JP2001520963A - 包装シート材の殺菌方法および殺菌装置 - Google Patents

包装シート材の殺菌方法および殺菌装置

Info

Publication number
JP2001520963A
JP2001520963A JP2000517751A JP2000517751A JP2001520963A JP 2001520963 A JP2001520963 A JP 2001520963A JP 2000517751 A JP2000517751 A JP 2000517751A JP 2000517751 A JP2000517751 A JP 2000517751A JP 2001520963 A JP2001520963 A JP 2001520963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen peroxide
sheet material
packaging sheet
packaging
irradiating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000517751A
Other languages
English (en)
Inventor
モルツジイ、グイド
Original Assignee
テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム filed Critical テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム
Publication of JP2001520963A publication Critical patent/JP2001520963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/18Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases
    • A61L2/186Peroxide solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/08Radiation
    • A61L2/10Ultraviolet radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/16Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L2/20Gaseous substances, e.g. vapours
    • A61L2/208Hydrogen peroxide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/26Accessories or devices or components used for biocidal treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2202/00Aspects relating to methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects
    • A61L2202/10Apparatus features
    • A61L2202/18Aseptic storing means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 包装シート材を殺菌するこの方法は、包装シート材に過酸化水素を塗布する段階と、約200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に照射する段階とを含む。この方法はまた、過酸化水素を塗布する段階の後および包装シート材を照射する段階の前に、包装シート材の表面から過酸化水素を除去する中間段階を含み、これにより紫外線光と、包装シート材上に存在するあらゆる微生物に親水的に吸収された過酸化水素との間の相乗作用がターゲットとされる。この方法を実施する装置も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ミルク、トマト・ピューレ、ヨーグルト、フルーツ・ジュース、ワ
イン、お茶、その他のような流動食品を包装するのに使用される種類の包装シー
ト材を殺菌する方法および装置に関する。このような積層した包装シート材は、
紙のような材料で作られた繊維主体の層を含む多層構造を有し、いずれかの表面
を熱シール可能なポリエチレンのようなプラスチック材で被覆されている。この
包装材が超高温度処理したミルク(UHTミルク)のような流動食品を無菌包装
するのに使用される場合、食品と接触するように位置される包装材の表面も例え
ばアルミニウムのような遮蔽材の層を備え、この層はさらにポリエチレンのよう
なプラスチック材の層で被覆される。
【0002】 上述種類の包装シート材からパッケージを製造する場合、包装される食品に微
生物が接触できないようにすることが肝心である。それ故に、包装材はパッケー
ジの製造に使用する直前に殺菌されねばならず、またパッケージが完全に密封さ
れるまでは無菌状態のもとに保持して、収容された食品中にその食品を駄目にす
るおよび(または)消費者に病気を移すようないかなる微生物も存在しないこと
を保証しなければならない。
【0003】 (従来技術) 積層包装材はウェブの形態にて製造され、この材料はパッケージの成形、充填
および密封を行う装置に連続的に給送されることができる。このような機械は、
例えばイタリー国、モデナ、ヴィア デルフィニ 1のテトラ・ブリック・パッ
ケージング・システムズ社で製造されているTAB/19(登録商標)およびT
AB/21(登録商標)の充填機を含む。ウェブは、例えば過酸化水素のような
殺菌剤で殺菌され、殺菌剤はその後蒸発されて除去される。この無菌包装材はそ
の後無菌室にて保管された後、長手方向に密封されて連続的なチューブに形成さ
れ、これに包装すべき液体食品が充填される。
【0004】 このチューブはその後規則的な間隔でクランプされて枕形のパッケージを形成
するように横方向に密封され、これが機械的に折曲げられて完成パッケージを生
む。この種類のパッケージは、例えばテトラ・ブリック・アセプティック(登録
商標)およびテトラ・ブリック(登録商標)で周知の平行六面体のパッケージ、
およびテトラ・プリズマ(登録商標)およびテトラ・プリズマ・アセプティック
