JP2003533254A - 効果的な毛房パターンを有する歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、より背の高い横２列の毛房束が歯ブラシヘッド部を３つの部分に横断状に分割し、各部分内の毛房束が歯ブラシの面に対し凸型のプロフィールである毛先パターンを有し、より背の高い横２列の毛房束が歯の間に進入する一方、各部分の湾曲した毛先プロフィールが湾曲した歯の表面に対する優れた順応性及び改良された掃除動作を提供する、改良された清掃歯ブラシの毛房パターンに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】

本発明は、歯ブラシに関し、より具体的には、歯の間の隣接面間空間内に進入
することにより、また、改良された、掃除作用を提供することにより、相俟って
歯表面の清掃効果を向上させる特別な毛房パターンを有する歯ブラシに関する。

【０００２】

【発明の背景】

歯ブラシの主たる目的は、歯の湾曲した外面及び歯の間の隣接面間表面すなわ
ち歯の局部解剖を含む歯の表面から歯垢及び屑を除去することにより歯を清浄に
することである。かかる清掃を容易にするため、従来の歯ブラシは、ほぼ均一な
長さの毛房束と、平坦な毛房毛先とを備え、毛房の各々は、ブラシヘッド部内に
拘束状態に保持され且つ該ブラシヘッド部に対し固定された第一の端部と、ブラ
ッシングするために使用される第二の端部である、自由端とを有している。かか
るほぼ平坦な毛房毛先を有する歯ブラシは、その平坦な毛房毛先内の毛房が互い
に干渉し勝ちであるため、歯の曲率に順応し、歯の間の隣接面間領域内へ進入し
、また、歯垢及び屑を掃除するその能力が制限される。

【０００３】 かかる従来の平坦な毛房毛先を有する毛房が歯の曲率に順応し、歯の間の隣接
面間空間内に進入させたいとするユーザの気持ちは、毛房を歯の局部解剖に合う
よう十分に変形させるべくブラシを強く押し付けることで表される。このように
、歯ブラシを強く押し付けることは、所望の清掃効果を実現すべく歯の周りで且
つ歯の間にてブラシを十分に変形させずに、歯の表面及び歯肉を過度に且つ有害
に磨耗させることになる。

【０００４】 米国特許第５，７４２，９７２号には、ハンドルから最も離れたヘッド部のト
ウ部領域にて、下方に傾斜する毛房束のサブセットを保持する毛房毛先を有し、
最長の毛房束がトウ部に隣接する、歯ブラシが開示されている。ハンドルに最も
近いヘッド部のヒール領域に沿って、樋の形態にてヘッド部の長手方向軸に沿っ
て縁処理された複数横列の毛房がある。この毛房毛先の組み合わせは、歯の湾曲
面及び歯の間の湾局面により順応することにより隣接面間及び歯肉縁領域の清掃
効果を向上させる設計とされている。この毛房の組み合わせは、従来の均一な長
さの平坦な毛先の歯ブラシよりも、歯の局部解剖に一層良く順応することを可能
にするものの、歯の表面の清掃効果を向上させるため歯に対し及び歯の間に望ま
しい順応性を提供するのに必要とされる、毛房と毛先との間の間隔及び多様性を
備えていない。

【０００５】 これと代替的に、米国特許第５，３３５，３８９号、米国特許第５，３４１，
５３７号、米国特許第５，４４６，９４０号及び米国特許第５，４５９，８９９
号には、開示された歯ブラシの面に対しほぼ直角な長い毛房束と短い毛房束との
組み合わせ体を保持するが、独立的な毛房束及び（又は）連続的な毛房バーの何
れかとして鋭角な角度の毛房群を含まない、色々なその他の歯ブラシが開示され
ている。米国特許第５，７４２，９７２号におけるように、これらの歯ブラシの
毛房パターンは、従来の平坦な毛先パターンよりも歯に対し且つ歯の間の湾曲面
にて一層良く順応する。しかし、米国特許第５，７４２，９７２号におけるよう
に、毛房群の間隔及び多様性は、望ましい清掃効果が得られるよう歯に対し且つ
歯の間の順応性を向上させることはない。

