JP2001519064A - コンポジット・イメージ中のマット・イメージを選択的にフェザリング処理する装置及び方法 - Google Patents
コンポジット・イメージ中のマット・イメージを選択的にフェザリング処理する装置及び方法Info
- Publication number
- JP2001519064A JP2001519064A JP54284598A JP54284598A JP2001519064A JP 2001519064 A JP2001519064 A JP 2001519064A JP 54284598 A JP54284598 A JP 54284598A JP 54284598 A JP54284598 A JP 54284598A JP 2001519064 A JP2001519064 A JP 2001519064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- matte
- box
- filter
- matte image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 76
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims abstract description 52
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 54
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 40
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 40
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 38
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 claims description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 2
- 125000001475 halogen functional group Chemical group 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 2
- 241000995051 Brenda Species 0.000 description 1
- 241000699670 Mus sp. Species 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000003292 diminished effect Effects 0.000 description 1
- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000008078 mathematical effect Effects 0.000 description 1
- 238000007620 mathematical function Methods 0.000 description 1
- 239000008267 milk Substances 0.000 description 1
- 210000004080 milk Anatomy 0.000 description 1
- 235000013336 milk Nutrition 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229910000498 pewter Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010957 pewter Substances 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/222—Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
- H04N5/262—Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
- H04N5/2622—Signal amplitude transition in the zone between image portions, e.g. soft edges
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/20—Image enhancement or restoration using local operators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
コンポジット・イメージ(38)の第1のイメージ(24)及び第2のイメージ(22)をフェザリング処理するための機構及び方法は、オリジナル・マット・イメージ(32)を決定することを含んでいる。オリジナル・マット・イメージの一部分が水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリングされて、中間マット・イメージを生成する。中間マット・イメージの少なくとも一部分が水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリングされて、処理済マット・イメージを生成する。エッジ・バイアス関数が処理済マット・イメージに適用される。エッジ・バイアスはさらに、マット・イメージのコントラスト及び輝度を変更することによって、エッジのピクセル値を修正することを含んでいる。第1及び第2のイメージを含んでいるコンポジット・イメージは、ボックス・フィルタリングされた処理済マット・イメージにエッジ・バイアス関数を適用した後に、生成される。
Description
【発明の詳細な説明】
コンボジット・イメージ中のマット・イメージを
選択的にフェザリング処理する装置及び方法
発明の技術分野
本発明は、イメージ編集システムに関し、より詳細には、コンポジット・イメ
ージ(複合イメージ)を生成するために2つのイメージを結合する等の、イメー
ジのフェザリング処理のための技術に関する。
発明の背景
モーション(動画)・ビデオ・プログラムのプロデューサは、最終のビデオ製品
を生成するために種々の特殊効果(special effect)を使用する。グラフィックス
・エディタは、グラフィックス・ワークステーションを用いて、モーション・ビ
デオ・セグメントに特殊効果を付加するタスクを実行する。
フェザリングは、ビデオ・イメージの1又は複数の部分をぼやけさせる特殊効
果である。フェザリングは、前景イメージ及び背景イメージから複合ビデオ・イ
メージを生成するときに、使用される。グラフィックス・エディタは、これら2
つのイメージが実際には1つのイメージとなるように、該イメージ間の境界をフ
ェザリング処理してイメージを融合させる。例えば、2人の人間が歩いている前
景イメージと砂漠のような荒原の背景イメージとのコンポジット・イメージは、
フェザリング処理が行われると、2人の人間が砂漠を歩いている状態を表す。
グラフィックス・エディタは、一般に、図1に示したように、コンポジット・
イメージを生成するために複数のイメージを操作する。通常、グラフィックス・
エディタは、第1のイメージ20から前景イメージ24を取り出し、第2のイメ
ージ28から背景イメージ26を取り出し、そして、マット(艶消し)・イメージ
32を用いてこれらイメージを結合することにより、コンポジット・イメージ3
8を生成する。マット・イメージは、コンポジット・イメージ38を生成するた
めに使用されるグレイ・スケール・イメージである。特に、マット・
イメージの明るいエリアは、第1のイメージ20のエリア24が前景イメージと
して使用され、かつ、エリア22が無視されるべきであることを、表している。
同様に、マット・イメージの暗いエリア36は、第2のイメージ28のエリア2
6が背景イメージとして使用されるべきであることを表している。
コンポジット・イメージ38を生成する前に、グラフィックス・エディタは、
マット・イメージを修正し、グラフィックス・ワータステーションにおいて、前
景イメージ24及び背景イメージ26の間にフェザリング効果を生成するように
する。特に、マット・イメージの明るいエリアと暗いエリアとの間の境界にフィ
ルタリングが施される。マット・イメージが0〜255階調範囲のグレイ・スケ
ールを使用している場合、背景の暗いエリアは0であり、前景の明るいエリアは
255となり、そして、これらエリアの間の境界エリアは、マット・イメージに
施されたフィルタリングのタイプに応じて、0〜255の間の値をとる。コンポ
ジット・イメージ38における現実性は、フィルタリングのタイプに依存するこ
とが多々ある。フィルタリングが十分でないと、前景イメージと背景イメージと
の間の境界36を視聴者が感知してしまい、2つのイメージの対象物それぞれの
間の相互作用の効果が減少するか、又は失われてしまう。
汎用のフィルタはボックス・フィルタであり、該フィルタは、有限インパルス
・レスポンス・フィルタ(FIR)として、通常具現化されている。グラフィッ
クス・エディタがボックス・フィルタによりマット・イメージをフィルタリング
すると、該エディタは、マット・イメージ中の境界エリアを識別し、該境界エリ
アの各ピクセルにボックス・フィルタリングを行う。図2は、3×1ボックス・
フィルタリング関数を表している。このボックス・フィルタリング関数では、現
在処理されているピクセル値Paを、ピクセル値Pa-1、Pa、Pa+1の平均値とし
ている。各ピクセル値は、ボックス・フィルタリング関数の平坦なグラフから明
らかなように、同一の重み付けがなされている。フィルタリングは2次元的に行
うことができる。図3は、3×3ボックス・フィルタリング関数を表している。
なお、中央のピクセルの値が、該中央のピクセル及びそれを取り囲む8つのピク
セルの平均値として設定され、かつ、これらのピクセルは同一の重み付けがなさ
れている。
他のタイプのフィルタは、ガウス・フィルタであり、FIRフィルタとして通
常構成されている。ガウス・フィルタは、図4に示すようなガウス関数によって
規定される。ガウス・フィルタは、処理されるピクセルすなわち中央ピクセルへ
の近接度に応じて、各ピクセルが重み付けされる。図4は、3×1ガウス・フィ
ルタの場合であり、ピクセルPaが、隣接するピクセルPa-1及びPa+1に比べて大
きい重み付けがなされている。ガウス・フィルタは2方向FIRフィルタとして
構成されており、その一方は水平方向であり、他方は垂直方向である。
このようなフィルタリング技術を用いてコンポジット・イメージを生成するこ
とには、ある種の問題がある。特に、フェザリング処理されたコンポジット・イ