(登録商標)で周知の傾斜コーナーを有する実質的に平行六面体のパッケージを
含む。
【0005】 これに代えて、積層包装シート材を切断して素材を形成し、その後マンドレル
上でパッケージとなるように成形することができる。このようなパッケージは過
酸化水素を噴霧して殺菌される。この噴霧は、包装シート材の疎水性で熱可塑性
の外層上に薄い過酸化水素の層を形成する。引き続き200〜325nmの範囲
の紫外線光の光源が包装材の過酸化水素で覆われた外層を照射する。過酸化水素
と紫外線光との間に生じた相乗作用が包装材上の全ての微生物に対して殺菌効果
を果たす。その後過酸化水素は除去され、パッケージは液体食品を充填されて密
封されて、テトラ・レックス(登録商標)で周知の山形頂部を有する容器が製造
される。
【0006】 (過酸化水素による殺菌) 紫外線光を全く照射せずに過酸化水素を使用した殺菌システムにおいて、殺菌
処理の殺菌効果を高めるために過酸化水素が包装材に接触したまま保持される時
間を長くするための努力が行われた。米国特許第3904361号は、殺菌室を
包装材ウェブが通過する間にその包装材ウェブ上の過酸化剤の薄膜が蒸発するの
を阻止または最小限に抑え、これにより過酸化剤がウェブ表面と接触する時間を
長くするために、殺菌室はスチームとノズルを通して室内に過酸化水素を噴霧し
て得た過酸化水素蒸気とによって飽和状態とされる方法を記載している。この技
術は過酸化水素の非常に高温の薄膜が包装ウェブの表面に接触する時間を長くし
て殺菌を向上させはするが、その包装機で製造されるパッケージの製造速度に重
大な制限を与えてしまう。
【0007】 過酸化水素を使用した周知の殺菌技術で生じる他の問題点は、包装材の全面に
わたる均一な殺菌度合いの保証に係わる。或るウェブ給送式包装機では、過酸化
水素は水と混合され、包装材の長手方向に密封されたチューブ内に位置する加熱
した容器内に液滴として導入される。しかしながら液滴における水の大部分が蒸
発して、過酸化水素の蒸気が殺菌効果を発揮することになり始める。それ故に、
包装材に実際に作用する過酸化水素の濃度は、殺菌剤の液滴導入と同じ速度でか
なり変化する。この問題を解消するために、米国特許第4225556号は包装
材を通過させる過酸化水素容器を備えた第1処理ステーション、および包装材ウ
ェブの入口および出口を備えた室を含む第2処理ステーション、および加熱され
た表面に過酸化水素を噴霧するノズルを使用することを開示した。しかしながら
この構造のみならず米国特許第3904361号で周知の上述した殺菌技術も、
殺菌効果を発揮するのに必要な時間が長すぎるために、最新式の高速度液体食品
包装機で使用することはできない。
【0008】 過酸化水素による包装材の均一な殺菌に関する問題点を解消するために、包装
材料は過酸化水素の殺菌溶液を入れた浴を通過するようになされ、また絶えず高
まる製造速度に協調させるため、過酸化水素浴は寸法を大きくして包装材と殺菌
溶液との接触時間を一定に保つようになされてきた。過酸化水素溶液と包装材と
の増強した接触は細菌学的な殺菌という観点から当然ながら有利である。しかし
ながらこの増強した接触は、ウェブの切断縁を経て包装材における液体吸収性の
繊維層に過酸化水素溶液が侵入してそれを劣化させる危険も高める。浴の寸法過
大化もまた静水圧のさらなる増大をもたらし、これは浴における深い部分でウェ
ブ内に液体が侵入する危険をさらに高める。さらに、機械が停止されている間に
浴内に位置していた包装材は廃棄されるので、浴が深ければ深いほど機械を停止
する毎に廃棄される材料は多量となる。
【0009】 (過酸化水素および紫外線照射による殺菌) ピール氏他に付与された米国特許第4289728号は、325nm以下の紫
外線照射と、少なくとも0.01重量%で、10重量%を超えない濃度の過酸化
水素との間に生じる相乗作用に関する。紫外線照射された過酸化水素溶液で包装
材表面の微生物を処理することで、微生物は照射と過酸化水素との相乗作用によ
って生存不能となる。
【0010】 しかしながら、強力な紫外線ランプを使用しても、完全な先を行うには長時間
の照射が必要であり、長時間の照射は包装材の損傷、熱シール強度の低下、およ
び脱色を生じる。この問題の解決策として、コデラ氏他に付与された米国特許第
4366125号は室温で低濃度の過酸化水素の薄膜を包装材外面に塗布する第
1ステーションを含むシステムを開示した。過酸化水素を被覆された外面を紫外
線照射するために、殺菌される材料の定める移動方向に関して第1ステーション
の下流側に位置する第2ステーションが備えられた。最後に、無菌高温空気で包
装材を乾燥させるために、第3ステーションが第2ステーションの下流側に備え
られた。ダフィー氏に付与された米国特許第5114670号は、殺菌すべき材
料の入口および出口と、内部に気体の過酸化水素を導入する手段と、殺菌すべき
材料に同時に紫外線エネルギーを照射する手段とを含む殺菌室を開示した。
【0011】 WO97/35768は、0.05〜0.20重量%の濃度の過酸化水素含有
溶液を包装容器内に導入する第1段階と、該容器内に過酸化水素含有溶液が導入
された後にその容器内部を紫外線光で照射する第2段階と、該容器内から過酸化
水素を除去する第3段階とを含む食品包装容器の殺菌方法を開示している。
【0012】 しかしながら過酸化水素の除去は紫外線光の照射後に行われるので、包装材上
に存在する全ての微生物は、少なくとも或る程度において、包装材を覆う過剰の
過酸化水素の層で遮蔽される。さらにこの方法は、間歇的に給送および停止され
る包装容器に対して適用されるものであって、連続移動する包装材ウェブまたは
シートを殺菌するのには適していない。
【0013】 包装材の殺菌方法は、1990年3月14日付けのJP−A02004621
の日本国vol.014、第135号(M−0949)の特許要約書により、ま
た英国ロンドンのダーウェント・パブリケーションズ・リミテッド、セクション
Chウィーク8707、データベースWPIの、1987年1月10日付けのク
ラスD22、AN87−046573、XP002061293およびJP−A
62004038(第日本印刷株式会社)からも周知である。これらの方法のい
ずれにおいても、紫外線光による照射段階は包装材表面から過酸化水素を除去す
る前に実施される。これは、包装材上に存在するあらゆる微生物が或る程度にお
いて包装材上の過剰過酸化水素の層によって紫外線照射を遮蔽されるという欠点
を有する。さらに、これらの周知の方法は静止する包装容器を殺菌するために開
示されたもので、包装材の連続ウェブから作られるパッケージに液体食品を包装
