に沿って磨くために内側の毛より長い外側の傾斜毛とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 多方向な毛の輪郭を備える歯ブラシ 本願は、１９９６年８月２０日に出願した仮特許出願第６０／０２２，８７８ 号の継続出願である。 技術分野 本発明は、歯ブラシの毛の形状に関し、特に、歯ブラシの磨き性能を高める輪 郭にされた歯ブラシの毛の形状に関する。 発明の背景 歯ブラシの毛の形状は、主として総て同じ長さに切られた幾つもの毛の束から 構成されており、全体が平坦な毛の形状を提供するようになっている。また、幾 つかの歯ブラシは、突出した先端部を有し、また他の幾つかは、色々な長さの毛 を有する。しかしながら、今日まで、後方歯の裏側を磨くための突出した先端部 と、歯の表面及び間を磨くための内側の傾斜毛と、並びに歯茎の線に沿って入り 込み且つ磨くために、歯ブラシヘッドの中央に向かって内向きに傾斜した外側の 突出毛束とを備える歯ブラシの毛の形状はない。従って、同一の歯ブラシに、こ れらの機能を総て備えるような歯ブラシの毛の形状が望まれている。 発明の要約 前側端部、対向する後側端部、及び二つの対向側部を有する歯ブラシヘッドに 固着された複数の毛束を有する歯ブラシの毛の形状が開示されている。外側の毛 束は、歯ブラシヘッドの周囲に沿って配置されており、この外側の毛束に取り囲 まれた内側の毛束より長くなっている。外側の毛束の先端は、内側の毛束に向か って内向きに傾斜しており、内側の毛束の先端は、二つの対向側部に沿った外側 の毛束の先端へ軸線が向かうように傾斜している。 内側の毛束は、歯ブラシヘッドの前側端部から後側端部へ複数列に整列してい る。交互の列における内側の毛束の先端は、各々、歯ブラシヘッドの前側端部及 び後側端部に向かって傾斜している。歯ブラシヘッドの前側端部における外側の 毛束は、後側端部及び両側部における外側の毛束より長くなっている。 外側の毛束は、前側端部における突出した毛束において終端をなすように、後 側端部から前側端部全体に亙って側部の形状が緩やかに流れるように湾曲させる ことができる。少なくとも内側の毛束の中に配設され、且つこの内側の毛束の先 端を越えて伸延する突出した毛があっても良い。少なくとも内側の毛束の中に配 設される比較的堅い毛があっても良いし、あるいは少なくとも内側の毛束の中に 配設される相対的に表面の異なる毛（textured bristle）があっても良い。少な くとも外側の毛束は、歯ブラシヘッドに関して傾斜させることができる。 図面の簡単な説明 明細書は、対象たる発明を特に指摘し且つ明確に主張する請求の範囲において 完結するが、添付の図面と関連して以下の記載を参照することにより、より良く 理解されるだろうと信じている。添付図面において、 図１は、本発明の毛の形状の平面図である。 図２は、図１の毛の形状の前側面図である。 図３は、図１の毛の形状の横側面図である。 図４は、図１の毛の形状の後側面図である。 発明の詳細な記載 図面を詳細に参照するに、同一の参照符号は、各図を通して同一の構成要素を 指すものとし、図１には、本発明の歯ブラシヘッド１０が示されており、外側の 毛束１２及び内側の毛束１４の配置を示している。本発明の輪郭を表した毛の形 状は、図２、図３及び図４において最も良く分かる。図３は、外側の毛束１２の 側面を示している。この実施例において、歯ブラシヘッド１０の後側端部１６及 び両側部１８に向かう外側の毛束１２は、実質的に同じ高さである。歯ブラシヘ ッド１０の前側端部２０に隣接して、後方歯を磨くために設けられた、伸延した 外側の毛束１２ａがある。輪郭は、毛束１２ａで終端を成すように緩やかに上向 きに傾斜させ、歯の形状と実質的に一致するように緩やかに湾曲させることもで きる。 図４から分かるように、外側の毛束１２の先端は、内側の毛束１４に向かって 内向きに傾斜するのが好ましい。両側部１８に沿った外側の毛束１２のこのよう な内向き傾斜は、歯茎の輪郭をより容易に追従し、歯茎線の磨きを良くする毛を 提供する。より短い内側の毛束１４は、両側部１８に沿った外側の毛束１２の角 度に垂直に（即ち、各々交互に前側端部２０及び後側端部１６に向かって）傾斜 しており、これにより、歯の間の磨きと歯の表面の磨きが提供される。 毛束の先端より突出する限られた数の毛、あるいは他の部分とは異なる表面の 毛、あるいは他の部分と比べて相対的に堅い毛（あるいはこれらの組み合わせ） を、複数の毛束に加えて、歯の間、あるいは歯の表面の磨きを改良することがで きる。輪郭線すなわち尖端や谷間の間隔は、種々の輪郭及び形状を成形するため に、大幅に変更することができる。歯ブラシヘッドにおける異なる毛束配置を使 用することもできる。また、毛束が歯ブラシヘッド１０へ配置される角度を変え ることもできる。 本発明の具体的な実施例を図解して説明してきたが、本発明の精神及び範囲か ら逸脱することなしに、種々の変更及び改良をすることができ、本発明の範囲内 においてなされたかかる総ての改良は、添付の請求の範囲にカバーされているこ とは、当業者にとって明らかであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 テイラー，ティモシー ウェイン アメリカ合衆国テネシー州、グリーンヴィ ル、カレッジ、ヒルズ、ドライブ 324 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前側端部、対向する後側端部、及び二つの対向側部を有する歯ブラシヘッド に固着された複数の毛束と、 該複数の毛束は、内側の毛束と外側の毛束とから成り、前記外側の毛束は、歯 ブラシヘッドの周囲に沿って配置されると共に、前記内側の毛束より長く、前記 両外側及び内側の毛束は、先端を有しており、 前記外側の毛束の前記先端は、前記内側の毛束に向かって内向きに傾斜してお り、前記内側の毛束の前記先端は、前記二つの対向側部に沿った前記外側の毛束 の前記先端へ軸線が向かうように傾斜しており、 前記内側の毛束は、前記前側端部から前記後側端部へ複数列に整列しており、 交互の列における前記内側の毛束の前記先端は、各々、前記前側端部及び後側端 部に向かって傾斜しており、そして、 前記歯ブラシヘッドの前記前側端部における前記外側の毛束は、前記後側端部 及び両側部における前記外側の毛束より長いことを特徴とする歯ブラシの毛の形 状。 ２．前記外側の毛束は、前記前側端部における突出した毛束において終端をなす ように、前記後側端部から前記前側端部全体に亙って側部の形状が緩やかに流れ るように湾曲している請求項１記載の歯ブラシの毛の形状。 ３．さらに、少なくとも前記内側の毛束の中に配設され、且つ該内側の毛束の前 記先端を越えて伸延する突出した毛を備える請求項１または２記載の歯ブラシの 毛の形状。 ４．さらに、少なくとも前記内側の毛束の中に配設された比較的堅い毛を備える 従前の請求項の内のいずれか１項記載の歯ブラシの毛の形状。 ５．さらに、少なくとも前記内側の毛束の中に配設される相対的に表面の異なる 毛を備える従前の請求項の内のいずれか１項記載の歯ブラシの毛の形状。 ６．少なくとも前記外側の毛束は、前記歯ブラシヘッドに関して傾斜している従 前の請求項の内のいずれか１項記載の歯ブラシの毛の形状。