メージを生成するために汎用のボックス・フィルタリングされたマット・イメー
ジを用いると、コンポジット・イメージの前景及び背景イメージにおけるそれぞ
れの対象物の間での相互作用が、必ずしも実際的な表現で提供されない、等の不
所望の結果が生じてしまうことがある。また、ボックス・フィルタリングは、フ
ィルタ幅が偶数ピクセルに規定されていると、バイアス状態を生じてしまう。例
えば、4×1ボックス・フィルタは、現在ピクセル、現在ピクセルの左側のピク
セル、現在ピクセルの右側の2つのピクセルを処理する。このような処理では、
イメージ・データを不平衡に用いているので、1/2ピクセル分のシフトが生じ
てしまい、聴視者に感知されてしまう。特に、一連の複数のイメージを再生する
場合、偶数幅のボックス・フィルタを用いるボックス・フィルタリングにより、
ビデオ・イメージに部分的にジッタが現れてしまう。
マット・イメージをガウス・フィルタリングして得られたコンポジット・イメ
ージでは、一般に、良好な結果が得られている。すなわち、該コンポジット・イ
メージは、前景イメージ中の対象物が背景イメージ中に配置された実際的な表示
が得られる。しかしながら、ガウス・フィルタリングにより、各ピクセル値に重
み付け係数を乗算することから、処理時間が長くなってしまう。例えば、カリフ
ォルニア州のキューパーティのアップル・コンピュータから入手可能な32×3
2ガウス・フィルタは、720×486ピクセルの大きさの一般的なマット・イ
メージを完全にフィルタリングするために、約1.5分かかる。した
がって、ガウス・フィルタリングは、100のイメージ、又は映画及びテレビジ
ョン業界で所望されている1000のイメージからなるイメージ・シーケンスを
フェザリング処理するためには、実用的ではない。さらに、ガウス・フィルタの
幅が増大すると、処理時間が増大する。特に、ガウス・フィルタの幅におけるピ
クセル増大は、処理すべき各ピクセル毎に、一つの経路(pass)につき1つの乗算
演算を追加し、また一方向に付き1つの加算演算を追加することになる。
上記したようにフィルタリングされたマット・イメージを用いることにより、
前景イメージと背景イメージとで同一量のフェザリング処理されたコンポジット
・イメージが得られる。しかしながら、場合によっては、該イメージに不所望の
生成物が生じてしまうことがある。例えば、黄色のボールを灰色の空からなる背
景に組み合わせる画像の場合、黄色のボールへの灰色の空のフェザリング処理は
、ボールの周りにハロ(逆光)・イメージ(図1のイメージ38に示したハロ効果
を参照)を生じる等の、不所望の結果が得られてしまう。
このような不所望の結果が得られないようにするための1つの方法として、イ
メージの処理エリアを描くアウトラインを変更するか、又は、付加的な数値演算
となるイメージの再処理を行うことである。また、アウトラインにより注意深く
処理エリアを規定しない場合は、正確なイメージとはならない。例えば、このよ
うなイメージは、重なり合う部分、又は切り取られたコーナ部分を含んでしまう
ことになる。
発明の概要
他のフィルタの問題点は、水平方向及び垂直方向のテール・キャンセルにより
、マット・イメージをボックス・フィルタリングすることによって、解消するこ
とができる。フィルタリング済のイメージは、イメージの内部及び外部のフェザ
リング処理量を制御するために調整される。この調整は、イメージを結合するた
めのマット・イメージを生成するために、フィルタリング済のイメージにエッジ
・バイアス関数を適応することによって行われる。
したがって、1つの観点では、コンポジット・イメージ中の第1のイメージ及
び第2のイメージをフェザリング処理するためのコンピュータ実行方法は、
オリジナル・マット・イメージを使用する。マット・イメージは、任意の方法で
規定されるものであるが、通常、第1及び第2のイメージに応じて規定される。
オリジナル・マット・イメージの一部分が水平方向及び垂直方向にボックス・フ
ィルタリングされ、中間マット・イメージを生成する。中間マット・イメージの
少なくとも一部分が水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリングされ、処
理済マット・イメージを生成する。エッジ・バイアス関数が、該処理済マット・
イメージに適用される。そして、エッジ・バイアス関数によって修正されたマッ
ト・イメージであるボックス・フィルタリング済マット・イメージを用いて、第
1及び第2のイメージを含んでいるコンポジット・イメージが生成される。
他の観点では、装置は、マット・イメージを用いて、コンポジット・イメージ
の第1及び第2のイメージをフェザリング処理する。該マット・イメージは、第
1のイメージ、第2のイメージ、又は、これら両方のイメージに応じて決定され
、若しくは、他のイメージに応じて決定される。オリジナル・マット・イメージ
の少なくとも一部分が水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリングされ、
中間マット・イメージを生成する。該中間マット・イメージの少なくとも一部分
がボックス・フィルタリングされて、処理済マット・イメージを生成する。該処
理済マット・イメージにエッジ・バイアス関数が適用される。そして、ボックス
・フィルタリングされた処理済マット・イメージであって、エッジ・バイアス関
数が適用されたマット・イメージに基づいて、第1及び第2のイメージを含んで
いるコンポジット・イメージが生成される。
他の観点においては、オリジナル・マット・イメージ及び中間マット・イメー
ジは、2次元(すなわちn×1及び1×m)のボックス・フィルタを用いて、フ
ィルタリングされる。
別の観点では、エッジ・バイアスの所望レベルは、エッジ・バイアス値の範囲
から選択され、エッジ・バイアス関数は、該エッジ・バイアスの所望レベルに基
づいて生成される。他の観点においては、エッジ・バイアスの所望の方向を規定
するときに、フェザリング・イン又はフェザリング・アウトすべき値に比例する
エッジ・バイアスの所望レベルを特定すること、又は、同一フェザリ
ングを特定することを含んでいる。他の観点では、エッジ・バイアス・テーブル
中の値が、エッジ・バイアスの所望のレベルを表すスケーリング・ファクタであ
る。
他の観点においては、マット・イメージを選択的にフェザリング処理するプロ
セスによって、コンポジット・イメージが生成される。該マット・イメージは、
マット・イメージをフィルタリングすることによって生成され、フェザリング処
理済マット・イメージを生成する。エッジ・バイアス関数がフェザリング処理さ
れたマット・イメージに適用され、得られたフェザリング処理済マット・イメー
ジは、コンポジット・イメージを生成するために使用される。
他の観点においては、方法が、コンポジット・イメージをフェザリング処理す
る際に用いるマット・イメージを生成するステップを含んでいる。フィルタリン
グされたマット・イメージが受け取られ、該マット・イメージにエッジ・バイア
ス関数が適用される。
他の観点においては、エッジ・バイアスは、マット・イメージのエッジのコン
トラスト特性及び輝度特性を調整することによって、実行される。
図面の簡単な説明
図1は、フェザリング処理されたコンポジット・イメージを生成するためのプ
ロセスを示すブロック図である。
図2は、3×1ボックス・フィルタ関数を表すグラフである。
図3は、3×3ボックス・フィルタ関数を表すグラフである。
図4は、3×1ガウス・フィルタ関数を表すグラフである。
図5は、コンポジット・イメージを生成するための複合システムの一実施例の
ブロック図である。
図6は、一実施例に係る方法を説明するためのフローチャートである。
図7aは、一実施例に係る水平フィルタ関数のグラフである。
図7bは、一実施例に係る垂直フィルタ関数のグラフである。
図8aは、エッジ・バイアスにおけるフェザリング処理の結果を示すグラフで
ある。
図8bは、同一エッジ・バイアスの結果を示すグラフである。
図8cは、エッジ・バイアスをフェザリング・アウト処理した結果を示すグラ
フである。
詳細な説明
添付した図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、本発明をより完全に理解
できるであろう。
一実施例は、コンポジット・イメージ中の2つのイメージを選択的にフェザリ
ング処理するシステムに関しており、該システムを図5を参照して説明する。図
5のモジュールの動作を、図6を参照して説明する。図5のシステムは、以下の
ように構成されている。該システムは、モジュールとして、グラフィカル・ユー
ザ・インターフェース52を備え、該インターフェースは、ユーザ入力を受け取
り、かつ、ディスプレイ・データ54を出力して、ユーザがイメージ結合のため
に所望の特性を入力できるようにしている。ユーザは、グラフィカル・ユーザ・
インターフェース・モジュール52へのユーザ入力50を介して、フェザリング
情報56を規定することができる。フェザリング情報56は、マット・イメージ
64に適用されるフィルタリングのサイズ及びタイプを規定する情報を含んでお
り、グラフィカル・ユーザ・インターフェース以外の他の複数のソース、すなわ
ち、データ・ファイルを含むソースから生成される。
他のモジュールとしてフィルタ58が備えられ、該フィルタは、フェザリング
情報56を受け取って、マット・イメージ64に対応するフィルタを適用してフ
ェザリング処理済のマット・イメージ70を出力する。エッジ・バイアス・モジ
ュール68は、ユーザ入力50によって規定されるエッジ・バイアス・データ6
6を、グラフィカル・ユーザ・インターフェース・モジュール52を介して受け
取る。エッジ・バイアス・モジュール68は、さらに、フィルタ・モジュール5
8から出力されるフェザリング処理済のマット・イメージ70を受け取る。エッ
ジ・バイアス・モジュール68は、エッジ・バイアス・データ66に基づいて、
エッジ・バイアス関数をフェザリング処理済のマット・イメージ70に適用して
、選択的にフェザリング処理されたマット・イメージ72を出力する。ブレンダ
(混合)・モジュール74は、イメージ60及びイメージ62に応じて選択的にフ
ェザリング処理されたマット・イメージ72を受け取っ
て、コンポジット・イメージを生成する。
図5に示したシステムを構成するためのコンピュータ・システムの一例は、ユ
ーザに情報を表示する出力デバイスと、ユーザから入力を受け取る入力デバイス
との両方に接続された主ユニットを備えている。該主ユニットは、一般に、相互
接続機構を介してメモリ・システムに接続されたプロセッサを含んでいる。入力
デバイス及び出力デバイスも、相互接続機構を介してプロセッサ及びメモリ・シ
ステムに接続されている。
1又は複数の出力デバイスがコンピュータ・システムに接続可能であることは
、言うまでもない。出力デバイスとして、例えば、陰極線管(CRT)ディスプ
レイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プリンタ、モデム等の通信デバイス、及びオ
ーディオ出力装置が含まれる。1又は複数の入力デバイスがコンピュータ・シス
テムに接続可能であることも勿論である。入力デバイスとして、例えば、キーボ
ード、キーパッド、トラック・ボール、マウス、ペン及びタブレット、通信デバ
イス、及びセンサ等のデータ入力デバイスが含まれる。図5のシステムは、コン
ピュータ・システムとともに用いられる入力及び出力デバイスに限定されるもの
ではなく、また、本明細書に記載したデバイスに限定されるものではない。
本発明に関するコンピュータ・システムは、コンピュータC言語等の高レベル
のコンピュータ言語を用いてプログラム可能な汎用目的のコンピュータ・システ
ムである。本発明に関するコンピュータ・システムは、図5に示した1又は複数
のモジュールの機能を実行するために、特定の目的に合致してプログラムされた
ハードウエアとすることもできる。汎用目的のコンピュータ・システムにおいて
は、プロセッサは、通常、商業的に入手可能なプロセッサであり、インテル社か
ら入手可能なx86シリーズのプロセッサ、AMD&Cyrixから入手可能な
同様なデバイス、モトローラ社から入手可能な680x0シリーズのマイクロプ
ロセッサ、IBM社から入手可能なパワーPCマイクロプロセッサ、及び、デジ
タル・イクイップメント社から入手可能なαシリーズ等を例として挙げることが
できる。他の多数のプロセッサも利用可能である。このようなマイクロプロセッ
サは、オペレーティング・システムをコールしてプロ
グラムを実行するが、オペレーティング・システムとして、ウインドウズNT、
UNIX、DOS、VMS、及びOS8等の、他のコンピュータ・プログラムの
実行を制御し、スケジュール管理、デバッグ、入出力制御、会計、コンパイル、
メモリ割り当て、データ管理及びメモリ管理、並びに通信制御及び関連サービス
等を提供するオペレーティング・システムを用いることができる。プロセッサ及
びオペレーティング・システムは、高レベルのプログラミング言語でアプリケー
ション・プログラムが書かれたコンピュータ・プラットフォームを規定する。
メモリ・システムは、通常、コンピュータにより書込及びコンピュータから読
出が可能な不揮発性記憶媒体を備えており、該記憶媒体は、磁気ディスク、フラ
ッシュ・メモリ、及びテープ等である。磁気ディスクはフロッピィ・ディスクと
して知られている着脱自在のもの、又は、ハード・ディスクとして知られている
固定的なものを採用することができる。ディスクは、多数のトラックを有してお
り、通常バイナリ形態すなわち1又は複数のゾーンのシーケンスとしてインター
プリートされた形態で、信号を記憶する。このような信号は、マイクロプロセッ
サによって実行すべきアプリケーション・プログラムを規定し、又は、該アプリ
ケーション・プログラムによって処理すべきディスク上に記憶された情報を規定
する。一般に、動作において、プロセッサは、データを不揮発性記憶媒体から読
み出して集積回路メモリ要素に記憶する。該集積回路メモリ要素は、DRAM又
はSRAM等の揮発性ランダム・アクセス・メモリである。集積回路メモリ要素
は、ディスクへのアクセスに比べて、プロセッサが情報により速くアクセス可能
である。プロセッサは、集積回路メモリ要素内のデータを操作して、処理が完了
したときに、ディスクにデータをコピーする。ディスクと集積回路メモリ要素と
の間のデータ転送を制御するための種々の機構が知られており、本発明はそれら
に限定されるものではない。図5のシステムは、特定のメモリ・システムに限定
されるものではないことは、明らかであろう。
図5のシステムは、特定のコンピュータ・プラットフォーム、特定のプロセッ
サ、又は特定の高レベル・プログラミング言語に限定されるものではない。
さらに、本発明に係るコンピュータ・システムは、マルチプロセッサ・コンピュ
ータ・システムであってもよく、また、コンピュータ・ネットワータを介して接
続された複数のコンピュータで構成されてもよい。
ビデオ・データの2つのストリームの融合は、汎用目的の回路上で実行される
コンピュータ・プログラムによって実行されるか、又は、米国特許第56443
64号(Kurtze)に開示されたようなコンピュータ・システムに付随する特定目的
のハードウエアによって実行される。
イメージを選択的にフェザリング処理するプロセスが、図6に示されている。
ステップ81において、マット・イメージが、前景イメージのエリア及び背景イ
メージのエリアを指示するよう異なるグレイ・スケール値を有するように、例え
ばグラフィックス・エディタ又は他の編集ツールを用いて形成される。通常、各
イメージは、各ピクセルが値を有するビット・マップ画像として形成される。各
ピクセルの値は、0又は1のスケール値を表し、0は完全透明カラーに対応し、
1は完全不透明カラーに対応する。8ビット・システムでは、グレイ・スケール
は0〜255階調範囲であり、マット・イメージは、背景イメージのエリア(マ
ット・イメージ32における暗い領域で示される)を表すために0を用い、前景
イメージのエリア(明るい領域30で示される)を表すためのに255を用いる
。ステップ82において、処理エリアが囲まれたボックスによって規定され、前
景イメージと背景イメージとの間の境界によって画定されるエリアを含んでいる
。該境界は、明るいエリアと暗いエリアとの間であり、グレイ・スケール値が0
から255の間で変化する。境界エリアの周りの囲まれた矩形ボックスは、各方
向に付き、n個のピクセルの範囲であり、これにより処理領域を形成する。
ステップ84において、マット・イメージの処理エリアがフィルタリングされ
る。実施例においては、マット・イメージは、以下に説明するように、最初に水
平方向にテール・キャンセルによりフィルタリングされ、次に垂直方向にテール
・キャンセルによりフィルタリングされる。他の方式のフィルタリングも可能で
ある。特に、処理エリアの各ピクセル行が、テール・キャンセル機能のn×1の
水平ボックス・フィルタを用いてフィルタリングされる。値nは、
一次元ボックス・フィルタのサイズである。処理エリアのピクセル行が水平方向
にフィルタリングされた後、処理エリアの各ピクセル列が、テール・キャンセル
機能の1×m垂直ボックス・フィルタを用いてフィルタリングされる。
n×1ボックス・フィルタを用いて水平方向にフィルタリングする場合、各行
すなわち水平ラインは、1度に1ライン処理される。特に、水平ラインの最初の
ピクセルBa,bは、以下の式によって得られる中間合計Ra,bを計算し、それを用
いて計算される。なお、Aa,bは、ソース・イメージの入力ピクセル値である。
マット・イメージのエッジを超えたピクセル位置に関しては、マット・イメー
ジのエッジ・ピクセルの値をボックス・フィルタが使用する。中間合計Ra,bは
、メモリに記憶されるか、又はプロセッサのレジスタにローカル記憶される。水
平方向のフィルタリングによって得られた最初の出力ピクセルBa,bは、次式を
用いて平均ピクセル値に等しく設定される。
そして、次のピクセルBa+1,bの値が決定される。n×1ボックス・フィルタ
は、新しい中間合計Ra+1,bを決定する。式(1)を用いて中間合計値Ra+1,bを
計算する代わりに、以前に記憶された中間合計値Ra,bを用いて、該新中間合計
値Ra+1,bを決定する。特に、新中間合計値Ra+1,bは、以下の式により決定され
る。
式(3)において、n×1ボックス・フィルタによってカバーされないピクセ
ルの値は、減算され、かつ、n×1ボックス・フィルタによってカバーされる
新ピクセルの値に加算される。この種のフィルタリングは、「テール・キャンセ
ル」と呼ばれており、この言い方は、ボックス・フィルタによってカバーされな
いピクセルの値がフィルタからドロップするからである。この新中間合計Ra+1, b
は、メモリに記憶され、nでBa+1,bを除算することによってピクセルBa+1,b
の値を決定するために用いられる。テール・キャンセル処理は、その水平ライン
の最後に到達するまで、新中間値(例えば,Ra+2,b)及び新ピクセル値(例え
ば、Ba+2,b)を決定する場合に、繰り返し実行される。そして、このプロセス
は、次の水平ラインについて実行されるが、これは、式(1)と同様な計算によ
り、最初の中間値Ra,b+1を決定することによって開始される。しかしながら、
2番目以降の中間値の決定は、式(3)と同様な計算を用いて行われる。水平方
向のフィルタリングは、処理エリアのピクセルが全てフィルタリングされた時点
で終了する。
次に、処理エリアは、1×m垂直ボックス・フィルタの用いてテール・キャン
セルにより垂直方向にフィルタリングされる。この処理は、上記した水平方向の
フィルタリングと同様な手法で行われる。特に、処理エリアの列は、一度に1列
処理される。最初のピクセルCa,bは、以下の式に基づいて、中間合計Sa,bを計
算し、これを用いて決定される。
そして、イメージ可能式を用いてピクセルCa,bの値が決定される。
ピクセルCa,bを決定した後、垂直フィルタは、垂直方向の新ピクセルCa,b+1
を処理する。特に、以下の式を用いて、新中間合計Sa,b+1が決定される。
減算されるピクセルは、次のピクセルCa,b+1を処理するために垂直ボックス
・フィルタを移動した後、該フィルタによってカバーされないピクセルに対応す
る。さらに、加算されるピクセルは、垂直ボックス・フィルタが次のピクセルCa,b+1
を処理するよう移動した後、該フィルタによって新たにカバーされるピク
セルに対応する。ピクセルCa,b+1の値は、次の式によって決定される。
n×1水平ボックス・フィルタ及び1×m垂直ボックス・フィルタにより処理
エリアをボックス・フィルタリングすることにより得られた結果は、nxmボッ
クス・フィルタにより処理エリアをボックス・フィルタリングすることにより得
られた結果と同等である。明るいエリアと暗いエリアとの間の境界エリアであっ
て、境界のピクセル値が線形に増大する境界エリアに、上記した処理の結果、ラ
ンプ効果が得られる。
ステップ86において、n×1及び1×mのボックス・フィルタを用いて、テ
ール・キャンセルにより、水平及び垂直方向に処理エリアをボックス・フィルタ
リングし、ピクセルPa,bを生成する。これにより、暗いエリアと明るいエリア
との間の境界エリアのピクセルは、放物線状に増大する。フィルタにより2回の
処理を行うことにより、暗いエリアと明るいエリアとの境界上により自然な融合
を生じることができる。処理エリアを、ボックス・フィルタの2倍の幅の三角フ
ィルタにより処理することにより、同様の数学的効果が得られる。このような三
角フィルタは通常、より多くの重み付け係数演算を行うことから、より多くの処
理時間を必要とする。
上記したフィルタリングにより、コンポジット・イメージの2つのイメージの