【０００６】 米国意匠第４２２，１４３号及び米国特許第４２５，３０６号には、ほぼ平坦
な毛房毛先と、歯ブラシヘッド部の長手方向軸に対し直角に配置され且つブラシ
ヘッド部の端部から隔てられた３つの離間した毛房バーとを特徴とする毛房パタ
ーンが開示されている。従来の歯ブラシヘッド部は、全体として長さが約３ｃｍ
であるため、ブラシヘッド部の端部から隔てて配置されたかかる３つの毛房バー
は、３つの毛房バーに対し僅かに約２ｃｍのブラシヘッド部の長手方向長さしか
許容しない、すなわち、毛房は最大で１ｃｍしか離れていない。大人の臼歯の幅
は１ｃｍ以上となる傾向にあることを考慮するならば、当該意匠特許に開示され
た最大で１ｃｍの毛房バー間の間隔は、かかる臼歯の間の隣接面間空間内に毛房
バーが進入するのを容易にすることはない。更に、ブラシヘッド部を渡って横断
状に伸びる、かかる間隔を有する３つの毛房バーが存在することは、毛房バーの
少なくとも１つを門歯のようなより小さい前歯の１つの表面に当接させ、その他
の毛房バーがかかる歯の間の隣接面間空間に進入し且つその空間を清掃すること
を妨げることになる。毛房バーが隣接面間空間内に容易に進入しないならば、ユ
ーザは臼歯の側部の周りで且つ門歯、犬歯、小臼歯及び臼歯の間に毛房バーを無
理に進入させるべく過剰なブラッシング力を加え、上述した有害な磨耗を生じさ
せ勝ちとなろう。

【０００７】 過剰で且つ有害なブラッシング力を付与することなく、歯の清掃を改良するた
め、隣接面間空間に容易に進入し、歯の曲率に一層良く順応し、一層優れた掃除
効果を提供する能力を組み合わせて備える毛房パターンを有する歯ブラシを提供
することが当該技術にて必要とされている。

【０００８】

【発明の概要】

本発明は、細長いハンドルに接続された細長いヘッド部を有し、該ヘッド部が
ヘッド部を横断するように配向された横２列の毛房束又は毛房バーによって３つ
の部分に分割され、これら毛房束又は毛房バーは歯ブラシの表面の上方から少な
くとも約１．０ｃｍの高さにて伸び且つ少なくとも１．２ｃｍだけ隔てられる歯
ブラシであって、ブラシのトウ部に最も近い位置に配置された第一の部分が、ブ
ラシヘッド部を横断するように配向された少なくとも横２列の毛房束を保持し、
これら横列を備える毛房束の毛先プロフィールが湾曲しており、ブラシのトウ部
に対して凸型の第一の曲率半径を有し、２つの横断横列の毛房束の間に配置され
た第二の部分が、複数横列の毛房束を保持し、歯ブラシの表面に対して凸型の第
二の曲率半径を有する湾曲した毛先プロフィールを備え、歯ブラシのハンドルに
最も近い位置に配置された第三の部分が、歯ブラシヘッド部のハンドル端部に対
して凸型の第三の曲率変形を有する、湾曲した毛先プロフィールを備える少なく
とも横２列の毛房束を保持し、これらの特徴の組み合わせが、歯の曲率に順応可
能な毛房束の形態を提供する一方、歯の間の隣接面間空間に一層良く進入し、歯
垢及び屑を歯の表面及び歯の間の双方から除去する一層優れた掃除効果を提供す
る歯ブラシを備えている。

