JP2001037893A - 防護性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法、および、同防火服 - Google Patents

防護性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法、および、同防火服

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JP2001037893A
JP2001037893A JP11213872A JP21387299A JP2001037893A JP 2001037893 A JP2001037893 A JP 2001037893A JP 11213872 A JP11213872 A JP 11213872A JP 21387299 A JP21387299 A JP 21387299A JP 2001037893 A JP2001037893 A JP 2001037893A
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Kaoru Kuramoto
馨 倉本
Kazumi Kuramoto
和美 倉本
Fumio Sugawara
文雄 菅原
Fumihiko Kobayashi
史彦 小林
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Kuramoto Sangyo Co
Original Assignee
Kuramoto Sangyo Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火服を改良して、重火災に耐え得る熱遮断
性,耐熱耐炎性,耐汚染性を有していて、しかも軽量で
動作性を良好ならしめる。 【解決手段】 防火服の外側面を「火炎に立ち向かって
いる消防士が、強い放射熱の直射を受ける区域と、強い
放射熱の直射を受けない区域とに(設計的に)区分し、
上記の直射を受けない区域(斑点を付して示した部分・
符号N)を、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃
性の繊維布で構成するとともに、前記放射熱の直射を受
ける区域(図において斑点を付していない部分)を、ア
ルミナイズドされた耐熱性・難燃性の繊維布で構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防士などが消火
活動の際に着用する防火服に関するものであって、実用
上充分な耐熱防護性,耐熱耐炎性,耐汚染性及び耐水性
を有し、しかも、消火活動を妨げる剛性や重量をなるべ
く軽減できるように改良した防火服に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の防火服上衣を示し、袖を
左右に開くとともに裾の一部を開いたところを描いた正
面図である。1aは前身頃,1bは袖,1cは襟であ
る。この襟を立てて首の付近を防護するように襟バンド
7が設けられている。前身頃1aにはポケット4が設け
られ、裾には反射体3が設けられている。そして、袖口
には反射体5が設けられている。2はベルト通し環であ
る。この防火服上衣1を着用したとき、肩に相当する箇
所にキルティング肩パッド8が設けられている。図7
は、前掲の図6に正面図を示した従来例の防火服上衣の
袖を左右に開いた状態の背面図である。この防火服上衣
を着用したとき、肘を覆う部分にキルティング肘パッド
10が設けられている。このキルティング肘パッド10
や前記のキルティング肩パッド8は、それぞれ肘部や肩
部を補強するとともに、外部からの力を緩衝するために
設けられている。これらのキルティングパッドの代り
に、出願人が特願平10−312479号に開示したシ
ャーリングパッドを用いると、キルティングパッドに比
して柔軟である上に緩衝性に優れているので好都合であ
る。図7に現れている面ファスナ6は、前掲の図6につ
いて説明した襟バンド7を止め付けるために設けられて
いる。
【0003】図8は、前掲の図6,図7に示した防火服
と組み合わせて用いられる防火服ズボンの従来例を示す
正面図である。符号17を付して示したのは、着用者の
膝部を緩衝防護するとともに、破損しにくいように補強
したキルティング膝パッドである。このキルティングパ
ッドも、前述した先行技術に係るシャーリングパッドに
変えると好都合である。ただし、本願発明と直接的には
関係しない。符号13を付して示したのは、防火服ズボ
ン11の裾付近に設けられた反射体、符号14はポケッ
ト、符号15はウエストバンド、符号16は吊り環であ
る。この吊り環16は、「ズボン吊り」という場合の
「吊ること」ではなく、この防火服ズボンを直ちに手に
取れるように吊しておいて、緊急の出動に即応できるよ
うにしたものである。ズボン吊りと通称される機能を果
たすのはサスペンダ12である。このサスペンダ(従来