するための最新式の高速度機械において連続移動する包装材ウェブまたはシート
を殺菌するには適当でない。
【0014】 上述した殺菌技術の全ては、1時間当たり18000個以上もの無菌パッケー
ジを成形、充填および密封する、また同一出願人により1997年6月27日付
けで出願されたヨーロッパ特許出願第97830312.1号に記載されたパッ
ケージの成形、充填および密封機械のように包装材が秒速81.65cm(48
.990m/分)以上の速度で移動されるような最新式の高速度液体食品包装機
械に適合するように、達成される殺菌効果および包装材上の全ての病原性微生物
の除去を保証するのに要する時間に関して改良の余地がある。
【0015】 (発明の開示) 従来技術の殺菌方法および装置において生じる問題点を解消する包装シート材
の殺菌方法および装置を提供することがこの分野で一般に必要とされる。
【0016】 本発明の主目的は、周知の殺菌技術に対して向上された殺菌速度を達成し、こ
れにより包装シート材により製造される密閉パッケージ、したがって消費者にも
たらされる製品の品質を改善する包装シート材の殺菌方法および装置を提供する
ことである。
【0017】 本発明の他の目的は、最新式の高速度のパッケージ成形、充填および密封機械
に完全に適合した包装シート材の殺菌方法および装置を提供することである。
【0018】 本発明のさらに他の目的は、過酸化水素を使用し、シート材が過酸化水素と接
触されて保持される時間を最小限に抑えて過酸化水素が包装シート材の切断縁に
染み込むのをすべて回避する包装シート材の殺菌方法および装置を提供すること
である。これは、包装材に過酸化水素を塗布するのに使用される手段に係わり無
く有利であることは明らかであるが、過酸化水素浴が使用される場合に特に有利
である。本発明は深さの浅い浴を構成することを可能にし、これにより包装シー
ト材の切断縁に過酸化水素が染み込むのを助成することになる静水圧に関する問
題は生じない。
【0019】 本発明のさらに他の目的は、過酸化水素および紫外線照射を使用し、紫外線照
射のために購入可能な手段を包装材にいかなる劣化影響も与えない強力なレベル
で使用することができる包装シート材の殺菌方法および装置を提供することであ
る。
【0020】 本発明のさらに他の目的は、過酸化水素および紫外線照射を使用し、現在のパ
ッケージ成形、充填および密封機械と一体で使用することができる包装シート材
の殺菌方法および装置を提供することである。
【0021】 上述した目的、ならびに以下において明白となる本発明の他の目的に鑑みて、
本発明は、 包装シート材に過酸化水素を塗布する段階と、 約200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包
装シート材に照射する段階とを含み、 過酸化水素の塗布段階の後および包装シート材の照射段階の前に、どの微生物
に対しても過酸化水素の残留量すなわち極微量が保持される状態で包装シート材
の表面から過酸化水素を除去する中間段階を含み、これにより前記包装シート材
上に存在するあらゆる微生物に吸収され、または該微生物に接して位置する前記
残留量すなわち極微量の過酸化水素が紫外線照射の直接のターゲットとされるこ
とを特徴とする包装シート材の殺菌方法を提供する。
【0022】 本発明の他の見地によれば、 前進方向へ移動する包装シート材に過酸化水素を塗布する手段と、 前記前進方向に関して過酸化水素を塗布する前記手段の下流側に配置され、2
00nm〜320nmの少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に
照射する手段と、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する手段とを含み、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する前記手段が、過酸化水素を塗布
する前記手段と、200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長
を含む光を包装シート材に照射する前記手段との間に配置され、これにより前記
包装シート材上に存在するあらゆる微生物に吸収され、または該微生物に接して
位置する残留量すなわち極微量の過酸化水素が紫外線照射の直接のターゲットと
されることを特徴とする殺菌装置も提供される。
【0023】 本発明のさらに他の特徴および利点は本発明の以下の詳細な説明および添付図
面から明白になるであろう。
【0024】 (発明を実施する最良態様) 図1を参照すれば、本発明による装置が殺菌される包装シート材と共に示され
ている。図示例では包装材はウェブ1とされているが、この材料は切断した素材
とすることもできることは認識されるであろう。図3に示されるように、ウェブ
1は流動性食品の無菌パッケージに一般に使用される種類の積層した多層材料で
ある。この積層構造は紙のような材料で作られた繊維主体の層20と、この繊維
主体の層20の各側に備えられたポリエチレンのようなプラスチック材で作られ
た熱シール可能な層21,22とを有する。この包装材が超高温度処理したミル
ク(UHTミルク)のような流動食品を無菌包装するのに使用される場合、食品
と接触するように位置される包装材の表面も例えばアルミニウムのような遮蔽材
の層23を備え、この層はさらにポリエチレンのようなプラスチック材の付加的
な熱シール可能な層24で被覆される。
【0025】 ウェブ1は矢印2で示す前進方向へ移動され、本発明の一部をなすものではな
いので図示していない従来手段によって経路を案内される。図1に明瞭に示され
るように、本発明の装置は前進方向2の方向へ移動する包装シート材1の表面に
過酸化水素を塗布する手段を含んでおり、この手段は液体過酸化水素4を収容し
た浴3で構成されるのが好ましい。浴3の過酸化水素4は50重量%以下の濃度
を有することができ、10重量%〜50重量%の濃度を有すのが好ましく、20
重量%〜40重量%の濃度を有するのが最も好ましい。包装材1を案内するため
に浴内に通常のローラー5が備えられている。図1に同様に概略的に示されるよ
うに、15℃〜80℃であるのが好ましいとされる温度に過酸化水素を保持する
手段6も浴3に連結されており、この手段は、イタリー国、モデナ、ヴィア デ
ルフィニ 1のテトラ・ブリック・パッケージング・システムズ社から購入でき
る上述したTAB/19(登録商標)およびTAB/21(登録商標)に備えら
れているような本発明の係わる技術分野で一般に使用されている従来のサーモス