【０００９】 本発明の第二の実施の形態は、上述した第一の実施の形態の毛房束の３つの部
分を備えているが、毛房束の３つの部分の毛房毛先のプロフィールが湾曲してお
らず、各部分の毛先プロフィールが平坦面であり又は複数の平坦面を組み合わせ
たもので点にて相違する。具体的には、第一及び第三の部分の各々が、自由端の
プロフィール毛先がヘッド部のそれぞれの端部から歯ブラシヘッド部の表面の中
心に向けて下方に角度が付けられた平坦な面内に位置している。第二の部分であ
る、中央部分の自由端のプロフィール毛先は、その中心に頂点がある２つの平坦
面により形成された逆「Ｖ」字形であり、その面の各々はそれぞれトウ部及びハ
ンドル端部に向けて下降している。このプロフィールの毛房毛先は、毛房の端部
同士を更に分離させ、改良された掃除効果を容易にし、歯表面の清掃効果を向上
させることを可能にするものである。

【００１０】 本発明の第三の実施の形態は、第一の実施の形態の毛房束の３つの部分を備え
ており、第二の部分の毛房束は、歯ブラシの面に対して中央に配置された毛房束
の内側群であって、歯ブラシヘッド部のトウ部又はハンドル端部のいずれかに向
けて鋭角な角度が付けられた内側群と、面の周縁の周りに配置された毛房束の外
側群であって、内側群よりもヘッド部の他端に向けてより鋭角に角度が付けられ
た外側群とから成っている。内側群及び外側群の双方における毛房束の横列は、
ブラシヘッド部の長手方向軸とほぼ整合され且つ該長手方向軸と平行な縦列に配
置することができる。この第三の実施の形態は、歯ブラシを口の中で水平方向に
前後に移動させるとき、歯ブラシが隣接面間空間内に進入する能力を更に向上さ
せる。

【００１１】 本明細書には、本発明を具体的に摘出し且つ明確に権利を主張する特許請求の
範囲が含まれているが、本発明は、同様の要素を同様の参照番号で示す添付図面
と共に、特に好ましい幾つかの実施の形態に関する以下の説明から一層良く理解
されると考えられる。

【００１２】

【好ましい実施の形態の詳細な説明】

次に、図１を参照すると、典型的な細長いハンドル１２と、ブラシヘッド部Ａ
−Ａの長手方向軸に対し横断するように配向された伸長する横２列の毛房束２４
、２６を有する細長いヘッド部１４とを示す、歯ブラシ１０の斜視図が図示され
ている。横断２横列２４、２６は、歯ブラシヘッド部１４内のその他の任意の毛
房束と等しいか又はより長い長さであり、この長さは少なくとも１．０ｃｍであ
り、また、歯ブラシヘッド部１０の面２２の上方に少なくとも１．２ｃｍの高さ
であることが好ましい。図示したように、別個の毛房束により又はこれと代替的
に、連続的な毛房バーにより形成された２横断２横列２４、２６は、少なくとも
１．２ｃｍ、好ましくは、少なくとも１．３ｃｍ、最も好ましくは、少なくとも
１．５ｃｍだけ隔てられ、歯ブラシヘッド部を３つの毛房束１６、１８、２０の
部分に分割するようにブラシ表面２２上に配置されることが好ましい。毛房束１
６、１８、２０の３つの部分の自由端は、表面２２に対して凸型に湾曲する形態
をしたプロフィール毛房毛先を有しており、該毛先のプロフィールは、毛房同士
の干渉程度が少なく、また、歯の間の曲率に一層良く順応するから、改良された
掃除動作を容易にする。かかるプロフィールの毛房毛先を他方の進入を妨害せず
に隣接面間空間内に進入することを容易にし得るように隔てられた横断２横列の
毛房束又は毛房バー２４、２６と組み合わせることは、歯の望ましい向上した清
掃効果を提供し得るように本発明の特徴及び構造を具体化するものである。