例)の構造については図9を参照して次に述べる。図9
は、前掲の図6,図7に示した従来例の防火服上衣と組
み合わせて使用される従来例の防火服ズボンの背面図で
ある。サスペンダ12は、概要的に2本のベルトから成
り、この防火服ズボン11を着用したとき、垂直部
(左)12aが着用者の左胸の前を上下に通り、その上
方の符号12bの部分が左肩に掛けられる。一方、垂直
部(右)12cは着用者の右胸の前を上方に向かって、
肩掛部12dが右肩に掛けられる。上記の肩掛部(左)
12aおよび肩掛部(右)12dよりも背後の部分は、
符号12eを付して示した箇所で交差し、左,右が入れ
替って防火服ズボン11の上の縁に取り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6ないし図9につい
て構造を説明した防火服は、従来一般に、その構成材料
によって一般火災用と重火災用とに大別される。一般火
炎用の防火服は、耐熱性あるいは耐炎性(難燃性)を有
する繊維布,不織布、もしくはこれらの混紡布(本発明
において、非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布と
総称する)によって構成される。非アルミナイズド耐熱
性・難燃性の繊維布の代表例としては、メタ系芳香族ポ
リアミド繊維やパラ系芳香族ポリアミド繊維などのアラ
ミド繊維、ポリベンズイミダゾール(PBI)繊維、ポ
リベンズオキサゾール(PBO)繊維、プレカーボン繊
維などから成る耐熱性あるいは耐炎性(難燃性)を有す
る繊維布、不織布やこれらの混紡布等が挙げられる。重
火炎用の防火服は、前記耐熱性あるいは耐炎性(難燃
性)を有する繊維布,不織布、もしくはこれらの混紡布
に金属被膜を施した材料(本発明において、アルミナイ
ズド耐熱性,難燃性の繊維布と総称する)によって構成
される。上記金属被膜は、例えばフッ素フィルム、ポリ
エステルフィルム等の合成樹脂フィルムにアルミニウム
を蒸着、若しくはスパッタリングしたもの、または基布
にアルミ箔を転写するなどして構成される。また、アル
ミナイズドされた耐熱性,難燃性の繊維布は、合成ゴム
層と積層されることも有る。要するにアルミナイズド処
理とは、金属被膜を形成して熱反射性(熱線を反射する
機能)を与えることであって、アルミニウムという材料
名に限定されるものではない。
【0005】アルミナイズドされた耐熱性・難燃性の繊
維布は、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性の
繊維布に比して、火焔から放射される熱線を良く反射し
て発熱させない上に、耐水性がより完全であるといった
長所を有していて、防護性に優れている。その上、煙,
煤,油等に対する耐汚染性を有しているので、油脂火炎
などの高熱を発する重火災で使用する防火服の材料とし
て適している。しかし乍ら、アルミナイズドされた耐熱
性・難燃性の繊維布で構成された重火災用の防火服は、
アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維布で
構成された一般火災用の防火服に比して剛性が大きく、
伸縮性が小さい、比較的に大重量であるから、これを着
用した消防士が火災現場において自由に活動しにくい。
すなわち、動作性が余り良くない。その上、股の内側や
脇の内側などのように、防火服の生地が相互に摩擦する
箇所では、金属薄膜層がヒビ割れしたり剥がれ落ちたり
して、耐久性が劣るという問題も有る。また、耐水性に
優れているため、通気性が充分でないという不具合を派
生する虞れが有り、着用して活動している消防士は著し
い蒸し暑さに苦痛を覚え、また消防士の衛生上も好まし
くない。本発明は上述の事情に鑑みて為されたものであ
って、重火炎の消火活動において着用者に必要な熱遮断
性、耐熱耐炎性、耐汚染性、および耐水性といった防護
性能を有し、しかも、従来例のアルミナイズド防火服に
比して軽量で、動作性,通気性,耐摩耗性(耐久性)に
優れた防火服を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、その実施形
態に対応する図1を参照して略述すると次のとおりであ
る。すなわち、防火服を改良して、重火災に耐え得る熱
遮断性,耐熱耐炎性,耐汚染性を有していて、しかも軽
量で動作性を良好ならしめるため、防火服の外側面を
「火炎に立ち向かっている消防士が、強い放射熱の直射
を受け易い区域と、強い放射熱の直射を受け難い区域と
に(設計的に)区分し、上記の直射を受け難い区域(斑
点を付して示した部分・符号N)をアルミナイズドされ
ていない耐熱性・難燃性の繊維布で構成するとともに、
前記放射熱の直射を受け易い区域(図において斑点を付
していない部分)を、アルミナイズドされた耐熱性・難
燃性の繊維布で構成する。
【0007】以上に説明した原理に基づいて、請求項1
に記載した発明方法の構成は、防火服を構成する方法に
おいて、防火服の外側面を、防護性重視区域と、動作性