タット制御の加熱機構6で構成され得る。
【0026】 本発明による装置において、過酸化水素浴の深さは従来の浴に対して減少する
ことができ、浴3内の過酸化水素4は50cm未満の高さを有す液柱を形成する
のが好ましい。当業者は、包装材の表面に過酸化水素の液体または蒸気を塗布す
る噴霧手段のような他の手段も使用できることを認識するであろう。
【0027】 200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装
材に照射する手段が前進方向2に関して浴4の下流側に配置されており、紫外線
光源7を構成している。本発明の好ましい実施例によれば、包装シート材を照射
する紫外線光源7は222nmの波長の紫外線光の単色光源を含むことができる
。この222nmの波長の紫外線光の単色光源は少なくとも1つのエクサイマー
・ランプを含むのが好ましい。このランプはドイツ国クラインオストハイム、ヘ
ラオイス・ノベルライト社から購入できる。これに代えて、多色紫外線光源も使
用できる。この多色ランプは、例えばオランダ国NL−5674ニューネン、デ
フーフケス、ベルソン UV−テクニーク社によって製造されている。他のラ
ンプまたはレーザーも紫外線波長の光を放射するものは使用できる。
【0028】 図1に示されるように、包装材1の表面から過酸化水素を除去する、すなわち
以下に説明するように包装シート材の表面上の過酸化水素を最小限にまで減少さ
せるために、手段8が備えられている。図示例では、包装シート材から過酸化水
素を除去する手段8は、包装シート材1に空気を吹き付けるための少なくとも1
つのエアーナイフ9を含むのが好ましい。このようなエアーナイフはヒルメルソ
ン氏他に付与された米国特許第4603490号により周知であり、空気流のた
めの空気入口11および空気出口12と、包装ウェブ材1のための材料入口13
および材料出口14と、内部を通過する移動路に対して角度をもって空気出口1
2の上方に配置されたバッフルプレート15とを含む室10を有する。
【0029】 エアーナイフにてウェブ1に吹き付けられる空気は80℃〜150℃の温度に
加熱されているのが好ましい。ウェブ1から課さすを除去する他の手段も使用で
きることは認識されるであろう。例えば、従来の絞りローラーすなわちピンチロ
ーラーがエアーナイフに加えて、又はエアーナイフの代わりに使用できる。他の
手段も過酸化水素を蒸発させるのに適当な高温空気流を発生させるために使用で
きる。しかしながら、特にウェブに直接的に射出モールド成形されたパッケージ
の開口装置のようないずれかの部品をウェブが有し、これが絞りローラーの効率
に影響を及ぼすことになる場合には、包装ウェブ材に高温空気を吹き付ける手段
であるのが好ましい。
【0030】 本発明の重要な特徴は、包装ウェブ材1の表面から過剰な過酸化水素を除去す
る手段の特別な位置にある。図1に明瞭に示されるように過剰な過酸化水素を除
去する手段8は、図示例では浴3で構成される過酸化水素の塗布手段と、200
nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装材に照射
する手段7との間に配置される。過酸化水素を除去する手段のこの配置の理由は
以下の通りである。
【0031】 まず図2を参照すれば、上述したウェブ1のような多層の積層包装シート材の
一部分の拡大断面図が示されている。これにおいて積層構造における同じ層は同
じ符号で示されている。さらに、符号30は包装材の表面上に存在する微生物を
概略的に示し、符号31は包装材の表面に塗布された過酸化水素の層を示してい
る。図2は従来方法による包装シート材の処理を示しており、10重量%以下の
濃度の過酸化水素が包装シート材にまず塗布される。その後、過酸化水素は紫外
線光を照射され、過酸化水素と紫外線光との相乗作用は微生物30に対する周知
の殺菌作用を有する。
【0032】 図3は本発明による包装シート材の処理を示しており、50重量%以下の濃度
であるのが好ましく、10重量%〜50重量%であるのが好ましい過酸化水素が
包装シート材にまず塗布される。その後、この過酸化水素は包装材の表面から除
去される。この点において、すなわち図1に符号19で示される紫外線照射領域
において紫外線光を包装材に照射するならば、紫外線光と過酸化水素との相互作
用は生じないことが明らかとなるであろう。何故なら、過酸化水素は除去されて
いるからである。しかしながら出願人はこれとは逆に、達成される殺菌効果は周
知技術に比べて著しく改善されることを見い出した。これは、過剰な過酸化水素
は疎水性の包装シート材から除去されるが、残留量すなわち極微量はどの微生物
30aに対しても残留するという事実によるもので、微生物はその過酸化水素3
1aを親水的に吸収するか、そうでなければ残留過酸化水素を保持すると考えら
れる。それ故に、包装シート材が連続して紫外線光を照射される場合には、微生
物に対する周知の殺菌効果を有する過酸化水素と紫外線光との間の相互作用は、
特に親水性に過酸化水素を吸収するか保持する微生物自身をターゲットにするこ
とになる。さらに、過剰な過酸化水素で形成された遮蔽層を除去することは、従
来技術で使用可能とされた最大値と考えられる濃度よりも高い濃度の過酸化水素
を使用できるようにする利点がある。
【0033】 換言すれば、従来技術で教唆されるように、内部に含まれるあらゆる微生物を
殺す目的で過酸化水素の層の全体を照射するのに代えて、本発明によれば過剰な
過酸化水素31aの層は除去され、包装材の表面上に存在する全ての微生物30
aの体内、表面またはその付近に位置する残留過酸化水素だけが紫外線照射の直
接的なターゲットとなる。残留過酸化水素と図3に示される微生物との間の位置
関係は概略であり、生じるであろうと考えられることを示していることは理解さ
れるであろう。
【0034】 それ故に、紫外線光を包装材に照射するとき、微生物を遮蔽する過剰な過酸化
水素の層の代わりに、紫外線光の照射は微生物に吸収されるか隣接して位置する
残留過酸化水素に向けられる。実際に過剰過酸化水素の層の除去は殺菌処理効果
を著しく高めるという驚くべき効果がある。
【0035】 上述した装置で実施される本発明による方法が説明される。すなわち、 まず、50重量%以下、好ましくは10重量%〜50重量%の濃度、最も好ま
しくは20重量%〜40重量%の濃度の過酸化水素、好ましくは液体過酸化水素
が包装シート材に塗布される。本発明の好ましい実施例によれば、これは包装シ
ート材を15℃〜80℃の温度の過酸化水素浴中に0.5秒〜2秒の時間にわた
