JP2001519862A - 耐久性えりおよび袖口覆い付きの軽量消防衣服 - Google Patents

耐久性えりおよび袖口覆い付きの軽量消防衣服

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JP2001519862A JP53927699A JP53927699A JP2001519862A JP 2001519862 A JP2001519862 A JP 2001519862A JP 53927699 A JP53927699 A JP 53927699A JP 53927699 A JP53927699 A JP 53927699A JP 2001519862 A JP2001519862 A JP 2001519862A
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Abstract

(57)【要約】 アラミド単一素材、アラミド混合素材、ピービーアイ素材、およびアラミドとピービーアイの混合素材から選ばれた耐摩耗、耐炎および耐熱素材の外殻(26)と、外殻(26)の内側に位置し、アラミド素材の第1のタオル層(34)に縫合された詰め物、針刺しあるいは不織のアラミド単一素材またはアラミド混合素材を含む遮熱裏地(28)と、編物のカラー(20)と編物の袖口(42)を有する腕部(14、16)と、遮熱裏地(28)の内側に位置し、アラミド単一素材の第2のタオル層(32)とからなるものであって、外殻(26)、カラー(20)と袖口(42)を含む遮熱裏地(28)および第2のタオル層(32)の素材は、全て耐久および防水処理が施された消防衣服(10)である。消防衣服(10)は、比較的薄く軽量であり、容量を小さくし、足かせ効果を減少し、衣服の原料コストを削減する。

Description

【発明の詳細な説明】 耐久性えりおよび袖口覆い付きの軽量消防衣服 関連出願の相互引用 この出願は、1998年1月29日に出願された米国特許出願番号09/015,184 の一部継続出願である。 技術分野 本発明は、危険作業用の衣服に関するもので、特に、極限的な周囲の状態から 着用者を保護する軽量消防衣服に係るものである。 背景技術 保護用衣服は、様々な周囲の危険から着用者を守るように設計されている。そ して、消防衣服はそのような衣服の代表である。従来の消防揃い服はコートとパ ンツからなり、それぞれは外殻と、この外殻の内部に位置する防水層と、この防 水層の内部に位置する遮熱裏地と、一番内側のタオル層を含んでいる。外殻は特 に、ノメックス(NOMEX)やケブラー(KEVLAR)(共に、E.I.Dupont de Nemours & Co.,Inc.社の商標)などのアラミド単一素材、あるいはピービーアイ(PBI)( Celanese Corp.社の商標)のようなポリベンザミダゾールなどのような耐摩耗、 耐炎、耐熱素材で構成されている。防水層は、特にクロステック(CROSSTECH)( W.L.Gore & Associates,Inc.社の商標)のような蒸気は通過するが液滴は通過し ない半透過性被膜層を含んでいる。この被膜層は、アラミド材料やピービーアイ (PBI)材料のような耐炎、耐熱素材の基材に接着されている。 遮熱裏地は、外周囲から外殻を通して防水層が水浸しになることによる濡れを 防ぐために、特に防水層の内側に位置している。遮熱裏地は、特に比較的厚肉の アラミド繊維の詰め物あるいは針刺し、もしくは軽量アラミド素材のタオルにキ ルティングした層からなっている。遮熱材の詰め物は空気を閉じ込め、また必要 な遮熱を提供するための十分な空間を確保し、タオル地は着用者との摩擦から遮 熱裏地の詰め物を保護するものである。 上述した構成は、典型的には防水層が遮熱裏地と外殻の間に位置するような衣 服として調整される。遮熱裏地の詰め物が周囲からの過度の液滴を吸収すること を防止することは重要である。でなければ、衣服全体の重量が増加し、遮熱裏地 の通気を低減し、これによって着用者への衣服による重圧が増加し、遮熱材の空 気を低減して遮熱特性を減じてしまうことになる。しかしながら、このような調 整による1つの不都合は、積層した防水層の被膜が比較的破れやすく、熱や摩擦 や傷穴によって損傷しやすいことにある。このような損傷は、遮熱裏地を液滴に より多く曝し、液滴の吸収を増加するという結果になる。 上記調整に固有の他の不都合として、防水層が衣服の容積と重量に付け加えら れ、着用者の自由な動きを抑制してしまい、「足かせ効果」を生み出し、着用者 に高い活動性が求められる状況においてストレスを増加させ、疲労の徴候を助長 するということがある。