重視区域とに区分し、上記の防護性重視区域を、アルミ
ナイズドされた耐熱性・難燃性の繊維布によって構成す
るとともに、上記の動作性重視区域をアルミナイズドさ
れていない耐熱性・難燃性の繊維布によって構成し、該
防火服を着用したとき胸に相当する部分、膝に相当する
部分、脛に相当する部分、肩に相当する部分、および上
腕の前面に相当する部分の少なくとも何れか一箇所を防
護性重視区域に設定し、同じく、脇の内側に相当する部
分、肘の内側に相当する部分、および股の内側に相当す
る部分の少なくとも何れか一箇所を動作性重視区域に設
定することを特徴とする。以上に説明した請求項1の発
明方法によると、胸,膝,脛,肩,および上腕の前面と
いった、「消防士が火災に立ち向かうとき、火炎からの
熱放射の直射を受け易い部分」が、防護性に優れたアル
ミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成されるので、
構成された防火服を着用した消防士は、身体が火熱を受
ける虞れ有る部分を金属膜で保護され、特に、放射熱が
金属膜で反射されるので身体表面の熱傷を防止されるか
ら安全である。そして、股の内側,膝の内側,脇の下,
といった、動作に伴って擦り合わされる箇所は柔軟性に
優れた非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成
されているので、ゴワゴワした感じが軽減され、自由な
消火活動を阻害されることが少ない。さらに、これらの
非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布製の部分は通
気性か良く、軽量であるため、消防士が受ける蒸し暑さ
の苦痛を軽減し、軽快な動作が可能になる(比較の上で
の論である)。上述のように、擦り合わされる箇所を非
アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成したの
で、アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布が摩擦によ
ってヒビ割れしたり、剥離を生じたりする虞れが無い。
また、これら股の内側,膝の内側,脇の下などは、直接
的に熱放射を受け難い箇所であるから、アルミナイズド
されていない繊維布であっても、着用者の防護について
の不具合を生じる虞れが無い。
【0008】請求項2に係る発明方法の構成は、前記請
求項1の発明の構成要件に加えて、前記の防火服が防火
ズボンと防火上衣とから成り、防火服を着用した状態
で、防火服ズボンが防火服上衣によって覆われる区域の
大部分を動作性重視区域に設定し、かつ、防火服上衣の
背中の下半部は、動作性重視区域に準ずる区域とし、こ
の準動作性重視区域は使用目的条件に応じてアルミナイ
ズドされた耐熱性・難燃性の繊維布とアルミナイズドさ
れていない耐熱性・難燃性の繊維布とを使い分けること
を特徴とする。以上に説明した請求項2の発明方法によ
ると、防火服ズボンが防火服上衣によって覆われている
区域は、防火服上衣によって保護されているので、アル
ミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布ではなくても防護不
充分にならない。こうした知見に基づいて本請求項2の
発明方法は、この区域についての動作性を重視して、非
アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布を用いることに
より、軽量化を図るとともに通気性を向上させ、消火活
動を自由に行ない易くした。また、防火服上衣の背中の
下半部は、防護性を重視すべきか動作性を重視すべきか
の判断の微妙な箇所であるから、本請求項においては、
これを準動作性重視区域と位置づけ、作業目的によって
定まる作業条件に基づいて、必要に応じてアルミナイズ
ド耐熱性・難燃性の繊維布を用いることとした。これに
より、使用目的に応じて適正に防護性と動作性とをバラ
ンスさせることができる。
【0009】請求項3に係る発明方法の構成は、前記請
求項1,2の発明の構成要件に加えて、アルミナイズド
された耐熱性・難燃性の繊維布から成る防護性重視区域
と、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維
布から成る動作性重視区域との境界線の少なくとも一部
分を、当該防火服を着用した状態で、上方に向けて凸な
る曲線ならしめることを特徴とする。以上に説明した請
求項3の発明方法によると、アルミナイズド耐熱性・難
燃性の繊維布と非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維
布との境界部における浸水トラブルを未然に防止するこ
とができる。すなわち、アルミナイズド耐熱性・難燃性
の繊維布は相対的に剛性を有しており、一方、非アルミ
ナイズド耐熱性・難燃性の繊維布は相対的に柔軟であ
る。このため、両者の境界部において、特に、膝部など
のように上側が柔軟な非アルミナイズド耐熱性・難燃性