り浸漬することで達成される。この間、過酸化水素は包装材上に存在する全ての
微生物に親水的に吸収されるか、その近くまたは表面上に何らかの状態で捕捉さ
れると考えられる。浴内の過酸化水素の液柱高さは包装シート材を50cm以上
超えないことが好ましい。これより深い過酸化水素浴も使用することはできるが
、これは滞留時間が比較的短くされ、浅い深さは積層包装材の繊維質層に対する
過酸化水素の縁部からの染み込み、すなわち滲みに関する問題を回避する。
【0036】 その後、好ましくは80℃〜150℃の温度に加熱された空気蒸気を吹き付け
ることで過剰過酸化水素が包装シート材の表面から除去されて、包装材表面上の
過酸化水素は最小限に減少される。これは包装材表面から過剰過酸化水素を除去
するが、極微量の残留過酸化水素が包装材表面に存在する全ての微生物に保持さ
れる。過剰過酸化水素が包装材表面から除去されたならば、その包装材は200
nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を照射される。
本発明の好ましい実施例によれば、包装シート材は222nmの波長の紫外線光
を照射される。紫外線光源はエクサイマー・ランプであるのが最も好ましい。こ
のようにして、包装シート材上に存在する全ての微生物に捕捉された残留過酸化
水素を紫外線照射の直接なターゲットとすることの可能なことが見い出された。
エクサイマー・ランプの使用は、瞬間的な付勢および消勢ができ、大きな熱を放
出しないという付随的な利点を有する。試験によれば、紫外線光の照射前に過酸
化水素が最小限(すなわち殺菌すべき包装材上の全ての微生物において残留量す
なわち極微量となる)に減少されない場合には、本発明により実施された比較試
験で達成された結果よりも遥かに低い微生物の減少(log reduction) が生じた
【0037】 本発明による殺菌システムは、1時間当たり18000個以上のパッケージを
製造するような、包装材が秒速81.65cm(48.990m/分)以上の速
度で移動される最新式の高速度無菌液体食品包装機械に完全に適合できる。
【0038】 本発明は特許請求の範囲の記載から逸脱することなくさらに変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の概略図である。
【図2】 従来技術の方法により紫外線光を照射された包装シート材の一部分の拡大した
概略断面図である。
【図3】 本発明の方法により紫外線光を照射された包装シート材の一部分の拡大した概
略断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月27日(2000.4.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 本発明の他の見地によれば、 前進方向へ移動する包装シート材に過酸化水素を塗布する手段と、 前記前進方向に関して過酸化水素を塗布する前記手段の下流側に配置され、2
00nm〜320nmの少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に
照射する手段と、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する手段とを含み、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する前記手段が、過酸化水素を塗布
する前記手段と、200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長
を含む光を包装シート材に照射する前記手段との間に配置され、また照射する前 記手段が除去する手段の下流側にのみ配置され、 これにより前記包装シート材上
に存在するあらゆる微生物に吸収され、または該微生物に接して位置する残留量
すなわち極微量の過酸化水素が紫外線照射の直接のターゲットとされることを特
徴とする殺菌装置も提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シート材に過酸化水素を塗布する段階と、 約200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包
    装シート材に照射する段階とを含む包装シート材の殺菌方法であって、 過酸化水素を塗布する段階の後および包装シート材を照射する段階の前に、ど
    の微生物に対しても過酸化水素の残留量すなわち極微量が保持される状態で包装
    シート材の表面から過酸化水素を除去する中間段階を含み、これにより前記包装
    シート材上に存在するあらゆる微生物に吸収され、または該微生物に接して位置
    する前記残留量すなわち極微量の過酸化水素が紫外線照射の直接のターゲットと
    されることを特徴とする包装シート材の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 前記包装シート材に過酸化水素を塗布する前記段階が、50
    重量%以下の濃度の液体過酸化水素の塗布を含むことを特徴とする請求項1に記
    載された方法。
  3. 【請求項3】 前記包装シート材に過酸化水素を塗布する前記段階が、20
    重量%〜40重量%の濃度の液体過酸化水素の塗布を含むことを特徴とする請求
    項1に記載された方法。
  4. 【請求項4】 前記包装シート材に過酸化水素を塗布する前記段階が、15
    ℃〜80℃の温度の過酸化水素浴中に0.5秒〜2秒の時間にわたり前記包装シ
    ート材を浸漬する段階を含むことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3に記載された方法。
  5. 【請求項5】 前記包装シート材から過剰の過酸化水素を除去する前記中間
    段階が、80℃〜150℃の温度に加熱された熱風を前記包装シート材に吹き付
    けることを含むことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に照射
    する前記段階が、多色紫外線光を前記包装シート材に照射することを含むことを
    特徴とする請求項1に記載された方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に照射
    する前記段階が、222nmの波長の紫外線光を前記包装シート材に照射するこ
    とで成ることを特徴とする請求項1に記載された方法。