【００１３】 図２及び図３に図示した第一及び第三の毛房束部分１６、２０を参照すると、
かかる部分の各々は、歯ブラシヘッド部１４の長手方向軸Ａ−Ａに対しほぼ横断
状に配向された１つ又はより多くの毛房束をほぼ平行な少なくとも横２列に保持
している。第二の部分１８の毛房束の頂面配列は、歯ブラシヘッド部１４の長手
方向軸Ａ−Ａに対しほぼ整合され且つ垂直である、すなわち、図５に図示するよ
うに、デカルト座標パターンにて配置されたほぼ平行な複数の横列及び縦列の毛
房束から成るものとすることができる。これと代替的に、図３に図示するように
、第二の部分１８の毛房束の頂面配列は、その自由端のプロフィール毛先が図２
、図２Ａ又は図４に図示し且つ本明細書に記載したものである限り、一連の同心
円状とし又は一連の同心状の菱形のようなその他の幾何学的形状とすることがで
きる。

【００１４】 図２を参照すると、ブラシ１０のトウ部３０に最も近い、第一の毛房束部分１
６の自由端は、湾曲した毛房毛先のプロフィール毛先を有する、すなわち、自由
端の側面図すなわちプロフィールが歯ブラシ１０のトウ部３０に対し凸型であり
、曲率半径Ｒ１を有する湾曲面内に位置するように切り欠いてある。これに相応
して、歯ブラシヘッド部１２のハンドルに最も近い毛房束２０の第三の部分の自
由端もまた、Ｒ１と等しくし又は異なるものとすることができる、曲率半径Ｒ３
を有する湾曲した毛房毛先のプロフィールを備えており、歯ブラシヘッド部１４
のハンドル１２の端部に向けて凸型とされている。好ましくは、Ｒ１、Ｒ３の双
方は、約１５ｃｍ乃至約２０ｃｍ、最も好ましくは、１６乃至１９ｃｍの範囲の
曲率半径であるようにする。

【００１５】 図２を更に参照すると、横断２横列の毛房束２４、２６の間に位置する毛房束
１８の第二の部分の自由端は、歯ブラシ表面２２の中心に対し凸型である曲率半
径Ｒ２を有する湾曲した毛先プロフィールを備えることが分かる。好ましくは、
Ｒ２は、約９ｃｍ乃至約１５ｃｍ、最も好ましくは、１１乃至１４ｃｍの範囲の
曲率半径であるようにする。

【００１６】 本発明にて使用される毛房束は、歯の曲率及びその間に容易に順応し得るよう
に可撓性であることを意味する。かかる可撓性の毛房束は、全体としてブラシヘ
ッド部１４の面２２の上方に少なくとも約１．０ｃｍの高さ、すなわち長さを有
し、また、約０．００６４５ｃｍ²乃至０．０３８７１ｃｍ²の相応する断面積を
有する、少なくとも約０．２５４ｍｍ乃至約１．２７ｍｍの直径の円形断面を備
えることが好ましい。毛房束が上述した別個の毛房の一束又は群である一方、毛
房バーは狭く隔てられた複数の隣接する束又は個別の毛房である点にて、毛房バ
ーは図１に図示した毛房と相違する一方、ユーザにとって長さが少なくとも０．
５ｃｍ、好ましくは長さが０．８ｃｍ、少なくとも約０．８ｍｍ、幅が好ましく
は約１．０ｍｍの連続的な毛房バーであると見えるように、毛房バーは、狭く隔
てられた複数の隣接する毛房束又は個々の毛房である。

【００１７】 可撓性であることに加えて、本発明の毛房は、歯肉毛先に進入し且つ炎症及び
出血を生じることなく、屑及び歯垢を除去するのに十分に柔軟であることが好ま
しい。毛房は端部にて丸味が付けられ且つ直径が約０．０７６２ｍｍ乃至約０．
３０４８ｍｍの範囲、最も好ましくは、約０．１２７ｍｍ乃至約０．２０３２ｍ
ｍの範囲にあることが好ましい。