フェザリングを生成するために使用されるフィルタリング済マット・イメージを
生成する。フェザリングは、マット・イメージ中の高周波成分を除去し、エッジ
を不鮮明化(ブロー)することによってイメージを平滑化する。しかし
ながら、フェザリング処理の方向を指定することによって、イメージを選択的に
フェザリング処理することも可能である。フェザリング処理の方向とは、イメー
ジ中の対象物の内側又は外側に生じるフェザリングの量を意味する。フェザリン
グの量は、イメージの対象物の外側のフェザリングの場合と平衡する、イメージ
の対象物の内側へのフェザリング量を含んでおり、即ち、背景イメージと前景イ
メージとの間の境界すなわちエッジである境界上に、つり合ったフェザリングの
量を含んでいる。したがって、ステップ81〜86で実行される上記プロセスは
、フェザリングの方向を規定するためのステップを含むエッジ・バイアス・ステ
ップを含むように、拡張することができる。エッジ・バイアスは、エッジのフェ
ザリング即ちブロー処理の後に、エッジのピクセル値を修正するステップを含み
、該修正は、マット・イメージのコントラスト及び輝度を変更することにより、
実行される。マット・イメージは、マット・イメージ中のピクセルの値を変化す
ることによって調整されるが、これについては、以下に詳細に説明する。
ステップ87において、選択的なフェザリング処理は、数学的関数によって表
される。この関数は、直接的な計算又はルックアップ・テーブルを作成して使用
すること等の、種々の方法で実現される。この関数は、以下に説明するユーザ入
力に基づいて生成され、マット・イメージのフェザリングが終了した後に、フェ
ザリング処理済マット・イメージ上で行われるポスト処理ステップで使用される
。実施例においては、ルックアップ・テーブルは、エッジ・バイアス関数に適用
されるエッジ・バイアスの所定値に基づいて、256階調の値を含んでいる。該
テーブル中の多数の値は、コンポジット・イメージを生成するために使用される
システムのダイナミック・レンジに関連している。上述したように、8ビット・
システムは0〜255階調のピクセル値を使用し、10ビット・システムは0〜
1023階調のピクセル値を使用する。エッジ・バイアスは、フェザリング・イ
ン又はフェザリング・アウトの所定のレベルに対応するか、又は、前景イメージ
及び背景イメージのエッジに沿ったフェザリング・インの量とフェザリング・ア
ウトの量との比に対応する。
実施例においては、ユーザは、グラフィカル・ユーザ・インターフェースに
含まれるスライダを移動させることによって、エッジ・バイアスの量を選択する
ことができる。選択可能なエッジ・バイアスの範囲は、例えば、−100〜10
0である。ユーザの選択量が例えば−100のエッジ・バイアス値に近くて小さ
い場合、フェザリング・インの量は増大し、したがって、関連するフェザリング
・アウトの量は減少する。これにより、得られるコンポジット・イメージに見ら
れる前景イメージは、背景イメージよりも少ない状態で、前景にフェザリング処
理される。
ユーザが100に近いエッジ・バイアス値を選択すると、フェザリング・オウ
トの量が増大し、よって、そのときのフェザリング・インの量が減少する。これ
により、得られるコンポジット・イメージに見られる背景イメージは、前景イメ
ージよりも少ないように、背景にフェザリング処理される。選択可能な範囲の中
心、例えば0にエッジ・バイアス値を設定すると、フェザリング・インとフェザ
リング・アウトの量が同一になる。選択可能なエッジ・バイアス値の範囲は、任
意のナンバリング方法で決定することができ、これにより、ユーザが、コンボジ
ット・イメージに適用されるより大きなフェザリング・アウトで得られる範囲の
一端を識別でき、かつ、より大きなフェザリング・インで得られる範囲の一端(e
nd)を識別することが可能となる。
実施例においては、ユーザ選択のエッジ・バイアス値とピクセル値に適用され
るスケーリング値とは、線形関係にある。この関係は次式で表される。
値Eは、ユーザによって選択されたエッジ・バイアスの量である。エッジ・バ
イアスは、ユーザが入力した値Eに基づいて、上記したフィルタリング・ステッ
プにより決定されたピクセルPa,bに適用される。P'a,bは、得られたコンボジ
ット・イメージのピクセルの値であって、選択されたエッジ・バイアスによりス
ケーリングされたものである。実施例においては、この関係は以下のように表さ
れる。
エッジ・バイアス値E=0のとき
エッジ・バイアス値E<0のとき
エッジ・バイアス値E>0のとき
ただし、P'a,b>255のとき、P'a,b=255とし、P'a,b<0のとき、P'a ,b
=0とする。
上記したように、ステップ81〜86においてマット・イメージ中のピクセル
のフィルタリング処理後の値が決定された後、ステップ88において、対応する
エッジ・バイアス関数を用いて、フィルタリング済ピクセルの値(Pa,b)に所
定のエッジ・バイアスを適用する。
ルックアップ・テーブルを使用する実施例においては、マット・イメージの処
理エリアの各ピクセルの値により、ステップ88において、以下の式に従ってル
ックアップ・テーブルを参照する。
このように、ピクセルP'a,bは、フィルタリング後に所定のエッジ・バイアス
に応じてスケーリングされたコンポジット・イメージのピクセルの値である。ピ
クセルPa,bは、上述のフィルタリング・ステップによって決定され、ルックア
ップ・テーブルに提供されて、特定のエッジ・バイアスの作用を表す値P'a,bを
生成する。この実施例においては、ユーザが設定したエッジ・バイアス値とルッ
クアップ・テーブル用のスケーリング値との間には線形関係がある。
他の線形及び非線形の関係により規定してもよい。
例えば、図8aに示すように、得られたP'a,bが、フィルタリング済ピクセル
値Pa,b及び256の値のルックアップ・テーブルを考慮して示されており、ユ
ーザ選択のエッジ・バイアス値−100の場合を表している。この場合、上述し
たように、フェザリング・アウトの場合と比べて、フェザリング・インの特性が
大きいイメージが得られる。図8aに示すように、ルックアップ・テーブルへの
入力のPa,b=0のとき、これはフェザリング・イン用のエッジ・バイアスであ
るが、P'a,b=0が得られる。Pa,b=128のときP'a,b=0であり、Pa,b=
255のときP'a,b=255である。
図8bは、ユーザ選択のエッジ・バイアス値が0の例を示しており、この例に
おいては、ユーザが、フェザリング・イン及びフェザリング・アウトを等しい量
とすることを表している。図8bに示すように、ルックアップ・テーブルへの入
力Pa,b=0のとき、エッジ・バイアスが0では、P'a,b=0の出力値が得られ
る。入力値Pa,b=128のとき、P'a,b=128となり、Pa,b=255のとき
、P'a,b=255の出力値が得られる。
図8cは、ユーザがエッジ・バイアス値100を選択した例の結果を表してお
り、該例では、フェザリング・アウト特性がフェザリング・イン特性と比べて大
きい場合のイメージを、ユーザが望んだ場合を示している。この選択により、ル
ックアップ・テーブルの入力値がPa,b=0のとき、出力値P'a,b=0である。
乳緑地がPa,b=128のとき、出力値はP'a,b=255であり、入力値Pa,b=
255のとき、出力値はP'a,b=255である。
図6を再度参照すると、ステップ90において、グラフィックス・エディタが
、カラー変更効果又は不透明(opacity)効果等の追加の特殊効果を組み込むよ
うに、望むことがある。このような効果を組み込むために、グラフィックス・エ
ディタは、多重化作用又は最小化作用を用いて、ボックス・フィルタリングされ
たマット・イメージエリアを他のマット・イメージと結合する。ステップ92に
おいて、汎用の方法による選択的にフェザリング処理済のマット・イメージを用
いて、フェザリング処理されたコンポジット・イメージが生成される。
図7a及び図7bを参照して、一例を説明する。図7aは、5×1水平ボッ
タス・フィルタがどのようにピクセルBa,bを計算するかを示している。この5
×1ボックス・フィルタは、ピクセルBa,bの値を平均値Aa,bに設定し、該ピク
セルの左隣の2つのピクセルをAa-2,b及びAa-1,bに、そして右隣の2つのピク
セルをAa+1,b及びAa+2,bと設定する。各ピクセル値は同一の重み付けされる。
そして、5×1ボックス・フィルタは、隣接するピクセルを処理するために、水
平方向に進む。隣接するピクセルを処理するとき、テール・キャンセル動作を用
いて計算された中間値を用いて、該ピクセルの値が決定される。特に、上記した
ように、ボックス・フィルタによってカバーされていないピクセルのピクセル値
は、中間値から減算され、新たにカバーされたピクセルの値が中間値に換算され
る。図7bは、同様にしてピクセルCa,bを計算するための垂直ボックス・フィ
ルタを示している。
テール・キャンセルによる5×1水平ボックス・フィルタ及び1×5垂直ボッ
クス・フィルタを用いて処理エリアをフィルタリングすることは、5×5ボック
ス・フィルタにより処理エリアをフィルタリングすることと同等である。しかし
ながら、テール・キャンセル・プロセスにより処理時間が減少し、ピクセル値決
定の殆どは、1つの減算プロセスと1つの加算プロセスと各経路(パス)ごとの
分離動作とを含むだけである。
図6に示したプロセスを用いて生成されたコンポジット・イメージは、通常、
ボックス・フィルタによって1回だけ処理されたイメージの品質と比べて、高い
品質となる。特に、図6のプロセスによって選られた結果は、ガウス・フィルタ
を用いて生成されたコンポジット・イメージと識別することが困難である。さら
に、図6に示したプロセスを用いて処理エリアをボックス・フィルタで処理する
時間は、汎用のボックス・フィルタ又はガウス・フィルタを用いた場合よりも、
十分に短い。
上述の実施例の変更及び改良が可能であり、該変更及び改良も本発明の範囲に
含まれるものである。例えば、水平フィルタリングと垂直フィルタリングとの順
番は入れ替え可能である。実施例においては、処理エリアに対して、テール・キ
ャンセル機能の水平フィルタリングが実行される前に、テール・キャンセル機能
の垂直フィルタリングが実行される。最初に垂直方向にボックス・フ
ィルタリングし、次いで水平方向にボックス・フィルタリングすることによって
得られた最終結果は、最初に水平方向に次いで垂直方向に処理エリアをフィルタ
リングする場合の結果と、同一である。
さらに、ボックス・フィルタは、ある特定の方向にイメージをバイアスしない
偶数フィルタ幅を有してもよい。特に、処理エリアをフィルタリングするとき、
ボックス・フィルタによる最初の経路(パス)は、1つの方向、例えば左方向に各
ピクセルをバイアスする必要がある。バックス・フィルタによる第2の経路は、
反対方向、例えば右方向に各ピクセルをバイアスする必要がある。最終的に得ら