  8. 【請求項8】 222nmの波長の紫外線光を包装シート材に照射する前記
    段階が、エクサイマー・ランプで前記包装シート材を照射することを含むことを
    特徴とする請求項7に記載された方法。
  9. 【請求項9】 前記包装シート材がロールから巻き解されたウェブであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項8までの一項以上に記載された方法。
  10. 【請求項10】 前記包装シート材が素材であることを特徴とする請求項1
    から請求項8までの一項以上に記載された方法。
  11. 【請求項11】 前進方向へ移動する包装シート材に過酸化水素を塗布する
    手段と、 前記前進方向に関して過酸化水素を塗布する前記手段の下流側に配置され、2
    00nm〜320nmの少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に
    照射する手段と、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する手段とを含み、請求項1から請
    求項10までに記載された方法に従って包装シート材を殺菌する装置であって、 包装シート材の表面から過酸化水素を除去する前記手段が、過酸化水素を塗布
    する前記手段と、200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線波長
    を含む光を包装シート材に照射する前記手段との間に配置され、これにより前記
    包装シート材上に存在するあらゆる微生物に吸収され、または該微生物に接して
    位置する残留量すなわち極微量の過酸化水素が紫外線照射の直接のターゲットと
    されることを特徴とする殺菌装置。
  12. 【請求項12】 前記包装シート材に過酸化水素を塗布する前記手段が、5
    0重量%以下の濃度の液体過酸化水素を収容した浴を含んで成る請求項11に記
    載された装置。
  13. 【請求項13】 前記包装シート材に過酸化水素を塗布する前記手段が、2
    0重量%〜40重量%の濃度の液体過酸化水素を収容した浴を含んで成る請求項
    11に記載された装置。
  14. 【請求項14】 前記過酸化水素浴を15℃〜80℃に保持する手段を含む
    ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載された装置。
  15. 【請求項15】 前記浴内の過酸化水素が該浴内に50cm未満の高さの液
    柱を形成することを特徴とする請求項12、請求項13または請求項14に記載
    された装置。
  16. 【請求項16】 前記包装シート材の表面から過酸化水素を除去する手段が
    、80℃〜150℃の温度の空気を前記包装シート材に吹き付けるための少なく
    とも1つのエアーナイフを含むことを特徴とする請求項11に記載された装置。
  17. 【請求項17】 200nm〜320nmの範囲の少なくとも1つの紫外線
    波長を含む光を包装シート材に照射する前記手段が、波長222nmの紫外線光
    の単色光源を含むことを特徴とする請求項11に記載された装置。
  18. 【請求項18】 紫外線光の前記単色光源が少なくとも1つのエクサイマー
    ・ランプを含むことを特徴とする請求項17に記載された装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの紫外線波長を含む光を包装シート材に照
    射する前記手段が多色紫外線ランプを含むことを特徴とする請求項11に記載さ
    れた装置。
JP2000517751A 1997-10-29 1998-10-28 包装シート材の殺菌方法および殺菌装置 Pending JP2001520963A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97830555A EP0919246B1 (en) 1997-10-29 1997-10-29 Method and apparatus for sterilizing a packaging sheet material
EP97830555.5 1997-10-29
PCT/EP1998/006846 WO1999021593A1 (en) 1997-10-29 1998-10-28 Method and apparatus for sterilizing a packaging sheet material

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001520963A true JP2001520963A (ja) 2001-11-06

Family

ID=8230830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000517751A Pending JP2001520963A (ja) 1997-10-29 1998-10-28 包装シート材の殺菌方法および殺菌装置

Country Status (17)

Country Link
EP (2) EP0919246B1 (ja)
JP (1) JP2001520963A (ja)
KR (1) KR100580764B1 (ja)
CN (1) CN1135116C (ja)
AT (1) ATE216599T1 (ja)
AU (1) AU1336999A (ja)
BR (1) BR9813144B1 (ja)
DE (1) DE69712207T2 (ja)
DK (1) DK0919246T3 (ja)
ES (1) ES2174211T3 (ja)
HK (1) HK1033746A1 (ja)
HU (1) HU228222B1 (ja)
ID (1) ID24482A (ja)
RU (1) RU2217360C2 (ja)
TR (1) TR200001162T2 (ja)
UA (1) UA64767C2 (ja)