の繊維布であって下側が剛性の有るアルミナイズド耐熱
性・難燃性の繊維布である場合、境界部付近の非アルミ
ナイズド耐熱性・難燃性の繊維布の下端部の縁が溝状な
いし樋状をなして水が滞留し易い。この状態が長時間に
及ぶと「アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布に比し
て防水性の劣る非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維
布を透って水が内部にしみ込む虞れが有る。さらに、こ
の境界部には縫目が有るから、いっそう浸水する虞れが
大きくなる。そこで本請求項3においては、前記の境界
部を上方に向かって凸なる曲線とすることにより「水は
け」を良くし、浸水に関するトラブルが発生しないよ
う、未然に防止した。
【0010】請求項4の発明に係る防火服の構成は、ア
ルミナイズドされた耐熱性・難燃性の繊維布と、アルミ
ナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維布とを組み
合わせて縫製された防火服であって、着用したとき着用
者の胸部を覆う部分、膝を覆う部分、脛を覆う部分、肩
を覆う部分、および上腕の前面を覆う部分の少なくとも
何れか一部分が、アルミナイズドされた耐熱性・難燃性
の繊維布によって構成されるとともに、着用したとき脇
の内側に挟まれる部分、股の内側に挟まれる部分、およ
び肘を曲げたとき肘の内側に挟まれる部分の少なくとも
何れか一部分が、アルミナイズドされていない耐熱性・
難燃性の繊維布によって構成されていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項4の発明に係る防火服による
と、胸,膝,肩,脛などのように、火炎からの放射熱の
直射を受け易い部分がアルミナイズド耐熱性・難燃性の
繊維布で構成されているため、これを着用した消防士に
とっての「身体の危険部位」がほぼ完全に防護され、安
全が保障される。また、脇の下,股内などのように、身
体に挟まれて摩擦する部分が非アルミナイズド耐熱性・
難燃性の繊維布によって構成されているから、消火活動
の自由を妨げることが少ない。さらに、アルミナイズド
耐熱性・難燃性の繊維布が摩耗してヒビ割れや剥離を生
じる虞れが無く、耐久性に優れている。
【0011】請求項5の発明に係る防火服の構成は、前
記請求項4の発明の構成要件に加えて、前記の防火服が
防火服ズボンと防火服上衣とから成り、該防火服を着用
した状態で、防火服ズボンが防火服上衣によって覆われ
る区域の大部分が、アルミナイズドされていない耐熱性
・難燃性の繊維布によって構成されていることを特徴と
する。以上に説明した請求項5の発明に係る防火服によ
ると、防火服ズボンのうちで防火服上衣で覆われる区域
が、軽量で動作性の良い非アルミナイズド耐熱性・難燃
性の繊維布で構成されているので、この防火服を着用し
ている消防士の自由な活動を妨げることが少ない。ま
た、この区域は防火服上衣によって保護されているの
で、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維
布であっても、消防士の身体の保護が不充分となる虞れ
は無い。
【0012】請求項6の発明に係る防火服の構成は、前
記請求項4,同5の発明の構成要件に加えて、アルミナ
イズドされた耐熱性・難燃性の繊維布と、アルミナイズ
ドされていない耐熱性・難燃性の繊維布とが互いに縫着
されている境界線の少なくとも一部分が、当該防火服を
着用した状態で、上方に向かって凸なる曲線をなしてい
ることを特徴とする。以上に説明した請求項6の発明に
係る防火服によると、比較的柔軟な非アルミナイズド耐
熱性・難燃性の繊維布に接合された部分が溝状ないし樋
状に窪んでも、この溝状ないし樋状の窪みが上方に向か
って凸なる曲線に沿っているので、この中に水が滞留す
ることがなく、低い方へ流下し「水はけ」が良い。上述
のように水が溜まらないので、非アルミナイズド耐熱性
・難燃性の繊維布の防水性が完璧でなくても、水が内部
にしみ込む虞れが無い。
【0013】請求項7の発明に係る防火服の構成は、前
記請求項5の発明の構成要件に加えて、前記の防火服ズ
ボンはサスペンダーを具備しており、上記サスペンダー
を形成しているベルト状部材の端部には平面ファスナー
が取り付けられていて、上記の平面ファスナーを「連結
用もしくは調節用の環状部材」に挿通して折り返したと
き、該平面ファスナーの作用によって着脱自在に上記環
状部材に対してリンク結合されるようになっていること
を特徴とする。以上に説明した請求項7の発明に係る防
火服によると、サスペンダーを構成しているベルト状部
材の端部が、ズボンに取り付けるための環状部材、およ
び、長さ調節用の、日の字形複合環状部材に対して着脱
自在であるから、発汗や摩耗によって使用に耐えないほ
ど損耗したとき、迅速かつ容易に交換することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る防火服の1