さらに、着用者の汗が遮熱裏地に吸収される。さらにま た、別個に設けた防水層と遮熱裏地の組み合わせは、とりわけ遮熱裏地が防水層 の内側に位置する場合には、呼吸性を制約してしまう。 そこで、汗や他の液滴の吸収という遮熱裏地の被影響性を減少する防護服であ り、比較的薄く軽量でありながら適切な耐熱を提供する防護服であり、また50 0度Fの温度下に少なくとも5分間燃えず、溶解せず、 溶落せずに耐えることができ、消防衣服としての使用に適切な状態を作り出す防 護服であり、さらに動作の制約や従来の対価衣服における足かせ効果を最小限に する防護服が求められている。 発明の開示 本発明は、比較的軽量でありながら比較的高い防水性を有する一方、従来の防 火衣服に比べて比較的高い蒸気透過特性を持つ防護服である。本発明の衣服は、 外殻と、この内側に位置する遮熱裏地と、この内側に位置するタオル層からなり 、別個の防水層は存在せず、要求されない。少なくとも外殻とタオル層は耐久性 があり、液がこれらの層を通して遮熱裏地に浸透することを低減するための防水 処理が施されている。好ましくは、遮熱裏地についても耐久性があり、液滴の吸 収を最小限にするための防水処理が施される。このような耐久性および防水処理 は、市販で得られるテフロン(デュポン社の商標)および/またはスコッチガー ド(ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリング社の商標)などのような 過フッ化炭化水素(原文:perfluorohydrocarbon)処理の組み合わせによる処理 によって提供される。 本発明の第1の具体例として、消防衣服は主に、アラミド単一素材、アラミド 素材の混合、ピービーアイ素材およびアラミドおよびピービーアイ素材の混合か らなるグループから選ばれた耐摩耗、耐炎、および耐熱素材の外殻と、この外殻 の内側に位置し、詰め物、針刺し、あるいは不織アラミド素材、またはそのよう なアラミド素材の混合、第1生地層にかがり縫いされたアラミド素材を含む遮熱 裏地と、遮熱裏地の内側に位置するアラミド素材の第2生地層とからなり、外殻 、遮熱裏地および第2生地層は全て耐久性があり、防水処理が施されている。 このような消防衣服は別個の防水層は要求しないばかりか、消防衣服 としての使用において必要な耐熱効果を有する。それゆえに、消防衣服は比較的 薄く軽量であり、容積を小さくし、これらの衣服に見られる足かせ効果を減少す る。そのうえ、別個の防水層の排除は衣服素材のコストを抑制する。遮熱裏地の 設計は実質的に液滴の吸収量を減じ、遮熱裏地の絶縁特性を維持し、長期にわた る望ましい軽量特性を維持する。そのような設計のその他の利点は、衣服を通し て蒸気の排出が高められることである。 本発明の変形例として、別個の防水層が設けられる。しかしこれは処理された 遮熱層と内部のタオル層の間に位置される。このような防水層を設けることによ って、周囲から着用者への血液感染性の病原菌の透過が減じられる。そのうえ、 外殻と防水層の間への遮熱裏地の設置は、過度の温度や外殻による摩耗から防水 層の損傷を保護する。 本発明の第2の変形例として、消防衣服は外殻と、この外殻の内側に隣接する 防水層と、防水層の内側に位置する遮熱裏地と、内部のタオル層を含む。遮熱裏 地は、他の具体例と同様に防水処理が施されている。この具体例における遮熱裏 地はそれゆえに、防水層の破れ目や首・袖の開口部から、着用者の汗のうち最小 限のみを吸収するであろう。そして、従来の防水層によって周囲の水分から遮蔽 されるであろう。 遮熱裏地は典型的には、これに付加された編物の袖口と、編物のカラーが含ま れる。従って、本発明の1態様においては、衣服の袖口とカラーは遮熱裏地に付 加されているか否かにかかわらず、同様に液滴の吸収あるいは浸透を減じるため に耐久および防水処理が施されている。特に、このことは袖口が水浸しであって 凍結するような寒冷下において重要である。本発明の袖口は、ほとんど水を吸収 せず、凍結のおそれも小さい。最後に、本発明の別態様としては、液滴の吸収を 最小限とする耐久および防水処理を施した防護消防フードを備えることがある。 従って、本発明の目的は、遮熱裏地は最小限の液滴のみを吸収する保護服であ り、遮熱裏地による水分の吸収量を減じる保護服であり、別個の防水層を必要と しないが消防衣服としての必要な耐熱効果を有する保護服であり、比較的薄く軽 量で、これによって容量を小さくし、足かせ効果を低減すると共に、素材コスト を削減する保護服であり、通気および高い冷却のために蒸気の排出を高める保護 服を提供することにある。 