WO (1) WO1999021593A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502204A (ja) * 2011-11-18 2015-01-22 ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド Uv照射による活性種の溶媒生成システムと方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6685883B2 (en) 1999-08-27 2004-02-03 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Method and unit for sterilizing packaging sheet material for manufacturing sealed packages of pourable food products
DE10124817A1 (de) * 2001-05-21 2002-12-05 Ecolab Gmbh & Co Ohg Entkeimung medizinischer Instrumente
ITTO20020215A1 (it) 2002-03-12 2003-09-12 Tetra Laval Holdings E Finance Dispositivo per il trattamento di un materiale di confezionamento mediante una radiazione uv.
FR2838076B1 (fr) * 2002-04-04 2005-03-04 Sidel Sa Procede et installation pour la decontamination des cols de preformes
EP1992560A3 (en) * 2004-04-20 2008-11-26 Jörgen Henriksen Web of container closures
EP1762252A1 (en) 2005-09-12 2007-03-14 SOLVAY (Société Anonyme) Aqueous solution suitable for the chemical sterilization of packaging materials, process for its preparation and its use
CN100400379C (zh) * 2005-09-20 2008-07-09 张锋 一种纸塑多层复合枕型包灌装机
DE102006026278A1 (de) * 2006-06-02 2007-12-06 Khs Ag Verfahren sowie Vorrichtung zum Behandeln von Flaschen oder dergleichen Behälter mit einem Behandlungsmedium
DE102007003334A1 (de) 2007-01-17 2008-08-07 Khs Ag Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Sterilisierung von Beutelverpackungen
SE531901C2 (sv) * 2007-03-13 2009-09-01 Tetra Laval Holdings & Finance Sätt att framställa en förpackningsbehållare
DE102007015754B3 (de) * 2007-03-30 2008-05-29 Khs Ag Anlage sowie Verfahren zum sterilen Verpacken von Produkten
DE102009043496A1 (de) * 2009-09-30 2011-04-14 Khs Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Sterilisation von Oberflächen
JP6439921B2 (ja) * 2013-11-14 2018-12-19 大日本印刷株式会社 ボトルの殺菌方法及び装置
DE102015213051B4 (de) * 2015-07-13 2017-12-14 Zott Se & Co. Kg Einheit zur desinfektion von verpackungsmaterialien, verpackungsmaschine und entsprechendes verfahren
DE102015017204B3 (de) 2015-07-13 2022-01-27 Zott Se & Co. Kg Einheit zur Desinfektion von Verpackungsmaterialien, Verpackungsmaschine und entsprechendes Verfahren
CN106729819A (zh) * 2016-11-25 2017-05-31 河池市农业科学研究所 一种香菇菌棚的灭菌方法
IT201800002933A1 (it) * 2018-02-22 2019-08-22 Gd Spa Dispositivo e metodo per la sterilizzazione di un nastro di materiale da incarto
CN109455324A (zh) * 2018-12-27 2019-03-12 浙江旭翔机械科技有限公司 用于灌装机的包装纸除菌装置
US11007292B1 (en) 2020-05-01 2021-05-18 Uv Innovators, Llc Automatic power compensation in ultraviolet (UV) light emission device, and related methods of use, particularly suited for decontamination
KR200495705Y1 (ko) * 2021-02-16 2022-07-27 신현우 마스크 살균 수거 장치 및 방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE401913B (sv) * 1976-10-07 1978-06-05 Tetra Pak Int Anordning for sterilisering av en forpackningsmaterialbana
IN153503B (ja) * 1979-01-11 1984-07-21 Nat Res Dev
JPS5675158A (en) * 1979-11-27 1981-06-22 Dainippon Printing Co Ltd Sterilizer