【００１８】 本発明の第二の実施の形態が図２Ａに図示されており、第一及び第三の部分の
毛房束の自由端は、それぞれヘッド部１４の中心３６に向けて傾斜させた平坦面
内に位置しており、第二の部分１８の毛房束の自由端は、それぞれ頂点から逆「
Ｖ」字形にて表面２２に向けて下方に傾斜させた２つの平坦面内に位置している
。これらの頂点は、中心線Ｂ−Ｂに沿ってヘッド部１４のほぼ中心３６にある。
それぞれの勾配の程度は、約２０％すなわち１０単位の長さ当たり２単位以内で
下降するものとすることができる。

【００１９】 本発明の第三の実施の形態を示す図４及び図５を参照すると、この第三の実施
の形態は上述した第一の実施の形態と同一であるが、毛房束１８の第二の部分は
、ヘッド部１４の中心に内側毛房束２８の１つの群を保持しており、該内側群は
、周縁上に、すなわち、ヘッド部１４の各側部に配置された少なくとも横１列の
外側毛房束３４によりブラシ面３２の端縁から分離されている。内側毛房束２８
の群は、ブラシヘッド部１４のトウ部３０に向けて、又は該トウ部３０から離れ
るように歯ブラシヘッド部１４の表面２２に対し鋭角な角度が付けられている。
これに相応して、外側毛房束３４は、反対方向に向けて等角度又は異なる角度に
て角度が付けられており、例えば、毛房束２８の内側群が図４に図示するように
、トウ部に向けて角度が付けられるならば、トウ部３０から離れる方向に角度が
付けられる。周縁外側毛房束３４及び表面２２と毛房束２８の内側群及び表面２
２との間の鋭角な角度は、約７８乃至約９５°とし、好ましくは、約８０乃至約
９０°とし、最も好ましくは、約８０乃至約８５°の範囲とする。このように反
対方向に角度を付けた外側毛房束３４及び毛房束２８の内側群は共通のブラッシ
ング動作としてユーザが後側及び前側歯の表面を渡って水平方向に歯ブラシを移
動させたとき、これら特定の毛房束が歯隣接面間に進入するのを向上させる。

【００２０】 本発明にて任意の従来の可撓性の毛房材料を利用することができる。ナイロン
及びポリエステルが好ましい毛房材料であるが、ナイロンが最も好ましい。６、
１２ナイロンである１つの好ましいナイロンの商標名のものは、デラウェア州、
ウイルミングトンのイー．アイ．デュポン デ ネモアズ アンド カンパニー
（Ｅ．Ｉ．Ｄｕｐｏｎｔ ｄｅ Ｎｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ）か
らタイネックス（ＴＹＮＥＸ（登録商標名）という商標名で入手可能である。

【００２１】 典型的なステープル技術又は米国特許第４，６３５，３１３号、米国特許第４
，６３７，６６０号、米国特許第４，９５４，３０５号、米国特許第５，０４５
，２６７号、米国特許第５，３９０，９８４号、米国特許第５，５３３，７９１
号、米国特許第５，６０９，８９０号及び米国特許第５，８２３，６３３号に開
示されたような、より近代的な非ステープル技術の何れかを使用して、毛房は歯
ブラシの表面２２に毛房束として埋め込むことができる。かかる非ステープル技
術は、毛房束及びヘッド部１４の双方を加熱することにより、毛房束は歯ブラシ
ヘッド部１４の表面２２内に溶融され、次に、その毛房束を共に接触させるか又
は毛房束の端部に歯ブラシ材料を導入する前に、射出成形金型内０に予め配置し
、その後、歯ブラシ材料を毛房束の端部の周りに射出し、毛房束を歯ブラシヘッ
ド部１４の表面２２内に固定する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の歯ブラシの毛房パターンを具体化する歯ブラシを示す斜視図である。
図示した特定のハンドルは任意に選んだものであり、本明細書に記載し且つ特許
請求の範囲に記載した本発明の一部を構成するものではない。

【図２】 図１の実施の形態の側面図である。 ２Ａは毛房束の伸長した横断２横列により分離された毛房束の３つの部分の自
由端が図１及び図２に図示した実施の形態の場合のように、湾曲した面ではなく
て、平坦な面内に位置する、本発明の第二の実施の形態の側面図である。