実施形態を示し、各構成部分のうちで特に動作性を重視
すべき部分に斑点を付して表した防火服上衣の正面図で
ある。本図1に表されている構成部分の形状や名称は、
前掲の図6に示した従来例におけると同様ないし類似で
ある。斑点を付していない個所は、動作性よりも防護性
を重視して相対的に重くて、ゴワゴワして(剛性が大き
くて)、通気性の良くないアルミナイズド耐熱性・難燃
性の繊維布で構成される。上記の防護性重視区域の主要
な部位は、胸部、肩部、および上腕部前面である。本発
明を実施する際、必ずしも、これら3箇所の全部を防護
性重視区域にしなくても良いが、少なくとも1箇所は、
防護性重視区域として設定することが望ましい。「脇の
下の部分」および「袖の内側面(着用者が気ヲ付ケの姿
勢になったとき、体側に密着する部分)、ただし、袖口
を除く」は、防護性よりも動作性を重視して「相対的に
耐火性,耐水性は劣るが、柔軟で軽量な非アルミナイズ
ド耐熱性・難燃性の繊維布N」で構成される。本発明を
実施する際、上記の2箇所全部を必ず動作性重視区域に
しなければならないものではないが、少なくとも何れか
片方を動作性重視区域に設定することが望ましい。
【0015】図2は、前掲の図1に正面図を示した実施
形態に係る防火服上衣の背面図であって、動作性重視区
域に準ずる区域に平行斜線を付するとともに、動作性重
視区域に斑点を付してある。上記の平行斜線を付して準
動作性重視区域nは、背中の下半部であって、この区域
は使用条件によって構成材料を選択する。すなわち、一
般の火災においては強い放射熱の直射を受けることが少
ないから、非アルミナイズド耐熱性・難焼性の繊維布で
構成する。しかし、火災の情況により、もしくは消防士
の任務によっては、この背中の下半部に強い放射熱の直
射を受ける場合もあるので、このような場合が想定され
るときはアルミナイズド耐熱性・難焼性の繊維布によっ
て構成する。
【0016】図3は、本発明に係る防火服ズボンの1実
施形態を示し、動作性重視区域に斑点を付した正面図で
ある。膝に相当する部分、すなわち着用者の膝を覆う部
分は、消火活動に際して火炎に直面して放射熱の直射を
受ける箇所であるから、アルミナイズド耐熱性・難燃性
の繊維布によって構成する。脛に相当する部分よりも下
方は、火炎に直面する上に、水に濡れ易い箇所であるか
ら、放射熱の反射性能および防水性の優れたアルミナイ
ズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成する。本図に示した
区域Nは非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布で構
成された部分であり、区域Aはアルミナイズド耐熱性・
難燃性の繊維布で構成した部分である。図4は、前掲の
図3に正面図を示した実施形態における防火服ズボンを
模式的に描いた背面図である。本実施形態の防火服ズボ
ンにはH形サスペンダーを設けてある。符号18a1は
左側の吊ベルト、18a2は右側の吊ベルトである。こ
れら双方の吊ベルトは左,右の胸の前をそれぞれ上下に
通り、左,右の肩に掛けられ、背中の左,右の側をそれ
ぞれ上下に通って、その先端を連結用通し管19に取り
付けられている。この取付部分の構造については、図5
を参照して後に詳しく述べる。前記左,右の吊ベルトが
背中を通っている部分(すなわち本図4に現れている部
分)の、上下方向について中央部付近に位置せしめて、
ほぼ水平な連結ベルト18bが設けられている。この連
結ベルト18bの両端は、それぞれ左,右の吊ベルトに
縫着されていて、その背面図外観がアルファベットの大
文字Hに類似した形状をなしている。
【0017】図5は、前掲の図3,図4に示したサスペ
ンダーの吊ベルトが防火服ズボンのサスペンダー連結用
通し環に対して着脱自在に取り付けられているところを
模式的に描いた分解斜視図である。符号19を付して示
した部材は、防火服ズボンの上方の縁にサスペンダーの
吊ベルト18aを連結するための通し環である。本実施
形態の吊ベルト18aは、その先端部に「ほぼ幅寸法×
幅寸法」の方形の平面ファスナー21aが設置されると
ともに、若干離して、上記平面ファスナー21aと同形
同寸の平面ファスナー21bが設置されている。上記吊
ベルト18aの端部を、連結用通し環19に差し込ん
で、先端部の平面ファスナー21aを通過させ、これか
ら離れている平面ファスナー21bは通過していない状
態(図示の状態)で、平面ファスナー21aを矢印Jの
ように折り返して平面ファスナー21bに重ね合わせて
押圧すると、上記吊ベルト18aの端部が連結用通し環
19に対して着脱自在に連結される。防火服が使用され
ると、多くの場合、汗、煤や消火用水などに汚損される
ので、たびたび洗濯されるが、本発明者の経験的知見と
して、サスペンダーが損耗し、使用に耐えなくなる場合
が少なくない。本実施形態のサスペンダーは、前述の構
成によって着脱自在であるから、損耗時に迅速,容易に