US4375145A (en) * 1979-12-20 1983-03-01 Novus Corp. N.V. Packaging, particularly aseptic packaging of aseptic products in cartons
JPS624038A (ja) * 1985-06-15 1987-01-10 大日本印刷株式会社 容器の殺菌方法
JP2610651B2 (ja) * 1988-06-22 1997-05-14 雪印乳業株式会社 無菌充填包装機における容器移送方法とその装置
GB8822551D0 (en) * 1988-09-26 1988-11-02 Elopak Systems Packaging
JPH09254936A (ja) * 1996-03-27 1997-09-30 Nippon Tetrapack Kk 食品用包装容器の滅菌方法とその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502204A (ja) * 2011-11-18 2015-01-22 ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド Uv照射による活性種の溶媒生成システムと方法

Also Published As

Publication number Publication date
HU228222B1 (hu) 2013-02-28
KR100580764B1 (ko) 2006-05-15
DE69712207T2 (de) 2002-10-31
RU2000113195A (ru) 2005-01-20
DE69712207D1 (de) 2002-05-29
UA64767C2 (uk) 2004-03-15
ID24482A (id) 2000-07-20
TR200001162T2 (tr) 2000-09-21
HUP0004161A2 (en) 2001-03-28
CN1278186A (zh) 2000-12-27
CN1135116C (zh) 2004-01-21
ATE216599T1 (de) 2002-05-15
AU1336999A (en) 1999-05-17
EP0919246B1 (en) 2002-04-24
EP1027082A1 (en) 2000-08-16
ES2174211T3 (es) 2002-11-01
BR9813144B1 (pt) 2010-09-21
RU2217360C2 (ru) 2003-11-27
HUP0004161A3 (en) 2001-08-28
BR9813144A (pt) 2000-08-15
DK0919246T3 (da) 2002-08-12
EP0919246A1 (en) 1999-06-02
HK1033746A1 (en) 2001-09-21
WO1999021593A1 (en) 1999-05-06
KR20010015792A (ko) 2001-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001520963A (ja) 包装シート材の殺菌方法および殺菌装置
US5069017A (en) Aseptic filling machine for food
US8029725B2 (en) Method of sterilizing a packaging material by means of a sterilization agent containing hydrogen peroxide
JP5676882B2 (ja) 包装容器の製造方法および装置
JP7409452B2 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
WO1999008932A1 (en) Uv radiation and vapor-phase hydrogen peroxide sterilization of packaging
EP1232760B1 (en) Method and unit for sterilizing packaging sheet material for manufacturing sealed packages of pourable food products
US6685883B2 (en) Method and unit for sterilizing packaging sheet material for manufacturing sealed packages of pourable food products
EP1021210B1 (en) A method of sterilizing a package material
US6534132B1 (en) Method of producing a printing ink-decorated packaging material, in particular for aseptic packages
US10053251B2 (en) Method for sterilizing packaging
JP2693228B2 (ja) 移動するウェブ材料を前処理する方法および装置
JP2018177263A (ja) 無菌充填方法及び無菌充填機
JP2004535338A (ja) 形成−充填−密封機械におけるウェブ材料の滅菌用装置
JP2023513348A (ja) 滅菌ステーションを備える充填機
JP4033337B2 (ja) 食品用包装容器の殺菌方法、殺菌装置及び包装充填装置
MXPA00003377A (en) Method and apparatus for sterilizing a packaging sheet material
JPS6323049B2 (ja)
AU2002322018A1 (en) Apparatus for sterilizing web material in a form-fill-seal machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080526

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080626

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080703

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080728

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090701