れる結果は、全体的にバイアスが存在しないことになる。
また、水平ボックス・フィルタ及び垂直ボックス・フィルタのフィルタ幅は、
パフォーマンス特性を低下させることなく、拡張させることが可能である。特に
、最初のピクセル値計算だけは影響を受け(affected)、すなわち、この計算では
、1つの加算演算を追加することになる。経路毎にフィルタ幅を拡張するための
、他の加算演算を必要としていない。
さらに、1次元水平ボックス・フィルタのフィルタ幅と1次元垂直ボックス・
フィルタのフィルタ幅とが同一である必要はない。異なるフィルタ幅の水平及び
垂直ボックス・フィルタを用い、また、マット・イメージを最初に処理するとき
と次にマット・イメージを処理するときとで異なるフィルタ幅のボックス・フィ
ルタを用いることにより、異なるフィルタ効果を得ることが可能である。
さらにまた、実施例においては処理時間が低減されていることから、該実施例
をリアル・タイム・アプリケーションに適用可能である。したがって、前景イメ
ージと背景イメージとはリアル・タイムで融合される。
本発明の幾つかの実施例について説明したが、以上の説明は例示的なものであ
ってそれらに限定されるものではなく、単に例を挙げただけであることは、当業
者には明らかであろう。多数の変更及び他の実施例が、当該技術の通常の技術の
1つの範囲に含まれ、請求の範囲によって規定される範囲及びその均等の範囲に
含まれるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AU,CA,CN,D
E,GB,JP
(72)発明者 チョウ,チア−シェン
アメリカ合衆国マサチューセッツ州02140,
ケンブリッジ,マサチューセッツ・アベニ
ュー 2353,アパートメント・ナンバー61
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.オリジナル・マット・イメージを使用して第1及び第2のイメージをコンポ ジット・イメージ中にフェザリング処理する方法において、 オリジナル・マット・イメージの少なくとも一部分を水平方向及び垂直方向に ボックス・フィルタリングして、中間マット・イメージを生成するステップと、 中間マット・イメージを水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリングし て、処理済マット・イメージを生成するステップと、 処理済マット・イメージにエッジ・バイアス関数を適用するステップと、 エッジ・バイアス関数により修正されたボックス・フィルタリング済マット・ イメージに応じて、第1及び第2のイメージを含むコンポジット・イメージを生 成するステップと からなることを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、エッジ・バイアス関数を適用するステップは 、 エッジ・バイアスの所望方向を選択するステップと、 選択された所望方向に応じて、エッジ・バイアス値を生成するステップと からなることを特徴とする方法。 3.請求項2記載の方法において、所望方向は、フェザリング・イン、フェザリ ング・アウト、及び、同一フェザリングの少なくとも1つを含んでいることを特 徴とする方法。 4.請求項2記載の方法において、エッジ・バイアス関数は、フェザリング処理 済マット・イメージにおけるコントラスト及び輝度を変更することを特徴とする 方法。 5.請求項1記載の方法において、各マット・イメージは複数のピクセルを含み 、ボックス・フィルタリングの少なくとも1つのステップはテール・キャンセル するステップであり、テール・キャンセルされたマット・イメージのピクセルの 値は減算演算によって得られることを特徴とする方法。 6.請求項1記載の方法において、オリジナル・マット・イメージをボックス・ フィルタリングするステップは、第1の方向にバイアスされた偶数フィルタ幅を 有する第1のボックス・フィルタによってオリジナル・マット・イメージを処理 するステップを含み、中間マット・イメージをボックス・フィルタリングするス テップは、第1の方向と反対の第2の方向にバイアスされた偶数フィルタ幅を有 する第2のボックス・フィルタによって中間マット・イメージを処理するステッ プを含んでいることを特徴とする方法。 7.請求項1記載の方法において、ボックス・フィルタリングする少なくとも1 つのステップは、一次元ボックス・フィルタによりマット・イメージを処理する ステップを含んでいることを特徴とする方法。 8.請求項1記載の方法において、各マット・イメージは複数のピクセルを含み 、該方法は更に、 ボックス・フィルタのフィルタ幅を増大して、ボックス・フィルタがマット・ イメージの行ピクセルの最初のピクセルの値を計算するときに、別の加算演算を 実行し、マット・イメージの行のその他のピクセルの値を計算するときに、加算 演算の数を保持する ことを特徴とする方法。 9.請求項1記載の方法において、ボックス・フィルタリングの少なくとも1つ のステップは、 第1の幅を有する一次元垂直ボックス・フィルタによって、マット・イメージ を処理するステップと、 第1の幅と異なる第2の幅を有する一次元水平ボックス・フィルタによって、 マット・イメージを処理するステップと からなることを特徴とする方法。 10.請求項1記載の方法において、ボックス・フィルタリングするステップと コンポジット・イメージを生成するステップはそれぞれ、リアル・タイムで実行 され、該方法は更に、 コンポジット・イメージをディスプレイにリアル・タイムで表示するステップ を含んでいることを特徴とする方法。 11.第1及び第2のイメージをコンポジット・イメージにフェザリング処理す る方法において、 汎用目的のコンピュータであって、 プログラムを記憶するメモリと、 該プログラムを実行する際にオリジナル・マット・イメージを受け取り、 オリジナル・マット・イメージの少なくとも一部分を水平方向及び垂直方向に ボックス・フィルタリングして中間マット・イメージを生成し、中間マット・ イメージの少なくとも1部分を水平方向及び垂直方向にボックス・フィルタリ ングして処理済マット・イメージを生成し、エッジ・バイアス関数を受け取り 、エッジ・バイアス関数を処理済マット・イメージに適用し、ボックス・フィ ルタリングされた処理済マット・イメージにエッジ・バイアス関数を適用した ものに基づいて、第1及び第2のイメージを含むコンポジット・イメージを生 成するプロセッサと からなるコンピュータ を備えていることを特徴とする装置。 12.請求項11記載の装置において、各マット・イメージは複数のピクセルを 含み、プロセッサは、マット・イメージをボックス・フィルタリングするときに 、マット・イメージをテール・キャンセル処理し、テール・キャンセルされたマ ット・イメージのピクセルの値は、減算演算により得られることを特徴とする装 置。 13.請求項11記載の装置において、オリジナル・マット・イメージをボック ス・フィルタリングするとき、プロセッサは、第1の方向にバイアスされた偶数 フィルタ幅を有する第1のボックス・フィルタによって、オリジナル・マット・ イメージを処理し、中間マット・イメージをボックス・フィルタリングするとき 、プロセッサは、第1の方向とは逆の第2の方向にバイアスされた偶数フィルタ 幅を有する第2のボックス・フィルタによって、中間マット・イメージを処理す ることを特徴とする装置。 14.請求項11記載の装置において、プロセッサは、一次元バックス・フィ ルタを用いて、マット・イメージの少なくとも1つをボックス・フィルタリング することを特徴とする装置。 15.請求項11記載の装置において、各マット・イメージは複数行のピクセル を含み、プロセッサは、プログラムを実行するとき、マット・イメージの1行の ピクセルの最初のピクセルの値を計算する際に追加の加算演算を行うことによっ てボックス・フィルタのフィルタ幅を増大し、マット・イメージの該行のピクセ ルの他のピクセルの値を計算する際に加算演算の数を保持することを特徴とする 装置。 16.請求項11記載の装置において、マット・イメージをボックス・フィルタ リングするとき、プロセッサは、第1の幅を有する一次元垂直ボックス・フィル タによってマット・イメージを処理し、第1の幅と異なる第2の幅を有する一次 元水平ボックス・フィルタによってマット・イメージを処理することを特徴とす る装置。 17.請求項11記載の装置において、プロセッサはリアル・タイムでプログラ ムを実行し、汎用目的のコンピュータはさらに、リアル・タイムでコンポジット ・イメージを表示するディスプレイ・デバイスを備えていることを特徴とする装 置。 18.マット・イメージを選択的にフェザリング処理するプロセスによって生成 されたコンポジット・イメージであって、 マット・イメージをフィルタリングしてフェザリング処理済マット・イメージ を生成し、 フェザリング処理済マット・イメージにエッジ・バイアス関数を適用し、 コンポジット・イメージを生成するために、選られた選択的にフェザリング処 理されたマット・イメージを用いた ことを特徴とするコンポジット・イメージ。 19.請求項18記載のコンポジット・イメージにおいて、エッジ・バイアス関 数はエッジ・バイアスの所望レベルに応じて生成され、エッジ・バイアスの所望 レベルはフェザリング・イン、フェザリング・アウト、及び、同一フェザリング の少なくとも1つを含んでいることを特徴とするコンポジット・イメー ジ。 20.請求項19記載のコンポジット・イメージにおいて、エッジ・バイアス関 数は、フェザリング処理済マット・イメージのコントラスト及び輝度を変更する ことを特徴とするコンポジット・イメージ。 21.オリジナル・マット・イメージを用いて、コンポジット・イメージをフェ ザリングする際に使用するためのマット・イメージを生成する方法において、 フィルタリング済マット・イメージを受け取るステップと、 該フィルタリング済マット・イメージにエッジ・バイアス関数を適用するステ ップと からなることを特徴とする方法。 22.請求項21記載の方法において、フィルタリング済マット・イメージは、 経路を水平方向にフィルタリングされ、経路を垂直方向にフィルタリングされ、 しかも、各経路は2回フィルタリングされることを特徴とする方法。 23.請求項21記載の方法において、エッジ・バイアス関数は、フィルタ済マ ット・イメージのフェザリング・イン、フェザリング・アウト、及び同一フェザ リングの少なくとも1つに対して提供されることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/832,871 US6137919A (en) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | Apparatus and methods for feathering a composite image |