交換することができ、さらに、予備品としてのサスペン
ダーを準備しておくこともできるので便利である。本図
5に符号20を付して示した部材は、吊ベルトの長さ寸
法を調節するための、日の字状の複合環である。本実施
形態の吊ベルト18aは、上記の調節用複合環20に対
しても、平面ファスナー21a,同21bによって着脱
自在に取り付けてある。
【0018】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、胸,膝,脛,肩,および上腕の前面といっ
た、「消防士が火災に立ち向かうとき、火災からの熱放
射の直射を受け易い部分」が、防護性に優れたアルミナ
イズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成されるので、構成
された防火服を着用した消防士は、身体が火熱を受ける
虞れ有る部分を金属膜で保護され、特に、放射熱が金属
膜で反射されるので身体表面の熱傷を防止されるから安
全である。そして、股の内側,膝の内側,脇の下,とい
った、動作に伴って摩擦される箇所は柔軟性に優れた非
アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成されてい
るので、ゴワゴワした感じが軽減され、自由な消火活動
を阻害されることが少ない。さらに、これらの非アルミ
ナイズド耐熱性・難燃性の繊維布製の部分は通気性が良
く、軽量であるため、消防士が受ける蒸し厚さの苦痛を
軽減し、軽快な動作が可能になる(比較の上での論であ
る)。上述のように、擦り合わされる箇所を非アルミナ
イズド耐熱性・難燃性の繊維布で構成したので、アルミ
ナイズド耐熱性・難焼性の繊維布が摩擦によってヒビ割
れしたり、剥離を生じたりする虞れが無い。また、これ
ら股の内側,膝の内側,脇の下などは、直接的に熱放射
を受け難い箇所であるから、アルミナイズドされていな
い繊維布であっても、着用者の防護について不具合を生
じる虞れが無い。
【0019】請求項2の発明方法によると、防火服ズボ
ンが防火服上衣によって覆われている区域は、防火服上
衣によって保護されているので、アルミナイズド耐熱性
・難燃性の繊維布でなくても防護不充分にならない。こ
うした知見に基づいて本請求項2の発明方法は、この区
域についての動作性を重視して、非アルミナイズド耐熱
性・難燃性の繊維布を用いることにより、軽量化を図る
とともに通気性を向上させ、消火活動を自由に行ない易
くした。また、防火服上衣の背中の下半部は、防護性を
重視すべきか動作性を重視すべきかの判断の微妙な箇所
であるから、本請求項においては、これを準動作性重視
区域と位置づけ、作業目的によって定まる作業条件に基
づいて、必要に応じてアルミナイズド耐熱性・難燃性の
繊維布を用いることとした。これにより、使用目的に応
じて適正に防護性と動作性とをバランスさせることがで
きる。
【0020】請求項3の発明方法によると、アルミナイ
ズド耐熱性・難燃性の繊維布と非アルミナイズド耐熱性
・難燃性繊維布との境界部における浸水トラブルを未然
に防止することができる。すなわち、アルミナイズド耐
熱性・難燃性の繊維布は相対的に剛性を有しており、一
方、非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布は相対的
に柔軟である。このため、両者の境界部において、特
に、膝部などのように上側が柔軟な非アルミナイズド耐
熱性・難燃性の繊維布であって、下側が剛性の有るアル
ミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布である場合、境界部
付近の非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布の下端
部が溝状ないし樋状をなして水が滞留し易い。この状態
が長時間に及ぶと「アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊
維布に比して防水性の劣る非アルミナイズド耐熱性・難
燃性の繊維布を透って水が内部にしみ込む虞れが有る。
さらに、この境界部には縫目が有るから、いっそう浸水
する虞れが大きくなる。そこで本請求項3においては、
前記の境界部を上方に向かって凸なる曲線とすることに
より「水はけ」を良くし、浸水に関するトラブルが発生
しないよう、未然に防止した。
【0021】請求項4の発明に係る防火服によると、
胸,膝,肩,脛などのように、火炎からの放射熱の直射
を受ける部分がアルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布
で構成されているため、これを着用した消防士にとって
の「身体の危険部位」がほぼ完全に防護され、安全が保
障される。また、脇の下,股内などのように、身体に挟
まれて摩擦する部分が非アルミナイズド耐熱性・難燃性
の繊維で構成されているから、消火活動の自由を妨げる
ことが少ない。請求項5の発明に係る防火服によると、