本発明の他の目的と利点は、以下の記述と、添付図面とクレームから明らかに なるであろう。 図面の簡単な説明 第1図は本発明の好ましい実施例を具体化した消防衣服の概略斜視図であり、 第2図は第1図の衣服の切断面の詳細を示す展開斜視図であり、第3図は本発明 の変形例の詳細を示す展開斜視図であり、第4図は本発明の第2変形例の詳細を 示す展開斜視図であり、第5図は外殻から取り外すことができる内側裏地を構成 する、遮熱裏地と内側タオル層が示された第1図の衣服の実施例の展開斜視図で あり、第6図は本発明の実施例に組み合わされる消防フードの斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 第1図に示すように、本発明は消防衣服のような防護服であり、一般的に記号 10に指定される。本発明は消防衣服に限定されるものではなく、発明の範囲を 逸脱しない限りにおいて、小規模火災や緊急医療用衣服のような作業服や他の危 険作業用の衣服で、ジャンプスーツのような上着とパンツが組み合わされた衣服 に適用できるものとして理解される。衣服10は身頃部12、袖14・16、首 開き18、首開きの周囲のカラー20、および一般的に22のようにデザインさ れた前あわせを有す る消防装備服である。前あわせ22は従来のデザインであり、雨風よけのフラッ プ23を含んでいる。前あわせ22はスナップや、これに代わるものとして一連 のフックやループファスナー(図示せず)によってしっかり閉じられ、フラップ 23と身頃部12間に延長したフックとD組合わせ24のような機械的閉止手段 と組み合わされ、あるいはスライドファスナー(図示せず)と組み合わされる。 第1図、第2図に示すように、衣服10は一般的に記号26に指定したような 耐摩耗、耐熱および耐炎外殻を含み、実質的に衣服の全外表面を覆う。外殻は、 ノメックスやケブラーなどのアラミド素材、あるいはアラミド素材の混合、ピー ビーアイ素材、あるいはアラミド素材とピービーアイ素材の混合のように目の詰 まった織物である。28は遮熱裏地であり、実質的に衣服10全部に及び、アラ ミドタオル素材の層32にキルティングされた絶縁素材の層30を含む。絶縁素 材は詰め物、針刺し、あるいは複数層の不織アラミド素材が可能である。アラミ ドタオル素材の第2層34は遮熱裏地28の内側に位置し、遮熱裏地が着用者の 被服で摩耗することから保護する。さらに、上述した素材が容易に同様の保護特 性を有する他の素材に代替され、あるいは他の特定の危険用途の衣服に対応する 代わりの保護特性を有する他の素材に代替されることは発明の範囲内である。第 5図に示すように、遮熱裏地28とタオル層34は、1つの実施例において、そ れぞれが組み合わされて、外殻26に着脱自在な内側裏地35を形成することも ある。 それぞれ外殻26、遮熱裏地28、およびタオル層34は、これらの構成が衣 服10に形成される前に耐久処理および防水処理が施されている。好ましい最終 処理はテフロン処理のような過フッ化炭化水素処理である。好ましくは、少なく とも2.5重量%のテフロン繊維が用いられていることである。市販にて可能な テフロン処理法は、ウィルミントン、 デラウェア19898に所在するデュポン社によって提供される。 他の適切な防水加工、被覆あるいは処理が用いられることは発明の範囲内であ る。例えば、スコッチガードのような過フッ化炭化水素処理や、シリコン、樹脂 、ワックスあるいは合成樹脂を適用することがこれに該当する。本発明の好まし い具体例において、衣服10のそれぞれの構成は、特に消防衣服のような危険作 業用衣服の用途に確実に適用できる確かな特性を有している。それぞれ本発明に 従って耐久処理および防水処理が行われた外殻26、遮熱裏地28およびタオル 層34は、国内(米国の)火災防止協会(N.F.P.A.)1971年基準の要求に十 分合致している。特に、上記組み合わせは、少なくとも5分間500度Fの温度 に曝された時でも燃焼、溶解、あるいは溶落を阻止する。さらに、上下そろいの 構成に適用された防水処理は、防水の減少なしに25回の洗濯に耐えるほどの耐 久力がある。 ただし、本発明の範囲としては、防水効果が減少せずに洗濯に対抗する耐久力 は、5回である。 従って、外殻26とタオル層34の防水処理は実質的に遮熱裏地28への液滴 の到達および吸水を防止するので、消防衣服10は別個の防水層を必要としない 。そのうえ、遮熱裏地28はまた好ましくは防水処理が施されているので、外殻 26やタオル層34を透過して、あるいは縫い目や開口から浸入する液滴を吸収 したり保持するという影響は極めて受けにくい。さらに、別個の防水層という構 成を排除することによって、衣服の通気性が向上する。