JP2524409Y2 - 耐熱防護服における防護フード - Google Patents

耐熱防護服における防護フード

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JP2524409Y2
JP2524409Y2 JP11352790U JP11352790U JP2524409Y2 JP 2524409 Y2 JP2524409 Y2 JP 2524409Y2 JP 11352790 U JP11352790 U JP 11352790U JP 11352790 U JP11352790 U JP 11352790U JP 2524409 Y2 JP2524409 Y2 JP 2524409Y2
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heat
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hood
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武文 河崎
文雄 菅原
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Kuramoto Sangyo Co
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Kuramoto Sangyo Co
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消防士等が着用する耐熱防護服における防
護フードに係り、特に、防護機能を妨げることなく着用
者の行動を束縛しないように改良した防護フードに関す
るものである。
〔従来の技術〕
第1図は耐熱防護服の従来例を示す。耐熱防護服は一
般に、上衣5とズボン6とよりなるつなぎ服A、防護フ
ードB、手袋C、およびブーツDによって全身を完全に
防護するように構成されている。
上記の防護フードBの正面図を第5図(A)に、同じ
く側面図を同図(B)に、それぞれ示す。
1は防護フード本体で、頭部に被るように構成されて
いる。そして、顔面に対向する部分に開口を設けて透視
面体2が取り付けられている。
上記防護フード本体1は耐熱性織物で縫製され、立体
的な形状を保つように枠部材(図において隠れている)
を備えている。
前記耐熱性織物の材料としては、ガラス,アスベスト
等の無機性繊維や、アラミド,カーボン等の有機性繊維
を織製して用いられ、その表面にアルミニウム等の熱反
射性の光輝性金属箔を成膜し、もしくは、アルミニウム
等の熱反射性光輝性金属を真空蒸着したポリエステルフ
ィルムを接着して輻射熱を反射するように加工されてい
る。
前記の透視面体2は一般に、ガラス板もしくは耐熱透
明プラスチック板に熱反射性被膜を成膜して構成され
る。
前記フード本体1の下方から熱風が吹き込んだり火の
粉が侵入したりなどしないように、該フード本体1の下
方に前垂れ部材3が接続されて胸部を覆うようになって
いる。この前垂れ部材3の構成材料は、前述したフード
本体の構成材料(熱反射処理された耐熱性織物)とほぼ
同様である。
前記前垂れ部材3を有する防護フードを迅速に着用
し、かつ、該前垂れ部材3を確実に身体に装着するた
め、C字形の薄い板バネよりなる弾性胴輪4が設けられ
ている。この弾性胴輪4は第4図に示したように、つな
ぎ服Aの腰部を締め付ける。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図,第5図に示した従来例の防護フードは、フー
ド本体1の下方に前垂れ部材3が接続されていて、この
前垂れ部材3の下端部が弾性胴輪4で身体に固定されて
いるので、防護フード装着者が上方を向こうとすると前
垂れ部材3が上下方向に引っ張られ、装着者の動作を束
縛する。
前記と異なる従来例として、第6図のように弾性胴輪
を設けない防護フードも実用されている。この従来例で
はフード本体1′の下方に、胸部を覆う前垂れ部3′と
背部を覆う後垂れ部5とを接続してあり、かつ、上記前
垂れ部3′と後垂れ部5とを掛け紐6で繋ぐようになっ
ている。
上記の掛け紐6は装着者の腋の下に掛け渡して装着さ
れる。このため装着者が上方を向こうとすると、その動
作が妨げられて束縛を感じる。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、装着者
の動作、特に上方を向く動作が束縛されず、しかも、装
着者が上方を向いたとき前垂れ部材の下端部と身体(つ
なぎ服Aの表面)との間に間隙を生じるおそれが無く、
かつ、従来例の防護フードよりも迅速に装着し得る防護
フードを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための構成として本考案は、頭部
を保護する防護フード本体に、胸部を覆う前垂れ部材を
接続した耐熱防護服用の防護フードにおいて、前記防護
フード本体と前垂れ部材とを、伸縮可能な蛇腹構造より
なる連結部材を介して接続したことを特徴とする。