【図３】 図１の実施の形態の頂面図である。

【図４】 ブラシヘッド部のみを図示する、本発明のブラシヘッド部の毛房パターンの第
三の実施の形態を示す側面図である。

【図５】 図４の実施の形態の頂面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０９／７８８，９２９ (32)優先日 平成13年２月20日(2001．2．20) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＣ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ， ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，Ｉ Ｎ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ， ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ワギュースパック，ケネス アメリカ合衆国ニュージャージー州08902， ノース・ブランズウィック，プリンセス・ ドライブ 46 (72)発明者 チャン，エリック アメリカ合衆国ニューヨーク州10028，ニ ューヨーク，イースト・エイティフォー ス・ストリート 401，アパートメント ７エイ (72)発明者 イリアヴ，イーヤル アメリカ合衆国ニューヨーク州10014，ニ ューヨーク，バーロウ・ストリート 72， アパートメント ６アイ (72)発明者 アーン，キョウンジュン アメリカ合衆国ニューヨーク州10010，ニ ューヨーク，イースト・トゥエンティシッ クスス・ストリート 151，ナンバー ２ ディー Ｆターム(参考） 3B202 AA06 AB15 BA02 EA01 EC06 EC07 ED05 ED06 EE06 EF01 EF03 EF04

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 改良された清掃歯ブラシにおいて、 （ａ）細長いハンドル（１２）と、 （ｂ）ハンドル（１２）に接続され且つ該ハンドルから伸びる細長いヘッド部
   （１４）であって、ハンドル（１２）から末端側にてトウ部（３０）にて終わる
   前記細長いヘッド部（１４）と、 （ｃ）細長いヘッド部（１４）がその一側部に１つの面（２２）を有し且つ貫
   通して伸びる長手方向軸（Ａ−Ａ）を有することと、 （ｄ）複数の可撓性の毛房束であって、その各々が該面（２２）に接続された
   一端と、該毛房束から伸びる他端である、自由端とを有する前記複数の可撓性の
   毛房束とを備え、 （ｅ）前記ヘッド部（１４）が、面（２２）の上方に少なくとも１．０ｃｍの
   高さにて伸びる横２列の毛房束（２４、２６）であって、長手方向軸（Ａ−Ａ）
   に対しほぼ横断状に配向され且つブラシヘッド部（１４）をほぼ横断して伸びる
   前記横２列の毛房束によって、分割されて、トウ部（３０）に隣接し且つトウ部
   （３０）に対して凸型の第一の曲率半径（Ｒ１）を有する湾曲した毛先プロフィ
   ールを備える第一の毛房束部分（１６）と、横２列の毛房束（２４、２６）の間
   に配置され且つブラシ面（２２）に対して凸型の第二の曲率半径（Ｒ２）を有す
   る湾曲した毛先プロフィールを備える第二の毛房束部分（１８）と、ハンドル（
   １２）に隣接する位置に配置され且つハンドル（１２）に対し凸型の第三の曲率
   半径（Ｒ３）を有する湾曲した毛先プロフィールを備える第三の毛房束部分（２
   ０）ととなり、 （ｆ）横２列の毛房束（２４、２６）が少なくとも１．２ｃｍだけ隔てられる