そして、衣服の重量や足 かせ効果が実質的に軽減される。 第1図と第5図を参照して、遮熱裏地28は編物の袖口42と編物のカラー4 4の一対を含み、あるいは別途付加される。袖口42とカラー44は好ましくは 、ノメックスやケブラーのようなアラミド単一素材、 アラミド混合素材、ピービーアイ素材、あるいはアラミドとピービーアイの混合 素材の編物で構成される。好ましくは、袖口42および/あるいはカラー44は 、また、実質的に液滴を吸収したり透過したりしないように、上述した耐久およ び防水処理が施される。もちろん、そのように処理された袖口42とカラー44 が遮熱裏地28とは別体にされること、および/あるいは衣服の外殻のような他 の構成に付加されることも、本発明の範囲内である。 また、引用例としてその開示がここに組み入れられる1996年2月5日出願の米 国特許出願08/596702号や1997年5月15日出願の米国特許出願08/857092号に示さ れた発泡体のような穴あき層を含むところの遮熱裏地の用法も、本発明の範囲内 である。このような遮熱裏地は大量の液滴を吸収することはなく、従来の遮熱裏 地よりも薄く仕上げることができるだけでなく、消防衣服のための熱に対する全 ての要求を満たす。 本発明の衣服の製造法は次の通りである。即ち、比較的軽量で、かさ張らない 防護服は、耐摩耗、耐炎および耐熱素材の外殻を耐久処理、耐水処理を行い、遮 熱裏地を耐久処理、耐水処理を行い、タオル層を耐久処理、耐水処理を行い、遮 熱裏地を外殻と遮熱裏地の内側タオル層の間に位置させることによって組み立て られる。各種の層を裁断し、衣服に取付ける手段は当業者にとって明白である。 第3図に示すように、本発明の消防衣服の変形例10’は、第1図および第2 図の実施例と同じように外殻26に隣接した遮熱裏地28を含むが、遮熱裏地2 8とタオル層34の間に別個の防水層36を含む。防水層36は、半透過性部材 層38を含んでおり、この層はアラミド素材あるいはピービーアイ素材のような 耐炎、耐熱素材の基材40に接着されている、クロステックのように蒸気は透過 させるが液滴は透過させない。このような防水層36を備えることによって、血 液感染性の病原菌 の外部からの浸透を最小限にする。そのうえ、外殻26と防水層36の間の遮熱 裏地28は、過度の温度や外殻による摩耗による損傷から防水層を保護すること になる。第3図の実施例において、外殻のそろい服に対する別個の防水層36の 追加(そろい服用の防水層としても機能する防水を施した遮熱裏地28と対比す るように)、遮熱裏地およびタオル層34という構成からなるそろい服全体10 ’は、国内火災防止協会1971年基準に合致している。第1図および第2図に 示した衣服10と同じように500度Fの温度に5分間曝した時に本変形例の衣 服10’は耐燃焼、耐溶解、耐溶落があるだけでなく、標準を含んだ他の全テス トと同様に、液浸透性テスト(エーエスティーエムテストF1359)にも合格 している。第3図の衣服10’の構成に適用された処理は、また5回の洗濯に十 分に耐えており、望ましくは少なくとも25回の洗濯にも耐える。 第4図に示すように、本発明の衣服の他の変形例10”において、防水層36 は外殻26に隣接して設けられ、遮熱裏地28は防水層とタオル層34の間に位 置される。この実施例においては、防水層36は、耐久性・防水性がある遮熱裏 地28を外殻26を通って浸透する液滴から保護する。この実施例における防水 遮熱裏地28を利用する利点は、遮熱裏地の防水性が着用者の汗を吸収すること を減少させることにある。同様に、袖や首開口からの液滴のわずらわしい吸収や 、防水層中の小さい水滴の吸収も減少させるものである。 そのうえ、第4図の衣服10”は国内火災防止協会1971年基準に合致して いる。特に、衣服10”は500度Fに5分間曝した時でも燃焼、溶解、溶落に 耐えると共に、液透過性テストに合格し、標準を含んだ他の全テストにも合格し ている。衣服10”の好ましい実施例において、外殻26、遮熱裏地28および タオル層34はそれぞれ衣服10で 述べたように耐久処理および防水処理が施されているけれども、タオル層34が 耐久処理をされていないような変更も可能である。 第6図に示すように、本発明はまた、上述した耐久および防水処理が施された 消防フード48を備える。フード48は好ましくは、消防士をフードで覆われた 区域内において焼死から保護するために、耐炎、耐熱のアラミド素材(ノメック スやケブラー、あるいはこれらの混合素材、またはピービーアイ素材、さらには アラミドとピービーアイの混合素材)からなる編物あるいは織物の2層で構成さ れている。