US09/018,061 US6269195B1 (en) | 1997-04-04 | 1998-02-03 | Apparatus and methods for selectively feathering a composite image |
US08/832,871 | 1998-02-03 | ||
US09/018,061 | 1998-02-03 | ||
PCT/US1998/006258 WO1998046013A1 (en) | 1997-04-04 | 1998-03-30 | Apparatus and methods for selectively feathering the matte image of a composite image |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001519064A true JP2001519064A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=26690690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54284598A Pending JP2001519064A (ja) | 1997-04-04 | 1998-03-30 | コンポジット・イメージ中のマット・イメージを選択的にフェザリング処理する装置及び方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6269195B1 (ja) |
EP (1) | EP0972403A1 (ja) |
JP (1) | JP2001519064A (ja) |
AU (1) | AU6788998A (ja) |
CA (1) | CA2285088A1 (ja) |
WO (1) | WO1998046013A1 (ja) |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6473132B1 (en) | 1999-09-09 | 2002-10-29 | Media 100 Inc. | Method and apparatus for effecting video transitions |
US6243143B1 (en) | 1999-09-21 | 2001-06-05 | Media 100 Inc. | Effecting video transitions between video streams |
US6362854B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-03-26 | Media 100 Inc. | Effecting video transitions between video streams with a border |
JP3584965B2 (ja) * | 1999-12-09 | 2004-11-04 | 日本電気株式会社 | 光ラインプロテクション方式 |
JP2002047694A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Komatsu Ltd | 建設機械の表示装置 |
US7460130B2 (en) * | 2000-09-26 | 2008-12-02 | Advantage 3D Llc | Method and system for generation, storage and distribution of omni-directional object views |
US6774919B2 (en) * | 2000-12-06 | 2004-08-10 | Microsoft Corporation | Interface and related methods for reducing source accesses in a development system |
US6983466B2 (en) * | 2000-12-06 | 2006-01-03 | Microsoft Corporation | Multimedia project processing systems and multimedia project processing matrix systems |
US6834390B2 (en) | 2000-12-06 | 2004-12-21 | Microsoft Corporation | System and related interfaces supporting the processing of media content |
US6961943B2 (en) | 2000-12-06 | 2005-11-01 | Microsoft Corporation | Multimedia processing system parsing multimedia content from a single source to minimize instances of source files |
US7114162B2 (en) | 2000-12-06 | 2006-09-26 | Microsoft Corporation | System and methods for generating and managing filter strings in a filter graph |
US6882891B2 (en) | 2000-12-06 | 2005-04-19 | Microsoft Corporation | Methods and systems for mixing digital audio signals |
US7114161B2 (en) * | 2000-12-06 | 2006-09-26 | Microsoft Corporation | System and related methods for reducing memory requirements of a media processing system |
US6768499B2 (en) | 2000-12-06 | 2004-07-27 | Microsoft Corporation | Methods and systems for processing media content |
US6954581B2 (en) * | 2000-12-06 | 2005-10-11 | Microsoft Corporation | Methods and systems for managing multiple inputs and methods and systems for processing media content |
US6959438B2 (en) | 2000-12-06 | 2005-10-25 | Microsoft Corporation | Interface and related methods for dynamically generating a filter graph in a development system |
US7447754B2 (en) | 2000-12-06 | 2008-11-04 | Microsoft Corporation | Methods and systems for processing multi-media editing projects |
US7287226B2 (en) * | 2000-12-06 | 2007-10-23 | Microsoft Corporation | Methods and systems for effecting video transitions represented by bitmaps |
US6912717B2 (en) | 2000-12-06 | 2005-06-28 | Microsoft Corporation | Methods and systems for implementing dynamic properties on objects that support only static properties |
US7103677B2 (en) * | 2000-12-06 | 2006-09-05 | Microsoft Corporation | Methods and systems for efficiently processing compressed and uncompressed media content |
JP2002300373A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Minolta Co Ltd | 画像処理方法、画像処理装置、記録媒体及びプログラム |
US6901173B2 (en) * | 2001-04-25 | 2005-05-31 | Lockheed Martin Corporation | Scene-based non-uniformity correction for detector arrays |
US6973218B2 (en) * | 2001-04-25 | 2005-12-06 | Lockheed Martin Corporation | Dynamic range compression |
US7103235B2 (en) * | 2001-04-25 | 2006-09-05 | Lockheed Martin Corporation | Extended range image processing for electro-optical systems |
US6925210B2 (en) * | 2001-07-09 | 2005-08-02 | Michael Herf | Method for blurring images in real-time |
US7466870B2 (en) * | 2003-01-16 | 2008-12-16 | Acoustic Technology Llc | Apparatus and method for creating effects in video |
US20040175218A1 (en) * | 2003-03-05 | 2004-09-09 | Katzer Lawrence John | Method and apparatus for printing on flat and non-flat objects |
US7336851B1 (en) * | 2003-08-07 | 2008-02-26 | Bentley Systems, Inc. | Interactive tool for removal of isolated objects on raster images |