   、改良された清掃歯ブラシ。
2. 【請求項２】 請求項１の歯ブラシにおいて、毛房束の第一の部分（１６）
   及び第三の部分（２０）の各々が少なくとも横２列の毛房束を保持し、該横列が
   歯ブラシの長手方向軸（Ａ−Ａ）に対しほぼ直角に配向される、歯ブラシ。
3. 【請求項３】 請求項１の歯ブラシにおいて、第一（Ｒ１）及び第三（Ｒ３
   ）の曲率半径が等しく又は相違し且つ約１５ｃｍ乃至２０ｃｍの範囲にある、歯
   ブラシ。
4. 【請求項４】 請求項１の歯ブラシにおいて、ヘッド部（１４）を第一部分
   （１６）、第二の部分（１８）及び第三の部分（２０）に分割する横２列の毛房
   束（２４、２６）が毛房バーの形態である、歯ブラシ。
5. 【請求項５】 請求項４の歯ブラシにおいて、毛房バーが少なくとも約０．
   ５ｃｍの長さで且つ約０．８ｍｍの幅である、歯ブラシ。
6. 【請求項６】 請求項１の歯ブラシにおいて、毛房束が少なくとも０．２５
   ｍｍの直径の円形断面を有する、歯ブラシ。
7. 【請求項７】 改良された清掃歯ブラシにおいて、 （ａ）細長いハンドル（１２）と、 （ｂ）ハンドル（１２）に接続され且つ該ハンドルから伸びる細長いヘッド部
   （１４）であって、ハンドル（１２）から末端側にてトウ部（３０）にて終わる
   前記細長いヘッド部（１４）と、 （ｃ）細長いヘッド部（１４）がその一側部に１つの面（２２）を有し且つ貫
   通して伸びる長手方向軸（Ａ−Ａ）を有することと、 （ｄ）複数の可撓性の毛房束であって、その各々が該面（２２）に接続された
   一端と、該毛房束から伸びる他端である、自由端とを有する前記複数の可撓性の
   毛房束とを備え、 （ｅ）前記ヘッド部（１４）が、面（２２）の上方に少なくとも１．０ｃｍの
   高さにて伸びる横２列の毛房束（２４、２６）であって、長手方向軸（Ａ−Ａ）
   に対しほぼ横断状に配向され且つブラシヘッド部（１４）をほぼ横断して伸びる
   前記横２列の毛房束によって、分割されて、トウ部（３０）に隣接し且つブラシ
   ヘッド部３６の中心に向けてトウ部（３０）から下方に傾斜させた毛先プロフィ
   ールを有する第一の毛房束部分（１６）と、横２列の毛房束（２４、２６）の間
   に配置され且つ逆「Ｖ」字形の毛先プロフィールを有し、逆「Ｖ」字形の頂点が
   ブラシヘッド部１４の中心３６にある第二の毛房束部分（１８）と、ハンドル（
   １２）に隣接する位置に配置され且つブラシヘッド部３６の中心に向けてハンド
   ル（１２）から下方に傾斜させた毛先プロフィールを有する第三の毛房束部分（
   ２０）ととになり、 （ｆ）横２列の毛房束（２４、２６）が少なくとも１．２ｃｍだけ隔てられる
   、改良された清掃歯ブラシ。
8. 【請求項８】 請求項６の歯ブラシにおいて、毛房束の第一の部分（１６）
   及び第三の部分（２０）の各々が少なくとも横２列の毛房束を保持し、該横列が
   歯ブラシの長手方向軸（Ａ−Ａ）に対しほぼ直角に配向される、歯ブラシ。
9. 【請求項９】 請求項６の歯ブラシにおいて、それぞれの毛先プロフィール
   の勾配が約２０％以内である、歯ブラシ。
10. 【請求項１０】 請求項６の歯ブラシにおいて、ヘッド部（１４）を第一部
    分（１６）、第二の部分（１８）及び第三の部分（２０）に分割する横２列の毛
    房束（２４、２６）が毛房バーの形態である、歯ブラシ。
11. 【請求項１１】 請求項９の歯ブラシにおいて、毛房バーが少なくとも約０
    ．５ｃｍの長さで且つ約０．８ｍｍの幅である、歯ブラシ。
12. 【請求項１２】 請求項６の歯ブラシにおいて、毛房束が少なくとも０．２