フード48は着用者の前頭、両耳およびあごを覆う形状の頭部分50 と、着用者の首や胸肩部分を覆う形状の胸当て部分52を含む。頭部分50は、 着用者の両目、鼻、および口を露出させるための実質的に楕円形状の前方開口5 4を有している。フード48の全層が耐久および防水処理を施されていることは 好ましいが、これらの層の何れもそのような処理がなされていない構成であって も、本発明の範囲内である。上記処理はフード48を通して液滴を吸収あるいは 透過することを実質的に防ぐので、同処理は血液感染性の病原菌がフードを通し て浸透することも防止することになる。 本発明の好ましい実施例を構成する、ここに述べられた形式の組織の一方で、 本発明はこれらの組織を精密に実現するものに限定されないことが理解されるべ きである。また、本発明の範囲を逸脱しない変更がなされることもある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/00 502 A41D 31/00 502C 503 503F A42B 1/04 A42B 1/04 B // D03D 15/12 D03D 15/12 Z D06M 15/256 D06M 15/256 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP,T R

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 身体部分と、 前記身体部分に付加された一対の腕部分と、 それぞれは対応する腕部分に付加され、耐久および防水処理が施された編物の 袖口とからなる 危険用途のジャケット。 2. クレーム1に従属し、さらに身体部分に付加され、耐久および防水処理が 施されたカラーが設けられる 危険用途のジャケット。 3. クレーム2に従属し、防水処理は過フッ化炭化水素処理を含むものである 危険用途のジャケット。 4. クレーム3に従属し、袖口とカラーは、アラミド単一素材、アラミド混合 素材、ポリベンザミダゾール素材、およびアラミドとポリベンザミダゾールの混 合素材から選ばれた耐炎および耐熱素材である、危険用途のジャケット。 5. クレーム1に従属し、防水処理は過フッ化炭化水素処理を含むものである 危険用途のジャケット。 6. クレーム1に従属し、袖口はアラミド単一素材、アラミド混合素材、ポリ ベンザミダゾール素材、およびアラミドとポリベンザミダゾールの混合素材から 選ばれた耐炎及び耐熱素材で編まれたも のである危険用途のジャケット。 7. 耐摩耗、耐炎、および耐熱素材で構成された身体部分およびこれに付加さ れた一対の袖部分を有する外殻と、 前記外殻の内側に位置し、アラミド単一素材のタオル層に縫合された針刺し、 詰め物、あるいは不織のアラミド素材またはアラミド混合素材で構成された身体 部分およびこれに付加された一対の袖部分を有する遮熱裏地と、 前記遮熱裏地の内側に位置し、身体部分およびこれに付加された一対の袖部分 を有する第2のタオル層と、 それぞれが外殻、遮熱裏地あるいは第2のタオル層の何れかの腕部分に対応し て付加され、耐炎および耐熱素材で編まれた一対の袖口とからなり、 前記袖口の素材は耐久および防水処理が施された 消防装備コート。 8. 耐摩耗、耐炎、および耐熱素材で構成された身体部分およびこれに付加さ れた一対の袖部分を有する外殻と、 前記外殻の内側に位置し、アラミド単一素材のタオル層に縫合された針刺し、 詰め物、あるいは不織のアラミド素材またはアラミド混合素材で構成された身体 部分およびこれに付加された一対の袖部分を有する遮熱裏地と、 前記遮熱裏地の内側に位置し、身体部分およびこれに付加された一対の袖部分 を有する第2のタオル層と、 それぞれが外殻、遮熱裏地あるいは第2のタオル層の何れかの腕部分に対応し て付加され、耐炎および耐熱素材で編まれたカラーとからなり、 前記カラーの素材は耐久および防水処理が施された 消防装備コート。 9. 着用者の頭を覆う形状の頭部分からなり、この頭部分は耐久および防水処 理が施された耐炎および耐熱のアラミド素材で構成された第1層を含んだ消防フ ード。 10. クレーム9に従属し、頭部分は耐久および防水処理が施された耐炎およ び耐熱のアラミド素材で構成された第2層を含んだ消防フード。 11. クレーム9に従属し、さらに、頭部分に付加され、耐久および防水処理 が施された耐炎および耐熱のアラミド素材で構成された胸当て部分を含んだ消防 フード。 12. クレーム9に従属し、防水処理は過フッ化炭化水素処理を含むものであ る消防フード。
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