US7636489B2 (en) * | 2004-04-16 | 2009-12-22 | Apple Inc. | Blur computation algorithm |
US20060092274A1 (en) * | 2004-11-04 | 2006-05-04 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | Image sensor annotation method and apparatus |
JP4631973B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2011-02-16 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム |
US7826683B2 (en) | 2006-10-13 | 2010-11-02 | Adobe Systems Incorporated | Directional feathering of image objects |
US20080212895A1 (en) * | 2007-01-09 | 2008-09-04 | Lockheed Martin Corporation | Image data processing techniques for highly undersampled images |
US8520972B2 (en) * | 2008-09-12 | 2013-08-27 | Adobe Systems Incorporated | Image decomposition |
US8340458B2 (en) | 2011-05-06 | 2012-12-25 | Siemens Medical Solutions Usa, Inc. | Systems and methods for processing image pixels in a nuclear medicine imaging system |
US9753682B2 (en) * | 2013-12-27 | 2017-09-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and computer-readable storage medium |
US10846895B2 (en) * | 2015-11-23 | 2020-11-24 | Anantha Pradeep | Image processing mechanism |
US10122969B1 (en) | 2017-12-07 | 2018-11-06 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Video capture systems and methods |
US10706556B2 (en) | 2018-05-09 | 2020-07-07 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Skeleton-based supplementation for foreground image segmentation |
Family Cites Families (44)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4492978A (en) | 1979-03-12 | 1985-01-08 | Westinghouse Electric Corp. | Transmission system for TV signals |
US4367465A (en) | 1980-04-04 | 1983-01-04 | Hewlett-Packard Company | Graphics light pen and method for raster scan CRT |
US4488245A (en) | 1982-04-06 | 1984-12-11 | Loge/Interpretation Systems Inc. | Method and means for color detection and modification |
US4835532A (en) * | 1982-07-30 | 1989-05-30 | Honeywell Inc. | Nonaliasing real-time spatial transform image processing system |
US4571632A (en) | 1983-08-26 | 1986-02-18 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Alternate line interpolation method and apparatus |
US4827344A (en) | 1985-02-28 | 1989-05-02 | Intel Corporation | Apparatus for inserting part of one video image into another video image |
US4698666A (en) | 1985-07-12 | 1987-10-06 | The Grass Valley Group, Inc. | Video key glow and border generator |
JPH0824336B2 (ja) | 1986-05-30 | 1996-03-06 | 株式会社東芝 | 画像情報処理装置 |
US4855934A (en) * | 1986-10-03 | 1989-08-08 | Evans & Sutherland Computer Corporation | System for texturing computer graphics images |
US5129013A (en) | 1987-10-13 | 1992-07-07 | At&T Bell Laboratories | Graphics image editor |
US4831447A (en) * | 1987-11-16 | 1989-05-16 | The Grass Valley Group, Inc. | Method and apparatus for anti-aliasing an image boundary during video special effects |
US5317678A (en) | 1989-03-15 | 1994-05-31 | Hitachi, Ltd. | Method for changing color of displayed images by use of color components |
US5218671A (en) | 1989-05-31 | 1993-06-08 | Computer Design, Inc. | Image color correction system and method |
KR920010811B1 (ko) | 1990-05-10 | 1992-12-17 | 주식회사 금성사 | 텔레비젼 수상기에서의 데이타 편집.기억 방법및 그 장치 |
US5022085A (en) * | 1990-05-29 | 1991-06-04 | Eastman Kodak Company | Neighborhood-based merging of image data |
JP2913797B2 (ja) | 1990-08-10 | 1999-06-28 | ソニー株式会社 | 画像拡縮処理方法 |
US5140416A (en) | 1990-09-18 | 1992-08-18 | Texas Instruments Incorporated | System and method for fusing video imagery from multiple sources in real time |
JP2956213B2 (ja) | 1990-11-30 | 1999-10-04 | ソニー株式会社 | 画像処理装置 |
US5347622A (en) * | 1991-04-12 | 1994-09-13 | Accom Inc. | Digital image compositing system and method |
US5146325A (en) | 1991-04-29 | 1992-09-08 | Rca Thomson Licensing Corporation | Video signal decompression apparatus for independently compressed even and odd field data |
US5185808A (en) | 1991-06-06 | 1993-02-09 | Eastman Kodak Company | Method for merging images |
FR2681967B1 (fr) | 1991-10-01 | 1994-11-25 | Electronics For Imaging Inc | Procede et appareil pour modifier les couleurs d'une image a l'aide d'un ordinateur. |
US5325449A (en) | 1992-05-15 | 1994-06-28 | David Sarnoff Research Center, Inc. | Method for fusing images and apparatus therefor |
US5297557A (en) | 1992-10-14 | 1994-03-29 | Del Mar Avionics | Stress test system with bidirectional filter |
US5450134A (en) | 1993-01-12 | 1995-09-12 | Visual Automation Systems, Inc. | Video facility management system for encoding and decoding video signals to facilitate identification of the video signals |
US5557334A (en) | 1993-01-12 | 1996-09-17 | Visual Automation Systems, Inc. | Apparatus for tracking the flow of video signals by incorporating patterns of machine readable signals which will appear at predetermined locations of a television picture |