上記構成よりなる本考案を実施する場合に、前記の蛇
腹構造よりなる伸縮可能な連結部材を収縮せしめるよう
に作用する弾性部材を設けておくと好都合である。
また、上記蛇腹構造の連結部材は耐熱性織物の表面に
熱反射層を設けた布状材料を縫成して構成することが適
当である。
〔作用〕
前記の構成によれば、防護フード装着者が上を向くと
蛇腹構造物が伸び、前垂れ部材を上方に引っ張ることな
く、しかも上向き動作を束縛しない。
前垂れ部材が上方に引っ張られないので、該前垂れ部
材が身体(つなぎ服)から離れない。
また、上を向いても前垂れ部材が身体から離れないの
で、前述の掛け紐6を設ける必要が無く、また弾性胴輪
4を省略(もしくは著しく軽量化)することができ、こ
の防護フードを迅速に装着し得るようになる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る防護フードの1実施例を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
フード本体1,透視面体2,および前垂れ部材3′は前記
従来例におけると同様ないし類似の構成部材である。
上記フード本体1と前垂れ部材3′との間に、蛇腹状
の連結部材7を介装接続する。
上記蛇腹状連結部材7は、表面に熱反射層を設けた耐
熱性織物の布地を縫製してある。そのII−II断面を模式
化して描くと第2図の如くである。
このように伸縮自在な蛇腹構造よりなる連結部材7に
よってフード本体1と前垂れ部材3′とを接続してある
ので、装着者が上方を向くと第3図のように蛇腹状連結
部材7が伸びて装着者の動作を束縛しない。
また、上記蛇腹状連結部材7が自在に伸びるので、前
垂れ部材3′が上方へ引っ張られることがなく、本例の
ように弾性胴輪を省略しても該前垂れ部材3′と身体
(つなぎ服)との間に隙間を生じない。このように弾性
胴輪が省略できると、この防護フードの着脱が迅速,容
易に行い得る。
図示を省略するが前記と異なる実施例として、第3図
のように伸ばされた蛇腹状連結部材7を第1図(B)の
ように収縮せしめる弾性部材(例えばゴム,バネ、等)
を設けておくと使い勝手が良い。
本例の防護フードは、その蛇腹状連結部材7の構成材
料が、熱反射層を備えた耐熱性織物であるから適度の柔
軟性を有し、比較的軽量で、取扱い易く、かつ充分な耐
熱性を有し、しかも縫製が容易である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る防護フードは、装着
者の動作、特に上方を向く動作が束縛されず、しかも、
装着者が上方を向いたとき前垂れ部材の下端部と身体
(つなぎ服Aの表面)との間に間隙を生じるおそれが無
く、かつ、従来例の防護フードよりも迅速に装着し得る
という優れた実用的効果を奏し、防火活動に貢献すると
ころ多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案に係る防護フードの1実施例を示
す正面図、第1図(B)は同じく側面図である。 第2図は、第1図(A)に示したII−II断面の模式図で
ある。 第3図は上記実施例の作用,効果の説明図である。 第4図は従来例の防護フードを着用した状態の外観図で
ある。 第5図は上記従来例の防護フードを示し、(A)は正面
図、(B)は側面図である。 第6図は上記と異なる従来例の側面図である。 1,1′……フード本体、2……透視面体、3,3′……前垂
れ部材、4……弾性胴輪、5……上衣、6……ズボン、
7……蛇腹状接続部材。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部を保護する防護フード本体に、胸部を
    覆う前垂れ部材を接続した耐熱防護服用の防護フードに
    おいて、前記防護フード本体と前垂れ部材とを、伸縮可
    能な蛇腹構造よりなる連結部材を介して接続したことを
    特徴とする、耐熱防護服における防護フード。
  2. 【請求項2】前記の蛇腹構造よりなる連結部材は、これ
    に収縮せしめる方向の力を与える弾性部材を備えている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の耐熱防護服におけ
    る防護フード。
  3. 【請求項3】前記の蛇腹構造よりなる連結部材は、耐熱
    性織物によって構成され、かつ、その表面に熱反射層が
    設けられていることを特徴とする、請求項2又は同3の
    何れかに記載の耐熱防護服における防護フード。
JP11352790U 1990-10-31 1990-10-31 耐熱防護服における防護フード Expired - Lifetime JP2524409Y2 (ja)

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JPH0470050U JPH0470050U (ja) 1992-06-22
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