防火服ズボンのうちで防火服上衣で覆われる区域が、軽
量で動作性の良い非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊
維布で構成されているので、この防火服を着用している
消防士の自由な活動を妨げることが少ない。また、この
区域は防火服上衣によって保護されているので、アルミ
ナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維布であって
も、消防士の身体の防護が不充分となる虞れは無い。請
求項6の発明に係る防火服によると、比較的柔軟な非ア
ルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布に接合された部分
が溝状ないし樋状に窪んでも、この溝状ないし樋状の窪
みが上方に向かって凸なる曲線に沿っているので、この
中に水が溜まって滞留することがなく、低い方へ流下し
て「水はけ」が良い。上述のように水が滞留しないの
で、非アルミナイズド耐熱性・難燃性の繊維布の防水性
が完全でなくても、水が内部にしみ込む虞れが無い。請
求項7の発明に係る防火服によると、サスペンダーを構
成しているベルト状部材の端部が、スボンに取り付ける
ための環状部材、および、長さ調節用の日の字形複合環
状部材に対して着脱自在であるから、発汗、汚染等によ
って使用に耐えないほど損耗したとき、迅速かつ容易に
交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防火服の1実施形態を示し、各構
成部分のうちで特に動作性を重視すべき部分に斑点を付
して表した防火服上衣の正面図である。
【図2】前掲の図1に正面図を示した実施形態に係る防
火服上衣の背面図であって、動作性重視区域に準ずる区
域に平行斜線を付するとともに、動作性重視区域に斑点
を付してある。
【図3】本発明に係る防火服ズボンの1実施形態を示
し、動作性重視区域に斑点を付した正面図である。
【図4】前掲の図3に正面図を付した実施形態における
防火服ズボンを模式的に描いた背面図である。
【図5】前掲の図3,図4に示したサスペンダーの吊ベ
ルトが防火服ズボンのサスペンダー連結用通し環に対し
て着脱自在に取り付けられているところを模式的に描い
た分解斜視図である。
【図6】従来例の防火服を示し、袖を左右に開くととも
に裾の一部を開いたところを描いた正面図である。
【図7】前掲の図6に正面図を示した従来例の防火服上
衣の袖を左右に開いた状態の背面図である。
【図8】前掲の図6,図7に示した防火服と組み合わせ
て用いられる防火服ズボンの従来例を示す正面図であ
る。
【図9】前掲の図6,図7に示した従来例の防火服上衣
と組み合わせて使用される従来例の防火服ズボンの背面
図である。
【符号の説明】
1…従来例の防火服上衣、1a…前身頃、1b…袖、1
c…襟、1d…内衣、2…ベルト通り環、3…防火服上
衣の裾に取り付けられた反射体、4…防火服上衣に設け
られたポケット、5…防火服上衣の袖口に取り付けられ
た反射体、6…防火服上衣の襟バンドを止めつけるため
の平面ファスナー、7…防火服上衣の襟を立てて保持す
るための襟バンド、8…防火服の肩部を保護し補強する
ためのキルティング肩パッド、10…火服の肘部外側を
保護し補強するためのキルティング肘パッド、12…防
火服ズボン用の従来例のサスペンダー、13…防火服ズ
ボンの裾口に取りつけられた反射体、14…防火服ズボ
ンに設けられたポケット、15…防火服ズボンのウエス
トバンド、16…防火服ズボンにサスペンダーを連結す
るための吊り環、17…防火服ズボンの膝部を保護し補
強するためのキルティング膝パッド、18…本発明の実
施形態における防火服ズボンのサスペンダー、18a1
…サスペンダーの吊ベルト(左)、18a2…同吊ベル
ト(右)、18b…連結ベルト、19…本発明の実施形
態における防火服ズボンにサスペンダーを連結するため
の通し環、20…吊ベルトの長さを調節するための複合
環、21a,21b…平面ファスナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 史彦 東京都豊島区東池袋3丁目7番4号 株式 会社倉本産業内 Fターム(参考) 2E185 AA02 AA10 CC52 CC74 3B011 AA01 AB01 AC14 AC17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火服を構成する方法において 防火服の外側面を、防護性重視区域と、動作性重視区域
    とに区分し、 上記の防護性重視区域を、アルミナイズドされた耐熱性
    ・難燃性の繊維布によって構成するとともに、上記の動
    作性重視区域をアルミナイズドされていない耐熱性・難
    燃性の繊維布にって構成し、 該防火服を着用したとき胸に相当する部分、膝に相当す
    る部分、脛に相当する部分、肩に相当する部分、および
    上腕の前面に相当する部分の少なくとも何れか一箇所を