US5491516A (en) | 1993-01-14 | 1996-02-13 | Rca Thomson Licensing Corporation | Field elimination apparatus for a video compression/decompression system |
GB2292284B (en) | 1993-04-15 | 1997-08-13 | Ultimatte Corp | Screen filtering boundary detection for image compositing |
US5703659A (en) | 1993-06-21 | 1997-12-30 | Nec Corporation | Method of reducing and magnifying picture size of a video composite signal |
US5444835A (en) | 1993-09-02 | 1995-08-22 | Apple Computer, Inc. | Apparatus and method for forming a composite image pixel through pixel blending |
US5659639A (en) | 1993-11-24 | 1997-08-19 | Xerox Corporation | Analyzing an image showing editing marks to obtain category of editing operation |
US5625421A (en) | 1994-01-14 | 1997-04-29 | Yves C. Faroudja | Suppression of sawtooth artifacts in an interlace-to-progressive converted signal |
US5630037A (en) | 1994-05-18 | 1997-05-13 | Schindler Imaging, Inc. | Method and apparatus for extracting and treating digital images for seamless compositing |
US5510843A (en) | 1994-09-30 | 1996-04-23 | Cirrus Logic, Inc. | Flicker reduction and size adjustment for video controller with interlaced video output |
JP2869006B2 (ja) | 1994-10-13 | 1999-03-10 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション | 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 |
JP2856386B2 (ja) | 1994-10-26 | 1999-02-10 | 松下電器産業株式会社 | 色彩調整装置及びその方法 |
US5581667A (en) * | 1994-12-23 | 1996-12-03 | Xerox Corporation | Electronic trapping system for digitized text and images |
GB2298101B (en) * | 1995-02-20 | 1999-04-28 | Sony Uk Ltd | Frequency separation of image data |
US5661525A (en) | 1995-03-27 | 1997-08-26 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for converting an interlaced video frame sequence into a progressively-scanned sequence |
US5703654A (en) | 1995-06-30 | 1997-12-30 | Nippon Steel Corporation | Video signal encoder |
US5532751A (en) | 1995-07-31 | 1996-07-02 | Lui; Sam | Edge-based interlaced to progressive video conversion system |
IL114839A0 (en) | 1995-08-04 | 1997-02-18 | Spiegel Ehud | Apparatus and method for object tracking |
US5875267A (en) * | 1995-08-21 | 1999-02-23 | Integrated Device Technology, Inc. | Fast digital image sharpening method and structure |
US5633687A (en) | 1995-10-23 | 1997-05-27 | C-Cube Microsystems | Method and system for providing an interlaced image on an display |
-
1998
- 1998-02-03 US US09/018,061 patent/US6269195B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-03-30 WO PCT/US1998/006258 patent/WO1998046013A1/en not_active Application Discontinuation
- 1998-03-30 AU AU67889/98A patent/AU6788998A/en not_active Abandoned
- 1998-03-30 EP EP98913302A patent/EP0972403A1/en not_active Withdrawn
- 1998-03-30 CA CA002285088A patent/CA2285088A1/en not_active Abandoned
- 1998-03-30 JP JP54284598A patent/JP2001519064A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU6788998A (en) | 1998-10-30 |
WO1998046013A1 (en) | 1998-10-15 |
EP0972403A1 (en) | 2000-01-19 |
CA2285088A1 (en) | 1998-10-15 |
US6269195B1 (en) | 2001-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001519064A (ja) | コンポジット・イメージ中のマット・イメージを選択的にフェザリング処理する装置及び方法 | |
JP3830555B2 (ja) | 原映像を修正する方法及び装置 | |
US7084875B2 (en) | Processing scene objects | |
US6417853B1 (en) | Region based moving image editing system and method | |
US7532222B2 (en) | Anti-aliasing content using opacity blending | |
Wallace | Merging and transformation of raster images for cartoon animation | |
US7567260B2 (en) | Grouping layers in composited image manipulation | |
US20020149600A1 (en) | Method of blending digital pictures | |
US7885454B1 (en) | Recursive filters on GPUs | |
Grundland et al. | Cross dissolve without cross fade: Preserving contrast, color and salience in image compositing | |
Mitsunaga et al. | Autokey: Human assisted key extraction | |
US5995115A (en) | Computer system process and user interface for providing intelligent scissors for image composition | |
US7460129B2 (en) | Manipulating text and graphic appearance | |
CN110580696A (zh) | 一种细节保持的多曝光图像快速融合方法 | |
Breslav et al. | Dynamic 2D patterns for shading 3D scenes | |
GB2312120A (en) | Producing a transition region surrounding an image | |
Ganbar | Nuke 101: professional compositing and visual effects | |
Akai et al. | A single backlit image enhancement method by image fusion with a weight map for improvement of dark area’s visibility | |
WO2022172449A1 (ja) | 学習装置、動画像生成装置、学習済モデルの生成方法、動画像生成方法及びプログラム | |
JPH07134769A (ja) | 画像合成におけるアンチエリアシング処理方法 | |
Tate et al. | Seg3d basic functionality | |
EP0532505A1 (en) | Video image creation | |
Moioli | Render, Compositing, and Video Editing | |
CA2012405A1 (en) | Method and apparatus for rapid resizing of displayed color images | |
CN114359462A (zh) | 一种贴图扩边方法以及装置 |