    ５ｍｍの直径の円形断面を有する、歯ブラシ。
13. 【請求項１３】 改良された清掃歯ブラシにおいて、 （ａ）細長いハンドル（１２）と、 （ｂ）ハンドル（１２）に接続され且つ該ハンドルから伸びる細長いヘッド部
    （１４）であって、ハンドル（１２）から末端側にてトウ部（３０）にて終わる
    前記細長いヘッド部（１４）と、 （ｃ）細長いヘッド部（１４）がその一側部に１つの面（２２）を有し且つ貫
    通して伸びる長手方向軸（Ａ−Ａ）を有することと、 （ｄ）複数の可撓性の毛房束であって、その各々が該面（２２）に接続された
    一端と、該毛房束から伸びる他端である、自由端とを有する前記複数の可撓性の
    毛房束とを備え、 （ｅ）前記ヘッド部（１４）が、面（２２）の上方に少なくとも１．０ｃｍの
    高さにて伸びる横２列の毛房束（２４、２６）であって、長手方向軸（Ａ−Ａ）
    に対しほぼ横断状に配向され且つブラシヘッド部（１４）をほぼ横断して伸びる
    前記横２列の毛房束によって、分割されて、トウ部（３０）に隣接し且つトウ部
    （３０）に対し凸型の第一の曲率半径（Ｒ１）を有する湾曲した毛先プロフィー
    ルを備える第一の毛房束部分（１６）と、横２列の毛房束（２４、２６）の間に
    配置され且つブラシ面（２２）に対し凸型の第二の曲率半径（Ｒ２）を有する湾
    曲した毛先プロフィールを備える第二の毛房束部分（１８）であって、ヘッド部
    １４の中央に配置されて、ヘッド部１４のトウ部（３０）又はヘッド部１４のハ
    ンドル端部の何れかに向けて鋭角に角度が付けられた、内側毛房束の群（２８）
    を有し、該前記内側群（２８）に対する周縁を備え、更に、ブラシヘッド部（１
    ４）の各側部に隣接して配置され、内側群（２８）よりブラシヘッド部の他端に
    向けてより鋭角に角度が付けられた外側毛房束の群（３４）を有する前記第二の
    毛房部分（１８）と、ハンドル（１２）に隣接する位置に配置され且つハンドル
    （１２）に対し凸型の第三の曲率半径（Ｒ３）を有する湾曲した毛先プロフィー
    ルを備える第三の毛房束部分（２０）ととなり、 （ｆ）横２列の毛房束（２４、２６）が少なくとも１．２ｃｍだけ隔てられる
    、改良された清掃歯ブラシ。
14. 【請求項１４】 請求項１２の歯ブラシにおいて、毛房束の第一の部分（１
    ６）及び第三の部分（２０）の各々が少なくとも横２列の毛房束を保持し、該横
    列が歯ブラシの長手方向軸（Ａ−Ａ）に対しほぼ直角に配向される歯ブラシ。
15. 【請求項１５】 請求項１２の歯ブラシにおいて、第一（Ｒ１）及び第三（
    Ｒ３）の曲率半径が等しく又は相違し且つ約１５ｃｍ乃至２０ｃｍの範囲にある
    、歯ブラシ。
16. 【請求項１６】 請求項１２の歯ブラシにおいて、ヘッド部（１４）を第一
    部分（１６）、第二の部分（１８）及び第三の部分（２０）に分割する横２列の
    毛房束（２４、２６）が毛房バーの形態である、歯ブラシ。
17. 【請求項１７】 請求項１６の歯ブラシにおいて、毛房バーが少なくとも約
    ０．５ｃｍの長さで且つ約０．８ｍｍの幅である、歯ブラシ。
18. 【請求項１８】 請求項１２の歯ブラシにおいて、毛房束が少なくとも０．
    ２５ｍｍの直径の円形断面を有する、歯ブラシ。
19. 【請求項１９】 請求項１２の歯ブラシにおいて、鋭角な角度が付けられた
    内側群（２８）及び鋭角な角度が付けられた外側群（２４）が、歯ブラシ（１０
    ）の面（２２）に対し約７８乃至９５°の範囲の等しい又は異なる角度にて角度
    が付けられる、歯ブラシ。