    防護性重視区域に設定し、 同じく、脇の内側に相当する部分、肘の内側に相当する
    部分、および股の内側に相当する部分の少なくとも何れ
    か一箇所を動作性重視区域に設定することを特徴とす
    る、防護性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法。
  2. 【請求項2】 前記の防火服が防火服ズボンと防火服上
    衣とから成り、 該防火服を着用した状態で、防火服ズボンが防火服上衣
    によって覆われる区域の大部分を動作性重視区域に設定
    し、 かつ、防火服上衣の背中の下半部は、動作性重視区域に
    準ずる区域とし、この準動作性重視区域は使用目的条件
    に応じてアルミナイズドされた耐熱性・難燃性の繊維布
    とアルミナイズドされていない耐熱性・難燃性の繊維布
    とを使い分けることを特徴とする、請求項1に記載した
    防護性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法。
  3. 【請求項3】 アルミナイズドされた耐熱性・難燃性の
    繊維布から成る防護性重視区域と、アルミナイズドされ
    ていない耐熱性・難燃性の繊維布から成る動作性重視区
    域との境界線の少なくとも一部分を、当該防火服を着用
    した状態で、上方に向けて凸なる曲線ならしめることを
    特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記載した防護
    性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法。
  4. 【請求項4】 アルミナイズドされた耐熱性・難燃性の
    繊維布と、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性
    の繊維布とを組み合わせて縫製された防火服であって、 着用したとき着用者の胸部を覆う部分、膝を覆う部分、
    脛を覆う部分、肩を覆う部分、および上腕の前面を覆う
    部分の少なくとも何れか一部分が、アルミナイズドされ
    た耐熱性・難燃性の繊維布によって構成されるととも
    に、 着用したとき脇の内側に挟まれる部分、股の内側に挟ま
    れる部分、および肘を曲げたとき肘の内側に挟まれる部
    分の少なくとも何れか一部分が、アルミナイズドされて
    いない耐熱性・難燃性の繊維布によって構成されている
    ことを特徴とする、防護性と動作性とを兼ね備えた防火
    服。
  5. 【請求項5】 前記の防火服が防火服ズボンと防火服上
    衣とから成り、 該防火服を着用した状態で、防火服ズボンが防火服上衣
    によって覆われる区域の大部分が、アルミナイズドされ
    ていない耐熱性・難燃性の繊維布によって構成されてい
    ることを特徴とする、請求項4に記載した防護性と動作
    性とを兼ね備えた防火服。
  6. 【請求項6】 アルミナイズドされた耐熱性・難燃性の
    繊維布と、アルミナイズドされていない耐熱性・難燃性
    の繊維布とが互いに縫着されている境界線の少なくとも
    一部分が、 当該防火服を着用した状態で、上方に向かって凸なる曲
    線をなしていることを特徴とする、請求項4もしくは請
    求項5に記載した防護性と動作性とを兼ね備えた防火
    服。
  7. 【請求項7】 前記の防火服ズボンはサスペンダーを具
    備しており、 上記サスペンダーを形成しているベルト状部材の端部に
    は平面ファスナーが取り付けられていて、上記の平面フ
    ァスナーを「連結用もしくは調節用の環状部材に挿通し
    て折り返したとき、該平面ファスナーの作用によって着
    脱自在に上記環状部材に対してリンク結合されるように
    なっていることを特徴とする、請求項5に記載した防護
    性と動作性とを兼ね備えた防火服。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041122A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Shimano Inc ウェーダー
CN102960869A (zh) * 2012-12-07 2013-03-13 黑龙江省森林保护研究所 风力灭火机手灭火时穿的组合式防护服
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JP6247797B1 (ja) * 2016-02-23 2017-12-13 帝人株式会社 布テープおよび繊維製品
CN114340431A (zh) * 2019-09-11 2022-04-12 东丽株式会社 防护服

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